JP5348214B2 - ネイルプリンター - Google Patents

ネイルプリンター Download PDF

Info

Publication number
JP5348214B2
JP5348214B2 JP2011201319A JP2011201319A JP5348214B2 JP 5348214 B2 JP5348214 B2 JP 5348214B2 JP 2011201319 A JP2011201319 A JP 2011201319A JP 2011201319 A JP2011201319 A JP 2011201319A JP 5348214 B2 JP5348214 B2 JP 5348214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
partition wall
nail
printer according
nail printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011201319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013059579A (ja
Inventor
仁保 美藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2011201319A priority Critical patent/JP5348214B2/ja
Priority to US13/549,670 priority patent/US9434179B2/en
Priority to CN201210319536.0A priority patent/CN102886984B/zh
Publication of JP2013059579A publication Critical patent/JP2013059579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5348214B2 publication Critical patent/JP5348214B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、ネイルプリンターに関する。
ネイルプリンターとしては、装置前面に挿入口が形成され、その挿入口の奥に載置台が設置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。ユーザーが一本の指を挿入口に挿入し、その指を載置台に載置すると、色、絵柄、模様等の画像がネイルプリンターによってその指の爪に印刷される。
特開2000−194838号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなネイルプリンターにおいては、印刷中の爪の指以外の指を折り曲げることになるので(特許文献1の〔0035〕参照)、既に印刷済みの爪に触れてしまい印刷画像を壊してしまう。また、手や指に必要以上の力が入ってしまい、過度の負担がかかってしまう。特に、印刷中の爪の指が薬指である場合、薬指を伸ばして、他の指を折り曲げておくことは難しい。そこで、印刷中の爪の指以外の指も伸ばしておくことが望まれるが、印刷中の爪の指以外の指の爪が挿入口の内面に当たることがあり、印刷中の爪の指以外の指の爪が既に印刷されていたとしたら、その爪の画像が乱れたりしてしまう。そのため、既に印刷された爪に付着したインクが乾燥してから、次の指の爪の印刷を行う必要があり、全ての指の爪の印刷作業に要する時間が長時間になってしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、印刷中の爪の指と印刷済みの爪の指を伸ばした状態としても、印刷済みの爪がその周囲の部材に当たらないようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明は、
互いに対向する一方の面及び他方の面と、一端部と、前記一端部に対向する他端部と、を有し、前記一方の面が、該一方の面側に前記隔壁の前記一端部側から前記他端部側に向かう方向に挿入される少なくとも1つの第1の指に接触し、前記他方の面が、該他方の面側に前記隔壁の前記一端部側から前記他端部側に向かう方向に挿入される、前記第1の指と異なる、少なくとも1つの第2の指に接触して、前記第1の指と前記第2の指とに挟まれる隔壁と、
前記第1の指の爪にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷部と
を備え、
前記隔壁は、前記他方の面に、突出部と窪み部とを有し、
前記突出部は、前記一端部側から前記他方の面の一部に設けられ、前記一方の面と前記他方の面との間の厚さが前記一端部から前記他端部側に向かって増加する方向に傾斜した傾斜面を有し、
前記窪み部は、前記突出部の前記他端部側に、前記突出部に接して設けられていることを特徴とするネイルプリンターである。
本発明によれば、指退避部に受け入れられた指を伸ばしても、その指の爪が窪みに至るので、その爪が隔壁裏に当たらない。そのため、その爪に印刷された画像が乱れないとともに、その爪に付着したインクが他に付着しない。
