JP2018039424A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルト装置のベルトを着脱可能なベルトガイドが設けられた車両用シートにおいて、乗員がシートバックの固定状態と固定解除状態との違いに確実に気づいて判断できる車両用シートを提供する。
【解決手段】ロック機構3は、シートバック1bを固定するためのロック部材32をロック位置P1とロック解除位置P2とに切替可能に構成される。ロック解除操作機構5は、ロック部材32を操作してロック位置P1からロック解除位置P2に切り替える。表示手段9は、ロック部材32がロック位置P1にいる状態とロック解除位置P2にいる状態とをそれぞれ表示する。表示手段9は、シートバック1b上面におけるベルトガイド22に取り付けた状態のベルト10aの車幅方向内側に位置するよう設けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される車両用シートに関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されている車両には、車両前後方向に傾動可能なシートバックを有する車両用シートと乗員をシートバックに拘束するベルトを有するシートベルト装置とが設けられ、上記シートバック上面の車幅方向外端には、上記ベルトを案内可能なベルトガイドが設けられている。該ベルトガイドは、上記ベルトを着脱可能なフック形状をなしており、上記ベルトを取り付けた状態では、上記ベルトが乗員を拘束する際に上記シートバック上面から落下して乗員の肩からずれてしまうといったことを防止できるようになる一方、上記ベルトを取り外すことにより、シートバックを車両前方に傾動させて車両用シートの後側に乗員が乗降したり、或いは、シートバックを車両前方に傾動させることにより形成される収容空間に荷物を出し入れする際に邪魔にならない位置にベルトを移動させることができるようになっている。
ところで、特許文献1の如き車両用シートには、一般的に、シートバックを起立させた姿勢で固定して傾動不能にするロック機構と、当該ロック機構によって固定された上記シートバックの固定解除を操作するロック解除操作機構とが設けられている。そして、近年では、乗員の安全性を高めるために、上記ロック機構によってシートバックが固定されている状態と固定されていない状態とを乗員に分かりやすく知らせたいという要求がある。
これに対応するために、例えば、特許文献2に開示されている表示手段を特許文献1の如き車両用シートに適用することが考えられる。上記表示手段は、上記シートバック上面に設けられ、上記ロック機構によってシートバックが固定されていない状態になると、表示手段の色が変化することによってシートバックが固定されていない状態であることを乗員が視認できるようになっている。
特開2009−90963号公報 特開2012−250655号公報
ところで、特許文献2の如き表示手段は、乗員が常時見やすい位置に設ける必要があり、特許文献1の如きシートベルト装置のベルトによって隠れてしまうことがないようにしなければならないが、特許文献2ではそのことについて何ら考慮されていない。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートベルト装置のベルトを着脱可能なベルトガイドが設けられた車両用シートにおいて、乗員がシートバックの固定状態と固定解除状態との違いに確実に気づいて判断できる車両用シートを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、シートバックの固定状態と固定解除状態とをそれぞれ表示可能な表示手段を上記シートベルト装置のベルトに常に覆われない位置となるように工夫を凝らしたことを特徴とする。
すなわち、第1の発明では、車両前後方向に傾動可能なシートバックと、該シートバックを固定して傾動不能にするロック位置及び上記シートバックの固定を解除して当該シートバックを傾動可能にするロック解除位置にそれぞれ切替可能なロック部材を有するロック手段と、上記ロック部材を上記ロック位置から上記ロック解除位置に切替操作可能なロック解除操作手段と、上記ロック部材が上記ロック位置にいる状態と上記ロック解除位置にいる状態とをそれぞれ表示可能な表示手段と、上記シートバック上面の車幅方向外端に設けられ、シートベルト装置のベルトを着脱可能で、且つ、上記ベルトを取り付けた状態で案内可能なベルトガイドとを備え、上記表示手段は、上記シートバック上面における上記ベルトガイドに取り付けた状態の上記ベルトの車幅方向内側に位置するように設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記ロック解除操作手段は、上記シートバックの固定を解除する際に乗員が操作する乗員操作部を備え、該乗員操作部は、上記ベルトガイドに取り付けられた上記ベルトと上記表示手段との間に設けられていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記シートバック上面には、上側及び車両後側に連続して開口する凹部が形成され、上記乗員操作部は、上記凹部の上側開口部分を覆うように設けられ、且つ、車両前側端部を支点として上下方向に回動操作可能な板状の操作レバーであり、当該操作レバーを上方に回動操作することにより、上記ロック部材が上記ロック位置から上記ロック解除位置に切り替わるよう構成されていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、上記表示手段は、上記シートバック上面における上記操作レバーの支点側に接近して形成された上方に開口する収容部と、該収容部に上下にスライド可能に収容されたスライド部材とを備え、該スライド部材は、上記ロック部材が上記ロック位置であるとき、下方にスライドして上記シートバック上面から没入した状態となる一方、上記ロック部材が上記ロック解除位置であるとき、上方にスライドして上記シートバック上面から出没するように構成されていることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、上記収容部は、車両前後方向に延びる細長い形状をなしており、上記スライド部材は、上記収容部に対応するように車両前後方向に細長い形状をなしていることを特徴とする。
第1の発明では、表示手段がベルトガイドに取り付けられたシートベルト装置のベルトから離れた位置となり、当該ベルトに常に覆われなくなる。したがって、乗員は常に表示手段を見ることができるようになり、シートバックの固定状態と固定解除状態との違いを常時判断することができる。
第2の発明では、表示手段が乗員操作部における車幅方向の寸法分だけベルトガイドに取り付けられたシートベルト装置のベルトからさらに離れた位置となるので、例えば、乗員がシートベルト装置のベルトをベルトガイドに取り付ける際に、乗員が把持するベルトによって乗員の目線から表示手段が不意に隠れてしまうといったことも防ぐことができ、表示手段が乗員の視界に確実に入るようになって、乗員はシートバックの固定状態と固定解除状態との違いを確実に判断することができる。
第3の発明では、シートバックがロック機構により固定された状態において、操作レバーがシートバックの上面と面一となるので、シートバックにおける上面部分の見栄えが良くなって意匠性を高めることができる。また、乗員は、一方の手を操作レバーの上面に添えて複数本の指を凹部にその車両後側の開口部分から挿入するとともに、凹部に挿入した複数本の指を手前に引いて操作レバーを上方に回動させるとシートバックの固定状態が解除されるといったように、てこの原理を利用した小さな力でシートバックの固定解除操作を行うことができ、ロック解除操作の操作性が高い車両用シートにすることができる。
第4の発明では、シートバックが固定解除状態の際、スライド部材がシートバック上面から出没しているので、例えば、乗員の目線がシートバック上面に沿う方向となるような乗員の姿勢であったとしても乗員がシートバックの固定解除状態を知ることができ、乗員のシートバックの状態を判断できる領域を特許文献2の如き表示手段に比べて広げることができる。また、もし仮に乗員が操作レバーを操作しようとしたときにシートバックが固定解除状態であったとすると、シートバック上面から出没したスライド部材が乗員の掌部分に接触するようになるので、乗員は、視覚だけでなく触覚においてもシートバックの固定解除状態を判断することができる。
