JP5319143B2 - シート係止装置及び車両用格納シート - Google Patents

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Description

本発明はシート係止装置及び車両用格納シートに係り、特に、シート格納時に車体フロア側と係止可能なシート係止装置及び該シート係止装置有する車両用格納シートに関する。
従来から車両用格納シートが知られており、例えば、車両用シートを構成するシートクッションの後端部を車体フロアに形成された収納凹部(格納凹部)の前側で前後方向へ回動可能に支持し、シートクッション上にシートバックを倒伏させた状態で、当該車両用シートを後方へ回動して収納凹部に収納する技術などがある。
つまり、特許文献1に示されているように、シートクッションの後端部の左右側に設けられた回動軸を、収納凹部の前側左右の両縁部に設けられたブラケットによって軸支して、シートクッションの後端部を前後方向へ回動可能に構成することにより収納凹部にシートを収納できるようになっている。
特開2006−082698号公報
前記特許文献1に記載の技術によれば、収納凹部に収納された車両用シート側と車体フロア側とは係止されていないため、車両走行時にシートがバタつき、異音が生じる虞があった。
また、シートクッションの回動軸とブラケットに、シートクッションを設置する方向(復帰回動方向)へ付勢する渦巻きばねを取り付けてシートの設置操作荷重(復帰操作荷重)の低減を図った車両用格納シートでは、シートが跳ね上がらない範囲に付勢力を調整する必要があるため、それ以上の設置操作荷重低減が困難であった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、収納凹部に収納された車両用格納シートの走行時のバタつきを防止すると共に、一層の設置操作荷重の低減を図ることで、シートの商品性とシートの操作性を向上した車両用格納シートを提供することである。
前記課題は、請求項1に係るシート係止装置によれば、シートクッションにシートバックを折り畳んだ状態で車体フロア側に格納可能な車両用格納シートの格納時に、前記車両用格納シート側と前記車体フロア側とを係脱可能なシート係止装置であって、前記車両用格納シート側に設けられ、格納時に、前記車体フロア側と係脱可能な格納係止部材と、前記車両用格納シート側に設けられた係止操作部材と、前記格納係止部材と前記係止操作部材とを連結する連結部材と、前記車両用格納シート側に設けられ、前記車両用格納シートの復帰操作時に操作される復帰操作部材と、を有し、前記係止操作部材は、前記復帰操作部材に、前記車両用格納シートの復帰操作と共に操作可能に設けられ、前記格納係止部材は前記シートバックの背面側に設けられ、前記係止操作部材及び前記復帰操作部材は前記シートクッションの背面側に設けられることにより解決される。
このように、車両用格納シート側に設けられ、格納時に、車体フロア側と係脱可能な格納係止部材と、車両用格納シート側に設けられた係止操作部材と、格納係止部材と係止操作部材とを連結する連結部材と車両用格納シート側に設けられ、車両用格納シートの復帰操作時に操作される復帰操作部材と、を有し、係止操作部材は、復帰操作部材に、車両用格納シートの復帰操作と共に操作可能に設けられることにより、格納状態の車両用格納シートを格納係止部材によって車体フロア側に係止し、格納状態でのバタつきを防止することができる。また、格納状態の車両用格納シートが跳ね上がることを防止できるため、復帰可動方向の付勢力を大きくして復帰操作荷重を一層低減することができる。さらに、車両用格納シートの復帰操作において、格納状態の車両用格納シートの引き上げ操作と共に復帰操作部材が操作されて、車体フロア側との係止が解除できるために操作性を向上させることができる。
また、格納係止部材はシートバックの背面側に設けられ、係止操作部材及び復帰操作部材はシートクッションの背面側に設けられる構成とすることで、後方へ回動して格納される車両用格納シートの格納状態において車体フロア側と係止することができる。
さらに、請求項2のように、前記格納係止部材は、前記車体フロア側と係止される方向に常時付勢されつつ可動可能に支持され、前記係止操作部材は、前記車両用格納シートの復帰可動方向に可動可能に取り付けられると、好適である。
このように、格納係止部材は、車体フロア側と係止される方向に常時付勢されつつ可動可能に支持され、係止操作部材は、車両用格納シートの復帰可動方向に可動可能に取り付けられることにより、車両用格納シートの復帰操作においては、復帰操作部材の復帰方向への引き上げ操作と共に車体フロア側との係止を解除でき、格納操作においては、車両用シートの自重により格納位置で車体フロア側と係止できるために良好な操作性が得られる。
前記課題は、請求項に係るシート係止装置によれば、シートクッションにシートバックを折り畳んだ状態で車体フロア側に格納可能な車両用格納シートの格納時に、前記車両用格納シート側と前記車体フロア側とを係脱可能なシート係止装置であって、前記シートクッションの背面側に設けられた復帰操作部材に対して復帰可動方向に操作力を加えることによって、前記復帰操作部材に取り付けられた係止操作部材が可動し、前記シートバックの背面側に設けられた格納係止部材と、前記係止操作部材とを連結する連結部材を介して、前記格納係止部材を可動させ、前記格納係止部材と前記車体フロア側との係止状態が解除される構成とすることにより解決される。
