JP2009199518A - 煙検知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、外側に突出させた突起を防虫網に設けることにより、防虫網に沿った煙の流れを遮断して、防虫網内部へ煙を誘導させることのできる煙検知器を提案することを目的とする。
【解決手段】周設された複数のラビリンス壁13を覆う多孔状の防虫網33に対して、その外周面より外部に突出させた遮断板34を備える。この遮断板34が、防虫網33に沿う煙流に対する遮断板として機能する。即ち、防虫網33に沿って流れる煙は、その流れが遮断板34によって遮断されることによって、ラビリンス壁13同士の間隙に向かって誘導され、光学室内部に流入することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、煙量の検知を行う煙検知器に関するもので、特に、煙に光を照射して得られた散乱光を受光することで煙量の検知を行う光電式の煙検知器に関するものである。
一般に、火災を報知する火災報知用の警報器として、室内の温度を検出する熱感知素子を備えた熱感知式の警報器や、煙検知器を備えた煙検知式の警報器や、両方式を備えた警報器などが提供されている。熱感知式の警報器は、熱感知素子により検出された温度が高温となったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う。一方、煙検知式の警報器は、煙検知器が測定した煙量が多くなったときに、火災が発生したものと判断して、警報の発報を行う。そして、煙検知式の警報器に利用される煙検知器として、煙への光照射に基づく散乱光を受光したときの受光量によって煙量の検知を行う、光電式の煙検知器が提供されている。
このような煙検知器として、本出願人は、特許文献1に示すような、たばこの煙や水蒸気が誘導されにくく、火災による煙が誘導されやすい煙感知器を提案している。この特許文献1に示される光電式の煙検知器を備えた、従来の警報器の構成について、図10の分解斜視図を参照して簡単に説明する。
図10に示す警報器は、発光ユニット及び受光ユニット等の光学系部品を備えた光学基台1と、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDの光学系素子や各種回路部品が実装される回路基板2と、発光ユニット及び受光ユニットが挿入される光学室の内部に虫などが侵入するのを防止する防虫カバー3と、火災を検知すると警報音を鳴動する板状スピーカ4と、板状スピーカ4及び防虫カバー3を囲う保護カバー5と、回路基板2を内蔵する筐体6とを、有する。尚、図10の分解斜視図は天地が逆になっており、紙面下方側が天井面等の設置面側となる。
筐体6は、その裏面が設置面に当接されて固定される略円盤状の基台60と、この基台60の外周縁より設置面から離れる方向に突出させたリング状の側壁61と、この側壁61における基台60に覆われる端部と逆側の端部を覆う略円盤状の主部62とを有する。この筐体6における主部62は、側壁61との接続部分から中心に向かって、設置面と逆方向に盛り上がった形状となり、その中心部分には円状の開口部63が形成される。
このような構成の筐体6に対して、その内部に回路基板2が収容されるとともに、光学基台1、防虫カバー3、及びスピーカ4が収容された保護カバー5を筐体6の開口部63に挿入することで、主部62の開口部63より突出した状態に組み付けられる。そして、筐体6内部に設置される回路基板2には、光学基台1と対向する面に、発光素子を構成する発光ダイオードLと、受光素子を構成するフォトダイオードPDとが実装されるとともに、各部の動作を制御する制御回路などの複数の回路部品が搭載される。
煙検知用の光学室が構成される光学基台1は、略円板状の底板11と、底板11の縁部に回路基板2に向かって突出した周壁12とを備える。そして、底板11の防虫カバー3と対向する面には、プリズムガラスなどで構成される発光ユニット及び受光ユニットを取り囲むように、複数のラビリンス壁13が周設けられている。又、この光学基台1は、回路基板2上の発光ダイオードL及びフォトダイオードPDをそれぞれ収容する収容部14,15が、一体に形成される。この収容部14,15それぞれに、光学基台1の底板11を貫通して、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDそれぞれが収容されることで、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDを外来ノイズからシールドすることができる。
防虫カバー3は、虫や埃等が光学基台1で構成される光学室内に入らないように防虫網33を有した構造としている。そして、この防虫網33を保持する外枠31は、光学基台1との対向する側の端部が光学基台1の周壁12と嵌合されるように構成されるとともに、反対側の端部にスピーカ4を収納する丸穴32が設けられる。又、スピーカ4は、保護カバー5の底部51に載置され、取付状態においては、防虫カバーの丸穴32に嵌り込む形状になっている。更に、保護カバー5は有底円筒状に形成され、その周壁52には周方向に沿って開口部52aが形成されており、該開口部52aから煙が流入するようになっている。
