JP6470558B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents

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本発明は、外部からの煙を流入させると共に外部からの光を遮断するように間隙を介して並置された複数のラビリンス状の壁部を備えたハウジングと、前記ハウジングの内部に光を照射する発光部と、前記ハウジングの内部に流入した煙による散乱光を検知する受光部と、前記発光部に対して対向配置され、前記発光部から照射される光を反射する反射部と、を備えた光電式煙感知器に関する。
光電式煙感知器は、例えば、発光部と受光部とを有する光拡散式のセンサ部を備え、センサ部の内部に流入した煙によって散乱された発光部からの光を受光部が検出することで煙の存在を感知するものである。
例えば特許文献1には、光電式煙感知器として、発光部から照射される光を、発光部と受光部との各軸心どうしの交差地点を含む煙検知領域に向けて反射する反射板が、発光部に対して対向配置されている構成が知られていた。
特許文献1に記載の光電式煙感知器では、発光部と受光部との各軸心どうしが100°を下回る角度をなすように構成できるため、受光部は発光部から発された光の光束から十分に離間することとなり、受光部が発光部から発された光を直接検出してしまうことによる誤検出を減らすことができていた。さらにこの光電式煙感知器では、発光部に対して対向配置されている反射板が、発光部から照射される光を煙検知領域に向けて反射するため、煙検知領域に進入した煙によって生じる散乱光の輝度または光量が増し、感知能力の低下を抑制することができていた。
特開2010−20470号公報
一般に、特に壁面に設置した光電式煙感知器は、埃等の異物が上方から侵入しやすい環境にある。センサ部の内部に埃等が侵入すると、煙が不在である時にも散乱光を生じ、誤検出する虞がある。
従って、本発明の目的は、散乱光等の迷光による誤検出を抑制できる光電式煙感知器を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る光電式煙感知器は、外部からの煙を流入させると共に外部からの光を遮断するように間隙を介して並置された複数のラビリンス状の壁部を備えたハウジングと、前記ハウジングの内部に光を照射する発光部と、前記ハウジングの内部に流入した煙による散乱光を検知する受光部と、前記発光部に対して対向配置され、前記発光部から照射される光を反射する反射部と、を備えた光電式煙感知器であって、その第一特徴構成は、前記反射部は、前記発光部の光軸に対して傾斜した第一反射面と、前記第一反射面が反射した反射光を受ける第二反射面と、を備え、前記第二反射面における前記発光部の側は、前記光軸の側に傾斜しており、前記第二反射面における前記発光部の側の端部は、前記第一反射面における前記発光部の側の端部と比べて、前記発光部までの距離が等しいか、近距離に位置し、前記受光部は、前記第二反射面が反射した反射光を受ける位置に配設され、前記受光部および前記第二反射面の間には、当該反射光の一部を遮光する遮光壁を備えた点にある。
本構成によれば、反射部において、発光部からの光を第一反射面が反射し、その反射光を光軸の側に傾斜した第二反射面が受けることができるため、第二反射面の反射光を、光軸の側に位置する受光部の側に反射させることができる。
また、第二反射面における発光部の側の端部は、第一反射面における発光部の側の端部と比べて、発光部までの距離が等しいか近距離に位置するように構成してある。そのため、第一反射面の反射光を受光部の対面側に反射させ難くすることができる。
従って、反射部は、第一反射面の反射光の大部分を第二反射面を介して受光部に向けて反射させることができるため、当該反射光が受光部の対面側に反射した場合と比べて、迷光のレベルを大幅に低減することができる。よって、本発明の光電式煙感知器であれば、迷光による誤検出を抑制することができる。
また、本構成のように遮光壁を設けることで、第二反射面の反射光の一部、例えば当該反射光の光束の周縁部分を遮光して、遮光されなかった反射光を受光部に入射させることができる。これにより、反射光の光束の周縁部分を原因とする迷光のレベルを大幅に低減することができる。
よって、本構成の光電式煙感知器であれば、迷光による誤検出をより一層抑制することができる。
本発明に係る光電式煙感知器の第二特徴構成は、前記第二反射面における前記発光部の側の延長線が、前記発光部に向かうように構成した点にある。
本構成によれば、第二反射面をこのように傾斜させて配設することにより、第二反射面の反射光を受光部の側に良好に反射させることができる