このように、格納状態の車両用格納シートの復帰操作部材に対して復帰可動方向に操作力を加えることによって、復帰操作部材に取り付けられた係止操作部材が可動し、連結部材を介して格納係止部材を可動させ、格納係止部材と車体フロア側との係止状態が解除されることで、車両用格納シートの走行時のバタつきを防止すると共に、一層の設置操作荷重の低減を図ることができる。
前記課題は、請求項に係る車両用格納シートによれば、請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート係止装置を有することにより解決される。
これにより、請求項1乃至の特徴を有するシート係止装置を備えた車両用格納シートを得ることが可能となる。
本発明に係るシート係止装置によれば、格納状態でのバタつきの防止と、復帰操作荷重の一層の低減を図ることができると共に、車両用格納シートの復帰操作において、格納状態の車両用格納シートの引き上げ操作と共に車体フロア側との係止を解除できるため、シートの商品性とシートの操作性を向上した車両用格納シートを提供することができる。
また、本発明に係るシート係止装置によれば、車両用格納シートの復帰操作においては、復帰操作部材の引き上げ操作と共に車体フロア側との係止を解除でき、格納操作においては、車両用シートの自重により格納位置で車体フロア側と係止できるために良好な操作性が得られる。
さらに、本発明に係るシート係止装置によれば、後方へ動して格納される車両用格納シートの格納状態において車体フロア側と係止することができる車両用格納シートを提供することができる。
本発明に係る車両用格納シートによれば、上記の特徴を有するシート係止装置を備えた車両用格納シートを得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることはもちろんである。
図1乃至図15は本発明の一実施形態を示し、図1は車両用格納シートを装備した車両後部の側面模式図、図2は車両用格納シートの前方斜視図、図3は車両用格納シートの後方斜視図、図4はシートフレームの概略斜視図、図5はリンク機構の拡大説明図、図6はリンク機構のI−I断面説明図、図7は前側脚部の係止部の概略説明図、図8はシートバック倒伏時のリンク機構の概略説明図、図9はリンク機構のII−II断面説明図、図10は車両用格納シートの格納状態の車両用シートの上面及び側面説明図、図11は格納係止機構の概略説明図、図12は車両用格納シートの格納操作時の操作手順を示す説明図、図13は車両用格納シートの格納操作時のリンク機構の動作説明図、図14は車両用格納シートの復帰操作時の操作手順を示す説明図、図15は車両用格納シートの復帰操作時のリンク機構の動作説明図、である。
まず、図1乃至図4に基づいて本実施形態に係るシートSの構成について説明する。
本実施形態に係るシートSを装備した車両は、前後に並んだ3列シートを備えるものであり、3列目のシートが格納可能に構成されている。シートSの後方には、シートSを格納する格納凹部5が車体フロア4に設けられている。なお、車体フロア4上には不図示のフロアカーペットがほぼ全面に渡り敷設されている。
シートSは左右に3つの座席を有するもので、車両の進行方向に対して右側に位置する2人掛けの右側シートS1と、1人掛けの左側シートS2から構成されている。
なお、以下の説明において方向を示す右/左側の記載は、車両の進行方向に対するものとする。
また、右側シートS1及び左側シートS2の収納機構、操作方法は互いに同様であるので、以下の説明例では、便宜上、右側シートS1をシートSとして一括して説明する。
シートSは、シートクッション11と、シートバック12と、ヘッドレスト13,13と、前側脚部14とを有して構成されている。また、図3に示すように、シートバック12の背面側からは、シートSの格納及び復帰操作を行うための単一の操作手段としてのストラップ20がシートSの背面側より外方へ延出されている。
なお、本実施形態に係るシートSにおいては、車両用格納シートを格納及び復帰の際に操作するリクライニング係止解除機構と脚部係止解除機構の操作手段がストラップ20として1つに統合されている。
また、復帰操作時に格納状態のシートSを引き上げるための引き上げグリップ77がシートクッション11の背面側に形成されている(図10参照)。
ストラップ20は、シートSの格納及び復帰操作時に操作される操作手段であり、乗員による操作が容易となるように、長さ1m程度の屈曲自在の幅広のベルトが、ストラップ出口部20aより背面側へ延出されている。シートSの格納操作、及び復帰操作時のシートバック12の起立操作をストラップ20の引っ張り動作にて行うことができるため、レバーによる操作と比べて操作荷重を低減することができる。シートSの格納及び復帰操作が行われない状態では、ストラップ20の一部がシートバック12背面に面状ファスナにて掛着されている。なお、本実施形態においては、この操作手段であるストラップ20をベルト状として構成しているが、紐状や引張りレバー状として形成してもよい。
