JP6809365B2 - シート用スライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されたシート用スライド装置は、矩形波状に屈曲したロック部を可動側レールの長手方向と略直交する鉛直方向に変位させることにより、可動側レールが固定側レールに対してスライドすることを規制する規制状態と当該規制状態を解除する解除状態とを切り替える構成である。
ロック部は、当該ロック部を挟んで両側にそれぞれに設けられた一対の線状弾性変形部により支持されている。なお、特許文献1に係るロック部及び線状弾性変形部は、1本の線材に折り曲げ加工を施すことにより形成された一体成形品である。
ロック部を挟んで一方側に設けられた一対の線状弾性変形部(以下、第1弾性変形部ともいう。)の先端側は、解除部材に係止されている。ロック部を挟んで他方側に設けられた一対の線状弾性変形部(以下、第2弾性変形部ともいう。)の先端側は、可動側レールに係止されている。
解除部材は、第1弾性変形部及び第2弾性変形部の変形状態を切り替えための部材である。つまり、解除部材が乗員等によって直接的又は間接的に操作されると、ロック部が規制状態又は解除状態となる。
特開2015−67142号公報
特許文献1に係る可動側レールは、一対の側壁部及びそれら側壁部を繋ぐ蓋壁部を有してC字状又はコの字状の開放断面形状に形成されている。解除部材、ロック部、第1弾性変形部及び第2弾性変形部は、可動側レール内に収納されている。そして、解除部材は、少なくとも第1弾性変形部と蓋壁部との間に配設されている。
本願は、上記点に鑑み、解除部材が弾性変形部と蓋壁部との間に配設されているシート用スライド装置において、解除部材の組み付け性を向上可能なシート用スライド装置を提供する。
本願では、シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置において、固定側レール(3)と、固定側レール(3)に対してスライド可能、かつ、シートを支持するための可動側レール(5)であって、一対の側壁部(5A、5B)及びそれら側壁部(5A、5B)を繋ぐ蓋壁部(5C)を有する開放断面部(5D)が設けられた可動側レール(5)と、可動側レール(5)が固定側レール(3)に対してスライドすることを規制する規制位置と当該規制を解除する解除位置との間で変位可能なロック部(7A)と、ロック部(7A)を規制位置に支持する状態とロック部(7A)を解除位置に支持する状態との間で弾性変形可能な弾性変形部(7B)であって、可動側レール(5)内に収納された弾性変形部(7B)と、弾性変形部(7B)の変形状態を切り替えるための解除部材(9)であって、ロック部(7A)側から可動側レール(5)の長手方向一端側に延びるとともに、可動側レール(5)内のうち弾性変形部(7B)と蓋壁部(5C)との間に配設された解除部材(9)と、解除部材(9)のうちロック部(7A)側に位置する端部を挿入側端部としたとき、可動側レール(5)の長手方向一端側に設けられた規制部(56)であって、弾性変形部(7B)と蓋壁部(5C)との間に挿入側端部が挿入可能な空間を確保するための規制部(56)とを備える。
これにより、解除部材(9)の自動組付装置又は組付作業者(以下、作業者等という。)は、可動側レール(5)の長手方向一端側から解除部材(9)を当該可動側レール(5)内に容易に挿入組み付けできる。
すなわち、作業者等が解除部材(9)を可動側レール(5)内に挿入する際に、仮に、弾性変形部(7B)が蓋壁部(5C)に近接していると、当該弾性変形部(7B)が障害となって解除部材(9)を可動側レール(5)内に挿入できない。
しかし、本願では、弾性変形部(7B)と蓋壁部(5C)との距離が解除部材(9)の端部高さ寸法(T1)以下になることを規制する規制部(56)が可動側レール(5)の長手方向一端側に設けられている。
このため、解除部材(9)が可動側レール(5)に挿入される際に、弾性変形部(7B)が障害となることを抑制できる。したがって、解除部材(9)を可動側レール(5)内に容易に挿入でき得る。
なお、規制部(56)は、一対の側壁部(5A、5B)のうち少なくとも一方の側壁部(5A、5B)に設けられていることが望ましい。さらに、規制部(56)は、一対の側壁部(5A、5B)それぞれに設けられていることが望ましい。
規制部(56)は、一対の側壁部(5A、5B)のうち一方の側壁部(5A、5B)から他方の側壁部(5A、5B)側に突出した突出片により構成されており、規制部(56)をなす突出片は、高さ方向に対して傾いていることが望ましい。
弾性変形部(7B)は、可動側レール(5)の長手方向と略平行な方向に延びる弾性変形可能な線状部(73)、及び当該線状部(73)の延び方向先端に設けられて解除部材(9)に係止された係止部(74)を有しており、規制部(56)は、線状部(73)の延び方向先端側に接触可能な位置に設けられていることが望ましい。
解除部材(9)のうち係止部(74)が係止された部位を被係止部(9C)としたとき、解除部材(9)のうち弾性変形部(7B)側であってロック部(7A)側から被係止部(9C)に至る部位には、係止部(74)が滑り接触可能な摺接部(9J)が設けられている。これにより、解除部材(9)を可動側レール(5)内に容易に挿入でき得る。
規制部(56)は、線状部(73)に接触可能な位置に設けられていてもよい。可動側レール(5)の長手方向一端から突出した操作部(13)を備え、解除部材(9)と操作部(13)とは、閉断面形状を有する金属製の一体成形品であるとよい。
弾性変形部(7B)は、可動側レール(5)の長手方向と略平行な方向に延びる弾性変形可能な線状部(73)、及び当該線状部(73)の延び方向先端側から当該延び方向と略直交する方向に突出した係止部(74)を有し、解除部材(9)は、係止部(74)が係止されるとともに係止部(74)を挟んで延び方向両側から係止部(74)に接触可能な被係止部(9C)を有しており、さらに、係止部(74)と被係止部(9C)とが接触
する位置は、解除部材(9)の高さ方向一端と高さ方向他端との間の位置である。
これにより、可動側レール(5)、つまりシート用スライド装置の高さ寸法を小型にすることが可能となる。
なお、規制部(56)は、弾性変形部(7B)と蓋壁部(5C)との距離が解除部材(9)の端部高さ寸法(T1)以下になることを規制し、端部高さ寸法(T1)は、蓋壁部(5C)側から可動側レール(5)の開放側に向かう向きと略平行な方向を高さ方向としたとき、解除部材(9)のうちロック部(7A)側に位置する端部の高さ方向寸法である。
そして、端部高さ寸法(T1)は、解除部材(9)の高さ寸法のうち最小高さ寸法である。これにより、解除部材(9)を可動側レール(5)内に容易に挿入でき得る。
