JP2018090119A - シート用スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動レールに発生する応力集中を緩和することが可能なシート用スライド装置を提供する。【解決手段】 可動レール5の長手方向端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径は、当該端部から長手方向中央側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径より大きい。これにより、最も曲げモーメントが大きくなる可能性が高い可動レール5の長手方向端部における応力集中を緩和でき得る。【選択図】図3

Description

本願は、シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に関する。
シート用スライド装置は、例えば、特許文献1に示されるように、固定レール及び可動レール等を有している。可動レールは、金属製の板材に曲げ加工が施された部材であって、平面部及び屈曲部を有する一体成形品である。
そして、特許文献1に記載の発明では、可動レールの軌道部をなす立上り壁の一方側の板面であって、固定レールの内壁と対向する部位には、2つのベアリングボールが配設されている。
特開2014−231298号公報
特許文献1に記載の発明において、例えば、シート前方側からシート後方側に向かう向きの外力がシートバックに作用すると、可動レールの長手方向前端側には、可動レールの長手方向後端側を中心とするモーメントが作用する。
また例えば、上記外力と反対向きの外力がシートバックに作用した場合には、上記モーメントと逆向きのモーメントが可動レールに作用する。つまり、外力がシートバックに作用すると、可動レールの長手方向端部側の屈曲部に応力が集中し易くなる。
本願は、上記点に鑑み、可動レールに発生する応力集中を緩和することが可能なシート用スライド装置を提供する。
本願では、スライド方向に延びる第1固定軌道面(3E、3F)及び第2固定軌道面(3G、3H)を有する固定レール(3)と、シートを支持するとともに固定レール(3)に対して変位可能な可動レール(5)であって、一対の側壁部(5A、5B)及びそれら側壁部(5A、5B)を繋ぐ蓋壁部(5C)を有する開放断面部が設けられた可動レール(5)と、一対の側壁部(5A、5B)から延出し、屈曲部(5F、5G)を介して当該側壁部(5A、5B)と連接した軌道部(51)であって、第1固定軌道面(3E、3F)及び第2固定軌道面(3G、3H)それぞれと対向する第1可動軌道面(51A、51B)及び第2可動軌道面(51C、51D)を有する軌道部(51)と、第1固定軌道面(3E、3F)及び第1可動軌道面(51A、51B)に接触して可動レール(5)を固定レール(3)に対して変位可能とする第1接触体(11A、11B)と、第2固定軌道面(3G、3H)及び第2可動軌道面(51C、51D)に接触して可動レール(5)を固定レール(3)に対して変位可能とする第2接触体(11C、11D)とを備えている。
そして、第1可動軌道面(51A、51B)は、軌道部(51)を構成する板材(50)の一方側の板面に設けられ、かつ、第2可動軌道面(51C、51D)は、当該板材(50)の他方側の板面に設けられ、可動レール(5)の長手方向端部における屈曲部(5F、5G)の曲率半径は、当該端部から長手方向中央側にずれた部位における屈曲部(5F、5G)の曲率半径より大きい。
これにより、最も曲げモーメントが大きくなる可能性が高い可動レール(5)の長手方向端部における応力集中を緩和でき得る。
なお、第1接触体(11A、11B)及び第2接触体(11C、11D)が、仮に特許文献1に記載の発明と同様に、軌道部(51)を構成する板材(50)の一方側の板面に設けられていると、屈曲部(5F、5G)に応力が集中し難い。
すなわち、本願では、第1可動軌道面(51A、51B)が板材(50)の一方側の板面に設けられ、かつ、第2可動軌道面(51C、51D)が当該板材(50)の他方側の板面に設けられている。このため、軌道部(51)を構成する板材(50)が第1接触体(11A、11B)と第2接触体(11C、11D)とにより挟まれた状態となる。
屈曲部(5F、5G)に作用する曲げモーメントは、第1接触体(11A、11B)及び第2接触体(11C、11D)を介して軌道部(51)に作用する固定レール(3)からの反作用である。
このため、板材(50)が第1接触体(11A、11B)と第2接触体(11C、11D)とにより挟まれた状態であると、屈曲部(5F、5G)を開く向きの曲げモーメント(以下、開モーメントという。)が発生し易い。
一方、第1接触体(11A、11B)及び第2接触体(11C、11D)が、特許文献1に記載の発明と同様に、軌道部(51)を構成する板材(50)の一方側の板面に設けられていると、屈曲部(5F、5G)を閉じる向きの曲げモーメント、つまり開モーメントと反対向きのモーメント(以下、閉モーメントという。)が発生し易い。
そして、可動レール(5)においては、その構造上、開モーメントは閉モーメントより大きくなり易い。さらに、屈曲部(5F、5G)で発生する曲げ応力は曲率半径が小さくなるほど大きくなる。したがって、本願では、最も曲げモーメントが大きくなる可能性が高い可動レール(5)の長手方向端部における応力集中を緩和でき得る。
なお、本願は、以下のように構成してもよい。
すなわち、固定レール(3)及び可動レール(5)の長手方向は、シート前後方向と略平行である場合には、可動レール(5)のシート前後方向前端部における屈曲部(5F、5G)の曲率半径が、当該端部からシート後方側にずれた部位における屈曲部(5F、5G)の曲率半径より大きいことが望ましい。