この図10に示す構成の警報器では、保護カバー5の開口部52aの間隙より流入される煙が、更に、防虫カバー3に設けられた防虫網33の孔を通過して、光学基台1で構成される光学室内に誘導される。そして、光学基台1においては、周設されたラビリンス壁13の内側に構成される光学室内に煙が流入することで、発光ダイオードLからの光が煙に照射されて、光学室内で散乱光が発生する。この光学室内の散乱光をフォトダイオードPDによって受光すると、その受光量に応じた電気信号に変換して、回路基板2上に搭載された制御回路に与えることで、煙量の検知が成される。即ち、防虫カバー3に覆われた光学基台1と、回路基板2上の発光ダイオードL及びフォトダイオードPDとによって、煙検知器が構成されている。
特開平09−153187号公報
この図10に示す警報器における光学基台1及び防虫網33で構成される光学室周辺の、スピーカ4側から見た概略平面図を、図11に示す。図11に示すように、周設されたラビリンス壁13の外周側を覆うように、多孔構造となる防虫網33が設置されている。このため、図中の矢印のように、警報器の外部を流れている煙は、防虫網33に設けられる孔が小さいことにより、防虫網33に沿って流れてしまう。これにより、光学室内に流入される煙量が低減し、煙検知に対する感度が低下するという問題があった。
このような問題に鑑みて、本発明は、外側に突出させた遮断板を防虫網に設けることにより、防虫網に沿った煙の流れを遮断して、防虫網内部へ煙を誘導させることのできる煙検知器を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の煙検知器は、光源となる発光素子と、該発光素子からの光に基づく散乱光を受光する受光素子と、間隔を有して環状に周設されることでその内側に光学室を形成する複数のラビリンス壁と、前記光学室の外側に設置される防虫網とを備え、前記光学室内部で前記発光素子からの光が外部からの煙に照射されることで発生する散乱光を前記受光素子が受光して煙量の検知がなされる煙検知器において、前記防虫網の外周面から外側に突出した形状の1以上の遮断板が前記防虫網の外周面に沿って設けられることを特徴とする。
このような煙検知器において、前記防虫網の外周面に沿って突出した前記遮断板が設けられることにより、前記防虫網の外周面に沿う煙流が、当該遮断板によって遮断されるため、結果的に、前記防虫網に設けられた微小な孔に煙を誘導することができる。
このとき、前記防虫網が、前記ラビリンス壁の外側を覆うとともに、前記遮断板が、前記ラビリンス壁の外側の端部となる基端部に整列して配置されるものとし、前記ラビリンス壁の間隙が前記遮断板によって遮蔽されることのない構成とすることで、前記光学室内への煙の流入が妨げられることを防ぐことができる。
又、前記発光素子及び前記受光素子のそれぞれを覆う2つの収容部を前記光学室内に備えるとき、前記遮断板を、前記収容部に対応する位置、換言すれば、前記光学室内への煙の流入を妨げない位置に配置するものとしてもよい。
上述の各煙検知器において、前記遮断板が、前記防虫網と一体に成形されるものとしてもよい。これにより、薄い多孔板を環状に形成することで構成される前記防虫網の剛性を、前記遮断板によって高めることができるだけでなく、金型成型により形成される場合の樹脂の成型流動性を良好なものとし、成型品となる前記防虫網の歩留まり率を低下させることができる。
又、前記防虫網が、少なくとも一部の前記ラビリンス壁同士の間隙に挿入されて設置されるとともに、前記遮断板が、前記防虫網を介在して設置された前記ラビリンス壁における前記防虫網よりも外側部分によって構成されるものとしてもよい。即ち、前記防虫網に設けられた孔の大きさよりも幅の広い間隙が相互に設けられた前記ラビリンス壁によって、前記防虫網に沿う煙流を遮断し、前記光学室内に煙を誘導することができる。
このような煙検知器において、更に、前記光学室内に、前記発光素子及び前記受光素子のそれぞれを覆う2つの収容部と、前記収容部間を結ぶ経路上に設けられるとともに、前記発光素子からの光の前記受光素子に対する直接の入射を遮断する遮光壁と、を備え、前記防虫網の一部が、前記遮光壁が設けられる前記収容部間を結ぶ経路上で、且つ前記ラビリンス壁の内側に設けられるものとしてもよい。
上述の各煙検知器において、前記遮断板を、前記光学室の中心から放射状となる方向に突出させるものとしてもよいし、前記ラビリンス壁の外側部分を延長させた方向に突出させるものとしてもよいし、前記防虫網に設けられた孔の貫通させた方向と平行となる方向に突出させるものとしてもよい。