本発明による光電式煙感知器を備えた火災警報器の外観図である。 光電式煙感知器に設けられた煙感知部の上面視概略図である。 煙感知部の断面図である。 煙感知部の断面分解図である。 煙感知部を裏面からみた分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜5に示したように、本実施形態では、本発明の光電式煙感知器を、最も一般的な屋内の垂直壁面に壁掛け式に取り付けて用いることを想定して作製された火災警報器1の煙感知部2に適用した場合について説明する。
図1(a),(b)に示すように、火災警報器1は、煙を感知する煙感知部2と、煙の感知を音声やブザー等の警報音によって報知する警報スピーカ部3と、同感知をLED等による光の点灯または点滅によって報知する警報ランプ4とを備える。
火災警報器1は、煙感知部2が煙を感知した時に、例えば煙の濃度が予め設定した閾値より高いか低いかを判断し、煙の濃度が閾値を超えている場合に火災と判定して、警報スピーカ3及び警報ランプ4を作動させる。作動した警報スピーカ3及び警報ランプ4は、警報停止ボタン5を操作することにより停止させることができる。火災警報器1の背面には、火災警報器1を壁材等に固定する取り付け部(図示しない)や、火災警報器1を駆動させる電池を収納する電池収納部(図示しない)等が設けてある。
煙感知部2は円筒状のハウジング21を備える。当該ハウジング21は、電源コネクタ(図示しない)や警報スピーカ部3等とともに、ハウジング21の内部に収容される基板6に配設される(図5)。
(ハウジング)
図2に示すように、ハウジング21は、外部からの煙を流入させると共に外部からの光を遮断するように間隙を介して並置された複数のラビリンス状の壁部23を備える。
ハウジング21の内部には煙を感知する煙感知室22が設けられている。壁部23は、例えば鉤状の形状を呈し、煙感知室22の周りを取り囲むようにして配設してある。これら鉤状の壁部23は、クランク状などの間隙部を介して多数並置することで、外部の光が煙感知室22に進入しないように遮断し、且つ、外部からの煙の流入を許すラビリンス構造を形成している。また、壁部23の外側には、煙感知室22に虫等が入り込むことによる誤検出を防止するための防虫網(図示しない)を設けてもよい。
ハウジング21の内部には、煙感知室22に近赤外線等の光を照射する発光部25と、ハウジング21の内部に流入した煙による散乱光を検知する受光部26とが設けてある。発光部25は、光源としての発光ダイオード等の発光素子25D、及び、発光素子25Dの前面に配置された集光レンズ25Lを発光部収容部25aの内部に備える。受光部26は、フォトダイオード等の受光素子26D、及び、受光素子26Dの前面に配置された集光レンズ26Lを受光部収容部26aの内部に備える。
さらに、発光部25から照射される光を反射する反射部27が、発光部25に対して対向配置されている。反射部27は矩形の樹脂面を、例えば2000番のコンパウンドで研磨することで反射率の高い鏡面状にした反射面を有する。
ハウジング21は、基板6に配設される。図5に示したように、ハウジング21の外周の裏面には直径方向に一対の爪部21Cが設けてあり、当該爪部21Cによって基盤6に固定することができる。
ハウジング21を基板6に配設した際、ハウジング21の裏面側の外周に凸設される凸設周部21Dが基板6と接触するが、当該外周以外に基板6と接触する接触領域29を、ハウジング21の裏面側に凸設してある。当該接触領域29は、発光部25および受光部26の少なくとも何れかが配設してある部位に対応する位置に突出して形成することができる。本実施形態では、発光部25および受光部26の部位に対応して形成した接触領域29aおよび接触領域29bをそれぞれ設ける場合について説明するが、これに限定されるものではない。
当該部位は、通常、基板6とハウジング21を接続し、かつ通電も行える接続ピン61を配設することができる。接触領域29a,29bは、上面視で略矩形状に形成することができるが、この形状に限定されるものではない。
接触領域29a,29bは、その一部が、基板6と離間するように凹状に形成してある凹設部29A(29Aa,29Ab)をそれぞれ有する。
凹設部29Aは、基板6とハウジング21を接続する接続ピン61の設置部29Bを含む。本構成では、凹設部29A(29Aa,29Ab)の設定領域を、少なくとも接続ピン61の設置部29B(29Ba,29Bb)の周辺とすることができる。
(発光部)
