JP2020059380A - ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレスト - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドレストの製造に掛かるコストの削減やヘッドレストの軽量化を図りながら、着席者の頭部を支持することのできるヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレストを提供することを目的とする。【解決手段】車両用シートに装着されるヘッドレストのヘッドレストステイは、ヘッドレストの幅方向に互いに間隔を空けて配置され、ヘッドレストの上下方向に延在する少なくとも4つの延在部を備える。【選択図】図3
Description
本開示は、ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレストに関する。
従来のヘッドレストには、例えば、特許文献1に示すように、ヘッドレストステイにプレートが設けられており、車両が追突した際に、このプレートによって車両用シートに着席している着席者の頭部を確実に支持することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1のようにヘッドレストステイにプレートが設けられると、プレートが設けられた分だけヘッドレストの製造に掛かるコストの増加や、ヘッドレストの重量化を招くといった問題点があった。
本発明は上述の課題に鑑みなされたものであり、ヘッドレストの製造に掛かるコストの削減やヘッドレストの軽量化を図りながら、着席者の頭部を支持することのできるヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレストを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るヘッドレストステイは、車両用シートに装着されるヘッドレストのヘッドレストステイであって、前記ヘッドレストの幅方向に互いに間隔を空けて配置され、前記ヘッドレストの上下方向に延在する少なくとも4つの延在部を備える。
上記(1)の構成によれば、車両の追突によって着席者の頭部が後方に向かうように揺らされても、ヘッドレストの幅方向に隣り合う2つの延在部によって着席者の頭部を支持することができる。よって、車両の追突時に着席者の頭部を支持するためのプレートが設けられる従来のヘッドレストステイと比較して、ヘッドレストの製造に掛かるコストの削減やヘッドレストの軽量化を図りながら、着席者の頭部を支持することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載のヘッドレストステイにおいて、前記少なくとも4つの延在部は、第1延在部と、前記幅方向において、前記第1延在部と互いに隣り合う第2延在部と、前記幅方向において、前記第1延在部との間に前記第2延在部を挟むように位置し、前記第2延在部と互いに隣り合う第3延在部と、前記幅方向において、前記第2延在部との間に前記第3延在部を挟むように位置し、前記第3延在部と互いに隣り合う第4延在部と、を含み、前記第1延在部の上端と前記第2延在部の上端とは第1接続部によって接続され、前記第2延在部の下端と前記第3延在部の下端とは第2接続部によって接続され、前記第3延在部の上端と前記第4延在部の上端とは第3接続部によって接続されている。
上記(2)の構成によれば、一本の棒状の部材を折り曲げることによって、車両の追突時に着席者の頭部を支持する機能を有するヘッドレストステイを容易に形成することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載のヘッドレストステイにおいて、前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記幅方向に視たときに、前記第2延在部の位置と前記第3延在部の位置とが互いに重なる位置にある。
少なくとも4つの延在部のそれぞれを幅方向に視たときに、第2延在部の位置と第3延在部の位置とが互いに重なる位置にないと、第2延在部と第3延在部とで着席者の頭部を支持する際に、着席の頭部を傾いた状態で支持することになる。これに対して、上記(3)の構成によれば、着席者の頭部を傾かせることなく支持することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)に記載のヘッドレストステイにおいて、前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記ヘッドレストの前後方向に視たときに、前記第2延在部と前記第3延在部とは互いに対して平行に前記上下方向に延在する。
上記(4)の構成によれば、第2延在部と第3延在部との間の間隔を上下方向に一定にすることができる。このため、着席者の頭部の上下方向の位置がどこであっても、第2延在部と第3延在部とで着席者の頭部を支持することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)〜(4)の何れか1つに記載の構成において、前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記ヘッドレストの前後方向に視たときに、前記ヘッドレストステイの幅方向の中心を通る中心線から前記第2延在部までの距離は、前記中心線から前記第3延在部までの距離と等しい。
