JP2000287744A - 自動マニキュア塗り器 - Google Patents

自動マニキュア塗り器

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JP2000287744A JP11100589A JP10058999A JP2000287744A JP 2000287744 A JP2000287744 A JP 2000287744A JP 11100589 A JP11100589 A JP 11100589A JP 10058999 A JP10058999 A JP 10058999A JP 2000287744 A JP2000287744 A JP 2000287744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニキュア液を容易かつ速やかに塗装するこ
とができ、しかもマニキュア液を均質に爪からはみ出る
ことなく塗装することができ、また塗装されたマニキュ
ア液を速やかに乾燥させることのできる自動マニキュア
塗り器の提供。 【解決手段】 マニキュア液塗装手段と、塗装されたマ
ニキュア液を乾燥させるマニキュア液乾燥手段とからな
る自動マニキュア塗り器であって、前記マニキュア液塗
装手段は、マニキュア液に霧状化された希釈液を衝突さ
せることでマニキュア液の希釈と噴霧を同時に行うか、
或いはマニキュア液に希釈液を混合しその希釈されたマ
ニキュア液を噴霧する噴霧装置と、爪対応部が開口され
た指挿入体とを備え、指を指挿入体に挿入して爪を爪対
応部から露出させた状態で、前記噴霧装置により爪にマ
ニキュア液を塗装可能とされてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動マニキュア塗り
器に関し、より詳しくは、マニキュア液を容易かつ速や
かに塗装することができ、しかもマニキュア液を均質に
爪からはみ出ることなく塗装することができ、また塗装
されたマニキュア液を速やかに乾燥させることのできる
自動マニキュア塗り器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マニキュア液の塗装方法は、瓶詰
めされたマニキュア液に刷毛の毛束を漬け込んで該毛束
にマニキュア液を含浸させ、刷毛の柄を手に持って一爪
ずつ塗布するというものであった。また、塗布されたマ
ニキュア液の乾燥は、自然乾燥であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術には、以下のような課題が存在した。すな
わち、マニキュア液を一爪ずつしかも手作業にて塗布す
る方法では、かなりの手間と時間がかかっていた。ま
た、マニキュア液の乾燥は、自然乾燥であったから、乾
くまでに長い時間が必要とされた。また、マニキュア液
を手作業で塗布していたため、マニキュア液を均質に塗
布できず、また塗布する際にマニキュア液が爪からはみ
出してしまうこともあり、見栄えが悪くなることが多か
った。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたもの
で、マニキュア液を容易かつ速やかに塗装することがで
き、しかもマニキュア液を均質に爪からはみ出ることな
く塗装することができ、また塗装されたマニキュア液を
速やかに乾燥させることのできる自動マニキュア塗り器
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マニキュア液塗装手段と、塗装されたマニキュア液を乾
燥させるマニキュア液乾燥手段とからなる自動マニキュ
ア塗り器であって、前記マニキュア液塗装手段は、マニ
キュア液に霧状化された希釈液を衝突させることでマニ
キュア液の希釈と噴霧を同時に行うか、或いはマニキュ
ア液に希釈液を混合しその希釈されたマニキュア液を噴
霧する噴霧装置と、爪対応部が開口された指挿入体とを
備え、指を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露出さ
せた状態で、前記噴霧装置により爪にマニキュア液を塗
装可能とされてなることを特徴とする自動マニキュア塗
り器である。
【0005】請求項2記載の発明は、マニキュア液塗装
手段と、塗装されたマニキュア液を乾燥させるマニキュ
ア液乾燥手段とからなる自動マニキュア塗り器であっ
て、前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により
押圧操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通
される貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連
通されマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内
に設けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫
通孔からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、
プッシャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流
出したマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧
操作により爪表面に沿って移動するスポンジ状ローラと
からなる塗装用治具と、爪対応部が開口された指挿入体
とを備え、指を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露