本発明の実施形態に係るネイルプリンターの斜視図である。 同ネイルプリンターの内部構成の斜視図である。 同ネイルプリンターの内部構成の正面図である。 図3に示されたIV−IVに沿った面を矢印方向に見て示した断面図である。 図3に示されたV−Vに沿った面を矢印方向に見て示した断面図である。 図3に示されたVI−VIに沿った面を矢印方向に見て示した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、ネイルプリンター1の外観斜視図である。
図1に示すように、このネイルプリンター1は筐体2、ヒンジ3、蓋体4、開閉板5、操作盤6及び表示部7を備える。
筐体2を平面視すると筐体2が長円状に形成され、筐体2を正面視すると筐体2が矩形状に形成されている。筐体2の上面2aには操作盤6が設置されている。この操作盤6には、例えば、ネイルプリンター1の電源をON・OFFする電源スイッチ釦の他、各種の入力を行うための操作釦が配置されている。
筐体2の上面2aの後端部には、ヒンジ3が設けられている。蓋体4がそのヒンジ3によって筐体2の上面2aの後端部に回動可能に連結されている。蓋体4は、ヒンジ3を支点として、筐体2の上面2aに重ねられた状態から筐体2の上面2aに対して立てられた状態まで回動可能に設けられている。
蓋体4の内面には、表示部7が設けられている。表示部7は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイを有する。この表示部7には、例えば、撮影した指爪画像、その指爪画像中の爪の輪郭線、その指爪画像中の指の輪郭線、爪に印刷すべき画像及びデザイン確認用のサムネイル画像等が適宜に表示される。
筐体2の前面の中央部には、開口部2bが形成されている。開閉板5の端部が開口部2bの下端部に入れられて、その開閉板5の端部がヒンジによって筐体2の前面下端部に回動可能に連結されている。開閉板5は、そのヒンジを支点として、起立して開口部2bを塞いだ状態から前に倒伏して開口部2bを開いた状態まで回動可能に設けられている。
図2は、ネイルプリンター1の内部構造を示した斜視図である。
図2に示すように、ネイルプリンター1は装置本体10を有し、装置本体10が筐体2の内側に収容されて筐体2に取り付けられている。図3,図4を参照して、装置本体10について具体的に説明する。図3は装置本体10の正面図であり、図4は図3に示されたIV−IVに沿った断面を矢印方向に見て示した断面図である。
装置本体10は上部機枠11、印刷部20、撮影部30、下部機枠40、指固定部50、印刷保守部60及びカートリッジ装着部70等を備える。
上部機枠11が筐体2の内側の上部に設置され、下部機枠40が筐体2の内側の下部に設置され、上部機枠11が下部機枠40の上に設置されている。
上部機枠11には、印刷部20が設置されている。印刷部20は、印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21を前後左右に移動させる移動装置22と、を有する。移動装置22は2本の主ガイドロッド23、主キャリッジ24、主走査モータ25、2本の副ガイドロッド26、副キャリッジ27及び副走査モータ28を有する。インクジェットプリンタの印刷ヘッドは、インク供給流路を介してインクカートリッジに接続され、インクカートリッジからインクの供給が受けられるように構成されている。例えば、各印刷ヘッドは、黒色インクを噴射するノズルアレイと、シアン色のインクを噴射するノズルアレイと、マゼンタ色のインクを噴射するノズルアレイと、イエロー色のインクを噴射するノズルアレイとを備える。
上部機枠11の左右両側板には2本の主ガイドロッド23が平行に架設され、これら主ガイドロッド23が左右に延びている。これら主ガイドロッド23には主キャリッジ24が摺動可能に設置され、主キャリッジ24が主ガイドロッド23によって主ガイドロッド23に沿って案内される。主走査モータ25が伝動機構を介して主キャリッジ24に連結され、主走査モータ25によって主キャリッジ24が前後左右に駆動される。主キャリッジ24の前部と後部には2本の副ガイドロッド26が平行に架設され、これら副ガイドロッド26が前後に延びている。これら副ガイドロッド26には副キャリッジ27が摺動可能に設置され、副キャリッジ27が副ガイドロッド26によって副ガイドロッド26に沿って案内される。副走査モータ28が伝動機構を介して副キャリッジ27に連結され、副走査モータ28によって副キャリッジ27が前後に駆動される。副キャリッジ27には、印刷ヘッド21が搭載されている。印刷ヘッド21は、インクを微滴化して下方に向けて吐出するインクジェットヘッドである。なお、印刷ヘッド21がインクジェットヘッドではなく、他の印刷方式のヘッドでもよい。
撮影部30は電子カメラ31及び複数の照明灯32を有する。電子カメラ31及び照明灯32は上部機枠11の天板下面に設置され、これら照明灯32が電子カメラ31を囲むように配列されている。電子カメラ31は、下方に向けて設けられており、電子カメラ31の下方の印刷する指または印刷後の指を撮像する。照明灯32は、下方に向けて光を照射して、電子カメラ31の下方の撮影範囲を照明する。