図4に示したシートSのシートフレームFは、シートクッション11を構成するシートクッションフレーム21と、シートバック12を構成するシートバックフレーム22と、前側脚部フレーム24とから構成されており、シートクッションフレーム21とシートバックフレーム22はリクライニング機構27を介して連結され、シートクッションフレーム21と車体フロア4側はシート支持部25,26を介して連結されている。また、シートバックフレーム22の上部には、不図示のヘッドレストフレームのピラーがピラー支持部23を介して配設される。
シートクッションフレーム21は、不図示のクッションパッド、表皮などに覆われて乗員を下部から支持するシートクッション11を構成するものである。シートクッションフレーム21は前側に前側脚部フレーム24が回動(可動)可能に取り付けられている。また、シートクッションフレーム21の後端部にはシートバックフレーム22と連結されるバックフレーム支持部21a,21aが配設されている。
シートクッションフレーム21の後端部側は、シート支持部25,26によって前後方向に回動可能に支持されている。左右のシート支持部25,26の一方側のシート支持部26には渦巻きばね48が取り付けられ、シートクッション11を常時前方回動(可動)方向に付勢している。
シートバックフレーム22は、不図示のクッションパッド等によって覆われて乗員の背中を後方から支持するシートバック12を構成するものであり、本実施形態においては略矩形状の枠体となっている。より詳細には、シートバックフレーム22は左右方向に離間して配設された上下方向に延在する2本のサイドフレーム22a,22aと、このサイドフレーム22a,22aに狭持された略矩形状の枠体である中央フレーム22bとから構成されている。
サイドフレーム22a,22aの下端部側は、リクライニング手段としてのリクライニング機構27を介してバックフレーム支持部21a,21aと連結されている。
枠体である中央フレーム22bの内側には、乗員の背部を支持する面に沿って略板状のバックプレート28が配設されており、バックプレート28上には、後述するリンク機構30が設けられている。また、ストラップ出口部20aが中央フレーム22bの上方に設けられている。
さらに、シートSの格納状態で、格納凹部5に形成された格納ストライカ74と係止可能な格納係止機構70の格納係止部材73の支持部72が中央フレーム22bの中央付近に取り付けられている。格納係止機構70については後述する。
前側脚部フレーム24は、不図示のカバー材に覆われて前側脚部14を構成するものであり、シートクッションフレーム21の前側を支持して車体フロア4側に連結される。前側脚部フレーム24は上部でシートクッションフレーム21の前側に前後方向に回動可能に支持されており、前側脚部フレーム24の下部には、車体フロア4側に設けられた脚部ストライカ44に係脱可能に連結される係止爪43,43が配置されている。
次に、図5乃至図9に基づいて、リンク機構30の構成について説明する。
リンク機構30は、シートSの格納及び復帰時に操作されるストラップ20に連結され、ストラップ20の操作とシートSの状態に連動して、リクライニング機構27の回動と、前側脚部14と車体フロア4との係止状態を適宜解除する機能を備えており、前述のようにバックプレート28上に形成されている。
リンク機構30は、回動可能に軸支された、第1のリンク部材31と第2のリンク部材32と第3のリンク部材33とを有して構成されており、それぞれのリンク部材には動力伝達部材が連結される。動力伝達部材間の状態とリンク部材間の動作により、それぞれが連動して動作するように構成されている。
動力伝達部材としては、リクライニング機構27に連結されるリクライニング解除ワイヤ40と、前側脚部14(前側脚部フレーム24)の係止爪43,43に連結される脚部解除ワイヤ41と、シートバック12の倒伏状態(折畳み状態)を検知するキャンセルワイヤ42、ストラップ20と、がある。
第1のリンク部材31は、略逆三角形状の左右方向に扁平な部材であり、両端部側に配設された係止部34a,40cのそれぞれに動力伝達部材としてのリクライニング解除ワイヤ40と、ストラップ連結部材34を介してストラップ20が係止されており、その係止部40c,34aの間に設けられた可動軸としての第1の軸部31aによりバックプレート28上に回動可能に軸支されている。
また、第1の軸部31aと係止部34aの間には、後述する第2の軸部33aの同心円の一部を描くように円弧状の長孔31bが形成されている。
第1のリンク部材31に係止されたリクライニング解除ワイヤ40とストラップ20の他端部側について以下に説明する。
図8に示すように、第1のリンク部材31の端部側の係止部40cに係止されたリクライニング解除ワイヤ40の他端部側は、リクライニング解除ケーブル40aに誘導されて、シートバック12のリクライニングの係脱操作を行うリクライニング手段としてのリクライニング機構27に連結されている。
