JP2008221892A - ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドレストを緊急位置で保持する機構を簡単な構造とすると共に、指先操作により該機構による保持状態を解除し得るようにする。
【解決手段】ヘッドレスト本体12の外部底面に、圧縮コイルバネ84により支持ステー14に接触するよう付勢されるロックプレート80が配設される。支持ステー14には、ヘッドレスト本体12が緊急位置に臨んだ際に、ロックプレート80の端縁係止部81が係止する第2係止凹部20が形成される。更に支持ステー14には、ヘッドレスト本体12が通常位置と緊急位置との間に臨んだ際に、ロックプレート80の端縁係止部81が係止する第3係止凹部21が形成される。ヘッドレスト本体12は、ロックプレート80が第2係止凹部20または第3係止凹部21に係止されると、通常位置へ移動することが規制された状態で乗員の頭部を受け止め得る。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドレストに関し、更に詳細には、車両に設置したシートのシートバックに配設され、追突事故の発生時に通常位置から緊急位置へ姿勢変位可能な可動式のヘッドレストに関するものである。
車両の乗員室内に設置されるシートのシートバック上方には、当該車両が後方から追突された際に、該シートに着座した乗員の頭部や頸部を保護するヘッドレストが標準装備されている。そして近年では、頭部の保護機能を更に向上させるため、追突事故の発生時に瞬時に前方へ姿勢変位して乗員の頭部を受け止めるよう構成された可動式のヘッドレスト(アクティブヘッドレスト等とも称される)が、各自動車メーカーや自動車部品メーカーから提案されている。
前述した可動式のヘッドレストは、乗員の頭部を受け止めるヘッドレスト本体が、通常の使用位置(以後「通常位置」という)から追突事故発生時に移動する位置(以後「緊急位置」という)へ姿勢変位させるための姿勢変位機構を装備している。また、可動式のヘッドレストは、ヘッドレスト本体が緊急位置に姿勢変位した際に、頭部の衝突による衝撃力により、該ヘッドレスト本体が通常位置の方向へ逆戻りするのを規制しながら保持する保持機構を有している。更に、可動式のヘッドレストは、追突事故による作動後に、ヘッドレスト本体を緊急位置から通常位置に復帰させるため、保持機構による保持状態を解除し得るようになっている。このような可動式のヘッドレストは、例えば特許文献1に開示されている。
特表2006−511398号公報
ところで、特許文献1に開示された可動式のヘッドレストの保持機構は、ヘッドレスト本体の作動に連動する扇状のラッチ部品および該ラッチ部品に噛合するレバー部品から構成されている。すなわち、ヘッドレスト本体が姿勢変位すると、これに伴ってラッチ部品が回動し、緊急位置まで姿勢変位した際に該ラッチ部品とレバー部品とが噛合することで、ヘッドレスト本体が緊急位置に保持されるようになっている。しかし、特許文献1の保持機構では、扇形状のラッチ部品やレバー部品等の大型の部品を装備するため、部品点数の増加による大型化、重量化およびコストアップ等を招来する課題を内在している。
一方、緊急位置に姿勢変位したヘッドレスト本体を通常位置に復帰させるに際し、保持機構による保持状態を解除するには、別途準備された専用のリセット装置によりラッチ部品とレバー部品との噛合を解除する構造となっている。しかし、ヘッドレスト本体の復帰作業は、一方の手に把持したリセット装置でラッチ部品とレバー部品との噛合を解除させながら、他方の手でヘッドレスト本体を通常位置に戻さなければならず、該復帰作業が非常に面倒で煩雑かつ行ない難いものとなっていた。また、リセット装置が手元になかった場合には、ラッチ部品およびレバー部品が内部にあって指先操作ができないため、ヘッドレスト本体を通常位置に復帰させることができない問題もあった。
なお、保持機構の大型化は、次のような問題点も誘発する。すなわち、保持機構が大型となることでヘッドレスト本体も大型となるため、該ヘッドレスト本体は前後に分割する前後分割タイプとせざるを得ない。しかし、前後分割タイプのヘッドレスト本体では、目立つ見切り線が外周意匠面に形成されてしまうので、デザイン性が劣る問題がある。更に、前後分割タイプのヘッドレスト本体では、前後のヘッドレスト構成部材の境界部分の隙間から内部へ異物が侵入し、侵入した該異物により各機構の正常な動作を阻害するおそれがある。従って、前後分割タイプのヘッドレスト本体は、異物の侵入防止を図るカバー等の部材を追加装備する必要があり、更なるコストアップの要因となっている。
従って本発明では、ヘッドレストを緊急位置で保持する機構を簡単な構造とすると共に、指先操作により該機構による保持状態を解除し得るようにすることで、コストダウン、デザイン性向上および復帰作業性向上等を達成し得るヘッドレストを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に記載の発明は、車両に設置したシートのシートバックに配設されて、通常位置から緊急位置へ姿勢変位可能な可動式のヘッドレストであって、
前記シートバックに支持され、ガイド部を有するヘッドレスト支持体と、
前記ヘッドレスト支持体に配設された姿勢変位機構に連結され、該姿勢変位機構の作動により前記ガイド部に沿って移動しつつ前記通常位置から緊急位置へ姿勢変位するヘッドレスト本体と、
前記ヘッドレスト本体の外部底面に配設され、付勢手段により常に前記ガイド部に接触するよう付勢される第1係止部を有する係止部材と、
前記ガイド部に設けられ、前記ヘッドレスト本体が前記緊急位置に臨んだ際に、前記第1係止部が整合して係止する第2係止部とを有することを要旨とする。
従って、請求項1の発明によれば、ヘッドレスト本体の外部底面に設けた係止部材を、ガイド部に設けた第2係止部に係止させるだけで、通常位置から緊急位置に姿勢変位したヘッドレスト本体が通常位置の方向へ戻るのを規制するようにしたから、構造が簡単でコンパクトに構成される。従って、ヘッドレスト本体が小型に構成されるので、該ヘッドレスト本体を前後に分割する必要がなく、ヘッドレストの外部意匠面に見切り線が形成されないのでデザイン性の向上を図り得る。また、ヘッドレスト本体を分割しないので、ヘッドレスト本体の内部に異物が侵入せず、姿勢変位機構の作動不良が発生するおそれがない。従って、異物の侵入を防止する部材を追加装備する必要がないので、コストアップが抑えられる。
