JP6544011B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンルーフ装置に関するものである。
従来、サンルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口の車両の幅方向各縁部に設けられるガイドレールと、該ガイドレールに沿って車両の前後方向に移動自在に設けられたシュー部材(駆動シュー)とを備える。また、サンルーフ装置は、ガイドレールに前端部が回動自在に連結され、シュー部材に後端部が係合されて、開口を開閉する可動パネルを支持する支持ブラケットを備える。そして、シュー部材が支持ブラケットに対して車両の前後方向に移動すると、支持ブラケットが前端部を支点に後端部が昇降するように回動することで、可動パネルが全閉位置及びチルトアップ位置の間で開閉作動するように構成されている。
特に、可動パネルがチルトアップ位置にあるとき、シュー部材に設けた保持部を支持ブラケットに形成した案内溝部に係合させることで、支持ブラケットをその回動方向において保持するようにしている。これにより、支持ブラケットの後端に作用する曲げモーメントが軽減され、該支持ブラケットに支持される可動パネルの捩れを防止できる。
特開2006−27493号公報
ところで、特許文献1では、シュー部材に対し、車両の前後方向に略沿った軸線周りの曲げモーメントが作用することがあり、シュー部材に当該曲げモーメントに対する強度(以下、「車両の幅方向に対しての強度」ともいう)を確保することが求められている。
本発明の目的は、車両の幅方向に対しての強度を簡易に確保することができるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される可動パネルと、前記開口の車両の幅方向各縁部に設けられ、車両の前後方向に延在するガイドレールと、前端部が前記ガイドレールに支持され、前記可動パネルの車両の幅方向各縁部を支持する支持ブラケットと、前記ガイドレールに沿って車両の前後方向に移動自在に設けられ、前記支持ブラケットに係合されたシュー部材とを備え、前記シュー部材の車両の前後方向への移動に伴い、前記可動パネルを開閉作動させるように構成されており、前記ガイドレールの上面よりも上方で前記シュー部材に車両の幅方向に突設され、前記上面に当接又は近接する規制突部を有し、前記シュー部材は、前記ガイドレールよりも上方に突出して前記支持ブラケットとの係合部を配置する板材からなる本体部を有し、前記規制突部は、前記本体部から車両の幅方向に延びて、前記ガイドレールの前記上面の上方に延在するフランジであり、前記本体部は、車両の幅方向に並設されて前記支持ブラケットを挟み込む一対の縦壁部を有し、前記係合部は、一側の前記縦壁部である第1縦壁部に他側の前記縦壁部である第2縦壁部に近付く車両の幅方向に向かって突設され、前記支持ブラケットにおける前記第1縦壁部及び第2縦壁部のうち前記第1縦壁部の側のみにあるガイド片の上下方向への移動を規制する係合凸部であり、前記フランジは、前記第1縦壁部に前記第2縦壁部から離間する車両の幅方向に向かって突設された
この構成によれば、前記支持ブラケットに係合する前記シュー部材に対し、車両の前後方向に略沿った軸線周りの曲げモーメントが作用すると、該シュー部材がこれにならって当該軸線の周りに変形しようとする。このとき、車両の前後方向の位置に関わらず、前記シュー部材の当該変形は、前記規制突部が前記ガイドレールの前記上面に当接することで規制される。このように、前記規制突部を突設するのみで、前記シュー部材に車両の幅方向に対しての強度を簡易に確保することができる。
この構成によれば、前記規制突部としての前記フランジは、前記板材の曲げ加工時に前記本体部と一体で成形することができ、製造工数をより低減することができる
この構成によれば、例えば前記可動パネルに対して上方に向かう負荷が加わると、該可動パネルと共に上方に移動しようとする前記支持ブラケットが前記ガイド凸部を押圧することで、前記第1縦壁部が前記支持ブラケットから前記ガイド凸部が外れるように車両の前後方向に略沿った軸線周りに曲げ変形しようとする。しかしながら、前記フランジは、前記第1縦壁部に前記第2縦壁部から離間する車両の幅方向に向かって、即ち前記第1縦壁部の前述の曲げ変形を抑える車両の幅方向に向かって突設されていることで、前記可動パネルが前記両支持ブラケットと共に前記両シュー部材から脱落する可能性をより低減することができる。
上記サンルーフ装置について、前記フランジは、前記第2縦壁部に前記第1縦壁部から離間する車両の幅方向に向かって突設されることが好ましい。
