JP6746227B2 - 移動体のシートクッションパッド - Google Patents

移動体のシートクッションパッド Download PDF

Info

Publication number
JP6746227B2
JP6746227B2 JP2016231256A JP2016231256A JP6746227B2 JP 6746227 B2 JP6746227 B2 JP 6746227B2 JP 2016231256 A JP2016231256 A JP 2016231256A JP 2016231256 A JP2016231256 A JP 2016231256A JP 6746227 B2 JP6746227 B2 JP 6746227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat cushion
cushion pad
support
back surface
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016231256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018086931A (ja
Inventor
和雄 戎本
和雄 戎本
豊 梅田
豊 梅田
雅也 辰巳
雅也 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2016231256A priority Critical patent/JP6746227B2/ja
Publication of JP2018086931A publication Critical patent/JP2018086931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6746227B2 publication Critical patent/JP6746227B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両に例示される移動体のシートクッションパッドに関する。
図3は、特許文献1に記載の、従来の車両のシートの構成を模式的に示す図である。図に示すように、シート100は、シートバック140及びシートクッション150を主要な構成として備え、シートクッション150は、座面の左右両端に配設されたフレーム151、及びフレーム151に挟まれてなる空間内にて前後または左右に架け渡されて左右方向または前後方向に並んで配列された複数のS字バネ160上により、図示しないシートクッションパッドを下方から支持するようにしている。
図4は、図3のA−A断面図である。図に示すように、シートクッション150において、発泡ウレタン樹脂等のクッション材からなるシートクッションパッド152は、座席の左右側端においては、端部152aが、フレーム151上にネジ155により固定された傾斜板153を介して支持されている。傾斜板153は端部152aの表面形状に追従して下面に沿った形状を有する樹脂製の部材であって、端部152aとの接触面に更にフェルト156が貼付され、傾斜板153と端部152aとの接触における異音を軽減する。
従来のシート100は、以上の構成を備えたことにより、図中矢印及び破線により示すような、シートクッションパッド152が乗員の着座時の荷重により座面中央へ向かって落ち込む状態となることを軽減するようにしている。
特開2016−117406号公報(例えば図4、図5等を参照)
しかしながら、従来の技術による車両の客室構造には、以下のような課題があった。すなわち、シートクッションパッド152においては、端部152aがフレーム151及び傾斜板153により支持されることにより、着座時の反発力が増大してシートクッションパッド152全体の押し上げ量が大きくなって、着座位置が高くなって乗り心地が損なわれる恐れがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、座面の落ち込みを軽減するとともに乗り心地を向上させることが可能な車両のシートクッションパッドを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、移動体のシートクッションに収容されるとともに、裏面の前記移動体の幅方向両端が一対の第1の支持体のそれぞれに下方から支持され、前記裏面の中央が前記一対の第1の支持体の間に位置する、第2の支持体に下方から支持され、前記裏面の前記移動体の幅方向両端が前記第1の支持体との接触面に対応して前記第2の支持体に向かって下方に傾斜する斜面を形成するシートクッションパッドであって、前記斜面には、前記第1の支持体との接触面と前記第2の支持体との接触面との間に前記移動体の正面視にて湾曲又は屈曲した輪郭を有する起伏が形成されている、移動体のシートクッションパッドである。
更に、本発明は他の側面として、前記起伏は、前記移動体の正面視にて前記第2の支持体に隣接するともに表面に向かう凹みを含む略S字状の形状を有するものとしてもよい。
以上のような本発明は、座面の落ち込みを軽減するとともに乗り心地を向上させることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両のシートクッションパッドを含むシートクッションの構成の要部を示す断面図 本発明の他の実施の形態に係る車両のシートクッションパッドを含むシートクッションの構成の要部を示す断面図 従来の車両のシートの構成を示す斜視図 従来の車両のシートクッションの要部の構成を示す断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両のシートクッションパッドを含む、シートクッション1の要部の構成を示す斜視図であって、従来例の図4に相当する箇所を示す。ただし、図4に示す従来例と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図1に示すように、シートクッション1において、シートクッションパッド10は、従来例同様、発泡ウレタン樹脂等のクッション材を材料とし、乗員が着座する側の表面10aと、表面10aの裏側でありフレーム151等に面する裏面10bとに区画される。なお、裏面10bの表面には不織布等の伸縮性を有さないシート状、フィルム状の素材(図示省略)が貼り付けられており、表面10aに比して剛性が高められている。