請求項2に記載の発明では、前記ガイド部は、前記シートバックに連結される支持ステーに設けられることを要旨とする。
従って、請求項2の発明によれば、ヘッドレスト本体を緊急位置に保持させる構造が、ヘッドレスト支持体を構成する支持ステーに設けられ、係止部材および第2係止部の配設スペースをヘッドレスト本体の内部に確保する必要がないから、該ヘッドレスト本体をコンパクトに構成することができる。
請求項3に記載の発明では、前記係止部材は、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第1係止部を前記第2係止部から離間させて係止を解除する操作部を有することを要旨とする。
従って、請求項3の発明によれば、係止部材の操作部を指先で操作することで、第1係止部と第2係止部との係止を解除することができるため、別のリセット装置を一切必要としないと共に、緊急位置に姿勢変位したヘッドレスト本体を通常位置に戻す際の作業を簡易かつ迅速に行ない得る。
請求項4に記載の発明では、前記ガイド部には、前記通常位置に臨む前記ヘッドレスト本体の係止部材が臨む位置から前記第2係止部までの間に、前記第1係止部が係止可能でヘッドレスト本体が通常位置へ戻るのを規制する第3係止部が設けられることを要旨とする。
従って、請求項4の発明によれば、通常位置と緊急位置との間に位置しているヘッドレスト本体に乗員の頭部が衝突して衝撃力が加わった場合でも、該ヘッドレスト本体が通常位置の方向へ戻ることが規制されるから、該ヘッドレスト本体が通常位置と緊急位置の途中にあっても乗員の頭部を適切に受け止め得る。
請求項5に記載の発明では、前記第3係止部は、前記ガイド部の外面に凹設されたものであって、前記第1係止部が係止される係止段部と、該係止段部の奥側から前記第2係止部の方向へ上方傾斜する案内部とからなることを要旨とする。
従って、請求項5の発明によれば、第2係止部の側に向けて移動する係止部材が第3係止部を通過することが許容されるので、ヘッドレスト本体が通常位置から緊急位置へスムーズに移動すると共に、第2係止部の側から移動する係止部材が第3係止部を通過することが規制されるので、ヘッドレスト本体が通常位置の側へ移動することを防止し得る。
請求項6に記載の発明では、前記係止部材は、前記ヘッドレスト本体の外部底面に固定されたブラケットに配設されることを要旨とする。
従って、請求項6の発明によれば、係止部材は、ヘッドレスト本体に取着固定されるブラケットに装着されるので、該ヘッドレスト本体に該係止部材を装着するための装着手段を設ける必要がない。
本発明に係るヘッドレストによれば、ヘッドレスト本体を緊急位置で保持する機構を簡単な構造とすると共に、指先操作により該機構による保持状態を解除し得るので、コストダウン、デザイン性向上および復帰作業性向上等を達成し得る。
次に、本発明に係るヘッドレストにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお実施例では、図11における左側(シートSの前方で、乗員の頭部を受け止める側)を、ヘッドレストHRの前側とする。
実施例のヘッドレストHRは、図11および図12に示すように、シートSを構成するシートバックS1に配設されて上面で開口するステー支持部材120,120に、支持ステー14,14を上方から差込むことで、該シートバックS1に装着されて実施に供される。シートバックS1に装着されたヘッドレストHRは、後述するように、シートバックS1の内部に配設された追突検知手段としての受圧機構100と機械的に連結されるようになっている。すなわち、実施例のヘッドレストHRは、車両が後方から追突されて乗員がシートバックS1に押付けられた際に受圧機構100が作動することで、図1に示すように、同図に2点鎖線で表示した通常位置から、実線で表示した緊急位置まで姿勢変位するよう構成されている。
実施例のヘッドレストHRは、図2および図3に示すように、前述した支持ステー14,14を介してシートバックS1に支持されるヘッドレスト支持体10と、このヘッドレスト支持体10に配設されたヘッドレスト本体12とを有している。ヘッドレスト本体12は、該ヘッドレスト本体12内に配設された姿勢変位機構Mにおける回動支持部材50を介してヘッドレスト支持体10に連結される。またヘッドレスト本体12は、後述の本体支持部34Aにより、ヘッドレスト支持体10の支持ステー14,14に対して摺動可能に配設されている。そしてヘッドレスト本体12は、後述するように、回動支持部材50が回動することで支持ステー14,14に沿ってスライド移動し、通常位置から緊急位置へ姿勢変位する。
ヘッドレスト支持体10は、図4および図5に示すように、前述した2本の支持ステー14,14を、スチール製の成形部材である固定支持部材16の左右両側に固定して構成され、乗員の頭部が衝突した際の衝撃力を適切に受け止め得るよう強固に構成されている。各支持ステー14は、所要長のパイプ部材を2箇所で折曲成形することで、前述したステー支持部材120に差込まれる下方支持部14Aと、この下方支持部14Aの上端から所要角度で前方へ斜めに延出する中間支持部(ガイド部)14Bと、この中間支持部14Bの上端から略鉛直に延出する上方支持部14Cとから構成されている。そして各支持ステー14は、上方支持部14Cが固定支持部材16に固定される。なお各支持ステー14は、1本のパイプ部材を略U字形に折曲成形した単一の部材で構成することも可能である。
各支持ステー14の下方支持部14Aにおいて、ヘッドレストHRの側外方を指向する外側面には、図3および図4に示すように、ノッチ形状を呈する4個の第1係止凹部18が、支持ステー14の長手方向に所要間隔毎に形成されている。これら第1係止凹部18は、上方側に係止段部が形成されると共に下方側に傾斜面が形成されていて、ステー支持部材120に設けた係止突部(図示せず)に係止されるようになっている。すなわち各第1係止凹部18は、シートバックS1に対する当該ヘッドレストHRの高さ位置を調整するために供される。