屈曲部(5F、5G)の曲率半径は、可動レール(5)の長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて連続的に徐変縮小していることが望ましい。これにより、曲率半径が急激に変化することによる応力集中の発生を抑制できる。
第1可動軌道面(51A、51B)は、屈曲部(5F、5G)に隣接しているとともに、第1接触体(11A、11B)の変位を規制する規制部(53)を有しており、可動レール(5)の長手方向端部における屈曲部(5F、5G)の曲率半径は、規制部(53)に対して長手方向中央側にずれた部位における屈曲部(5F、5G)の曲率半径より大きいことが望ましい。これにより、可動レール(5)の可動域が小さくなることを抑制でき得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るシート用スライド装置1の取付状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート用スライド装置1の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るシート用スライド装置1のうち転動体11A〜11D部分の断面図である。 本発明の実施形態に係る可動レール5の長手方向端部側の側面図である。 Aは図4のA−A断面図である。Bは図4のB−B断面図である。Cは図4のC−C断面図である。Dは図4のD−D断面図である。 本発明の実施形態に係る可動レール5の長手方向端部側の下面側斜視図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
本実施形態は、車両用シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に本発明を適用したものである。図1に示すように、シートSの鉛直方向下端部にシート用スライド装置1が配設される。
1.シート用スライド装置の概要
シート用スライド装置1は、図2に示すように、固定レール3、可動レール5、ロックスプリング7及び解除部材9等を少なくとも備える。固定レール3は、図1に示すように、その長手方向が車両の前後方向(シートの前後方向)に一致するように、車両のフロアパネル等に固定される。
可動レール5は、シートSが組み付けられて当該シートSを支持するとともに、固定レール3に対してスライド可能に当該固定レール3に組み付けられる。つまり、シートSは、可動レール5と一体的に固定レール3に対してシート前後方向にスライド可能である。
なお、本実施形態に係るシート用スライド装置1は、シートSの幅方向両側それぞれに配設される。つまり、一脚のシートSは、2つのシート用スライド装置1を介して車両に組み付けられる。シートSの幅方向とは、車両幅方向、つまり車両左右方向と一致する。
ロックスプリング7は、可動レール5が固定レール3に対してスライド変位することを規制するための部材である。解除部材9は、ロックスプリング7による規制を解除するための部材である。なお、本実施形態に係る解除部材9は、乗員により直接的又は間接的に操作される。
2.固定側レール及び可動側レールの概要
固定レール3は、図3に示すように、C字状又はコの字状に構成された開放断面部3Dを有する。開放断面部3Dは、一対の側壁部3A、3B及びそれら側壁部3A、3Bを繋ぐ底板部3C等を有して構成されている。一対の側壁部3A、3B及び底板部3Cは、固定レール3の長手方向に沿って帯状に延びている。
本実施形態に係る固定レール3は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材である。このため、一対の側壁部3A、3B及び底板部3C、つまり開放断面部3Dは、金属製の一体成形品である。
可動レール5は、開放断面部5D及び一対の軌道部51等を有する。開放断面部5Dは一対の側壁部5A、5B及びそれら側壁部5A、5Bを繋ぐ蓋壁部5Cを有してC字状又はコの字状に構成された部位である。なお、シートSは、可動レール5の蓋壁部5Cに組み付けられる。
一対の側壁部5A、5B及び蓋壁部5C、並びに一対の軌道部51は、可動レール5の長手方向に沿って延びている。各軌道部51は、開放断面部5Dを挟んで幅方向(左右方向)両側に設けられた部位であって、複数の転動体11A〜11Dが転がり接触する部位である。
すなわち、各軌道部51は、各側壁部5A、5Bから延出し、屈曲部5F、5Gを介して各側壁部5A、5Bと連接した板状の部位である。各軌道部51には、固定レール3に設けられた複数の軌道面3E〜3Hそれぞれと対向する軌道面51A〜51Dが設けられている。
各軌道面3E〜3H、51A〜51Dは、複数の転動体11A〜11Dが転がり接触する軌道である。転動体11A〜11Dは、各軌道面3E〜3H、51A〜51Dに接触して可動レール5を固定レール3に対して変位可能とする接触体の一例である。なお、本実施形態に係る各転動体11A〜11Dは、鋼球等の球状の転動体である。
以下、軌道面51A〜51Dのうち屈曲部5F、5Gに隣接している軌道面51A、51Bを第1可動軌道面という。軌道面51A〜51Dのうち第1可動軌道面51A、51B以外の軌道面を第2可動軌道面という。
軌道面3E〜3Hのうち第1可動軌道面51A、51Bと対向する軌道面を第1固定軌道面という。同様に、軌道面51A〜51Dのうち第2可動軌道面51C、51Dと対向する軌道面を第2固定軌道面という。
