JP2018048387A - 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置 - Google Patents

連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018048387A
JP2018048387A JP2016186086A JP2016186086A JP2018048387A JP 2018048387 A JP2018048387 A JP 2018048387A JP 2016186086 A JP2016186086 A JP 2016186086A JP 2016186086 A JP2016186086 A JP 2016186086A JP 2018048387 A JP2018048387 A JP 2018048387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
heating device
steel sheet
dip galvanized
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016186086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7134591B2 (ja
Inventor
橋本 茂
Shigeru Hashimoto
茂 橋本
芳明 廣田
Yoshiaki Hirota
芳明 廣田
将人 平
Masato Taira
将人 平
智史 内田
Tomohito Uchida
智史 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2016186086A priority Critical patent/JP7134591B2/ja
Publication of JP2018048387A publication Critical patent/JP2018048387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7134591B2 publication Critical patent/JP7134591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

【課題】溶融亜鉛めっき層がTF方式の誘導加熱により加熱され合金化された鋼板であって筋模様のないものを生産することができる連続溶融亜鉛めっき方法を提供する。【解決手段】本発明に係る溶連続溶融亜鉛めっき方法は、鋼板Hに溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板HをTF加熱炉7により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する。当該方法では、TF加熱炉7を通過してから所定時間経過後の鋼板Hの溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、温度制御装置8により鋼板Hの温度低下率を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置に関する。
鋼板に連続的に亜鉛めっきする連続溶融亜鉛めっき装置では、鋼板を溶融亜鉛浴に通した後に加熱して溶融亜鉛めっき層の表層に亜鉛と鉄の合金化層を形成する。合金化の際の鋼板の加熱は、高周波電流で加熱する誘導加熱で行われ、誘導加熱としては一般的にLF(Longitudinal Flux:平行磁束)方式が採用されている(特許文献1参照)。なお、LF方式では、鋼板の周囲を囲んだ誘導コイルに高周波電流(一次電流とする)を流すことで、磁束が鋼板の進行方向と平行に発生し、この磁束を打ち消す方向に鋼板表面で発生する渦電流が集積して一次電流と逆方向に誘導電流が発生し、これにより、非接触で鋼板を加熱する。
特開平6−330276号公報
誘導加熱の方式として、上述のLF方式の他に、TF(Transverse
Flux:垂直磁束)方式がある。TF方式では、誘導コイルを巻き回したインダクタ(良磁性体)を、鋼板を挟んで配置することで、誘導コイルに電流を流して発生させた磁束が鋼板を貫通し、インダクタ形状や配置に応じた経路で誘導電流が発生し、これにより鋼板を加熱する。
従来、合金化のための誘導加熱の方式として特許文献1に記載のようにLF方式が採用されていたが、現在では、LF方式では加熱することが容易ではない鋼種が製造されてきていること等の背景から、合金化のための誘導加熱の方式としてTF方式の導入も検討されている。
ところで、誘導加熱により合金化を行う場合には、鋼板面に沿った力が働き、薄手の鋼板の場合にはとりわけ変形が起こりやすい。鋼板が変形すると、鋼板上に形成された溶融亜鉛めっき層も影響を受け変形する。鋼板の変形は、該鋼板が誘導加熱装置を通過すると解消するが、めっきの変形は解消せず該変形による凹凸だけが、溶融亜鉛めっきされた鋼板(以下、溶融亜鉛めっき鋼板)の表面に残存する場合がある。
そして、誘導加熱の方式としてTF方式を採用して鋼板の溶融亜鉛めっき層の合金化を行った場合は、溶融亜鉛めっき鋼板の板幅方向に延在する筋模様が発生することがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、溶融亜鉛めっき層がTF方式の誘導加熱により加熱され合金化された鋼板であって筋模様のないものを生産することができる連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、前記加熱装置は、少なくとも垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置を有し、前記加熱装置を通過してから所定時間経過後の鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の前記溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板の温度低下率を制御する、ことを特徴としている。