なお、規制部(56)が係止部(74)より可動側レール(5)の長手方向他端側にずれた位置に設けられていれば、組立作業者が弾性変形部(7B)を可動側レール(5)に組み付ける際に、係止部(74)が規制部(56)に干渉してしまうことを抑制できる。延いては、組立作業性を向上させることができる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係るシート用スライド装置1の取付状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシート用スライド装置1の分解斜視図である。 図9のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係るロックスプリング7の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート用スライド装置1の幅方向中央における鉛直断面図の一部を示す図である。 図5のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係る可動側レール5の一部(図2のA部)拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る固定側レール3の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る可動側レール5から蓋壁部5Cを除去した状態における図10のC矢視図である。 本発明の第1実施形態に係るロックスプリング7の変形状態及び解除部材9の作動を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る解除部材9の斜視図である。 図10のA部拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る係止溝9C及び第1係止部74等の拡大図である。 Aは本発明の第1実施形態に係る第2係止部76の水平方向矢視図である。Bは本発明の実施形態に係る第2係止部76の鉛直方向矢視図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の第2実施形態に係るシート用スライド装置1を示す図である。 図16のA−A断面図である。 図16のB−B断面における端面図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
本実施形態は、自動車の後部シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に本発明を適用したものである。図1に示すように、シートSの鉛直方向下端部にシート用スライド装置1が配設される。
1.シート用スライド装置の概要
シート用スライド装置1は、図2に示すように、固定側レール3、可動側レール5、ロックスプリング7及び解除部材9等を少なくとも備える。固定側レール3は、図1に示すように、長手方向が車両の前後方向(シートの前後方向)に一致するように、車両のフロアパネル等に固定される。
可動側レール5は、シートSが組み付けられて当該シートSを支持するとともに、固定側レール3に対してスライド可能に当該固定側レール3に組み付けられる。つまり、シートSは、可動側レール5と一体的に固定側レール3に対して車両前後方向にスライド可能である。
なお、本実施形態に係るシート用スライド装置1は、シートSの幅方向両側それぞれに配設される。つまり、一脚のシートSは、2つのシート用スライド装置1を介して車両に組み付けられる。シートSの幅方向とは、車両幅方向、つまり車両左右方向と一致する。
ロックスプリング7は、可動側レール5が固定側レール3に対してスライドすることを規制するための部材である。解除部材9は、ロックスプリング7による規制を解除するための部材である。なお、本実施形態に係る解除部材9は、乗員により直接的又は間接的に操作される
2.固定側レール及び可動側レールの概要
固定側レール3は、図3に示すように、C字状又はコの字状に構成された開放断面部3Dを有する。開放断面部3Dは、一対の側壁部3A、3B及びそれら側壁部3A、3Bを繋ぐ蓋壁部3C等を有して構成されている。一対の側壁部3A、3B及び蓋壁部3Cは、固定側レール3の長手方向に沿って帯状に延びている。
本実施形態に係る固定側レール3は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材である。このため、一対の側壁部3A、3B及び蓋壁部3C、つまり開放断面部3Dは、金属製の一体成形品である。
可動側レール5は、開放断面部5D及び一対の軌道部5F等を有する。開放断面部5Dは一対の側壁部5A、5B及びそれら側壁部5A、5Bを繋ぐ蓋壁部5Cを有してC字状又はコの字状に構成された部位である。なお、シートSは、可動側レール5の蓋壁部5Cに組み付けられる。
各軌道部5Fは、開放断面部5Dを挟んで幅方向(左右方向)両側に設けられた部位であって、複数の転動体11A〜11Dが転がり接触する部位である。なお、本実施形態に係る可動側レール5は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材である。
一対の側壁部5A、5B及び蓋壁部5C、並びに一対の軌道部5Fは、可動側レール5の長手方向に沿って延びている。そして、一対の側壁部5A、5B及び蓋壁部5Cと一対の軌道部5F、つまり開放断面部5と一対の軌道部5Fとは、金属製の一体成形品である。
以下、蓋壁部5C側から可動側レール5の開放側に向かう向きと略平行な方向を「高さ方向」という。「高さ方向」は、シート用スライド装置1が車両に組み付けられた状態で鉛直方向(上下方向)と一致する。
可動側レール5に作用する荷重は、複数の転動体11A〜11Dを介して固定側レール3で受ける。当該荷重は、シートSに作用する重力及び当該シートSに着座した乗員に作用する重力等である。
本実施形態に係る各転動体11A〜11Dは鋼球等の球体である。各転動体11A〜11Dは、固定側レール3及び可動側レール5(一対の軌道部5F)と転がり接触する。これにより、可動側レール5は、固定側レール3に対して幅方向(左右方向)に変位することが規制された状態で長手方向(前後方向)にスライド可能となる。
なお、各転動体11A〜11Dそれぞれは、図2に示すように、長手方向両端側それぞれに2つ配設されている。それら転動体11A〜11Dは、保持器11E〜11Hにより保持されている。
3.ロックスプリングの概要
本実施形態に係るロックスプリング7は、図4に示すように、ロック部7A、第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7C等を有して構成される。
ロック部7Aは、可動側レール5が固定側レール3に対してスライドすることを規制するための部位である。第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cは、ロック部7Aを変位可能に支持するための部位である。
<ロック部>
ロック部7Aは、図5及び図6に示すように、可動側レール5が固定側レール3に対してスライドすることを規制する規制位置と当該規制を解除する解除位置との間で変位可能である。
