JP5287560B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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本発明は、シートベルト装置に関し、詳しくは、着座した乗員の体をシートに拘束するシートベルト装置に関する。
従来、着座した乗員の体をシートに拘束する安全装置として、例えば、シートベルト装置が広く知られている。ここで、下記特許文献1には、乗員の体をシートに拘束するベルトが挿通されているタングをバックルに抜き差しするときのみ、バックルをシートクッションの凹み部から引き出して使用するシートベルト装置が開示されている。これにより、これにより、タングをバックルに抜き差しするとき以外のときには、バックルを収納空間に収納することができるため、シートの見栄えを向上させることができる。
実開平6−59172号公報
しかしながら、上述した従来技術では、バックルを凹み部に退行させた収納状態から進出させた使用可能状態に切り替えるとき、バックルを下方へ押し込んで収納状態のロック解除させてからばね力によって進出させて切り替える構成となっている。そのため、ロック解除させる機構と、ばね部材とが必要となり、結果として、シートベルト装置の構造が複雑になるといった問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、収納状態にロックされているバックルを簡便構造でロック解除できると共に、そのロック解除したバックルを簡便な構造で収納状態から使用可能状態へ切り替えることができるシートベルト装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、着座した乗員の体をシートに拘束するシートベルト装置であって、ベルトと、このベルトを挿通したタングを着脱可能なバックルと、このバックルをシートクッションに形成の凹み部に退行させた収納状態と凹み部から進出させた使用可能状態とに切り替え可能なリンク機構と、このバックルが収納状態にあるとき、このバックルをシートクッション側または車両フロア側に対してロックするロック機構と、これらリンク機構とロック機構とを作動させるモータとから構成されており、バックルが収納状態にあるときモータを一方向へ回転駆動させると、この駆動に伴ってロック機構のロック解除が行われ、このロック解除に伴うリンク機構の作動によってバックルが収納状態から使用可能状態へと切り替わり、バックルが使用可能状態にあるときにモータを逆方向へ回転駆動させると、この駆動に伴うリンク機構の逆作動によってバックルが使用可能状態から収納状態へと戻され、この戻しの完了に伴ってロック機構もロック状態へと戻され、リンク機構は、シートクッションまたは車両フロアに固着されたベースプレートと、バックルと一体に形成され、ベースプレートに形成されている長孔に沿って移動するガイドピンを備えたバックルリンクと、両端が、ベースプレートとバックルリンクとにそれぞれ枢着されたリンクとから構成されており、ロック機構は、ベースプレートに枢着され、リンクとバックルリンクとの枢着ピンを係合可能なフックと、このフックが枢着ピンと係合しているとき、この係合状態のフックを保持可能なラッチとから構成されており、バックルが収納状態にあるときモータを一方向へ回転駆動させると、モータの回転軸に締結されているローラがフックの保持を解除するようにラッチをフックに対する係合方向と反対方向に回動させることでロック機構のロック解除が行われ、このロック解除に伴って、モータの回転軸に締結されているプライムギアがバックルリンクに形成されているセクタギアに噛み合うことで、バックルリンクは、そのガイドピンが長孔に沿いながらリンクの枢着点を中心に円弧移動しながら収納状態から使用可能状態へと切り替わることを特徴とする。
この構成によれば、モータを駆動させロック機構を作動させて、収納状態にロックされているバックルのロック解除を行うことができる。また、この構成によれば、モータを駆動させリンク機構を作動させて、ロック解除したバックルを収納状態から使用可能状態へと切り替えることができる。そのため、これらバックルのロック解除とバックルの切り替えを1個のモータで行うことができる。したがって、簡便な構造で実施できる。また、この構成によれば、ベースプレートと、バックルリンクと、リンクとからリンク機構を構成することができる。そのため、簡便な構造でリンク機構を成し得ることができる。また、この構成によれば、フックとラッチとからロック機構を構成することができる。そのため、簡便な構造でロック機構を成し得ることができる。また、この構成によれば、ローラによってラッチの制御を簡単に行うことができる。
