JP2018010444A - 光電式煙感知器 - Google Patents

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伊藤  達彦
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智由 川添
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Abstract

【課題】湯気等の温度を伴う浮遊粒子であっても火災の煙と区別して誤検知の生じない光電式煙感知器を得る。【解決手段】本発明に係る光電式煙感知器1は、煙による散乱光を検出することで煙の検出をする検煙部59と、検煙部59の下方に設けられて外光を減衰させると共に流入した煙を検煙部59に導入させる導煙部7とを備えた光電式煙感知器1であって、導煙部7は、上下に対向する部品を組み合わせることで形成された煙流路61を有し、煙流路61は導入した煙を内方に向けて誘導する第1煙流路63と、第1煙流路63の内周側に形成されて第1煙流路63を通過した煙を検煙部59側に向けて斜め上方に誘導する第2煙流路65を有し、第1煙流路63と第2煙流路65との境界に高さ方向の流路幅が狭くなった最幅狭部67が形成されていることを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、煙による散乱光を検出することで煙を検知する光電式煙感知器に関する。
光電式煙感知器は、例えば特許文献1に開示された「散乱光式煙感知器」のように、外部から煙が流入しやすくするとともに外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を形成するラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成された検煙室において各光軸が交差するように配置された発光素子と受光素子を備えてなるものである。
上記の「散乱光式煙感知器」におけるラビリンス部材は、その内周側に検煙室を形成すると共に、煙は流入させつつ外部からの光を遮断するという機能を備えている。
散乱光式煙感知器が設置される空間には、煙の他に本来的には検出対象でない煙草煙、湯気あるいはその他の浮遊物等が存在することがあり、ラビリンス部材が煙の流入と検煙室の形成という2つの機能を備えている場合には、煙を検出可能にすると共に他の浮遊物は検出しないようにすることは難しい。
そこで、煙導入部を下部に、検煙室を煙導入部の上方に設けることで、煙とそれ以外の浮遊物とを区別して、煙のみを検煙室に導入できるようにした光電式煙感知器が特許文献2に開示されている。
特許文献2には、従来例として特許文献2の第1図に示されたものと、特許文献2における発明例として第3図〜第5図に示されたものがある。
前記第1図に示されたものは、煙導入部の中央に煙を検煙室にガイドするガイド柱を設けたものである。
第1図に示されたものでは、ガイド柱が検煙部近傍まで延出しているため、火災による煙以外の浮遊物も検煙部に導入されて誤検知を生ずるという問題があり、この問題を解決するものとして、前記第3図〜第5図に示されたものが提案されている。
前記第3図〜第5図に示された光電式煙感知器は、煙導入部を円筒状の煙導入箱で形成すると共に、煙導入箱の中央に上方に向かって隆起する山形状部を設け、該山形状部の頂上部が検煙室よりも下方に位置するようにしたものである。
このような煙導入箱に火災による煙が流入すると、当該煙は温度を伴っているため、対流作用によって検煙室に導入されるが、温度を伴わないその他の浮遊粒子は対流を伴わないので検煙室の感知領域には導入されず、誤検知が生じないとしている。
特開平6−76182号公報 特開昭55−7658号公報
しかしながら、湯気は火災の煙と同様に温度を伴うため、火災の煙と同様に対流(上昇)するので、特許文献2に開示の技術では火災の煙と湯気とを精度よく区別することができない。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、湯気等の温度を伴う浮遊粒子であっても火災の煙と区別して誤検知の生じない光電式煙感知器を得ることを目的としている。