なお、本実施形態では、図5及び図6の実線は規制位置を示す。図5及び図6の二点鎖線は解除位置を示す。つまり、本実施形態に係るロック部7Aは高さ方向に変位可能であって、鉛直方向上方側に位置するときに規制位置となり、当該位置より鉛直方向下方側に位置するときに解除位置となる。
本実施形態に係るロック部7Aには、図4に示すように、複数の係合部71、72が設けられている。各係合部71、72は、線材がC字状又はコの字状に屈曲して矩形波状に形成された部位である。
複数の各係合部71は、図6に示すように、側壁部3A、5A側(本実施形態では、左側)に突出している。複数の各係合部72は側壁部3B、5B側(本実施形態では、右側)に突出している。
可動側レール5の側壁部5A、5B及び各軌道部5Fの長手方向中間部には、図7に示すように、複数の切り欠き部51、52が設けられている。なお、図6に示すように、複数の切り欠き部51は、一対の側壁部5A、5Bそれぞれに設けられている。複数の切り欠き部52は一対の軌道部5Fそれぞれに設けられている。
各切り欠き部51、52は、図7に示すように、係合部71、72を構成する線材が嵌り込み可能な貫通穴である。各切り欠き部51、52をなす貫通穴は、鉛直方向(高さ方向)に延びる長穴状である。
図6に示すように、係合部71、72が切り欠き部51に嵌り込んだ状態では、係合部71、72は切り欠き部52に嵌り込んだ状態となる。このため、係合部71、72は、隣り合う切り欠き部51間に形成された係合片53、及び隣り合う切り欠き部52間に形成された係合片54と係合する。
固定側レール3のうち可動側レール5の側壁部5A、5Bに対向する部位には、図3に示すように、対向壁3E、3Fが設けられている。対向壁3E、3Fは、図8に示すように、長手方向に沿って延びる帯板状の部位であって、開放断面部3Dと共にプレス成形された一体成形品である。
対向壁3E、3Fの長手方向中間部には、複数に切り欠き部31が設けられている。各切り欠き部31は、係合部71、72を構成する線材が嵌り込み可能な凹状の窪みである。それらの切り欠き部31をなす窪みは、鉛直方向(高さ方向)に延びるU字状の長穴状である。
そして、各係合部71、72が各切り欠き部3に嵌り込んだ状態では、隣り合う切り欠き部31間に形成された係合片32(図8参照)と係合部71、72とが係合可能な状態となる。
つまり、係合部71、72が係合片53、54、32と係合する位置が規制位置であり、係合部71、72が係合片53、54、32、つまり切り欠き部51、52、31から離間した位置が解除位置である。
<第1弾性変形部及び第2弾性変形部>
第1弾性変形部7Bは、図4に示すように、ロック部7Aに対して長手方向一端側(本実施形態では、車両前方側)に位置する。第2弾性変形部7Cは、ロック部7Aに対して長手方向他端側(本実施形態では、車両後方側)に位置する。
第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cは、図5に示すように、開放断面部5D内に収納されているとともに、ロック部7Aを規制位置に支持する状態とロック部7Aを解除位置に支持する状態との間で弾性変形可能である。
図4に示すように、第1弾性変形部7Bは線状部73及び係止部74を有する。線状部73は、可動側レール5の長手方向と略平行な方向に延びる弾性変形可能な部位である。なお、本実施形態に係る線状部73は、図9に示すように、第1線状部73A及び第2線状部73Bを有している。
第1線状部73Aは、解除部材9を挟んで幅方向一方側に設けられている。第2線状部73Bは、解除部材9を挟んで幅方向他方側に設けられている。以下、第1線状部73Aと第2線状部73Bとを総称する際には、線状部73と記す。
係止部74は、線状部73の延び方向先端側から当該延び方向と略直交する方向に突出した部位である。なお、本実施形態に係る係止部74は、第1線状部73Aに設けられた第1係止部74A、及び第2線状部73Bに設けられた第2係止部74Bを有して構成されている。
第1係止部74Aは、第1線状部73Aの先端部から第2線状部73B側に突出している。第2係止部74Bは、第2線状部73Bの先端部から第1線状部73A側に突出している。以下、第1係止部74A及び第2係止部74Bを総称する際には、第1係止部74と記す。
第1係止部74は、線状部73の先端側に塑性加工(曲げ加工)が施されて当該線状部73と一体成形品を構成している。なお、第1係止部74Aの先端と第2係止部74Bの先端とは、幅方向に離接変位可能である。
第2弾性変形部7Cは、図4に示すように、第1弾性変形部7Bとほぼ同様な構成である。すなわち、第2弾性変形部7Cは、一対の線状部75A、75B及び係止部76(以下、第2係止部76という。)等を有する。一対の線状部75A、75Bは、ロック部7Aから長手方向他端側(車両後方側)に向けて可動側レール5の長手方向と略平行な方向に延び弾性変形可能な部位である。
なお、線状部75Aは、幅方向一方側に配設され、第1線状部73Aの延び方向と略平行である。線状部75Bは、幅方向他方側に配設され、第2線状部73Bの延び方向と略平行である。
第2係止部76は、各線状部75A、75Bの延び方向先端側から当該延び方向と略直交する方向に突出した部位である。なお、本実施形態に係る第2係止部76は、線状部75Aの延び方向先端と線状部75Bの延び方向先端とを繋ぐように構成されている。
つまり、各線状部75A、75Bは、その延び方向先端側において第2係止部76を介して一体化されている。なお、本実施形態では、第1弾性変形部7B、ロック部7A及び第2弾性変形部7Cは、1本の線材に折り曲げ加工を施すことにより形成された一体成形品である。
4.解除部材の構造等
解除部材9は、図10に示すように、第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cの変形状態を切り替えるための部材である。以下、第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cを総称する際には、第1弾性変形部7B等と記す。
すなわち、解除部材9は、第1弾性変形部7B側から可動側レール5の長手方向一端側(本実施形態では、車両前方側)に延びるレバー状の部材であって、開放断面部5D内のうち第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの間に配設されている。
解除部材9の長手方向一端側には、図11に示すように、操作部13が設けられている。操作部13は、乗員により直接的又は間接的に操作されるハンドル部の一例であって、可動側レール5の長手方向一端(本実施形態では、前端)から突出した部位である。本実施形態では、操作部13と解除部材9とは、閉断面形状を有する金属製の一体成形品である。
解除部材9の長手方向他端側には押圧部9Aが設けられている。押圧部9Aは、蓋壁部5C側からロック部7Aに接触する。そして、押圧部9Aは、操作部13に操作力が入力されると、当該操作力を利用してロック部7Aを規制位置側から解除位置側に押圧する。