前記加熱装置が、燃焼ガスまたは可燃ガスにより鋼板を加熱する昇温装置をさらに有し、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を前記昇温装置により1秒以上加熱し昇温させることが好ましい。
前記加熱装置が、平行磁束方式で鋼板を誘導加熱する昇温装置をさらに有し、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を前記昇温装置により1秒以上加熱し昇温させることが好ましい。
前記加熱装置が、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置を有し、鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が480℃になるまで前記LF加熱装置により鋼板を加熱した後、該加熱された鋼板を前記TF加熱装置により所定の温度まで加熱することが好ましい。
別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化することを特徴としている。
さらに別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、該TF加熱装置により誘導電流を発生させるための電源の出力周波数を変化させ、溶融亜鉛めっきされた鋼板を当該TF加熱装置により加熱することを特徴としている。
前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化することが好ましい。
前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層に当接部材を当接させ、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化するが好ましい。
さらに別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、前記加熱装置は、少なくとも垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置を有し、前記加熱装置を通過してから所定時間経過後の鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の前記溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板の温度低下率を制御する温度制御装置を備えることが好ましい。
前記加熱装置は、燃焼ガスまたは可燃ガスにより鋼板を加熱する昇温装置をさらに有し、該昇温装置は、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を1秒以上加熱し昇温させることが好ましい。
前記加熱装置は、平行磁束方式で鋼板を誘導加熱する昇温装置をさらに有し、該昇温装置は、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を1秒以上加熱し昇温させることを特徴とする請求項9に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
前記加熱装置は、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置を有し、該LF加熱装置は、鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が480℃になるまで鋼板を加熱し、前記TF加熱装置は、前記LF加熱装置により加熱された鋼板を所定の温度まで加熱することが好ましい。
さらに別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、当該連続溶融亜鉛めっき装置は、前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることを特徴としている。
さらに別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、該TF加熱装置は、溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱する際、誘導電流を発生させるための電源の出力周波数が変化されることを特徴としている。
前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることが好ましい。
前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層に当接することにより、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることが好ましい。
本発明の連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置によれば、溶融亜鉛めっき層がTF方式の誘導加熱により加熱され合金化された鋼板であって筋模様のないものを生産することができる。
本発明の実施の形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 図1のTF加熱炉の概略を示す図である。 図1の連続溶融亜鉛めっき装置を通板される鋼板の温度変化の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 図4の連続溶融亜鉛めっき装置を通板される鋼板の温度変化の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 図6の連続溶融亜鉛めっき装置を通板される鋼板の温度変化の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図の連続溶融亜鉛めっき装置1では、鋼板Hは、不図示の焼鈍炉で焼鈍された後、溶融亜鉛めっき浴2に導入される。
溶融亜鉛めっき浴2に導入された鋼板Hは、該浴2内に設けられたシンクロール3により、上向きに方向転換され、サポートロール4で反りが矯正された後、溶融亜鉛めっき浴2から引き出される。
そして、溶融亜鉛めっきされた鋼板Hは、その両面に向けてガスワイピングノズル5からワイピングガスが吹き付けられ、めっき付着量が調整される。
めっき付着量が調整された鋼板Hは、該鋼板Hの振動を抑制する制振装置6を通過する。制振装置6は、鋼板Hの振動を抑制する機能の他に、合金化加熱炉7に対する鋼板Hの角度を規定する機能を有していてもよい。
制振装置6による振動の抑制や角度の規定のための方式としては、高温ガス(例えば450℃以上)を鋼板Hの端部に吹き付ける方式が考えられる。また、電磁力による方式であってもよい。
さらに、例えば450℃以上に加熱したローラが鋼板Hの端部に当接することにより、鋼板Hの振動を抑制し鋼板Hの角度を規定する方式であってもよい。なお、ローラなどが当接することにより鋼板Hの溶融亜鉛めっき層は変形するが、鋼板HがTF加熱炉7を通板されている間において、溶融亜鉛めっき層の粘度が低くなるため、溶融亜鉛めっき層の変形部分は変形前の状態に戻る。上記ローラの幅は例えば5〜10mmである。
なお、上述の制振装置6を設けずに、ガスワイピングノズル5からのワイピングガスにより鋼板Hの振動の抑制や角度の規定を行ってもよい。
また、制振装置6を設けずに、サポートロール4のインターメッシュ量(ロール押し込み量)を調整して、鋼板Hの振動の抑制や角度の規制を行ってもよい。
制振装置6を通過後、鋼板Hは、本発明に係る加熱装置としてのTF加熱炉7にて加熱され、例えば550±10℃まで昇温される。TF加熱炉7は、後述するようにTF方式の誘導加熱で鋼板Hを加熱する
また、TF加熱炉7を通過後、鋼板Hは、該鋼板Hの温度低下率を制御する温度制御装置8を通過する。
鋼板HがTF加熱炉7から温度制御装置8を介して上部ロール9に至るまでの間に鋼板Hの溶融亜鉛めっき層が合金化される。温度制御装置8は、温度低下率を制御することにより、溶融亜鉛めっき層を低粘度の状態で保持する。温度低下率を制御する方法としては、バーナなどを用いた燃焼ガスによる方法、高温(例えば450℃以上の)のガスによる方法、輻射熱による方法、断熱材とガス上昇流の抑制(堰やホットガスシール)を併用する方法、などがある。
合金化された鋼板Hは、不図示の冷却装置により冷却され、上部ロール9により通板方向が変換される。
このように溶融亜鉛めっき層を合金化することにより、鋼板Hの溶接性、耐食性、プレス性等を良好にすることができる。
図2は、TF加熱炉7の概略を示す図であり、図2(A)はTF加熱炉7の模式側面図、図2(B)はTF加熱炉7の鋼板Hの板幅方向中央部分における模式断面図である。
TF加熱炉7は、例えば図2に示すように、側面視及び断面視でE字型のE字型コア71、72が鋼板Hを挟んで対向するように設けられている。
E字型コア71、72は、フェライト、積層した電磁鋼板、アモルファス合金等の強磁性体コアで構成されている。また、E字型コア71、72には、その中央の凸部71a、72aに誘導コイル73、74が巻き回されている。
誘導コイル73、74は、銅などの導体で構成されており、不図示の電源に接続されている。誘導コイル73、74によって発生する磁束Mは、鋼板Hを厚さ方向に貫通する。TF加熱炉7では、この磁束Mに垂直な誘導電流が鋼板Hの板面内に発生し、該誘導電流により鋼板Hを加熱する。つまり、TF加熱炉7は、TF方式の誘導加熱で鋼板Hを加熱する。なお、図2に示す方式以外でも、鋼板Hを厚さ方向に貫通させる磁束を生じさせる方法であれば、同様の加熱効果を得ることができる。
図3は、連続溶融亜鉛めっき装置1を通板される鋼板Hの温度変化の一例を示す図である。図3の縦軸は、鋼板Hの温度を示し、横軸は鋼板Hが溶融亜鉛めっき浴2から引き出されてからの経過時間を示す。
連続溶融亜鉛めっき装置1では上述のように合金化温度までの昇温にTF方式の誘導加熱を用いている。そのため、合金化完了後に、溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に、板幅方向に延在する筋模様が発生することがある。例えば、通板方向5〜10mmピッチで、板幅方向の長さが50〜200mm、高さが数μmの模様が発生することがある。
そこで、連続溶融亜鉛めっき装置1では、図3に示すように、TF加熱炉7により溶融亜鉛めっき鋼板Hを誘導加熱した後、温度制御装置8によって溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を制御し該鋼板Hの溶融亜鉛めっきを低粘度の状態で保持する。そのため、溶融亜鉛めっき鋼板Hが温度制御装置8を通過する間に、該鋼板Hの溶融亜鉛めっき層が平滑化される。したがって、溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に発生した上記筋模様の高さを1μm未満とし該筋模様を目立たなくさせることができる。
温度制御装置8は、加熱装置としてのTF加熱炉7を通過してから所定時間経過後の溶融亜鉛めっき層の温度が所定温度以上となると共に、所定時間経過後から所定秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が別の所定温度以上となるよう、鋼板Hの温度低下率を制御する。
上記所定時間は、昇温された溶融亜鉛めっき層全体の元素組成の均一化や、誘導加熱部分通過時の鋼板変形の解消、形状安定化に必要な時間であり、温度が高いほど短時間で均一化/解消する傾向がある。元素組成が均一で、かつ変形解消後でないと平滑化の効果が低減することから、上記所定時間は、均一化と変形解消に必要な0.5秒以上が好ましく、1秒以上がより好ましい。なお、上記所定時間の上限は、鋼板がTF加熱炉7の出側の端部を通過してから所定時間経過後さらに上記所定秒経過した時に、鋼板が温度制御装置8の出側の端部を通過する時間である。
また、上記所定秒は2秒である。本実施形態で目標とする鋼板の冷却速度すなわち温度低下率を指定するにあたり、時間間隔をあけて温度を測定する必要があり、実機において温度の測定が可能な時間間隔が上記「2秒」であるため、上述のように上記所定秒として2秒を用いることができる。なお、上記時間間隔は、温度計の設置可能な領域で決まる。