次に、シートクッション1の左右側端においては、一対の端部10xが、フレーム151上にネジ155により固定された傾斜板153を介してフレーム151に支持されるとともに、一対の端部10xに挟まれる中央部分10yが、各端部10xの間に位置して配列された複数のS字バネ160により下方から支持される。
傾斜板153は端部152aの表面形状に追従して下面に沿った形状を有する樹脂製の部材であって、シートクッションパッド10の裏面10bに直接接する構成を有する。なお、傾斜板153とS字バネ160の間は、図中正面視(車長方向に沿った方向視)においてシートクッションパッド10の裏面10bが外部に露出している。
更に、シートクッションパッド10の裏面10bの、外部への露出部分においては、凹条Cが形成されている。凹条Cは正面視において車幅方向及び車長方向に沿って広がる略S字状の形状を有するとともに車長方向に沿って延在する凹みであって、車高方向下方に突出した湾曲面を有する凸列11xと、凸列11xに隣接して、車高方向上方に突出した湾曲面を有する凹列11yとを含む。
以上の構成において、シートクッションパッド10は本発明のシートクッションパッドに相当し、裏面10bは本発明の斜面に相当し、凹条Cは本発明の起伏に相当する。また、傾斜板153及びフレーム151は本発明の第1の支持体に相当し、S字バネ160は本発明の第2の支持体に相当する。
このような構成を有する本発明の実施の形態の車両のシートクッションパッド10は、裏面10bに凹条Cを形成したことを特徴とする。
すなわち、図1に示すように、シートクッションパッド10においては、シートクッションパッド10に乗員の着座時の荷重が加わった場合、図中一点鎖線に模式的により示すように、当該荷重は裏面10bにおいて凹条Cの横断面形状を変形させる。この際、裏面10bは表面10aに比して高い剛性を有することから、荷重はシートクッションパッド10の裏面10bの表面積(横断面形状における輪郭長)の膨張を抑制しつつ裏面10b側の輪郭形状を変形させる。その結果、端部10xは車長方向下方に撓みを生ずるよう変形する。
すなわち、本発明の実施の形態の車両のシートクッションパッド10は、凹条Cを形成したことにより、着座時の荷重を端部10xの変形に作用させ、表面10aへ向かう反発力を軽減させる。これにより、傾斜板153が端部10x座面中央へ向かって落ち込むことを軽減するとともに、シートクッションパッド10全体の押し上げ量を抑えて、着座位置を低く保って乗り心地を向上させることが可能となる。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、シートクッションパッド10の裏面10bの凹条Cの正面視の形状は、略S字状の形状を有するものとしたが、任意個数の凹列及び凸列の組合わせにより構成されていてもよいし、直線により構成されていてもよい。図2に示す構成例は、凹条Cは略V字状に屈曲した凸条12x及び凹溝12yからなるものとした。
要するに、本発明のシートクッションパッドの起伏は、正面視において、図1の、傾斜板153とS字バネ160との直線距離Lとして例示される第1の支持体と第2の支持体との対向距離よりも寸法の大きい起伏が形成されていればよく、当該起伏の具体的な形状によって限定されるものではない。
更に、上記の説明においては、本発明のシートクッションパッドとしてのシートクッションパッド10を収容するシートクッション1は、従来例同様の傾斜板153を有するものとしたが、本発明は、本発明のシートクッションパッドを含むシートクッションとして、傾斜板153において裏面10bとの接触面がシボ加工等その他粗面に加工された態様として実施してもよい。これにより、従来例のフェルト156と同様の、シートクッション10と傾斜板153との接触時に生ずる異音を軽減する効果を、より低コストに実現することが可能となる
更に、上記の説明においては、本発明の第1の支持体は、傾斜板153及びフレーム151により構成されるものとしたが、フレーム単体により実施するものとしてもよい。更に、本発明の第2の支持体は、S字バネ160により構成されるものとしたが、シートクッションを下方から支持できるのであれば、コイルバネ等任意の構成を有するものであってよい。
更に、上記の説明においては、本発明のシートクッションパッドは、自動車等の車両において実施されるものとして説明を行ったが、本発明は、シートクッションを含むシートを有するものであれば、二輪車、飛行機、船舶その他任意の移動体において実施するものとしてもよい。
以上のように、本発明は、移動体のシートクッションに収容されるとともに、裏面の前記移動体の幅方向両端が一対の第1の支持体のそれぞれに下方から支持され、前記裏面の中央が前記一対の第1の支持体の間に位置する、第2の支持体に下方から支持され、前記裏面の前記移動体の幅方向両端が前記第1の支持体との接触面に対応して前記第2の支持体に向かって下方に傾斜する斜面を形成するシートクッションパッドであって、前記斜面には、前記第1の支持体との接触面と前記第2の支持体との接触面との間に前記移動体の正面視にて湾曲又は屈曲した輪郭を有する起伏が形成されているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、座面の落ち込みを軽減するとともに乗り心地を向上させることが可能になるという効果を有し、例えば乗用車等の車両その他の移動体の適用において有用である。
1 シートクッション
10 シートクッションパッド
10a 表面
10b 裏面
10x 端部
10y 中央部分
11x 凸列
11y 凹列
12x 凸条
12y 凹溝
151 フレーム
153 傾斜板
155 ネジ
160 S字バネ

