JP4912699B2 - 溶融めっき設備 - Google Patents

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本発明は,溶融めっき設備に関する。
例えば溶融亜鉛めっき鋼帯の製造が行われる溶融めっきラインでは,通常入側のコイル巻戻し機から搬入された鋼帯が,焼鈍炉において高温に加熱されその後冷却されて焼鈍され,その後溶融亜鉛槽内に誘導されてめっきされている。そして,溶融亜鉛槽を通過した鋼帯は,ガスワイピングノズルによりめっきの付着量が調整されている(特許文献1参照)。
上述したような焼鈍が行われる溶融めっきラインでは,通常そのライン上に多数のロールが配置されている。このため,搬送中の鋼帯には,張力がかけられており,例えば搬送中に,鋼帯の中央部が上又は下に凸に撓むこと(以下,「鋼帯の反り」とする。)が少ない。また,焼鈍炉では,通常ガス加熱により鋼帯が加熱されるため,例えば鋼帯の幅方向に加熱の強弱の分布を設けて,鋼帯の反りを抑制することもできる。さらに,焼鈍炉の加熱後に鋼帯が冷却されるので,めっき直前で鋼帯が収縮し,鋼帯に自然に張力が作用して,この点からも鋼帯の反りが抑制されている。このように,従来の溶融めっきラインには,鋼帯の反りを抑制する鋼帯形状のコントロール機能が備わっていた。
特開2005−272896号公報
ところで,近年,溶融めっき設備のコンパクト化,低コスト化等を図るため,焼鈍炉がなく,めっき前に低温の鋼帯を通電加熱により急速に加熱して,そのまま溶融亜鉛槽に誘導する溶融めっきラインが提案されている。図8に示すようにこの溶融めっきラインAは,水平に搬送される鋼帯Hを通電加熱装置150において加熱し,ターンダウンロール151により鋼帯Hを下方に向けて送り,溶融亜鉛槽152に進入させ,溶融亜鉛槽152のシンクロール153により上方に向けて鋼帯Hを送り出し,ガスワイピングノズル154により鋼帯Hのめっき付着量を調整するように構成されている。
この溶融めっきラインAにおいては,鋼帯Hに電流を流し,そのジュール熱により鋼帯Hを加熱するので,例えばロールへの漏電や,ロールの高温化に伴う溶解などを抑制するために,ライン上のロールの数が少なくなっている。このため,上述した焼鈍炉のある溶融めっきラインに比べて,搬送中の鋼帯Hに張力がかからず,鋼帯Hの反りが発生しやすくなっている。また,上述した焼鈍炉のある溶融めっきラインのように,焼鈍炉のガス加熱を強弱することにより,鋼帯Hの反りを抑制できない。このように,焼鈍炉のない溶融めっきラインAは,鋼帯形状のコントロール機能がないので,例えばコイル巻戻し機で鋼帯にできた,いわゆる「巻癖」がそのまま残った状態で,鋼帯Hがめっきされる恐れがある。
さらに,上述の焼鈍炉のない溶融めっきラインAでは,めっきの直前で鋼帯Hの温度が上昇するので,通電加熱装置150と溶融亜鉛槽152との間では,鋼帯Hが膨張し鋼帯の張力が下がる。このような状況の下,応力のかかるターンダウンロール151において,鋼帯Hが上に凸に湾曲する上反りが生じやすく,シンクロール153では,鋼帯Hが下に凸に湾曲する下反りが生じやすい。
上述したように鋼帯Hに反りが生じた状態で,鋼帯Hがめっきされ,その後ガスワイピングノズル154においてガスワイピングされると,鋼帯Hのめっきの付着量の調整が適正に行われず,鋼帯Hの幅方向のめっき付着量が不均一になる。この場合,表面欠陥がなく,外観も綺麗な溶融亜鉛めっき鋼帯を製造することができない。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,通電加熱により鋼帯を加熱し,その後溶融亜鉛などの溶融金属をめっきする溶融めっきラインにおいて,めっき後の鋼帯の反りを防止することをその目的とする。