上述の各煙検知器において、更に、前記ラビリンス壁が、前記防虫網と一体に成形されるものとしてもよい。これにより、薄い多孔板を環状に形成することで構成される前記防虫網の剛性を、前記ラビリンス壁によって高めることができるだけでなく、金型成型により形成される場合の樹脂の成型流動性を良好なものとし、成型品となる前記防虫網の歩留まり率を低下させることができる。
本発明によると、防虫網の外周面に沿って突出した遮断板が設けられることにより、防虫網の外周面に沿う煙流を遮断板によって遮断することができる。これにより、遮断板によって遮断された煙が、防虫網に設けられた微小な孔に誘導されることとなり、光学室内に流れ込む煙量を増加させることができ、煙検知器における感度を上昇させることができる。
以下に、本発明の煙検知器の実施の形態について、例えば、上述した図10に示す煙検知式の警報器に採用したものを代表して説明するが、この図10に示す構成の警報器に限定するものではなく、以下で説明する光学室周辺の構成を備える煙検知器であれば、他の構成のものでも採用可能である。又、以下の各実施形態では、その特徴部分となる光学室周辺の構成を中心に説明するものとし、その他の部分の構成などについては、上述の図10の警報器における説明を参照し、その詳細な説明は省略する。
<第1の実施形態>
本発明における第1の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図1の平面図は、上述のように図10の警報器に組み込まれた煙検知器において、スピーカ4側から見た概略図であり、図11に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図1に示すように、本実施形態の煙検知器は、光学基台1(図10参照)における底板11の外周側に周設された複数のラビリンス壁13によって光学室が構成され、この光学室内には、回路基板2(図10参照)に電気的に接続された発光ダイオードL及びフォトダイオードPDを収容する収容部14,15と、発光ダイオードLからの放射光が直接フォトダイオードPDに入射されることを防ぐ遮光壁16とが、設けられる。
又、周設された複数のラビリンス壁13を覆うように、ラビリンス壁13の外側の基端部よりも更に外周側に、虫や埃が光学室内に侵入することを防ぐ多孔状の防虫網33が設置され、この防虫網33に当接するとともに更に外側に突出させた遮断板34が、防虫網33の外周面に沿って設けられる。この図1に示す光学室周辺の構成を備える煙検知器における、光学室周辺における各構成部品の詳細について、以下に説明する。
ラビリンス壁13は、図1の平面図のように、「く」の字形状に屈曲させた底板11と平行な断面を底板11に対して垂直な方向に連続に延ばした構造とされる。これにより、ラビリンス壁13の基端部外側からの外光の入光を妨げることができ、複数のラビリンス壁13の内側の先端部が断続的に配置されて形成される空間を、煙検知用の光学室として構成することができる。このラビリンス壁13は、周方向に隣接したもの同士に間隙が設けられて設置されるため、外部から流入する煙は、ラビリンス壁13間にできる間隙による通路を通過して、ラビリンス壁13の先端部側の光学室内に誘導される。
このラビリンス壁13と略同心円状となる位置に配置される収容部14,15はそれぞれ、内側の光学室側に向かって開口されて、その底板11と平行な断面が「コ」の字形状に構成される。即ち、その発光部を内側の光学室側に向けて、発光ダイオードLが配置されるとともに、この発光ダイオードLの発光部よりも内側に対応する位置に、収容部14の開口部が設けられることで、発光ダイオードLからの光が光学室内に出射される。同様に、その受光部を内側の光学室側に向けて、フォトダイオードPDが配置されるとともに、このフォトダイオードPDの受光部よりも内側に対応する位置に、収容部15の開口部が設けられることで、光学室内の散乱光による入射光がフォトダイオードPDに入射される。
又、発光ダイオードLとフォトダイオードPDとが、それぞれの光軸が底板11と平行な面で平行とならずに交差する位置に設置される。そして、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDそれぞれは、その発光部及び受光部以外が収容部14,15により覆われるとともに、発光ダイオードLとフォトダイオードPDとを結ぶ直線上に、内側の光学室側に向かって分岐させた「Y」の字形状となる遮光壁16が設置される。
これにより、収容部14,15及び遮光壁16によって、発光ダイオードLからの光がフォトダイオードPDに直接入射されることが防がれる。よって、発光ダイオードLからの光が光学室内に流入した煙に照射されることで発生する散乱光の光のみを、フォトダイオードPDで受光することができ、フォトダイオードPDの受光量が、光学室内の煙による散乱光の光量を表すこととなる。
