JP2019182274A - 乗物用シート - Google Patents
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Description
上記の構成では、補強部が荷重受け部片の後面(すなわち、乗員の背からの荷重を受ける側とは反対の面)に設けられているので、補強部による補強効果を発揮させつつ、補強部がシートの乗り心地に影響を与えるのを抑えることが可能となる。
上記の構成では、補強部がシート上下方向における荷重受け部片の中央部に設けられているので、荷重受け部片の剛性をシート上下方向においてバランスよく向上させることが可能となる。
上記の構成では、荷重受け部片の後面中、溝状凹部が設けられている部分のうち、後方に最も隆起している部分に補強部が設けられている。このような構成であれば、荷重受け部片のうち、溝状凹部が設けられている部分が撓む際に、その撓み変形が補強部によって阻害されてしまうのを抑えることが可能となる。
上記の構成では、補強部と共に交差補強部が更に荷重受け部片に設けられている。これにより、荷重受け部片の剛性をより一層向上させることが可能となる。
上記の構成では、補強部の突出量が交差補強部の突出量よりも大きくなっているため、補強部による補強効果(すなわち、シート幅方向における剛性の強化)がより有効に発揮されるようになる。
上記の構成では、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部中、下部取り付け部が設けられた位置に補強部が差し掛かるように、補強部が配置されている。このような構成であれば、下部取り付け部による荷重受け部の支持性能が向上し、結果として、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
上記の構成では、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部中、上部取り付け部から外れた位置に補強部が設けられている。これにより、乗物が後面衝突したときに受圧部材が後方へ移動するように上部取り付け部が変形する(撓む)のを妨げずに、荷重受け部片の剛性を向上させることが可能となる。
上記の構成では、補強部の突出量が溝状凹部の深さよりも大きくなっているため、その分、補強部による補強効果をより有効に発揮させることが可能となる。
上記の構成では、シート幅方向における補強部の両端が、第二の荷重受け部片よりもシート幅方向外側に位置している。すなわち、シート幅方向における補強部の長さが第二の荷重受け部片の長さよりも長くなっている。これにより、補強部による補強効果が一段と有効に発揮されるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部が荷重受け部片の後面に設けられていることにより、補強部による補強効果を発揮させつつ、補強部がシートの乗り心地に影響を与えるのを抑えることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部片の剛性をシート上下方向においてバランスよく向上させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部片のうち、溝状凹部が設けられている部分が撓む際に、その撓み変形が補強部によって阻害されるのを抑えることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部と共に交差補強部が更に荷重受け部片に設けられていることで、荷重受け部片の剛性をより一層向上させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部の突出量が交差補強部の突出量よりも大きくなっている分、補強部による補強効果がより有効に発揮されるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部が有する下部取り付け部について、荷重受け部の支持性能が向上する結果、荷重受け部がシートバックフレームに適切に取り付けられるようになる。
また、本発明の乗物用シートによれば、乗物が後面衝突して受圧部材が後方へ移動する際に、荷重受け部をシートバックフレームに取り付けるための取り付け部が有する上部取り付け部が変形するのを妨げずに、荷重受け部片の剛性を向上させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部の突出量が溝状凹部の深さよりも大きくなっている分、補強部による補強効果をより有効に発揮させることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート幅方向における補強部の長さが第二の荷重受け部片の長さよりも長くなっている分、補強部による補強効果が一段と有効に発揮されるようになる。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用シートの構成について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれ得る。
以下、荷重受け部11及び取り付けワイヤ20の各々の構成について説明する。
荷重受け部11は、前述したように、樹脂製のプレートによって構成されている。本実施形態の荷重受け部11は、図3〜図5に示すように、上側部分(以下、上方受け部11U)と下側部分(以下、下方受け部11L)とに分かれている。下方受け部11Lは、図5に示すように正面視で矩形形状をなした部分であり、車両後突時には乗員の背のうち、主に腰部に相当する部位を支える。
なお、各補強リブについては、後に詳述することとする。
前側補強リブ16は、荷重受け部片12の前面に形成されており、図6に示すようにシート上下方向に沿って延出している。本実施形態において、前側補強リブ16は、荷重受け部11をなす樹脂プレート中、前側補強リブ16以外の部分と同一の材質からなり、前側補強リブ16以外の部分と一体化するように形成されている。つまり、前側補強リブ16は、荷重受け部11をなす樹脂プレートを成形する際に他の部分(前側補強リブ16以外の部分)と共に一体成形される。