さらに、上記所定温度及び上記別の所定温度はそれぞれ510℃及び500℃である。
したがって、温度制御装置8は、例えば、TF加熱炉7を通過してから1秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、3秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板Hの温度低下率を制御する。
より具体的には、温度制御装置8は、例えば、鋼板Hの鋼種が非磁性体率が高いものである場合、TF加熱炉7を通過してから1秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上545℃以下の範囲となり、TF加熱炉7を通過してから3秒後の同温度が500℃以上540℃以下の範囲となるよう、溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を抑制する。
なお、TF加熱炉7を通過してから1秒後の鋼板Hの温度が545℃以上である場合や、通過後3秒後の温度が540℃以上である場合は、鋼板Hの組織の変態が一部で生じ、材質が変化してしまう。
また、TF加熱炉7を通過してから1秒後の温度が510℃未満である場合や、通過後3秒後の温度が500℃未満である場合は、溶融亜鉛めっきの粘度が高くなってしまい、平滑化効果が発揮されなくなる。なお、TF加熱炉7を通過してから1秒後の温度が510℃以上545℃以下であっても通過後3秒後の温度が500℃未満である場合も、平滑化効果が発揮されなくなる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。図5は、図4の連続溶融亜鉛めっき装置1を通板される鋼板Hの温度変化の一例を示す図である。図5の縦軸は、鋼板Hの温度を示し、横軸は鋼板Hが溶融亜鉛めっき浴2から引き出されてからの経過時間を示す。
図4の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の構成と異なり、加熱装置10を備え、該加熱装置10がTF加熱炉7と昇温装置11を有する。
加熱装置10の昇温装置11は、TF加熱炉7により加熱された溶融亜鉛めっき鋼板Hをさらに加熱し昇温させるものであり、TF加熱炉7と温度制御装置8との間に設けられている。昇温装置11での加熱方式は、例えば、バーナなどを用いた燃焼ガスによる方式、高温のガスによる方式、LF方式の誘導加熱による方式である。
図4の連続溶融亜鉛めっき装置1では、図5に示すように、TF加熱炉7により溶融亜鉛めっき鋼板Hを誘導加熱した後、昇温装置11により該鋼板Hを加熱し、溶融亜鉛めっき層を所定の温度すなわち合金化温度まで昇温させる。この昇温中、溶融亜鉛めっき鋼板Hの溶融亜鉛めっきの粘度は低い。そのため、TF加熱炉7での加熱時すなわちTF方式での誘導加熱時に溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に生じた板幅方向の筋模様を、昇温中に小さくすることができる。そして、昇温装置11による昇温後、温度制御装置8によって溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を抑制し該鋼板Hの溶融亜鉛めっきを低粘度の状態で保持する。これにより、溶融亜鉛めっき鋼板Hが温度制御装置8を通過する間に、該鋼板Hの溶融亜鉛めっき層がさらに平滑化される。したがって、溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に発生した小さな上記筋模様をさらに小さくし、該筋模様を消滅させることができる。
なお、昇温装置11がLF方式の誘導加熱で溶融亜鉛めっき鋼板Hを加熱する場合、該鋼板Hの表面に筋模様が生じるが、該筋模様は板幅方向に延在するものでなく、また、電源周波数を高周波とすることで筋模様を非常に小さくすることができる。
昇温装置11は、例えば、溶融亜鉛めっき鋼板Hを1秒加熱し、5℃以上昇温させて溶融亜鉛めっき層の温度を例えば550±10℃にする。5℃以上昇温させる理由は以下の通りである。すなわち、高速で移動する鋼板H上の溶融状態のめっきの温度測定には±5℃程度の誤差が予想されるため、確実に昇温できるように5℃以上昇温させることとしている。なお、昇温の上限は600℃であり、この温度を超えると急速に鋼板−めっき界面の過合金化が進むため、パウダリング等、めっき剥離の原因となるため望ましくない。また、昇温装置11での加熱時間は1秒以上であることが好ましい。これは、550℃前後では、鋼板H上の溶融亜鉛めっきの流動性が安定するためには、すなわち、鋼板H上の溶融亜鉛めっきの状態が均一になるためには、1秒以上かかるからである。
また、本実施形態における温度制御装置8は、例えば、加熱装置10すなわち昇温装置11を通過してから所定時間経過後において、言い換えると、昇温装置11による加熱の終了後から所定時間経過後において、溶融亜鉛めっき鋼板Hの溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板Hの温度低下率を制御する。
より具体的には、温度制御装置8は、例えば、昇温装置11を通過してから1秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上545℃以下の範囲となり、昇温装置11を通過してから3秒後の同温度が500℃以上540℃以下の範囲となるよう、溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を制御する。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。図7は、図6の連続溶融亜鉛めっき装置1を通板される鋼板Hの温度変化の一例を示す図である。図7の縦軸は、鋼板Hの温度を示し、横軸は鋼板Hが溶融亜鉛めっき浴2から引き出されてからの経過時間を示す。
