JP2018050725A - 指保持部材及び描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指の爪の位置決め及び固定を簡易かつ確実に行うことができるとともに、安全かつ衛生的にネイルプリントを行うことのできる指保持部材及び描画装置を提供する。【解決手段】周方向の一部にスリット部354が形成され、このスリット部354から印刷指U1を抜挿可能に構成された指抜挿部351と、ネイルプリント装置1の装置側連結部311fと連結されることによってネイルプリント装置1に対して印刷指U1の爪Tを位置決めする連結部352とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、指保持部材及び描画装置に関するものである。
従来、爪にネイルデザインを描画する描画装置が知られている。
しかし、描画を施す爪の指を単に載置台上に載せただけでは、手が不安定な状態にあるため、描画中に指が動いて描画位置がずれてしまうことがあり、ネイルプリントが美しく仕上がらないおそれがある。
また、美容師法・理容師法では、美容師・理容師の行う施術について安全基準・衛生基準が規定されており、特にネイルサロン等で複数のユーザがネイルプリント装置を使用する環境では、ユーザの指や爪が直接装置内に接触する場合、客ごとに装置の清掃・消毒を行う必要があった。
この点、ユーザが自分でネイルプリントを行う場合に、描画対象である爪の指に、薄いゴムで形成された指サックタイプのネイル補助具をはめてインクのはみ出しや飛び散りを防ぐ工夫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような指サックタイプのネイル補助具をはめた状態で爪への描画を行えば、ユーザの指や爪が直接装置内に接触することがなく、客ごとに装置の清掃・消毒を行う手間を省いて衛生的かつ安全にネイルプリントを行うことができる。
特開2005−192669号公報
しかしながら、特許文献1に記載の指サックタイプのネイル補助具のように、単に指を指先からネイル補助具内に挿入して指に装着するような構成では、ネイル補助具に対して指を着脱する際に、爪が指サックと接触して擦れてしまい、爪に施したネイルプリントを傷つけてしまうおそれがある。
また、ネイルプリント装置等を用いずにユーザが自ら爪にネイルプリントを施す場合には、特に指の位置決めや固定といったことを考慮する必要はないが、ネイルプリント装置に指をセットしてペンやインクジェットヘッドを用いて描画することでネイルプリントを行う場合には、描画位置のずれを防ぐために、指(指の爪)の正確な位置決めや描画中の位置ずれの防止が重要となる。
この点、特許文献1に記載のネイル補助具は、ユーザが自ら爪にネイルプリントを施す場合の使用を想定したものであり、指の位置決めや位置ずれ防止のための指の固定に関して対応するものではない。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、指の爪の位置決め及び固定を簡易かつ確実に行うことができる指保持部材及び描画装置を提供することを利点とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の指保持部材は、
周方向の一部にスリット部が形成され、このスリット部から指を抜挿可能に構成された指抜挿部と、
外部装置の装置側連結部と連結されることによって前記外部装置に対して前記指の爪を位置決めする連結部と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、指の爪の位置決め及び固定を簡易かつ確実に行うことができる。
(a)は、本実施形態における描画装置の正面図であり、(b)は、(a)に示された描画装置の内部構成を示す側面図である。 本実施形態における指受入部の要部斜視図である。 本実施形態における指保持部材の斜視図である。 本実施形態に係る描画装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 印刷指を指保持部材に挿入する様子を示した斜視図である。 印刷指が挿入された指抜挿部にベルト部材を巻き付ける様子を示した斜視図である。 印刷指が指保持部材に挿入された状態を示した斜視図である。 印刷指が挿入された指保持部材を指受入部内に挿入する様子を示した斜視図である。 印刷指が挿入された指保持部材が指受入部内に挿入された状態を示した斜視図である。
図1(a)及び図1(b)から図9を参照しつつ、本発明に係る指保持部材及びネイルプリント装置(描画装置)の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、ネイルプリント装置1は手の指の爪を描画対象として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪を描画対象としてもよい。
図1(a)は、ネイルプリント装置の内部構成を示す正面図であり、図1(b)は、図1(a)に示されたネイルプリント装置の内部構成を示す側面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、描画ヘッド43が描画用具であるペン41とインクジェットヘッド71とを備え、プロッタ方式とインクジェット方式とを併用して爪Tに描画を施す描画装置である。
このネイルプリント装置1は、ケース本体2と、このケース本体2に収容される装置本体10とを備えている。
本実施形態における指保持部材35(図3参照)は、図1(a)及び図1(b)に示すようなネイルプリント装置(描画装置)1によって指の爪Tに描画を施す際に、描画対象となる爪Tの指(印刷指U1)に装着され、外部装置であるネイルプリント装置(描画装置)1の指受入部31内に配置されるものである。
図1(b)に示すように、ケース本体2には、その上面から上部前面にかけて、後述する描画部40のペン41及びインクジェットヘッド71を交換するために開閉可能に構成された蓋部23が設けられている。蓋部23は、例えばヒンジ等を介して、図1(b)に示すように閉状態から開状態まで回動自在となっている。
ケース本体2の上面(天板)には操作部25(図4参照)が設置されている。
操作部25は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部25には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための図示しない操作釦が配置されている。
また、ケース本体2の上面(天板)のほぼ中央部には表示部26が設置されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部26には、例えば、印刷指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部26の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。
装置本体10は、ほぼ箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置された下部機枠11と、この下部機枠11の上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている上部機枠12とを備えている。
まず、下部機枠11について説明する。
下部機枠11は、背面板111、底板112、左右一対の側板113a,113b、X方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115及び隔壁116を有する。
側板113a,113bの下端部は、底板112の左右両端部にそれぞれ連結され、側板113a,113bが底板112に対して立てられた状態に設けられている。
背面板111の下部は、前方(指挿入方向手前側)に向かって2段に窪むように形成されている。背面板111の下端部は底板112の前端部に連結されており、背面板111は、底板112と側板113a,113bによって囲われた領域を前後に区切っている。