この構成によれば、前記第1縦壁部及び前記第2縦壁部に共に設けられた前記両フランジの協働で、前記可動パネルが前記両支持ブラケットと共に前記両シュー部材から脱落する可能性をいっそう低減することができる。
上記サンルーフ装置について、前記フランジは、前記係合凸部を挟む車両の前後方向の位置に一対で設けられることが好ましい。
この構成によれば、前記第1縦壁部に設けられた前記一対のフランジの協働で、前記可動パネルが前記両支持ブラケットと共に前記両シュー部材から脱落する可能性をいっそう低減することができる。
本発明は、車両の幅方向に対しての強度を簡易に確保できる効果がある。
サンルーフ装置の一実施形態についてその構造を示す斜視図。 同実施形態のサンルーフ装置についてその構造を示す平面図。 同実施形態のサンルーフ装置についてその構造を示すもので、(a)は側面図であり、(b)は(a)の3B−3B線に沿った断面図であり、(c)は平面図。 同実施形態のサンルーフ装置についてその構造を示す斜視図。 (a)〜(d)は、本体部についてその構造を示す車両の幅方向外側から見た側面図、平面図、車両の幅方向内側から見た側面図、車両の前方から見た正面図。 同実施形態のサンルーフ装置についてその作用を示す断面図。 変形形態のサンルーフ装置についてその構造を示す断面図。
以下、サンルーフ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口10aが形成されるとともに、サンルーフ装置11が搭載される。このサンルーフ装置11は、前後方向に移動して開口10aを開閉する、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル12を備える。
可動パネル12は、その前部を中心に一方向に回動することで後部が上動するチルトアップ作動、前部を中心に他方向に回動することで後部が下動するチルトダウン作動、及び前後方向へのスライド作動可能に取り付けられている。可動パネル12の開閉作動においては、チルトダウン状態のままスライド動作する、いわゆるインナースライディング式が採用されている。
図2に示すように、開口10aの車両の幅方向両側縁部には、一対のガイドレール13が配設されている。各ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。そして、各ガイドレール13には、機能部品20が前後方向に移動可能に案内・支持されている。両機能部品20には、それらの間に橋渡しされる態様で前記可動パネル12が連係・支持されている。
また、両ガイドレール13の車両の前方には、例えば出力ギヤを有する電動モータ18が設置されている。この電動モータ18は、略帯状の一対の駆動ベルト19の各々を介して各機能部品20に連結されており、両機能部品20を同時にガイドレール13の延在方向に沿って移動させる。機能部品20は、ガイドレール13に沿う前後方向への移動に伴い、可動パネル12をチルトアップ作動、チルトダウン作動又はスライド作動させる。
次に、可動パネル12の開閉作動等に係るサンルーフ装置11の構造について説明する。なお、サンルーフ装置11は、基本的に可動パネル12の開閉作動に係る構造を開口10aの車両の幅方向両側に対で備えており、以下では車両幅方向の片側の当該構造のみについて説明する。
図3(a)〜(c)に示すように、ガイドレール13は、前後方向(図3(b)において紙面に直交する方向)に延びる略長尺状の底壁13aを有するとともに、車両の幅方向に互いに平行となるように該底壁13aから上向きに立設された一対の縦壁13bを有する。また、ガイドレール13は、縦壁13bの上端から互いの対向する車両の幅方向に突設された一対の上壁13cを有するとともに、縦壁13bの上下方向中間部から互いの対向する車両の幅方向に突設された一対の中間フランジ13dを有する。そして、各中間フランジ13dの先端には、底壁13aに対向して下方に突条13eが突設されるとともに、底壁13aには、各突条13eに対向して上方に突条13fが突設されている。
ガイドレール13は、底壁13a、各縦壁13b、各中間フランジ13d及び各突条13e,13fの協働で車両の幅方向に開口する断面略C字状の第1レール部14を形成する。また、ガイドレール13は、各縦壁13b、各上壁13c及び各中間フランジ13dの協働で車両の幅方向に開口する断面略U字状の第2レール部15を第1レール部14の上方に形成する。なお、車内側の第1レール部14には、前記駆動ベルト19が前後方向に摺動自在に装着される。