図6の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の構成と異なり、加熱装置13を備え、該加熱装置13がLF加熱炉14とTF加熱炉7とを有する。LF加熱炉14は、LF方式で誘導加熱するLF加熱装置であり、TF加熱炉7の上流側であって制振装置6の下流側に設けられている。そして、TF加熱炉7の下流に、温度制御装置8が設けられている。
図6の連続溶融亜鉛めっき装置1では、図7に示すように、まずLF加熱炉12により溶融亜鉛めっき鋼板Hを合金化温度すなわち所定温度より低い別の所定温度まで加熱し、その後、TF加熱炉7により合金化温度まで加熱する。そのため、合金化温度まで加熱する際にTF加熱炉7での加熱すなわちTF方式で誘導加熱を行う時間を短くすることができるため、溶融亜鉛めっき鋼板Hの溶融亜鉛めっき層の合金化の際に該鋼板Hの表面に生じる、板幅方向の筋模様を小さくすることができる。そして、温度制御装置8によって溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を制御し該鋼板Hの溶融亜鉛めっきを低粘度の状態で保持する。これにより、溶融亜鉛めっき鋼板Hが温度制御装置8を通過する間に、該鋼板Hの溶融亜鉛めっき層が平滑化される。したがって、溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に発生した小さな上記筋模様をさらに小さくし、該筋模様を消滅させることができる。
LF加熱炉12は、例えば、溶融亜鉛めっき鋼板Hの溶融亜鉛めっき層の温度が480℃になるまで該鋼板Hを加熱する。その後、TF加熱炉7が、LF加熱炉12により加熱された溶融亜鉛めっき鋼板Hを、溶融亜鉛めっき層が550±10℃となるまで加熱する。
また、本実施形態における温度制御装置8は、例えば、加熱装置13すなわちTF加熱炉7を通過してから所定時間経過後において、溶融亜鉛めっき鋼板Hの溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を制御する。
より具体的には、温度制御装置8は、TF加熱炉7を通過してから1秒後の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上545℃以下の範囲となり、TF加熱炉7を通過してから3秒後の同温度が500℃以上540℃以下の範囲となるよう、溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度低下率を制御する。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図8の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の温度制御装置8に代えて、平滑化装置15を備える。
平滑化装置15は、鋼板Hの表面を平滑化させるものであり、TF加熱炉7の下流に設けられている。平滑化させる方式としては、高温(例えば450℃)ガスを吹き付ける方式が考えられる。
図8の連続溶融亜鉛めっき装置1では、上述の平滑化装置15を備えるため、TF方式の誘導加熱により溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に生じた筋模様を消滅させることができる。
(第5の実施形態)
図9は、本発明の第5の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図9の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置から温度制御装置8を除いた構成である。
そして、本連続溶融亜鉛めっき装置1では、TF加熱炉7に対する電源周波数を一定とせずに変化させる。
TF加熱炉7に対する電源周波数を25kHzで一定とした場合、例えば、通板方向5〜10mmピッチで、板幅方向の長さが50〜200mm、高さが数μmの模様が合金化後の溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面に発生してしまう。それに対し、TF加熱炉7に対する電源周波数を250kHzとした場合、例えば、通板方向1〜3mmピッチで鋼板Hの表面に筋模様が発生する。また、TF加熱炉7に対する電源周波数を2.5kHzとした場合、例えば、通板方向15〜30mmピッチで鋼板Hの表面に筋模様が発生する。したがって、本連続溶融亜鉛めっき装置1では、TF加熱炉7に対する電源周波数を一定とせずに変化させ、具体的には、例えば、2.5kHzと250kHzとに数秒ごとに変化させる。これにより、鋼板Hの表面に生じる筋模様は目視では判別できなくなる。
(第6の実施形態)
図10は、本発明の第6の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図10の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の構成に加えて、平滑化装置15を備える。
平滑化装置15は、鋼板Hの表面を平滑化させるものであり、温度制御装置8の下流に設けられている。平滑化させる方式としては、高温(例えば450℃)ガスを鋼板Hの表面に吹き付ける方式が考えられる。ただし、この方式に限られず、高温(例えば450℃)に暖められたローラやブレードを鋼板Hの表面に当接させる方法等であってもよい。
図10の連続溶融亜鉛めっき装置1では、温度制御装置8の下流に平滑化装置15を備えるため、温度制御装置8の通過後に鋼板Hの表面に筋模様が残っていても、残っていた筋模様を平滑化装置15により消滅させることができる。
本発明は、鋼板の溶融亜鉛めっき層をTF方式の誘導加熱で合金化する技術に有用である。
1…連続溶融亜鉛めっき装置
2…連続溶融亜鉛めっき浴
3…シンクロール
4…サポートロール
5…ガスワイピングノズル
6…制振装置
7…TF加熱炉
8…温度制御装置
9…上部ロール
10…加熱装置
11…昇温装置
12…LF加熱炉
13…加熱装置
14…LF加熱炉
15…平滑化装置