解除部材9のうち押圧部9Aと係止溝9Cとの中間位置には、図10に示すように、蓋壁部5C側に突出した凸状の支点部9Bが設けられている。支点部9Bは、蓋壁部5Cのうち第1弾性変形部7B側の部位にて当該蓋壁部5Cに接触することにより、解除部材9の揺動中心点を構成する。
つまり、解除部材9に操作力が入力されていない状態では(図10の実線で示す状態)、押圧部9Aは第1弾性変形部7B等から受ける弾性力により蓋壁部5C側、つまり鉛直方向上側に押圧されている。このため、解除部材9に操作力が入力されていない状態では、操作部13側は鉛直方向下側に位置する。
操作部13を鉛直方向上側に移動させる操作力が解除部材9に入力されると、支点部9Bを揺動中心として押圧部9Aが鉛直方向下側に変位する(図10の二点鎖線参照)。このため、ロック部7Aが鉛直方向下方側に変位して解除位置となる。そして、上記操作力が消失すると、第1弾性変形部7B等の復元力により、ロック部7Aが規制位置に復帰する。
図11に示す係止溝9Cは、第1係止部74が係止される被係止部の一例である。係止溝9Cは、線状部73の延び方向と略直交する方向に延びるとともに、蓋壁部5Cと反対側が開口した溝部である。つまり、本実施形態に係る係止溝9Cは、幅方向に延びるとともに、鉛直方向下側が開口した溝である。
係止溝9Cは、図12に示すように、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eを有して構成されている。第1被係止面9D及び第2被係止面9Eは、線状部73の延び方向において互いに対向して係止溝9Cの側壁部を構成する。
第1被係止面9Dは、延び方向一端側(本実施形態では、車両前方側)から第1係止部74に接触可能な面である。第2被係止面9Eは、延び方方向他端側(本実施形態では、車両後方側)から第1係止部74に接触可能な面である。
このため、第1係止部74A及び第2係止部74Bは、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに接触可能な部位に位置する。なお、第1係止部74Aの先端及び第2係止部74Bの先端それぞれは、係止溝9Cの延び方向中央に位置することが望ましい(図13参照)。
つまり、第1係止部74Aが第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと接触する長さ、並びに第2係止部74Bが第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと接触する長さが、共に係止溝9Cの延び方向長さの略1/2となることが望ましい。
なお、第1弾性変形部7Bの線状部73に対して拘束力が作用しない自由状態においては、第1係止部74Aの先端と第2係止部74Bの先端とは、互いに離間した状態となる。そこで、本実施形態では、一対の側壁部5A、5Bが第1係止部74の突出方向と略直交する壁面を構成する点を利用し、第1係止部74の位置を規制している。
すなわち、ロックスプリング7及び解除部材9が可動側レール5に組み付けられた状態においては、図13に示すように、一対の側壁部5A、5Bそれぞれと第1線状部73A及び第2線状部73Bとが接触する。このため、第1係止部74A及び第2係止部74Bが第1被係止面9D及び第2被係止面9Eから離間する方向に変位することを規制される。
本実施形態では、図12に示すように、解除部材9のうち係止溝9C部分の断面形状は閉断面形状である。このため、係止溝9Cの底部9F側、つまり第1被係止面9D及び第2被係止面9Eの鉛直方向上端側は、当該底部9Fにより閉塞された構成となっている。
解除部材9及び係止溝9C、つまり第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと解除部材9とは、金属製の一体成形品である。なお、本実施形態では、角筒状のパイプ材に塑性加工を施すことにより、上記一体成形品を成形している。
そして、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eそれぞれの高さ方向一端側(本実施形態では、下端側)には、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに対して傾斜した案内面9G、9Hが設けられている。
案内面9G、9Hは、高さ方向一端側(本実施形態では、下端側)に向かうほど、案内面9G、9H間の距離が拡大し、かつ、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに近づくほど案内面9G、9H間の距離が縮小するように傾斜している。
案内面9G、9Hは、係止溝9Cを形成する際の塑性加工時に、第1被係止面9D、第2被係止面9E及び底部9Fと共に成形された一体成形品である。そして、第1係止部74と第1被係止面9D及び第2被係止面9Eとが接触する位置は、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eの高さ方向一端と高さ方向他端との間の位置である。
つまり、第1係止部74は、係止溝9Cが設けられた部位において解除部材9の高さ方向一端(上端)と高さ方向他端(下端)との間に位置して第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと接触する。
このため、第1係止部74は、底部9Fと接触した状態で第1被係止面9Dと第2被係止面9Eとにより挟まれた状態となり、かつ、第1係止部74と第1被係止面9D及び第2被係止面9Eとが接触する位置は、案内面9G、9Hと底部9Fとの間に位置する。
図9に示すように、可動側レール5には、第1規制部5G及び第2規制部5Hが設けられている。第1規制部5G及び第2規制部5Hは、解除部材9が可動側レール5に対して第1係止部74の突出方向と略平行な方向、つまり幅方向に変位することを規制する規制部である。
第1規制部5G及び第2規制部5Hは、係止溝9Cとロック部7Aとの間に設けられている。本実施形態では、第1規制部5G及び第2規制部5Hに加えて、一対の側壁部5A、5Bのうち押圧部9Aと面する部位5J、5Kも上記の規制部として機能する。
なお、本実施形態に係る第1規制部5G及び第2規制部5Hは、一対の側壁部5A、5Bの一部を切り起こした切り起こし片により構成されている。切り起こし片は、以下の「切り起こし工程」を経て形成された部位である。
すなわち、先ず、プレス加工等により、側壁部5A、5Bの一部にU字状又はコの字状の貫通穴が形成される。次に、当該貫通穴により囲まれた部位が、プレス加工等により、略L字状に折り曲げられながら当該側壁部から曲げ起こされて切り起こし片となる。
5.第2弾性変形部の係止構造
第2弾性変形部7Cは、図5に示すように、可動側レール5に設けられた切り起こし片55に係止されている。切り起こし片55には、図14Aに示すように、被係止部55Aが設けられている。被係止部55Aは、第2係止部76が引っ掛けられて係止される突出片である。