また、各支持ステー14の中間支持部14Bにおいて、ヘッドレストHRの内側方を指向する内側面には、図3および図7等に示すように、1個の第2係止凹部(第2係止部)20および3個の第3係止凹部(第3係止部)21が、支持ステー14の長手方向に所要間隔毎に直列に形成されている。これら第2係止凹部20および各第3係止凹部21は、後述する保持機構Hを構成する。第2係止凹部20および第3係止凹部21は、支持ステー14の中間支持部14Bに凹設されて同一のノッチ形状を呈し、下方側(支持ステー14の先端側)に係止段部20A,21Aが形成されると共に、上方側(固定支持部材16側)に傾斜部(案内部)20B,21Bが形成されて、ヘッドレストHRに設けた後述のロックプレート(係止部材)80が係脱可能に係止するようになっている。すなわち、各第3係止凹部21は、後述するように、ヘッドレスト本体12が通常位置から緊急位置へ移動することを許容するよう構成されている。また、第2係止凹部20および各第3係止凹部21は、ロックプレート80が第2係止凹部20または各第3係止凹部21の何れかの段部20A,21Aに係止されることで、頭部の衝突による衝撃力を受けたヘッドレスト本体12が、通常位置の側へ移動する(逆戻りする)のを規制するよう構成されている。なお、最も上方に位置する第2係止凹部20は、ヘッドレスト本体12が緊急位置まで姿勢変位した際に、ロックプレート80が整合して係止される位置に設けられている(図1参照)。
固定支持部材16は、図3および図4に示すように、例えばプレス成形機を使用してスチール板に深絞り加工を施すことで、複雑な凹凸形状をなすと共に外周縁に沿ってフランジが設けられており、該固定支持部材16に対して衝撃力が加わっても容易に変形しない剛性が確保されている。そして、固定支持部材16における上部の左右側壁部分には、回動支持部材50を回動可能に枢支する第1軸部材46を挿通支持する第1支持孔22,22が形成されている。また、固定支持部材16における下部の左右底壁部分にはビス孔24,24が形成されており、後述するロック部材(係止保持手段)70を回動可能に支持するブラケット74を固定するビスが、これらビス孔24,24にねじ込まれるようになっている。更に、固定支持部材16の前面上縁に沿って形成された横長のフランジ部26は、図1に示すように、回動支持部材50が後述する第2位置に姿勢変位した際に、該回動支持部材50に設けた第1当接面56に当接するよう構成される。なお、固定支持部材16の左右に形成された陥凹部27,27から前方へ夫々突出した突部28,28は、後述する第1トーションバネ(回動手段)60の第2アーム部66,66(図4)を当接支持するためのものである。
ヘッドレスト本体12は、図1〜図3および図5に示すように、中空箱体状を呈し、剛性を有するヘッドレストコア30と、このヘッドレストコア30の外側に配設された表皮42と、これらヘッドレストコア30と表皮42との間に設けられた発泡体44とから構成されている。ヘッドレストコア30は、ヘッドレストHRの前側に位置する前部半体31と後側に位置する後部半体32とからなり、これら前部半体31と後部半体32とを組付けることで単一の中空箱体状として構成される。前部半体31および後部半体32は、何れもインジェクション成形された合成樹脂製の成形部材であって、後部半体32の当接部端縁に沿って形成された溝状嵌合部32Aに、前部半体31の当接端縁部に沿って形成された突状嵌合部31Aを嵌合させることで、前部半体31と後部半体32との当接境界部分に隙間が形成されない構造となっている。
そして、ヘッドレストコア30の底壁部30A,30A、すなわち前部半体31の下側部分には、前述した各支持ステー14が挿通する挿通孔34,34が形成されている。各挿通孔34の周囲には、該支持ステー14の中間支持部14Bに接触しながら該中間支持部14Bに沿って移動する本体支持部34Aが形成されている。また、前部半体31の左右に位置する縦壁部分には、回動支持部材50を回動可能に枢支する第2軸部材48を挿通支持する第2支持孔36,36が形成されている。更に、前部半体31における前壁部分の内壁面には、図5に示すように、縦方向へ所要間隔毎に配置される複数の横リブ38と、横方向へ所要間隔毎に配置される複数の縦リブ40とが形成されていて、ヘッドレスト本体12に対して頭部が衝突した際に変形し難くなっている。なお、前述した各縦リブ40は、後述すると共に図1に示すように、回動支持部材50が第2位置に姿勢変位した際に、該回動支持部材50に設けた第2当接面58に当接するよう構成される。
表皮42は、シートSやシートバックS1の表皮の素材に合わせ、本革、合成皮革またはファブリック等からなる。また発泡体44は、図示しない発泡成形型に、前部半体31と後部半体32とを組合わせたヘッドレストコア30および表皮42を夫々セットしたもとで、これら表皮42とヘッドレストコア30との間に注入した発泡原料を発泡反応させて成形したもので、適度の弾力性を有していて乗員の頭部が衝突した際の衝撃を軽減するようになっている。すなわち、実施例のヘッドレストHRにおけるヘッドレスト本体12は、中空箱体状のヘッドレストコア30の外側に、発泡体44および表皮42を配設した構成となっており、非可動式のヘッドレストと同様の単一構造となっている。なおヘッドレスト本体12は、前述したように、ヘッドレストコア30の前部半体31と後部半体32との当接境界部が密着しているため、発泡体44の発泡成形に際して発泡原料が該ヘッドレストコア30内へ漏出することを防止し得るようになっている。
姿勢変位機構Mを構成する回動支持部材50は、図3〜図5に示すように、インジェクション成形された合成樹脂製で横長のモノブロック体状をなす単一成形部材として構成され、ヘッドレストHRに加わった衝撃力により破損しない強度および剛性を有している。この回動支持部材50は、前述したヘッドレスト支持体10における固定支持部材16の前側部分に整合する形状、サイズとされている。また、回動支持部材50が固定支持部材16に整合した状態において、該回動支持部材50の上面となる壁部の左右両側には支持部52,52が突設されている。そして各支持部52に、第1軸部材46が左右方向へ挿通する第1貫通孔52Aが穿設されている。回動支持部材50は、両第1貫通孔52A,52Aに貫通した第1軸部材46を介して固定支持部材16に枢支され、該固定支持部材16の前面に整合して、ヘッドレストHRの通常位置に対応する第1位置(図2,図3)と、第1軸部材46を中心として固定支持部材16に対して約90度回動して前方へ迫り出した、ヘッドレストHRの緊急位置に対応する第2位置(図1)との間で回動が可能となっている。