出させた状態で、前記スポンジ状ローラにより爪にマニ
キュア液を塗装可能とされてなることを特徴とする自動
マニキュア塗り器である。
【0006】請求項3記載の発明は、マニキュア液塗装
手段と、塗装されたマニキュア液を乾燥させるマニキュ
ア液乾燥手段とからなる自動マニキュア塗り器であっ
て、前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により
押圧操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通
される貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連
通されマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内
に設けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫
通孔からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、
プッシャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流
出したマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧
操作により爪表面で放射状に広がる毛束とからなる塗装
用治具と、爪対応部が開口された指挿入体とを備え、指
を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露出させた状態
で、前記毛束により爪にマニキュア液を塗装可能とされ
てなることを特徴とする自動マニキュア塗り器である。
【0007】請求項4記載の発明は、前記指挿入体が、
爪対応部の開口面積を調節可能とされてなることを特徴
とする請求項1乃至3いずれかに記載の自動マニキュア
塗り器である。これらの発明を提供することにより、上
記課題を悉く解決する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る
自動マニキュア塗り器の第1実施形態を示す外観図であ
る。
【0009】この自動マニキュア塗り器は、マニキュア
液塗装手段(1)と、塗装されたマニキュア液を乾燥さ
せるマニキュア液乾燥手段(2)とから構成されてい
る。以下、これらの構成要素について、順次、詳説す
る。
【0010】マニキュア液塗装手段(1)は、マニキュ
ア液を自動的に塗装するためのものであって、塗装室
(3)と、噴霧装置(4)と、指挿入体(5)とを備え
てなるものである。塗装室(3)は、前側に外部出入口
(47)を有しており、後側は乾燥室(7)に連通する
乾燥室出入口(46)(図7参照)とされている。塗装
室(3)の上面板(8)には、円弧状のノズル挿通孔
(9)が形成されている。このノズル挿通孔(9)は、
噴霧装置(4)の噴霧ノズル(10)を挿入できるよう
になっている。噴霧ノズル(10)は、ノズル挿通孔
(9)に挿入された状態で、ノズル挿通孔(9)の長手
方向に移動することができる。また、塗装室(3)の上
面板(8)には、ノズル挿通孔(9)に沿って円弧状の
レール(11)が2本設置されている。噴霧装置(4)
は、これら2本のレール(11)上で走行することがで
きる。なお、レール(11)の両端部には、車止め(図
示せず)が設けられており、この車止めにより噴霧装置
(4)はレール(11)端部からの落下が防止される。
なお、上面板(8)は、一辺を基端部として起伏自在と
されることが好ましい。この場合、上面板(8)を起こ
した状態とすることで、塗装室(3)の下面板(13)
上を容易に清掃することができる。
【0011】図2は、本発明における噴霧装置(4)の
一例を示す概略構成図である。噴霧装置(4)は、台車
(14)と、台車(14)に搭載された本体(15)と
からなる。本体(15)は、台車(14)の車輪(2
3)を回転させる駆動用モータ(16)およびその電源
(図示せず)と、マニキュア液貯留タンク(18)と、
希釈液貯留タンク(19)と、コンプレッサ(20)
と、コンプレッサ(20)からの圧縮空気により希釈液
を霧状化させる第1霧状化手段(49)と、霧状化され
た希釈液によってマニキュア液を希釈しつつそのマニキ
ュア液を霧状化させる第2霧状化手段(50)と、その
霧状化されたマニキュア液を噴霧するマニキュア液噴霧
ノズル(10)とを備えている。第1霧状化手段(4
9)の構造、および第2霧状化手段(50)の構造は、
特に限定されるものではないが、図2に示す例では、コ
ンプレッサ(20)からの圧縮空気を流す管路(22)
と、この管路(22)内に被霧状化液を供給する細管
(51),(52)とから構成されている。また、駆動
用モータ(16)の電源の種類は、特に限定されるもの
ではなく、乾電池等の直流電源や、交流電源を採用する
ことができる。
【0012】第1霧状化手段(49)の細管(51)
は、管路(22)と希釈液貯留タンク(19)とを連通
しており、希釈液貯留タンク(19)内の希釈液を管路
(22)内へ供給することができる。一方、第2霧状化
手段(50)の細管(52)は、管路(22)とマニキ
ュア液貯留タンク(18)とを連通しており、マニキュ
ア液貯留タンク(18)内のマニキュア液を管路(2
2)内へ供給することができる。コンプレッサ(20)
により管路(22)内に導入された圧縮空気は、細管
(51)の上端に昇った希釈液に衝突して希釈液を霧状
化する。霧状化された希釈液は、管路(22)内を高速
で流れ、細管(52)の上端に昇ったマニキュア液に衝