第5の発明では、表示手段の車幅方向における寸法が小さいので、シートバック上面において操作レバーとヘッドレストとの間に広いスペースが無い場合においても表示手段を設けることができる。また、表示手段の車両前後方向における寸法が大きいので、表示手段の車幅方向における寸法が小さくても、表示手段全体の表示領域が広くなり、シートバックが固定状態か否かの判断を乗員が確実に行うことができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートの正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの平面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの側面図である。 図2のIV矢視図である。 シートバックの固定を解除するために操作レバーを回動させた状態を示す図4相当図である。 ロック機構によりシートバックが固定された状態を示すシートバック内部のロック機構周りの概略側面図である。 ロック解除操作機構によりシートバックの固定が解除された状態を示すシートバック内部のロック機構周りの概略側面図である。 シートバックが固定状態の表示手段の状態を示すロック機構周りの概略側面図である。 シートバックの固定が解除されている状態の表示手段の状態を示すロック機構周りの概略側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1乃至図3は、本発明の実施形態に係る車両用シート1を示す。該車両用シート1は、車両後部側の車幅方向外側に配置されたリアシートであり、座面を構成するシートクッション1aと、乗員の背もたれとなるシートバック1bと、該シートバック1bの上端に取り付けられたヘッドレスト1cとを備え、上記シートバック1bは、上記シートクッション1aに対して車両前後方向に傾動可能になっている。
上記シートバック1bの車幅方向外側には、乗員の身体をシートバック1bに拘束するためのベルト10aを備えたシートベルト装置10が設置され、上記ベルト10aは、上記シートバック1bの後方に配置されたリトラクタ10bから引き出されるようになっている。
上記シートバック1b上面の車幅方向外側には、樹脂製のベゼル2が取り付けられている。
該ベゼル2は、図4及び図5に示すように、上記シートバック1bの上面に沿って延びるパネル状のベゼル本体21を備え、該ベゼル本体21の車幅方向外端における車両前側部分には、上方に折り返されて車幅方向内側に延出するフック形状のベルトガイド22が設けられている。
該ベルトガイド22は、上記シートベルト装置10のベルト10aを着脱可能となっていて、上記ベルト10aを取り付けた状態で当該ベルト10aを車両前後方向に案内するようになっている。
一方、上記ベゼル本体21の車幅方向内側における車両前側部分には、上方に開口する収容凹部23(収容部)が形成され、該収容凹部23は、車両前後方向に延びる細長い形状をなしている。
該収容凹部23には、スライド部材24が上下にスライド可能に収容され、該スライド部材24と上記収容凹部23とで本発明の表示手段9を構成している。
上記スライド部材24は、上記収容凹部23に対応するように車両前後方向に細長いブロック形状をなしている。
尚、上記スライド部材24は、上記ベゼル2の表面とは異なる配色がなされており、例えば、赤色のような目立つ色が配色されている。
上記ベゼル本体21の中途部には、上側及び車両後側に連続して開口する凹部25が形成されている。
該凹部25は、上記ベルトガイド22に取り付けた状態のベルト10aと上記収容凹部23との間に設けられており、上記凹部25及び上記収容凹部23は、上記ベルトガイド22に取り付けた状態の上記ベルト10aの車幅方向内側に並んで配置されている。
上記凹部25には、車両前後方向に延びる板状の操作レバー50(乗員操作部)が上記凹部25の上側開口部分を覆うように配置されている。
上記操作レバー50は、車両前側端部を支点として上下方向に回動操作可能となっており、上記収容凹部23は、上記操作レバー50の支点側に接近した位置となっている。
上記シートバック1bの上部内方には、図6及び図7に示すように、当該シートバック1bを固定して傾動不能にするロック機構3(ロック手段)が設けられている。
該ロック機構3は、車幅方向に延びる第1水平軸31と、車両前後方向に延びる板状のロック部材32とを備え、該ロック部材32の車両前側部分が上記第1水平軸31に軸支されている。
上記ロック部材32は、上記第1水平軸31を回動中心として上下方向に回動可能となっていて、図示しない付勢部材により下方に向かって付勢されている。
上記ロック部材32の下端縁部には、下方に開口する第1切欠凹部32a及び第2切欠凹部32bが車両の前側から順に形成されている。
また、上記ロック部材32における上記第1切欠凹部32aの上方には、車幅方向に延びる水平杆部33が固定されている。
