JP2018004553A - 携帯型の電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】風防板を保持するため所定の剛性を維持しつつ、風防板への応力伝達を抑制することが可能であるとともに傷の付き難いベゼルを有する携帯型の電子機器を提供する。【解決手段】ケース(トップケース30)と、ケースの外縁側にあり、ケースに取り付けられているリング状のベゼル75と、ベゼルの内側にある風防板71と、を備え、ベゼルは、ケースと嵌合しているリング状の第1部材(ベゼル本体部73)と、第1部材よりも軟らかく、風防板を保持している第2部材(ベゼル表示板74)と、を含む携帯型の電子機器。【選択図】図4

Description

本発明は、携帯型の電子機器に関する。
近年、センシング技術の向上により、腕時計型の活動計(携帯型の電子機器の一例)が各社から多く商品化されてきている。このような腕時計型の活動計としては、バンド等によって手首等の部位(被検体)に装着され、例えばGPS(Global Positioning System)を用いた位置情報を表示することが可能なリスタブル・GPS機器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、腕時計型の活動計(携帯型の電子機器の一例)では、装飾性を高め、デザインバリエーションの拡大などデザイン性を向上させながら風防板を保持するベゼルを備える構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第9257740号明細書 特開2007−132876号公報
ところで、上述のような腕時計型の活動計(携帯型の電子機器)のベゼルは、風防板を保持するため所定の剛性が必要とされるが、例えば金属などを用いて剛性を高めると、ケースやベゼルの受ける外部衝撃などが風防板に伝わり易く、この衝撃によって風防板に損傷を生じてしまう虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る携帯型の電子機器は、ケースと、前記ケースの外縁側にあり、前記ケースに取り付けられているリング状のベゼルと、前記ベゼルの内側にある風防板と、を備え、前記ベゼルは、前記ケースと嵌合しているリング状の第1部材と、前記第1部材よりも軟らかく、前記風防板を保持している第2部材と、を含む。
本適用例によれば、第1部材よりも軟らかい第2部材が風防板を保持している。これにより、ケース側からベゼルを介して風防板に伝わる衝撃が、風防板とケースとの間に配置された第2部材の軟らかさによって吸収され、風防板に生じる損傷を低減することができる。また、ベゼルを構成する第1部材よって、ベゼルの強度を確保することができ、衝撃を緩衝させながら風防板を保持することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第2部材は、前記第1部材よりも縦弾性率およびせん断弾性率の少なくとも何れかが小さいことが好ましい。
本適用例によれば、第2部材が風防板よりも縦弾性率、およびせん断弾性率少なくとも何れかが小さいことから、ケース側からベゼルを介して風防板に伝わる衝撃が、風防板とケースとの間に配置された第2部材を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板に生じる損傷を抑制することができる
[適用例3]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第2部材は、樹脂製であることが好ましい。
本適用例によれば、例えば樹脂製の第2部材を紫外線などによって成形硬化することができる。このように、第2部材の成形を容易にすることができ、且つデザインの多様化にも容易に対応することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第2部材は、透光性を有し、前記ケース側の面に、表示マークが設けられていることが好ましい。
ベゼルは、表面に近いケースの外縁部に配置されているため、ユーザーに装着された場合に、外部に当たったり擦れたりし易く、傷を生じたりすることが多いが、本適用例によれば、ベゼルの表示マークが第2部材のケース側の面、即ち表面に露出しない側に設けられるため、例えばベゼルに損傷を受けても、表示マークが消えたり、脱落したりすることを低減することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記表示マークは、文字、記号、目盛、および模様の少なくとも何れかを含むことが好ましい。
本適用例によれば、表示部の外縁側の領域に配置されているリング状のベゼルにおいて、機能的に有用な、文字、記号、目盛、および模様などを設けることができるとともに、例えば、色や色調を変化させるなどデザイン性を向上させることができる。
[適用例6]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第2部材は、前記風防板側に張り出している庇部があり、前記庇部が前記風防板に接していることが好ましい。
本適用例によれば、風防板側に張り出した庇部によって、確実に風防板と第2部材とを当接させることができる。換言すれば、庇部が設けられることにより、風防板が他の構成部位と接触することを防ぐことができる。
[適用例7]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記ケースは、前記第1部材と対向する側に凹部が設けられ、前記凹部に前記第1部材の少なくとも一部が挿入されていることが好ましい。
本適用例によれば、凹部に第1部材を挿入することにより、第1部材の配設を容易に行うことができるとともに、ケースに対するベゼル(第1部材)の位置合わせを容易に行うことができる。
[適用例8]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記ケースの内側に、前記風防板と対向して配置されている表示部と、前記表示部に光を照射する光源と、を備え、前記第1部材には、前記光源側から前記第2部材側に貫通する導光孔が設けられ、前記光源から射出された光が、前記導光孔を介して前記第2部材に照射されることが好ましい。
本適用例によれば、導光孔を介して第2部材に照射された光源の光が、透光性を有する第2部材を透過することによって、風防板側から見た第2部材もしくは第2部材の表示マークが明るく光るため、暗い状態であっても、表示マークの視認性を向上させることができる。
[適用例9]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、リング状であって、前記風防板および前記表示部よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の少なくとも何れかが小さい第3部材を備え、前記第3部材は、前記風防板と前記表示部との間の、前記風防板の外縁側に配置されていることが好ましい。