(1)本発明に係る光電式煙感知器は、煙による散乱光を検出することで煙の検出をする検煙部と、該検煙部の下方に設けられて外光を減衰させると共に流入した煙を前記検煙部に導入させる導煙部とを備えた光電式煙感知器であって、前記導煙部は、上下に対向する部品を組み合わせることで形成された煙流路を有し、該煙流路は導入した煙を内方に向けて誘導する第1煙流路と、該第1煙流路の内周側に形成されて前記第1煙流路を通過した煙を前記検煙部側に向けて斜め上方に誘導する第2煙流路を有し、前記第1煙流路と前記第2煙流路との境界に高さ方向の流路幅が狭くなった最幅狭部が形成されていることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記第1煙流路は、内方に向かって流路幅が徐々に狭くなっていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記第2煙流路の下面を形成する部材は、その頂上部の高さが前記検煙部に延出することなく検煙部の下方の位置になるように設定されていることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記第1煙流路及び又は第2煙流路の壁面にスリットを形成したことを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のものにおいて、前記第1煙流路に、流入した煙を前記第2煙流路に向けてガイドするガイド部材を設けたことを特徴とするものである。
(6)また、上記(5)に記載のものにおいて、前記ガイド部材は、第1煙流路の周方向に放射状に立設された複数の板状体からなることを特徴とするものである。
本発明に係る光電式煙感知器は、煙による散乱光を検出することで煙の検出をする検煙部と、該検煙部の下方に設けられて外光を減衰させると共に流入した煙を前記検煙部に導入させる導煙部とを備えた光電式煙感知器であって、
前記導煙部は、上下に対向する部品を組み合わせることで形成された煙流路を有し、該煙流路は導入した煙を内方に向けて誘導する第1煙流路と、該第1煙流路の内周側に形成されて前記第1煙流路を通過した煙を前記検煙部側に向けて斜め上方に誘導する第2煙流路を有し、
前記第1煙流路と前記第2煙流路との境界に高さ方向の流路幅が狭くなった最幅狭部が形成されていることにより、前記第1煙流路に流入した湯気は前記最幅狭部を通過する際に粒子同士が衝突して粒子径が大きくなることで、前記第2煙流路の傾斜面を上昇することができず、前記検煙部に導入されないので、誤検知が防止される。
本発明の実施の形態1に係る光電式煙感知器の縦断面図である。 図1に示した縦断面図の分解図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式煙感知器を正面斜め方向から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式煙感知器を背面斜め方向から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式煙感知器の検煙部の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式煙感知器の作用の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光電式煙感知器の縦断面図である。 図7に示した光電式煙感知器の導煙部の分解斜視図である。 図7に示した光電式煙感知器の導煙部を構成する流路上面形成部材の斜視図である。 図7に示した光電式煙感知器の導煙部を構成する流路下面形成部材の斜視図である。
[実施の形態1]
本実施の形態に係る光電式煙感知器1は、外カバー3と、外カバー3の上面の開口を覆う裏カバー5とを有し、これら外カバー3と裏カバー5からなる筐体内には、取付状態で下側に配置されるものから順に、導煙部7と、光学台9と、プリント基板11とを有している(図1参照)。
以下、各構成を詳細に説明する。
なお、図1に示す光電式煙感知器1の向きは天井面に取り付けた状態と同じ向きであり、本明細書において「上」とは、光電式煙感知器1を天井面に設置した状態において「上」側(天井面側)をいい、「下」とは「下」側(天井面の下方側)をいう。
<外カバー>
外カバー3は、図2〜図4に示すように、上部が開口した扁平な円筒状の本体部13と、本体部13の中央部に下方に突出した本体部13よりも小径の有底円筒状の突出部15を備えている。
本体部13には、光学台9が収納される。
突出部15には、導煙部7が収納され、突出部15の周壁には、煙が流入するための矩形状の窓部17が形成されている。
<裏カバー>
裏カバー5は、図1、図4に示すように、円盤状の板状体からなり、外カバー3の上部開口を覆うものである。
<導煙部>
導煙部7は、検煙部59の下方に設けられ、流入した煙を光学台9に形成された検煙空間57(図5参照)に導入するものであり、図2に示すように、設置状態で上側に配置されて煙流路61(図1参照)の上面を形成する流路上面形成部材19と、流路上面形成部材19を覆うように配置されて煙流路61の下面を形成する流路下面形成部材21によって構成されている。
《流路上面形成部材》