機能部品20は、ガイドレール13に沿って前後方向に移動可能に案内・支持されるフロントシュー21を備えるとともに、該フロントシュー21の車両の後方でガイドレール13に沿って前後方向に移動可能に案内・支持されるシュー部材としてのリアシュー31を備える。
リアシュー31は、樹脂製の第1シュー部材32及び第2シュー部材33と、例えば金属板からなる本体部34とを備えて構成される。そして、第1シュー部材32は、前記駆動ベルト19に嵌着された状態で車内側の第1レール部14に前後方向に摺動自在に装着されるとともに中間フランジ13dを挟んでその上方の第2レール部15に前後方向に摺動自在に装着されており、第2シュー部材33は、車外側の第2レール部15に前後方向に摺動自在に装着されている。つまり、リアシュー31(機能部品20)は、第1シュー部材32において、駆動ベルト19と一体で前後方向に移動するようにこれに連結されている。
図5(a)〜(d)に併せ示すように、本体部34は、前後方向に延在する略長方形状の底壁部34aを有するとともに、該底壁部34aの長手方向中間部においてその車内側縁部及び車外縁部から上方にそれぞれ立設された一対の縦壁部としての第1縦壁部34b及び第2縦壁部34cを有する。また、本体部34は、底壁部34aの車内側の第1縦壁部34bを挟む前端部及び後端部から車内側に突出する一対の嵌挿片34dを有する。本体部34は、両嵌挿片34dが第1シュー部材32に嵌挿されることで、該第1シュー部材32と一体で前後方向に移動するようにこれに連結される。
さらに、本体部34は、底壁部34aの車外側の第2縦壁部34cを挟む前端部及び後端部から上方に立ち上がって車外側に突出する略L字形状の一対の嵌合片34eを有する。本体部34は、両嵌合片34eが第2シュー部材33に嵌合されることで、該第2シュー部材33と一体で前後方向に移動するようにこれに連結される。
また、本体部34は、第1縦壁部34bの上端部から車外側(第2縦壁部34cに近付く車両の幅方向)に向かって突設された略波板状の係合片34fを有するとともに、該係合片34fの下方で第1縦壁部34bから車外側(第2縦壁部34cに近付く車両の幅方向)に向かって突設された略有底円筒状の係合ピン34gを有する。係合ピン34gは、例えば半抜き成形により第1縦壁部34bに一体形成されている。係合片34f及び係合ピン34gは、係合部としての係合凸部を構成する。なお、リアシュー31がガイドレール13に支持された状態では、係合片34f及び係合ピン34gは、ガイドレール13(上壁13c)よりも上方に位置している。
さらに、本体部34は、第1縦壁部34bの前端縁及び後端縁から車内側(第2縦壁部34cから離間する車両の幅方向)に突出する一対の規制突部としてのフランジ35を有するとともに、第2縦壁部34cの前端縁及び後端縁から車外側(第1縦壁部34bから離間する車両の幅方向)に突出する一対の規制突部としてのフランジ36を有する。フランジ35,36は、略長方形状に成形されている。
図3(b)、(c)及び図4に示すように、リアシュー31がガイドレール13に支持された状態では、各フランジ35は、車内側の上壁13cの上面16(ガイドレール13の上面)の上方に延在しており、該上面16に当接又は近接する。同様に、各フランジ36は、車外側の上壁13cの上面17(ガイドレール13の上面)の上方に延在しており、該上面17に当接又は近接する。
以上により、リアシュー31は、第1シュー部材32及び第2シュー部材33がガイドレール13に対し前後方向に移動自在に装着された状態で、本体部34(第1及び第2縦壁部34b,34c)の上端部をガイドレール13よりも上方に配置する。そして、リアシュー31は、両フランジ35及び両フランジ36を上面16,17にそれぞれ当接又は近接する。
また、図3(a)〜(c)に示すように、機能部品20は、可動パネル12の車両の幅方向各側縁部を支持する、例えば金属板からなる支持ブラケット41を備える。この支持ブラケット41は、前後方向に延在するとともに、前端部がフロントシュー21により車両の幅方向(図3(a)において紙面に直交する方向)に延びる軸線周りに回動自在に連結されている。そして、支持ブラケット41は、フロントシュー21よりも車両の後方で、下端から車内側に向かって延びる略フランジ状のガイド片42を有する。支持ブラケット41は、リアシュー31(本体部34)に設けられた係合片34f及び係合ピン34gにガイド片42が上下方向に挟まれて当該方向への移動が規制された状態でリアシュー31に係合されている。つまり、第1縦壁部34bは、係合片34f及び係合ピン34gにより支持ブラケット41の上下方向への移動を規制する状態でその車内側への移動を規制しており、第2縦壁部34cは、支持ブラケット41の車外側への移動を規制している。