この窪んだ背面板111の後ろ側に形成される空間がX方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115(図1(b)参照)となっている。X方向移動ステージ収容部114内には、描画部40が前方(指挿入方向手前側)に移動した際に描画部40のX方向移動ステージ45が収容される。また、Y方向移動ステージ収容部115内には、描画部40のY方向移動ステージ47が配置されている。
また、隔壁116は、下部機枠11の内部前方側の空間(背面板111、底板112及び側板113a,113bによって囲われた指挿入方向手前側の空間)を上下に区切るように下部機枠11の内側に設けられている。隔壁116はほぼ水平に設けられ、隔壁116の左右両端部が側板113a,113bにそれぞれ連結され、隔壁116の後端部が背面板111に連結されている。
この下部機枠11には、指固定部30(図1(b)参照)が一体的に設けられている。
指固定部30は、描画を施す爪T(すなわち描画対象)に対応する指(以下、これを「印刷指U1」という。)を受け入れる指受入部31と、この印刷指U1以外の指(以下、これを「非印刷指U2」という。)を退避させる指退避部32と、から構成されている。
指受入部31は、隔壁116の上側であって、例えば、下部機枠11の幅方向のほぼ中央に配置されている。また、隔壁116によって下部機枠11の下側に区分けられた空間が指退避部32を構成している。
例えば、薬指の爪Tに描画を施す場合には、指受入部31に印刷指U1としての薬指を挿入し、非印刷指U2であるその他の4指(親指、人差し指、中指、小指)を指退避部32に挿入する。
ユーザは指受入部31に挿入した印刷指U1と指退避部32に挿入した非印刷指U2との間に隔壁116を挟むことができる。そのため、指受入部31内に挿入された印刷指U1が安定して固定される。
また、隔壁116の上面であって下部機枠11の前面側の両側部には、下部機枠11の前面側を塞ぐ前壁31f(図1(a)参照)が立設されている。また、隔壁116の上面には、この前壁31fの中央部寄りの端部から前記指受入部31に向けて狭窄し、印刷指U1を指受入部31内に案内する一対のガイド壁31g(図1(a)参照)が立設されている。
図2は、本実施形態における指受入部31の要部斜視図である。
図2に示すように、指受入部31は、隔壁116の一部によって構成され描画を施す爪Tの指(印刷指U1)をXY平面上に載置する指載置部310と、この指載置部310の上に固定された指固定ケース311とで構成されている。
指固定ケース311は、隔壁116への取り付け側である下側が開口したほぼ箱形の部材である。
図2に示すように、本実施形態の指固定ケース311には、下側の開口部の周縁に沿って外向きフランジ部311bが形成されている。外向きフランジ部311bには指固定ケース311の両側2か所ずつにねじ孔311cが形成されている。
指固定ケース311は、外向きフランジ部311bのねじ孔311cに図示しないねじを挿通させてねじ止めすることにより、指載置部310に固定される。
指固定ケース311は、装置前面側に配置される側(印刷指挿入方向の手前側)も開口しており、印刷指U1を挿入する挿入口311aとなっている。
また、指固定ケース311の上面であって印刷指挿入方向の奥側は、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓部311dとなっており、指固定ケース311の上面であって印刷指挿入方向の手前側は、印刷指U1の高さが上がり過ぎるのを防ぐ指押え部311eとなっている。
指押え部311eは、単なる板状の部であってもよいし、印刷指U1の上側が当接する部分(すなわち、指固定ケース311における内側の面)に樹脂等で形成された緩衝材等が設けられていてもよい。このように指押え部311eの内側の面に緩衝材等を設けることにより、印刷指U1が押し上げられ指押え部311eに突き当てられたときに衝撃や痛みを感じにくくなり、好ましい。
また、指受入部31における印刷指挿入方向の奥側、すなわち、指固定ケース311の奥側には、装置側連結部311fが設けられている。装置側連結部311fは、指保持部材35の連結部352の形状に対応する形状に形成されており、印刷指U1が挿入された指保持部材35が指受入部31内に挿入された際に、連結部352と連結されるものである。
装置側連結部311fは、指保持部材35の連結部352が連結されることで、描画時における爪Tの位置を規定する。
装置側連結部311fは、連結部352が連結された際に爪Tが窓部311dから露出し、後述する描画部40のペン41及びインクジェットヘッド71による描画を爪Tに対して適切に行うことができる描画可能位置に配置される大きさ(高さ)に形成されている。
本実施形態において、後述するように連結部352は断面ほぼコ字状に形成されており、装置側連結部311fは、この連結部352よりもわずかに小さく形成された断面視において矩形状に形成されている。
本実施形態では、連結部352を装置側連結部311fの上に被せるように配置することで連結部352が装置側連結部311fと連結される。
なお、装置側連結部311fは、指受入部31内に指保持部材35が挿入された際に連結部352が連結しやすい形状であればよく、図2に示す形状に限定されない。例えば、装置側連結部311fの角部にRを付けた断面視かまぼこ型等であってもよい。この場合には、連結部352もこれに沿う形状とすることが好ましい。
また、装置側連結部311fは指固定ケース311に一体的に設けられていてもよいし、例えばゴムや各種合成樹脂等によって別部材として形成されたものを指固定ケース311の奥側に貼着等により固定したものであってもよい。
また、本実施形態における指受入部31内には、印刷指U1を固定する指固定部材312が配置されている。本実施形態の指固定部材312は、内圧を変化させることにより膨縮可能に構成され、膨張状態において印刷指U1を固定するものである。
指固定部材312は、例えばエラストマーやシリコーン、ウレタン樹脂のシート等、ある程度の伸縮性・柔軟性を有する材料により形成された袋状の部材である。
なお、指固定部材312は、空気等の流体を注入することにより内圧を高めた膨張状態では、印刷指U1の上側が指押え部311eの下面に当接する位置まで印刷指U1を押し上げ、空気等の流体を排出することで内圧が低くなった収縮状態では、印刷指U1の着脱を阻害しない大きさまで収縮可能なものであればよく、その材料は特に限定されない。
なお、エラストマー等で指固定部材312を形成した場合には、後述する指保持部材35との間で適度な摩擦力を得ることができ、指保持部材35に保持された状態の印刷指U1を指固定部材312の上に載置した場合の位置ずれを抑えることができ、好ましい。
なお、指固定部材312の形状や大きさ、配置される範囲等は、図示例に限定されない。
例えば、本実施形態では、図2に示すように、指固定部材312が爪Tの生え際あたりまでしか設けらず、指の先端部分まで設けられていないが、さらに奥側まで指固定部材312を設けてもよい。ただ、爪Tの下部分等、指の先端部分まで指固定部材312を設けた場合には、指固定部材312が膨張した際に、指の先端部分が描画を行うのに高すぎる位置まで押し上げられてしまい、窓部311dから外側に飛び出してしまうおそれもある。
このため、指の先端部分まで指固定部材312を設ける場合には、指の先端部分に対応する部分の膨張具合を調整する等により、印刷指U1の先端部分が指固定部材312によって上方に持ち上がりすぎるのを防ぐ構成とすることが好ましい。
指固定部材312には、図示しない連通管を介して指固定部材312の内部に流体(すなわち、例えば、空気等の気体や水等の液体。なお、本実施形態では以下流体が空気である場合を例として説明する。)を注入するポンプ313(図4参照)が接続されている。
また、指固定部材312とポンプ313との間には、流体の流入・流出を調整するためのバルブ314(図4参照)及び指固定部材312の内圧を検出することが可能なセンサ315(図4参照)が設けられている。
