JP2018052077A - 熱転写シートと被転写体の組合せ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の熱転写シートの一例を示す概略断面図である。
基材1は、ある程度の耐熱性と強度を有するものであれば特に限定されることはなく、従来公知の材料を適宜選択して用いることができる。このような基材1として、例えば、0.5μm以上50μm以下、好ましくは1μm以上10μm以下程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。更に、これらの材料はそれぞれ単独でも使用できるが、他の材料と組み合わせた積層体として使用してもよい。
図1に示すように基材1上にはイエロー色材層2Yが設けられており、当該イエロー色材層2Yには少なくとも昇華性染料とバインダー樹脂とが含有されている。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるイエロー色材層2Yは、下記一般式(1)で示される昇華性染料および下記一般式(2)で示される昇華性染料の何れか一方または双方が含有されていることに特徴を有し、さらには、これらの合計含有量が、当該イエロー色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上含有されていることに特徴を有している。イエロー色材層2Yに当該所定の昇華性染料を所定量含有せしめることにより、カード材のような硬い被転写体に対しても、高濃度でフルカラー画像を形成することができ、かつ、当該画像上に保護層を形成した場合であっても、保護層の密着性を充分に担保することができる。また、印画物の形成時の離型性も担保できるため、印画不良が生じることを防止することができる。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるイエロー色材層2Yには、上述のような各種昇華性染料を担持するためのバインダー樹脂が含まれている。このバインダー樹脂は特に限定されることはなく、ある程度の耐熱性を有し、昇華性染料と適度の親和性があるものを使用することができる。このようなバインダー樹脂としては、例えば、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂;ポリウレタン系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリエステル系樹脂;等を挙げることができる。また、耐熱性をさらに高めるために、イソシアネート硬化剤、チタンキレート剤、およびエポキシ硬化剤などによって前記の樹脂を硬化してもよい。また、前記の樹脂を共重合させた共重合樹脂を用いてもよい。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるイエロー色材層2Yに含有される各種昇華性染料およびバインダー樹脂それぞれの含有量については特に限定されることはなく、適宜設計可能である。当該イエロー色材層2Yに含有されるバインダー樹脂に対する全昇華性染料の質量比(D/B比)についても特に限定されることはないが、当該D/B比が3.5を超えるとバインダー樹脂に対する昇華性染料の量が多くなりすぎ、バインダー樹脂が昇華性染料を保持しきれず保存安定性が低下する場合がある。したがって、保存安定性を考慮すると、D/B比は0.7以上3.5以下の範囲内であることが好ましく、1.0以上2.0以下の範囲内であることが特に好ましい。
また、イエロー色材層2Yは、無機微粒子、有機微粒子等の添加材を含有していてもよい。無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられ、有機微粒子としては、ポリエチレンワックス、シリコーン樹脂微粒子等が挙げられる。
イエロー色材層2Yの形成方法について特に限定はなく、バインダー樹脂、前述の一般式(1)および一般式(2)で示される昇華性染料、その他の昇華性染料、および必要に応じて添加される添加材や離型剤を、適当な溶剤中に溶解または分散させて、色材層用塗工液を調製し、このイエロー色材層用塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーなどの従来公知の塗工手段により、基材1もしくは後述するプライマー層3上に塗工・乾燥することで形成することができる。イエロー色材層2Yの厚みは、0.2μm以上2.0μm以下程度が一般的である。
本実施形態にかかる熱転写シート10にあっては、図1に示すように基材1上にマゼンタ色材層2Mが設けられており、当該マゼンタ色材層2Mにあっても、前述のイエロー色材層2Yと同様、少なくとも昇華性染料とバインダー樹脂とが含有されている。