リクライニング機構27は、リクライニング解除ワイヤ40がリンク機構30の動作によりリンク機構30側に引っ張られるとリクライニング機構27の係止状態を解除してシートバック12のリクライニング調整を可能とする。
第1のリンク部材31にストラップ連結部材34を介して連結されたストラップ20の他端部側は、乗員による操作が容易なようにシートバック12の背面に設けられたストラップ出口部20aよりシートバック12の外方へ延出されている。乗員によるストラップ20の操作に連動して第1のリンク部材31に動力(乗員の操作力)を伝達することができる。
すなわち、ストラップ20が引っ張り操作されると第1のリンク部材31が回動しリクライニング機構27の係止が解除される。
第2のリンク部材32は、略矩形状の部材であり、第1のリンク部材31上に配置されおり、一端部側が第1の軸部31aにより第1のリンク部材31と同軸に回動可能に軸支され、他端部側には後述する係止突起35と当接する係止凹部32bが形成されている。第1の軸部31aと係止凹部32bの間に脚部解除ワイヤ41が係止された係止部41cが形成されている。
第2のリンク部材32に係止された脚部解除ワイヤ41の他端部側について以下に説明する。
図7に示すように、第2のリンク部材32の係止部41cに係止された脚部解除ワイヤ41の他端部側は、脚部解除ケーブル41aに誘導されて、脚部係止解除機構に連結されている。脚部係止解除機構は前側脚部14内に形成されており、脚部解除ワイヤ41がリンク機構30の動作によりリンク機構30側へ引っ張られると、脚部解除ワイヤ41に連結された係止爪43が回転軸43aを中心に回転して、車体フロア4側の脚部ストライカ44との係止が解除され、シートクッション11が前後方向に回動可能な状態になる。
なお、係止爪43は付勢ばね45によって、常時、脚部ストライカ44との係止状態が維持される方向に回動が付勢されている。
第3のリンク部材33は、略矩形状の部材であり、第1のリンク部材31とバックプレート28の間に配置されて、中央部を第2の軸部33aにより、第1のリンク部材31側に回動可能に軸支されている。
この第3のリンク部材33の下端部側には、係止部42cを介してキャンセルワイヤ42が係止されている。
上端部側には円筒状の係止部としての係止突起35が形成されており、この係止突起35は、第1のリンク部材31に形成された円弧状の長孔31bを挿通して、第2のリンク部材32の係止凹部32bと当接することで第2のリンク部材32が第1のリンク部材31と共に回動するように係止している。ここで、係止突起35は、長孔31bの幅よりも若干小さな外径を有して形成されており、一方、長孔31bは、前述のように第2の軸部33aの同心円の一部を描く円弧状に形成されているため、第3のリンク部材33の回動と共に、係止突起35が長孔31bに沿って移動するように構成されている。第3のリンク部材33の回動量の上下限はこの長穴31bの長さによって調整されている。
第3のリンク部材33に係止されたキャンセルワイヤ42の他端部側について以下に説明する。
図8に示すように、第3のリンク部材33の係止部42cに係止されたキャンセルワイヤ42の他端部側は、キャンセルケーブル42aに誘導されて、サイドフレーム22aとバックフレーム支持部21aとの連結部分に形成された係止リブ49に連結されている。係止リブ49は、リクライニング機構27に設けられた部材でありサイドフレーム22aと共に回動するように取り付けられている。すなわち、本実施形態では係止リブ49にキャンセルワイヤ42の他端部が係止されており、シートバック12が倒伏した状態で、この係止リブ49がキャンセルワイヤ42を介して、第3のリンク部材33に形成された係止部42cを引っ張るように構成されている。
なお、本実施形態においてはキャンセルワイヤ42の他端部側に係止される係止リブ49をリクライニング機構27に形成しているが、シートクッション11に対してシートバック12が倒伏した状態でキャンセルワイヤ42を操作する構成であれば他の係止部位であってもよい。さらに、リクライニング機構27と離れた部位に形成されていてもよい。
この第3のリンク部材33が回動していない状態では、係止突起35によって第2のリンク部材32は第1のリンク部材31に係止されており、第1のリンク部材31の回動に伴って回動し脚部解除ワイヤ41を引っ張ることができる。
第3のリンク部材33が回動されると、第3のリンク部材33に固着されている係止突起35が長孔31bに沿って移動する。係止突起35の移動により、係止凹部32bで係止突起35と当接しなくなるため、第1のリンク部材31と第2のリンク部材32との回動の係止が解除される。
このとき、ストラップ20の操作により第1のリンク部材31が回動しても第2のリンク部材32は回動しない状態となり、第2のリンク部材32に係止されていた脚部解除ワイヤ41は、第1のリンク部材31が回動しても引っ張られない状態となる。
すなわち、シートバック12の倒伏状態においては、ストラップ20を引っ張っても、前側脚部14と車体フロア4との係止は解除されない構成となっている。