車両の追突によって着席者の頭部が後方に向かうように揺らされた際に、着席者の頭部がヘッドレストと最初に接触する部分は、ヘッドレストの中心付近である場合が多い。上記(5)の構成によれば、中心線から第2延在部までの距離は中心線から第3延在部までの距離と等しいので、第2延在部と第3延在部とで着席者の頭部を確実に支持することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(2)〜(5)の何れか1つに記載の構成において、前記第2延在部及び前記第3延在部は、前記幅方向に視たときに、前記ヘッドレストの前後方向に対して垂直であるように前記上下方向に延在する。
上記(6)の構成によれば、前後方向における第2延在部の位置及び第3延在部の位置は一定の位置であるので、着席者の頭部の上下方向の位置がどこであっても、第2延在部と第3延在部とで着席者の頭部を支持することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(2)〜(6)の何れか1つに記載の構成において、前記第2延在部は、前記第1延在部より前記ヘッドレストの前後方向の前側に位置し、前記第3延在部は、前記第2延在部より前記前後方向の前側に位置する。
上記(7)の構成によれば、第2延在部と第3延在部とで着席者の頭部をより前側で支持するので、速やかに着席者の頭部を支持することができる。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係るヘッドレストは、上記(1)〜(7)の何れか1つに記載のヘッドレストステイと、前記ヘッドレストステイを覆うパッドと、を備える。
上記(8)の構成によれば、ヘッドレストは、上記(1)〜(7)の何れか1つに記載のヘッドレストステイを備えるので、ヘッドレストの製造に掛かるコストの削減やヘッドレストの軽量化を図りながら、着席者の頭部を支持することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、ヘッドレストの製造に掛かるコストの削減やヘッドレストの軽量化を図りながら、着席者の頭部を支持することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
また、以下における「幅方向」(図面に記載されているものも含む)とは、ヘッドレストの幅方向であって、このヘッドレストの幅方向は車両の幅方向と同じ方向である。また、以下における「上下方向」(図面に記載されているものも含む)とは、ヘッドレストの上下方向であって、このヘッドレストの上下方向は車両の上下方向と同じ方向である。また、以下における「前後方向」(図面に記載されているものも含む)とは、ヘッドレストの前後方向であって、このヘッドレストの前後方向は車両の前後方向と同じ方向である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るヘッドレストステイについて説明する。図1に示すように、第1実施形態に係る車両用シート100は、普通乗用車などの車両に設けられるシートであり、車両用シート100に着座する着席者50の臀部52等を支持するためのシートクッション100aと、着席者50の背部53を支持するためのシートバック100bと、を備える。シートバック100bの上端には、着席者50の頭部51を支持するためのヘッドレスト101が装着されている。
本発明の第1実施形態に係るヘッドレストステイについて説明する。図1に示すように、第1実施形態に係る車両用シート100は、普通乗用車などの車両に設けられるシートであり、車両用シート100に着座する着席者50の臀部52等を支持するためのシートクッション100aと、着席者50の背部53を支持するためのシートバック100bと、を備える。シートバック100bの上端には、着席者50の頭部51を支持するためのヘッドレスト101が装着されている。
図2に示すように、ヘッドレスト101は、ヘッドレストステイ1と、ヘッドレストステイ1を覆うパッド101aと、を備える。ヘッドレストステイ1は、例えば、金属製のパイプ材が折り曲げられることにより形成されるものであり、パッド101aに覆われている被覆領域3と、パッド101aの下端から下方に向かって突出し、シートバック100bの上端に形成される挿通孔100cに挿通可能な装着領域5と、を有する。
パッド101aは、例えば、発泡ウレタン等の合成樹脂材料から成る緩衝部材であり、着席者50の頭部51を後方から支える。尚、パッド101aの表面は、合成樹脂や皮等から成形される表皮部材で覆われている。また、パッド101aの上下方向における位置が調整可能であるように構成されてもよい。例えば、不図示のロックボタンを押下しながら、ヘッドレストステイ1を上方又は下方に移動させることで、パッド101aの上下方向における位置を調整してもよい。