別の観点による本発明によれば,鋼帯に通電させて加熱する通電加熱装置と,前記通電加熱装置により加熱された鋼帯の進行方向を下側向に変える第1のロールと,前記第1のロールにより向きが変えられた鋼帯を溶融金属内に浸漬するための溶融金属槽と,溶融金属内に進入する直前の鋼帯の周囲を囲むと共に,前記通電加熱装置により鋼帯に流れる電流が通電される導電性の包囲体と,前記溶融金属槽の溶融金属内において鋼帯の進行方向を上側向に変える第2のロールと,を有する溶融めっきラインを備え,前記溶融めっきラインにおける第1のロールと第2のロールとの間の前記包囲体内には,鋼帯の下面側を押圧する第3のロールが設けられ,前記第3のロールには,当該第3のロールの鋼帯に対する押し込み量を調整して,前記第2のロールの通過後の鋼帯の形状を矯正する調整機構が備えられていることを特徴とする,溶融めっき設備が提供される。なお,「溶融金属内に進入する直前の鋼帯」とは,溶融金属の液面から長くても5mm以内の部分である。
前記溶融めっきラインの溶融金属槽の溶融金属内であって前記第2のロールよりも下流側には,鋼帯を挟んで斜めに対向する一対のロールが設けられ,前記溶融めっき設備は,前記一対のロールの少なくとも一のロールの鋼帯に対する押し込み量を調整する他の調整機構を備えていてもよい。
前記一対のロールの前記押し込み量の調整によっても,前記第2のロールの通過後の鋼帯の形状の矯正を行うようにしてもよい。
前記第3のロール又は前記一対のロールの少なくともいずれかの前記押し込み量は,鋼帯の材質と板厚に基づいて設定されるようにしてもよい。
前記鋼帯の材質については,降伏点伸びの有無に基づいて前記押し込み量が設定されるようにしてもよい。
上記溶融めっき設備は,鋼帯の材質及び板厚と,前記第3のロールの適正押し込み量との相関テーブル,又は鋼帯の材質及び板厚と,前記一対のロールの適正押し込み量との相関テーブルの少なくともいずれかを有しなおかつ当該相関テーブルに基づいて押し込み量を設定する設定部を備えていてもよい。
上記溶融めっき設備は,前記第2のロールの通過後の鋼帯の幅方向の歪みを検出する検出部を備えていてもよい。
上記溶融めっき設備は,前記検出部の検出結果に基づいて,前記第3のロールの押し込み量を調整する調整部を備えていてもよい。
前記包囲体内において,前記第3のロールと鋼帯を挟んで斜めに対向する位置には,鋼帯の上面側を押さえるロールが設けられていてもよい。
前記鋼帯は,溶融めっき後に合金化処理が施されるものであってもよい。
本発明によれば,鋼帯のめっきの付着量を均一にできるので,表面欠陥がなく,外観の綺麗な溶融めっき鋼帯を製造できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる溶融めっき設備1の構成の概略を示す説明図である。
例えば溶融めっき設備1は,入側のコイル巻戻し機から出側のコイル巻取り機に向けて,鋼帯Hを一方向に搬送する溶融めっきラインAを有している。溶融めっきラインAには,例えば鋼帯Hを加熱する通電加熱装置10と,包囲体としてのスナウト11と,溶融亜鉛Bが貯留された溶融亜鉛槽12と,めっきの付着量を調整するガスワイピングノズル13と,めっき後に鋼帯Hを合金化処理する合金化処理装置14が上流側からこの順で設けられている。
通電加熱装置10は,例えば溶融めっきラインA上の鋼帯Hの周りを囲むリング状の鉄心20と,その鉄心20に巻きつけられた一次コイル21と,一次コイル21に給電する交流電源22を備えている。
通電加熱装置10における溶融めっきラインAには,鋼帯Hに接触する導電ロール30と,シールロール31と,第1のロールとしてのターンダウンロール32が上流側からこの順で設けられている。鉄心20は,シールロール31とターンダウンロール32の間に配置されている。
通電ロール30からターンダウンロール32までは,溶融めっきラインAは,鋼帯Hを水平方向に搬送するように形成されている。ターンダウンロール32により,鋼帯Hの進行方向が斜め下方向に変えられ,ターンダウンロール32から溶融亜鉛槽12までは,溶融めっきラインAは,鋼帯Hを斜め下方向に搬送するように形成されている。
ターンダウンロール32の下流側には,鋼帯Hの周囲を囲むスナウト11が設けられている。スナウト11は,例えば略角筒状に形成され,四角枠の断面形状を有している。スナウト11は,例えばステンレス鋼などの導電性材料により形成されている。スナウト11は,先端部(下端部)が溶融亜鉛槽12内の溶融亜鉛Bに浸漬され,例えば溶融亜鉛Bの液面から1.5m程度の長さに形成されている。