下部機枠40及び指固定部50は一体に設けられている。
まず、下部機枠40について説明する。下部機枠40は、上面及び前面が開口した略箱形に設けられている。具体的には、下部機枠40は、背面板41、底板42、左右一対の側板43,44及びカートリッジ収容部45を有する。
側板43,44の下端部が底板42の左右両端部にそれぞれ連結され、側板43,44が底板42に対して立てられた状態に設けられている。背面板41は、底板42と側板43,44によって囲われた領域の後ろ側を塞ぐようにして底板42及び側板43,44の後部に連結されている。背面板41の下部の後ろ側には、前方へ窪むように形成されたカートリッジ収容部45が形成されている。カートリッジ収容部45内には、カートリッジ装着部70が設けられている。カートリッジ装着部70にはインクカートリッジ71が装着され、インクカートリッジ71内のインクがカートリッジ装着部70及びホース等を介して印刷ヘッド21に供給される。
図3〜図6を参照して、指固定部50について説明する。図5は図3に示されたV−Vに沿った断面を矢印方向に見て示した断面図であり、図6は図3に示されたVI−VIに沿った断面を矢印方向に見て示した断面図である。
指固定部50は隔壁51、突出部51b、前壁部52、指案内部53、指受入部54、突き当たり部54a、仕切り54b,54c、天井部54d、窓54f、指退避部55及び上部窪み56等を有する。
隔壁51は、下部機枠40の内側の空間(背面板41、底板42及び側板43によって囲われた空間)を上下に区切るようにして下部機枠40の内側に設けられている。隔壁51は略水平に設けられ、隔壁51の左右両端部が側板43,44にそれぞれ連結され、隔壁51の後端部が背面板41に連結されている。下部機枠40の内側の領域が隔壁51によって上下に区切られることによって、隔壁51によって隔壁51の下側に区分けられた指退避部55が形成され、隔壁51によって隔壁51の上側に区分けられた指受入部54及び収容部46が形成される。
隔壁51の上面に印刷部20が対向する。具体的には、印刷部20の主ガイドロッド23及び副ガイドロッド26が隔壁51の上方において隔壁51の上面に対して略平行に設けられ、印刷ヘッド21が移動装置22によって隔壁51に沿って前後左右に移動させられる。
隔壁51の下方に形成された指退避部55は、隔壁51の前端部の先に向けて開口した空洞である。指退避部55は、印刷対象となる爪の指以外の指を受け入れるものである。
隔壁51の上面の前端には、前壁部52が連結されている。前壁部52は、隔壁51の前端から上に延び出るようにして、隔壁51に対して立設されている。前壁部52の左右両端部が側板43,44にそれぞれ連結されている。隔壁51の上側において、前壁部52、背面板41、側板43,44及び隔壁51によって囲われた領域が収容部46である。
前壁部52の左右中央部には、指案内部53が後ろに窪んだ状態に設けられている。指案内部53は、その左右幅が後ろに向けて狭窄な窪みである。隔壁51の一部である指載置部51aが指案内部53の下側にまで延設されて、指案内部53の底面が指載置部51aによって構成されている。
指案内部53の奥側には、指受入部54が形成されている。指受入部54は、隔壁51の前端部の先に向けて開口するとともに、上下左右及び後ろが囲われた孔である。具体的には、指受入部54の下側が隔壁51の一部によって区画され、指受入部54の奥側が突当て部54aによって区画され、指受入部54の左右両側がそれぞれ仕切り54b,54cによって区画され、指受入部54の上側が天井部54dによって区画され、指受入部54がこれら隔壁51、突当て部54a、仕切り部54b,54c及び天井部54dによって囲われている。突当て部54aは、指案内部53の奥から後ろに離れた位置において隔壁51の上面に立設され、仕切り部54b,54cは、指案内部53の奥と突当て部54aとの間において左右に間隔を置いて隔壁51の上面に立設され、仕切り部54b,54cの後端が突当て部54aに連結され、仕切り部54b,54cの前端が前壁部52の後ろに連結され、天井部54dが突当て部54a及び仕切り部54b,54cによって囲われた領域の上を塞いでいる。このように形成された指受入部54は、印刷対象となる爪の指を受け入れるものである。
天井部54dには、上下に貫通した窓54fが形成されている。指受入部54に挿入された指の爪が窓54fを通じて露出される。図3及び図4に示すように、窓54fの上方に電子カメラ31及び照明灯32が配置されている。指受入部54に挿入された指の爪は、照明灯32によって照明されるとともに、電子カメラ31によって撮像される。平面視して、窓54fは、移動装置22による印刷ヘッド21の移動範囲内にある。なお、天井部54dは、隔壁51よりも上方に配置されているとともに、移動装置22の主キャリッジ24及び副キャリッジ27の下方に配置されている。