本実施形態では、後述するように、指受入部31内に挿入された印刷指U1の大きさを指サイズ検出部813(図4参照)により検出し、検出された印刷指U1の大きさに応じて、指固定調整部としての圧力調整部814(図4参照)が印刷指U1の固定時における指固定部材312の内圧を調整するようになっており、ポンプ313、バルブ314及びセンサ315は、圧力調整部814と接続されて、その動作を制御される。
図3は、指受入部31内に挿入される指保持部材の斜視図である。
図3に示すように、本実施形態では、指保持部材35は、指抜挿部351と、外部装置の装置側連結部311fと連結される連結部352とを備えている。また、本実施形態では、指保持部材35は、指抜挿部351に挿入された印刷指U1の爪Tを載置する爪載置部353を備えている。
指保持部材35は、少なくとも指抜挿部351が適度な摩擦力を持つ軟質材料により形成されていることが好ましい。
本実施形態では、軟質のエラストマーによって指抜挿部351、連結部352、爪載置部353が一体的に形成されている。なお、指保持部材35を形成する材料はある程度柔軟性のあるものであれば適用可能であり、エラストマーに限定されず、例えばシリコーン等でもよい。
前述のように、指固定部材312がエラストマー等で形成されている場合には、指保持部材35も同様の材料で形成することで指固定部材312との間で適度な摩擦力を得ることができ、指保持部材35に保持された状態の印刷指U1を指固定部材312の上に載置した場合の位置ずれを抑えることができ、好ましい。
指抜挿部351は、一般的な長さ・太さの指を想定した長さ及び太さを有するほぼ円筒状の部であり、指を挿入した際に指の根元側が配置される第1の挿入部351aと、この第1の挿入部351aよりも指の先端側に位置する第2の挿入部351bからなる。
第1の挿入部351aには、周方向の一部に、指抜挿部351の長手方向に沿って延在するスリット部354が形成されており、指抜挿部351は、このスリット部354から指を挿入することが可能に構成されている。
スリット部354を形成する位置は特に限定されないが、本実施形態では、指を挿入する際に上側となる面に、スリット部354が形成されている。これにより、ユーザは、指保持部材35に印刷指U1を挿入する際、指の腹側から、指抜挿部351の上側のスリット部354を押し広げるようにして指抜挿部351内に印刷指U1を挿入する(図4参照)。
このように、指抜挿部351の上側のスリット部354から印刷指U1を着脱できるようにすることで、印刷指U1を着脱する際に爪Tが指保持部材35と接触せず、爪Tに施されたネイルプリントが擦れて傷つくことを防止できる。
第2の挿入部351bは、第1の挿入部351aよりも指の先端側に連設されており、印刷指U1を挿入した際、爪Tを含む指の先端部分が配置される。
第2の挿入部351bにおける上側の面には、爪Tを露出させるための開口部351cが形成されている。なお、上記スリット部354は、第1の挿入部351aの一端側から第2の挿入部351bの開口部351cまで延在している。
開口部351cは、各種の形状、大きさの爪Tに対応するために、一般的とされる爪Tのサイズよりも多少大き目に形成されていることが好ましい。
連結部352は、外部装置であるネイルプリント装置1の装置側連結部311fと連結されることによって外部装置であるネイルプリント装置1に対して印刷指U1の爪Tを位置決めするものである。
本実施形態では、連結部352は、指抜挿部351における指の先端側に連設されている。
前述のように、本実施形態における装置側連結部311fは、断面視において矩形状に形成されており、連結部352は、この装置側連結部311fに上側から嵌め込むことが可能な断面ほぼコ字状に形成されている。
なお、連結部352は、指抜挿部351よりもその厚みを厚くして強度や硬度を上げるようにしてもよい。
本実施形態において、連結部352の上面であって開口部351cに近接する部分は、指抜挿部351に挿入された印刷指U1の爪T(特に爪Tの先端部)を載置する爪載置部353となっている。
本実施形態では、連結部352を装置側連結部311fに嵌め込んで連結させることで、指抜挿部351内に挿入されて開口部351cから露出し少なくともその先端部が爪載置部353に載置されている爪Tが、描画に適した位置に位置決めされるようになっている。
また、本実施形態の指保持部材35は、印刷指U1を挿入した後に指抜挿部351の外周に沿って巻回され、スリット部354を塞ぐベルト部材355を有している。
ベルト部材355は、指抜挿部351等と同様の軟質材料で形成されていることが好ましい。本実施形態では、ベルト部材355は、指抜挿部351等と同じ軟質のエラストマーによって指抜挿部351の外側に一体に形成されている。
ベルト部材355には、図2等に示すように、指抜挿部351の外周に沿うような巻き癖が付けられていることが好ましい。これにより、ベルト部材355を指抜挿部351の外周に巻回しやすくなり、また、巻回されたベルト部材355が指抜挿部351の外周にしっかりと巻き付き、剥がれにくくなる。
また、ベルト部材355における指抜挿部351の外周面との接続部分は、ベルト部材355が指抜挿部351の外周面から離れる方向に折れていることが好ましい。このようにすることで、指抜挿部351内に印刷指U1を挿入する際、ベルト部材355が指挿入の邪魔にならず、指保持部材35に対する印刷指U1の着脱を円滑に行うことができる。
ベルト部材355の内側面には、例えば表面がざらつくような加工を施して摩擦抵抗を大きくし、ベルト部材355が指抜挿部351の外周に巻き付いた際に滑りにくくすることが好ましい。なお、この場合、指抜挿部351の外周面にも同様の加工を施すことで、より一層ベルト部材355が滑りにくくなるようにしてもよい。
なお、ベルト部材355をずれにくくするための構成はここに例示したものに限定されず、例えば、指抜挿部351の外周面とベルト部材355の内側面又は自由端側に互いに嵌り合うフック等の係止部を設けてもよい。
下部機枠11の上面であって、指受入部31の側方(ケース本体2の媒体挿出口24に対応する位置であり、本実施形態では、図1(a)において左側)には、後述する描画ヘッド43による描画可能範囲内に、後述するペン41のペン先(先端部)413の書き出し時のかすれ等を無くすための慣らし書きを行う慣書部61が設けられている。
慣書部61は、平板状の部分であり、前述のケース本体2の媒体挿出口24から挿入された図示しない描画媒体が載置されるようになっている。
慣書部61に載置される描画媒体は、ペン先(先端部)413の慣らし書きを行うことができるものであればよく、例えば紙片である。
下部機枠11の上面であって、指受入部31を挟んで慣書部61の逆側(本実施形態では、図1(a)において右側)には、後述する描画ヘッド43の移動可能範囲内に、後述するペンホルダ42に対応する数(本実施形態では1つ)だけペンキャップ62が設置されている。
ペンキャップ62は、例えばゴムによって形成されており、描画部40にペン41が装着されている状態で描画を行っていないとき(非描画時)には、ペン41を下降させて、ペン先413をペンキャップ62に収容することにより、ペン先413の乾燥を防止するようになっている。
また、ペン先413がペンキャップ62に収容されたときにインクジェットヘッド71が配置される位置に対応する位置には、インクジェット保守部63が設けられている。インクジェット保守部63は、例えば後述するインクジェットヘッド71のインク吐出部(ノズル面)をクリーニングするためのクリーニング機構やインク吐出部(ノズル面)の保湿状態を保つためのキャップ機構等(いずれも図示せず)で構成されている。
なお、ペンキャップ62、インクジェット保守部63等の配置はここで例示したものに限定されない。