転動体11A〜11Dのうち第1可動軌道面51A、51B及び第2固定軌道面3G、3Hと転がり接触する転動体を第1転動体という。転動体11A〜11Dのうち第2可動軌道面51C、51D及び第2固定軌道面3G、3Hと転がり接触する転動体を第2転動体という。
そして、第1可動軌道面51A、51B及び第2固定軌道面3G、3Hは、第1転動体11A、11Bの外周面に沿うような曲面で構成された樋状の部位である。同様に、第2可動軌道面51C、51D及び第2固定軌道面3G、3Hは、第2転動体11C、11Dの外周面に沿うような曲面で構成された樋状の部位である。
本実施形態に係る各転動体11A〜11Dそれぞれは、図2に示すように、長手方向両端側それぞれに2つ配設されている。それら転動体11A〜11Dは、保持器11E〜11Hにより保持されている。
なお、本実施形態に係る可動レール5は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材であって、開放断面部5D及び各軌道部51は金属製の一体成形品である。つまり、各屈曲部5F、5Gは、上記プレス加工時に成形される。
3.可動レールの詳細構造
軌道部51は、図3に示すように、略S字状に湾曲した断面形状にプレス成形された板材50にて構成されている。そして、第1可動軌道面51A、51Bは、軌道部51を構成する板材50の一方側の板面に設けられ、かつ、第2可動軌道面51C、51Dは、当該板材50の他方側の板面に設けられている。
具体的には、第1可動軌道面51A、51Bは、板材50に対して屈曲部5F、5Gの外側に位置し、第2可動軌道面51C、51Dは、板材50に対して屈曲部5F、5Gの内側に位置している。屈曲部5F、5Gの内側とは、屈曲部5F、5Gの曲率中心側をいう。屈曲部5F、5Gの外側とは、屈曲部5F、5Gを挟んで当該曲率中心と反対側をいう。
このため、軌道部51、つまり板材50は、第2転動体11C、11Dを第2固定軌道面3G、3Hに押し付ける弾性力F1、F2を発揮する。これにより、可動レール5は、固定レール3に対して幅方向(左右方向)に変位することが規制された状態で長手方向(前後方向)にスライド可能となる。なお、可動レール5に作用する鉛直方向下向きの荷重は、主に第1転動体11A、11Bが受ける。
可動レール5の長手方向端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径R1は、図4及び図5に示すように、当該端部から長手方向中央側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径R4より大きくなっている。
すなわち、本実施形態においては、屈曲部5F、5Gの曲率半径は、可動レール5の長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて連続的に徐変縮小している。以下、曲率半径が変化している部位を徐変部52という。
徐変部52は、図4に示すように、可動レール5の長手方向端部から規制部53までの範囲である。このため、可動レール5の長手方向端部側における屈曲部5F、5Gの曲率半径R1〜R3は、規制部53に対して長手方向中央側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径R4より大きくなっている。
規制部53は、第1転動体11A、11Bの変位を規制するために部位である。本実施形態に係る規制部53は、図6に示すように、第1可動軌道面51A、51Bから突出した突起部であって、可動レール5の長手方向端部から長手方向中央側に予め決められた寸法だけずれた位置に設けられている。
なお、規制部53をなす突起部は、可動レール5と共に一体成形された一体成形品である。そして、本実施形態では、可動レール5のうち少なくともシート前後方向前端部に徐変部52が設けられている。
4.本実施形態に係るシート用スライド装置の特徴
軌道部51、つまり板材50は、第2転動体11C、11Dを第2固定軌道面3G、3Hに押し付ける弾性力F1、F2を発揮するので、板材50は、図3に示すように、弾性力F1、F2の反力F3、F4を受ける。このため、板材50には、屈曲部5F、5Gの曲率半径を拡大させるモーメントが発生し易い。
したがって、屈曲部5F、5Gには大きな曲げ応力が発生し易くなり、特に、可動レール5の長手方向端部側の屈曲部5F、5Gにおいて応力が集中する。そして、曲げ応力は曲率半径が小さくなるほど大きくなる。
これに対して、本実施形態では、可動レール5の長手方向端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径は、当該端部から長手方向中央側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径より大きいので、最も曲げモーメントが大きくなる可能性が高い可動レール5の長手方向端部における応力集中を緩和でき得る。
屈曲部5F、5Gの曲率半径は、可動レール5の長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて連続的に徐変縮小している。これにより、曲率半径が急激に変化することによる応力集中の発生を抑制できる。