なお、リンク機構30の他端部側のリクライニング解除ワイヤ40と脚部解除ワイヤ41には、係止状態を保持する方向にリクライニング解除ワイヤ40と脚部解除ワイヤ41を常時付勢する不図示の付勢ばねが設けられている。このため、乗員がストラップ20を操作していない状態では、第1のリンク部材31、及び第2のリンク部材32についてもストラップ連結部材34を介してストラップ20を常時下方に引っ張る方向にリンク機構30の回動が付勢されている。
第1のリンク部材31上に設けられたストラップ連結部材34の係止部34aは、ストラップ連結部材34を回動可能に第1のリンク部材31上に軸支すると共に、その他端側はバックプレート28に形成された誘導孔部28aに挿通されている。そして、誘導孔部28aは、第1の軸部31aの同心円の一部を描くように円弧状に形成されているため、係止部34aは第1のリンク部材31の回動に伴い、誘導孔部28a内を移動することができる。また、誘導孔部28aの長さを調節することによって、第1のリンク部材31の回動量の上下限を設定することができる。
なお、第2のリンク部材32についても、不図示の凸状のストッパーがバックプレート28若しくは第1のリンク部材31上に設けられ、回動量の上下限が任意に設定されている。
また、リクライニング解除ワイヤ40と脚部解除ワイヤ41のそれぞれを誘導するリクライニング解除ケーブル40aと脚部解除ケーブル41aのリンク機構30側の端部である端部部材40b,41bはバックプレート28上に不図示の係止部材によって固着されている。
キャンセルワイヤ42を誘導するキャンセルケーブル42aのリンク機構30側の端部である端部部材42bは第1のリンク部材31に不図示の係止部材によって固着されている。
ここで、図10と図11に基づいて格納係止機構70について説明する。
格納係止機構70は、シートSを格納凹部5に格納した状態で保持するための係止機構であり、格納凹部5の底部に設けられた格納ストライカ74と、シートバック12の背面側に設けられた格納係止部材73と、格納係止部材73の係止を保持する側へ常時付勢する付勢ばね46と、格納係止部材73と係止操作部材76とに連結され格納係止部材73を操作する連結部材としての格納係止解除ワイヤ71と、から構成されている。
格納係止部材73と付勢ばね46は、シートバックフレーム22の背面側に取り付けられており、係止操作部材76は、シートクッション11の背面側に取り付けられた引き上げグリップ77部分に取り付けられている。
格納係止部材73は、シートバックフレーム22に取り付けられた支持部72に、回動軸73aによって回動(可動)可能に支持されており、また、回動軸73aよりもストライカ74側には回動によってストライカ74と係脱自在な鍵爪状の係止爪73bが形成されている。格納係止解除ワイヤ71を引っ張ることで格納係止部材73が回動して、ストライカ74との係止を解除できる。
引き上げグリップ77は、格納状態のシートSを引き上げる際に引っ張る部分であり、格納状態のシートクッション11の背面に形成された窪みの縁部分の一部が張り出して掴み易い掴み部77aが形成されている。
係止操作部材76は、回動軸76aによって引き上げグリップ77の掴み部77aに、引き上げ方向に回動(可動)可能に取り付けられている。係止操作部材76の下側は引き上げグリップ77の掴み部77aから下方に張り出しており、また、乗員が引き上げグリップ77を掴むと必ず手に触れるサイズに構成されている。このため、乗員が格納状態のシートSを復帰する際に、引き上げグリップ77を掴んで復帰回動(可動)方向に引き上げようとすると、係止操作部材76を回動(可動)操作できる構成となっている。また、係止操作部材76の操作時に手に触れる部分は滑らかに加工されて怪我を防止している。
シートSの格納時には、シートバック12の背面側がシートSの自重によって格納凹部5に押し付けられることで格納係止部材73が格納ストライカ74に係止される。係止爪73bの係止部分の背面側に形成された傾斜部73cが格納ストライカ74と接触すると、格納ストライカ74との係止可能な位置まで格納係止部材73が回動軸73aを中心に回動するためである。
格納ストライカ74との係止を解除するには、引き上げグリップ77の掴み部77aを掴んで復帰回動方向に引くことで、シートクッション11側に設けられた係止操作部材76を回動させることで、格納係止解除ワイヤ71を介して、格納係止部材73を係止解除方向に回動させて格納凹部5とシートバック12との係止が解除される。シートSの復帰操作は、引き上げグリップ77をそのまま引き上げることで行うことができる。
このとき、車体フロア側との係止が解除された後にシートSが引き上げられるため、格納係止部材73と格納ストライカ74と摺動抵抗が増大することはない。
格納状態のシートSを格納ストライカ74に係止することで、車両走行時に格納状態のシートSがバタつくことを防止することができる。また、格納状態のシートSが跳ね上がることを防止できるため、シート支持部26に取り付けられた渦巻きばね48の付勢力を高めて、操作荷重の一層の低減を図ることができる。