ここで、ガイド片42は、図3(a)に示す可動パネル12の全閉状態において、基本的に車両の後方に向かうに従って上方に向かうように傾斜しており、該可動パネル12の全閉状態でリアシュー31(係合片34f及び係合ピン34g)は、ガイド片42の長手方向中間部に配置されている。従って、可動パネル12の全閉状態において、リアシュー31がガイドレール13に沿って車両の前方に移動すると、支持ブラケット41は、ガイド片42において係合ピン34gに押し上げられることで、前端部を中心に図示反時計回転方向に回動する。このとき、可動パネル12は、その前部に対して後部が上動するチルトアップ作動をする。反対に、可動パネル12の全閉状態において、リアシュー31がガイドレール13に沿って車両の後方に移動すると、支持ブラケット41は、ガイド片42において係合片34fに押し下げられることで、可動パネル12は、その前部に対して後部が下動するチルトダウン作動をする。
なお、可動パネル12のチルト作動時、支持ブラケット41から押圧されるフロントシュー21の前後方向への移動は、周知のチェック機構(図示略)で規制されている。そして、ガイドレール13に沿うリアシュー31の車両の後方への移動に伴い、係合片34f及び係合ピン34gがガイド片42の終端(後端)に達すると、可動パネル12のチルトダウン作動が終了する。このとき、前述のチェック機構によるフロントシュー21の車両の後方への移動規制が解除されるようになっている。従って、リアシュー31がガイドレール13に沿って車両の後方に更に移動すると、支持ブラケット41及びフロントシュー21が一体となって車両の後方に移動し、可動パネル12がチルトダウン状態のまま開作動する。これにより、可動パネル12が全開状態となって、開口10aが開放される。
一方、可動パネル12の全開状態において、リアシュー31がガイドレール13に沿って車両の前方に移動したとする。このとき、前述のチェック機構により、支持ブラケット41の前端部を中心とする回動が規制されている。従って、支持ブラケット41及びフロントシュー21が一体となって車両の前方に移動し、可動パネル12がチルトダウン状態のまま閉作動する。そして、可動パネル12が前述のチルトダウン作動を終了した状態まで復帰すると、前述のチェック機構により、支持ブラケット41の回動規制が解除され、且つ、フロントシュー21の前後方向への移動が規制されるようになっている。従って、この状態で、リアシュー31がガイドレール13に沿って車両の前方に更に移動すると、支持ブラケット41がガイド片42において係合ピン34gに押し上げられることで、可動パネル12は、その前部に対して後部が上動するチルトアップ作動をして全閉状態に復帰する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図6に実線で示すように、リアシュー31がガイドレール13に支持された状態では、各フランジ35は、車内側の上壁13cの上面16に当接又は近接するとともに、各フランジ36は、車外側の上壁13cの上面17に当接又は近接する。従って、リアシュー31に対し、前後方向に略沿った軸線周りの曲げモーメントが作用すると、該リアシュー31がこれにならって当該軸線の周りに変形しようとする。このとき、前後方向の位置に関わらず、即ち可動パネル12の姿勢に関わらず、リアシュー31の当該変形は、両フランジ35が上面16に当接し、あるいは両フランジ36が上面17に当接することで規制される。
例えば、図6に2点鎖線で示すように、可動パネル12に対して上方に向かう負荷が加わると、該可動パネル12と共に上方に移動しようとする支持ブラケット41(ガイド片42)が係合片34fを押圧することで、第1縦壁部34bが支持ブラケット41から係合片34fが外れるように前後方向に略沿った軸線周りに曲げ変形しようとする。同時に、第2縦壁部34cが前後方向に略沿った軸線周りに第1縦壁部34bとは逆向きに曲げ変形しようとする。つまり、第1及び第2縦壁部34b,34cが開くようにそれらが曲げ変形しようとする。しかしながら、第1縦壁部34bの当該変形は、両フランジ35が上面16に当接することで規制されるとともに、第2縦壁部34cの当該変形は、両フランジ36が上面17に当接することで規制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前後方向の位置に関わらず、リアシュー31の前後方向に略沿った軸線周りの変形は、両フランジ35が上面16に当接し、あるいは両フランジ36が上面17に当接することで規制される。このように、フランジ35,36を突設するのみで、リアシュー31に車両の幅方向に対しての強度を簡易に確保することができる。