流路上面形成部材19は、中央が開口した筒状の部材であり、その外形状は、上部側が円筒形状部23で、下部側が下方に向かって縮径する倒立させた円錐台形状部25になっている(図2、図3参照)。
流路上面形成部材19の内側は、円筒形状部23と円錐台形状部25の境界部に台部27が形成され、台部27には検煙部59(図3参照)を収容する検煙部収容部28が形成されている(図2、図4参照)。
また、流路上面形成部材19の背面側であって台部27の外周側には3本の棒状部材29が立設されており(図4参照)、棒状部材29を後述の光学台9の柱部材31の挿入穴31a(図3参照)に挿入することで、流路上面形成部材19が光学台9に固定される。
円錐台形状部25の内側は、図3に示すように、下端から中央に向かって縮径する円錐台の周面のような内側傾斜面部33が形成されて、内側傾斜面部33の上端は開口して検煙部59に煙を導入するための煙導入口35となっている。言い換えれば、円錐台形状部25は、内側傾斜面部33と後述する外側傾斜面部37とで、環状の山型凸条部を形成しており、山型凸条部の中央部が煙導入口35となっている。
円錐台形状部25の外側は、円錐台の側面形状のような外側傾斜面部37となっており、外側傾斜面部37と内側傾斜面部33は、流路下面形成部材21と共に煙流路61(図1参照)を形成する。
《流路下面形成部材》
流路下面形成部材21は、円筒状で、周面には、煙を導入するための矩形の煙流入窓39が複数形成されている(図2〜図4参照)。煙流入窓39の上側の縁部に僅かに外方に突出するリブ41が形成されている。リブ41は、煙が外カバー3における本体部13側に流入するのを防止する機能を有している。
また、流路下面形成部材21の上端には係止片43が2箇所設けられており(図2参照)、係止片43を光学台9の周縁に係止させることで流路下面形成部材21を光学台9に取り付けるようになっている。
流路下面形成部材21における煙流入窓39が形成された部位には、防虫網45が全周に亘って設置されている。
流路下面形成部材21の底面内壁は、煙流路61の下面を構成する部位であり、円環状に設けられて上方に隆起する第1隆起部47と、第1隆起部47の内周側に第1隆起部47の下部から連続して第1隆起部47よりも高さの高い山形状の第2隆起部49が形成されている(図2、図4参照)。
第2隆起部49の頂上部49aの高さは、検煙部に延出することなく、図1に示すように、流路上面形成部材19の煙導入口35の位置よりも下方になるように設定されている。
第1隆起部47と第2隆起部49は、あたかも第2隆起部49からなる山を第1隆起部47からなる外輪山が囲むというような関係になっている。
<光学台>
光学台9には、図5に示すように、発光素子51と、シールドボックス53内に収容された受光素子55と、煙が導入される検煙空間57を形成し、煙による散乱光を検出する検煙部59が設けられている。検煙部59の内周壁には光トラップ60が形成されている。
<プリント基板>
プリント基板11は、光学台9の上面側に取り付けられて電装品が搭載されている。そして、プリント基板11の上面側が裏カバー5によって覆われている。
上記のような各構成部品を組み立てた状態について説明する。
光学台9にプリント基板11が固定された状態で、プリント基板11は裏カバー5に固定される。
また、光学台9に流路上面形成部材19が取り付けられ、流路上面形成部材19の全体を覆うように、換言すれば流路上面形成部材19を挿入するようにして流路下面形成部材21が光学台9に取り付けられる。この状態では、裏カバー5、プリント基板11、光学台9、流路上面形成部材19及び流路下面形成部材21が組み付けられた状態である。
この状態で、外カバー3に裏カバー5を取り付けることで、全体の組立が完了する。
組立状態において、流路下面形成部材21の底面と、流路上面形成部材19の外側傾斜面部37及び内側傾斜面部33が所定の隙間を介して対向配置され、この隙間が煙流路61となる(図1参照)。
この煙流路61は、導入した煙を斜め下方かつ内方に向けて誘導する第1煙流路63と、第1煙流路63の内周側に形成されて第1煙流路63を通過した煙を検煙部59側に向けて斜め上方に誘導する第2煙流路65によって構成されている。
第1煙流路63は、外周側から内周側に向かって徐々に上下方向の流路幅(流路下面と流路上面との距離)が狭くなり、最下部で流路幅が最も狭くなる最幅狭部67となっている。
なお、煙流路61が形成された空間は、第1煙流路63により下方に煙流路61が下がり、続いて第2煙流路65により上方に煙流路61が上がるので、外部の光が反射を繰り返して減衰することで入り難くする迷光部としての機能も有している。なお、煙流路61は、外光を減衰させるために黒色の部材で形成される。