係止操作部材76と引き上げグリップ77をシートクッション11の背面側に、格納係止部材73をシートバック12の背面側に、それぞれ配設する構成としたため、乗員の着座感に影響を与えることがない。また、シートクッション11とシートバック12の背面側は、着座面側と比べて、シートフレームF(シートクッションフレーム21,シートバックフレーム22)との距離が近いため、係止操作部材76,引き上げグリップ77,格納係止部材73などの部材をシートフレームFに取り付けることで容易に耐久性の高い機構とすることができる。さらに、シートクッション11とシートバック12の背面側に樹脂製のカバー部材が取り付けられる場合には、係止操作部材76,引き上げグリップ77,格納係止部材73などの部材の一部を樹脂製のカバー部材と連続した意匠として構成することで、耐久性と意匠性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態においては、シートSを後方へ回動して格納する構造であるが、前方へ回動して格納する構造であっても同様の構成とすることができる。また、シートバック12を折り畳んだ状態で回動を伴わずに移動して格納するシート構造では、格納係止部材73をシートクッション11側に、引き上げグリップ77と係止操作部材76をシートバック12側に取り付ける構成とすることで同様の効果を得ることができる。
また、格納ストライカ74の位置は格納凹部5の底面や側面の任意の位置に配置することができ、格納係止部材73の位置もそれに合わせて配設することができる。格納凹部5を有さない格納形式の場合では、格納位置の車体フロア4側に格納ストライカ74を配設することで本実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、図12乃至図15に基づいて、本実施形態に係るシートSの格納及び復帰操作とリンク機構30の動作について説明する。
まず、図12に従って、シートSの格納操作について説明する。
図12(a)は、シートの設置状態でストラップ20が後方へ引かれた状態である。乗員によって、ストラップ20が後方に引っ張られると、リクライニング機構27の係止が解除される。
このとき、ストラップ20が取り付けられているシートバック12は、リクライニング機構27に取り付けられている不図示の渦巻きばねによって前方方向に付勢されている。付勢方向に抗してストラップ20を引っ張るとシートバック12を後方へ倒伏する応力よりも低い応力において前側脚部14の係止爪43の係止が解除される。
図12(b)は、前側脚部14の係止爪43の係止が解除された状態である。つまり、前側脚部14の係止爪43の係止が解除されてシートSが後方へ回動可能になる。
図12(c),図12(d)は、シートSの後方回動を進めた状態である。シートSの重心が回動の中間点を超え、それ以後は自重によって後方へ回動して格納状態に至る。このとき、シート支持部26に取り付けられた渦巻きばね48によってシートSの後方回動速度が減速され格納凹部5への格納時に生じる衝撃を緩和している。
前側脚部14はシートSの回動と共に自重によってシートクッション11側へ折畳まれる。
図12(e)は、シートSの格納状態を示しており格納凹部5の底部に設けられた格納ストライカ74とシートバック12の背面に配設された格納係止部材73とが格納係止機構70にて係止されている状態である。格納係止機構70はシートSの自重によって格納係止部材73を格納ストライカ74に押し付けることで係止される。この状態では格納凹部5の開口部がシートクッション11の背面と一体の平坦面となり広い荷室が確保される。
上述したシートSの格納操作時のリンク機構の動作について図13に従って説明する。
図13(a)は、シートSの設置状態時(図12(a)参照)のリンク機構30の状態であり、乗員によりストラップ20が操作される前の段階である。このリンク機構30の状態を原位置とする。
図13(b)は、リクライニング機構27の係止解除時(図12(b))のリンク機構30の状態であり、ストラップ20が後方に若干引っ張られた段階である。第1のリンク部材31は、ストラップ20の操作により引っ張られる方向に回動するため、回動に伴ってリクライニング解除ワイヤ40を引っ張ることになり、リクライニング機構27の係止が解除される。このとき、シートバック12はシートクッション11に対して起立した状態であるためにキャンセルワイヤ42は引っ張られておらず第2のリンク部材32は、第1のリンク部材31と共に回動して脚部解除ワイヤ41も引っ張ることになる。しかし、前側脚部14と車体フロア4側とを連結する係止爪43の係止は、この状態での引っ張り量では解除されないように設定されており脚部の係止は維持される。
図13(c)は、リクライニング機構27と、前側脚部14の係止爪43の係止が解除された時のリンク機構30の状態(図12(c),(d))でありストラップ20が更に引っ張られた状態である。図13(b)での状態(図12(b))よりもストラップ20を強く引くことにより第1のリンク部材31も大きく回動することになる。この回動に伴いリクライニング解除ワイヤ40と脚部解除ワイヤ41が更に引っ張られることになる。このときに脚部の係止が解除される。