スナウト11の後端部(上端部)と導電ロール30は,ブスバー33により電気的に接続されている。これにより,導電ロール30,溶融めっきラインA上の鋼帯H,溶融亜鉛槽12内の溶融亜鉛B,スナウト11及びブスバー33によって,鉄心20を巻く二次コイル34(通電回路)が形成される。交流電源22により,一次コイル21に電圧を印加し電流を流すことによって,二次コイル34側に電力を誘起し,鋼帯Hに高電流を流すことができる。この電流により,鋼帯Hをジュール発熱させ,鋼帯Hを所定温度に加熱することができる。このように,通電加熱装置10は,変圧器効果型通電加熱法による加熱を実現できる。
溶融めっきラインAにおけるシールロール31からスナウト11までの間は,例えばケーシング40により覆われている。ケーシング40は,例えば非磁性のステンレス鋼により形成されている。
溶融めっきラインAのスナウト11内には,2つのサポートロール45,46が設けられている。サポートロール45,46は,傾斜した鋼帯Hの上下面に,鋼帯Hを挟んで斜めに対向するように設けられている。サポートロール45は,鋼帯Hの上面側を押さえている。第3のロールとしてのサポートロール46は,鋼帯Hの下面側を押圧している。サポートロール46には,鋼帯Hに対する押し込み量を調整する調整機構80が設けられている。この調整機構80については後述する。
溶融亜鉛槽12内には,斜め上方から進入された鋼帯Hを進行方向を変えて上方に向けて送り出す第2のロールとしてのシンクロール50が設けられている。溶融亜鉛槽12内であってシンクロール50の下流側には,一対のロールとしてのサポートロール51,52が上流側からこの順で設けられている。サポートロール51,52は,鋼帯Hの両側に,鋼帯Hを挟んで斜めに対向するように設けられている。下側に位置する一のロールとしてのサポートロール51は,鋼帯Hのスナウト11側である内側に配置され,上側のサポートロール52は,鋼帯Hの外側に配置されている。例えばサポートロール51には,鋼帯Hに対する押し込み量を調整する調整機構90が取り付けられている。この調整機構90については,後述する。
ガスワイピングノズル13は,鋼帯Hの両側に対向するように配置され,このガスワイピングノズル13から鋼帯Hの両面にガスを吹き付けることによって,鋼帯Hのめっきの付着量を調整できる。
溶融めっきラインAにおけるガスワイピングノズル13のさらに下流側には,鋼帯Hを両側から支持する一対のサポートロール70,71が設けられている。サポートロール70,71の下流側には,合金化処理装置14が設けられている。この合金化処理装置14には,図示しない加熱炉が配置され,鋼帯Hを加熱してめっき層を合金化することができる。
次に,上述したサポートロール46の押し込み量を調整する調整機構80について説明する。図2に示すように例えばサポートロール46の回転軸であるシャフト81の両端部は,スナウト11の側壁部11aに形成された貫通孔11bを貫通し,スナウト11の外側に突出している。シャフト81の両端部は,それぞれロールチョック82に回転自在に固定されている。ロールチョック82とスナウト11の側壁部11aとの間には,貫通孔11bを閉鎖するための蛇腹状のシール材Sが設けられている。各ロールチョック82には,水平方向に向かって延びるロッド83が取り付けられている。各ロッド83は,ギアなどの伝達機構84を介して一本の回転シャフト85に取り付けられている。回転シャフト85は,例えばサポートロール46に対向するスナウト11の壁部11cの外側に配置され,その壁部11cに沿って水平方向に向けて形成されている。回転シャフト85は,支持体86によって壁部11cに支持されている。回転シャフト85の一端部には,回転シャフト85を回転させるハンドル87が取り付けられている。ハンドル87を回転し,回転シャフト85を回転させることにより,伝達機構84を介してロッド83が水平移動し,これに伴いサポートロール46が水平移動して,サポートロール46の鋼帯Hに対する押し込み量を調整できる。