切り起こし片55は、図14Bに示すように、各側壁部5A、5Bそれぞれに設けられている。各切り起こし片55は、各側壁部5A、5Bとの連結部55Bがそれらの先端部55Cより可動側レール5の長手方向他端側(本実施形態では、車両後方側)に位置するように切り起こされて略L字状に形成されている。
このため、各側壁部5A、5Bのうち連結部55Bから長手方向一端側(本実施形態では、車両前方側)に向かう所定の範囲には、図14Aに示すように、当該側壁部5A、5Bを貫通する貫通穴55Dが発生する。
各被係止部55Aは、各切り起こし片55の上端部55Eから可動側レール5の開放側(鉛直方向下方側)に向かう向きに窪んだU字状の窪み部である。そして、第2係止部76は、切り起こし片55の厚み方向(本実施形態では、幅方向)に各被係止部55Aを貫通している。
つまり、本実施形態では、各切り起こし片55は車両後方側から車両前方側に延びる突出片にて構成され、かつ、第2係止部76は、鉛直方向上端から各切り起こし片55に引っ掛けられて係止されている。
6.解除部材の可動側レールへの組付構造等
<組付構造>
解除部材9は、上述したように、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの間に配設されている。そして、可動側レール5の長手方向一端側(本実施形態では、車両前方側)には、図9に示すように、規制部56が設けられている。
規制部56は、図15に示すように、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの間に挿入側端部が挿入可能な空間を確保するための部位である。挿入側端部とは、解除部材9のうちロック部7A側に位置する端部をいう。
換言すれば、規制部56は、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの距離が解除部材9の端部高さ寸法T1以下になることを規制するための部位である。つまり、解除部材9が可動側レール5に組み付けられていない状態では、図15の二点鎖線で示すように、第1弾性変形部7Bが規制部56に接触する。このため、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの距離が小さくなることが規制される。
端部高さ寸法T1は、図11に示すように、解除部材9のうちロック部7A側に位置する端部の高さ方向寸法である。本実施形態に係る端部高さ寸法T1、つまり押圧部9Aの高さ寸法は、解除部材9のうち高さ寸法が最小となる部位の高さ寸法である。そして、解除部材9の高さ寸法は、押圧部9Aから支点部9Bに向かうほど大きくなっている。
本実施形態に係る規制部56は、図15に示すように、一対の側壁部5A、5Bそれぞれに設けられている。つまり、第1規制部56Aは側壁部5Aに設けられている。第2規制部56Bは側壁部5Bに設けられている。
そして、第1規制部56Aは側壁部5Aから側壁部5B側に突出する突出片により構成されている。第2規制部56Bは側壁部5Bから側壁部5A側に突出する突出片により構成されている。
第1規制部56A及び第2規制部56Bを構成する突出片は、高さ方向に対して傾いている。そして、第1規制部56A及び第2規制部56Bは、各側壁部5A、5Bから切り起こされた切り起こし片であり、かつ、その根元側56Cが先端56Dより鉛直方向上方側に位置する。
このため、第1規制部56A及び第2規制部56Bは、根元側56Cに近づくほど、各側壁部5A、5Bに近づくように高さ方向に対して傾斜している。以下、第1規制部56A及び第2規制部56Bを総称する際には、規制部56と記す。
規制部56は、図9に示すように、線状部73及び当該線状部73の延び方向先端側に接触可能な位置に設けられている。そして、解除部材9には、第1係止部74が滑り接触可能な摺接部9Jが設けられている。
摺接部9Jは、解除部材9のうち第1弾性変形部7B側の部位であって、ロック部7A側から係止溝9Cに至る部位に設けられている。具体的には、図11に示すように、押圧部9Aから係止溝9Cに至る下面のうち幅方向両端側の部位が摺接部9Jに相当する。
<組付方法>
解除部材9を可動側レール5に組み付ける作業においては、作業者等は、先ず、可動側レール5の蓋壁部5Cを鉛直方向下側に配置した状態で、ロックスプリング7を可動側レール5に組み付ける。
具体的には、作業者等は、ロック部7Aの係合部71、72を各切り欠き部51、52に嵌め込むとともに、第2弾性変形部7Cの第2係止部76を被係止部55Aに係止する。このとき、第1弾性変形部7Bは、線状部73の先端側及び線状部73が規制部56に接触した状態となる(図15参照)。
次に、作業者等は、ロックスプリング7と蓋壁部5Cとの隙間に解除部材9の押圧部9Aを挿入する。このとき、第1係止部74が摺接部9Jと滑り接触し、かつ、支点部9Bの頂部が蓋壁部5Cに滑り接触しながら、解除部材9がロック部7A側に挿入されていく。
そして、第1係止部74が係止溝9Cに嵌り込んだときに、解除部材9を挿入する作業が終了する。なお、第1係止部74が係止溝9Cに嵌り込むと、挿入に必要な力が急激に増大するので、作業者等は、第1係止部74が係止溝9Cに嵌り込んだことを容易に感知する。
7.本実施形態に係るシート用スライド装置の特徴
本実施形態では、図13に示すように、第1係止部74が第1被係止面9Dと第2被係止面9Eとにより挟まれた構成となる。このため、解除部材9を引き抜く向きの力、つまり引き抜き力が解除部材9に作用した場合であっても、第1係止部74と線状部73とのなす角が拡大するような曲げモーメントが第1係止部74に作用し難い構成となる。
したがって、本実施形態では、第1係止部74の根元部、つまり第1係止部74と線状部73との連結部で発生する曲げ応力で当該引き抜き力を受けるのではなく、当該根元部の断面で発生する剪断力にて当該引き抜き力を受け得る構成となる。延いては、係止力が大きく低下することを抑制可能なシート用スライド装置1を得ることができ得る。
解除部材9のうち係止溝9C部分の断面形状は閉断面形状であり、かつ、係止溝9Cと解除部材9とは金属製の一体成形品である。これにより、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eを容易に形成可能となるとともに、解除部材9の剛性を高めることができる。
第1係止部74A及び第2係止部74Bは、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに接触可能な位置に配設されている。これにより、第1係止部74A及び第2係止部74Bの先端が、係止溝9C内に位置する構成となるので、各係止部74A、74Bと各線状部73A、73Bとのなす角が拡大するような曲げモーメントが第1係止部74に作用し難い構成となる。