図3を用いて、第1実施形態に係るヘッドレストステイ1を前後方向に視たときのヘッドレストステイ1の構成について説明する。図3に示すように、ヘッドレストステイ1は、幅方向に互いに間隔を空けて配置され、上下方向に延在する4つの延在部(第1延在部2A、第2延在部2B、第3延在部2C、第4延在部2D)を備える。
第2延在部2Bは、幅方向において、第1延在部2Aと互いに隣り合う。第3延在部2Cは、幅方向において、第1延在部2Aとの間に第2延在部2Bを挟むように位置し、第2延在部2Bと互いに隣り合う。第4延在部2Dは、幅方向において、第2延在部2Bとの間に第3延在部2Cを挟むように位置し、第3延在部2Cと互いに隣り合う。4つの延在部のうち、第1延在部2Aが幅方向の最も一方側(紙面左側)に位置し、第4延在部2Dは幅方向の最も他方側(紙面右側)に位置しており、第1延在部2A、第2延在部2B、第3延在部2C及び第4延在部2Dは幅方向の一方側(紙面左側)から他方側(紙面右側)に向かって順番に位置する。
また、ヘッドレストステイ1は、第1延在部2Aの上端2A1と第2延在部2Bの上端2B1とを接続する第1接続部である第1折り返し部6Aと、第2延在部2Bの下端2B2と第3延在部2Cの下端2C2とを接続する第2接続部である第2折り返し部6Bと、第3延在部2Cの上端2C1と第4延在部2Dの上端2D1とを接続する第3接続部である第3折り返し部6Cと、をさらに備える。第1折り返し部6A及び第3折り返し部6Cは上方に突出する円弧形状を有し、第2折り返し部6Bは下方に突出する円弧形状を有しているが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、第1折り返し部6A、第2折り返し部6B及び第3折り返し部6Cは直線形状を有していてもよい。
また、ヘッドレストステイ1は、第1延在部2Aの下端2A2からさらに下方に向かって延在し、少なくとも一部が挿通孔100cに装着可能な第1装着部7Aをさらに備えてもよい。この第1装着部7Aは第1延在部2Aより幅方向の一方側にずれて位置している。同様に、ヘッドレストステイ1は、第4延在部2Dの下端2D2からさらに下方に向かって延在し、少なくとも一部が挿通孔100cに挿通可能な第2装着部7Bをさらに備えてもよい。この第2装着部7Bは第4延在部2Dより幅方向の他方側にずれて位置している。
また、第2延在部2Bと第3延在部2Cとは互いに対して平行に上下方向に延在しており、4つの延在部のそれぞれが、互いに対して平行に上下方向に延在している。また、4つの延在部のそれぞれは、幅方向に対して垂直であるように上下方向に延在している。具体的には、幅方向における第1延在部2Aの上端2A1の位置と下端2A2の位置は同じ位置に、幅方向における第2延在部2Bの上端2B1の位置と下端2B2の位置は同じ位置に、幅方向における第3延在部2Cの上端2C1の位置と下端2C2の位置は同じ位置に、幅方向における第4延在部2Dの上端2D1の位置と下端2D2の位置は同じ位置になっている。
また、ヘッドレストステイ1の幅方向の中心を通る中心線O2から第2延在部2Bまでの距離D1は、中心線O2から第3延在部2Cまでの距離D2と等しい。つまり、第2延在部2Bと第3延在部2Cとによって形成される隙間がヘッドレストステイ1の中心付近に位置するように構成されている。尚、ヘッドレスト101は、ヘッドレストステイ1の中心線O2が車両用シート100の中心線O1と一致するように、シートバック100bに装着される。
次に、図4を用いて、第1実施形態に係るヘッドレストステイ1を幅方向に視たときのヘッドレストステイ1の構成について説明する。図4に示すように、前後方向における第1延在部2Aの位置、第2延在部2Bの位置、第3延在部2Cの位置、及び第4延在部2Dの位置が互いに重なる位置にある。尚、第1装着部7A及び第2装着部7Bの両方が4つの延在部より後側に位置するように構成されている。
また、第1延在部2A、第2延在部2B、第3延在部2C、及び第4延在部2Dは前後方向に対して垂直であるように上下方向に延在する。言い換えると、前後方向における第1延在部2Aの上端2A1の位置と下端2A2の位置は同じ位置に、前後方向における第2延在部2Bの上端2B1の位置と下端2B2の位置は同じ位置に、前後方向における第3延在部2Cの上端2C1の位置と下端2C2の位置は同じ位置に、前後方向における第4延在部2Dの上端2D1の位置と下端2D2の位置は同じ位置になっている。
次に、図5を用いて、本発明の第1実施形態に係るヘッドレストステイ1の機能について説明する。4つの延在部は、上述したように、パッド101a内を幅方向に互いに間隔を空けて配置(図3参照)され、前後方向における位置が互いに重なる位置(図4参照)である。このため、車両の追突によって着席者50の頭部51が後方に向かうように揺らされても、例えば、図5に示すように、パッド101aを介して第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持することができる。よって、車両の追突時に着席者50の頭部51を支持するためのプレートが設けられる従来のヘッドレストステイと比較して、ヘッドレスト101の製造に掛かるコストの削減やヘッドレスト101の軽量化を図りながら、着席者50の頭部51を支持することができる。