突する。これにより、マニキュア液は希釈されると同時
に霧状化され、希釈されたマニキュア液はマニキュア液
噴霧ノズル(10)から噴霧される。
【0013】このようにしてなる噴霧装置(4)は、前
記したレール(11)上を走行することができる。駆動
用モータ(16)は、塗装室(3)外側に設けられた塗
装用スイッチ(図示せず)によってオン、オフすること
ができる。また、レール(11)の両端部には、リミッ
トスイッチ(図示せず)が設けられており、このリミッ
トスイッチに台車(14)の車輪(23)が触れると駆
動用モータ(16)の回転する向きが反転し、噴霧装置
(4)は反対の向きに走行することができる。
【0014】図3乃至図6は、本発明における指挿入体
(5)の一例を示す図である。指挿入体(5)は、指が
挿入される管状の部材である。指挿入体(5)には、親
指用、人差指用、中指用、薬指用、小指用があり、これ
らは線材(24)により相互に連結されている。線材
(24)によって連結された指挿入体(5)には、右手
用と、左手用とがある。
【0015】指挿入体(5)には、爪対応部(25)が
形成されている。この爪対応部(25)は、指挿入体
(5)に指を挿入した際に爪が位置する部分であって、
爪を露出させるために開口されている。なお、爪対応部
(25)は、その開口面積を調節できるように構成され
ていることが好ましい。そのような構成としては、例え
ば、図示例のような構成を採用することができる。
【0016】この例では、筒状体(26)の一端を閉塞
するとともに他端を開放して本体を構成し、その閉塞側
の側面に標準の爪サイズより大きめの開口部(6)を形
成している。筒状体(26)の前記他端からは指を挿入
することができる。また、開口部(6)の両側に筒状体
(26)の幅方向へスライド可能な第1スライド板(2
7)を設けて、開口部(6)の側部を被覆可能としてい
る。また、開口部(6)の前記他端側に筒状体(26)
の長手方向にスライド可能な第2スライド板(28)を
設けて、開口部(6)の他端側を被覆可能としている。
なお、第1スライド板(27)は、筒状体(26)の外
側あるいは内側のいずれか一方に配設され、第2スライ
ド板(28)は、その他方に配設される。また、第1ス
ライド板(27)用のガイドおよび第2スライド板(2
8)用のガイドは、図示を省略している。この指挿入体
(5)によれば、第1スライド板(27)および/また
は第2スライド板(28)をスライドさせることによ
り、爪のサイズに応じて爪対応部(25)の開口面積を
調節することができる。
【0017】なお、この指挿入体(5)は、可撓性また
は伸縮性を有する材料から構成されることが望ましい。
このような材料から構成すれば、指と指挿入体(5)を
より確実にフィットさせることができる。
【0018】図7乃至図9は、指挿入体(5)の他の実
施例を示す図である。この指挿入体(5)が前記した指
挿入体(5)と異なる点は、筒状体(26)の一端が平
坦な板状とされている点と、2枚の第1スライド板(2
7)同士がその先端部において重なり合うようになって
いる点である。この例においても、前記した指挿入体
(5)と同様の効果を奏することができる。
【0019】このようにしてなる指挿入体(5)は、指
に装着された後、外部出入口(47)から挿入されて塗
装室(3)内に配置される。指挿入体(5)の爪対応部
(25)は、マニキュア液噴霧ノズル(10)の噴霧範
囲に入るように位置合わせされる。塗装室(3)の下面
板(13)に位置合わせ手段(図示せず)を設けておけ
ば、指挿入体(5)を適所に設置して正確にマニキュア
液を塗装することができる。この位置合わせ手段の構成
は、特に限定されるものではないが、例えば、指の形を
かたどった凹部を下面板(13)に形成するといった構
成を採用することができる。
【0020】なお、下面板(13)の上には、紙やスポ
ンジ等からなるシート(図示せず)を取り替え可能に配
設しておくことが好ましい。この場合、シートの上に指
を置いた状態で噴霧塗装を行い、塗装を終えたらシート
を取り替える。これにより、下面板(13)の上を常に
清潔に保つことができる。
【0021】マニキュア液乾燥手段(2)の構成は、特
に限定されるものではないが、図1に示す例では、乾燥
室(7)と、この乾燥室(7)の上部に設けられた送風
機(29)とから構成されている。図示例においては、
乾燥室(7)は、乾燥室出入口(46)(図10参照)
を介して塗装室(3)に連通されている。また、乾燥室
(7)の側部には、送風機(29)からの気流を排出す
る排気口(48)が形成されている。なお、本発明にお
けるマニキュア液乾燥手段(2)の構成は、これに限定
されず、送風機(29)に代えて電熱器(図示せず)を
設け、その放射熱で、塗装されたマニキュア液を乾燥さ
せるようにしてもよい。また、送風機と電熱器を組み合
わせて、乾燥室(7)内に温風を送るようにしてもよ
い。
【0022】次に、この自動マニキュア塗り器の使用方
法について説明する。まず、5本の指に各々、対応する
指挿入体(5)を装着し、爪対応部(25)から爪を露
出させる。このとき、爪のサイズに爪対応部(25)の
開口面積が合わなければ、指挿入体(5)の第1スライ
ド板(27)や第2スライド板(28)をスライドさせ
て開口面積を調節すればよい。次いで、図10に示すよ
うに、指挿入体(5)を装着した5本の指を塗装室
(3)内に入れ、ノズル挿通孔(9)の直下に指挿入体
(5)の爪対応部(25)を位置させる。このとき、塗
装室(3)の下面板(13)に位置合わせ手段が設けら
れていれば、ノズル挿通孔(9)に対して爪対応部(2
5)を容易に位置合わせすることができる。