続いて,溶融亜鉛槽12内のサポートロール51の押し込み量を調整する調整機構90について説明する。図3に示すように例えばサポートロール51の回転軸のシャフト91の両端部には,サポートロール51を支持する支持部材92がそれぞれ取り付けられている。溶融亜鉛槽12の上面の一部には,上面板93が形成されており,各支持部材92は,上端部がその上面板93上に突出している。溶融亜鉛槽12の上面板93には,サポートロール51の移動方向の水平方向に延びるネジ94が取り付けられている。支持部材92の上端部は,ネジ94に取り付けられ,ネジ94の回転により軸方向に移動できる。ネジ94の先端部には,例えばモータ95が取り付けられている。このモータ95によりネジ94を回転し,支持部材92をネジ94に沿ってスライドさせることにより,サポートロール51を水平移動させて,サポートロール51の鋼帯Hに対する押し込み量を調整できる。なお,ネジ94の駆動については,モータ95に変えて例えばハンドルを設けて手動で行ってもよい。
次に,以上のように構成された溶融めっき設備1を用いて行われる溶融めっき鋼帯Hの製造方法について説明する。
例えば溶融めっき設備1の操業開始時(立ち上げ時)には,サポートロール46とサポートロール51の押し込み量が設定される。サポートロール46,51の押し込み量は,処理時にシンクロール50を通過した鋼帯Hが平坦になるように設定される。ターンダウンロール32において鋼帯Hには,上反りに変形する力が作用し,シンクロール50において鋼帯Hに下反りに変形する力が作用するが,このサポートロール46の押し込みにより,ターンダウンロール32とシンクロール50における鋼帯Hの反りが矯正されてシンクロール50通過後の鋼帯Hの反りがなくなる。また,サポートロール51の押し込み量の調整により,シンクロール50通過後の鋼帯Hの反りが直接矯正される。
具体的には,サポートロール46とサポートロール51の押し込み量は,例えば鋼帯Hの材質と板厚に基づいて設定される。例えば図4に示すように,鋼帯Hの材質及び板厚と,適正押し込み量との相関テーブルTを各サポートロール46,51について予め求めておき,その相関テーブルTを基にサポートロール46とサポートロール51の押し込み量が設定される。例えば相関テーブルTは,鋼帯Hの材質に依存する降伏点伸びの有無と,予め設定した板厚の閾値例えば2.3mmを基準に,鋼帯Hをグループ分けし,そのグループ毎に適正な押し込み量a,b,c,dが定められている。例えば鋼帯Hが降伏点伸びのあるAlキルドで板厚2.3mm未満の場合には,押し込み量がaに設定され,鋼帯HがAlキルドで板厚2.3mm以上の場合には,押し込み量がbに設定される。また,例えば鋼帯Hが降伏点伸びの無いTiサルク(Ti添加鋼,Nb−Ti添加IF鋼,Ti−Nb添加IF鋼,Ti添加極低炭素鋼,Nb−Ti添加極低炭素鋼,Ti−Nb添加極低炭素鋼など)やハイテン(高張力鋼)で板厚2.3mm未満の場合には,押し込み量がcに設定され,鋼帯HがTiサルクやハイテンで板厚2.3mm以上の場合には,押し込み量がdに設定される。
また,サポートロール46については,上流の通電加熱装置10で発生し始めて,ターンダウンロール32による巻癖で顕著になるC反り(上に凸に湾曲する上反り)も抑制する。ゼンジマー法に代表される通常の加熱炉を有する溶融亜鉛メッキ方法の場合には,例えば鋼板の端部と中央の冷却強度を変えることで鋼帯Hの形状を調整することは出来るが,本発明の加熱方法では,めっき浴面に至るまで鋼帯Hの温度は上昇し続ける為に,従来のような冷却による形状矯正は出来ない。そこで,スナウト11内のサポートロール46の押し込み量を調整して,ターンダウンロール32とめっき浴面との間で鋼帯Hの上記C反りを抑制する。ここでのC反りは,鋼帯Hの幅方向で上側に凸になる反りであり,鋼帯Hの上位置にあるサポートロール45に対して,鋼帯Hの下位置にあるサポートロール46を押し込むことで,上記C反りが抑制される。なお,サポートロール45とサポートロール46は,C反りの矯正の観点から,可能な限りめっき浴面に近い位置に設置されるのが良い。実際には,サポートロール46は,めっき浴面から150〜300mm程度の高さの位置に設置するとよい。また,通常のサポートロール46の押し込み量は,5mmから30mmに設定して,C反りを抑制しているが,例えばシンクロール部で腰折れが発生しやすい板厚が2.3mmを超えるアルミキルド鋼においては,浴出側の鋼帯Hの形状の状態を観察しながら,押し込み量を更に大きくすることもある。また,上記のアルミキルド鋼以外にも,冷延条件などでC反りが大きくなったような材料においても,浴出側の鋼帯Hの形状の状態を観察しながら,押し込み量を更に大きくすることもある。