マゼンタ色材層2Mに含有される昇華性染料については特に限定されることはなく、従来公知の各種昇華性染料から任意に選択して用いることができるが、中でも、下記一般式(3)で示される昇華性染料が含有されていることが好ましく、下記一般式(3)で示される昇華性染料が当該マゼンタ色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上含有されていることが特に好ましい。マゼンタ色材層2Mに当該所定の昇華性染料を所定量含有せしめることにより、カード材のような硬い被転写体に対しても、高濃度でフルカラー画像を形成することができ、かつ、当該画像上に保護層を形成した場合であっても、保護層の密着性を充分に担保することができる。また、印画物の形成時の離型性も担保できるため、印画不良が生じることを防止することができる。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるマゼンタ色材層2Mには、上述のような各種昇華性染料を担持するためのバインダー樹脂が含まれている。このバインダー樹脂は特に限定されることはなく、前述のイエロー色材層2Yと同様のバインダー樹脂を用いることができる。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるマゼンタ色材層2Mに含有される各種昇華性染料およびバインダー樹脂それぞれの含有量については特に限定されることはなく、適宜設計可能である。当該マゼンタ色材層2Mに含有されるバインダー樹脂に対する全昇華性染料の質量比(D/B比)についても特に限定されることはないが、当該D/B比が3.5を超えるとバインダー樹脂に対する昇華性染料の量が多くなりすぎ、バインダー樹脂が昇華性染料を保持しきれず保存安定性が低下する場合がある。したがって、保存安定性を考慮すると、D/B比は0.7以上3.5以下の範囲内であることが好ましく、1.0以上2.0以下の範囲内であることが特に好ましい。
また、マゼンタ色材層2Mは、前述のイエロー色材層2Yと同様、無機微粒子、有機微粒子等の添加材を含有していてもよく、また、離型剤を含有していてもよい。これらの具体例はイエロー色材層2Yで説明したものと同様である。
マゼンタ色材層2Mの形成方法について特に限定はなく、前述のイエロー色材層2Yと同様の形成方法を用いることができる。
図1に示すように基材1上にはシアン色材層2Cが設けられており、当該シアン色材層2Cには少なくとも昇華性染料とバインダー樹脂とが含有されている。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるシアン色材層2Cに含有される昇華性染料については特に限定されることはなく、従来公知の各種昇華性染料から任意に選択して用いることができるが、中でも、下記一般式(4)で示される昇華性染料が含有されていることが好ましく、下記一般式(4)で示される昇華性染料が当該シアン色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上含有されていることが特に好ましい。シアン色材層2Cに当該所定の昇華性染料を所定量含有せしめることにより、カード材のような硬い被転写体に対しても、高濃度でフルカラー画像を形成することができ、かつ、当該画像上に保護層を形成した場合であっても、保護層の密着性を充分に担保することができる。また、印画物の形成時の離型性も担保できるため、印画不良が生じることを防止することができる。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるシアン色材層2Cには、上述のような各種昇華性染料を担持するためのバインダー樹脂が含まれている。このバインダー樹脂は特に限定されることはなく、前述のイエロー色材層2Yやマゼンタ色材層2Mと同様のバインダー樹脂を用いることができる。
本実施形態にかかる熱転写シート10におけるシアン色材層2Cに含有される各種昇華性染料およびバインダー樹脂それぞれの含有量については特に限定されることはなく、適宜設計可能である。当該シアン色材層2Cに含有されるバインダー樹脂に対する全昇華性染料の質量比(D/B比)についても特に限定されることはないが、当該D/B比が3.5を超えるとバインダー樹脂に対する昇華性染料の量が多くなりすぎ、バインダー樹脂が昇華性染料を保持しきれず保存安定性が低下する場合がある。したがって、保存安定性を考慮すると、D/B比は0.7以上3.5以下の範囲内であることが好ましく、1.0以上2.0以下の範囲内であることが特に好ましい。
また、シアン色材層2Cは、前述のイエロー色材層2Yやマゼンタ色材層2Mと同様、無機微粒子、有機微粒子等の添加材を含有していてもよく、また、離型剤を含有していてもよい。これらの具体例はイエロー色材層2Yで説明したものと同様である。
シアン色材層2Cの形成方法について特に限定はなく、前述のイエロー色材層2Yやマゼンタ色材層2Mと同様の形成方法を用いることができる。
(プライマー層)
図1に示すように、本実施形態にかかる熱転写シート10にあっては、基材1と三色の色材層(2Y、2M、2C)との間にプライマー層3が設けられている。プライマー層3は任意の層であるが、これを設けることで基材1と三色の色材層(2Y、2M、2C)との密着性を向上させることができる。
図1に示すように、基材1の三色の色材層(2Y、2M、2C)が設けられている面とは反対側の面には、背面層5が設けられている。背面層5も前記プライマー層3と同様、任意の層であるが、これを設けることで、耐熱性、及び印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上することができる。