このように、ラビリンス壁13、収容部14,15、及び遮光壁16が底板11上に設置される光学基台1を覆うように、光学基台1の外周側に、煙以外の埃や虫が通過不可能となる微細な孔が設けられた多孔状の防虫網33が設置される。この防虫網33が設けられることで、光学基台1の内側に構成される光学室内部に、煙以外の埃や虫が入り込むことを防ぐことができる。そのため、埃や虫による迷光を防いで、光学室内において煙の検知のみを行うことができる。
更に、この防虫網33の外周面から突出させた遮断板34が、防虫網33の周面に沿って複数設置されるとともに、その防虫網33との当接部分がラビリンス壁13の外側の基端部と防虫網33を介在して相対する位置に配置されるように、整列される。これにより、防虫網33の外周面より突出させた遮断板34が、ラビリンス壁13の基端部より突出させたものと同等とすることができ、隣接するラビリンス壁13による間隙が遮断板34により覆われることを防ぐことができる。又、遮断板34の防虫網33より突出する方向は、光学室の中心からの放射方向とされる。即ち、図1のように、底板11が円盤状となる場合は、遮断板34の突出方向が底板11の径方向となり、防虫網33の外周面に対して垂直な方向となる。
この遮断板34が設けられることによって、本実施形態の煙検知器は、防虫網33に設けられる微細な孔に煙を通過させて、防虫網33に覆われた光学室内部に煙をより多く流入させることができる。この防虫網33の外周面に設けられた遮断板34の機能について、図1の矢印によって示す煙の流れを参照して、以下に説明する。
[発明が解決しようとする課題]で説明したように、外部より流れ込む煙の流れは、煙検知器に設けられた防虫網33に衝突すると、図11の矢印に示すように、防虫網33に沿って煙が流れる。本実施形態の煙検知器においても同様、図1の矢印に示すように、外部から流れ込んで防虫網33に衝突した煙は、防虫網33に沿った流れを形成する。この防虫網33に沿った流れとなる煙流は、十分な流速を有するため、上述したように、防虫網33の微小な孔に向かう煙の量が少なくなり、防虫網33を通過する煙量が低減させる原因となる。
これに対して、図1に示すように、防虫網33より突出した形状の遮断板34が設けられることで、防虫網33の外周面に沿った煙流が遮断板34により遮られる。即ち、防虫網33の外周面に沿って流れる煙は、その流れが遮断板34によってせき止められ、その流速を低下させることができる。又、遮断板34が、光学室に対して放射させた方向に突出しているため、遮断板34の突出させた外側(防虫網33との当接部分と逆側)の端部で衝突した煙が、遮断板34に沿って防虫網33側に流れる。
よって、図1の矢印のように、遮断板34の外側から内側に向かう方向の流れが形成され、この流れに沿って煙が流れるため、防虫網33に向かって煙が流れることとなる。このとき、遮断板34により煙流の流速も低下するため、防虫網33の外周面に到達した煙の多くが、防虫網33を貫通させた微小な孔を通過して、ラビリンス壁13の基端部に誘導される。これにより、防虫網33の内側に設けられたラビリンス壁13の間隙に、外部からの煙を多く通過させて、より多くの煙を光学室内に流入させることができる。
このように、本実施形態では、外側に向かって突出させた遮断板34を、防虫網33の外周面に設けることによって、防虫網33を通過させる煙の量を増加させて、結果的に、光学室内へ流入させる煙の量を増加させることができる。よって、光学室内へ流入される煙量を増加させることができるため、煙検知器における煙の検出感度を高めることができる。
尚、本実施形態における遮断板34は、防虫網33と別部品として構成してもよいが、防虫網33と一体成型されることで、その部品点数を低減させるものとしてもよい。図2及び図3に示す平面図には、遮断板34xと共に一体成型される防虫網33x,33yの構成を示す。尚、図2では、遮断板34xのみと一体成型される防虫網33xの構成を示し、図3では、遮断板34xだけでなく、ラビリンス壁13及び収容部14,15とも一体成型される防虫網33yの構成を示す。
図2に示す防虫網33xは、環状に形成された薄い多孔板の外周面に、外側に突起させた遮断板34xが接続された構成となる。又、図3に示す防虫網33yは、周設されるラビリス壁13の基端部側の間隙を覆うように、このラビリンス壁13の基端部側の間隙に薄い多孔板が嵌められるとともに、一部のラビリンス壁13の基端部に遮断板34xを接続させた構成となる。
この図2及び図3に示す構成の防虫網33x,33yはそれぞれ、環状に形成された薄い多孔板のみで構成される防虫網33と比べて、遮断板34xやラビリンス壁13及び収容部14,15などの他の部品と連設されるように一体成型された構成となるため、その剛性を高めることができる。特に、図3の防虫網33yにおいては、周設されたラビリンス壁13と一体成型化されるため、その効果がより大きくなる。