【0023】次いで、塗装室(3)の外側に設けられた
塗装用スイッチ(図示せず)をオンにする。すると、噴
霧装置(4)の駆動用モータ(16)が作動し、レール
(11)上で噴霧装置(4)が走行する。またこれと同
時に、噴霧装置(4)のコンプレッサ(20)も作動
し、マニキュア液噴霧ノズル(10)から希釈されたマ
ニキュア液が噴霧される。マニキュア液噴霧ノズル(1
0)は、ノズル挿通孔(9)に挿通されて塗装室(3)
内に位置しており、噴霧装置(4)が走行すると、マニ
キュア液噴霧ノズル(10)は、その状態を維持しつつ
ノズル挿通孔(9)に沿って移動する。マニキュア液
は、円弧状の範囲に噴霧され、各爪には確実にマニキュ
ア液が噴霧される。これにより、マニキュア液の塗装作
業が終了する。
【0024】次いで、図11に示すように、指挿入体
(5)を装着した5本の指を、乾燥室出入口(46)を
通じて乾燥室(7)内に入れる。そして、乾燥室(7)
の外側に設けられた乾燥用スイッチ(図示せず)をオン
にして送風機(29)を作動させる。これにより、各爪
の塗装面に風が当たり、マニキュア液は速やかに乾燥さ
れる。マニキュア液の乾燥を終えたら、指挿入体(5)
を装着した指を自動マニキュア塗り器から出し、各指か
ら指挿入体(5)を取り外す。これにより、マニキュア
液の塗装作業および乾燥作業を終了する。
【0025】この自動マニキュア塗り器によれば、噴霧
装置(4)により自動的にしかも5指同時にマニキュア
液を塗装することができる。従って、容易かつ速やかに
マニキュア液を塗装することができる。また、噴霧によ
って塗装するので、マニキュア液を均質に塗装すること
ができる。さらに、指挿入体(5)において第1スライ
ド板(27)および第2スライド板(28)をスライド
させて爪対応部(25)の開口面積を爪のサイズに合わ
せることができるので、爪全体に確実にマニキュア液を
塗装することができるとともに、爪以外の部分に誤って
塗装することがない。従って、塗装の仕上がりが非常に
美しくなる。さらに、マニキュア液乾燥手段(2)によ
り、マニキュア液を容易かつ速やかに乾燥させることが
できる。
【0026】なお、この第1実施形態では、噴霧装置
(4)は、マニキュア液に霧状化された希釈液を衝突さ
せることでマニキュア液の希釈と噴霧を同時に行ってい
るが、本発明においてはこれに限定されず、マニキュア
液に希釈液を混合してマニキュア液を希釈した後に、そ
の希釈したマニキュア液を噴霧するようにしてもよい。
その構成としては、例えば、マニキュア液と希釈液を混
合する混合装置(図示せず)と、混合によって希釈され
たマニキュア液を噴霧するためのコンプレッサおよび霧
状化手段(いずれも図示せず)とを備えた構成を採用す
ることができる。
【0027】また、この第1実施形態では、塗装室
(3)と乾燥室(7)が直方体状に形成されているが、
本発明においてはこれに限定されない。例えば、塗装室
(3)と乾燥室(7)を、女性が好む種々の形状に構成
することができる。その例として、例えば、動物や植物
(例えばチューリップ、桔梗、バラの花等)など自然界
にある物を象った形、人気タレントの顔を象った形、S
F(Science Fiction)に登場する人工
物を象った形、ハート等のマークを象った形などを挙げ
ることができる。また、その色についても種々の色を採
用することができる。例えば、自然界に存在する色の
他、人工的な色を採用することができる。
【0028】図12は、本発明に係る自動マニキュア塗
り器の第2実施形態を示す外観図である。図13は、図
12における塗装用治具を示すC方向矢視図である。図
14は、図13に示す塗装用治具のD−D線断面図であ
る。この自動マニキュア塗り器が前記第1実施形態と異
なる点は、マニキュア液塗装手段(1)の構成である。
この自動マニキュア塗り器におけるマニキュア液塗装手
段(1)は、前記噴霧装置(4)に代えて、プッシャー
(31)と、ケース(32)と、貯留部(33)と、弁
機構(34)と、スポンジ状ローラ(35)とからなる
塗装用治具(21)と、指挿入体(5)とを備え、指を
指挿入体(5)に挿入して爪を爪対応部(25)から露
出させた状態で、スポンジ状ローラ(35)により爪に
マニキュア液を塗装可能とされている。以下、これら構
成要素について、順次、詳説する。
【0029】プッシャー(31)は、軸(36)と、軸
(36)の上端に設けられた押圧操作部(37)とから
構成されている。押圧操作部(37)を手動で押し下げ
ることにより、プッシャー(31)を下方に移動させる
ことができる。
【0030】ケース(32)は、プッシャー(31)の
軸(36)を収容保持するとともに、その内部でマニキ
ュア液を流下させるものである。ケース(32)は、円
筒状の部材であって、軸(36)が挿通される貫通孔
(38)を有している。貫通孔(38)内には、軸(3
6)を上向きに付勢するコイルばね(39)が設けられ
ている。プッシャー(31)をコイルばね(39)の弾
性力に抗して押圧すると、軸(36)は、貫通孔(3
8)内を下方へ移動し、押圧操作を止めるとコイルばね
(39)の弾性力によって上方へ移動して元の位置に戻
ることができる。なお、この貫通孔(38)の内径は、
軸(36)の径よりも大きく、貫通孔(38)と軸(3
6)の間隙部分をマニキュア液が流下することができ
る。
【0031】貯留部(33)は、マニキュア液を貯留す
るためのものである。この貯留部(33)は、ケース
(32)の外部に取り付けられており、ケース(32)
の貫通孔(38)内に連通している。これにより、貯留
部(33)内のマニキュア液は、貫通孔(38)内に流
下することがきる。なお、この貯留部(33)は、ケー