Claims (16)

  1. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、
    前記加熱装置は、少なくとも垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置を有し、
    前記加熱装置を通過してから所定時間経過後の鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の前記溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板の温度低下率を制御する、ことを特徴とする連続溶融亜鉛めっき方法。
  2. 前記加熱装置は、燃焼ガスまたは可燃ガスにより鋼板を加熱する昇温装置をさらに有し、
    前記TF加熱装置により加熱された鋼板を前記昇温装置により1秒以上加熱し昇温させることを特徴とする請求項1に記載の連続溶融亜鉛めっき方法。
  3. 前記加熱装置は、平行磁束方式で鋼板を誘導加熱する昇温装置をさらに有し、
    前記TF加熱装置により加熱された鋼板を前記昇温装置により1秒以上加熱し昇温させることを特徴とする請求項1に記載の連続溶融亜鉛めっき方法。
  4. 前記加熱装置は、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置を有し、
    鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が480℃になるまで前記LF加熱装置により鋼板を加熱した後、該加熱された鋼板を前記TF加熱装置により所定の温度まで加熱することを特徴とする請求項1に記載の連続溶融亜鉛めっき方法。
  5. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、
    前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、
    前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化することを特徴とする連続溶融亜鉛めっき方法。
  6. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき方法であって、
    前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、
    該TF加熱装置により誘導電流を発生させるための電源の出力周波数を変化させ、溶融亜鉛めっきされた鋼板を当該TF加熱装置により加熱することを特徴とする連続溶融亜鉛めっき方法。
  7. 前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化することを特徴とする請求項1〜4及び6のいずれか1項に記載の連続溶融亜鉛めっき方法。
  8. 前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層に当接部材を当接させ、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化することを特徴とする請求項1〜4及び6のいずれか1項に記載の連続溶融亜鉛めっき方法。
  9. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、
    前記加熱装置は、少なくとも垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置を有し、
    前記加熱装置を通過してから所定時間経過後の鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が510℃以上となると共に、所定時間経過後から2秒後の前記溶融亜鉛めっき層の温度が500℃以上となるよう、鋼板の温度低下率を制御する温度制御装置を備えることを特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置。
  10. 前記加熱装置は、燃焼ガスまたは可燃ガスにより鋼板を加熱する昇温装置をさらに有し、
    該昇温装置は、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を1秒以上加熱し昇温させることを特徴とする請求項9に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
  11. 前記加熱装置は、平行磁束方式で鋼板を誘導加熱する昇温装置をさらに有し、
    該昇温装置は、前記TF加熱装置により加熱された鋼板を1秒以上加熱し昇温させることを特徴とする請求項9に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
  12. 前記加熱装置は、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置を有し、
    該LF加熱装置は、鋼板の溶融亜鉛めっき層の温度が480℃になるまで鋼板を加熱し、
    前記TF加熱装置は、前記LF加熱装置により加熱された鋼板を所定の温度まで加熱することを特徴とする請求項9に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
  13. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、
    前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、
    当該連続溶融亜鉛めっき装置は、
    前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることを特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置。
  14. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱装置により加熱し溶融亜鉛めっき層を合金化する連続溶融亜鉛めっき装置であって、
    前記加熱装置は、垂直磁束方式で誘導加熱を行うTF加熱装置であり、
    該TF加熱装置は、溶融亜鉛めっきされた鋼板を加熱する際、誘導電流を発生させるための電源の出力周波数が変化されることを特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置。
  15. 前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層にガスを吹き付け、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることを特徴とする請求項9〜12及び14のいずれか1項に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
  16. 前記TF加熱装置を通過した鋼板の溶融亜鉛めっき層に当接することにより、前記溶融亜鉛めっき層を平滑化する平滑化装置を備えることを特徴とする請求項9〜12及び14のいずれか1項に記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
JP2016186086A 2016-09-23 2016-09-23 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置 Active JP7134591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186086A JP7134591B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186086A JP7134591B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018048387A true JP2018048387A (ja) 2018-03-29
JP7134591B2 JP7134591B2 (ja) 2022-09-12

