JP7364342B2 - 煙感知器 - Google Patents

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Description

本発明は、煙を光学的に感知する光電式煙感知器に関するものである。
従来、浴室をそなえたホテルの客室や居室の浴室ドアに近い場所等、湯気の発生源に近い場所に煙感知器を設置すると、内部に侵入した湯気が検煙部に達し、非火災報が生じる可能性があった。また、埃の多い倉庫等に煙感知器を設置すると、内部に侵入した埃が検煙部に達し、非火災報が生じる可能性があった。
特開2018-67067号公報
特許文献1には、検煙部と煙導入部が上下に分かれた二段式遮光構造の煙感知器が記載されている。特許文献1の煙感知器では、導煙経路を上下方向に長くすることで湯気や埃による誤感知を防ぎ、非火災報を低減している。一方、煙感知器を、特にスペースが限られたホテルの客室や居室のような空間や、天井の低い倉庫等に設置する場合には、室内や倉庫内等への突出が小さい薄型にすることが望ましい。しかし、特許文献1の煙感知器は上記のように導煙経路を上下方向に長くして誤感知を防ぐ構造のため、薄型化することが難しい。
そこで本発明は、薄型でありながら湯気や埃による非火災報が発生しにくい、二段式遮光構造の検煙装置を有した煙感知器を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、以下の構成を有する。
(1)本発明は、検煙部と煙導入部とを備え、前記煙導入部はラビリンスを有し、前記煙導入部は、下方から前記検煙部へ向かって突出し、曲面の丘状部斜面を有した丘状部を前記煙導入部の中有し、前記ラビリンスは、取り込まれた外気をラビリンス板により前記丘状部の中心からずれた位置に導き、前記煙導入部の内部に取り込まれた外気を前記丘状部斜面の曲面に沿って一方向に回転させつつ上昇させて、前記検煙部の内部に設けた検煙室へ導入することを特徴とする煙感知器である。
(2)本発明は、前記丘状部の立ち上がり角度は25~35°であり、前記煙導入部の外周全体を覆うように、外周側のラビリンス外板と、それに連続した内周側のラビリンス内壁とがL字状に接合してなるラビリンス板が設けられていることを特徴とする(1)に記載の煙感知器である。
(3)本発明は、前記丘状部の頂部の半径は、前記丘状部の半径の50~70%であることを特徴とする(1)または(2)に記載の煙感知器である。
(4)本発明は、前記丘状部の水平断面は円形であり、前記丘状部の高さが前記煙導入部の高さの1/4~2/3であることを特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載の煙感知器である。
(5)本発明は、前記煙導入部において、前記丘状部の底部外周と前記ラビリンスの底部内側は、離間していることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の煙感知器である
本発明によれば、ホテルの客室や居室の浴室ドアに近い場所等、湯気の発生源に近い場所、または、倉庫等のように湯気や埃が多く狭い空間に設置する煙感知器において、湯気や埃による非火災報が生じにくい、薄型の煙感知器を実現することができる。
従来における二段式遮光構造の煙流入部材1の断面図である。 本発明の実施例における二段式遮光構造による検煙装置2の(a)一部断面の斜投影図と(b)断面図である。 本発明の実施例における検煙装置2の分解図である。 本発明の実施例における検煙室213に外気4が到達する様子を表す図である。 本発明の実施例における検煙装置2への外気4の流入と回転を表す図である。
本願において、上下方向は煙感知器の水平な天井への設置状態での上下で示す。水平方向も同様である。
本願の実施例の説明に先立ち、従来の煙感知器を説明する。図1は、従来における二段式遮光構造の煙流入部材1の断面図である。煙流入部材1は、光を吸収して透過させにくい黒色の樹脂によって成型され、上方に組み合わされる検煙部材(図示せず)等とともに検煙装置として煙感知器の内部に設けられる。