また、回動支持部材50が第1位置に臨んでいる状態において、該回動支持部材50における前面の下部両側にはボス部54,54が形成され、各ボス部54には、前述した第2軸部材48が挿通される第2貫通孔54Aが、左右に貫通するように穿設されている。従って回動支持部材50は、第2軸部材48を介してヘッドレストコア30の前部半体31に枢支され、ヘッドレスト本体12に対して回動が可能となっている。なお第2軸部材48は、第1軸部材46から所要の軸間距離を以て配設され、回動支持部材50が第1位置に臨んでいる場合は第1軸部材46の略垂直下方に位置し(図2)、回動支持部材50が第1位置から第2位置へ回動する際は第1軸部材46を中心とした円弧状に沿って前上方へ移動し(図10)、回動支持部材50が第2位置に臨んだ場合は第1軸部材46の略水平前方に位置する(図1)ようになっている。
そして、回動支持部材50が第1位置に臨んでいる状態において該回動支持部材50における前面には、左右に延在する突出部55が突設されている。この突出部55の上面は、図1に示すように、回動支持部材50が第1軸部材46を中心として回動して第2位置に臨んだ際に、固定支持部材16のフランジ部26に当接する第1当接面56として構成される。更に、回動支持部材50が第1位置に臨んでいる状態において該回動支持部材50における下面は、図1に示すように、回動支持部材50が第1軸部材46を中心として回動して第2位置に臨んだ際に、ヘッドレストコア30の前部半体31に形成した各縦リブ40に当接する第2当接面58として構成される。
前述した第1軸部材46には、図1〜図5に示すように、回動支持部材50を第1位置から第2位置へ回動させるダブルトーションタイプの第1トーションバネ(回動手段)60が配設されている。この第1トーションバネ60は、図4に2点鎖線で示すように、無負荷状態では、両捻り部62,62を連結する中央の第1アーム部64が、両捻り部62,62から延出した両端の第2アーム部66,66に対して90度以上に拡開した姿勢となっている。そして第1アーム部64は、図4に実線で示すように、先端部を下方へ押すと両捻り部62,62が変形し、第2アーム部66,66と略同方向を指向する位置まで弾力的に変形し得るようになっている。このような第1トーションバネ60は、回動支持部材50における支持部52,52の間において、両捻り部62,62に挿入したスペーサ68,68を介して第1軸部材46に配設され、第1アーム部64は、図2に示すように、回動支持部材50に形成した開口57へ第1アーム部64が挿通されて、該回動支持部材50の内側当接部59に当接するようになっている。そして、第1軸部材46を介して回動支持部材50を固定支持部材16へ取付けた際には、第1トーションバネ60の各第2アーム部66が、該固定支持部材16に形成した各突部28に対応的に当接して、該回動支持部材50は第2位置に付勢保持される。従って、第2位置の回動支持部材50を第1位置へ臨ませるに際しては、第1トーションバネ60の第1アーム部64が図4に実線で示す位置まで変位する。実施例では、該回動支持部材50が第1位置に臨んだ際に第1トーションバネ60の復帰弾力が最大となるように設定され、第1位置に臨んでいる回動支持部材50は、常に第2位置の側へ付勢されるよう構成される。
ヘッドレスト支持体10における固定支持部材16の下部中央には、図1〜図3に示すように、回動支持部材50を第1位置に係止保持すると共に、シートバックS1に設けた受圧機構100に機械的に連結される係止保持手段としてのロック部材70が配設されている。このロック部材70は、長さ方向の略中央部において左右方向に貫通する第3軸部材72により、固定支持部材16にビス固定される前述のブラケット74に揺動可能に取付けられている。そして、ロック部材70の前端部には、上方へ突出した鈎部76が形成されており、該ロック部材70が略水平な第1姿勢では(図2)、第1位置に臨んでいる回動支持部材50の下端部に該鈎部76が係止され、該ロック部材70が前下がりに傾斜した第2姿勢では(図1、図10)、該回動支持部材50に対する係止が解除されるように設定されている。すなわち、ロック部材70が第2姿勢に変位することで、第1トーションバネ60の付勢力により、回動支持部材50が第2位置へ回動するよう構成されている。なお第3軸部材72には、図4に示すように、第2トーションバネ78が配設されており、常にロック部材70を第1姿勢に向けて付勢するようになっている。
次に、ヘッドレスト本体12が通常位置から緊急位置に向けて移動した際に、該ヘッドレスト本体12が通常位置へ移動する(逆戻りする)のを規制する保持機構Hについて説明する。実施例のヘッドレストHRに設けた保持機構Hは、図2および図3に示すように、ヘッドレスト本体12の外部底面に設けたロックプレート(係止部材)80,80と、支持ステー14,14に設けた前述の第2係止凹部20および第3係止凹部21とにより構成されている。すなわち、ヘッドレスト本体12に配設した各ロックプレート80の端縁係止部(第1係止部)81が、各支持ステー14に設けた前述の第2係止凹部20または第3係止凹部21に係脱可能に係止することで、通常位置から緊急位置へ移動するヘッドレスト本体12が通常位置の方向へ逆戻りしないよう保持する構造となっている。
各ロックプレート80は、図6および図7に示すように、略「ロ字形状」に形成された金属(スチールまたはステンレス等)製の枠状板材であり、支持ステー14が遊嵌状態で挿通し得る開口サイズの開口部が中央に形成されている。そして、開口部に臨む内端縁部の一辺には、該開口部に挿通された支持ステー14の外面に接触する前述の端縁係止部81が形成されている。また、端縁係止部81が形成された部位と対向する側の外端縁部には、ロックプレート80をスライドさせる際に指先を掛けるための操作部82が設けられている。更に、端縁係止部81が形成された部位の外端縁部には、後述する圧縮コイルバネ(付勢手段)84が掛止される掛止ピン83が突設されている。
前述した各ロックプレート80は、ヘッドレスト本体12の外部底面に取着固定される各ブラケット94に夫々装着することで、該ヘッドレスト本体12の外部底面に配設される。各ブラケット94は、図6および図8等に示すように、略矩形状を呈する部材本体95の裏側(ヘッドレスト本体12に臨む側)に形成された陥凹部に、前述したロックプレート80をスライド可能に装着するためのプレート配設部96が形成されている。そして、部材本体95の裏側において、プレート配設部96を挟んだ前後両側には、ヘッドレストコア30の底壁部30Aに形成された係止孔35,35に係止可能な係止爪部97,97が、所要間隔をおいて立設されている。また、各ブラケット94の部材本体95には、前述した支持ステー14を遊嵌的に挿通させ得るステー挿通孔98が、プレート配設部96に対応する位置に形成されている。そして各ブラケット94は、ステー挿通孔98に支持ステー14を挿通させたもとで、各係止爪部97を各係止孔35へ突入係止させることで、表皮42を挟み込みながらヘッドレスト本体12(ヘッドレストコア30の底壁部30A)に取着固定されるよう構成されている。