図1は、本発明の実施例に係るシートベルト装置を適用した車両用シートの概略を示す全体斜視図である。 図2は、図1の車両用シートの主要部を示す側面図である。 図3は、図2のシートベルト装置を拡大した模式図である。 図4は、図3のシートベルト装置を使用可能状態に切り替えている途中の状態を示す模式図である。 図5は、図4の切り替え途中の状態から使用可能状態に切り替えが完了したときの模式図である。 図6は、図2のシートベルト装置の電気的構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、シートの例として、車両に配置されているシートのうち、左側の後部シート1を例に説明する。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、後部シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜3を参照して、本発明の実施例に係る後部シート1の概略構成を説明する。この後部シート1は、シートクッション10と、シートバック12と、ヘッドレスト14とから構成されている。そして、この後部シート1には、着座した乗員の体をシート1に拘束するシートベルト装置16が備えられている。このシートベルト装置16の機械的な構成について詳述すると、シートベルト装置16は、ベルト20と、バックル30と、リンク機構40と、ロック機構50およびモータ60とから構成されている。以下に、これら構成部材20、30、40、50、60を個別に説明していく。
はじめに、ベルト20を説明する。ベルト20は、着座した乗員の体を後部シート1に拘束するものである。このベルト20の長手方向の途中部には、後述するバックル30に対して抜き差し(着脱)することでロック可能に形成されているタング22(平板状の差し込みプレート)が挿通された状態で保持されている。そして、この保持状態で、ベルト20は、その一端が車室(図示しない)の左内面の上部(例えば、Cピラーの上部)に埋め込まれているリトラクタに巻き取り方向に付勢された状態で係止され、その他端が車室の左内面の下部(例えば、Cピラーの下部)に組み付けられている留め具(図示しない)に係止されている。
次に、バックル30を説明する。バックル30は、上述したように、タング22をロックするものである。このバックル30は、後述するリンク機構40によって、シートクッション10の着座面の右側後端に形成された凹み部10aに退行させた収納状態(図2において、実線で示す状態)と凹み部10aから進出させた使用可能状態(図2において、想像腺で)とに切り替え可能となるように、後述するバックルリンク44の先端に固着されている。なお、この収納状態では、後述するガイドピン44aが後述する長孔42a内の下端に位置するように設定されている。また、この使用可能状態では、後述するガイドピン44aが後述する長孔42a内の上端に位置するように設定されている。
次に、リンク機構40を説明する。リンク機構40は、ベースプレート42と、バックルリンク44およびリンク46とから構成されている。
ベースプレート42は、シートクッション10のクッションフレーム(図示しない)の右側面に固着されているプレート状のベース部材である。このベースプレート42には、後述するバックルリンク44のガイドピン44aを案内する直線状の長孔42aが形成されている。この長孔42aは、前方から後方に向けて下り傾斜するように形成されている。
バックルリンク44は、上述したように、その先端にバックル30が固着されたリンク部材である。このバックルリンク44は、その長手方向の途中に、上述したガイドピン44aが形成されている。また、バックルリンク44の基端の前縁には、後述するモータ60のプライムギア66と噛み合い可能なセクタギア44bが形成されている。また、このバックルリンク44の基端は、後述するリンク46の一端に対して第1のピン44cを介して枢着されている。この第1のピン44cは、バックルリンク44とリンク46との枢着軸の役割を果たすだけでなく、後述するフック52の引っ掛け部52bにも係合可能となるように長く形成されている。
リンク46は、ベースプレート42に対してバックルリンク44を3軸リンク作動させるためのリンク部材である。このリンク46は、その一端が、上述したように、バックルリンク44の基端に第1のピン44cを介して枢着されており、その他端がベースプレート42に第2のピン46aを介して枢着されている。このリンク46は、バックル30が収納状態にあるとき、その長手方向が車両の追突によって生じる前突荷重の方向と略一致するようにベースプレート42に枢着されている。リンク機構40は、これらベースプレート42と、バックルリンク44およびリンク46とから構成されている。