さらに、上記ロック部材32の下端縁部における上記第1切欠凹部32aと上記第2切欠凹部32bとの間には、車両後側に行くにつれて次第に下方に位置するよう傾斜する第1傾斜部32cが形成され、上記ロック部材32の下端縁部における上記第2切欠凹部32bの車両後側には、車両後側に行くにつれて次第に上方に位置するよう傾斜する第2傾斜部32dが形成されている。
一方、起立した状態の上記シートバック1bに対応する車体側には、略上下方向に貫通する矩形枠状のストライカ4が設けられていて、上記ロック部材32は、上記シートバック1bを車両後側に傾動させると、上記第2傾斜部32dを上記ストライカ4の車両前側部分に摺接させながら付勢部材(図示せず)の付勢力に抗して上方に回動するとともに、上記第2傾斜部32dが上記ストライカ4の車両前側部分を外れることで付勢部材(図示せず)の復元力により下方に回動して上記ストライカ4の車両前側部分を上記第2切欠凹部32bに嵌合させてロック位置P1になり、上記シートバック1bを固定するようになっている。
一方、上記ロック部材32は、付勢部材(図示せず)による付勢力に抗して上記ロック位置P1から上方に回動すると、図7に示すように、上記ストライカ4の車両前側部分が上記第2切欠凹部32bから外れてロック解除位置P2になり、上記シートバック1bの固定を解除するようになっている。
尚、上記ロック部材32は、上記ストライカ4の車両前側部分を上記第1切欠凹部32aに嵌合させるとともに上記ストライカ4の車両後側部分を上記第2切欠凹部32bに嵌合させてロック位置P1になることも可能であり、この場合、上記シートバック1bの姿勢を上記ストライカ4の車両前側部分を上記第2切欠凹部32bに嵌合させたときよりもさらに車両後側に傾斜させることができるようになっている。
このように、上記ロック部材32は、上記シートバック1bを傾動不能にするロック位置P1と上記シートバック1bを傾動可能にするロック解除位置P2とにそれぞれ切替可能になっている。
上記ロック部材32の上方には、側面視で車両後方に行くにつれて次第に上下の幅が狭くなる略V字状の第1リンク部材51が設けられている。
該第1リンク部材51は、車両後方に行くにつれて次第に下方に位置するよう傾斜して延びる第1延出部51aと、該第1延出部51aにおける車両後側の端部から車両前方に行くにつれて次第に下方に位置するように傾斜して延びる第2延出部51bと、該第2延出部51bの車両前側の端部から車両前方に突出する突出部51cとを備え、該突出部51cは、上記水平杆部33に下方から接触している。
上記第1延出部51a及び上記第2延出部51bの連続部分は、車幅方向に延びる第2水平軸52に軸支され、上記第1リンク部材51は、上記第2水平軸52を回動中心として上下方向に回動可能となっている。
上記第1リンク部材51の上方には、緩やかに湾曲しながら車両後側の斜め上方に向かって延びる第2リンク部材53が設けられている。
該第2リンク部材53の上端は、上記操作レバー50における回動支点の下方の位置に軸支され、上記第2リンク部材53の下端は、上記第1リンク部材51における第1延出部51aの車両前側の端部に軸支されている。
そして、上記操作レバー50、上記第1リンク部材51、上記第2水平軸52及び上記第2リンク部材53は、本発明のロック解除操作機構5(ロック解除操作手段)を構成しており、上記シートバック1bの固定を解除する際、乗員が上記操作レバー50を上方に回動させると、図6及び図7に示すように、上記第2リンク部材53が上記操作レバー50によって上方に引き上げられるとともに、上記第1リンク部材51が上記第2水平軸52を中心に上方に回動するようになっている。
上記第1リンク部材51が上方に回動すると、突出部51cが上記水平杆部33を下方から押圧して上方に移動させることにより、上記ロック部材32が上記第1水平軸31を中心に上方に回動して上記ロック位置P1から上記ロック解除位置P2に切り替わるようになっている。
つまり、上記ロック解除操作機構5は、上記ロック部材32を上記ロック位置P1から上記ロック解除位置P2に切り替えるようになっている。
また、上記ロック部材32の上方には、図8及び図9に示すように、車幅方向に延びる回転軸6a周りに回転可能な回転レバー6が設けられている。
該回転レバー6は、図示しない付勢部材によって側面視で時計回り(図8のZ1方向)に回転するよう付勢され、上記回転レバー6における車両後側の端部は上記水平杆部33に上方から接触している。
上記回転レバー6と上記収容凹部23との間には、細長い筒部材7が設けられ、該筒部材7の一端は、上記収容凹部23の底面に接続されている。