又、防虫網33,33x,33yはそれぞれ、金型に樹脂を流し込むことにより成型される。このとき、他の部品と連設されることのない防虫網33の場合、樹脂を流し込む金型の溝が狭いため、十分に樹脂が流れ込まずに不良品となってしまうことが多く、歩留まりの原因となる。それに対して、防虫網33x,33yでは、遮断板34xやラビリンス壁13及び収容部14,15などの他の部品と一体成型がなされるため、成型流動性をよくすることができ、その歩留まり率を低下させることができる。特に、図3の防虫網33yにおいては、周設されたラビリンス壁13と一体成型化されるため、その効果がより大きくなる。
<第2の実施形態>
本発明における第2の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図4の平面図は、図1の平面図と同様、図10の警報器におけるスピーカ4側から見た概略図であり、図1に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態の煙検知器は、遮断板34の形状が、第1の実施形態における煙検知器(図1参照)と異なり、遮断板34の防虫網33側と当接した端部に近接する位置における、ラビリンス壁13の屈曲部から基端部へ延びた方向と同一方向に突出させた形状となる。即ち、このラビリンス壁13、防虫網33、及び遮断板34の関係により、複数のラビリンス壁13の一部の基端部を防虫網33より外側に延長させたものと等しい形状となる。この遮断板34の形状以外の構成については、第1の実施形態と同様とするため、その詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態における煙検知器は、ラビリンス壁13の屈曲部から基端部側への延出方向と同方向に、遮断板34を防虫網33の外周面から突出させた形状となる。そのため、ラビリンス壁13の屈曲部から基端部側に構成される間隙による通路を、防虫網33よりも外部に延ばすととともに、その通路の片側の壁を開放させたものと等しい形状となる。
これにより、第1の実施形態と同様、外部から流れてくる煙が防虫網33に衝突して、防虫網33に沿った煙流が形成されるとき、この防虫網33に沿う煙流を遮断板34でせき止める。そして、この遮断板34による煙流のせき止めに基づいて、遮断板34の外側の端部から防虫網33に向かう煙流が形成される。このとき、本実施形態では、遮断板34の突出方向が、ラビリンス壁13の基端部側の延出方向と同一となるため、ラビリンス壁13の基端部側の延出方向に沿った煙流が、遮断板34によって形成される。
よって、ラビリンス壁13間の間隙に煙が流入しやすくなるため、防虫網33の微小孔を通過してラビリンス壁13の間隙に流入する煙量が増加させることができる。又、このラビリンス壁13の間隙に流入した煙も、その流れの方向が、ラビリンス壁13に沿ったものとなるため、ラビリンス壁13の先端部における光学室まで誘導されやすくなる。その結果、光学室に流れ込む煙量を多くするだけでなく、光学室までの煙の到達時間を短くすることができ、煙検知器の感度を更に高めることができる。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、図2の防虫網33xのように、図4のような形状の遮断板と防虫網とが一体成型されるものとしてもよいし、図3の防虫網33yのように、更にラビリンス壁13及び収納部14,15とも一体成型されるものとしてもよい。このようにすることで、第1の実施形態で説明した通り、防虫網の剛性を高めるだけでなく、成型時の樹脂の成型流動性をよくして、その歩留まり率を低下させることができる。
<第3の実施形態>
本発明における第3の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図5の平面図は、図1の平面図と同様、図10の警報器におけるスピーカ4側から見た概略図であり、図1に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態の煙検知器は、遮断板34の形状が、第1の実施形態における煙検知器(図1参照)と異なり、防虫網33に設けられた微小な孔33a(図6参照)の貫通方向と同一方向に突出させた形状となる。図6には、この防虫網33の孔33aと遮断板34との関係を示すために、図5において一点鎖線で示される領域Aの拡大断面(底板11に平行な平面による断面)を示す。尚、本実施形態において、この遮断板34の形状以外の構成については、第1の実施形態と同様とするため、その詳細な説明は省略する。
防虫網33は、環状となる薄い多孔板を樹脂により成型して構成するため、内側から外側に貫通させる孔33aを放射状に形成するには、成型のための金型の製造が困難なものとなる。そのため、金型製造を簡単なものとするために、防虫網33の構造として、図6に示すように、孔33a全ての貫通させる方向を平行な方向としているものが多く使用されている。
そのため、第1及び第2の実施形態(図1及び図4参照)のように遮断板34の突出方向を決定した場合、孔33aの貫通方向と異なる方向に遮断板34が突出するものがあり、孔33aに対する流入が困難となる煙流を形成してしまう場合がある。これに対して、本実施形態においては、孔33aと同一方向に遮断板34が突出することとなるため、遮断板34によって形成される煙流の方向が、孔33aを通過させる方向と同一方向となり、結果、防虫網33内部への誘導をより円滑に行える。