(2)本実施形態では、リアシュー31は、ガイドレール13よりも上方に突出して支持ブラケット41との係合部(係合片34f及び係合ピン34g)を配置する板材からなる本体部34を有する。そして、両フランジ35は、本体部34(第1縦壁部34b)から車内側に延びて上面16の上方に延在し、両フランジ36は、本体部34(第2縦壁部34c)から車外側に延びて上面17の上方に延在する。従って、両フランジ35又は両フランジ36は、金属板の曲げ加工時に本体部34と一体で成形することができる。つまり、本体部34と共に両フランジ35及び両フランジ36を1枚の金属板で成形することができ、製造工数及びコストをより低減することができる。
また、各フランジ35が上面16の上方に延在することで、リアシュー31が前述の曲げ変形をしようとする際に上面16に押圧される各フランジ35は、その上下方向の略全長で荷重を受けることができ、当該変形をより確実に規制することができる。同様に、各フランジ36が上面17の上方に延在することで、リアシュー31が前述の曲げ変形をしようとする際に上面17に押圧される各フランジ36は、その上下方向の略全長で荷重を受けることができ、当該変形をより確実に規制することができる。
(3)本実施形態では、例えば可動パネル12に対して上方に向かう負荷が加わると、該可動パネル12と共に上方に移動しようとする支持ブラケット41(ガイド片42)が係合片34fを押圧することで、第1縦壁部34bが支持ブラケット41から係合片34fが外れるように前後方向に略沿った軸線周りに曲げ変形しようとする。しかしながら、フランジ35は、第1縦壁部34bに車内側に向かって、即ち第1縦壁部34bの前述の曲げ変形を抑える車両の幅方向に向かって突設されていることで、可動パネル12が支持ブラケット41と共に両リアシュー31から脱落する可能性をより低減することができる。
(4)本実施形態では、第1縦壁部34b及び第2縦壁部34cに共に設けられた両フランジ35,36の協働で、可動パネル12が両支持ブラケット41と共に両リアシュー31から脱落する可能性をいっそう低減することができる。
(5)本実施形態では、フランジ35は、第1縦壁部34bの係合片34f及び係合ピン34gを挟む前後方向の位置に一対で設けられていることで、それら両フランジ36の協働で、可動パネル12が両支持ブラケット41と共に両リアシュー31から脱落する可能性をいっそう低減することができる。
(6)本実施形態では、通常使用時、両フランジ35が上面16に近接し、且つ、両フランジ36が上面17に近接するのであれば、即ち両フランジ35及び上面16間並びに両フランジ36が上面17間に上下方向の隙間が形成されるのであれば、ガイドレール13を摺動するリアシュー31の作動への影響を解消することができる。
(7)本実施形態では、本体部34(リアシュー31)の素材に高強度材料を採用したり、板厚の大きい材料を採用したりする必要がないため、例えばプレス加工による本体部34の製造工数をより削減することができ、ひいてはコストをより削減することができる。
(8)本実施形態では、リアシュー31の前後方向の位置に関わらず、フランジ35,36とガイドレール13との上下方向の位置関係が変わらないため、可動パネル12の任意の姿勢(全閉状態、チルトアップ状態、チルトダウン状態、開状態)でリアシュー31の前述の変形を規制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、フランジ35に代えて、上面16に常時当接するフランジ51を採用してもよい。この場合、フランジ51は、本体部34(第1縦壁部34b)に一体形成されたフランジ部52と、該フランジ部52の下端に接続された低摩擦係数の樹脂材(例えばテフロン(登録商標)などのフッ素樹脂材)からなる当接部53とで構成すればよい。同様に、フランジ36に代えて、上面17に常時当接するフランジ56を採用してもよい。この場合、フランジ56は、本体部34(第2縦壁部34c)に一体形成されたフランジ部57と、該フランジ部57の下端に接続された低摩擦係数の樹脂材からなる当接部58とで構成すればよい。
・前記実施形態において、フロントシュー21を省略して、支持ブラケット41の前端部をガイドレール13に直に支持させてもよい。