従来の二段式遮光構造の煙流入部材1は、上部の検煙部11と下部の煙導入部12からなり、円形の中央開口112によって上下の空間が繋がっている。検煙部11の水平方向の中央には、火災による煙を検出するための検煙室111が上方に寄せて設けられており、検煙室111と中央開口112の間には距離が確保されている。煙導入部12には、外気が入る側方に円周状のラビリンスが設けられていない。中心には底面の板状部122から突出した突出部121が設けられ、突出部121は中央開口112を突き抜けて、上方の検煙室111の下端に達している。
従来の煙流入部材1では煙導入部12の側方に円周状のラビリンスを設けていない。しかし、下方の板状部122が円盤状に大きく広がり、突出部121が上方に延びて検煙室111の下部まで達し、さらに検煙室111が中央開口112から上方に離れている。また、中央開口112の周辺が下方に下がっている。そのため、煙導入部12からの外光は検煙室111に達しない。一方、煙導入部12に進入した外気は突出部121に当たり、上昇して検煙部11に至る。外気に火災による煙が含まれている場合、煙は外気とともに検煙部11に達し、感知される。
外気に煙ではなく、湯気や埃が含まれている場合は、湯気及び埃は検煙部11に到達しにくいため非火災報が抑制される。これは、湯気の粒子が検煙部11へ向けてある程度の距離を上昇するまでに気化して低減や消滅することと、質量の大きい湯気の粒子や、埃または繊維等の微粉末は上昇にくく、突出部121を側方に迂回して分流され、突出部121側面を抜け煙感知器の外部へ排出されやすいためである。また、煙導入部12の側方に円周状のラビリンスがないため、湯気や埃がラビリンス内に停滞して蓄積され、検煙室111に達してしまうこともない。
従来の二段式遮光構造による煙流入部材1では、上記のような外光の遮断、煙の確実な感知、湯気や埃等が原因となる非火災報の防止を実現するために、高さのある突出部121を具え、検煙室111の下方にスペースを有した検煙部11を具える必要がある。しかしそのために、従来の煙流入部材1を具えた煙感知器を薄型化することは困難である。
図2は、本発明の一実施形態における二段式遮光構造による検煙装置2の(a)一部断面の斜投影図と(b)断面図である。本実施例の検煙装置2は、光を吸収して透過させない黒色の樹脂によって成型され、煙感知器の内部に設けられている。
本実施例の検煙装置2は従来の煙流入部材1を備えた検煙装置と同様に、上部の検煙部21と下部の煙導入部22から構成されている。図2(a)には、説明の為に切断して記載した検煙部21と、その下の煙導入部22における煙導入カバー221とが示されている。検煙部21が切断されて記載されていることにより、検煙部21の内部の検煙室213が表示されている。図2(b)は、図2(a)と同じ切断位置で煙導入部22も含めて切断した検煙装置2の断面を示す。
検煙部21は上部側の光学台211と下部側の光学台カバー212から構成され、外側からみて上下方向に短い円柱状になっている。検煙室213は水平方向において検煙部21の中央に設けられている。検煙室213の側面の一部には発光素子室215aと受光素子室216aが設けられており、それぞれ発光素子215と受光素子216が収容される。検煙室213内の遮光壁214は、発光素子215の光が直接に受光素子216に届かないように遮る。光学台カバー212の下面の中央には、検煙室213と煙導入部22内の空間を繋ぐ円形の中央開口217が設けられている。
煙導入部22は、光学台カバー212の下面に円盤状の煙導入カバー221が位置することで構成される。煙導入カバー221の底面の中心には丘状部222が位置し、丘状部222では水平断面が円形となる円錐台形状に隆起している。丘状部222の上端部分である丘状部頂部222aは検煙部21の下端には達していない。本実施例においては丘状部222の高さは、煙導入部22における丘状部222の周囲空間の高さのおよそ1/2となっている。また、丘状部頂部222aの半径は丘状部222の半径のおよそ60%、丘状部222の立ち上がり角度はおよそ30°である。周囲空間の高さは、煙導入カバー221の下部における丘状部222の周囲の上面から、光学台カバー212の下面までの高さである。丘状部222の高さは、検煙部21の下端に達しなければ良いが、上昇した煙が検煙室213の中心に達しやすくするために、煙導入部22における周囲空間の高さの1/4~2/3とすることが望ましい。また、丘状部頂部222aの半径は丘状部222の半径の50~70%、丘状部222の立ち上がり角度は25~35°が望ましい。このような丘状部222があることで、進入した外気が螺旋状に移動して上昇し、検煙室213に到達することができる。