上記で説明した本実施形態にかかる熱転写シート10と組み合わされて用いられる、本実施形態にかかる被転写体は、少なくとも前記熱転写シートの各色材層に含まれる昇華性染料を受容する受容面を有し、前記受容面には、離型剤が含まれていないか、含まれている場合であっても受容面を形成している層の総質量に対して6質量%未満であることを特徴している。このように、被転写体側において、熱転写シート10との離型性が考慮されていない場合であっても、上記で説明した本発明の実施形態にかかる熱転写シート10によれば、離型性を担保しつつ高濃度でフルカラー画像を形成することができ、かつ、当該画像上に保護層を形成した場合であっても、保護層の密着性を充分に担保することができる。
上記で説明した本実施形態にかかる熱転写シートと被転写媒体との組合せを用いた印画物の形成方法については特に限定されることはない。
基材として厚さ5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の背面層用塗工液を乾燥時1.0g/m2になるように塗布し、背面層を形成した。次いで、前記基材の背面層を設けた側とは反対の面に、下記組成のプライマー層用塗工液を乾燥時0.10g/m2になるように塗布し、プライマー層を形成した。次いで、プライマー層上に下記組成のイエロー色材層用塗工液Y1を乾燥時0.35g/m2になるように塗布し80℃で2分間乾燥することでイエロー色材層を形成した。次いで、プライマー層上に下記組成のマゼンタ色材層用塗工液M1を乾燥時0.35g/m2になるように塗布し80℃で2分間乾燥することでマゼンタ色材層を形成した。次いで、プライマー層上に下記組成のシアン色材層用塗工液C1を乾燥時0.35g/m2になるように塗布し80℃で2分間乾燥することでシアン色材層を形成し、実施例1の熱転写シートを得た。
・ポリビニルアセタール樹脂(水酸基価12質量%) 36部
(エスレック(登録商標)KS−1 積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 25部
(バーノック(登録商標)D750 大日本インキ化学工業(株))
・シリコーン樹脂微粒子(粒子径;4μm 多角形状) 1部
(トスパール240 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社)
・ステアリルリン酸亜鉛 10部
(LBT1830精製 堺化学工業(株))
・ステアリン酸亜鉛 10部
(SZ−PF 堺化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3部
(ポリワックス3000 東洋アドレ(株))
・エトキシ化アルコール変性ワックス 7部
(ユニトックス750 東洋アドレ(株))
・メチルエチルケトン 200部
・トルエン 100部
・PVP樹脂(固形分100%) 1.5部
(K−90 アイエスピージャパン(株))
・アルミナゾル(固形分10%) 35.0部
・水 30部
・IPA(イソプロピルアルコール) 33.5部
・昇華性染料として上記一般式(1−1)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
・昇華性染料として上記一般式(3−1)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
・昇華性染料として上記一般式(4−1)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
また、実施例1にかかる被転写体として、下記の組成からなるポリ塩化ビニル製カード(PVCカード:大日本印刷(株))を用意した。なお、この被転写体の受容面には離型剤が含まれていない。
・ポリ塩化ビニルコンパウンド(重合度800) 100部
(安定化剤等の添加材を約10%含有)
・白色顔料(酸化チタン) 10部
・可塑剤(DOP) 0.5部
イエロー色材層用塗工液として上記組成のイエロー色材層用塗工液Y1を用い、マゼンタ色材層用塗工液として上記組成のマゼンタ色材層用塗工液M1を用い、シアン色材層用塗工液として下記組成のシアン色材層用塗工液C2を用いたたことを除き、すべて実施例1と同じ条件にて、実施例2にかかる熱転写シートを得た。また、実施例2にかかる被転写体は、実施例1にかかる被転写体と同じである。
・昇華性染料として上記一般式(4−2)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
マゼンタ色材層用塗工液として下記組成のマゼンタ色材層用塗工液M3を用い、シアン色材層用塗工液として下記組成のシアン色材層用塗工液C3を用いたたことを除き、すべて実施例1と同じ条件にて、実施例3にかかる熱転写シートを得た。また、実施例3にかかる被転写体は、実施例1にかかる被転写体と同じである。
・昇華性染料として上記一般式(16)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
・昇華性染料として上記一般式(22)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
イエロー色材層用塗工液として上記組成のイエロー色材層用塗工液Y1を用い、マゼンタ色材層用塗工液として下記組成のマゼンタ色材層用塗工液M4を用い、シアン色材層用塗工液として上記組成のシアン色材層用塗工液C3を用いたたことを除き、すべて実施例1と同じ条件にて、実施例4にかかる熱転写シートを得た。また、実施例4にかかる被転写体は、実施例1にかかる被転写体と同じである。