ス(32)に対して固着されていてもよいが、着脱自在
に取り付けられていてもよい。着脱自在とすることによ
り、貯留部(33)をケース(32)から取り外してそ
の内部を容易に清掃することができる。
【0032】弁機構(34)は、ケース(32)の貫通
孔(38)内に設けられており、プッシャー(31)の
押圧操作に応じて開閉し、貫通孔(38)からのマニキ
ュア液の流出量を調節することができる。弁機構(3
4)の構造は、特に限定されるものではないが、図14
に示す例では、貫通孔(38)が中途部で拡径されると
ともに、軸(36)の中途部に弁体(40)が取り付け
られてなる構造である。この構造においては、弁体(4
0)が貫通孔(38)の拡径部に達すると弁体(40)
と貫通孔(38)内面との間に間隙が形成されてマニキ
ュア液が流下し、弁体(40)が貫通孔(38)の拡径
部以外の部分にあるときには弁体(40)と貫通孔(3
8)内面との間は閉じられてマニキュア液は流下しな
い。従って、プッシャー(31)の押圧操作によってマ
ニキュア液を貫通孔(38)内で流下させることができ
る。
【0033】スポンジ状ローラ(35)は、プッシャー
(31)の下端部に設けられるとともに貫通孔(38)
から流出したマニキュア液を含浸可能とされ、プッシャ
ー(31)の押圧操作により爪表面に沿って移動するも
のである。このスポンジ状ローラ(35)は、プッシャ
ー(31)の下端部に弾性線材(53)を介して連結さ
れており、この弾性線材(53)の先端部で回転自在と
されている。この構造によれば、プッシャー(31)を
押し下げてスポンジ状ローラ(35)を爪の表面に当接
させた後、さらにプッシャー(31)を押し下げること
により、弾性線材(53)が撓んで外方へ湾曲し、これ
と同時にスポンジ状ローラ(35)が爪の表面で転動す
る。スポンジ状ローラ(35)が爪の表面で転動すると
き、スポンジ状ローラ(35)は弾性線材(53)によ
って爪の表面に押しつけられた状態にあるため、スポン
ジ状ローラ(35)に含浸されたマニキュア液がしみだ
し、爪にマニキュア液が塗装される。
【0034】なお、1個の塗装用治具(21)が有する
スポンジ状ローラ(35)の数は特に限定されるもので
はないが、図示例では2本とされている。この場合、一
方のスポンジ状ローラ(35)で爪の半分を塗装し、他
方のスポンジ状ローラ(35)で爪の残り半分を塗装す
ることができるので、確実かつ速やかにマニキュア液を
塗装することができる。
【0035】このようにしてなる塗装用治具(21)
は、各指に対応して5個設けられており、それぞれの下
部が塗装室(3)の上面板(8)に形成された塗装用治
具挿通孔(30)に挿通されている。塗装用治具(2
1)のケース(32)の外面には、2本の脚体(56)
が取り付けられている。塗装用治具(21)は、これら
の脚体(56)により、上面板(8)上に立設される。
脚体(56)の下面および上面板(8)の表面には微小
な凹凸加工が施され、それらの面の間の摩擦力を大きく
してある。この構成によれば、塗装用治具(21)の下
部を塗装用治具挿通孔(30)に挿通し該治具(21)
を上面板(8)上に立設した状態で、塗装用治具(2
1)を塗装用治具挿通孔(30)に沿って移動させるこ
とができる。これにより、塗装用治具(21)同士の間
隔を調節することができる。しかも、脚体(56)の下
面と上面板(8)の表面の間の摩擦力を大きく設定して
あるので、プッシャー(31)を押圧操作した際に塗装
用治具(21)が動いてしまうことがない。
【0036】なお、塗装用治具(21)同士を連結する
連結手段を設けておけば、塗装用治具(21)同士の間
隔が設定時以外では変化しないようにすることができ
る。その具体的な構成としては、例えば、図10に示す
ように、隣り合う塗装用治具(21)の一方に塗装用治
具挿通孔(30)に沿って湾曲した線材(42)を取り
付けるとともに、他方の塗装用治具(21)に塗装用治
具挿通孔(30)に沿って湾曲し線材(42)と摺動可
能に嵌合する管材(43)を取り付けた構成を採用する
ことができる。線材(42)と管材(43)の間の静止
摩擦係数は、線材(42)と管材(43)が容易には摺
動しないような値に設定されている。この構成によれ
ば、塗装用治具(21)同士の間隔を一旦設定すると、
線材(42)と管材(43)の間の静止摩擦力を超える
力を加えなければその設定間隔は変化しない。なお、図
12では、線材(42)および管材(43)の図示を省
略している。
【0037】次に、この自動マニキュア塗り器の使用方
法について説明する。まず、第1実施形態の場合と同様
に、5指に各々、対応する指挿入体(5)を装着し、爪
を爪対応部(25)から露出させる。次いで、指挿入体
(5)を装着した指を塗装室(3)内に入れ、塗装用治
具保持孔(30)の直下に各爪対応部(25)を位置さ
せる。次いで、爪対応部(25)の上方に塗装用治具
(21)が位置するように塗装用治具(21)の位置を
調節する。このとき、塗装用治具(21)同士の間隔も
調節される。
【0038】次いで、プッシャー(31)を手動にて押
圧操作する。すると、弁機構(34)が開いた状態とな
るから、貯留部(33)内のマニキュア液は弁機構(3
4)を通じてケース(32)の下端部から流出する。こ
のとき、マニキュア液は、プッシャー(31)の軸(3
6)およびその先端に設けられた弾性線材(53)を伝
ってスポンジ状ローラ(35)に含浸される。また、プ
ッシャー(31)の押圧操作により、スポンジ状ローラ
(35)が爪の表面に当接する。プッシャー(31)を
さらに押圧操作すると、弾性線材(53)が湾曲してス
ポンジ状ローラ(35)が爪の表面に押し付けられると