ロックプレート80は、対応のブラケット94のプレート配設部96にスライド移動が可能にセットされ、図2,図3および図8に示すように、該プレート配設部96に装着されたロックプレート80の開口部が部材本体95のステー挿通孔98に整合すると共に、操作部82が部材本体95の側面開口部から外方へ露出する。また、プレート配設部96に装着されたロックプレート80は、掛止ピン83と部材本体95との間に配設された圧縮コイルバネ84により、操作部82が形成されている側に向けて常に弾力付勢されている。すなわち、図3における図示左側のブラケット94に配設されたロックプレート80は、同図の左右方向へスライド可能となっていると共に、図示右側に配設した圧縮コイルバネ84により同図の左方向へ付勢されている。また、図3における図示右側のブラケット94に配設されたロックプレート80は、同図の左右方向へスライド可能となっていると共に、図示左側に配設した圧縮コイルバネ84により同図の右方向へ付勢されている。なお各ロックプレート80は、圧縮コイルバネ84に付勢されているが、図示しない抜止め防止手段により、プレート配設部96からは脱落しないよう構成されている。
各支持ステー14に凹設された第2係止凹部20は、図8および図9に示すと共に前述したように、第3係止凹部21の側に位置してステー外面部に対し略垂直に形成された係止段部20Aと、固定支持部材16の側に位置して該係止段部20Aの奥側から該固定支持部材16の方向へ傾斜(上方傾斜)するよう形成された傾斜部20Bとから構成されている。また、各支持ステー14に凹設された各第3係止凹部21は、図8および図9に示すと共に前述したように、支持ステー14の先端側に位置してステー外面部に対し略垂直に形成された係止段部21Aと、第2係止凹部20の側に位置して該係止段部21Aの奥側から該第2係止凹部20の方向へ傾斜(上方傾斜)するよう形成された傾斜部21Bとから構成されている。なお、各傾斜部20B,21Bは、支持ステー14のステー外面部に対して20〜30度の角度で傾斜する平坦状に形成されている。
従って、第2係止凹部20および各第3係止凹部21は、圧縮コイルバネ84により支持ステー14側へ付勢されたロックプレート80が、下方(支持ステー14の先端側)から上方(固定支持部材16側)に向けて移動する際には、該ロックプレート80の端縁係止部81が傾斜部20B,21Bに当接しながら移動するため、ロックプレート80の通過を許容するよう構成されている。これにより、追突事故が発生した際には、ロックプレート80が各第3係止凹部21を通過することで、姿勢変位機構Mに連動するヘッドレスト本体12が、通常位置から緊急位置に向けてスムーズに移動するのを許容するようになっている。また、第2係止凹部20および第3係止凹部21は、圧縮コイルバネ84により支持ステー14側へ付勢されたロックプレート80が、上方(第2係止凹部20側)から下方(支持ステー14の先端側)に向けて移動する際には、該ロックプレート80の端縁係止部81が係止段部20A,21Aに当接して係止されるため、ロックプレート80の通過を規制するよう機能する。これにより、緊急位置、または通常位置と緊急位置との間に臨んでいるヘッドレスト本体12に乗員の頭部が衝突した際には、ロックプレート80が第2係止凹部20または各第3係止凹部21の何れかの係止段部20A,21Aに係止されることで、衝突による衝撃力を受けたヘッドレスト本体12が、通常位置に向けて移動する(逆戻りする)のを規制するようになっている。
一方、各ロックプレート80は、図9(a)に示すように、ブラケット94から露出している操作部82に指先を掛け、該操作部82を支持ステー14の方向へ押すと、圧縮コイルバネ84の付勢力に抗したスライド移動が許容される。そして各ロックプレート80は、圧縮コイルバネ84が配設された方向へ移動すると、端縁係止部81が支持ステー14の第2係止凹部20から離間するので、これら端縁係止部81と第2係止凹部20との係止状態が解除されるよう構成されている。従って、両ロックプレート80の操作部82を同時に指先で押したもとで、ヘッドレスト本体12を通常位置の方向へ押戻すと、ヘッドレスト支持体10に対する該ヘッドレスト本体12の通常位置への姿勢変位が許容される。
シートバックS1の正面左側に配設された支持ステー14の内部には、図3および図12等に示すように、前述した受圧機構100から延出された第2ワイヤ90と連結される第1ワイヤ(係止解除手段)86が挿通されている。この第1ワイヤ86の一端は、支持ステー14の先端に配設された第1ジョイントブロック88に連結され、該第1ワイヤ86の他端は、支持ステー14の上端から延出されてブラケット74に挿通され、ロック部材70に対して第3軸部材72より後方側で連結されている。なお、支持ステー14から延出する第1ワイヤ86は、該支持ステー14とブラケット74との間がチューブ86Aで被覆され、該第1ワイヤ86をチューブ86Aでガイドするようになっている。
また、シートバックS1に配設した第2ワイヤ90の一端は、図11および図12に示すように、受圧機構100における受圧板102の下端部に連結され、該第2ワイヤ90の他端は、ステー支持部材120の下端に配設された第2ジョイントブロック92に連結されている。前述した第1ジョイントブロック88と第2ジョイントブロック92は、実施例のヘッドレストHRをシートバックS1に装着するに際して、支持ステー14,14を対応のステー支持部材120,120に差込むことで連結される。また、ヘッドレストHRをシートバックS1から取外すに際して、支持ステー14,14をステー支持部材120,120から引抜くことで、両ジョイントブロック88,92の連結が解除される構造となっている。従って、ヘッドレストHRをシートバックS1に装着した際には、第2ワイヤ90と第1ワイヤ86とが、第1ジョイントブロック88および第2ジョイントブロック92を介して連結され、よって受圧機構100の受圧板102とロック部材70とが、これら第2ワイヤ90および第1ワイヤ86を介して機械的に連結されるようになっている。