上述のサポートロール46の押し込み量の設定は,調整機構80のハンドル87を回転させ,サポートロール46を鋼帯Hに対して水平移動させることにより行われる。なお,この例では,サポートロール46の押し込み量を調整していたが,サポートロール46,45の両方の押し込み量を調整するようにしてもよい。
上述のサポートロール51の押し込み量の設定は,調整機構90のモータ95を回転させ,サポートロール51を鋼帯Hに対して水平移動させることにより行われる。
また,サポートロール51の押し込み量については,図5に示すように処理時にシンクロール50を通過した鋼帯Hに随伴して流れ,浴中のドロスを含む境界流Cがそのままサポートロール52と鋼帯Hとの間に巻き込まれないように考慮しながら設定される。例えばサポートロール52の手前で鋼帯Hから離れる方向(図5の矢印方向)に浴中流れが形成されるように,サポートロール51の押し込み量が設定される。具体的には,シンクロール50を通過した鋼帯Hがサポートロール52に対して所定角度θ,例えば6.5°以上屈折するように,押し込み量が例えば20mm以上に設定される。この押し込み量の値は,例えばサポートロール52へのドロスの巻き込み量を検証する実験などにより予め定められる。
上述の押し込み量の設定後に,溶融めっきラインAにおける鋼帯Hの処理が開始されると,鋼帯Hは,図1に示すように溶融めっきラインAに沿って搬送され,通電加熱装置10により例えば溶融亜鉛Bの温度と同等の450℃程度に加熱される。この通電加熱装置10では,一次コイル21に電流が流され,二次コイル34に高電流が誘導され,鋼帯H→溶融亜鉛B→スナウト11→ブスバー33→導電ロール30→鋼帯Hの通電回路に電流が流れる。鋼帯Hは,このときのジュール熱により加熱される。なお,このときスナウト11もこの電流を利用して,例えば溶融亜鉛温度の−100℃程度よりも高い温度に加熱されて,溶融亜鉛Bからの揮発物がスナウト11の内壁に付着することが防止される。
鋼帯Hは,通電加熱装置10の導電ロール30からターンダウンロール32まで,水平に搬送される。その後鋼帯Hは,ターンダウンロール32により斜め下方向に向きを変えられ,スナウト11を通過して溶融亜鉛槽12内に進入する。鋼帯Hは,スナウト11の通過中に,サポートロール46により上述の適正な押し込み量で押圧され,適正な張力がかけられる。これにより,シンクロール50通過後の鋼帯Hの形状が平坦に矯正される。
鋼帯Hは,溶融亜鉛槽12の溶融亜鉛B内においてめっきされる。溶融亜鉛槽12内の鋼帯Hは,シンクロール50によって上方に方向転換され,サポートロール51,52を通過して,溶融亜鉛槽12から搬出される。サポートロール51,52においては,上述したようにサポートロール51の押し込み量が調整されており,鋼帯Hの境界流Cがサポートロール52から離れるので,溶融亜鉛B内のドロスがサポートロール52と鋼帯Hとの間に巻き込まれることが抑制される。また,シンクロール50通過後の鋼帯Hの形状が直接的に矯正される。
溶融亜鉛槽12から搬出された鋼帯Hは,ガスワイピングノズル13によりめっきの付着量が調整され,その後サポートリング70,71を通過し,合金化処理装置13において合金化処理される。
以上の実施の形態によれば,ターンダウンロール32とシンクロール50との間にサポートロール46を設け,このサポートロール46の押し込み量を調整して,シンクロール50通過後の鋼帯Hの形状を平坦に矯正した。また,サポートロール51の押し込み量を調整することによっても,シンクロール50通過後の鋼帯Hの形状を平坦に矯正した。この結果,めっき後の鋼帯Hの反りがなくなり,鋼帯Hは,平坦な状態でガスワイピングされるため,鋼帯Hのめっきの付着量が幅方向で均一に調整される。
サポートロール46とサポートロール51の押し込み量を,鋼帯Hの材質と板厚に基づいて設定したので,鋼帯Hの材質及び板厚と相関のある鋼帯Hの反りに対して適正に対応できる。ところで,鋼帯Hの材質で降伏点伸びがあるものは,いわゆる腰折れ(鋼帯の表面が塑性変形して縞模様の外観となる現象)が起こりやすく,また降伏点伸びがないものは,いわゆる腰折れが起こり難い。本実施の形態においては,鋼帯Hの材質について,降伏点伸びの有無を基準にして,押し込み量の設定を行ったので,腰折れによって生じる鋼帯Hの反りに適正に対応できる。