上記筒部材7には、可撓性を有するワイヤ部材8が上記筒部材7の筒中心線に沿って移動可能に挿通され、上記ワイヤ部材8の一端が上記スライド部材24の下端に接続される一方、上記ワイヤ部材8の他端が上記回転レバー6における車両前側の端部に下方から接続されている。
そして、上記操作レバー50の上方への回動操作によって上記ロック部材32を上記ロック位置P1から上記ロック解除位置P2に切り替えると、上記ロック部材32が上記第1水平軸31を中心に上方に回動することによって上記水平杆部33が上記回転レバー6の車両後側の端部を上方に押圧して上記回転レバー6が図示しない付勢部材の付勢力に抗して回転するようになっている。
上記回転レバー6の回転動作によって当該回転レバー6の車両前側の端部が下方に移動すると、上記ワイヤ部材8が上記回転レバー6に押されて上記筒部材7の内部を上記収容凹部23側に移動して上記スライド部材24を上方に押圧し、これにより、当該スライド部材24が上方にスライドして上記収容凹部23の開口部分から出没するようになっている。
一方、上記ロック部材32が上記ロック解除位置P2に位置する状態から図示しない付勢部材による付勢力によって上記第1水平軸31を中心に回動して上記ロック位置P1になると、上記ワイヤ部材8が上記回転レバー6によって上方に引っ張られるようになっている。
上記回転レバー6に引っ張られたワイヤ部材8は、上記筒部材7の内部を上記収容凹部23から離れる方向に移動して上記スライド部材24を下方に引っ張り、これにより、当該スライド部材24が下方にスライドして上記収容凹部23の開口部分から没入するようになっている。
つまり、上記スライド部材24は、上記収容凹部23において上下にスライドすることによって上記ロック部材32が上記ロック位置P1に位置する状態と上記ロック解除位置P2に位置する状態とをそれぞれ表示できるようになっている。
以上より、本発明の実施形態によると、上記スライド部材24は、上記ベルトガイド22に取り付けた状態の上記ベルト10aの車幅方向内側に位置しているので、スライド部材24がベルトガイド22に取り付けられたシートベルト装置10のベルト10aから離れた位置となり、当該ベルト10aに常に覆われなくなる。したがって、乗員は常にスライド部材24を見ることができるようになり、シートバック1bの固定状態と固定解除状態との違いを常時判断することができる。
また、上記操作レバー50は、上記ベルトガイド22に取り付けた状態のベルト10aと上記収容凹部23との間に設けられているので、スライド部材24が操作レバー50における車幅方向の寸法分だけベルトガイド22に取り付けられたシートベルト装置10のベルト10aからさらに離れた位置となる。したがって、例えば、乗員がシートベルト装置10のベルト10aをベルトガイド22に取り付ける際に、乗員が把持するベルト10aによって乗員の目線からスライド部材24が不意に隠れてしまうといったことも防ぐことができ、スライド部材24が乗員の視界に確実に入るようになって、乗員はシートバック1bの固定状態と固定解除状態との違いを確実に判断することができる。
また、シートバック1bがロック機構3により固定された状態において、操作レバー50がシートバック1bの上面と面一となるので、シートバック1bにおける上面部分の見栄えが良くなって意匠性を高めることができる。また、乗員は、一方の手を操作レバー50の上面に添えて複数本の指を凹部25にその車両後側の開口部分から挿入するとともに、凹部25に挿入した複数本の指を手前に引いて操作レバー50を上方に回動させるとシートバック1bの固定状態が解除されるといったように、てこの原理を利用した小さな力でシートバック1bの固定解除操作を行うことができ、ロック解除操作の操作性が高い車両用シート1にすることができる。
また、シートバック1bが固定解除状態の際(ロック部材32がロック解除位置P2に位置する際)、スライド部材24がシートバック1bの上面から出没しているので、例えば、乗員の目線がシートバック1bの上面に沿う方向となるような乗員の姿勢であったとしても乗員がシートバック1bの固定解除状態を知ることができ、乗員のシートバック1bの状態を判断できる領域を特許文献2の如き表示手段に比べて広げることができる。また、もし仮に乗員が操作レバー50を操作しようとしたときにシートバック1bが固定解除状態であったとすると、シートバック1bの上面から出没したスライド部材24が乗員の掌部分に接触するようになるので、乗員は、視覚だけでなく触覚においてもシートバック1bの固定解除状態を判断することができる。