シートバックS1に配設された受圧機構100は、図11および図12に示すように、シートフレーム106に配設された前述の受圧板102と、該受圧板102と対向するようにクッション部材に配設された当接部材104とから構成されている。受圧板102は、無負荷状態において当接部材側へ突出した湾曲状に形成され、シートフレーム106を構成する部材に固定されたブラケット108に上端部が固定されると共に、第2ワイヤ90の一端が連結されている下端部はフリー状態となっている。
また当接部材104は、受圧板102から適宜離間した位置に配設されたブロック状の部材であって、通常の使用状態においてシートSに着座した乗員がシートバックS1にもたれ掛かる程度では、受圧板102に接触しないように設定されている。そして当接部材104は、当該車両が後方から追突されて乗員がシートバックS1に押付けられた際に湾曲状の受圧板102に当接して、該受圧板102を略真直な形状に変形させるよう構成されている。すなわち、追突により乗員がシートバックS1へ押付けられた際には、受圧板102の下端部が下方へ移動することで第2ワイヤ90が下方へ引張られると共に、該第2ワイヤ90に連結したヘッドレストHR側の第1ワイヤ86が引張られて、ロック部材70を第1姿勢(図2)から第2姿勢(図1,図10)へ姿勢変位させ、該ロック部材70と回動支持部材50との係止状態が解除されるよう構成されている。
(実施例の作用)
次に、前述のように構成された実施例のヘッドレストの作用について説明する。
実施例のヘッドレストHRは、通常の使用状態では、図2、図3、図11および図12に示すように、通常位置において実施に供される。すなわち回動支持部材50は、第1トーションバネ60の付勢力により第2位置に向けて付勢された状態で、ロック部材70に係止されて第1位置に保持され、よってヘッドレスト本体12が通常位置に保持されている。またロック部材70は、第1ワイヤ86、第2ジョイントブロック92および第1ジョイントブロック88および第1ワイヤ86を介して、受圧機構100における受圧板102に連結されている。
各ブラケット94が、支持ステー14を挿通させた状態でヘッドレスト本体12の外部底面に固定されることで、該ブラケット94に装着されたロックプレート80の開口部は、図2、図3、図7(a)および図8(a)に示すように、支持ステー14が挿通した状態で臨んでいる。そして各ロックプレート80は、ヘッドレスト本体12が通常位置に臨んでいる場合では、図2、図3、図7(a)および図8(a)に示すように支持ステー14の最も先端側(下端側)に形成された第3係止凹部21よりも先端側(下端側)に位置している。このとき各ロックプレート80は、圧縮コイルバネ84の付勢力により、端縁係止部81が支持ステー14の外面に当接した状態となっているが、第2係止凹部20および第3係止凹部21の何れにも係止していない。
当該車両に対する追突事故が発生してシートSに着座している乗員がシートバックS1へ押付けられると、受圧機構100における当接部材104が受圧板102に当接して該受圧板102が変形する。そして、第1ジョイントブロック88および第2ジョイントブロック92で連結された第2ワイヤ90および第1ワイヤ86が、受圧板102の変形に伴って引張られる。これにより、第2トーションバネ78により第1姿勢に付勢されているロック部材70が、第1ワイヤ86により該第2トーションバネ78の付勢力に抗して第2姿勢へ姿勢変位されて、回動支持部材50との係止状態が解除される。
ロック部材70との係止状態が解除された回動支持部材50は、図10に示すように、第1トーションバネ60の付勢力により、第1位置から第2位置に向けて第1軸部材46を中心として一気に回動する。回動支持部材50の回動に伴い、該回動支持部材50とヘッドレストコア30とを枢支する第2軸部材48が、第1軸部材46を中心として該第1軸部材46の略垂直下方から略水平前方へ円弧状に移動し、ヘッドレスト本体12の上部分の移動軌跡が規定される。また、回動支持部材50の回動に伴って、ヘッドレストコア30の下側部分に設けた各本体支持部34Aが、各支持ステー14の中間支持部14Bに沿って上方へ移動し、ヘッドレスト本体12の下部分の移動軌跡が規定される。すなわち、回動支持部材50の第1位置から第2位置への回動による第2軸部材48の移動と、支持ステー14に対する本体支持部34Aの移動とにより、ヘッドレスト本体12は前傾姿勢をとりながら緊急位置に向けて上方へ移動する。
そして各ロックプレート80は、ヘッドレスト本体12が通常位置から緊急位置へ姿勢変位する際は、図7(b)、図8(b)および図10に示すように、各第3係止凹部21を下方から順次通過するようになる。このとき各ロックプレート80は、圧縮コイルバネ84の付勢力により支持ステー14の外面に摺接しながら上方へ移動し、各第3係止凹部21においては傾斜部21Bに当接しながら移動するので、何れの第3係止凹部21にも係止されることなく通過する。従ってヘッドレスト本体12は、各ロックプレート80が各第3係止凹部21に係止されないので、通常位置から緊急位置へスムーズに移動する。
回動支持部材50が第2位置に臨むと、図1に示すように、該回動支持部材50の第1当接面56が固定支持部材16のフランジ部26に当接し、該回動支持部材50の姿勢変位が規制される。また、回動支持部材50が第2位置へ臨むと同時に、ヘッドレストコア30に形成されている各縦リブ40が、該回動支持部材50の第2当接面58へ当接する。更に各ロックプレート80は、ヘッドレスト本体12が緊急位置に臨むと、図1、図7(b)および図8(b)に示すように、支持ステー14の最も上端側に形成された第2係止凹部20に整合し、圧縮コイルバネ84の付勢力により該支持ステー14側へ移動して、第2係止凹部20の係止段部20Aに係止される。すなわち、ヘッドレスト本体12が緊急位置に停止すると同時に、各ロックプレート80が第2係止凹部20の係止段部20Aに係止されるので、ヘッドレスト本体12が通常位置側へ移動することが規制され、該ヘッドレスト本体12は緊急位置に保持された状態で乗員の頭部を適切に受け止める。
なお、シートSに着座している各乗員毎に体格や着座姿勢が異なり、乗員の頭部とヘッドレストHRとの間隔にばらつきが生じるため、追突事故が発生した時点から頭部がヘッドレスト本体12に衝突するまでに要する時間にもばらつきが発生する。すなわち、ヘッドレストHRが緊急位置まで移動した後に頭部がヘッドレスト本体12に衝突する場合もあり、また該ヘッドレスト本体12が緊急位置まで姿勢変位する途中で頭部が該ヘッドレスト本体12に衝突する場合もあり得る。従って、例えば図10に示す位置までヘッドレスト本体12が姿勢変位した時点(ロックプレート80,80が、下から2番目の第3係止凹部21,21に整合した時点)で頭部が該ヘッドレスト本体12に衝突した場合には、各ロックプレート80が下から2番目の各第3係止凹部21に係止されることにより、ヘッドレスト本体12は、図10の位置で保持されて通常位置側への移動が規制され、乗員の頭部を適切に受け止める。