ラビリンス223は、煙導入カバー221の下部における外周上面に立設された複数枚のラビリンス板から構成される。ラビリンス223における複数枚のラビリンス板は、煙導入カバー221の下部上面から光学台カバー212の下面までを、煙導入部22の外周全体を覆うように立設されている。個々のラビリンス板は、外周側のラビリンス外板と、それに連続した内周側のラビリンス内板とがL字状に接合している形状をしており、外光の煙導入部22内側への侵入を遮る。それにより、外光が検煙部21にとどかないようにしている。ラビリンス外板とラビリンス内板は、双方とも表面が煙導入カバー221の中心方向に対して一定の角度をなし、等間隔に並びながら中心を囲んでいる。本実施例においては、ラビリンス外板は、外から内に向けて中心方向に右側面を向けて立設している。また、ラビリンス内板は外から内に向けて中心方向に左側面を向けて立設している。そのため、隣り合うラビリンス内板に挟まれた開口部分は、煙導入部22の中心方向に対して内側が右方を向いている。本実施例ではラビリンス板は22枚設けられているが、遮光性が保てればラビリンス板の枚数は22枚よりも多くても少なくてもよいし、隣り合うラビリンス板との間隔も等間隔でなくてもよい。またラビリンス223の向きは左右が反転していてもよい。
図3は、本発明の実施例における検煙装置2の分解図である。図の上方から、分解した状態で光学台211、光学台カバー212、煙導入カバー221が示されている。
光学台211は検煙部21の上部に位置し、上面から検煙室213への外光の進入を防いでいる。そして、光学台211には検煙室213で煙を感知するための発光素子215、受光素子216が収容される。図2,3に示すように、検煙室213は、光学台211の円筒状の壁面と、その外側に組み合わされた光学台カバー212の円筒状の壁面に囲まれている。そして、円筒状の壁面に設けられた発光素子室215aに発光素子215が、受光素子室216aに受光素子216が収容される。中央開口217は円形の開口であり、検煙室213の下面を覆う光学台カバー212における水平方向の中央にあって、検煙室213と煙導入部22の内部空間を繋いでいる。中央開口217の直径は丘状部頂部222aの直径よりも大きく、またラビリンス223の内側による円周の直径よりも小さい。煙導入カバー221の上面に設けられた丘状部222とラビリンス223との間には間隔があり、丘状部222の底部外周である丘状部底部222bとラビリンス223の底部内側は離間している。
このように、図1に示した従来の二段式遮光構造による煙流入部材1とは異なり、図2以降に示した本実施例の検煙装置2では検煙部21内の検煙室213が中央開口217のすぐ上に位置する。また、煙導入部22では外周にラビリンス223を有し、中心部分の丘状部222の高さは検煙部21の下端よりも低い。
図4は、本発明の実施例における検煙室213に外気4が到達する様子を表す図である。煙感知器において下方から覆うカバー本体3は、検煙装置2の下面を覆う。カバー本体3の下部の側方には外気4を取り入れるための開口が設けられ、その内部に位置する検煙装置2の煙導入部22に続いている。図4では検煙部21内の発光素子215、受光素子216を模式的に表しており、白色の矢印は発光素子215による光5を表す。発光素子215、受光素子216は下方から見て光軸が120°で交わっている。実施例の煙感知器では発光素子215が断続的に光り、前方散乱光が受光素子216に達することで煙を感知するが、遮光壁214があることで発光素子215の光5が直接に受光素子216へ達しない。
図5は、本発明の実施例における検煙装置2への外気4の流入と回転を表す図である。図5には、ラビリンス223の間を通過した外気4が丘状部222で旋回しながら螺旋状に上昇し、中央開口217を通って検煙室213に達する様子が示されている。