描画部40は、描画ヘッド43、描画ヘッド43を支持するユニット支持部材44、描画ヘッド43をX方向(図1(a)におけるX方向、描画装置1の左右方向)に移動させるためのX方向移動ステージ45、X方向移動モータ46、描画ヘッド43をY方向(図1(b)におけるY方向、描画装置1の前後方向)に移動させるためのY方向移動ステージ47、Y方向移動モータ48等を備えて構成されている。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の描画ヘッド43には、ペン41を保持するペンホルダ42とインクジェットヘッド71を保持するインクジェットホルダ72とが隣り合って配置されている。
インクジェットヘッド71は、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する図示しないインクカートリッジと各インクカートリッジにおける描画対象(爪T)に対向する面(本実施形態では、図1(a)等における下面)に設けられた図示しないインク吐出部とが一体に形成されたインクカートリッジ一体型のヘッドである。インク吐出部は、それぞれの色のインクを噴射する複数のノズルからなるノズルアレイを備えており、インクジェットヘッド71は、インクを微滴化し、インク吐出部から描画対象(爪T)の被描画面に対して直接にインクを吹き付けて描画を行う。なお、インクジェットヘッド71は、上記3色のインクを吐出させるものに限定されない。その他のインクを貯留するインクカートリッジ及びインク吐出部を備えていてもよい。
本実施形態のペンホルダ42には、1本のペン41が装着可能となっている。
ペン41は、爪Tの表面を描画対象面とし、先端部が描画対象面である爪Tの表面に接触して描画を施す描画用具である。
ペン41は、棒状のペン軸部411の先端側(図1(a)及び図1(b)において下側)にペン先413が設けられたものである。
ペン軸部411の内部は、各種インクを収容するインク収容部となっている。
ペン軸部411の内部に収容されるインクとしては、各種のインクが適用可能である。インクの粘度や色材の粒径(粒子の大きさ)等は特に限定されず、例えば、金銀のラメ入りのインクや白色のインク、UV硬化型のインクやジェルネイル、アンダーコート用インク、トップコート用インクやマニキュア液等も用いることができる。
本実施形態において、ペン41は、例えばペン先413を爪Tの表面に押し当てることでペン軸部411内に収容されているインクが染み出して描画する、ペン先413がボールペンタイプとなったペンである。
なお、ペン41は、ボールペンタイプのものに限定されない。例えばフェルト状のペン先にインクを染み込ませて描画するサインペン(フェルトペン)タイプや、束ねた毛にインクを染み込ませて描画する筆ペンタイプのもの等であってもよい。
また、ペン先413の太さも各種のものを用意することができる。
ペン41はペンホルダ42に上方から挿通するだけで保持されている。このため、ケース本体2に設けられている蓋部23を開けて、例えば手やピンセットでペン軸部411の上端部を摘み上げ引き出す等により、容易に交換が可能である。
これにより、ユーザは、ペンホルダ42に装着するペン41を、描画したいネイルデザインに応じて色やペン先413の種類やインクの種類の異なるペン41に適宜入れ替えることで、幅広いネイルデザインを実現することができる。
ペンホルダ42の近傍には、ステッピングモータからなるペン上下用モータ426(図4参照)等、ペン41を動作させるための機構が設けられており、ペン41は、このペン上下用モータ426の駆動によって上下方向に移動可能に構成されている。
また、ユニット支持部材44は、X方向移動ステージ45に取り付けられたX方向移動部451に固定されている。X方向移動部451は、X方向移動モータ46の駆動によりX方向移動ステージ45上を図示しないガイドに沿ってX方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド43が、X方向(図1(a)におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動するようになっている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されている。Y方向移動部471は、Y方向移動モータ48の駆動によりY方向移動ステージ47上を図示しないガイドに沿ってY方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド43が、Y方向(図1(b)におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動するようになっている。
なお、本実施形態において、X方向移動ステージ45及びY方向移動ステージ47は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48と、図示しないボールネジ及びガイドとを組み合わせることで構成されている。
本実施形態では、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48等により、ペン41を備える描画ヘッド43をX方向及びY方向に駆動するXY駆動部としてのヘッド移動部49が構成されている。
描画部40におけるペン上下用モータ426、インクジェットヘッド71、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48は、後述する制御装置80の描画制御部816(図4参照)に接続され、該描画制御部816によって制御されるようになっている。
また、描画ヘッド43の側方には、乾燥部90が配置されている。
本実施形態では、乾燥部90は、ヘッド移動部49によって描画ヘッド43とともに移動可能に構成されている。
乾燥部90は、熱を発生させるためのヒータ91(図4参照)と、送風のためのファン92(図4参照)とを備え、指受入部31に置かれた印刷指U1の爪Tにファン92によって生じた風を当て、爪T上に施されたインクジェットヘッド71によるインクジェット描画、又はペン41によるプロッタ描画を乾燥させる機能を有する。
なお、乾燥部90のヒータ91は、用途に応じてON/OFF切り替えが可能となっており、ヒータ91をOFFした状態でファン92のみを回転させることもできるように構成されることが好ましい。
また、図1(a)及び図1(b)に示すように、上部機枠12に固定されている基板13には撮影部50が設けられている。撮影部50は、撮像装置51と、照明装置52とを備えている。
すなわち、上部機枠12には基板13が設置されており、この基板13の下面であって指受入部31のほぼ上方位置に、2つの撮像装置51が設置されている。
撮像装置51は、例えば200万画素程度以上の画素を有するものであることが好ましい。
この撮影部50は、指受入部31内に挿入されて上部の開口(すなわち、窓部311d)から見える印刷指U1の爪Tを照明装置52によって照明する。そして、撮像装置51によってその印刷指U1を撮影して、印刷指U1の爪Tの撮影画像である爪画像(爪画像を含む指の画像)を取得するものである。
2つの撮像装置51のうちの一方は、指受入部31の底面に対向して設けられており、爪Tを真上から撮影するものである。
また、撮像装置51のうちの他方は、指受入部31の底面に対して僅かに傾けて配置されており、爪Tを斜め上方向から撮影するものである。
このように、2つの撮像装置51を異なる位置・角度に配置することにより、少なくとも2つの異なる位置・角度から爪Tを撮影することができる。
本実施形態では、異なる位置・角度に設けられた2つの撮像装置51により、異なる位置・角度から撮影された爪画像を少なくとも2枚取得する。
そして、撮像装置51によって取得されたこれらの撮影画像(爪画像)に基づいて、後述する爪形状検出部812が、xy平面上における爪Tの位置や、爪Tの輪郭(爪Tの形状)、爪Tの曲率(すなわち爪Tの湾曲形状)、爪Tの垂直位置等の爪情報を検出する。なお、異なる位置・角度から爪Tを撮影して複数枚の撮影画像(爪画像)を取得することにより、特に印刷指U1の爪Tの湾曲形状を正確に検出することが可能となる。