第1係止部74と第1被係止面9D及び第2被係止面9Eとが接触する位置は、図12に示すように、解除部材9の高さ方向一端と高さ方向他端との間の位置となっている。これにより、第1係止部74が解除部材9から高さ方向にずれた位置で解除部材9に係止された構成に比べて、可動側レール5、つまりシート用スライド装置1の高さ寸法を小型にすることが可能となる。
一対の側壁部5A、5Bが各線状部73に接触することにより、図13に示すように、第1係止部74が第1被係止面9D及び第2被係止面9Eから離間する方向に変位することが規制されている。これにより、第1係止部74と線状部73とのなす角が拡大するような曲げモーメントが第1係止部74に作用し難い構成を確実に保持可能となる。
第1規制部5G及び第2規制部5Hが、図9に示すように、第1被係止面9D又は第2被係止面9Eとロック部7Aとの間に設けられている。これにより、可動側レール5に対して解除部材9が第1係止部74の突出方向と略平行な方向に変位することを規制される。したがって、第1係止部74と線状部73とのなす角が拡大するような曲げモーメントが第1係止部74に作用し難い構成を確実に保持可能となる。
第1被係止面9D及び第2被係止面9Eそれぞれの高さ方向一端側(本実施形態では、下端側)に、図12に示すように、傾斜した案内面9G、9Hが設けられている。これにより、第1係止部74を容易に係止溝9Cに装着でき得る。
図15に示すように、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの距離が解除部材9の端部高さ寸法T1以下になることを規制する規制部56が設けられている。これにより、作業者等は、可動側レール5の長手方向一端側から解除部材9を当該可動側レール5内に容易に挿入組み付けできる。
すなわち、作業者等が解除部材9を可動側レール5内に挿入する際に、仮に、第1弾性変形部7Bが蓋壁部5Cに近接していると、当該第1弾性変形部7Bが障害となって解除部材9を可動側レール5内に挿入できない。
しかし、本実施形態では、第1弾性変形部7Bと蓋壁部5Cとの距離が解除部材9の端部高さ寸法T1以下になることを規制する規制部56が可動側レール5の長手方向一端側に設けられている。
このため、解除部材9が可動側レール5に挿入される際に、第1弾性変形部7Bが障害となることを抑制できる。したがって、解除部材9を可動側レール5内に容易に挿入でき得る。なお、作業者等とは、解除部材9の組み付け作業を行う自動組付装置又は組付作業者等をいう。
規制部56は、一対の側壁部5A、5Bのうち一方の側壁部5A、5Bから他方の側壁部5A、5B側に突出した突出片により構成されており、規制部56をなす突出片は、高さ方向に対して傾いている。
これにより、規制部56に接触した線状部73は、規制部56と各側壁部5A、5Bとで挟まれた状態となり得る。したがって、第1弾性変形部7Bが解除部材9の挿入を妨げることを確実に防止でき得る。
解除部材9のうち第1弾性変形部7B側であってロック部7A側から被係止部9Cに至る部位には、第1係止部74が滑り接触可能な摺接部9Jが設けられている。これにより、解除部材9を可動側レール5内に容易に挿入でき得る。
ところで、特許文献1において、第2係止部76に相当する部位が係止される切り起こし片は、側壁部と連結部が先端部より鉛直方向下方側、つまり固定側レール側に位置するように側壁部から切り起こされてL字状となっている。
そして、L字状の切り起こし片に沿って連結部から先端部に至る長さを「必要切起長さ」としたとき、切り起こし片が設けられた部位には、必然的に、「必要切起長さ」より大きな貫通穴(以下、切り起こし穴という。)が形成されてしまう。
このため、特許文献1に記載の発明では、可動側レールの鉛直方向寸法を「必要切起長さ」より小さくすることが難しい。すなわち、仮に、可動側レールの鉛直方向寸法を「必要切起長さ」より小さくすると、切り起こし穴が蓋壁部まで到達してしまう。
このため、可動側レールの断面二次モーメントが小さくなり、可動側レールの曲げ剛性が大きく低下するおそれがある。したがって、可動側レールの鉛直方向寸法を小さくすることが難しい。
これに対して、本実施形態では、切り起こし片55は、側壁部5A、5Bとの連結部55Bが先端部55Cより可動側レール5の長手方向他端側に位置するように形成されている。
そして、蓋壁部5C側から可動側レール5の開放側に向かう向きと略平行な方向が鉛直方向と一致するように、シート用スライド装置1が車両等に搭載されるので、「必要切起長さ」の方向が水平方向、つまり可動側レール5の長手方向に一致する。
したがって、切り起こし穴が蓋壁部5Cまで到達してしまうことを抑制できるので、可動側レール5の曲げ剛性が低下することを抑制しながら、可動側レール5の鉛直方向寸法を小型にすることが可能となる。
さらに、切り起こし片55は、側壁部5A、5Bとの連結部55Bが先端部55Cより可動側レール5の長手方向他端側に位置するようにして形成されているので、第2弾性変形部7Cを被係止部55Aに係止する際、及び第2弾性変形部7Cが弾性変形する際に、当該切り起こし片55が障害となってしまうことを抑制できる。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、仮想の水平面(以下、仮想面という。)に投影された規制部56と仮想面に投影された第1係止部74とが、可動側レール5の長手方向において、略一致する位置に設けられていた(図9参照)。
これに対して、本実施形態に係る規制部56は、第1係止部74より可動側レール5の長手方向他端側にずれた位置に設けられている。具体的には、本実施形態に係る規制部56は、第1係止部74よりシート後方側に設けられている(図16〜図18参照)。
以上により、本実施形態では、組立作業者が第1弾性変形部7B等を可動側レール5に組み付ける際に、第1係止部74が規制部56に干渉してしまうことを抑制できる。延いては、組立作業性を向上させることができる。
なお、第1規制部56A及び第2規制部56Bの切り起こし角θ(図18参照)は、上述の実施形態に係る第1規制部56A及び第2規制部56Bの切り起こし角より大きい。これは、解除部材9と規制部56との干渉を回避するためである。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る第1被係止面9D及び第2被係止面9Eは、解除部材9の幅方向一端から他端まで連続する壁面を構成していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eの幅方向中間部が切断された構成であってもよい。
つまり、第1係止部74が第1被係止面9Dと第2被係止面9Eとにより挟まれた構成(以下、挟持構成という。)となればよいので、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eの幅方向長さは、挟持構成を成立させるに十分な長さであればよい。なお、上記長さは、例えば、少なくとも第1係止部74の最外径寸法以上である。