図2に示したように、発光部25は、発光素子25D及び集光レンズ25Lの光軸A1が例えば略水平となるように配置するとよい。集光レンズ25Lの外方側には遮光部25Aが形成してある。当該遮光部25Aは、受光部26側に位置する受光部側遮光部25A1の幅(図2において光軸A1に直行する方向の幅)より、受光部26の反対側に位置する反対側遮光部25A2の幅の方を大きく形成してある。このように、上面視で遮光部25Aを非対称に形成し、反対側遮光部25A2の方の幅を大きく形成することにより、受光部26の反対側に光が漏洩し難くすることができる。
発光部25の前面の一部は、発光部カバー部材25Bによって覆われている(図3,4)。本実施形態の発光部カバー部材25Bは、ハウジング21の上面側であるハウジング蓋部材21Aと一体的に配設してある。発光部カバー部材25Bの装着時において、発光部カバー部材25Bと、発光部25を収容する発光部収容部25aとの合わせ目25bが、発光部25の光軸A1に干渉しないように形成してある。また、発光部カバー部材25Bの下端部25Cも、発光部25の光軸A1に干渉しないように形成してある。当該下端部25Cを、発光部25の光軸A1に干渉しないように形成することで、発光部カバー部材25Bが発光部25から煙感知室22に照射する光を遮ることがない。
ハウジング蓋部材21Aには、発光部カバー部材25Bの外方側に発光部押え部材25Eが一体的に配設してある。当該発光部押え部材25Eの下端部25Fは、発光部25の厚み方向に略中間位置となるように形成してある。このように、発光部カバー部材25Bの下端部25Cと、発光部押え部材25Eの下端部25Fとは、ハウジング蓋部材21Aに対する高さが異なるように形成してある。
発光部25の発光部カバー部材25Bの合わせ目25bにおける角部は、薄肉に形成した薄肉部25Gを有する。本実施形態における当該薄肉部25Gは、前記角部において矩形状の薄肉部として形成してあるが、このような態様に限定されるものではない。また、本実施形態における当該薄肉部25Gの厚さは、発光部カバー部材25Bの厚さの半分程度に設定するのがよいが、これに限定されるものではない。
(受光部)
図2に示したように、受光部26は、受光素子26D及び集光レンズ26Lの光軸A2が、例えば発光部25の光軸A1と煙感知室22の略中央で約90°で交差するように配置するとよい。集光レンズ26Lの外方側には、上面視で台形状の空間である光トラップ部26Aが形成してある。当該光トラップ部26Aに入光した光は、当該光トラップ部26Aの内面で反射することにより集光レンズ26Lの側に入射し難くなり、誤検出の原因となる散乱光を受光部26に入射するのを未然に防止することができる。
受光部26の前面の一部は、受光部カバー部材26Bによって覆われている(図3,4)。本実施形態の受光部カバー部材26Bは、ハウジング21の上面側であるハウジング蓋部材21Aと一体的に配設してある。受光部カバー部材26Bの装着時において、受光部カバー部材26Bと、受光部26を収容する受光部収容部26aとの合わせ目26bが、受光部26の光軸A2に干渉しないように形成してある。また、受光部カバー部材26Bの下端部26Cも、受光部26の光軸A2に干渉しないように形成してある。当該下端部26Cを、受光部26の光軸A2に干渉しないように形成することで、受光部カバー部材26Bが煙感知室22から受光部26に入射する光を遮ることがない。
ハウジング蓋部材21Aには、受光部カバー部材26Bの外方側に受光部押え部材26Eが一体的に配設してある。当該受光部押え部材26Eの下端部26Fは、受光部26の厚み方向に略中間位置となるように形成してある。このように、受光部カバー部材26Bの下端部26Cと、受光部押え部材26Eの下端部26Fとは、ハウジング蓋部材21Aに対する高さが異なるように形成してある。
(反射部)
図2に示したように、反射部27は発光部25の光軸A1上に配置されている。煙感知部2は、光軸A1と光軸A2との交差地点を中心として広がる煙検知領域22Aに煙が進入した際に生じる散乱光を検出することで煙の存在を感知する。
反射部27は、ラビリンス状の壁部23とは別体で設けてもよいし、当該壁部23の一部として形成してもよい。本実施形態では、当該壁部23の一部として形成した場合について説明する。そのため、本実施形態の反射部27は、鉤状の壁部23と一体形成された形状となっている。
反射部27は、発光部25の光軸A1に対して傾斜した第一反射面27aと、当該第一反射面27aが反射した反射光を受ける第二反射面27bと、を備える。当該第二反射面27bにおける発光部25の側は、光軸A1に対して当該光軸A1の側に傾斜している。また、第二反射面27bにおける発光部25の側の端部は、第一反射面27aにおける発光部25の側の端部と比べて、発光部25までの距離が等しいか、近距離に位置するように構成してある。本実施形態では、第二反射面27bにおける発光部25の側の端部は、第一反射面27aにおける発光部25の側の端部より近距離に位置するように構成した場合について説明する。