図4及び図5に示すように、隔壁51の前端部には、突出部51bが形成されている。突出部51bの厚さは、手前側に向かうにつれて漸減し、奥側に向かうにつれて漸増するテーパー部となっていても良いし、突出部51bの厚さが、隔壁51の奥側の窪みに対して全体が厚い構造になっていても良い。突出部51bは隔壁51の左右幅方向ほぼ全体に亘って形成されており、突出部51bの左右中央部が指載置部51aとなっている。垂直断面において、突出部51bの下面は、突出部51bの上面を基準として、後ろ下りに傾斜しているテーパー部となっていても良い。
隔壁51の下面であって突出部51bの後ろ側には、上に窪んだ状態に設けられた上部窪み56が形成されている。上部窪み56は指退避部55の上の奥側に通じており、上部窪み56と指退避部55が一体的な空間を形成する。なお、上部窪み56の一部又は全体が隔壁51の上面まで貫通していてもよい。
収容部46には、印刷保守部60が収容されている。印刷保守部60は、指受入部54が設けられている位置と同じ高さ位置で、且つ、指退避部55との間に隔壁51を挟んでその指退避部55と対向する位置に配置されている。また、平面視して、印刷保守部60は、移動装置22による印刷ヘッド21の移動範囲内にある。
印刷保守部60は、例えば、ヘッドクリーニング・キャップ機構61若しくはインク廃棄部62又はこれらの両方等から構成されている。ここで、ヘッドクリーニング・キャップ機構61は、印刷ヘッド21のクリーニングを行ったり、例えば印刷ヘッド21の保湿状態を保つために印刷ヘッド21にキャップを被せたりするものである。また、インク廃棄部62は、例えば、印刷ヘッド21のノズルの状態を最適に保つために、印刷ヘッド21から吐出された余分なインクを受けるものである。なお、ここでは、ヘッドクリーニング・キャップ機構61として記載したが、ヘッドクリーニング機構とキャップ機構とは互いに独立していてもよい。
以上のように構成されたネイルプリンター1の動作及び使用方法について説明する。
ユーザーが操作盤6を操作して、ネイルプリンター1を起動させるとともに、印刷図柄等を設定する。
次に、ユーザーが手の人差し指、中指、薬指、小指の何れかの指の爪を上に向けてその指を伸ばして指案内部53及び指受入部54に挿入するとともに、それ以外の指を指退避部55に挿入する。指退避部55に挿入する指は伸ばしてもよいし、曲げてもよい。ここで、指案内部53の左右幅が後ろに向けて狭窄であるから、指を指案内部53に挿入すると、指先が指案内部53によって指受入部54に案内される。指受入部54に挿入する指の爪が窓54fの下に位置するまで、その指を挿入する。
上述のようにユーザーが人差し指、中指、薬指、小指の何れかの指を指案内部53及び指受入部54に挿入し、他の指を指退避部55に退避させると、隔壁51が指案内部53に挿入された指と他の指によって挟まれることになる。そのため、指案内部53及び指受入部54に挿入された指が安定的に固定される。また、突出部51bが隔壁51の前端部に形成されているから、指案内部53に挿入された指と指退避部55に挿入された指との間を広げるような無理な力がかからず、ユーザーが指をリラックスさせることができる。
その後、指受入部54に挿入された指が照明灯32によって照明された状態で、その指が電子カメラ31によって撮像される。これにより、その指の爪の位置、大きさ及び範囲等がネイルプリンター1のコンピュータに認識される。
次に、指受入部54に挿入された指の爪が印刷部20によって印刷される。具体的には、移動装置22が印刷ヘッド21を前後左右に移動させながら、印刷ヘッド21がインクを指の爪に吐出することで、指の爪に模様や図柄等の画像が印刷される。印刷ヘッド21がインクを指の爪に吐出する際には、移動装置22が印刷ヘッド21の移動を停止させてもよい。また、必要に応じて、移動装置22が印刷ヘッド21を印刷保守部60の上に移動させて、印刷ヘッド21がヘッドクリーニング・キャップ機構61によってクリーニングされたり、印刷ヘッド21がインク廃棄部62に向けてインクを吐出したりしてもよい。
印刷終了後、ユーザーが指案内部53及び指受入部54内の指を引き抜くとともに、指退避部55内の指も引き抜く。次に、ユーザーが、人差し指、中指、薬指、小指のうち印刷していない指の爪を上に向けてその指を指案内部53及び指受入部54を挿入するとともに、それ以外の指を指退避部55に挿入し、その指の爪の印刷が印刷部20によって同様に行われる。
この際、先に印刷された爪の指を伸ばしたものとしても、その指の爪は隔壁51に当たらず接触しない。これは、指退避部55に挿入した指の爪に対応する部分である隔壁51の下面の奥側が上に窪んで、上部窪み56が形成されているためである。
以上のようにして、人差し指、中指、薬指及び小指の爪の印刷を順に行う。また、親指も爪を上に向けてその親指を指案内部53及び指受入部54に挿入し、その親指の爪の印刷が印刷部20によって同様に行われる。親指を指案内部53及び指受入部54に挿入している際には、人差し指、中指、薬指及び小指を伸ばしてもよいし、これらを曲げて(爪を外にして)握り拳を作ってもよい。なお、親指、人差し指、中指、薬指、小指の印刷順序は任意である。
以上のようなネイルプリンター1は次のような作用効果をもたらす。
(1) ユーザーが人差し指、中指、薬指及び小指の何れかの指(特に薬指又は小指)を伸ばして指受入部54に挿入することができるとともに、他の指も伸ばして指退避部55に挿入することができる。そのため、ユーザーは手の指をリラックスして指固定部50に保持することができる。