ともに、スポンジ状ローラ(35)が爪の表面上を転動
する。これにより、爪の表面にマニキュア液が塗装され
る。塗装が終われば、プッシャー(31)の押圧操作を
止める。これにより、プッシャー(31)はコイルばね
(39)の弾性によって上昇し、元の位置に戻る。
【0039】次いで、第1実施形態の場合と同様に、指
に指挿入体(5)を装着した状態で乾燥室(7)内に指
を入れ、マニキュア液の乾燥を行う。乾燥が終われば、
指挿入体(5)を装着した指を自動マニキュア塗り器か
ら取り出し、指から指挿入体(5)を取り外してマニキ
ュア液の塗装作業および乾燥作業を終了する。
【0040】この自動マニキュア塗り器によれば、プッ
シャー(31)を押圧操作するだけで爪にマニキュア液
を塗装することができる。従って、容易かつ速やかにマ
ニキュア液の塗装を行うことができる。また、スポンジ
状ローラ(35)によって塗装を行っているので、マニ
キュア液の塗装を均質に行うことができる。また、第1
実施形態と同様に、指挿入体(5)で爪以外の部分を被
覆した状態で塗装を行うので、爪の全表面に確実にマニ
キュア液を塗装することができるとともに、爪以外の部
分に誤って塗装してしまうことがない。従って、塗装の
仕上がりが非常に美しくなる。さらに、マニキュア液乾
燥手段(2)により、マニキュア液の乾燥作業を容易か
つ速やかに行うことができる。
【0041】なお、この実施形態においては、ケース
(32)およびプッシャー(31)の軸(36)を、貯
留部(33)が位置する上側部分とそれ以外の下側部分
とに分割可能に構成することが好ましい。図14に示す
例においては、ケース(32)は、上側部分(32a)
と下側部分(32b)とに分割可能とされ、プッシャー
(31)は、上側部分(31a)と下側部分(31b)
とに分割可能とされる。この場合、貯留部(33)が位
置する上側部分(32a),(31a)を、下側部分
(32b),(31b)から取り外すことができる。こ
れにより、汚れが付きやすい貯留部(33)等を容易に
洗浄することができる。
【0042】また、この実施形態においては、スポンジ
状ローラ(35)を軸(36)に着脱可能に取り付ける
ことが好ましい。図14に示す例においては、スポンジ
状ローラ(35)に連結された弾性線材(53)の上端
部が、スリーブ(54)によって軸(36)の下端部に
着脱可能に連結されている。この場合、スポンジ状ロー
ラ(35)を軸(36)から取り外すことができる。こ
れにより、汚れやすいスポンジ状ローラ(35)を容易
に洗浄し、もしくは交換することができる。
【0043】図15は、本発明に係る自動マニキュア塗
り器の第3実施形態において、塗装用治具を抽出して示
す断面図である。第3実施形態の自動マニキュア塗り器
が第2実施形態と異なる点は、スポンジ状ローラ(3
5)に代えて毛束(44)が設けられている点である。
毛束(44)は、プッシャー(31)の軸(36)の下
端部に設けられ、ケース(32)の貫通孔(38)から
流出したマニキュア液を含浸可能とされている。また、
この毛束(44)は、プッシャー(31)の押圧操作に
より爪の表面で放射状に広がるように構成されている。
その具体的な構成としては、例えば、図16に示すよう
に、軸(36)の下端部にリング(45)を設けるとと
もに、このリング(45)の全周にわたって毛束(4
4)を取り付け、リング(45)がケース(32)内を
摺動可能とされた構成を採用することができる。
【0044】なお、毛束(44)の先端部は、外方へ少
し湾曲していることが好ましい。この場合、毛束(4
4)が爪の表面に押し付けられた際に、毛束(44)は
確実に放射状に開き、より確実な塗装を行うことができ
る。
【0045】この構成によれば、プッシャー(31)を
押圧操作すると、毛束(44)の先端部が爪の表面に当
接し、さらにプッシャー(31)を押圧操作すると、毛
束(44)は爪の表面を押圧しつつ放射状に広がる。こ
れにより、毛束(44)に含浸されたマニキュア液が爪
の表面に塗装される。なお、この例においても、指に指
挿入体(5)を装着して爪のみを露出させた状態で塗装
を行うので、爪全体を速やかかつ確実に塗装することが
でき、しかも爪以外の部分に塗装してしまうことがな
い。
【0046】なお、この実施形態においても、第2実施
形態と同様、ケース(32)を、上側部分(32a)と
下側部分(32b)とに分割可能とし、プッシャー(3
1)を、上側部分(31a)と下側部分(31b)とに
分割可能に構成することが好ましい。これにより、第2
実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
【0047】また、この実施形態においては、毛束(4
4)を軸(36)に着脱可能に取り付けることが好まし
い。図16に示す例においては、リング(45)の内周
部に該リング(45)を横断するように横断部材(5
5)が設けられ、この横断部材(55)の中央部は、軸
(36)の下端部に着脱可能に連結されている。この場
合、リング(45)とともに毛束(44)を軸(36)
から取り外すことができる。これにより、汚れやすい毛
束(44)を容易に洗浄し、もしくは交換することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、マニキュア液塗
装手段と、塗装されたマニキュア液を乾燥させるマニキ
ュア液乾燥手段とからなる自動マニキュア塗り器であっ
て、前記マニキュア液塗装手段は、マニキュア液に霧状
化された希釈液を衝突させることでマニキュア液の希釈
と噴霧を同時に行うか、或いはマニキュア液に希釈液を
混合しその希釈されたマニキュア液を噴霧する噴霧装置