徐変部52は、少なくとも可動レール5の長手方向端部から規制部53に至る範囲に設けられている。これにより、可動レール5の可動域が小さくなることを抑制しながら、可動レール5の長手方向端部における応力集中を緩和でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、可動レール5のシート前後方向前端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径が当該端部からシート後方側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径より大きい構成であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、可動レール5のシート前後方向後端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径が当該端部からシート前方側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径より大きい構成であってもよい。
上述の実施形態では、可動レール5の長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて連続的に曲率半径が徐変縮小する徐変部52が設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、可動レール5の長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて段階的に曲率半径が縮小する構成であってもよい。
上述の実施形態では、可動レール5の長手方向端部における屈曲部5F、5Gの曲率半径は、規制部53に対して長手方向中央側にずれた部位における屈曲部5F、5Gの曲率半径より大きい構成であった。
しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、徐変部52が規制部53から更に長手方向中央側にずれた部位に至る範囲まで設けられていてもよい。
上述の実施形態では、球状の転動体により第1接触体及び第2接触体が構成されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、円柱状のコロ、又は滑り接触するシュー等により第1接触体及び第2接触体が構成されていてもよい。
上述の実施形態に係る軌道部51は、略S字状に湾曲した断面形状にプレス成形された板材50により構成されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第2可動軌道面51C、51Dを構成する湾曲部が廃止された断面形状であってもよい。
上述の実施形態では、普通乗用車に本発明に係る乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物、又は劇場用シート等の据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… シート用スライド装置 3… 固定レール 3D… 開放断面部
3A… 側壁部 3C… 底板部 3E、3F… 第1固定軌道面
3G、3H… 第2固定軌道面 5… 可動レール 5D… 開放断面部
5A… 側壁部 5C… 蓋壁部 5F、5G… 屈曲部
7… ロックスプリング 9… 解除部材 11A、11B… 第1転動体
11C、11D… 第2転動体 51… 軌道部
51A、51B… 第1可動軌道面 51C、51D… 第2可動軌道面
52… 徐変部 53… 規制部

Claims (4)

  1. シーをスライド可能に支持するシート用スライド装置において、
    スライド方向に延びる第1固定軌道面及び第2固定軌道面を有する固定レールと、
    シートを支持するとともに前記固定レールに対して変位可能な可動レールであって、一対の側壁部及びそれら側壁部を繋ぐ蓋壁部を有する開放断面部が設けられた可動レールと、
    前記一対の側壁部から延出し、屈曲部を介して当該側壁部と連接した軌道部であって、前記第1固定軌道面及び前記第2固定軌道面それぞれと対向する第1可動軌道面及び第2可動軌道面を有する軌道部と、
    前記第1固定軌道面及び前記第1可動軌道面に接触して前記可動レールを前記固定レールに対して変位可能とする第1接触体と、
    前記第2固定軌道面及び前記第2可動軌道面に接触して前記可動レールを前記固定レールに対して変位可能とする第2接触体とを備え、
    前記第1可動軌道面は、前記軌道部を構成する板材の一方側の板面に設けられ、かつ、前記第2可動軌道面は、当該板材の他方側の板面に設けられており、
    さらに、前記可動レールの長手方向端部における前記屈曲部の曲率半径は、当該端部から長手方向中央側にずれた部位における前記屈曲部の曲率半径より大きいシート用スライド装置。
  2. 前記固定レール及び前記可動レールの長手方向は、シート前後方向と略平行であり、
    前記可動レールのシート前後方向前端部における前記屈曲部の曲率半径は、当該端部からシート後方側にずれた部位における前記屈曲部の曲率半径より大きい請求項1に記載のシート用スライド装置。
  3. 前記屈曲部の曲率半径は、前記可動レールの長手方向端部から当該長手方向中央側にずれた部位に掛けて連続的に徐変縮小している請求項1又は2に記載のシート用スライド装置。
  4. 前記第1可動軌道面は、前記屈曲部に隣接しているとともに、前記第1接触体の変位を規制する規制部を有しており、
    前記可動レールの長手方向端部における前記屈曲部の曲率半径は、前記規制部に対して長手方向中央側にずれた部位における前記屈曲部の曲率半径より大きい請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート用スライド装置。
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