次に、ロック機構50を説明する。ロック機構50は、フック52と、ラッチ54とから構成されている。
フック52は、バックル30が収納状態にあるとき、このバックル30をベースプレート42に対してロックする部材である。このフック52は、ベースプレート42に対して第3のピン52aを介して枢着されている。このフック52の外周には、上述したピン第1の44cと係合可能な引っ掛け部52bが形成されている。
また、このフック52の外周のうち、引っ掛け部52bが形成されている側と略反対側には、後述するラッチ54の引っ掛け部54bが保持可能な係合部52cが形成されている。なお、フック52は、トーションばね(図示しない)によって、その引っ掛け部52bが第1のピン44cを保持する方向(図3において、矢印A方向)に付勢状態でベースプレート42に枢着されている。
ラッチ54は、フック52の引っ掛け部52bが第1のピン44cと係合しているとき、この係合状態でフック52を保持する部材である。このラッチ54は、ベースプレート42に対して第4のピン54aを介して枢着されている。このラッチ54の先端には、上述したフック52の係合部52cを保持可能な引っ掛け部54bが形成されている。
また、このラッチ54の基端の外周には、バックル30が収納状態にあるとき、後述するローラ64の切欠部64aの壁面64bに係合可能な爪54dが形成されている。なお、このラッチ54は、トーションばね(図示しない)によって、その引っ掛け部54bがフック52の係合部52cを保持する方向(図3において、矢印B方向)に付勢状態でベースプレート42に枢着されている。ロック機構50は、これらフック52と、ラッチ54とから構成されている。
最後に、モータ60を説明する。モータ60は、上述したリンク機構40を作動させる駆動源であると共に、上述したロック機構50のロック解除を行うための駆動源である。このモータ60は、その本体がベースプレート42に固着されている。このモータ60の回転軸62には、その異なる高さ位置にローラ64と、プライムギア66とが固着されている。
この実施例では、回転軸62の基端側にローラ64が固着されており、回転軸62の先端側にプライムギア66が固着されている。ローラ64の外周面には、その一部を切り欠く格好で切欠部64aが形成されている。この切欠部64aは、ラッチ54の引っ掛け部54bがフック52の係合部52cを保持しているとき、ラッチ54の爪54dが切欠部64aによって形成される壁面64bに係合するように形成されている。
一方、プライムギア66は、既に説明したように、バックルリンク44のセクタギア44bと噛み合い可能に形成されている。シートベルト装置16は、これらベルト20と、バックル30と、リンク機構40と、ロック機構50およびモータ60とから機械的に構成されている。
次に、図6を参照して、シートベルト装置16の電気的構成を説明する。後部シート1には、制御装置であるECU70が備えられている。車両には、左後ろのドアの開を検出可能な公知のスイッチ72が備えられている。また、バックル30には、タング22の差し込みを検出可能な公知のスイッチ74が備えられている。
また、ベースプレート42には、バックル30が収納状態にあることを検出可能なスイッチ76が備えられている。この収納状態検出スイッチ76は、例えば、ガイドピン44aが長孔42a内の下端位置にある状態を検出可能なスイッチである。また、これとは逆に、ベースプレート42には、バックル30が使用可能状態にあることを検出可能なスイッチ78が備えられている。この使用可能状態検出スイッチ78は、例えば、ガイドピン44aが長孔42a内の上端位置にある状態を検出可能なスイッチである。これら各スイッチ72、74、76、78およびモータ60は、ECU70にそれぞれ電気的に接続されている。
そして、ECU70には、ドア開検出スイッチ72からの信号を受けると、使用可能状態検出スイッチ78からの信号を受けるまで、モータ60の回転軸62を正転駆動させるプログラムが備えられている。これとは逆に、ECU70には、タング検出スイッチ74からの信号を受けると、収納状態検出スイッチ76からの信号を受けるまで、モータ60の回転軸62を逆転駆動させるプログラムが備えられている。シートベルト装置16は、このように電気的に構成されている。