・前記実施形態において、係合片34f及び係合ピン34gは、ガイドレール13(上面16,17)よりも下方に位置してもよい。
・前記実施形態において、両フランジ35,36のいずれか一方を省略してもよい。
・前記実施形態において、フランジ35,36は、1個でもよいし、前後方向に3個以上並設してもよい。ただし、リアシュー31の前述の曲げ変形を抑制する際のリアシュー31の姿勢をより安定化できる配置にすることが好ましい。
・前記実施形態においては、本体部34(第1縦壁部34b)と一体のフランジ35を採用したが、例えば本体部34から車内側に向かって突設した該本体部34と一体又は別体のピン状の規制突部を採用してもよい。同様に、本体部34(第2縦壁部34c)と一体のフランジ36を採用したが、例えば本体部34から車外側に向かって突設した該本体部34と一体又は別体のピン状の規制突部を採用してもよい。これらのような規制突部は、1個でもよいし、前後方向に複数並設してもよい。
・前記実施形態において、第1縦壁部34b(係合片34f及び係合ピン34gを含む)及び第2縦壁部34cと、車内側及び車外側の配置関係は互いに逆でもよい。
・前記実施形態において、リアシュー31及び支持ブラケット41の係合は、第1縦壁部34bに車外側に向かって突設したガイド凸部を、支持ブラケット41に形成した車両の幅方向に凹むガイド溝に係入することで行ってもよい。このガイド溝は、ガイド片42に準じた軌跡を描く。
・前記実施形態において、支持ブラケットが、車両の幅方向に並設された一対の縦壁部を有するとともに、リアシューが、それら縦壁部によって挟まれる本体部を有するものであってもよい。
・本発明は、アウタースライディング式のサンルーフ装置に適用してもよい。あるいは、チルト作動のみでスライド作動不能なサンルーフ装置に適用してもよいし、スライド作動のみでチルト作動不能なサンルーフ装置に適用してもよい。
10…ルーフ、10a…開口、11…サンルーフ装置、12…可動パネル、13…ガイドレール、16,17…上面、21…フロントシュー、31…リアシュー(シュー部材)、34…本体部、34b…第1縦壁部(縦壁部)、34c…第2縦壁部(縦壁部)、34f…係合片(係合部、係合凸部)、34g…係合ピン(係合部、係合凸部)、35,36,51,56…フランジ(規制突部)、41…支持ブラケット、42…ガイド片。

Claims (3)

  1. 車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される可動パネルと、
    前記開口の車両の幅方向各縁部に設けられ、車両の前後方向に延在するガイドレールと、
    前端部が前記ガイドレールに支持され、前記可動パネルの車両の幅方向各縁部を支持する支持ブラケットと、
    前記ガイドレールに沿って車両の前後方向に移動自在に設けられ、前記支持ブラケットに係合されたシュー部材とを備え、
    前記シュー部材の車両の前後方向への移動に伴い、前記可動パネルを開閉作動させるように構成されており、
    前記ガイドレールの上面よりも上方で前記シュー部材に車両の幅方向に突設され、前記上面に当接又は近接する規制突部を有し
    前記シュー部材は、前記ガイドレールよりも上方に突出して前記支持ブラケットとの係合部を配置する板材からなる本体部を有し、
    前記規制突部は、前記本体部から車両の幅方向に延びて、前記ガイドレールの前記上面の上方に延在するフランジであり、
    前記本体部は、車両の幅方向に並設されて前記支持ブラケットを挟み込む一対の縦壁部を有し、
    前記係合部は、一側の前記縦壁部である第1縦壁部に他側の前記縦壁部である第2縦壁部に近付く車両の幅方向に向かって突設され、前記支持ブラケットにおける前記第1縦壁部及び第2縦壁部のうち前記第1縦壁部の側のみにあるガイド片の上下方向への移動を規制する係合凸部であり、
    前記フランジは、前記第1縦壁部に前記第2縦壁部から離間する車両の幅方向に向かって突設された、サンルーフ装置。
  2. 請求項に記載のサンルーフ装置において、
    前記フランジは、前記第2縦壁部に前記第1縦壁部から離間する車両の幅方向に向かって突設された、サンルーフ装置。
  3. 請求項又はに記載のサンルーフ装置において、
    前記フランジは、前記係合凸部を挟む車両の前後方向の位置に一対で設けられた、サンルーフ装置。
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