また図示省略するが、ロックプレート80,80が、第2係止凹部20と一番上の第3係止凹部21との間に位置した時点で、頭部がヘッドレスト本体12に衝突した場合には、ヘッドレスト本体12は、各ロックプレート80が一番上の各第3係止凹部21に整合するまで若干押戻される。そして、各ロックプレート80が一番上の各第3係止凹部21に係止されると、ヘッドレスト本体12は、図10の位置に保持されて通常位置側への逆戻りが規制され、乗員の頭部を適切に受け止める。すなわち、実施例のヘッドレストHRは、ヘッドレスト本体12が通常位置から緊急位置に姿勢変位する途中で頭部が衝突しても、各ロックプレート80が各第3係止凹部21の何れかに係止されるので、該ロックプレート80が該第3係止凹部21に係止された時点で、ヘッドレスト本体12が頭部を適切に受け止め得る。
なお乗員の頭部は、ヘッドレスト本体12に衝突した反動で、一旦前方へ移動する場合が多い。従ってヘッドレスト本体12は、頭部が該ヘッドレスト本体12から離間した際に、第1トーションバネ60の付勢力により緊急位置まで姿勢変位し、ロックプレート80が最上位置の第2係止凹部20に係止される。すなわち、実施例のヘッドレストHRは、通常位置から緊急位置へ姿勢変位する途中で頭部を受け止めた後、該緊急位置へ移動して再び頭部を受け止め得る。
一方、緊急位置まで姿勢変位したヘッドレスト本体12を元の通常位置まで戻す場合は、図9(a)および図9(b)に示すように、前述した各ロックプレート80を、操作部82を指先で押しながらスライドさせ、各ロックプレート80の端縁係止部81と各第2係止凹部20との係止状態を解除させながら、該ヘッドレスト本体12を通常位置の方向へ押すだけでよい。このようにヘッドレスト本体12を押戻すと、回動支持部材50は、第1トーションバネ60の付勢力に抗して第1位置の方向へ回動する。そして回動支持部材50は、第1位置に臨むに際して、第2トーションバネ78の付勢力によって第1姿勢に戻っていたロック部材70を第2姿勢に姿勢変位させ、第1位置に臨んだ該回動支持部材50は、第1姿勢に復帰したロック部材70の鈎部76で係止保持される。従ってヘッドレスト本体12は、回動支持部材50が再び第1位置に係止保持されることで、通常位置に保持される。
従って、実施例のヘッドレストHRによれば、次のような作用効果を奏する。先ず、ヘッドレスト本体12が緊急位置へ姿勢変位した際に、該ヘッドレスト本体12に乗員の頭部が衝突した場合には、各支持ステー14に設けた第2係止凹部20にロックプレート80が係止されるので、ヘッドレスト本体12が通常位置の側へ移動することが規制され、緊急位置に保持されたヘッドレスト本体12により乗員の頭部を適切に受け止め得る。また、ヘッドレスト本体12が通常位置と緊急位置との間に位置している際に、該ヘッドレスト本体12に乗員の頭部が衝突した場合には、各支持ステー14に設けた複数の第3係止凹部21の何れかにロックプレート80が係止されるので、ヘッドレスト本体12が通常位置の方向へ移動することが規制され、通常位置と緊急位置の間に保持されたヘッドレスト本体12により乗員の頭部を適切に受け止め得る。
そして各第3係止凹部21に、第2係止凹部20から支持ステー14の先端側に向けて移動するロックプレート80の通過を規制する係止段部20Aを設けたので、ヘッドレスト本体12に乗員の頭部が衝突した際には、ロックプレート80が何れかの第3係止凹部21に係止され、該ヘッドレスト本体12が通常位置の方向へ移動することを好適に規制し得る。また各第3係止凹部21に、支持ステー14の先端側から第2係止凹部20に向けて移動するロックプレート80の通過を許容する傾斜部20Bを設けたので、姿勢変位機構Mが作動した際には、ロックプレート80が何れの第3係止凹部21にも係止されず、該ヘッドレスト本体12が緊急位置の方向へ移動することを好適に許容し得る。
そして、通常位置から緊急位置に姿勢変位したヘッドレスト本体12を停止保持させる保持機構Hは、該ヘッドレスト本体12の外部底面に設けたロックプレート80を、支持ステー14に設けた第2係止凹部20または第3係止凹部21に係止させるだけであるから、構造が簡単でコンパクトに構成される。しかもロックプレート80は、操作部82を指先操作によりスライドさせれば、第2係止凹部20または第3係止凹部21との係合を解除することができるため、別のリセット装置を一切必要としないと共に、緊急位置に姿勢変位したヘッドレスト本体12を通常位置に戻す際の作業を、簡易かつ迅速に行ない得る。
また、ロックプレート80、第2係止凹部20および第3係止凹部21の配設スペースを、姿勢変位機構Mを内蔵したヘッドレストコア30の内部に確保する必要がないから、ヘッドレスト本体12をコンパクトに構成することができる。従って、ヘッドレスト本体12を前後に分割する必要がなく、ヘッドレストHRの外部意匠面に見切り線が形成されないのでデザイン性の向上を図り得る。また、ヘッドレスト本体12が分割しないので、ヘッドレスト本体12の内部に異物が侵入せず、回動支持部材50の回動不良が発生するおそれがない。従って、異物の侵入を防止する部材を追加装備する必要がないので、コストアップが抑えられる。また、ロックプレート80は、ヘッドレスト本体12に取着固定されるブラケット94に装着されるので、該ヘッドレスト本体12に該ロックプレート80を装着するための装着手段を設ける必要がない。
(変更例)
前述した実施例では、両支持ステー14,14に第2係止凹部20及び第3係止凹部21を設けた場合を例示したが、これら第2係止凹部20および第3係止凹部21は、左右の何れか一方の支持ステー14にのみ設けてもよい。また、支持ステー14に対する第3係止凹部21の形成個数は、実施例で示した3個に限定されるものではなく、2個以下または4個以上であってもよい。なお、第3係止凹部21を省略し、第2係止凹部20を1個だけ設けるようにして、ヘッドレスト本体12が緊急位置に姿勢変位した際にのみロックプレート80が係止するようにしてもよい。