一般に、迷光は、装置内部での光の反射や散乱、光学系の汚れ(油汚れ等)や傷、劣化などによる光の反射や散乱によって発生する。即ち、散乱光は、装置内部に侵入した埃や、台所の煙等に含まれる油成分等が付着した汚れ等を原因として、煙が不在である時にも発生する虞がある。
本発明における反射部27は、発光部25からの光を第一反射面27aが反射し、その反射光を光軸A1の側に傾斜した第二反射面27bが受けることができるため、第二反射面27bの反射光を、光軸A1の側に位置する受光部26の側に反射させることができる。
また、第二反射面27bにおける発光部25の側の端部は、第一反射面27aにおける発光部25の側の端部と比べて、発光部25までの距離が等しいか、近距離に位置するように構成してある。そのため、第一反射面27aの反射光を受光部26の対面側に反射させ難くすることができる。
従って、反射部27は、第一反射面27aの反射光の大部分を第二反射面27bを介して受光部26に向けて反射させることができる。
そのため、当該反射光が受光部26の対面側に反射した場合と比べて、迷光のレベルを大幅に低減することができる。よって、本発明の光電式煙感知器であれば、迷光による誤検出を抑制することができる。
第二反射面27bにおける発光部25の側の端部は、発光部25の光軸A1に干渉しないように構成してある。また、第二反射面27bにおける発光部25の側の延長線が、発光部25の中心に向かうように、第二反射面27bを傾斜させて構成してある。
第二反射面27bをこのように傾斜させて配設することにより、第二反射面27bの反射光を受光部26の側に良好に反射させることができる。
(壁部の形状)
前述した鉤状の壁部23のうち、反射部27が一体形成されない壁部23の形状(主に図2の下方の壁部23)は、概ね以下の通りである。即ち、ハウジング21の外周に沿って延びた壁本体31、壁本体31の時計方向端部から内径方向に延設された第1延長部32、壁本体31の反時計方向端部から内径方向に延設された第2延長部33を有する。第1延長部32はハウジング21の外周面に対して約45°の傾斜姿勢で延設されている。第2延長部33は、さらに、壁本体31の反時計方向端部から内径方向に略直角に延びた短い基端部33aと、基端部33aから約30°の角度で図の右側に傾斜して延びた中間部33bと、中間部33bの先端から左右に直角に延びた傾斜したフランジ状部33cとからなる。上述した設置角度は単なる一例であるため、これらに限定されるものではない。
壁本体31と、第1延長部32と、第2延長部33の基端部33aとは、互いに協働して内径側に開放された有底のカップ状を呈したポケット部23Pを構成している。このポケット部23Pは、主に上方の間隙を介してハウジング21内に侵入した埃をその底部に捕獲して蓄積する機能を有する。ポケット部23Pの底面は第1延長部32及び第2延長部33の基端部33aによって囲まれているため、ポケット部23Pの底部に溜まった埃がハウジング21内の気流や外部から伝わる振動によってハウジング21の内部で舞い上がり難くなっている。
基端部33aと中間部33bとフランジ状部33cの外径側部位とは、互いに協働して有底カップ状の空間を構成し、反時計方向に隣接する壁部23の第1延長部32がこの空間に向かって延びていることで、第1延長部32の外周に第1のコの字状流路L1が形成される。
同様に、フランジ状部33cの内径側部位と中間部33bと基端部33aと壁本体31と第1延長部32とは、やはり互いに協働して有底カップ状の空間を構成し、時計方向に隣接する壁部23のフランジ状部33cの外径側部位がこの空間に入り込むように延びていることで、フランジ状部33cの外径側部位の外周に第2のコの字状流路L2が形成される。
これらの2つのコの字状流路L1,L2が互いに連続的に接続されることで、一つの逆S字状のラビリンス部Lを形成している。
反射部27が一体形成された壁部23の形状は、平面視におけるその中心に形成された軸部34と、当該軸部34の両側に延設された腕部35,36を備えたものとなっている。腕部35には第一反射面27aが形成してあり、軸部34における光軸A1の側には第二反射面27bが形成してある。腕部35,36の先端には、ハウジング21の外周の側に向けて直角に延びたフランジ状部35a,36aがそれぞれ形成してある。当該フランジ状部35a,36aの外周においてもそれぞれコの字状流路が形成される。