また、本実施形態では、少なくとも1つの撮像装置51によって取得されたこれらの撮影画像(爪及び指画像)に基づいて、後述する指サイズ検出部813が、指受入部31内に挿入された印刷指U1の大きさ(本実施形態では後述するように印刷指U1の幅)を検出する。
照明装置52は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)等の光源である。
本実施形態において照明装置52は、基板13上であって撮像装置51の近傍に配置されており、撮像装置51による撮影の際に印刷指U1の爪Tを照明する。
なお、照明装置52を設ける数や具体的な配置等は図示例に限定されない。
撮影部50は、後述する制御装置80の撮影制御部811(図4参照)に接続され、該撮影制御部811によって制御されるようになっている。
撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部82の爪画像記憶領域821(図4参照)に記憶される。
制御装置80は、例えば上部機枠12に配置された基板13等に設置されている。
図4は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図4に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、記憶部82のROMには、爪画像(撮影画像)から爪Tの形状(輪郭)、幅方向における湾曲形状、爪の幅や長さ等の各種の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、爪画像(撮影画像)から印刷指U1のサイズを検出する指サイズ検出プログラム、指固定部材312の内圧を調整するための圧力調整プログラム、描画データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置80によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの爪画像(撮影画像)を記憶する爪画像記憶領域821、爪形状検出部812によって検出された爪情報(爪Tの形状(輪郭)や爪Tの湾曲形状等)が記憶される爪情報記憶領域822、及び爪Tに描画されるネイルデザインの画像データを記憶するネイルデザイン記憶領域823、指固定部材312の圧力調整処理に必要な圧力調整情報記憶領域824等が設けられている。
圧力調整情報記憶領域824には、指幅サイズ(又は指幅サイズに応じてレベル分けを行った結果である指幅レベル)と圧力レベルとの対応関係を規定するテーブル等が格納されている。
上記テーブルには、指幅の小さい場合ほど指固定部材312の内圧が高くなるように圧力レベル(すなわち圧力値、単位:mmHg)が設定されている。
例えば、指幅サイズに応じて大・中・小の3段階の指幅レベルに分類した場合、指幅レベルが最も小さい「サイズ1」と分類された印刷指U1については、指固定部材312の内圧が200mmHgとなるように圧力レベルを設定して印刷指U1の固定を行う。また、指幅レベルが「サイズ2」と分類された印刷指U1については、指固定部材312の内圧が150mmHgとなるように圧力レベルを設定し、指幅レベルが最も大きい「サイズ3」と分類された印刷指U1については、指固定部材312の内圧が100mmHgとなるように圧力レベルを設定して、印刷指U1の固定を行うといった対応関係がテーブルにおいて設定されている。
なお、各指幅レベルに対応する圧力レベルは、ここに例示したものに限定されず、適宜設定される。
また、指幅レベルの分類は3段階に限定されず、さらに細かく分類してもよい。
また、指幅サイズに応じて、複数段階の指幅レベルに分類する際の閾値は適宜設定される。
制御部81は、機能的に見た場合、撮影制御部811、爪形状検出部812、指サイズ検出部813、圧力調整部814、描画データ生成部815、描画制御部816、表示制御部817、乾燥制御部818等を備えている。これら撮影制御部811、爪形状検出部812、指サイズ検出部813、圧力調整部814、描画データ生成部815、描画制御部816、表示制御部817、乾燥制御部818等としての機能は、制御部81のCPUと記憶部82のROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される。
撮影制御部811は、撮影部50の撮像装置51及び照明装置52を制御して撮像装置51により、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像を含む指の画像である爪画像(撮影画像)を撮影させるものである。
本実施形態では、撮影制御部811が、2つの撮像装置51によって爪Tの幅方向における複数の位置・角度(例えば、爪Tの真上と爪Tの斜め上方等)から爪Tを撮影して、複数枚の爪画像(撮影画像)を取得させる。
なお、1つの爪Tについて何枚の撮影画像を取得させるかは特に限定されないが、爪Tの幅方向における異なる位置において2枚以上の撮影画像を取得させた方が爪Tの湾曲形状まで精密に検出することが可能となるため好ましい。
撮影部50により取得された爪画像の画像データは、記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
爪形状検出部812は、撮像装置51によって撮影された指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像(撮影画像)に基づいて、印刷指U1の爪Tについての爪情報を検出するものである。
本実施形態において、爪形状検出部812は、撮影画像に基づいて、例えば爪Tの形状(輪郭)や爪Tの水平位置のXY座標、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置、以下「爪Tの垂直位置」又は単に「爪Tの位置」ともいう。)、爪Tの幅方向における形状、すなわち、爪Tの表面の、XY平面に対する傾斜角度(爪Tの湾曲形状、爪Tの傾斜角度)等を検出する。なお、爪形状検出部812によって検出される内容はこれに限定されない。
爪形状検出部812によって取得された爪情報は、記憶部82の爪情報記憶領域822に記憶される。
指サイズ検出部813は、撮像装置51によって撮影された印刷指U1の画像(撮影画像)から、指受入部31に挿入された印刷指U1の大きさを検出する。
本実施形態では、指サイズ検出部813は、印刷指U1の大きさとして指幅を検出する。
また、指サイズ検出部813は、検出した印刷指U1の指幅を複数の指幅レベル(すなわち、例えばサイズ1〜サイズ3)に分類してもよい。
指サイズ検出部813による指幅検出の手法としては、例えば、爪Tの長さ方向の中央部における印刷指U1の横幅を指幅として検出する。
なお、印刷指U1のどの部分の横幅を指幅とするかはこれに限定されない。撮影部50により撮影が可能な部分、すなわち、窓部311dから露出している部分の横幅であれば、指幅として検出することが可能である。
圧力調整部814は、指サイズ検出部813によって検出された印刷指U1の大きさに応じて、印刷指U1の固定時における指固定部材312による固定レベルを調整する指固定調整部である。
本実施形態では、圧力調整部814は、指サイズ検出部813によって検出された印刷指U1の大きさに応じて、印刷指U1の固定時における指固定部材312の内圧を調整する。
具体的には、圧力調整部814は、指幅サイズ(又は指幅レベル)と圧力レベル(すなわち、圧力値)との対応関係を示すテーブルを参照することにより、指サイズ検出部813によって検出された指幅サイズ(又は指幅レベル)に対応する圧力レベル(すなわち、圧力値)を読みだして、これを当該印刷指U1を固定するための指固定部材312の内圧値として設定する。
そして、圧力調整部814は、ポンプ313、バルブ314を制御して、設定した内圧となるまで指固定部材312内に適宜流体である空気を注入して膨張状態とさせる。
圧力調整部814には、指固定部材312の内圧を検出するセンサ315から適宜検出結果が送られており、圧力調整部814は、この検出結果から指固定部材312の内圧値が設定したレベルに達したと判断すると、ポンプ313による空気の注入を停止させる。