図4,5を用いて、外気4が検煙装置2の内部に進入し、煙が感知されるまでの経路を説明する。黒色の矢印は外気4の流れを表している。まず、図4の左端の矢印のように煙感知器に達した外気4は、カバー本体3下部の開口を抜け、検煙装置2下部の煙導入部22の側部に至る。煙導入部22の外周部分にはラビリンス223があるため、外気4はラビリンス223の隙間に進入する。そして外気4は、L字状に曲がったラビリンス223の隙間を抜けて丘状部222がある煙導入部22の内側の空間に達する。ラビリンス223の隙間を抜けた外気4は、煙導入部22の中心方向に対して右方に向けて放出される。外気4は、L字状のラビリンス223によって丘状部222の周囲を旋回するように流れ、丘状部斜面222cの曲面に沿って流れて、進行方向の左方へ曲がる。そして、外気4は反時計回りの一方向に回転しながら丘状部222の斜面を進む。その結果、外気4は、丘状部222を螺旋状に旋回して上昇し、丘状部頂部222aの近傍で中央開口217を抜け、検煙室213に達する。外気4に火災による煙が含まれていた場合、発光素子215の断続的な光5が煙により散乱し、受光素子216が散乱光を感知する。
外気4は、煙導入部22へ進入し、検煙装置2の内部でラビリンス223により曲折した後に丘状部222の上で旋回しながら上昇し、ある程度の距離を移動してから検煙室213に到達する。そのため、煙のような微小な粒子は外気4と共に検煙室213に到達することができるが、湯気の粒子は螺旋状の移動の間に気化して減少、消滅する。また、埃もその間に落下する。
また、湯気や埃は次のような事情によっても検煙室213に到達しにくい。火災による煙は、粒子の径が10μm以下であり、感知に十分な濃度で検煙室213に達することができる。これに対し、湯気の粒子の径は10~100μm程度あり、相対的に湯気の粒子の径が大きく質量が大きいため、遠心力の影響を受けて中心方向に向かいにくい。そのため、検煙室213に到達するまでの経路の距離はさらに長くなる。埃も煙より質量が大きいため、同様である。さらに、湯気や埃のように比較的質量の大きな粒子は、慣性によりラビリンス223や丘状部222に衝突して付着する事によっても減少する。
本実施例の検煙装置2では、ラビリンス223が外光を遮断する本来の機能を有するだけでなく、外気4の進行方向を丘状部222の中心からずらす機能も担っている。外気4は、進行方向が丘状部222の中心からずれることにより、丘状部斜面222cの曲面に沿って螺旋状に丘状部222の中心へ上昇することができる。そして、火災による煙を含む外気4は検煙部21に導かれ、煙が感知される。
図1に示した従来の二段式遮光構造による煙流入部材1では、外光と湯気、埃を遮断するために検煙室111と中央開口112との間に空間を設け、検煙室111と中央開口112は上下方向に離間している。さらに、高さのある突出部121を用いて湯気や埃による非火災報を抑制するため、検煙部11と煙導入部12が積層された二段式遮光構造は上下方向に厚みを有するものとなり、煙感知器を薄型にすることが難しい。しかし、本発明の実施例では、図5のように、外気4が回転しながら丘状部222の斜面である丘状部斜面222cを上昇し、中央開口217を通過して検煙室213に達する。従来における突出部121に突き当たった外気4の上方向への移動に替えて、外気4が丘状部222により螺旋状に上昇移動することにより、上下方向を薄くしつつ外気4の移動距離を長くする事ができる。そのため、実施例では二段式遮光構造の厚みを抑えて、薄型の煙感知器を実現することができる。
また本実施例の検煙装置2では、ラビリンス223の中や内側に停滞した湯気や埃が検煙室213に入り込んで非火災報が発生してしまうことを、丘状部222が防いでいる。前述のように、煙導入部22の中心部分では外気4は回転しながら上昇して検煙室213に至るため、重い湯気の粒子や埃は遠心力で内方へ向かいにくく、上昇できない。また、ラビリンス223の内側は丘状部底部222bの外周よりもさらに外周方向にあり、中央開口217は丘状部222の外周よりも内周方向にある。そのため、ラビリンス223と中央開口217は離間し外気4の旋回空間を確保している。湯気や埃が上昇できずに、ラビリンス223の内側にあるこの空間の下部やその外側に停滞しても、丘状部斜面222cがあるため湯気や埃は中央開口217の下方に到達しにくく、検煙室213へは到達しにくい。