また、シートSが格納された後にストラップ20の操作を止めるとリンク機構30は、リクライニング解除ワイヤ40と脚部解除ワイヤ41がそれぞれ連結される係止の解除機構側(リンク機構30の他端部側)に取り付けられた不図示の付勢ばねによって図13(a)の状態に戻る。しかし、シートバック12がシートクッション11に対して倒伏した状態(図12(e))で格納されるためキャンセルワイヤ42が引っ張られて第3のリンク部材33が回動された状態のまま保持される。
次いで、図14に従って、シートSの復帰操作について説明する。
図14(a)は、シートSが格納係止機構70によって係止されて格納されている状態である。この格納状態で引き上げグリップ77を引くと、格納係止部材73と車体フロア4に形成された格納ストライカ74との係止が解除される。復帰操作としては、引き上げグリップ77をそのまま引くことで、シートSを復帰回動方向に回動させることができる。
図14(b)は、シートSの前方回動時の様子を示したものであり、シート支持部26に取り付けられた渦巻きばね48によって復帰回動方向へ付勢されるため操作荷重が低減されている。
シートSの前方への回動に伴い前側脚部14はその自重によって回動して下方へ展開される。
図14(c)は、シートSの前側脚部14の係止爪43を車体フロア4側に係止した状態を示したものである。係止爪43は、シートSの自重による押圧によって、車体フロア4側の脚部ストライカ44に係止される。
図14(d)は、シートSの前側脚部14の係止爪43が車体フロア4側の脚部ストライカ44に係止された状態からストラップ20を後方に引っ張る操作を示している。
図14(e)は、シートSの復帰操作が完了した状態である。
すなわち、乗員は、シートバック12が倒伏した格納状態のシートSの引き上げグリップ77を引き上げて前方回動させた後に、ストラップ20を後方へ引っ張る操作のみにてシートSを復帰させることができる。
上述したシートSの復帰操作時のリンク機構30の動作について図14と図15に従って説明する。
図15(a)は、シートSの格納状態(図14(a))から、シートSが回動されて係止爪43を車体フロア4側に係止された段階(図14(c))でのリンク機構30の状態である。乗員によりストラップ20が操作される前の段階であり、シートバック12が倒伏又は付勢の中立位置で操作されているためキャンセルワイヤ42が引かれて第3のリンク部材33が回動した状態で保持されている。
図15(b)は、シートバック12を起立させるためストラップ20が後方に若干引っ張られた段階(図14(d))である。ストラップ20の操作により第1のリンク部材31が回動する。この回動に伴ってリクライニング解除ワイヤ40を引っ張ることになり、リクライニング機構27の係止が解除されてシートバック12の後方回動が可能になる。このとき、第3のリンク部材33と共に係止突起35が移動しているために、第1のリンク部材31が回動しても、第2のリンク部材32は第1のリンク部材31に係止されず回動できない状態となっている。
また、シートバック12の起立に伴い第3のリンク部材33の回動量は減少するが、係止突起35が第2のリンク部材32に当接する回動範囲を超えて回動しているため、第2のリンク部材32の係止凹部32bは第1のリンク部材31に係止されない状態が維持される。よって、前側脚部14と車体フロア4側とを連結する係止爪43の係止は解除されない状態が保持されストラップ20を引っ張る操作のみにてシートバック12をシートクッション11に対して起立させることができる。
図15(c)は、シートSの復帰操作が完了した状態(図14(e))である。ストラップ20の後方への引っ張り操作を止めると、第1のリンク部材31の位置もリクライニング解除ワイヤ40と、脚部解除ワイヤ41からの付勢により元の位置に戻る。このとき、シートバック12はシートクッション11に対し起立しているため第3のリンク部材33はキャンセルワイヤ42によって引っ張られていない状態である。そのため、微小な応力によっても回動することができ、第2のリンク部材32も再び元の位置に戻り第1のリンク部材31に係止されリンク機構30の各リンク部材は原位置の状態に復帰する。
本発明に係るシート係止装置及び車両用格納シートによれば、格納状態の車両用格納シートを格納係止部材によって車体フロア側に係止させることで、車両走行時の車両用格納シートのバタつきを防止すると共に、復帰可動方向の付勢力を大きくして復帰操作荷重を一層低減することができる。
なお、本実施形態では、具体例として自動車の左右に分割された3列目のシートについて説明したが、これに限らず一体に形成された長いベンチタイプのシートや助手席、また、他のリヤシートについても同様の構成が適用可能であることは勿論である。