続いて、図3〜5を参照して、上述した構成から成るシートベルト装置16の作用を説明する。この説明をするにあたって、ラッチ54とフック52とによって、第1のピン44cがベースプレート42にロックされた状態(すなわち、ロック機構50のロック状態)のときから説明していく。
まず、シートベルト装置16の作用のうち、ベルト20の装着から説明していく。はじめに、乗員は、車両の左後ろのドア(図示しない)を開けて後部シート1に着座する。すると、ECU70は、ドア開検出スイッチ72からドア開の信号を受ける。これにより、ECU70からの信号によって、モータ60の回転軸62は正転駆動(図3において、矢印C方向へ)をし始める。
この正転駆動に伴うローラ64の回転によってラッチ54の爪54dがローラ64の外周面に乗り上げる。これにより、ラッチ54は自身に作用する付勢方向と逆方向に回転するため、ラッチ54の引っ掛け部54bがフック52の係合部52cを保持している状態が解除される。そのため、フック52は自身に作用する付勢方向に回転し始める。
なお、モータ60の正転駆動に伴ってプライムギア66も回転し始めている。そのため、バックルリンク44は、ガイドピン44aがベースプレート42の長孔42aの下端から上端に向けて移動しながら、第1のピン44cが第2のピン46aを中心とする円弧運動(図4において、反時計回り方向への円弧運動)をするように移動していく。このとき、上述したように、フック52も自身に作用する付勢方向に回転している。しかし、フック52の回転はストッパ42bによって規制されるため、第1のピン44cはフック52の引っ掛け部52bから離脱していく。
やがて、ガイドピン44aが長孔42aの上端に到達すると、ECU70は、使用可能状態検出スイッチ78から上端到達の信号を受ける。これにより、ECU70からの信号によって、モータ60の正転駆動が停止する。このようにして、バックル30は収納状態から使用可能状態に切り替わる(図5参照)。すなわち、バックル30は、シートクッション10の凹み部10aから進出した状態(飛び出た)に切り替わる。そして、乗員は、ベルト20を引っ張ってタング22をバックル30に差し込んでタング22をバックル30にロックさせる。このようにしてベルト20の装着が完了する。
すると、ECU70は、タング検出スイッチ74からタング差し込みの信号を受ける。これにより、ECU70からの信号によって、モータ60の回転軸62は逆転駆動(図3において、矢印C方向と逆方向へ)をし始める。
この逆転駆動に伴うプライムギア66の逆転によって、バックルリンク44は、ガイドピン44aがベースプレート42の長孔42aの上端から下端に向けて移動しながら、第1のピン44cが第2のピン46aを中心とする逆円弧運動(図4において、時計回り方向への円弧運動であり、上述した円弧運動と逆方向の円弧運動)をするように移動していく(図4参照)。やがて、第1のピン44cがフック52の引っ掛け部52bに嵌まり込み、この嵌り込み状態のまま第1のピン44cはフック52をその付勢方向と逆方向に向けて回転させる。
なお、モータ60の逆転駆動に伴ってローラ64も逆転し始めている。そのため、ローラ64の切欠部64aの壁面64bがラッチ54の爪54dに到達すると、ラッチ54の爪54dがローラ64の切欠部64aに入り込むため、ラッチ54は自身を作用する付勢力によって回動していく。これにより、ラッチ54の引っ掛け部54bがフック52の係合部52cを保持するため、結果として、ラッチ54とフック52とによって、第1のピン44cがベースプレート42にロックされた状態へと戻される(図3参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ロック機構のロック状態」に相当する。
このように戻された状態で、車両の追突によって前突荷重(図3において、矢印D方向への荷重)が発生しても、フック52の引っ掛け部52bは第1のピン44cと係合しているため、この前突荷重によってバックル30が収納状態から使用可能状態へと引き出されることはない。すなわち、バックル30が収納状態にロックされているとき、車両の追突によって前突荷重が発生しても、そのロック解除が行われることはない。
なお、既に説明したように、リンク46は、バックル30が収納状態にあるとき、その長手方向が車両の追突によって生じる前突荷重の方向と略一致するようにベースプレート42に枢着されているため、この前突荷重をリンク46の圧縮で受け止めることができる。
続いて、シートベルト装置16の作用のうち、ベルト20の取り外しを説明していく。乗員は、バックル30のノブ(図示しない)を押下する。すると、タング22とバックル30とのロック解除が行われるため、ベルト20はリトラクタによって巻き取られていく。このようにしてベルト20の取り外しが完了する。