尚、第2延在部2Bと第3延在部2Cとの間に形成される隙間の幅方向の長さは、着席者50の頭部51の幅方向の長さより短く、例えば、20mm以下にするとよい。また、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持する場合を例にして、本発明の第1実施形態に係るヘッドレストステイ1の機能について説明しているが、着席者50の頭部51の位置が幅方向にずれている場合に追突されたときには、第1延在部2Aと第2延在部2Bとで着席者50の頭部51を支持することもできるし、第3延在部2Cと第4延在部2Dとで着席者50の頭部51を支持することもできる。このため、第1延在部2Aと第2延在部2Bとの間に形成される隙間の幅方向の長さ、及び、第3延在部2Cと第4延在部2Dとの間に形成される隙間の幅方向の長さも、第2延在部2Bと第3延在部2Cとの間に形成される隙間の幅方向の長さと同じ範囲内にすることが好ましい。
また、ヘッドレストステイ1は、幅方向の一方側から他方側に向かって順番に、第1延在部2A、第2延在部2B、第3延在部2C及び第4延在部2Dを備え、第1折り返し部6Aによって第1延在部2Aと第2延在部2Bが接続され、第2折り返し部6Bによって第2延在部2Bと第3延在部2Cが接続され、第3折り返し部6Cによって第3延在部2Cと第4延在部2Dが接続される(図3参照)ので、一本のパイプ材を折り曲げて形成することができる。このため、車両の追突時に着席者50の頭部51を支持する機能を有するヘッドレストステイ1を容易に形成することができる、すなわちヘッドレスト101の製造が容易になる。
図3に示す構成とは異なり、第2延在部2Bと第3延在部2Cとが平行に上下方向に延在していない場合、例えば第2延在部2Bと第3延在部2Cとの間の幅方向の長さが上方に向かうにつれて広がるような場合には、着席者50の頭部51が上方に位置するほど、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持するタイミングが遅くなる、あるいは支持できなくなる。しかしながら、図3に示した構成によれば、第2延在部2Bと第3延在部2Cとの間の幅方向の長さを一定にすることができる。このため、着席者50の頭部51の上下方向の位置がどこであっても、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持することができる。
車両の追突によって着席者50の頭部51が後方に向かうように揺らされた際に、着席者50の頭部51がヘッドレスト101と最初に接触する部分は、パッド101aの中心付近である場合が多い。図3に示した構成によれば、ヘッドレストステイ1は、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を確実に支持することができる。
図4に示す構成とは異なり、4つの延在部のそれぞれを幅方向に視たときに、第2延在部2Bの位置と第3延在部2Cの位置とが互いに重なる位置にないと、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持する際に、着席者50の頭部51を傾いた状態で支持することになる。これに対して、図4に示した構成によれば、着席者50の頭部51を傾かせることなく支持することができる。
また、図4に示した構成によれば、前後方向における第2延在部2Bの位置及び第3延在部2Cの位置が一定の位置であるので、着席者50の頭部51の上下方向の位置がどこであっても、第2延在部2Bと第3延在部2Cとで着席者50の頭部51を支持することができる。
尚、本発明は上述した構成に限定されるものではない。第1実施形態では、上下方向における第1延在部2Aの上端2A1の位置、第2延在部2Bの上端2B1の位置、第3延在部2Cの上端2C1の位置、第4延在部2Dの上端2D1の位置が同じ位置であるとともに、上下方向における第1延在部2Aの下端2A2の位置、第2延在部2Bの下端2B2の位置、第3延在部2Cの下端2C2の位置、第4延在部2Dの下端2D2の位置が同じ位置であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1延在部2Aの上端2A1の位置と第2延在部2Bの上端2B1の位置は、第3延在部の2Cの上端2C1の位置と第4延在部2Dの上端2D1の位置より上方であってもよいし、第1延在部2Aの下端2A2の位置と第2延在部2Bの下端2B2の位置は、第3延在部2Cの下端2C2の位置と第4延在部2Dの下端2D2の位置より上方であってもよい。
(第2実施形態)