と、爪対応部が開口された指挿入体とを備え、指を指挿
入体に挿入して爪を爪対応部から露出させた状態で、前
記噴霧装置により爪にマニキュア液を塗装可能とされて
なることを特徴とする自動マニキュア塗り器であるか
ら、以下の効果を奏する。すなわち、噴霧装置により自
動的にマニキュア液を塗装することができる。従って、
容易かつ速やかにマニキュア液を塗装することができ
る。また、噴霧によって塗装するので、マニキュア液を
均質に塗装することができる。さらに、指挿入体を指に
装着して爪のみを露出させた状態で塗装を行うので、爪
全体に確実にマニキュア液を塗装することができるとと
もに、爪以外の部分に誤って塗装することがない。従っ
て、塗装の仕上がりが非常に美しくなる。さらに、マニ
キュア液乾燥手段により、マニキュア液を容易かつ速や
かに乾燥させることができる。
【0049】請求項2記載の発明は、マニキュア液塗装
手段と、塗装されたマニキュア液を乾燥させるマニキュ
ア液乾燥手段とからなる自動マニキュア塗り器であっ
て、前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により
押圧操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通
される貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連
通されマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内
に設けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫
通孔からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、
プッシャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流
出したマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧
操作により爪表面に沿って移動するスポンジ状ローラと
からなる塗装用治具と、爪対応部が開口された指挿入体
とを備え、指を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露
出させた状態で、前記スポンジ状ローラにより爪にマニ
キュア液を塗装可能とされてなることを特徴とする自動
マニキュア塗り器であるから、以下の効果を奏する。す
なわち、プッシャーを押圧操作するだけで爪にマニキュ
ア液を塗装することができる。従って、容易かつ速やか
にマニキュア液を塗装することができる。また、スポン
ジ状ローラによって塗装を行うので、マニキュア液の塗
装を均質に行うことができる。また、指挿入体で爪以外
の部分を被覆した状態で塗装を行うので、爪の全表面に
確実にマニキュア液を塗装することができるとともに、
爪以外の部分に誤って塗装してしまうことがない。従っ
て、塗装の仕上がりが非常に美しくなる。さらに、マニ
キュア液乾燥手段により、マニキュア液の乾燥作業を容
易かつ速やかに行うことができる。
【0050】請求項3記載の発明は、マニキュア液塗装
手段と、塗装されたマニキュア液を乾燥させるマニキュ
ア液乾燥手段とからなる自動マニキュア塗り器であっ
て、前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により
押圧操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通
される貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連
通されマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内
に設けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫
通孔からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、
プッシャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流
出したマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧
操作により爪表面で放射状に広がる毛束とからなる塗装
用治具と、爪対応部が開口された指挿入体とを備え、指
を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露出させた状態
で、前記毛束により爪にマニキュア液を塗装可能とされ
てなることを特徴とする自動マニキュア塗り器であるか
ら、以下の効果を奏する。すなわち、プッシャーを押圧
操作するだけで、マニキュア液を爪に塗装することがで
きる。従って、容易かつ速やかにマニキュア液を塗装す
ることができる。また、指挿入体で爪のみを露出させた
状態で塗装を行うので、爪全体を速やかかつ確実に塗装
することができ、しかも爪以外の部分に塗装してしまう
ことがない。さらに、マニキュア液乾燥手段により、マ
ニキュア液の乾燥作業を容易かつ速やかに行うことがで
きる。
【0051】請求項4記載の発明は、前記指挿入体が、
爪対応部の開口面積を調節可能とされてなることを特徴
とする請求項1乃至3いずれかに記載の自動マニキュア
塗り器であるから、以下の効果を奏する。すなわち、爪
対応部の開口面積を爪のサイズに合わせることができる
ので、爪全体に一層確実にマニキュア液を塗装すること
ができるとともに、爪以外の部分に誤って塗装すること