(2) 指退避部55に挿入した指が伸びていても、隔壁51の下面の奥側が窪んでいて上部窪み56が形成されているから、指退避部55に挿入した指の爪が隔壁51に当たらない。従って、指退避部55に挿入した指の爪に付着したインクが乾燥していない場合でも、そのインクが隔壁51の下面に付着しない。よって、先に印刷した爪のインクが乾燥せずとも、次の指の爪の印刷を行うことができ、作業時間の短縮を図ることができる。更に、指退避部55に挿入した指の爪の印刷模様や印刷図柄が崩れない。
(3) ユーザーは指受入部54に挿入した指と指退避部55に挿入した指との間に隔壁51を挟むことができる。そのため、指受入部54内の指が安定して固定される。また、隔壁51の前部が突出部51bとなっているから、指に無理な力が加わらない。
(4) 隔壁51が指受入部54の下のみならず、指受入部54の周囲の下にも形成され、指受入部54の周囲に収容部46が形成され、印刷保守部60が収容部46内に設置されている。そのため、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
隔壁と、
前記隔壁の一方の面側に設けられ、前記隔壁の前端部側が開口されている指受入部と、
前記隔壁の前記一方の面側に設けられた印刷部と、
前記隔壁の他方の面側に設けられ、前記隔壁の前記前端部側が開口されている指退避部と、
を備え、
前記隔壁の前記他方の面に窪みを有することを特徴とするネイルプリンター。
<請求項2>
前記印刷部は、前記指受入部に挿入された指の爪に印刷をし、
前記指退避部は、前記指受入部に挿入された指以外の指を受け入れるものであり、
前記窪みは、前記指退避部の奥において、前記隔壁の前記一方の面側へ窪むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリンター。
<請求項3>
前記隔壁は、前記指退避部の手前側から奥側に向かうにつれて厚さが漸増する突出部を有し、前記窪みが前記突出部の奥側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のネイルプリンター。
<請求項4>
前記指受入部が設けられている位置と同じ高さ位置で、且つ、前記指退避部の上方となる位置に配置された印刷保守部を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のネイルプリンター。
1 ネイルプリンター
20 印刷部
50 指固定部
51 隔壁
51b 突出部
54 指受入部
55 指退避部
56 上部窪み(窪み)
60 印刷保守部

Claims (13)

  1. 互いに対向する一方の面及び他方の面と、一端部と、前記一端部に対向する他端部と、を有し、前記一方の面が、該一方の面側に前記一端部側から前記他端部側に向かう方向に挿入される少なくとも1つの第1の指に接触し、前記他方の面が、該他方の面側に前記一端部側から前記他端部側に向かう方向に挿入される、前記第1の指と異なる、少なくとも1つの第2の指に接触して、前記第1の指と前記第2の指とに挟まれる隔壁と、
    前記第1の指の爪にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷部と
    を備え、
    前記隔壁は、前記他方の面に突出部と窪み部とを有し、
    前記突出部は、前記一端部側から前記他方の面の一部に設けられ、前記一方の面と前記他方の面との間の厚さが前記一端部から前記他端部側に向かって増加する方向に傾斜した傾斜面を有し、
    前記窪み部は、前記突出部の前記他端部側に、前記突出部に接して設けられていることを特徴とするネイルプリンター。
  2. 前記第1の指と前記第2の指とは、1つの手又は1つの足の複数の指の何れかであることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリンター。
  3. 前記窪みは、前記突出部に接した領域において、前記一方の面側に窪んだ窪み面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のネイルプリンター。
  4. 前記窪み部は、前記窪み面と前記他端部との間に、前記厚さが均等な平坦面を有し、
    前記平坦面での前記隔壁の厚さは、前記突出部における前記厚さの最大値より小さいことを特徴とする請求項に記載のネイルプリンター。
  5. 前記窪み部の前記窪み面は、前記隔壁の前記他面側に前記第2の指が伸ばして挿入されているときの、前記第2の指の爪に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のネイルプリンター。
  6. 前記隔壁の前記一方の面に設けられ、前記第1の指が前記一端部側から前記他端部側に向かう方向に挿入され、前端部側が開口されている指受入部を有することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリンター。