上記のように構成された本実施の形態の光電式煙感知器1の作用について図6に基づいて説明する。
光電式煙感知器1が設置された空間に存在する煙や湯気は、図6の矢印で示すように、防虫網45を通過して煙流路61に流入する。
流入した煙と湯気は、その粒子径の違い(煙粒子の方が小さい)や、その成分の違いから、流入時の動きが違うので、以下、煙と湯気について別々に説明する。
<煙の動き>
煙流路61に流入した煙は、第1煙流路63、第2煙流路65を通過して、煙導入口35から検煙空間57に流入する。
上述したように、第1煙流路63は内周に向かって徐々に流路幅(流路高さ)が狭くなっているので、流速が徐々に早くなって、最幅狭部67を通過した煙は第2煙流路65に沿って勢いよく斜め上方に誘導されて検煙空間57に流入する。
<湯気の動き>
煙流路61は、上述のように、流路下面形成部材21の底面と、流路上面形成部材19の外側傾斜面部37及び内側傾斜面部33とで挟まれた比較的狭い空間であるため、流入した湯気は煙流路61の上面と下面に触れながら流れることになる。湯気は狭い空間を流れる際に粒子同士が衝突して粒子がくっつくことで大粒子化し、また湯気は壁面に付着する性質があるため、流路壁面に付着して減量される。
さらに、湯気が最幅狭部67を通過するときには、粒子同士の衝突割合が増し、さらに粒子径が大きくなる。粒子径が大きくなった湯気の粒子は上昇力がなくなり、煙導入口35に導入されることなく対向する導煙部7から抜けてゆく。
以上のように、煙の粒子は細かく、狭い場所でも通過しやすいため、本実施の形態の煙流路61であれば、流速を増して煙導入口35に導入されるのに対して、湯気の粒子は大きく、壁面にくっつきやすいため、本実施の形態の流路では、流路の途中で壁面にくっついたり、大粒子化して上昇する勢いがなくなったりすることで、煙導入口35には導入されない。
さらに、煙流路61は、第1煙流路63と第2煙流路65を屈曲させて繋いだようなジグザグした流路となっており、流路長さが長くなっていることから、湯気は煙流路61を通過する過程で、上述した流路壁面に付着して減量されるという効果が大きい。
なお、本実施の形態では、第2隆起部49の頂上部49aの高さを、流路上面形成部材19の煙導入口35の位置よりも下方になるように設定しているので、仮に湯気が第2隆起部49の頂上辺りに来たとしても、第2隆起部49にガイドされて煙導入口35から検煙部59に導入されることはない。
この意味で、第2隆起部49の高さを上記のように設定することに一定の効果があるが、本発明では、第1煙流路63と第2煙流路65を上述した形状にすることで通常であれば湯気が第2隆起部49の頂上付近にまで行かないようにしているので、第2隆起部49の高さを上記のように設定することは必須ではない。
以上のように、本実施の形態の導煙部7では、煙をスムーズに検煙部59に導くと共に、湯気については煙流路61の途中で減量、あるいは上昇力をなくすることで、検煙部59に流入しないようにしており、湯気による誤検知が防止される。
本実施の形態では、第1煙流路63が外周側から内周側に向けて流路が徐々に狭くなって第1煙流路63の末端で最狭になるような例を示したが、第1煙流路63は徐々に流路幅が狭くなる必要はなく、第1煙流路63の末端で最も流路幅の狭い最幅狭部67が存在すれば上述の作用により誤検知防止という効果を得ることができる。
なお、流路上面形成部材19の外側傾斜面部37に第1煙流路63に流入した煙を内方に向けてガイドするガイド部材を設けても良い。ガイド部材の具体的な形状の例については、実施の形態2において説明する。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る光電式煙感知器71について、図7〜図9について説明する。なお、図7〜図9において実施の形態1と同一部分については同一の符号を付してある。また、本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、流路上面形成部材73と流路下面形成部材75の形状のみであるので、以下においては流路上面形成部材73と流路下面形成部材75について説明する。
<流路上面形成部材>
流路上面形成部材73の基本的な形状は実施の形態1と同様であるが、円錐台形状部25の外側傾斜面部37と内側傾斜面部33に周方向に所定の間隔で複数のスリット77を形成した点、及び外側傾斜面部37に煙を内側傾斜面部33側に向けてガイドするガイド部材79を設けた点が実施の形態1と異なる。
スリット77を形成した目的は、煙流路61の表面積を大きくして、煙流路61内壁に湯気を付着させるためである。
なお、外側傾斜面部37と内側傾斜面部33に形成したスリット77はそれぞれ独立に形成されており、外側傾斜面部37と内側傾斜面部33とがスリット77によって連通していない。