がない。従って、塗装の仕上がりがより一層美しくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動マニキュア塗り器の第1実施
形態を示す外観図である。
【図2】図1に示す噴霧装置の概略構成図である。
【図3】図1に示す指挿入体の平面図である。
【図4】図3に示す指挿入体の先端部分を拡大して示す
平面図である。
【図5】図3に示す指挿入体の先端部分を拡大して示す
側面図である。
【図6】図5に示す指挿入体のA−A線断面図である。
【図7】指挿入体の他の実施例の先端部分を拡大して示
す平面図である。
【図8】指挿入体の他の実施例の先端部分を拡大して示
す側面図である。
【図9】図8に示す指挿入体のE−E線断面図である。
【図10】図1に示す自動マニキュア塗り器のB−B線
断面図である。
【図11】図1に示す自動マニキュア塗り器のB−B線
断面図である。
【図12】本発明に係る自動マニキュア塗り器の第2実
施形態を示す外観図である。
【図13】図12に示す塗装用治具を示すC方向矢視図
である。
【図14】図13に示す塗装用治具のD−D線断面図で
ある。
【図15】本発明に係る自動マニキュア塗り器の第3実
施形態において、塗装用治具を抽出して示す断面図であ
る。
【図16】図15に示す塗装用治具の毛束を抽出して示
す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・マニキュア液塗装手段 2・・・・・マニキュア液乾燥手段 4・・・・・噴霧装置 5・・・・・指挿入体 21・・・・・塗装用治具 25・・・・・爪対応部 31・・・・・プッシャー 32・・・・・ケース 33・・・・・貯留部 34・・・・・弁機構 35・・・・・スポンジ状ローラ 44・・・・・毛束

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニキュア液塗装手段と、塗装されたマ
    ニキュア液を乾燥させるマニキュア液乾燥手段とからな
    る自動マニキュア塗り器であって、 前記マニキュア液塗装手段は、マニキュア液に霧状化さ
    れた希釈液を衝突させることでマニキュア液の希釈と噴
    霧を同時に行うか、或いはマニキュア液に希釈液を混合
    しその希釈されたマニキュア液を噴霧する噴霧装置と、
    爪対応部が開口された指挿入体とを備え、指を指挿入体
    に挿入して爪を爪対応部から露出させた状態で、前記噴
    霧装置により爪にマニキュア液を塗装可能とされてなる
    ことを特徴とする自動マニキュア塗り器。
  2. 【請求項2】 マニキュア液塗装手段と、塗装されたマ
    ニキュア液を乾燥させるマニキュア液乾燥手段とからな
    る自動マニキュア塗り器であって、 前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により押圧
    操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通され
    る貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連通さ
    れマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内に設
    けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫通孔
    からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、プッ
    シャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流出し
    たマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧操作
    により爪表面に沿って移動するスポンジ状ローラとから
    なる塗装用治具と、爪対応部が開口された指挿入体とを
    備え、指を指挿入体に挿入して爪を爪対応部から露出さ
    せた状態で、前記スポンジ状ローラにより爪にマニキュ
    ア液を塗装可能とされてなることを特徴とする自動マニ
    キュア塗り器。
  3. 【請求項3】 マニキュア液塗装手段と、塗装されたマ
    ニキュア液を乾燥させるマニキュア液乾燥手段とからな
    る自動マニキュア塗り器であって、 前記マニキュア液塗装手段は、一端部が手動により押圧
    操作されるプッシャーと、該プッシャーの軸が挿通され
    る貫通孔が形成されたケースと、その貫通孔内に連通さ
    れマニキュア液を貯留する貯留部と、前記貫通孔内に設
    けられプッシャーの押圧操作に応じて開閉して該貫通孔
    からのマニキュア液の流出量を調節する弁機構と、プッ
    シャーの他端部に設けられるとともに貫通孔から流出し
    たマニキュア液を含浸可能とされプッシャーの押圧操作
    により爪表面で放射状に広がる毛束とからなる塗装用治
    具と、爪対応部が開口された指挿入体とを備え、指を指
    挿入体に挿入して爪を爪対応部から露出させた状態で、
    前記毛束により爪にマニキュア液を塗装可能とされてな
    ることを特徴とする自動マニキュア塗り器。
  4. 【請求項4】 前記指挿入体は、爪対応部の開口面積を
    調節可能とされてなることを特徴とする請求項1乃至3
    いずれかに記載の自動マニキュア塗り器。
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