光部26は、第二反射面27bが反射した反射光を受ける位置に配設してある。また、受光部26および第二反射面27bの間には、当該反射光の一部を遮光する遮光壁28を備える。当該遮光壁28の発光部25の側の延長線は、発光部25の中心に向かうように、遮光壁28を傾斜させて構成してある。
本構成のように遮光壁28を設けることで、第二反射面27bの反射光の一部、例えば当該反射光の光束の周縁部分を遮光して、遮光されなかった反射光を受光部26に入射させることができる。これにより、反射光の光束の周縁部分を原因とする迷光のレベルを大幅に低減することができる。
さらに、遮光壁28をこのように傾斜させて配設することにより、第二反射面27bの反射光を受けた遮光壁28の反射光の大部分を、受光部26の対面側に反射させることができる。
よって、本構成の光電式煙感知器であれば、迷光による誤検出をより一層抑制することができる。
遮光壁28における受光部26の側には、外部の光や埃の侵入を防止する凸状部28aが形成してある。当該凸状部28aにより、例えば5ミリ程度の大きさの比較的大きな埃を捕えることができる。
発光部25の集光レンズ25Lと受光部26の集光レンズ26Lとの間には、発光部25から受光部26へ向かう直接光を遮断する遮断壁24が設けてある。従って、発光部25から発される光が受光部26にそのまま到達することはなく、受光部26は煙感知室22に煙が流入した時に煙によって形成される散乱光のみを受光できるようになる。
遮断壁24は僅かながら煙検知領域22Aの外側に位置し、且つ、受光部26の光軸A2から十分に外れるように配設してある。従って、仮に埃が遮断壁24の上に堆積しても、当該埃を原因とする散乱光が受光部26によって検出され難くなる。
煙検知領域22Aには、概ね当該煙検知領域22Aと重複するように、集合溝部37が形成してある。当該集合溝部37は、本実施形態では、ハウジング21の上面側であるハウジング蓋部材21Aおよび下面側であるハウジング本体21Bの両方に、複数の溝部37aから構成される集合溝部37A,37Bをそれぞれ形成した態様とした場合について説明する。各溝部37aは、略垂直に形成される垂直壁37bと、傾斜して形成される傾斜壁37cによって形成される。当該垂直壁37bは、受光部26に対面するように形成される。
ハウジング21内に侵入した埃は、煙検知領域22Aにおいて落下する場合、集合溝部37に落下する。このとき、埃は傾斜壁37cに堆積する。傾斜壁37cは受光部26に対面しないように形成されているため、傾斜壁37cに堆積した埃を原因とする散乱光は、受光部26によって検出され難くなる。
本発明は、外部からの煙を流入させると共に外部からの光を遮断するように間隙を介して並置された複数のラビリンス状の壁部を備えたハウジングと、前記ハウジングの内部に光を照射する発光部と、前記ハウジングの内部に流入した煙による散乱光を検知する受光部と、前記発光部に対して対向配置され、前記発光部から照射される光を反射する反射部と、を備えた光電式煙感知器に利用できる。
A1 光軸
21 ハウジング
23 ラビリンス状の壁部
24 遮断壁
25 発光部
26 受光部
27 反射部
27a 第一反射面
27b 第二反射面

Claims (2)

  1. 外部からの煙を流入させると共に外部からの光を遮断するように間隙を介して並置された複数のラビリンス状の壁部を備えたハウジングと、
    前記ハウジングの内部に光を照射する発光部と、
    前記ハウジングの内部に流入した煙による散乱光を検知する受光部と、
    前記発光部に対して対向配置され、前記発光部から照射される光を反射する反射部と、を備えた光電式煙感知器であって、
    前記反射部は、前記発光部の光軸に対して傾斜した第一反射面と、
    前記第一反射面が反射した反射光を受ける第二反射面と、を備え、
    前記第二反射面における前記発光部の側は、前記光軸の側に傾斜しており、前記第二反射面における前記発光部の側の端部は、前記第一反射面における前記発光部の側の端部と比べて、前記発光部までの距離が等しいか、近距離に位置し、
    前記受光部は、前記第二反射面が反射した反射光を受ける位置に配設され、前記受光部および前記第二反射面の間には、当該反射光の一部を遮光する遮光壁を備えた光電式煙感知器。
  2. 前記第二反射面における前記発光部の側の延長線が、前記発光部に向かうように構成してある請求項1に記載の光電式煙感知器
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