  7. 前記指受入部は、内部に、前記第1の指が挿入可能な空間を有し、前記隔壁の前記一端部側の面が開口した立方体状の形状を有し、
    前記第1指受入部は、挿入される前記第1の指の爪の位置に対応する領域に、開口部により形成された窓部を有し、前記窓部を介して、挿入された前記第1の指の爪が露出されることを特徴とする請求項6に記載のネイルプリンター。
  8. 前記指受入部の前記窓部の上部に設けられ、前記窓部から露出する前記第1の指の爪を撮影する撮影部を有することを特徴とする請求項7に記載のネイルプリンター。
  9. 前記指受入部の、挿入される前記第1の指の先端側が設けられる奥側の内面が、前記第1の指の先端側の形状に対応した、曲面形状を有していることを特徴とする請求項6から8の何れか1項に記載のネイルプリンター。
  10. 前記第1の指は複数であり、
    前記指受入部は、内部に、複数の前記第1の指を同時に挿入可能な空間を有していることを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載のネイルプリンター。
  11. 前記隔壁の前記一端部に連結され、前記一方の面に対して直立した、平面状の前壁部と、
    前記前壁部と前記指受入部との間に設けられた指案内部と、
    を有し、
    前記指受入部は前記隔壁の前記一端部から前記他端部側にずれた位置に設けられ、
    前記指案内部は、前記前壁部の表面から前記前壁部から前記指受入部に向かって、前記第1の指が挿入される向きに窪み、前記第1の指が挿入される向きに直交し、前記隔壁の前記一方の面に沿った方向の幅が次第に狭くなる形状に形成されていることを特徴とする請求項6から10の何れか1項に記載のネイルプリンター。
  12. 前記隔壁の前記一方の面上の、前記指受入部が形成された領域を除く領域に設けられた、前記印刷部の保守を行うための印刷保守部を収容する収容部を備えることを特徴とする請求項から11の何れか一項に記載のネイルプリンター。
  13. 前記印刷保守部は、前記印刷ヘッドのクリーニングを行う機能と、前記印刷ヘッドを使用していないときに前記印刷ヘッドにキャップを被せて、前記印刷ヘッドの保湿状態を保つようにする機能とを有するヘッドクリーニング・キャップ機構と、前記印刷ヘッドから吐出された余分なインクを受けるインク廃棄部と、の何れかを有することを特徴とする請求項12に記載のネイルプリンター。
JP2011201319A 2011-07-19 2011-09-15 ネイルプリンター Active JP5348214B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011201319A JP5348214B2 (ja) 2011-09-15 2011-09-15 ネイルプリンター
US13/549,670 US9434179B2 (en) 2011-07-19 2012-07-16 Nail print apparatus
CN201210319536.0A CN102886984B (zh) 2011-07-19 2012-07-19 指甲打印装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011201319A JP5348214B2 (ja) 2011-09-15 2011-09-15 ネイルプリンター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013059579A JP2013059579A (ja) 2013-04-04
JP5348214B2 true JP5348214B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=48184820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011201319A Active JP5348214B2 (ja) 2011-07-19 2011-09-15 ネイルプリンター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5348214B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6167728B2 (ja) * 2013-07-26 2017-07-26 カシオ計算機株式会社 ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の制御方法
US10179694B2 (en) 2014-05-02 2019-01-15 Thc Acquistion Corp. Constant illuminated tamper-resistant plant shipping container
CN104382327A (zh) * 2014-12-03 2015-03-04 曹乃承 美甲装置和美甲、健康管理、信息推送方法
JP7022299B2 (ja) 2017-06-29 2022-02-18 カシオ計算機株式会社 ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の制御方法