<変形例>
煙導入部22の中心にある丘状部222は上記実施例のような円錐台形ではなく、円錐形でもよい。円錐形の丘状部は、検煙部21の下端に達しなければよい。また、丘状部頂部222a、丘状部斜面222cの一方又は両方が上側に膨らんだ形状をしていてもよい。この場合でも、丘状部の高さは検煙部21の下端に達しなければよく、周囲空間の高さの1/4~2/3とすることが望ましい。丘状部頂部222a、丘状部斜面222cの両方が上側に膨らんだ形状の一例としては、半球面より小さく球体の一部を切り取った球面形状がある。この構成では、膨らんだ丘状部頂部222aと丘状部斜面222cの間に境目が現れないものとなる。
丘状部222は、円錐台形や円錐形のように水平断面が円形であるものが好ましいが、多少の凹凸や直線部があるものでもよい。また、実施例では丘状部頂部222aや中央開口217は検煙部21の水平方向の中心に合わせて設けられており、対称性が高いためにどの方向からの煙も同様に検出する事ができるが、頂部や開口の位置は中心からずれていても良い。中央開口217は円形でない開口でもよく、多角形でもよい。
ラビリンス223における個々のラビリンス板の形状はL字状でなくても良い。ラビリンス板は曲線的なものや複数回曲折したものでも良く、ラビリンスを形成した際に遮光性を備え、外気を丘状部の中心から外れた方向へ誘導するものであればよい。ラビリンスが外気を丘状部の中心からずれた方向に誘導する構造であれば、図4,5に示した様に外気4が丘状部222を螺旋状に回転して検煙室213に至る。
一方、丘状部222を、その表面に螺旋状の凹凸を有したものとすれば、外気4は螺旋状に回転して検煙室に至る。この構成では、ラビリンスにより外気を丘状部の中心からずれた方向に誘導する必要はない。そして、図1に示した従来例のように、煙導入部の周囲部にラビリンスがなくてもよい。
1 煙流入部材、11 検煙部、111 検煙室、112 中央開口、12 煙導入部、
121 突出部、122 板状部、
2 検煙装置、21 検煙部、211 光学台、212 光学台カバー、213 検煙室、214 遮光壁、215 発光素子、215a 発光素子室、216 受光素子、216a 受光素子室、217 中央開口、22 煙導入部、221 煙導入カバー、222 丘状部、222a 丘状部頂部、222b 丘状部底部、222c 丘状部斜面、223 ラビリンス、3 カバー本体、4 外気、5 光

Claims (5)

  1. 検煙部と煙導入部とを備え、
    前記煙導入部はラビリンスを有し、
    前記煙導入部は、下方から前記検煙部へ向かって突出し、曲面の丘状部斜面を有した丘状部を前記煙導入部の中有し、前記ラビリンスは、取り込まれた外気をラビリンス板により前記丘状部の中心からずれた位置に導き、前記煙導入部の内部に取り込まれた外気を前記丘状部斜面の曲面に沿って一方向に回転させつつ上昇させて、前記検煙部の内部に設けた検煙室へ導入することを特徴とする煙感知器。
  2. 前記丘状部の立ち上がり角度は25~35°であり、
    前記煙導入部の外周全体を覆うように、外周側のラビリンス外板と、それに連続した内周側のラビリンス内壁とがL字状に接合してなるラビリンス板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の煙感知器。
  3. 前記丘状部の頂部の半径は、前記丘状部の半径の50~70%であることを特徴とする請求項1または2に記載の煙感知器。
  4. 前記丘状部の水平断面は円形であり、前記丘状部の高さが前記煙導入部の高さの1/4~2/3であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の煙感知器。
  5. 前記煙導入部において、前記丘状部の底部外周と前記ラビリンスの底部内側は、離間していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の煙感知器。
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