Family

ID=61766037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016186086A Active JP7134591B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7134591B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021042464A (ja) * 2020-05-08 2021-03-18 中外炉工業株式会社 連続熱処理設備の制御方法
WO2021225078A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 中外炉工業株式会社 連続熱処理設備の制御方法

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154530A (en) * 1979-05-21 1980-12-02 Nippon Steel Corp Treating apparatus of plated steel sheet
JPS61207561A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPS61207563A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化亜鉛めつき鋼板の製造方法
JPS61183961U (ja) * 1985-05-02 1986-11-17
JPH0215156A (ja) * 1988-06-30 1990-01-18 Nippon Steel Corp 溶融金属メッキ鋼板の合金化処理方法
JPH02254146A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Nkk Corp 誘導加熱装置及び誘導加熱式合金化炉及び合金化方法
JPH0379748A (ja) * 1989-08-23 1991-04-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化処理炉
JPH04228528A (ja) * 1990-04-26 1992-08-18 Ajax Magnethermic Corp ガルバニール鋼のストリップ製造装置
JPH04333555A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Nippon Steel Corp 溶融亜鉛めっき鋼帯の加熱合金化処理方法
JPH05331609A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Nkk Corp 塗装後鮮映性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH0657394A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Sumitomo Metal Ind Ltd 溶融金属めっき鋼帯の縦すじ防止方法および装置
JPH07228944A (ja) * 1993-12-20 1995-08-29 Nkk Corp 合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法
JP2004225083A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Nippon Steel Corp 誘導加熱式合金化炉の電力出力方法
JP2009252643A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Steel Corp 誘導加熱装置及び誘導加熱方法
US20140185650A1 (en) * 2011-08-26 2014-07-03 Hirohisa Yamada Alloyed position determining method, alloyed position determining apparatus, and recording medium
JP2017508864A (ja) * 2013-12-06 2017-03-30 ファイブス セレス ガルバニーリングセクションを備える、非磁性金属ストリップを処理する連続処理ライン、及び該ガルバニーリングセクションにおいて該ストリップを誘導加熱する方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154530A (en) * 1979-05-21 1980-12-02 Nippon Steel Corp Treating apparatus of plated steel sheet
JPS61207561A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPS61207563A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化亜鉛めつき鋼板の製造方法
JPS61183961U (ja) * 1985-05-02 1986-11-17
JPH0215156A (ja) * 1988-06-30 1990-01-18 Nippon Steel Corp 溶融金属メッキ鋼板の合金化処理方法
JPH02254146A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Nkk Corp 誘導加熱装置及び誘導加熱式合金化炉及び合金化方法
JPH0379748A (ja) * 1989-08-23 1991-04-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 合金化処理炉
JPH04228528A (ja) * 1990-04-26 1992-08-18 Ajax Magnethermic Corp ガルバニール鋼のストリップ製造装置
JPH04333555A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Nippon Steel Corp 溶融亜鉛めっき鋼帯の加熱合金化処理方法
JPH05331609A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Nkk Corp 塗装後鮮映性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH0657394A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Sumitomo Metal Ind Ltd 溶融金属めっき鋼帯の縦すじ防止方法および装置
JPH07228944A (ja) * 1993-12-20 1995-08-29 Nkk Corp 合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法