取り付けワイヤ20は、荷重受け部11に組み付けられており、厳密には荷重受け部11内に一部がインサートされている。取り付けワイヤ20は、図2〜図5に示すように、上部取り付け部21と、下部取り付け部22と、上下方向延出部23と、を有する。
以下、前側補強リブ16とその周辺機器との位置関係について、図5〜図7を参照しながら説明する。
前側補強リブ16は、図5に示すように、シート幅方向において、取り付けワイヤ20の上部取り付け部21が設けられた位置から外れた位置に配置されている。具体的に説明すると、各荷重受け部片12に設けられた複数の前側補強リブ16の各々は、シート幅方向において上部取り付け部21よりも内側に位置している。
以下、後側補強リブ17とその周辺機器との位置関係について、図4及び図9を参照しながら説明する。
後側補強リブ17は、図4及び図9から分かるように、シート幅方向において、取り付けワイヤ20の上部取り付け部21が設けられた位置から外れた位置に配置されている。具体的に説明すると、各荷重受け部片12に形成された後側補強リブ17は、シート幅方向において左右一対の上部取り付け部21の間に位置している。
以下、交差補強リブ18とその周辺機器との位置関係について図9を参照しながら説明する。
交差補強リブ18は、図9に示すように、取り付けワイヤ20が備える左右一対の上下方向延出部23の各々の両脇位置に配置されている。すなわち、本実施形態では、シート幅方向において、それぞれの上下方向延出部23を挟む位置に交差補強リブ18が配置されている。なお、上下方向延出部23を挟み込む一対の交差補強リブ18のうち、シート幅方向内側に位置する交差補強リブ18は、図9に示すように、荷重受け部11の上端部から延出しており、その下端は、荷重受け部11の下方受け部11Lの中央部(シート上下方向における中央部)に達している。
2 サイドフレーム
3 上部フレーム
4 ロアメンバーフレーム
5 取り付けクリップ
10 受圧部材
11 荷重受け部
11U 上方受け部
11L 下方受け部
12 荷重受け部片
12a 第一の荷重受け部片
12b 第二の荷重受け部片
12r 隆起部
12t シート幅方向端部
12s 開口周縁に位置する面
12x 屈曲箇所
13 溝状凹部
14 連結部
15 貫通穴
16 前側補強リブ
16a 先端
17 後側補強リブ(補強部)
18 交差補強リブ(交差補強部)
19 連絡部
20 取り付けワイヤ(取り付け部)
21 上部取り付け部
22 下部取り付け部
23 上下方向延出部
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
Claims (10)
- 乗員の背を支えるシートバックを備える乗物用シートであって、
前記シートバック内には、乗員の背からの荷重を受けた状態で後方へ移動可能な受圧部材が備えられており、
該受圧部材は、乗員の背からの荷重を前面にて受ける荷重受け部を有し、
該荷重受け部は、
前記シートバックの上下方向における長さが前記乗物用シートの幅方向における長さよりも短くなるように形成された荷重受け部片と、
該荷重受け部片から前記荷重受け部の厚み方向に沿って突出しており、前記幅方向に沿って延出した補強部と、を備えていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記補強部は、前記荷重受け部片の後面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記補強部は、前記上下方向における前記荷重受け部片の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記荷重受け部片には、後方に凹むことで形成された溝状凹部が設けられており、
前記補強部は、前記荷重受け部片の後面中、前記溝状凹部が設けられている部分のうち、後方に最も隆起している部分に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記荷重受け部片には、前記補強部とは異なる位置に配置されており前記補強部とは交差する交差補強部が設けられ、
該交差補強部は、前記荷重受け部の厚み方向に突出し、前記上下方向に沿って延出していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記補強部の突出量は、前記交差補強部の突出量よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
- 前記シートバックは、シートバックフレームを備え、
前記受圧部材は、前記荷重受け部を前記シートバックフレームに取り付けるための取り付け部を有し、
該取り付け部は、前記シートバックフレームの下部に接続される下部取り付け部を備え、
前記補強部は、前記幅方向において、前記下部取り付け部が設けられた位置に差し掛かるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記シートバックは、シートバックフレームを備え、
前記受圧部材は、前記荷重受け部を前記シートバックフレームに取り付けるための取り付け部を有し、
該取り付け部は、前記シートバックフレームの上部に接続される上部取り付け部を備え、
前記補強部は、前記幅方向において、前記上部取り付け部が設けられた位置から外れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記補強部の突出量は、前記溝状凹部の深さよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
- 前記荷重受け部片は、前記上下方向において間隔をあけて複数設けられており、
複数の前記荷重受け部片は、第一の荷重受け部片と、前記幅方向において前記第一の荷重受け部片よりも短い第二の荷重受け部片と、を有し、
前記幅方向における前記補強部の両端の各々は、前記幅方向において前記第二の荷重受け部片よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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