・昇華性染料として上記一般式(15)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株)) 0.15部
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
イエロー色材層用塗工液として下記組成のイエロー色材層用塗工液Y11を用い、マゼンタ色材層用塗工液として下記組成のマゼンタ色材層用塗工液M11を用い、シアン色材層用塗工液として下記組成のシアン色材層用塗工液C11を用いたことを除き、すべて実施例1と同じ条件にて、比較例1にかかる熱転写シートを得た。また、比較例1にかかる被転写体は、実施例1にかかる被転写体と同じである。
・ディスパースイエロー201 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.0部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
・昇華性染料として上記一般式(17)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.5部
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株))
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
・昇華性染料として上記一般式(27)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株)) 3.0部
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
イエロー色材層用塗工液として下記組成のイエロー色材層用塗工液Y12を用い、マゼンタ色材層用塗工液として上記組成のマゼンタ色材層用塗工液M11を用い、シアン色材層用塗工液として下記組成のシアン色材層用塗工液C11を用いたことを除き、すべて実施例1と同じ条件にて、比較例2にかかる熱転写シートを得た。また、比較例2にかかる被転写体は、実施例1にかかる被転写体と同じである。
・昇華性染料として上記一般式(10)に示される化合物 5.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂
(エスレック(登録商標)KS−5 積水化学工業(株)) 3.0部
・ポリオレフィンワックス 0.2部
・アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル 0.15部
(X−22−3939 信越化学工業(株))
・ネオエタノール 4.2部
・トルエン 43.65部
・メチルエチルケトン 43.65部
基材として厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用い、該基材の一方の面へ、グラビアコート法で、下記組成の剥離層形成用塗工液を、乾燥後1.0g/m2になるように塗布し乾燥して剥離層を形成した。次いで、この剥離層上に、グラビアコート法で、下記のプライマー層形成用塗工液を、乾燥後1.0g/m2になるように塗布し乾燥してプライマー層を形成した。次いで、このプライマー層上に、グラビアコート法で、下記の保護層形成用塗工液を、乾燥後2.0g/m2になるように塗布し乾燥して保護層を形成した。次いで、この保護層上に、グラビアコート法で、下記の受容層形成用塗工液を、乾燥後2.5g/m2になるように塗布し乾燥して受容層を形成し中間転写媒体を作成した。なお、剥離層/プライマー層/保護層/受容層は、中間転写媒体の転写層を構成し、当該転写層は被転写体上に再転写される層である。
・アクリル樹脂(BR−87 三菱レイヨン(株)) 95部
・ポリエステル樹脂(バイロン(登録商標)200 東洋紡(株)) 5部
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 200部
・ポリエステル樹脂(バイロン(登録商標)200 東洋紡(株)) 33部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 27部
(ソルバイン(登録商標)CNL 日信化学工業(株))
・イソシアネート硬化剤(XEL硬化剤 (株)DNPファインケミカル) 15部
・トルエン 50部
・メチルエチルケトン 200部
・スチレン−アクリル系樹脂
(ミューティクルPP320P 三井化学(株)) 150部
・ポリビニルアルコール
(C−318 (株)DNPファインケミカル) 100部
・水/エタノール(質量比1/2) 70部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(数平均分子量(Mn):12000) 95部
(ソルバイン(登録商標)CNL 日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーン 5部
(KP−1800U 信越化学工業(株))
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 200部
上記実施例1〜4および比較例1〜2の熱転写シートと被転写体との組合せ、および上記の中間転写媒体を準備し、各熱転写シートから中間転写媒体に転写し、次いで、中間転写媒体から被転写体に再転写することで、第1印画物を得た。その際に用いた転写および再転写の条件は以下の通りである。