ガイド部材79は、図8、図9に示されるように、外側傾斜面部37に沿って、かつ外側傾斜面部37より下方に突出するように設けられた6枚の板状体によって構成されている。
板状体は、板表面に沿う方向(即ち、長手方向)が径方向となるように放射状に配置されており、このように配置された板状体からなるガイド部材79を設けることで、導煙部7の第1煙流路63に流入した煙がそのまま外部に通り抜けることなく、第2煙流路65側にガイドされるので、煙の検知効果が高まる。
なお、ガイド部材79を構成する板状体は6枚に限るものではなく、3枚以上あれば煙を第2煙流路65側にガイドする効果を有する。
<流路下面形成部材>
流路下面形成部材75の底面内壁は、内周側の第2隆起部49は実施の形態1と同様であるが、外周側の第1隆起部47の形状が異なる。第1隆起部47には、図10に示すように、第1隆起部47の登り斜面及び下り斜面の両方に周方向に所定の間隔を開けてスリット81が多数設けられている。
なお、図10に示されるように、第1隆起部47における登り斜面と下り斜面に形成したスリット81は、それぞれ独立しており、スリット81によって第1隆起部47の登り斜面と下り斜面は連通していない。
第1隆起部47にスリット81を形成した理由は、流路上面形成部材73において上述したのと同様に、煙流路61の表面積を大きくして、湯気を付着させるためである。
本実施の形態2の導煙部7に流入した煙や湯気の大きな流れは実施の形態1と同様であるが、第1煙流路63及び第2煙流路65において、スリット81が形成されていることで、第1煙流路63及び第2煙流路65において煙や湯気はスリット81内も流れることになり、流路壁面積が大きくなっている。このため、煙流路61に流入した湯気を流路壁面に付着させて効率よく除去することができる。
1 光電式煙感知器(実施の形態1)
3 外カバー
5 裏カバー
7 導煙部
9 光学台
11 プリント基板
13 本体部
15 突出部
17 窓部
19 流路上面形成部材
21 流路下面形成部材
23 円筒形状部
25 円錐台形状部
27 台部
28 検煙部収容部
29 棒状部材
31 柱部材
31a 挿入穴
33 内側傾斜面部
35 煙導入口
37 外側傾斜面部
39 煙流入窓
41 リブ
43 係止片
45 防虫網
47 第1隆起部
49 第2隆起部
49a 頂上部
51 発光素子
53 シールドボックス
55 受光素子
57 検煙空間
59 検煙部
60 光トラップ
61 煙流路
63 第1煙流路
65 第2煙流路
67 最幅狭部
<実施の形態2>
71 光電式煙感知器(実施の形態2)
73 流路上面形成部材
75 流路下面形成部材
77 スリット(流路上面形成部材)
79 ガイド部材
81 スリット(流路下面形成部材)

Claims (6)

  1. 煙による散乱光を検出することで煙の検出をする検煙部と、該検煙部の下方に設けられて外光を減衰させると共に流入した煙を前記検煙部に導入させる導煙部とを備えた光電式煙感知器であって、
    前記導煙部は、上下に対向する部品を組み合わせることで形成された煙流路を有し、該煙流路は導入した煙を内方に向けて誘導する第1煙流路と、該第1煙流路の内周側に形成されて前記第1煙流路を通過した煙を前記検煙部側に向けて斜め上方に誘導する第2煙流路を有し、
    前記第1煙流路と前記第2煙流路との境界に高さ方向の流路幅が狭くなった最幅狭部が形成されていることを特徴とする光電式煙感知器。
  2. 前記第1煙流路は、内方に向かって流路幅が徐々に狭くなっていることを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  3. 前記第2煙流路の下面を形成する部材は、その頂上部の高さが前記検煙部に延出することなく検煙部の下方の位置になるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光電式煙感知器。
  4. 前記第1煙流路及び又は第2煙流路の壁面にスリットを形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光電式煙感知器。
  5. 前記第1煙流路に、流入した煙を前記第2煙流路に向けてガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光電式煙感知器。
  6. 前記ガイド部材は、第1煙流路の周方向に放射状に立設された複数の板状体からなることを特徴とする請求項5に記載の光電式煙感知器。
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