上述の実施形態では、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eが解除部材9と共に一体成形品を構成していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、以下の構成(a)〜構成(c)等であってもよい。
(a)別部品として製造された第1被係止面9D及び第2被係止面9Eが溶接等の接合加工、又はネジ等の機械的締結具にて組み付け固定された構成
(b)解除部材9が可動側レール5と同様にC字状又はコの字状の開放断面形状に構成されている場合において、当該解除部材9の側壁を切り起こして第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと解除部材9とを一体成形品とした構成
(c)解除部材9が可動側レール5と同様にC字状又はコの字状の開放断面形状に構成されている場合において、当該解除部材9の側壁にバーリング加工等を施して第1被係止面9D及び第2被係止面9Eと解除部材9とを一体成形品とした構成
上述の実施形態では、解除部材9のうち係止溝9C部分の断面形状は閉断面形状であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、C字状又はコの字状の開放断面形状の解除部材9を採用してもよい。
上述の実施形態では、第1係止部74A及び第2係止部74Bは、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに接触可能な部位に位置し、かつ、第1係止部74Aの先端及び第2係止部74Bの先端それぞれは、係止溝9Cの延び方向中央に位置していた。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、線状部73を1本の部材で構成して、当該1本の線状部73に設けられた第1係止部74が、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに接触可能な構成であってもよい。
上述の実施形態に係る第1係止部74は、第1係止部74A及び第2係止部74Bを有して構成されていた。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第1係止部74A及び第2係止部74Bのうちいずれか一方のみとした構成、又は第2係止部76と同様な構成としてもよい。また、第2係止部76を第1係止部74と同様に2本の第2係止部76で構成してもよい。
上述の実施形態では、一対の側壁部5A、5Bが第1係止部74の突出方向と略直交する壁面を構成して第1係止部74の位置を規制していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1係止部74の位置を規制ための部位を別途設けてもよい。
上述の実施形態では、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eそれぞれの高さ方向一端側には、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eに対して傾斜した案内面9G、9Hが設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、案内面9G、9Hを廃止してもよい。
上述の実施形態では、第1係止部74と第1被係止面9D及び第2被係止面9Eとが接触する位置は、係止溝9Cが設けられた部位における解除部材9の上端と下端との間の位置であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、第1被係止面9D及び第2被係止面9Eの上端又は下端が解除部材9に対して高さ方向にずれた位置まで延出し、その延出した部位に第1係止部74が接触する構成であってもよい。
上述の実施形態では、可動側レール5に第1規制部5G及び第2規制部5Hが設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第1規制部5G及び第2規制部5Hを廃止してもよい。
上述の実施形態に係る各切り起こし片55は、各側壁部5A、5Bと連結部55Bがそれらの先端部55Cより可動側レール5の長手方向他端側に位置するように切り起こされ
て略L字状に形成されていた。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各側壁部5A、5Bと連結部55Bがそれらの先端部55Cより可動側レール5の長手方向一端側に位置するように切り起こされた構成であってもよい。
上述の実施形態では、切り起こし片55が各側壁部5A、5Bそれぞれに設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方の側壁部5A、5Bに設けられていれば十分である。
上述の実施形態に規制部56は、図15に示すように、一対の側壁部5A、5Bそれぞれに設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方の側壁部5A、5Bに規制部56が設けられた構成、又は規制部56を廃止した構成であってもよい。
上述の実施形態に係る規制部56は、線状部73及び当該線状部73の延び方向先端側に接触可能な位置に設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、線状部73及び当該線状部73の延び方向先端側のうちいずれか一方のみ接触可能な構成であってもよい。
上述の実施形態に係る各規制部56は、側壁部5A、5Bの一部が切り起こされた突出片に構成され、かつ、高さ方向に対して傾いていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各規制部56を別部材で構成し、可動側レール5に組み付けてもよい。
上述の実施形態では、ロック部7A側から係止溝9Cに至る部位に摺接部9Jが設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、摺接部9Jを廃止してもよい。
上述の実施形態に係るロックスプリング7は、第1弾性変形部7B、ロック部7A及び第2弾性変形部7Cは、1本の線材に折り曲げ加工を施すことにより形成された一体成形品であった。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1弾性変形部7B、ロック部7A及び第2弾性変形部7Cそれぞれを別部品として製造後、それら組み付けて一体化してもよい。また、第2弾性変形部7Cを廃止してもよい。
上述の実施形態に係るロックスプリング7を構成する線材は、円形断面形状であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、矩形断面形状の線材にてロックスプリング7を構成してもよい。
第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cは、線状の線状部73、75を有して構成された弾性変形部であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、帯板状の板バネにて第1弾性変形部7B及び第2弾性変形部7Cを構成してもよい。