また、当該印刷指U1へのペン41やインクジェットヘッド71による描画動作が完了すると、圧力調整部814は、バルブ314を開放して指固定部材312内の空気を排出させて、指固定部材312の内圧を下げて収縮状態とさせる。
描画データ生成部815は、爪形状検出部812により検出された爪情報に基づいて、描画ヘッド43により印刷指U1の爪Tに施される描画用の描画データを生成する。
具体的には、描画データ生成部815は、爪形状検出部812により検出された爪Tの形状(輪郭形状)等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等することにより爪Tの形状に合わせ込む合せ込み処理を行う。
また、描画データ生成部815は、爪形状検出部812により検出された爪Tの湾曲形状に応じて、爪Tに描画するように指定されたネイルデザインの画像データに適宜曲面補正等を行う画像データ補正部としても機能する。
これにより、ペン41やインクジェットヘッド71によって描画されるネイルデザインの描画用のデータが生成される。
描画制御部816は、描画データ生成部815によって生成された描画データに基づいて描画部40に制御信号を出力し、爪Tに対してこの描画データにしたがった描画を施すように描画部40のX方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、ペン上下用モータ426、インクジェットヘッド71等を制御する制御部である。
具体的には、描画制御部816は、ペン41の非描画時にはペン41の先端部(ペン先413)が爪Tの表面に接しない高さまで上がった状態を維持し、描画時にはペン41の先端部(ペン先413)が爪Tの表面に当接する高さまで下がるようにペン上下用モータ426の動作を制御する。
また、適宜X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48を動作させることにより、描画ヘッド43をX方向、Y方向に移動させながら、爪T上の所定位置に順次描画を施す。
表示制御部817は、表示部26を制御して表示部26に各種の表示画面を表示させるものである。本実施形態では、表示制御部817は、例えばネイルデザインの選択画面やデザイン確認用のサムネイル画像、印刷指U1を撮影して取得した爪画像、各種の指示画面、操作画面等を表示部26に表示させるようになっている。
乾燥制御部818は、乾燥部90の乾燥動作を制御して、指受入部31に挿入され、描画が施された爪Tについて乾燥部90による乾燥処理を行わせる。
具体的には、乾燥制御部818は、乾燥部90のヒータ91及びファン92のON/OFFを適宜切り替える。また、乾燥制御部818は、
適宜ヒータ91の温度制御を行い、必要に応じて、ヒータ91をOFFしてファン92のみを動作させることも可能となっている。
次に、図5から図9を参照しつつ、本実施形態における指保持部材35及びこれを適用したネイルプリント装置(描画装置)1の作用について説明する。
まず、このネイルプリント装置1により描画を行う場合、ユーザはまず、図5に示すように、指保持部材35の指抜挿部351の上側に設けられたスリット部354から描画対象となる爪Tの指(印刷指U1)を挿入する。
そして、爪Tが開口部351cから露出するように位置を合わせ、さらに、爪Tの先端部を爪載置部353に載置する。印刷指U1が指保持部35内にセットされたら、図6に示すように、ユーザはスリット部354を塞ぐようにベルト部材355を指抜挿部351の外周に沿って巻回する。これにより、印刷指U1の指保持部材35へのセットが完了する(図7参照)。
次にユーザは、印刷指U1をセットした状態の指保持部材35を、図8に示すように、印刷指U1の延在方向である印刷指挿入方向に沿って指受入部31(指受入部31内の指固定ケース311)内に挿入する。
そして、図9に示すように、指保持部材35の連結部352を指受入部31内の奥側に設けられた装置側連結部311fに上方向から被せるようにして連結させる。
これにより、爪Tが窓部311dから露出するとともに、描画に適した位置に位置決めされる。
次にユーザは、電源スイッチを入れて制御装置80を起動させる。
表示制御部817は、表示部26にデザイン選択画面を表示させ、ユーザは操作部25の操作釦等を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のネイルデザインの中から所望のネイルデザインを選択する。これにより、操作部25から選択指示信号が出力されて爪Tに描画すべきネイルデザインが選択される。
そして、ユーザが操作部25の図示しない描画スイッチを操作すると、描画スイッチから描画指示が制御装置80に入力される。描画指示が入力されると、描画動作を開始する前に、まず撮影制御部811が撮影部50の撮像装置51及び照明装置52を制御して、撮像装置51により印刷指U1を撮影させ、爪画像(撮影画像)を取得させる。
そして、撮影画像が取得されると、指サイズ検出部813は、撮影画像に基づいて、印刷指U1の大きさとして指幅を検出する。さらに、指サイズ検出部813は、検出された指幅を複数段階の指幅レベルに分類してもよい。
指サイズ検出部813により印刷指U1の指幅(又は指幅レベルの分類結果)が取得されると、圧力調整部814は、指幅(又は指幅レベルの分類結果)と圧力値(圧力レベル)との対応関係を規定するテーブル等を参照して印刷指U1を固定するための指固定部材312の内圧値を設定する。
そして、圧力調整部814は、ポンプ313を動作させて指固定部材312への空気の注入を開始させるとともに、指固定部材312の内圧値をセンサ315から取得する。そして、圧力調整部814は、圧力値が設定レベルか否かを常に判断し、圧力値が設定レベルに達したと判断する場合には、ポンプ313による指固定部材312への空気の注入を停止させる。このとき、指固定部材312は当該印刷指U1の大きさに対応した適切な膨張状態となっており、印刷指U1が爪Tに描画を施すのに適切な位置に固定される。
また、爪画像(撮影画像)が取得されると、爪形状検出部812は、爪画像(撮影画像)に基づいて爪Tの外形形状である輪郭形状を検出する。また、爪形状検出部812は、爪画像(撮影画像)に基づいて、爪Tの湾曲形状、その他の爪情報を検出する。
次いで、描画データ生成部815は、爪形状検出部812により検出された爪情報に基づいて、ユーザによって選択されたネイルデザインをユーザのTに描画するための描画用データ(ネイルデザインの描画データ)を生成する。
描画用データが生成されると、描画制御部816は、この描画用データを描画部40に出力し、ヘッド移動部49を動作させて適宜描画ヘッド43を移動させながら、ペン41やインクジェトヘッド71により爪Tに各種の描画を施す描画処理を行わせる。
描画処理が終了すると、乾燥制御部818が乾燥部90の動作を制御して爪Tに塗布されたインクを乾燥させる乾燥処理を行わせる。
圧力調整部814は、当該印刷指U1の爪Tへの描画処理及び乾燥処理が終了したか否かを判断し、終了していないと判断する場合には、圧力調整部814は、指固定部材312の内圧を所定の圧力値に維持させる。
他方、爪Tへの描画処理及び乾燥処理が終了したと判断する場合には、圧力調整部814は、バルブ314を開放させて指固定部材312内の空気を排出させ、指固定部材312を低下させて収縮状態とする。これにより、ユーザが指受入部31から印刷指U1を取り出すことのできる固定解除の状態となる。
この状態でユーザは指受入部31から印刷指U1を取り出し、さらに指保持部材35のバンド部材355を外して、スリット部354から印刷指U1を取り出す。