尚、実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様、図2の防虫網33xのように、図5のような形状の遮断板と防虫網とが一体成型されるものとしてもよいし、図3の防虫網33yのように、更にラビリンス壁13及び収納部14,15とも一体成型されるものとしてもよい。
<第4の実施形態>
本発明における第4の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図7の平面図は、図1の平面図と同様、図10の警報器におけるスピーカ4側から見た概略図であり、図1に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態の煙検知器は、第1の実施形態における煙検知器(図1参照)に更に、収納部14,15に対応する位置において、防虫網33より外側に突出させた遮断板34aを備えた構成となる。即ち、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDそれぞれの外側(光学室と逆側)を遮光する収納部14,15の外周側の壁と、防虫網33を介在して相対する位置に、遮断板34aが設けられる。追加した構成となる遮断板34a以外の構成については、第1の実施形態と同様とするため、その詳細な説明は省略する。
このように本実施形態の煙検知器では、収納部14,15の設置位置から煙の流入が不可能であることより、収納部14,15それぞれの外周側の壁と同一面となる断面を防虫網33の外周面から放射状に突出させた形状となる遮断板34aを、収納部14,15それぞれに対応する位置に設置する。これにより、遮断板34aが、ラビリンス壁13の基端部に対応する位置に設置された遮断板34と同様、防虫網33の外周面に沿う煙流をせき止めて、防虫網33の孔へ煙を通過させて光学室内部に誘導させることができる。
尚、本実施形態において、遮断板34の形状を、第2の実施形態(図4参照)のように、ラビリンス壁13の基端部側の延出方向に突出させた形状としてもよいし、又、第3の実施形態(図5及び図6参照)のように、防虫網33の孔33aの貫通方向に突出させた形状としてもよい。このとき、更に、遮断板34aについても、収納部14,15それぞれの外周側の壁と同一の面を、第2の実施形態の遮断板34と同様に、当該収納部14,15に配置されると仮定されるラビリンス壁の基端部側の延出方向に延出させた形状としてもよいし、又、第3実施形態の遮断板34と同様に、防虫網33の孔33aの貫通方向に延出させた形状としてもよい。
又、本実施形態においても、第1の実施形態における図2及び図3の防虫網33x,33yと同様、遮断板34,34aと共に一体成型されるものとしてもよい。即ち、本実施形態においては、図2及び図3の構成の防虫網33x,33yのそれぞれに、更に遮断板34aを同時に成型することで、図2及び図3の構成と比べて更に剛性の高い一体成型品として構成することができる。
<第5の実施形態>
本発明における第5の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図8の平面図は、図4の平面図と同様、図10の警報器におけるスピーカ4側から見た概略図であり、図4に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の煙検知器は、第1の実施形態における煙検知器(図4参照)と異なり、防虫網33zに対してラビリンス壁13の基端部側を外側に突出させた形状として、このラビリンス壁13における防虫網33zの外周面からの突出部分を遮断壁として機能させることで、遮断壁34(図4参照)を省略した構成となる。即ち、ラビリンス壁13の屈曲部と基端部との間の位置における、ラビリンス壁13同士の間隙に、防虫網33zを嵌めて設置した構造となる。このラビリンス壁13と防虫網33zとの関係以外の構成については、第1の実施形態と同様とするため、その詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、上述したように、ラビリンス壁13の屈曲部の外側から基端部の一部を、防虫網33zの外周面から突出させた構成とすることで、この突出部分を、第2の実施形態における遮断壁34(図4参照)と同様の機能を備えたものとする。このとき、周方向に隣接するラビリンス壁13同士によって形成される間隙の間隔は、防虫網33zに構成される孔よりも広いため、第2の実施形態のように防虫網33(図4参照)を最外周に設置した場合と比べて、その周方向に沿った煙流の発生を抑えることができる。