CN112004439B (zh) 2018-11-30 2023-04-25 船井电机株式会社 打印机
US11260663B2 (en) 2018-11-30 2022-03-01 Funai Electric Co., Ltd. Printer
JP7225913B2 (ja) 2019-02-28 2023-02-21 カシオ計算機株式会社 印刷装置
JP7275652B2 (ja) * 2019-02-28 2023-05-18 カシオ計算機株式会社 印刷装置
JP7234697B2 (ja) 2019-02-28 2023-03-08 カシオ計算機株式会社 電子機器及び印刷装置
KR102515556B1 (ko) * 2022-07-05 2023-03-29 주식회사 키닉스 테크놀로지 네일아트장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006384A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Mitsumi Electric Co Ltd 立体面に印刷できる印刷装置
GB2344776B (en) * 1998-12-15 2001-06-27 Gerber Scient Products Inc An apparatus and method for applying a manicure
US6286517B1 (en) * 1998-12-22 2001-09-11 Pearl Technology Holdings, Llc Fingernail and toenail decoration using ink jets
JP3016147B1 (ja) * 1998-12-25 2000-03-06 株式会社アトラス ネイルア―ト装置
JP4320081B2 (ja) * 1999-04-07 2009-08-26 ニュー・グッズ株式会社 自動マニキュア塗り器
JP2002165632A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Matsushita Electric Works Ltd ネイルアートプリンター
JP2006255196A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Seiko Epson Corp 爪描画装置および爪描画方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013059579A (ja) 2013-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5348214B2 (ja) ネイルプリンター
JP5321650B2 (ja) ネイルプリント装置
CN102886984B (zh) 指甲打印装置
JP5141756B2 (ja) ネイルプリント装置
JP6186975B2 (ja) ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷制御方法
JP2014121344A (ja) ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷制御方法
JP5633529B2 (ja) ネイルプリント装置
JP6880619B2 (ja) 指保持部材及び描画装置
JP6680112B2 (ja) 指固定ユニット及び描画装置
JP5949279B2 (ja) ネイルプリント装置
JP6801260B2 (ja) 描画装置及び描画装置の描画方法
JP7131201B2 (ja) ネイルプリンタ
JP2014124230A (ja) ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷方法
JP5338871B2 (ja) ネイルプリント装置
JP5732840B2 (ja) ネイルプリント装置および印刷制御方法
JP6926795B2 (ja) ネイルプリント装置
JP4993001B2 (ja) ネイルプリント装置
JP2022050736A (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
JP2012095885A (ja) ネイルプリント装置および印刷制御方法
JP2012095883A (ja) 指保持部材及びネイルプリント装置
JP2012005666A (ja) ネイルプリント装置
JP7380927B2 (ja) 印刷装置
JP4993000B2 (ja) ネイルプリント装置
JP7294469B2 (ja) ネイルプリント装置、ネイルプリント装置の制御方法及びプログラム
JP2022144416A (ja) 印刷装置および印刷装置本体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5348214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150