また、本実施形態では格納及び復帰操作手段をストラップ20に統合した車両用格納シートSについて説明したが、操作手段としてストラップとレバーを有するシートであっても適用可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用格納シートを装備した車両後部の側面模式図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの前方斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの後方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームの概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリンク機構の拡大説明図である。 本発明の一実施形態に係るリンク機構のI−I断面説明図である。 本発明の一実施形態に係る前側脚部の係止部の概略説明図である。 本発明の一実施形態に係るシートバック倒伏時のリンク機構の概略説明図である。 本発明の一実施形態に係るリンク機構のII−II断面説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの格納状態の車両用シートの上面及び側面説明図である。 本発明の一実施形態に係る格納係止機構の概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの格納操作時の操作手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの格納操作時のリンク機構の動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの復帰操作時の操作手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用格納シートの復帰操作時のリンク機構の動作説明図である。
符号の説明
S シート
F シートフレーム
S1 右側シート
S2 左側シート
4 車体フロア
5 格納凹部
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
14 前側脚部
20 ストラップ
20a ストラップ出口部
21 シートクッションフレーム
21a バックフレーム支持部
22 シートバックフレーム
22a サイドフレーム
22b 中央フレーム
23 ピラー支持部
24 前側脚部フレーム
25,26 シート支持部
27 リクライニング機構
28 バックプレート
28a 誘導孔部
30 リンク機構
31 第1のリンク部材
31a 第1の軸部
31b 長孔
32 第2のリンク部材
32b 係止凹部
33 第3のリンク部材
33a 第2の軸部
34 ストラップ連結部材
34a,40c,41c,42c 係止部
35 係止突起
40 リクライニング解除ワイヤ
40a リクライニング解除ケーブル
40b,41b,42b 端部部材
41 脚部解除ワイヤ
41a 脚部解除ケーブル
42 キャンセルワイヤ
42a キャンセルケーブル
43 係止爪
43a 回転軸
44 脚部ストライカ
45,46 付勢ばね
48 渦巻きばね
49 係止リブ
70 格納係止機構
71 格納係止解除ワイヤ
72 支持部
73 格納係止部材
73a,76a 回動軸
73b 係止爪
73c 傾斜部
74 格納ストライカ
76 係止操作部材
77 引き上げグリップ
77a 掴み部

Claims (4)

  1. シートクッションにシートバックを折り畳んだ状態で車体フロア側に格納可能な車両用格納シートの格納時に、前記車両用格納シート側と前記車体フロア側とを係脱可能なシート係止装置であって、
    前記車両用格納シート側に設けられ、格納時に、前記車体フロア側と係脱可能な格納係止部材と、
    前記車両用格納シート側に設けられた係止操作部材と、
    前記格納係止部材と前記係止操作部材とを連結する連結部材と、
    前記車両用格納シート側に設けられ、前記車両用格納シートの復帰操作時に操作される復帰操作部材と、を有し、
    前記係止操作部材は、前記復帰操作部材に、前記車両用格納シートの復帰操作と共に操作可能に設けられ
    前記格納係止部材は前記シートバックの背面側に設けられ、
    前記係止操作部材及び前記復帰操作部材は前記シートクッションの背面側に設けられることを特徴とするシート係止装置。
  2. 前記格納係止部材は、前記車体フロア側と係止される方向に常時付勢されつつ可動可能に支持され、
    前記係止操作部材は、前記車両用格納シートの復帰可動方向に可動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のシート係止装置。
  3. シートクッションにシートバックを折り畳んだ状態で車体フロア側に格納可能な車両用格納シートの格納時に、前記車両用格納シート側と前記車体フロア側とを係脱可能なシート係止装置であって、
    前記シートクッションの背面側に設けられた復帰操作部材に対して復帰可動方向に操作力を加えることによって、前記復帰操作部材に取り付けられた係止操作部材が可動し、前記シートバックの背面側に設けられた格納係止部材と、前記係止操作部材とを連結する連結部材を介して、前記格納係止部材を可動させ、前記格納係止部材と前記車体フロア側との係止状態が解除されることを特徴とするシート係止装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート係止装置を有する車両用格納シート。
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