又、周方向に沿った煙流が発生したとしても、その流れに近い方向に周方向に、隣接するラビリンス壁13同士によって形成される間隙が開口するため、ラビリンス壁13によって形成される間隙に煙が誘導されやすくなる。更に、このラビリンス壁13の間隙による通路により、煙を光学室内部に誘導する流れが方向付けられるため、防虫網33zの孔を通過しやすくなり、光学室内部まで誘導される煙量を増加させることができる。
このように構成されるとき、防虫網33zとラビリンス壁13を別部品としてもよいし、第1の実施形態における図3と同様、収容部14,15と共に防虫網33zとラビリンス壁13とが一体成型されるものとしてもよい。尚、防虫網33zとラビリンス壁13を別部品とする場合、ラビリンス壁13同士の間隙、及び、収納部14,15とラビリンス壁13との間隙それぞれに嵌合される多孔板部分を櫛状に連接した形状として、防虫網33zが形成されるものとしてもよい。このとき、図8の紙面に対して垂直な方向から防虫網33zを挿入することで、それぞれの間隙に、防虫網33zの多孔板部分を嵌合させることができる。
<第6の実施形態>
本発明における第6の実施形態の煙検知器について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。尚、図9の平面図は、図8の平面図と同様、図10の警報器におけるスピーカ4側から見た概略図であり、図8に示す構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態の煙検知器は、第5の実施形態における煙検知器(図8参照)と異なり、防虫網33zの代わりに(図8参照)、収容部14,15を結ぶ経路よりも外側に位置する部分において、ラビリンス壁13の先端よりも内側に多孔板が設置されることとなる防虫網33wを備えた構成となる。即ち、防虫網33wを、底板11と平行となる面に対して「D」の字状となる環状の形状として、収納部14と遮光壁16とにより形成される間隙、及び、収納部15と遮光壁16とにより形成される間隙にも嵌合させる。これにより、遮光壁16よりも外側で且つ収納部14,15の間に設けられたラビリンス壁13が、防虫網33wよりも外側に設けられることとなる。この防虫網33w以外の構成については、第5の実施形態と同様とするため、その詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態では、防虫網33wの一部をラビリンス壁13の先端部よりも内側に形成するため、防虫網33z(図8参照)のように、その多孔板部分を全てラビリンス壁13により形成される間隙に嵌合させた場合と比べて、光学室内への煙の流入量を増加させることができる。即ち、ラビリンス壁13の間隙のように狭い通路において、微小な孔で形成される防虫網33wによる多孔板が設置された部分については、この多孔板の設置部分において、煙流の淀みが発生する恐れがあり、この淀みにより光学室内への流入が妨げられる場合がある。
よって、本実施形態の防虫網33wの一部を、ラビリンス壁13の先端部よりも内側に形成することで、少なくともこの一部分においては、ラビリンス壁13の先端部まで流入しやすくなる。又、当該部分については、ラビリンス壁13間の間隙よりも広い、収納部14,15それぞれと遮光壁16とにより間隙に、防虫網33wの多孔板部分が設けられることとなるため、光学室内への流入量の抑制率も低くなる。
更に、本実施形態においては、この防虫網33wのラビリンス壁13の先端部よりも内側に形成する部分が、フォトダイオードPDへの入光を規制する遮光壁16の設置部分側に設けられる。これにより、煙量を検知するための発光ダイオードLの発光領域とフォトダイオードPDの受光領域への埃又は虫の進入を防ぐことができるだけではなく、防虫網33wが原因となる迷光の発生も防ぐことができる。
又、本実施形態においても、第5の実施形態と同様、防虫網33wとラビリンス壁13を別部品としてもよいし、第1の実施形態における図3と同様、収容部14,15と共に防虫網33wとラビリンス壁13とが一体成型されるものとしてもよい。尚、本実施形態において一体成型が成される場合、遮光壁16についても一体成型がなされる。又、防虫網33wが嵌合されない部分のラビリンス壁13については、同時成型されないものとしてもよい。
上述の各実施形態において、ラビリンス壁13の形状を、上述のように、底板11に平行な断面を「く」の字状としたものを例に挙げて説明したが、外部光の光学室内への入光を防ぐとともに、外部からの煙の誘導が可能な形状であれば、例えば、底板11に平行な断面を「Z」の字状としたものなど、他の形状のものとしてもよい。又、防虫網33yのようにラビリンス壁13との一体成型が成されるとき、ラビリンス壁13、収容部14,15以外に、底板11や遮光壁16を含む光学基台1全体と一体成型がなされるものとしてもよい。
本発明は、光電式の煙検知器を備えた火災用の警報器に適用することができる。又、この火災用の警報器以外にも、空気清浄機や空気清浄機能を備えた空気調和装置などにおける粉塵検知を行う検知器に対しても適用することができる。尚、粉塵検知を行う場合は、防虫網に設けた孔が、煙検知の場合よりも大きくなるだけであり、その構成を同一のものとすることができる。