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係るヘッドレストステイ1Aについて説明する。第2実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係るヘッドレストステイ1Aについて説明する。第2実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、第2延在部12Bは第1延在部2Aより前側に位置し、第3延在部12Cは第4延在部2Dより前側に位置する。つまり、第2実施形態に係るヘッドレストステイ1Aは、第2延在部12Bが第2延在部2Bより前側に位置し、第3延在部12Cが第3延在部2Cより前側に位置している点で第1実施形態に係るヘッドレストステイ1Aとは異なる。その他の構成は第1実施形態と同じである。
このような構成によれば、第2実施形態に係るヘッドレストステイ1Aは、第1実施形態に係るヘッドレストステイ1と比較して、着席者50の頭部51をより前方で支持するので、速やかに着席者50の頭部51を支持することができる。
(第3実施形態)
次に、図7Aを用いて、本発明の第3実施形態に係るヘッドレストステイ1Bについて説明する。第3実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、図7Aを用いて、本発明の第3実施形態に係るヘッドレストステイ1Bについて説明する。第3実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7Aに示すように、第3実施形態では、ヘッドレストステイ1Bは、第1延在部2Aの下端2A2から第1延在部2Aと平行にさらに下方に向かって延在し、少なくとも一部が挿通孔100cに装着可能な第1装着部17Aをさらに備える。同様に、ヘッドレストステイ1Bは、第4延在部2Dの下端2D2から第4延在部2Dと平行にさらに下方に向かって延在し、少なくとも一部が挿通孔100cに挿通可能な第2装着部17Bをさらに備える。その他の構成は第1実施形態と同じである。
このような構成によれば、第3実施形態に係るヘッドレストステイ1Bは、第1実施形態に係るヘッドレストステイ1と比較して、パイプ材を折り曲げて加工する回数を減らすことができ、ヘッドレスト101の製造に掛かるコストを削減することができる。
(第4実施形態)
次に、図7Bを用いて、本発明の第4実施形態に係るヘッドレストステイ1Cについて説明する。第4実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、図7Bを用いて、本発明の第4実施形態に係るヘッドレストステイ1Cについて説明する。第4実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7Bに示すように、第4実施形態では、ヘッドレストステイ1Cは、第1延在部22Aと、幅方向において、第1延在部22Aと互いに隣り合う第2延在部22Bと、幅方向において、第1延在部22Aとの間に第2延在部22Bを挟むように位置し、第2延在部22Bと互いに隣り合う第3延在部22Cと、幅方向において、第2延在部22Bとの間に第3延在部22Cを挟むように位置し、第3延在部22Cと互いに隣り合う第4延在部22Dと、幅方向において、第3延在部22Cとの間に第4延在部22Dを挟むように位置し、第4延在部22Dと互いに隣り合う第5延在部22Eと、幅方向において、第4延在部22Dとの間に第5延在部22Eを挟むように位置し、第5延在部22Eと互いに隣り合う第6延在部22Fと、を備える。その他の構成は第1実施形態と同じである。
このような構成によれば、第4実施形態に係るヘッドレストステイ1Cは、第1実施形態に係るヘッドレストステイ1Cと比較して、着席者50の頭部51を支持可能な延在部の組み合わせが増加し、着席者50の頭部51を支持可能な範囲(特に幅方向)を拡大することができる。尚、ヘッドレストステイ1は、6つ以上の延在部を備えるように構成されてもよい。
また、第1〜第4実施形態では、パイプ材を折り曲げることによって、ヘッドレストステイ1はヘッドレスト101の幅方向に互いに間隔を空けて配置され、ヘッドレスト101の上下方向に延在する少なくとも4つの延在部を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上、本発明の第1〜第4実施形態に係るヘッドレストステイ及びヘッドレストについて説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
1 ヘッドレストステイ
2A 第1延在部
2B 第2延在部
2C 第3延在部
2D 第4延在部
3 被覆領域
5 装着領域
6A 第1折り返し部(第1接続部)
6B 第2折り返し部(第2接続部)
6C 第3折り返し部(第3接続部)
7A 第1装着部
7B 第2装着部
12B 第2延在部
12C 第3延在部
22A 第1延在部
22B 第2延在部
22C 第3延在部
22D 第4延在部
22E 第5延在部
22F 第6延在部
50 着席者
51 頭部
100 車両用シート
100a シートクッション
100b シートバック
100c 挿通孔
101 ヘッドレスト
101a パッド
O1 車両用シートの中心線
O2 ヘッドレストステイの中心線
2A 第1延在部
2B 第2延在部
2C 第3延在部
2D 第4延在部
3 被覆領域
5 装着領域
6A 第1折り返し部(第1接続部)
6B 第2折り返し部(第2接続部)
6C 第3折り返し部(第3接続部)