これにより、適切な位置に爪Tを位置決めし、固定した状態で高精細な描画を行うことができるとともに、印刷指U1の皮膚部分等を汚すことなく、また、装置内に直接指や爪が触れることなく、衛生的かつ安全にネイルプリントを行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、周方向の一部に形成されたスリット部354から印刷指U1を挿入することが可能に構成された指抜挿部351と、この指抜挿部351における印刷指U1の先端側に連設され、ネイルプリント装置1の装置側連結部311fと連結されて印刷指U1の爪Tを位置決めする連結部352と、指抜挿部351に挿入された印刷指U1の爪Tを載置する爪載置部353とを備えている指保持部材35に印刷指U1を保持させた状態で描画処理を行うことができる。
このように、印刷指U1を指保持部材35にセットして指受入部31に挿入するだけで、連結部352が装置側連結部311fと連結されて印刷指U1の爪Tを位置決めすることができるため、簡易、迅速かつ確実に印刷指U1の爪Tを描画に適した位置に配置することができる。
また、特にネイルプリント装置1をネイルサロン等で用いる場合には、美容師法や理容師法を遵守する必要があるところ、美容師法や理容師法では、美容師、理容師が、美容、理容の業を行う際には、皮膚に接する布片を客一人ごとに取り替え、皮膚に接する器具を客一人ごとに消毒することが定められている(美容師法8条、理容師法9条参照)。この点、印刷指U1を指保持部材35にセットした状態で描画処理を施すこととすれば、印刷指U1や爪Tが直接装置内に接触することがないため、客が入れ替わるごとに装置内を清掃・消毒する手間を省くことができる。なお、このような環境でネイルプリント装置1を使用する場合には、指保持部材35は客ごと(又は印刷指U1の1本ごと)に使い捨てとする。
また、指(指の皮膚)部分は指抜挿部351内に収容されるため、描画の際にインクの飛び散りや描画位置ずれ等が生じた場合でも、指(指の皮膚)部分にインクが付着せず、安全かつ衛生的に描画処理を行うことができる。
また、特に、本実施形態では、指保持部材35のスリット部354が指抜挿部351の上側に設けられているため、描画処理後に印刷指U1から指保持部材35を取り外す際に、指保持部材35によって爪T表面が擦れるおそれが少なく、ネイルプリントを傷つけずにきれいに指保持部材35を取り外すことができる。
また、少なくとも指抜挿部351は軟質エラストマー等の軟質材料により形成されている。
このような柔らかく伸縮性のよい材料で指抜挿部351を形成することで、印刷指U1を指保持部材35にセットする際、スムーズに指を挿入することができる。
また、エラストマー等は伸縮性があるため、指保持部材35が印刷指U1にフィットしやすく、また、比較的肌なじみがよいため、ユーザに苦痛や不快感等を与えるおそれが少ない。
また、指受入部31内に印刷指U1を固定する際も、印刷指U1の周りが軟質材料で包まれた状態となっているため、ほとんど負荷が掛からず苦痛を感じることなく印刷指U1を固定することができる。
さらに、本実施形態のように指受入部31内にエラストマー等で形成された指固定部材312が設けられている場合、同じエラストマー等の軟質材料により形成された指保持部材35に保持された状態で印刷指U1を挿入することで、同じ材質同士の接触となるため、互いの密着性がよく、印刷指U1のずれや動きを抑えることができる。
また、本実施形態の指保持部材35は、印刷指U1の挿入後に指抜挿部351の外周に沿って巻回され、スリット部354を塞ぐベルト部材355を有している。
このため、印刷指U1が指保持部材35から抜けてしまったり位置がずれたりせず、確実に印刷指U1を指保持部材35に保持させることできる。
そして、本実施形態では、このベルト部材355が指抜挿部351の外側に一体に形成されている。このため、ベルト部材355も含めて樹脂の一体成形にて指保持部材35を製造ことができ、指保持部材35の生産性を向上させることができる。
また、ネイルプリント装置1において、上記のような指保持部材35を用いて印刷指U1を位置決めして描画を行う場合、簡易、迅速かつ確実に印刷指U1の爪Tを描画に適した位置に配置することができる。
また、特にネイルプリント装置1をネイルサロン等で用いる場合には、直接印刷指U1等が装置に触れないため、安全かつ衛生的に描画処理を行うことができ、装置の清掃・消毒等の手間を掛けなくても美容師法や理容師法に準拠した使用をすることができる。
さらに本実施形態では、指保持部材35に保持された印刷指U1を固定する指固定部材312が指受入部31内に設けられている。
これにより、印刷指U1を確実に固定することができるとともに、印刷指U1の爪Tを描画に適した高さ位置に配置することができ、安定して高精細な描画を行うことができる。
また、本実施形態では、指受入部31内に挿入された印刷指U1の大きさを検出する指サイズ検出部813と、この指サイズ検出部813により検出された印刷指U1の大きさに応じて、印刷指U1の固定時における指固定部材312による固定レベルを調整する指固定調整部814とを備えている。
このため、どのようなサイズの指の爪Tに描画する場合でも適度な締め付け力による固定を行うことができ、描画中に印刷指U1が動いて描画位置がずれてしまったり、逆にきつく締め付け過ぎて印刷指U1に痛みや不快感等を感じることなく、適切に印刷指U1の固定を行うことができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、指保持部材35のスリット部354が指抜挿部351の上側に設けられている場合を例示したが、スリット部354を設ける位置はこれに限定されない。
例えば、スリット部354は、指抜挿部351の下側に設けられていてもよいし、指抜挿部351の側面に設けて、横からスライドさせて印刷指U1を挿入するようにしてもよい。
特に、スリット部354が指抜挿部351の下側に設けられている場合には、細い印刷指U1を指保持部材35に挿入した際に、下側から印刷指U1を挿入することで爪Tを開口部351cに合う位置に配置しやすくなる。
また、本実施形態では、ベルト部材355が指保持部材35と同じ材料により一体的に形成されている場合を例示したが、ベルト部材355は、指抜挿部351等と別の材料で形成されていてもよいし、別部材として構成もよい。
例えば、ベルト部材として面ファスナー等を指抜挿部351の周面に巻くことによってスリット部354を塞ぎ、印刷指U1を保持させるようにしてもよい。
さらに、ベルト部材355を備えない構成としてもよい。この場合には、例えば、スリット部354の一方側にフック等を設け、他方側にこれを受ける係止部を設けて、フック等を係止部に係止させることでスリット部354の隙間を閉じ合わせるようにしてもよい。
また、指保持部材35は、指の種類や大きさに応じて複数種類用意されていてもよい。例えば、小指等の細い指用、中指等の中程度の太さの指用、親指等の太い指用等、太さの異なる指保持部材35を用意する。
この場合には、ユーザが描画したい爪Tの指に合った指保持部材35を選んで使用することで、より装着感を向上させることができる。
また、本実施形態では、ネイルプリント装置1において、指固定部材312が指受入部31の下面にのみ1つ配置される場合を例示したが、指固定部材312の形状、構成等は、ここに例示したものに限定されない。
例えば、指固定部材312は、その全体又は一部が複数段重ねて配置されていてもよい。
また、指固定部材312は、2つのブロックを幅方向におけるほぼ中央部で連結して指受入部31内に配置したものであってもよい。この場合、内圧を高めた膨張状態では、指固定部材312はほぼV字状となり、印刷指U1を下側から挟み込むように固定する。
また、指固定部材312は、内圧を高めた膨張状態において断面がほぼU字状又はコ字状となるように構成された一繋がりの部材であってもよい。この場合にも、指固定部材312は、下側及び両側面の3方向から印刷指U1を固定することができる。
また、指受入部31の下面の他、指受入部31の両側面にも指固定部材を配置してもよい。この場合、複数の指固定部材を、流体の流入・流出が可能な状態(すなわち、少なくとも一部が連通した状態)で連結し、1つのポンプ等で膨縮調整を行うことができるようにしてもよい。
なお、指固定部材312の形状や構成は、ここに例示したものに限定されず、適宜各種の形状・構成とすることができる。