は、本発明の第1の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、遮断板と一体成型された防虫網の構成を示す平面図である。 は、遮断板及びラビリンス壁と一体成型された防虫網の構成を示す平面図である。 は、本発明の第2の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、本発明の第3の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、図5の構成における防虫網の孔と遮断板の関係を示す拡大断面図である。 は、本発明の第4の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、本発明の第5の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、本発明の第6の実施形態の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。 は、煙検知式の警報器の構成を示す分解斜視図である。 は、従来の煙検知器における光学室周辺の構成を示す概略平面図である。
符号の説明
1 光学基台
2 回路基板
3 防虫カバー
4 板状スピーカ
5 保護カバー
6 筐体
11 底板
12 周壁
13 ラビリンス壁
14,15 収容部
16 遮光壁
31 外枠
32 丸穴
33 防虫網
33a 孔
33x〜33w 防虫網
34 遮断板
34a,34x 遮断板
51 底部
52 周壁
52a 開口部
60 基台
61 側壁
62 主部
63 開口部
L 発光ダイオード
PD フォトダイオード

Claims (10)

  1. 光源となる発光素子と、該発光素子からの光に基づく散乱光を受光する受光素子と、間隔を有して環状に周設されることでその内側に光学室を形成する複数のラビリンス壁と、前記光学室の外側に設置される防虫網とを備え、前記光学室内部で前記発光素子からの光が外部からの煙に照射されることで発生する散乱光を前記受光素子が受光して煙量の検知がなされる煙検知器において、
    前記防虫網の外周面から外側に突出した形状の1以上の遮断板が前記防虫網の外周面に沿って設けられることを特徴とする煙検知器。
  2. 請求項1において、
    前記防虫網が、前記ラビリンス壁の外側を覆うとともに、
    前記遮断板が、前記ラビリンス壁の外側の端部となる基端部に整列して配置されることを特徴とする煙検知器。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記発光素子及び前記受光素子のそれぞれを覆う2つの収容部を前記光学室内に備え、
    前記遮断板が、前記収容部に対応する位置に配置されることを特徴とする煙検知器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記遮断板が、前記防虫網と一体に成形されることを特徴とする煙検知器。
  5. 請求項1において、
    前記防虫網が、少なくとも一部の前記ラビリンス壁同士の間隙に挿入されて設置されるとともに、
    前記遮断板が、前記防虫網を介在して設置された前記ラビリンス壁における前記防虫網よりも外側部分によって構成されることを特徴とする煙検知器。
  6. 請求項5において、
    前記光学室内に、
    前記発光素子及び前記受光素子のそれぞれを覆う2つの収容部と、
    前記収容部間を結ぶ経路上に設けられるとともに、前記発光素子からの光の前記受光素子に対する直接の入射を遮断する遮光壁と、
    を備え、
    前記防虫網の一部が、前記遮光壁が設けられる前記収容部間を結ぶ経路上で、且つ前記ラビリンス壁の内側に設けられることを特徴とする煙検知器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記遮断板を、前記光学室の中心から放射状となる方向に突出させたことを特徴とする煙検知器。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記遮断板を、前記ラビリンス壁の外側部分を延長させた方向に突出させたことを特徴とする煙検知器。
  9. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記遮断板を、前記防虫網に設けられた孔の貫通させた方向と平行となる方向に突出させたことを特徴とする煙検知器。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項において、
    前記ラビリンス壁が、前記防虫網と一体に成形されることを特徴とする煙検知器。
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