7A 第1装着部
7B 第2装着部
12B 第2延在部
12C 第3延在部
22A 第1延在部
22B 第2延在部
22C 第3延在部
22D 第4延在部
22E 第5延在部
22F 第6延在部
50 着席者
51 頭部
100 車両用シート
100a シートクッション
100b シートバック
100c 挿通孔
101 ヘッドレスト
101a パッド
O1 車両用シートの中心線
O2 ヘッドレストステイの中心線
Claims (8)
- 車両用シートに装着されるヘッドレストのヘッドレストステイであって、
前記ヘッドレストの幅方向に互いに間隔を空けて配置され、前記ヘッドレストの上下方向に延在する少なくとも4つの延在部を備えるヘッドレストステイ。 - 前記少なくとも4つの延在部は、
第1延在部と、
前記幅方向において、前記第1延在部と互いに隣り合う第2延在部と、
前記幅方向において、前記第1延在部との間に前記第2延在部を挟むように位置し、前記第2延在部と互いに隣り合う第3延在部と、
前記幅方向において、前記第2延在部との間に前記第3延在部を挟むように位置し、前記第3延在部と互いに隣り合う第4延在部と、
を含み、
前記第1延在部の上端と前記第2延在部の上端とは第1接続部によって接続され、前記第2延在部の下端と前記第3延在部の下端とは第2接続部によって接続され、前記第3延在部の上端と前記第4延在部の上端とは第3接続部によって接続されている請求項1に記載のヘッドレストステイ。 - 前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記幅方向に視たときに、前記第2延在部の位置と前記第3延在部の位置とが互いに重なる位置にある請求項2に記載のヘッドレストステイ。
- 前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記ヘッドレストの前後方向に視たときに、前記第2延在部と前記第3延在部とは互いに対して平行に前記上下方向に延在する請求項2又は3に記載のヘッドレストステイ。
- 前記少なくとも4つの延在部のそれぞれを前記ヘッドレストの前後方向に視たときに、前記ヘッドレストステイの幅方向の中心を通る中心線から前記第2延在部までの距離は、前記中心線から前記第3延在部までの距離と等しい請求項2〜4の何れか一項に記載のヘッドレストステイ。
- 前記第2延在部及び前記第3延在部は、前記幅方向に視たときに、前記ヘッドレストの前後方向に対して垂直であるように前記上下方向に延在する請求項2〜5の何れか一項に記載のヘッドレストステイ。
- 前記第2延在部は、前記第1延在部より前記ヘッドレストの前後方向の前側に位置し、
前記第3延在部は、前記第2延在部より前記前後方向の前側に位置する請求項2〜6の何れか一項に記載のヘッドレストステイ。 - 請求項1〜7の何れか一項に記載のヘッドレストステイと、
前記ヘッドレストステイを覆うパッドと、を備えるヘッドレスト。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018191549A JP2020059380A (ja) | 2018-10-10 | 2018-10-10 | ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレスト |
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JP2018191549A JP2020059380A (ja) | 2018-10-10 | 2018-10-10 | ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレスト |
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JP2018191549A Pending JP2020059380A (ja) | 2018-10-10 | 2018-10-10 | ヘッドレストステイ及びこのヘッドレストステイを備えるヘッドレスト |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102333282B1 (ko) * | 2020-06-19 | 2021-12-01 | (주) 제이씨엠 | 헤드레스트 모듈 |
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-
2018
- 2018-10-10 JP JP2018191549A patent/JP2020059380A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102333282B1 (ko) * | 2020-06-19 | 2021-12-01 | (주) 제이씨엠 | 헤드레스트 모듈 |
KR20220027533A (ko) * | 2020-08-27 | 2022-03-08 | (주)디앤엠솔루션즈 | 헤드레스트 모듈 |
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