また、本実施形態では、指固定部材312の内圧を検出するセンサ315を設けることとしたが、指固定部材312の内圧を検出するセンサ315を設けることは必須ではない。
例えば、指押え部311eの内側面に圧力センサや接触センサを設けて、印刷指U1の上面が指押え部311eの内側面に当接したことを検出可能とし、印刷指U1の上面が指押え部311eの内側面に当接したことが検出された時点でポンプ313による指固定部材312への空気の注入を停止させるようにしてもよい。
このような構成とした場合、指のサイズに応じて内圧を制御しなくてもよく、指サイズ検出部813を備えない構成とすることもできる。
また、本実施形態では、指固定部材312が、内圧を調整することで指の固定を行うものである場合を例示したが、指固定部材312はこれに限定されない。
例えば、指受入部31内にソレノイド等のアクチュエータによって昇降する指載置台を設けて、この台と指固定ケース311の指押え部311eとの間に印刷指U1を挟み込んで印刷指U1を固定するように構成してもよい。
この場合、本実施形態と同様に指サイズを検出して、検出結果に応じて指載置台を昇降させる高さレベルを制御してもよい。また、上記のように、指押え部311eの内側面に圧力センサや接触センサを設けて、印刷指U1の上面が指押え部311eの内側面に当接したことが検出された時点で指載置台の上昇を停止させるようにしてもよい。この場合には、指のサイズに応じた制御しなくてもよく、指サイズ検出部813を備えない構成とすることもできる。
また、上記実施形態では、ネイルプリント装置(描画装置)1の描画ヘッド43に描画用のペン41を保持するペンホルダ42とインクジェットヘッド71とを備える構成としたが、ペン41とインクジェットヘッド71との両方を備えることは必須の構成ではなく、いずれか一方のみを備えて描画を行う描画装置であってもよい。
また、上記実施形態では、描画ヘッド43にペンホルダ42を1つ備えている場合を例示したが、描画ヘッド43に設けられるペンホルダ42の数は1つに限定されない。例えば2つ以上のペンホルダ42を備え、描画用のペン41が2本以上保持されていてもよい。
また、上記実施形態では、ペンホルダ42に保持させるペン41を、ユーザが適宜手動で交換する場合を例示したが、例えば、ホームエリア60等にペン41を待機させておく待機スペースを設けて、図示しないペン交換機構により必要なペン41を自動的に待機スペース内から取得してペンホルダ42に差し替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、装置の上部に撮像装置51や照明装置52が固定配置されている場合を例示したが、撮像装置51や照明装置52を設ける位置はこれに限定されない。
例えば、描画ヘッド43に撮像装置51や照明装置52を搭載して、ヘッド移動部49によりXY方向に移動可能に構成されていてもよい。
また、例えば描画ヘッド43を移動させる機構とは別に撮影部50を移動させる機構を別途設けてもよい。
このように、撮像装置51や照明装置52を移動可能に構成した場合には、撮像装置51を1つだけ設けて、移動させることで複数の異なる位置や角度から撮影を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、指を1本ずつ装置に挿入して順次描画を行うネイルプリント装置1を例としたが、複数本の指に対して、各指を抜き差しすることなく、連続的に描画を行うことのできる構成とすることも可能である。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
周方向の一部にスリット部が形成され、このスリット部から指を抜挿可能に構成された指抜挿部と、
外部装置の装置側連結部と連結されることによって前記外部装置に対して前記指の爪を位置決めする連結部と、
を備えていることを特徴とする指保持部材。
<請求項2>
少なくとも前記指抜挿部は適度な摩擦力を持つ軟質材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の指保持部材。
<請求項3>
前記指の挿入後に前記指抜挿部の外周に沿って巻回され、前記スリット部を塞ぐベルト部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の指保持部材。
<請求項4>
前記ベルト部材は、前記指抜挿部の外側に一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の指保持部材。
<請求項5>
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の指保持部材が、前記指の延在方向である指挿入方向に沿って挿入される指受入部と、
前記指保持部材に保持されて前記指受入部内に挿入された前記指の爪に描画を施す描画部と、
を備え、
前記指受入部に、前記連結部と連結される前記装置側連結部を備えていることを特徴とする描画装置。
<請求項6>
前記指受入部内に配置されており、前記指保持部材に保持された前記指を固定する指固定部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
<請求項7>
前記指受入部内に挿入された前記指の大きさを検出する指サイズ検出部と、
前記指サイズ検出部により検出された前記指の大きさに応じて、前記指の固定時における前記指固定部材による固定レベルを調整する指固定調整部と、
を備えていることを特徴とする請求項6に記載の描画装置。
1 ネイルプリント装置
31 指受入部
35 指保持部材
40 描画部
50 撮影部
81 制御部
82 記憶部
311 指固定ケース
311e 指押え部
311f 装置側連結部
312 指固定部材
351 指抜挿部
351c 開口部
352 連結部
353 爪載置部
354 スリット部
355 ベルト部材
812 爪形状検出部
813 指サイズ検出部
814 圧力調整部
T 爪
U1 印刷指

Claims (7)

  1. 周方向の一部にスリット部が形成され、このスリット部から指を抜挿可能に構成された指抜挿部と、
    外部装置の装置側連結部と連結されることによって前記外部装置に対して前記指の爪を位置決めする連結部と、
    を備えていることを特徴とする指保持部材。
  2. 少なくとも前記指抜挿部は適度な摩擦力を持つ軟質材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の指保持部材。
  3. 前記指の挿入後に前記指抜挿部の外周に沿って巻回され、前記スリット部を塞ぐベルト部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の指保持部材。
  4. 前記ベルト部材は、前記指抜挿部の外側に一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の指保持部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の指保持部材が、前記指の延在方向である指挿入方向に沿って挿入される指受入部と、
    前記指保持部材に保持されて前記指受入部内に挿入された前記指の爪に描画を施す描画部と、
    を備え、
    前記指受入部に、前記連結部と連結される前記装置側連結部を備えていることを特徴とする描画装置。
  6. 前記指受入部内に配置されており、前記指保持部材に保持された前記指を固定する指固定部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
  7. 前記指受入部内に挿入された前記指の大きさを検出する指サイズ検出部と、
    前記指サイズ検出部により検出された前記指の大きさに応じて、前記指の固定時における前記指固定部材による固定レベルを調整する指固定調整部と、
    を備えていることを特徴とする請求項6に記載の描画装置。
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