前述した実施例では、第2係止凹部20および各第3係止凹部21に設けた各案内部を平坦状の傾斜部20B,21Bとしたが、各案内部は平坦状でなくてもよい。すなわち、各案内部は、支持ステー14の先端側から固定支持部材16側に向けて移動するロックプレート80の通過を許容する形態であれば、平坦状の傾斜部でなくてもよく、例えば凸曲面状または凹曲面状の傾斜部としてもよい。
前述した実施例では、傾斜部20Bを設けた第2係止凹部20を例示したが、ヘッドレスト本体12が緊急位置から更に上方へ移動しない構成となっているので、該傾斜部20Bは省略することも可能である。
前述した実施例では、ヘッドレスト本体12の外部底面に取着固定されるブラケット94にロックプレート80を装着する形態を例示したが、このロックプレート80は、ヘッドレスト本体12自体に直接的に配設するようにしてもよい。またロックプレート80は、支持ステー14が挿通する開口部を中央に設けた枠状板材である必要はなく、単なる板状に形成して、支持ステー14に近接、離間させるようにしてもよい。
前述した実施例では、ヘッドレスト本体12を通常位置から緊急位置へ姿勢変位させる姿勢変位機構Mとして、ヘッドレスト支持体10およびヘッドレストコア30に夫々回動可能に枢支させた回動支持部材50を例示した。しかし姿勢変位機構Mは、ヘッドレスト本体12を、支持ステー14に沿って移動しつつ通常位置から緊急位置へ姿勢変位させることができるものであれば、例えばリンク機構等、その他の形態であってもよい。
前述した実施例では、第2係止凹部20および第3係止凹部21を設けたガイド部を、支持ステー14,14の一部(中間支持部14B)とした場合を例示したが、該ガイド部は該支持ステー14と別体として構成してもよい。例えば、図5において、ヘッドレスト支持体10を構成する固定支持部材16の下側中央(両支持ステー14,14の間)に、下方へ延出するガイド部を設け、ヘッドレスト本体12の該ガイド部に隣接する位置に、ロックプレート80等の係止部材を配設しても、前述した実施例と同様の作用効果が得られる。
本発明に係るヘッドレストは、車両に設置したシートのシートバックに配設され、追突事故の発生時に通常位置から緊急位置へ姿勢変位可能な可動式のヘッドレストであって、種々タイプの車両に設置されたシートのシートバックに好適に実施可能である。
実施例のヘッドレストが緊急位置に姿勢変位した状態を示した縦断側面図である。 実施例のヘッドレストが通常位置に保持されている状態を示した縦断側面図である。 実施例のヘッドレストが通常位置に保持されている状態を示した縦断正面図である。 ヘッドレストを構成するヘッドレスト支持体、回動支持部材、ロック部材を分解した状態で示した斜視図である。 ヘッドレスト支持体にヘッドレストコアを組付ける状態を示した斜視図である。 ヘッドレスト本体の外部底面に取着固定されるブラケットに配設されるロックプレートおよび圧縮コイルバネを示した斜視図である。 (a)は、ヘッドレスト本体が通常位置に臨んでいる際の各ロックプレートの位置を示した説明斜視図であり、(b)は、ヘッドレスト本体が緊急位置に臨み、各ロックプレートが各第2係止凹部に係止された状態を示した説明斜視図である。 (a)は、図7(a)の状態を示した部分断面図であり、(b)は、図7(b)の状態を示した部分断面図である。 (a)は、操作部を押してロックプレートを移動させることで、端縁係止部と第2係止凹部との係止が解除された状態を示した部分断面図であり、(b)は、ヘッドレスト本体を通常位置に押戻した状態を示した部分断面図である。 ヘッドレスト本体が、通常位置と緊急位置との途中で係止保持された状態を示した縦断側面図である。 実施例のヘッドレストがシートのシートバックに装着された状態を示した縦断側面図である。 実施例のヘッドレストがシートのシートバックに装着された状態で示した縦断正面図である。
符号の説明
10 ヘッドレスト支持体,12 ヘッドレスト本体,14 支持ステー
14B 中間支持部(ガイド部),20 第2係止凹部(第2係止部)
21 第3係止凹部(第3係止部),21A 係止段部,21B 傾斜部(案内部)
80 ロックプレート(係止部材),81 端縁係止部(第1係止部),82 操作部
84 圧縮コイルバネ(付勢手段),94 ブラケット,S シート,S1 シートバック
M 姿勢変位機構

Claims (6)

  1. 車両に設置したシートのシートバックに配設されて、通常位置から緊急位置へ姿勢変位可能な可動式のヘッドレストであって、
    前記シートバックに支持され、ガイド部を有するヘッドレスト支持体と、
    前記ヘッドレスト支持体に配設された姿勢変位機構に連結され、該姿勢変位機構の作動により前記ガイド部に沿って移動しつつ前記通常位置から緊急位置へ姿勢変位するヘッドレスト本体と、
    前記ヘッドレスト本体の外部底面に配設され、付勢手段により常に前記ガイド部に接触するよう付勢される第1係止部を有する係止部材と、
    前記ガイド部に設けられ、前記ヘッドレスト本体が前記緊急位置に臨んだ際に、前記第1係止部が整合して係止する第2係止部とを有する
    ことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記ガイド部は、前記シートバックに連結される支持ステーに設けられる請求項1記載のヘッドレスト。
  3. 前記係止部材は、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第1係止部を前記第2係止部から離間させて係止を解除する操作部を有する請求項1または2記載のヘッドレスト。
  4. 前記ガイド部には、前記通常位置に臨む前記ヘッドレスト本体の係止部材が臨む位置から前記第2係止部までの間に、前記第1係止部が係止可能でヘッドレスト本体が通常位置へ戻るのを規制する第3係止部が設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載のヘッドレスト。
  5. 前記第3係止部は、前記ガイド部の外面に凹設されたものであって、前記第1係止部が係止される係止段部と、該係止段部の奥側からガイド部の外面に向け上方傾斜する案内部とからなる請求項4記載のヘッドレスト。
  6. 前記係止部材は、前記ヘッドレスト本体の外部底面に固定されたブラケットに配設される請求項1〜5の何れか一項に記載のヘッドレスト。
JP2007059024A 2007-02-14 2007-03-08 ヘッドレスト Active JP5079358B2 (ja)

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