上述の実施形態に係る解除部材9は、操作部13と一体成形された一体成形品であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、操作部13を解除部材9に対して取り外し可能な別部品とした構成、又は操作部13に替えてループハンドル等が解除部材9に装着可能な構成等であってもよい。
上述の実施形態に係る固定側レール3及び可動側レール5は金属製であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、樹脂等のその材料で構成されたものであってもよい。
上述の実施形態では、自動車の後部シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、自動車の前部シート、鉄道車両のシート、航空機用シート又は船舶用シート等の乗物用シート等にも適用可能である。
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… シート用スライド装置 3… 固定側レール 3D… 開放断面部
3A… 側壁部 3C… 蓋壁部 3B… 側壁部 3E… 対向壁
5… 可動側レール 5D… 開放断面部 5F… 軌道部
5A… 側壁部 5B… 側壁部 5C… 蓋壁部 5G… 第1規制部
5H… 第2規制部 7… ロックスプリング 7A… ロック部
7B… 第1弾性変形部 7C… 第2弾性変形部 9… 解除部材 9A… 押圧部
9B… 支点部 9C… 係止溝 9D… 第1被係止面 9E… 第2被係止面
9F… 底部 9G… 案内面 9J… 摺接部 13… 操作部
31… 切り欠き部 32… 係合片 51… 切り欠き部 52… 切り欠き部
53… 係合片 54… 係合片 55… 切り起こし片 55A… 被係止部
55B… 連結部 55C… 先端部 55D… 貫通穴 56… 規制部
56A… 第1規制部 56B… 第2規制部 71、72… 係合部
73… 線状部 74… 第1係止部 75… 線状部 76… 第2係止部

Claims (12)

  1. シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置において、
    固定側レールと、
    前記固定側レールに対してスライド可能、かつ、シートを支持するための可動側レールであって、一対の側壁部及びそれら側壁部を繋ぐ蓋壁部を有する開放断面部が設けられた可動側レールと、
    前記可動側レールが前記固定側レールに対してスライドすることを規制する規制位置と当該規制を解除する解除位置との間で変位可能なロック部と、
    前記ロック部を前記規制位置に支持する状態と前記ロック部を前記解除位置に支持する状態との間で弾性変形可能な弾性変形部であって、前記可動側レール内に収納された弾性変形部と、
    前記弾性変形部の変形状態を切り替えるための解除部材であって、前記ロック部側から前記可動側レールの長手方向一端側に延びるとともに、前記可動側レール内のうち前記弾性変形部と前記蓋壁部との間に配設された解除部材と、
    前記解除部材のうち前記ロック部側に位置する端部を挿入側端部としたとき、前記可動側レールの長手方向一端側に設けられた規制部であって、前記弾性変形部と前記蓋壁部との間に前記挿入側端部が挿入可能な空間を確保するための規制部と
    を備えシート用スライド装置。
  2. 前記規制部は、前記一対の側壁部のうち少なくとも一方の側壁部に設けられている請求項1に記載のシート用スライド装置。
  3. 前記規制部は、前記一対の側壁部それぞれに設けられている請求項1又は2に記載のシート用スライド装置。
  4. 前記規制部は、前記一対の側壁部のうち一方の側壁部から他方の側壁部側に突出した突出片により構成されており、
    前記蓋壁部側から前記可動側レールの開放側に向かう向きと略平行な方向を高さ方向としたとき、前記規制部をなす前記突出片は、高さ方向に対して傾いている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  5. 前記弾性変形部は、前記可動側レールの長手方向と略平行な方向に延びる弾性変形可能な線状部、及び当該線状部の延び方向先端に設けられて前記解除部材に係止された係止部を有しており、
    前記規制部は、前記線状部の延び方向先端側に接触可能な位置に設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  6. 前記解除部材のうち前記係止部が係止された部位を被係止部としたとき、
    前記解除部材のうち前記弾性変形部側であって前記ロック部側から前記被係止部に至る部位には、前記係止部が滑り接触可能な摺接部が設けられている請求項5に記載のシート用スライド装置。
  7. 前記規制部は、前記線状部に接触可能な位置に設けられている請求項5又は6に記載のシート用スライド装置。
  8. 前記可動側レールの長手方向一端から突出した操作部を備え、
    前記解除部材と前記操作部とは、閉断面形状を有する金属製の一体成形品である請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  9. 前記弾性変形部は、前記可動側レールの長手方向と略平行な方向に延びる弾性変形可能な線状部、及び当該線状部の延び方向先端側から当該延び方向と略直交する方向に突出した係止部を有し、
    前記解除部材は、前記係止部が係止されるとともに、前記係止部を挟んで前記延び方向両側から前記係止部に接触可能な被係止部を有しており、
    さらに、前記蓋壁部側から前記可動側レールの開放側に向かう向きと略平行な方向を高さ方向としたとき、前記係止部と前記被係止部とが接触する位置は、前記解除部材の高さ方向一端と高さ方向他端との間の位置である請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  10. 前記規制部は、前記弾性変形部と前記蓋壁部との距離が前記解除部材の端部高さ寸法以下になることを規制し、
    前記端部高さ寸法は、前記蓋壁部側から前記可動側レールの開放側に向かう向きと略平行な方向を高さ方向としたとき、前記解除部材のうち前記ロック部側に位置する端部の高さ方向寸法である請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
  11. 前記端部高さ寸法は、前記解除部材の高さ寸法のうち最小高さ寸法であること請求項10に記載のシート用スライド装置。
  12. 前記規制部は、前記係止部より前記可動側レールの長手方向他端側にずれた位置に設けられている請求項9に記載のシート用スライド装置。
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