・プリンタ:カードプリンタ
・印圧:2.2kg/inch
・印画速度:3msec/line
・サーマルヘッド解像度:300dpi
・印画エネルギー:0.26mJ/dot
上記実施例1〜4および比較例1〜2の熱転写シートと被転写体との組合せを準備し、各熱転写シートから被転写媒体に直接に転写することで、第2印画物を得た。その際に用いた転写条件は以下の通りである。
・プリンタ:カードプリンタ
・印圧:2.2kg/inch
・印画速度:3msec/line
・サーマルヘッド解像度:300dpi
・印画エネルギー:0.26mJ/dot
上記の条件にて、イエローベタ画像(255/255階調)、イエローベタ画像とマゼンタベタ画像(255/255階調)を重ねたレッドベタ画像、イエローベタ画像とシアンベタ画像(255/255階調)を重ねたグリーンベタ画像、およびイエローベタ画像、マゼンタベタ画像、シアンベタ画像を重ねたブラックベタ画像を有する第1印画物および第2印画物を作製した。そして、印画後3分以内に熱転写シートの各色色材層を被転写体から180°剥離するときの剥離力を下記装置にて測定した。
・剥離力測定装置:万能型材料試験機 5565(インストロン社)
・剥離速度:300mm/分
A:0.294N/cm未満
NG1:0.294N/cm以上0.392N/cm未満
NG2:0.392N/cm以上
上記(剥離力の評価)にて作成した第2印画物におけるイエロー画像、レッド画像、グリーン画像およびブラック画像に対して、下記の条件にて光を照射した。
・照射試験器:Ci4000(アトラス社)
・光源:キセノンランプ
・フィルター:内側=CIRA、外側=ソーダライム
・ブラックパネル温度:45(℃)
・照射強度:1.2(W/m2)・・・420(nm)での測定値
・照射エネルギー:400(kJ/m2)・・・420(nm)での積算値
色差ΔE*ab=((Δa*)2+(Δb*)2)1/2
CIE1976 La*b*表色系(JIS Z8729(1980))参照
Δa*=a*(照射後)−a*(照射前)
Δb*=b*(照射後)−b*(照射前)
なお、a*及びb*は、CIE1976L*a*b*表色系に基づくものであり、a*及びb*は、知覚明度指数を表す。
A:5未満
B:5以上10未満
C:10以上20未満
NG:20以上
上記第1印画物および第2印画物を作製するにあたり、以下の評価基準に基づいて印画適性を評価した。
A:プリンタ内で異音が発生することなく、印画物にもシワがない
B:プリンタ内で異音が発生することはないが、印画物に小さなシワがある
NG:プリンタ内で異音が発生するか、印画物に大きなシワがあったり、印画物が破断した
1…基材
2Y…イエロー色材層
2M…マゼンタ色材層
2C…シアン色材層
3…プライマー層
5…背面層
Claims (7)
- 熱転写シートと被転写体との組合せであって、
前記熱転写シートは、基材と、当該基材の一方の面上に設けられたイエロー色材層、マゼンタ色材層およびシアン色材層とを有し、前記イエロー色材層には、下記一般式(1)で示される昇華性染料および下記一般式(2)で示される昇華性染料の何れか一方または双方が含有されており、
前記被転写体は、少なくとも前記熱転写シートの各色材層に含まれる昇華性染料を受容する受容面を有し、前記受容面には、離型剤が含まれていないか、含まれている場合であっても受容面を形成している層の総質量に対して6質量%未満である、
ことを特徴とする熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記一般式(1)で示される昇華性染料および前記一般式(2)で示される昇華性染料の合計含有量が、前記イエロー色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記マゼンタ色材層には、下記一般式(3)で示される昇華性染料が含有されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記一般式(3)で示される昇華性染料の含有量が、前記マゼンタ色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上であることを特徴とする請求項3に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記シアン色材層には、下記一般式(4)で示される昇華性染料が含有されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記一般式(4)で示される昇華性染料の含有量が、前記シアン色材層に含まれる全染料の固形分総量に対して50質量%以上であることを特徴とする請求項5に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
- 前記被転写体が、JIS X 6305−1:2010に規定されている曲げ強さ試験におけるたわみ量が35mm以下のカード材であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の熱転写シートと被転写体との組合せ。
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