また、上記収容凹部23及び上記スライド部材24は、車両前後方向に細長い形状をなしており、スライド部材24の車幅方向における寸法が小さいので、シートバック1bの上面において操作レバー50とヘッドレスト1cとの間に広いスペースが無い場合においてもスライド部材24を設けることができる。また、スライド部材24の車両前後方向における寸法が大きいので、スライド部材24の車幅方向における寸法が小さくても、表示手段9全体の表示領域が広くなり、シートバック1bが固定状態か否かの判断を乗員が確実に行うことができる。
尚、本発明の実施形態では、ロック部材32におけるロック位置P1とロック解除位置P2との切替操作を操作レバー50の回動操作で行っているが、これに限らず、例えば、押しボタンによる押圧操作のようなものでロック部材32におけるロック位置P1とロック解除位置P2との切替操作を行うような構造であってもよい。
また、本発明の実施形態では、表示手段としてスライド部材24が収容凹部23の開口部分から出没することでシートバック1bが固定解除状態であることが分かるようになっているが、例えば、表示手段として色が切り替わることによってシートバック1bが固定解除状態であることが分かるような構造であってもよい。
本発明は、自動車等の車両に搭載される車両用シートに適している。
1 車両用シート
1b シートバック
3 ロック機構(ロック手段)
5 ロック解除操作機構(ロック解除操作手段)
9 表示手段
10 シートベルト装置
10a ベルト
22 ベルトガイド
23 収容凹部(収容部)
24 スライド部材(表示手段)
25 凹部
50 操作レバー(乗員操作部)
P1 ロック位置
P2 ロック解除位置

Claims (5)

  1. 車両前後方向に傾動可能なシートバックと、
    該シートバックを固定して傾動不能にするロック位置及び上記シートバックの固定を解除して当該シートバックを傾動可能にするロック解除位置にそれぞれ切替可能なロック部材を有するロック手段と、
    上記ロック部材を上記ロック位置から上記ロック解除位置に切替操作可能なロック解除操作手段と、
    上記ロック部材が上記ロック位置にいる状態と上記ロック解除位置にいる状態とをそれぞれ表示可能な表示手段と、
    上記シートバック上面の車幅方向外端に設けられ、シートベルト装置のベルトを着脱可能で、且つ、上記ベルトを取り付けた状態で案内可能なベルトガイドとを備え、
    上記表示手段は、上記シートバック上面における上記ベルトガイドに取り付けた状態の上記ベルトの車幅方向内側に位置するように設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    上記ロック解除操作手段は、上記シートバックの固定を解除する際に乗員が操作する乗員操作部を備え、
    該乗員操作部は、上記ベルトガイドに取り付けられた上記ベルトと上記表示手段との間に設けられていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    上記シートバック上面には、上側及び車両後側に連続して開口する凹部が形成され、
    上記乗員操作部は、上記凹部の上側開口部分を覆うように設けられ、且つ、車両前側端部を支点として上下方向に回動操作可能な板状の操作レバーであり、当該操作レバーを上方に回動操作することにより、上記ロック部材が上記ロック位置から上記ロック解除位置に切り替わるよう構成されていることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項3に記載の車両用シートにおいて、
    上記表示手段は、上記シートバック上面における上記操作レバーの支点側に接近して形成された上方に開口する収容部と、該収容部に上下にスライド可能に収容されたスライド部材とを備え、
    該スライド部材は、上記ロック部材が上記ロック位置であるとき、下方にスライドして上記シートバック上面から没入した状態となる一方、上記ロック部材が上記ロック解除位置であるとき、上方にスライドして上記シートバック上面から出没するように構成されていることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項4に記載の車両用シートにおいて、
    上記収容部は、車両前後方向に延びる細長い形状をなしており、
    上記スライド部材は、上記収容部に対応するように車両前後方向に細長い形状をなしていることを特徴とする車両用シート。
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