Claims (1)

  1. 移動体のシートクッションに収容されるとともに、裏面の前記移動体の幅方向両端が一対の第1の支持体のそれぞれに下方から支持され、前記裏面の中央が前記一対の第1の支持体の間に位置する、第2の支持体に下方から支持され、前記裏面の前記移動体の幅方向両端が前記第1の支持体との接触面に対応して前記第2の支持体に向かって下方に傾斜する斜面を形成するシートクッションパッドであって、
    前記斜面には、前記第1の支持体との接触面と前記第2の支持体との接触面との間に前記移動体の正面視にて湾曲又は屈曲した輪郭を有する起伏が形成されている、移動体のシートクッションパッド。
JP2016231256A 2016-11-29 2016-11-29 移動体のシートクッションパッド Active JP6746227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231256A JP6746227B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 移動体のシートクッションパッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231256A JP6746227B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 移動体のシートクッションパッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018086931A JP2018086931A (ja) 2018-06-07
JP6746227B2 true JP6746227B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=62494165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016231256A Active JP6746227B2 (ja) 2016-11-29 2016-11-29 移動体のシートクッションパッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6746227B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6013530B2 (ja) * 2014-08-28 2016-10-25 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
JP2016117406A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 ダイハツ工業株式会社 シートクッションパッドの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018086931A (ja) 2018-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6475278B2 (ja) 車両用シート
US20140077550A1 (en) Vehicle seat
JP5956592B2 (ja) 車両用シート
JP2016117406A (ja) シートクッションパッドの支持構造
JP5242088B2 (ja) 自動車用座席のクッション
US9254763B2 (en) Vehicle seat
JP6746227B2 (ja) 移動体のシートクッションパッド
JP2023103312A (ja) 乗物用シート
JP4398435B2 (ja) 鉄道車両用椅子
JP5796512B2 (ja) 車両用シート
JP2020059380A (ja) ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレスト
JP2012192761A (ja) 車両用シート
US10857908B2 (en) Side extension device for seat of vehicle
JP6522090B2 (ja) 車両用シート
JP7365251B2 (ja) 乗物用シート
JP5956594B2 (ja) 車両用シート
JP2024059000A (ja) 乗物用シート
JP2018127016A (ja) 乗物用シート
CN114475381B (zh) 交通工具用座椅
JP3212259U (ja) 組立式車載用ベッド
JP2019014448A (ja) シート振動低減装置
JP2018149886A (ja) 車両用シートのシートクッション構造
JP6254642B2 (ja) 車両用シート
JP2024118931A (ja) 車両用シートのシートクッション
JP6224172B2 (ja) シートクッション及び車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6746227

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250