JP2004225083A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Nippon Steel Corp 誘導加熱式合金化炉の電力出力方法
JP2009252643A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Steel Corp 誘導加熱装置及び誘導加熱方法
US20140185650A1 (en) * 2011-08-26 2014-07-03 Hirohisa Yamada Alloyed position determining method, alloyed position determining apparatus, and recording medium
JP2017508864A (ja) * 2013-12-06 2017-03-30 ファイブス セレス ガルバニーリングセクションを備える、非磁性金属ストリップを処理する連続処理ライン、及び該ガルバニーリングセクションにおいて該ストリップを誘導加熱する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021042464A (ja) * 2020-05-08 2021-03-18 中外炉工業株式会社 連続熱処理設備の制御方法
WO2021225078A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 中外炉工業株式会社 連続熱処理設備の制御方法
CN115516119A (zh) * 2020-05-08 2022-12-23 中外炉工业株式会社 连续热处理设备的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7134591B2 (ja) 2022-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6525339B2 (ja) ガルバニーリングセクションを備える、非磁性金属ストリップを処理する連続処理ライン、及び該ガルバニーリングセクションにおいて該ストリップを誘導加熱する方法
JPH04228528A (ja) ガルバニール鋼のストリップ製造装置
US20150257207A1 (en) Transverse flux strip heating with dc edge saturation
JP2018048387A (ja) 連続溶融亜鉛めっき方法及び連続溶融亜鉛めっき装置
JP5979323B1 (ja) 金属帯の安定装置およびこれを用いた溶融めっき金属帯の製造方法
KR101720501B1 (ko) 핫스탬핑 공정용 고주파 가열 방법
JP6296242B2 (ja) 薄鋼板の加熱方法および連続焼鈍設備
KR101252640B1 (ko) 유도가열 장치 및 유도가열 방법
JP4912699B2 (ja) 溶融めっき設備
EP2167697B1 (en) Method and device for controlling the thickness of coating of a flat metal product
JP5263433B2 (ja) 金属帯の安定装置および溶融めっき金属帯の製造方法
EP2165000B1 (en) Method and device for controlling the thickness of a coating on a flat metal product
JP6790660B2 (ja) 溶融亜鉛めっき層の合金化方法
JP3876810B2 (ja) 金属帯の制振装置及び金属帯の製造方法
JP4547818B2 (ja) 溶融めっき鋼板のめっき付着量制御方法
JPH02254146A (ja) 誘導加熱装置及び誘導加熱式合金化炉及び合金化方法
JP2018048389A (ja) 鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP5223451B2 (ja) 溶融めっき金属帯の製造方法
JP6187577B2 (ja) 金属帯の安定装置および溶融めっき金属帯の製造方法
KR20100074418A (ko) 금속판재의 주석도금 공정처리용 리플로우 장비 및 방법
JP2006131983A (ja) 連続溶融金属めっきの付着量制御方法および付着量制御装置
JP2011183438A (ja) 金属帯の制振及び位置矯正装置、および該装置を用いた溶融めっき金属帯製造方法
WO2020121646A1 (ja) 溶融金属めっき鋼板の製造方法、溶融金属めっき鋼板の製造装置
JP3810545B2 (ja) 溶融めっき金属浮上用空中ポット
JP6812999B2 (ja) 金属帯の誘導加熱装置、金属帯の製造方法、及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190415

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210818

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210818

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210825

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210831

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20211022

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20211026

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220104

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20220524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220620

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220628

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20220719

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220726

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220830

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7134591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150