溶融亜鉛槽12内のサポートロール51の押し込み量を調整して,浴中流れを制御したので,サポートロール52におけるドロスの巻き込みが減少し,めっき後の鋼帯Hに付着するドロス量が減少する。これによって,鋼帯Hに対する異物の付着量が減少し,表面欠陥のない溶融めっき鋼帯Hが製造される。
スナウト11には,通電加熱装置10による電流が流れ,スナウト11の内部には,磁場が形成される。そのスナウト11内を通過する鋼帯Hを,サポートロール45,46により押さえるようにしたので,電流が流れる鋼帯Hがスナウト11の磁場により振動することを防止できる。
めっき後に合金化処理が行われる鋼帯Hは,合金化処理が行われない鋼帯に比べて,より薄く均一なめっきが要求される。以上の実施の形態では,サポートロール46,51の押し込みにより鋼帯Hの反りが抑制されるので,合金化処理が行われる鋼帯Hであっても適正なめっき処理が行われる。
以上の実施の形態で記載したサポートロール46の押し込み量の調整は,ハンドル87を回転させることにより行っていたが,自動で行ってもよい。この場合,例えば図6に示すように調整機構80の回転シャフト85には,ハンドル87に代えて例えばモータ100が接続される。モータ100は,電源101からの給電により駆動する。モータ100の動作は,電源101の制御部102により制御されている。制御部102には,例えば汎用のコンピュータが用いられる。制御部102には,例えば上述した相関テーブルTが記憶され,制御部102は,鋼帯Hの材質と板厚の情報が入力されると,相関テーブルTに基づいてモータ100を駆動し,サポートロール46を適正な押し込み量に設定できる。この場合,より簡単かつ正確にサポートロール46の押し込み量を設定できる。なお,この例において,制御部102は,サポートロール46の押し込み量を設定する設定部としての機能を有する。
なお,サポートロール51の押し込み量の調整についても自動で行ってもよく,この場合も同様に,例えば制御部102により,鋼帯Hの材質及び板厚の入力情報と相関テーブルTに基づいてモータ95を駆動し,サポートロール51の押し込み量を調整してもよい。
また,以上の実施の形態では,サポートロール51の押し込み量を調整していたが,もう一方のサポートロール52の押し込み量を調整してもよい。また,サポートロール51,52の両方の押し込み量を調整してもよい。
以上の実施の形態において,めっき後の鋼帯Hの幅方向の歪みを検出し,当該検出結果に基づいてサポートロール46の押し込み量を調整してもよい。かかる場合,例えば図7に示すように溶融めっきラインAにおける溶融亜鉛槽12より下流側であってガスワイピングノズル13付近に,鋼帯Hの幅方向の歪みを検出する検出部としてのセンサ110が設けられる。センサ110の検出結果は,例えば上述のサポートロール46の動作を制御する制御部102に出力できる。制御部102は,センサ110の検出結果に基づいて,サポートロール46の押し込み量を調整できる。
そして,例えば鋼帯Hの処理中に,センサ110によって鋼帯Hの幅方向の歪みが検出され,制御部102によりその鋼帯Hの歪みが監視される。鋼帯Hの歪みが予め設定された閾値よりも大きくなった場合に,制御部102によりサポートロール46の押し込み量が調整され,鋼帯Hの歪みが矯正される。こうすることにより,鋼帯Hの処理中においても,めっき後の鋼帯Hの歪みを確実に防止できる。なお,この例において,制御部102は,鋼帯Hの歪みの検出結果に基づいてサポートロール46の押し込み量を調整する調整部としての機能を有する。
以上の実施の形態では,サポートロール46と51の両方の押し込み量の調整により,シンクロール50通過後の鋼帯Hの形状を矯正していたが,サポートロール46の押し込み量のみの調整によって,鋼帯Hの形状を矯正してもよい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば以上の実施の形態では,めっき金属が亜鉛であったが,他の金属であってもよい。また,以上の実施の形態では,本発明を,めっき後に合金化処理を行なう鋼帯Hに適用していたが,合金化処理を行わない鋼帯Hに適用してもよい。通電加熱装置10は,変圧器効果型通電加熱法を用いたものであったが,直接通電加熱法や誘導加熱法などの他の通電加熱法を用いたものであってもよい。