本発明の実施例に係るシートベルト装置16は、上述したように構成されている。この構成によれば、モータ60を駆動させロック機構50を作動させて、収納状態にロックされているバックル30のロック解除を行うことができる。また、この構成によれば、モータ60を駆動させリンク機構40を作動させて、ロック解除したバックル30を収納状態から使用可能状態へと切り替えることができる。そのため、これらバックル30のロック解除とバックル30の切り替えを1個のモータ60で行うことができる。したがって、簡便な構造で実施できる。
また、この構成によれば、ベースプレート42と、バックルリンク44と、リンク46とからリンク機構40を構成することができる。そのため、簡便な構造でリンク機構40を成し得ることができる。また、この構成によれば、フック52とラッチ54とからロック機構50を構成することができる。そのため、簡便な構造でロック機構50を成し得ることができる。また、この構成によれば、ローラ64によってラッチ54の制御を簡単に行うことができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、左後ろのドアの開とタング22の差し込みとを検出してモータ60を正逆に駆動させる構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、モータ60を正逆に駆動させるスイッチをそれぞれ設け、そのスイッチ操作によってモータ60を正逆に駆動させる構成でも構わない。その場合、これらスイッチは、ECU70にそれぞれ電気的に接続された状態で、後部シート1に着座した乗員が操作可能な位置に設けられる。
1 後部シート(シート)
10 シートクッション
10a 凹み部
16 シートベルト装置
20 ベルト
22 タング
30 バックル
40 リンク機構
42 ベースプレート
42a 長孔
44 バックルリンク
44a ガイドピン
44b セクタギア
46 リンク
50 ロック機構
52 フック
54 ラッチ
60 モータ
62 回転軸
64 ローラ
66 プライムギア

Claims (1)

  1. 着座した乗員の体をシートに拘束するシートベルト装置であって、
    ベルトと、このベルトを挿通したタングを着脱可能なバックルと、このバックルをシートクッションに形成の凹み部に退行させた収納状態と凹み部から進出させた使用可能状態とに切り替え可能なリンク機構と、このバックルが収納状態にあるとき、このバックルをシートクッション側または車両フロア側に対してロックするロック機構と、これらリンク機構とロック機構とを作動させるモータとから構成されており、
    バックルが収納状態にあるときモータを一方向へ回転駆動させると、この駆動に伴ってロック機構のロック解除が行われ、このロック解除に伴うリンク機構の作動によってバックルが収納状態から使用可能状態へと切り替わり、
    バックルが使用可能状態にあるときにモータを逆方向へ回転駆動させると、この駆動に伴うリンク機構の逆作動によってバックルが使用可能状態から収納状態へと戻され、この戻しの完了に伴ってロック機構もロック状態へと戻され
    リンク機構は、
    シートクッションまたは車両フロアに固着されたベースプレートと、バックルと一体に形成され、ベースプレートに形成されている長孔に沿って移動するガイドピンを備えたバックルリンクと、両端が、ベースプレートとバックルリンクとにそれぞれ枢着されたリンクとから構成されており、
    ロック機構は、
    ベースプレートに枢着され、リンクとバックルリンクとの枢着ピンを係合可能なフックと、このフックが枢着ピンと係合しているとき、この係合状態のフックを保持可能なラッチとから構成されており、
    バックルが収納状態にあるときモータを一方向へ回転駆動させると、モータの回転軸に締結されているローラがフックの保持を解除するようにラッチをフックに対する係合方向と反対方向に回動させることでロック機構のロック解除が行われ、
    このロック解除に伴って、モータの回転軸に締結されているプライムギアがバックルリンクに形成されているセクタギアに噛み合うことで、バックルリンクは、そのガイドピンが長孔に沿いながらリンクの枢着点を中心に円弧移動しながら収納状態から使用可能状態へと切り替わることを特徴とするシートベルト装置。
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