本発明は,めっきの付着量が均一な溶融めっき鋼帯を製造する際に有用である。
本実施の形態にかかる溶融めっき設備の構成の概略を示す説明図である。 サポートロールの押し込み量の調整機構を示すスナウトの横断面の説明図である。 サポートロールの押し込み量の調整機構を示す溶融亜鉛槽の縦断面の説明図である。 鋼帯の材質及び板厚と,適正押し込み量との相関テーブルである。 サポートロールの押し込み量の設定を説明するための溶融亜鉛槽内の拡大図である。 サポートロールの押し込み量の調整機構にモータを設けた場合のスナウトの横断面の説明図である。 センサを備えた溶融めっき設備の構成の概略を示す説明図である。 従来の溶融めっきラインの構成を示す説明図である。
符号の説明
1 溶融めっき設備
10 通電加熱装置
11 スナウト
12 溶融亜鉛槽
13 ガスワイピングノズル
32 ターンダウンロール
46 サポートロール
50 シンクロール
51 サポートロール
A 溶融めっきライン
B 溶融亜鉛
H 鋼帯

Claims (10)

  1. 鋼帯に通電させて加熱する通電加熱装置と,
    前記通電加熱装置により加熱された鋼帯の進行方向を下側向に変える第1のロールと,
    前記第1のロールにより向きが変えられた鋼帯を溶融金属内に浸漬するための溶融金属槽と,
    溶融金属内に進入する直前の鋼帯の周囲を囲むと共に,前記通電加熱装置により鋼帯に流れる電流が通電される導電性の包囲体と,
    前記溶融金属槽の溶融金属内において鋼帯の進行方向を上側向に変える第2のロールと,を有する溶融めっきラインを備え,
    前記溶融めっきラインにおける第1のロールと第2のロールとの間の前記包囲体内には,鋼帯の下面側を押圧する第3のロールが設けられ,
    前記第3のロールには,当該第3のロールの鋼帯に対する押し込み量を調整して,前記第2のロールの通過後の鋼帯の形状を矯正する調整機構が備えられていることを特徴とする,溶融めっき設備。
  2. 前記溶融めっきラインの溶融金属槽の溶融金属内であって前記第2のロールよりも下流側には,鋼帯を挟んで斜めに対向する一対のロールが設けられ,
    前記一対のロールの少なくとも一のロールの鋼帯に対する押し込み量を調整する他の調整機構を備えたことを特徴とする,請求項1に記載の溶融めっき設備。
  3. 前記一対のロールの前記押し込み量の調整により,前記第2のロールの通過後の鋼帯の形状の矯正を行うことを特徴とする,請求項2に記載の溶融めっき設備。
  4. 前記第3のロール又は前記一対のロールの少なくともいずれかの前記押し込み量は,鋼帯の材質と板厚に基づいて設定されていることを特徴とする,請求項3に記載の溶融めっき設備。
  5. 前記鋼帯の材質については,降伏点伸びの有無に基づいて前記押し込み量が設定されていることを特徴とする,請求項4に記載の溶融めっき設備。
  6. 鋼帯の材質及び板厚と,前記第3のロールの適正押し込み量との相関テーブル,又は鋼帯の材質及び板厚と,前記一対のロールの適正押し込み量との相関テーブルの少なくともいずれかを有しなおかつ当該相関テーブルに基づいて押し込み量を設定する設定部を備えたことを特徴とする,請求項4又は5のいずれかに記載の溶融めっき設備。
  7. 前記第2のロールの通過後の鋼帯の幅方向の歪みを検出する検出部を備えたことを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の溶融めっき設備。
  8. 前記検出部の検出結果に基づいて,前記第3のロールの押し込み量を調整する調整部を備えたことを特徴とする,請求項7に記載の溶融めっき設備。
  9. 前記包囲体内において,前記第3のロールと鋼帯を挟んで斜めに対向する位置には,鋼帯の上面側を押さえるロールが設けられていることを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載の溶融めっき設備。
  10. 前記鋼帯は,溶融めっき後に合金化処理が施されるものであることを特徴とする,請求項1〜9のいずれかに記載の溶融めっき設備。
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