本適用例によれば、外縁側の風防板と表示部との間に、風防板および表示部よりも縦弾性率、およびせん断弾性率少なくとも何れかが小さい第3部材が配置されている。これにより、風防板と表示部との間に生じる応力が、風防板と表示部との間に配置された第3部材を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板および表示部の応力による損傷を抑制することができる。
[適用例10]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第3部材は、樹脂製であることが好ましい。
本適用例によれば、例えば樹脂製の第3部材を紫外線などによって成形硬化を行うことができるため、第3部材の成形を容易にすることができ、且つデザインの多様化にも容易に対応することができる。
[適用例11]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記第3部材は、前記風防板側から視認可能な前記表示マークを備えていることが好ましい。
本適用例によれば、第3部材に表示マークを設けることにより、機能的に有用な、文字、記号、目盛、および模様などを設けることができるとともに、例えば、色調を変化させるなどデザイン性を向上させることができる。
[適用例12]上記適用例に記載の携帯型の電子機器において、前記表示部の平面視で前記第3部材と重なる領域、および前記第3部材は、透光性を有し、前記光源から射出された光が前記領域を介して前記第3部材に照射されることが好ましい。
本適用例によれば、表示部の第3部材と重なる領域を介して第3部材に照射された光源の光が、透光性を有する第3部材を透過することによって、風防板側から見た第3部材もしくは第3部材の表示マークが明るく光るため、暗い状態であっても、表示マークの視認性を向上させることができる。
携帯型の電子機器の第1実施形態に係るリスト機器の表面側斜視図。 第1実施形態に係るリスト機器の平面図。 第1実施形態に係るリスト機器の概略構成を示す分解斜視図。 図2のA−A断面による部分断面図。 第1実施形態に係るリスト機器のベゼル表示板の表示例を示す図5BのP視図。 ベゼル表示板を示す図5AのB−B断面図。 第1実施形態に係るリスト機器のベゼルを示す平面図。 ベゼルの変形例を示す平面図。 第3部材としての見切り板の表示例を示す図7BのQ視図。 見切り板を示す図7AのC−C断面図。 携帯型の電子機器の第2実施形態に係るリスト機器の部分断面図。 携帯型の電子機器の第3実施形態に係るリスト機器の部分断面図。 応用例1の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例1において、図10Aから変化した表示の状態を示す平面図。 応用例2の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例2において、図11Aから変化した表示の状態を示す平面図。 応用例3の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例3において、図12Aから変化した表示の状態を示す平面図。 応用例4の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例4において、図13Aから変化した表示の状態を示す平面図。 応用例5の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例5において、図14Aから変化した表示の状態を示す平面図。 応用例6の表示例を示すリスト機器の平面図。 応用例6において、図15Aから変化した表示の状態を示す平面図。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下で説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
(第1実施形態)
先ず、図1、および図2を参照して、本発明による携帯型の電子機器の第1実施形態に係るリスト機器の概要について説明する。図1は、携帯型の電子機器の第1実施形態に係るリスト機器の表面側斜視図である。図2は、第1実施形態に係るリスト機器の平面図である。なお、本明細書では、第1実施形態から第3実施形態、および変形例(応用例)において、説明の便宜上、リスト機器の表示面側を表(表側)、表示面とは反対側(装着時にユーザーに接する側)を裏(裏側)として説明することがある。
図1および図2に示すように、携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の一例としてのリスト機器1は、ユーザー(装着者)の所与の部位(例えば、手首)に装着され、ユーザーの位置情報や運動情報などを検出することができる。リスト機器1は、ユーザーに装着されて位置情報や運動情報などを検出する機器本体10と、機器本体10に取り付けられ機器本体10をユーザーに装着するための第1のバンド部32および第2のバンド部37と、を有する。なお、リスト機器1には、ユーザーの位置情報や運動情報に加えて、例えば脈波情報などの生体情報を検出する機能や時刻情報などを取得する機能を設けることができる。
機器本体10は、ユーザーへの装着側にボトムケース33が配置され、ユーザーへの装着側と反対側には、トップケース30が配置されている。機器本体10の表側(トップケース30)には、ベゼル75が設けられるとともに、このベゼル75の内側にベゼル75と並んで配置されて内部構造を保護する天板部分(外壁)としての風防板(本例ではガラス板)71が設けられている。機器本体10の表側(トップケース30)の側面には、複数の操作ボタン80,81が設けられている。なお、本形態のベゼル75は、第1部材としてのベゼル本体部73と第2部材としてのベゼル表示板74とが含まれている。また、ベゼル表示板74には、表側から視認可能な表示が設けられていてもよく、本形態では、表示の一例としてベゼル表示部76が配設されている。
また、機器本体10は、風防板71を介して、風防板71の直下に設けられる液晶ディスプレイ(LCD)などで構成される表示部70の表示や風防板71の外縁部分の風防板71と表示部70との間に設けられる第3部材としての見切り板72の表示(例えば機能マーク77)をユーザーが閲覧可能な構成としてもよい。つまり本実施形態のリスト機器1では、検出した位置情報や運動情報、或いは時刻情報等の種々の情報を表示部70に表示し、当該表示を機器本体10のトップ側からユーザーに提示するものであってもよい。また、ボトムケース33の両側には、第1のバンド部32および第2のバンド部37との接続部である一対のバンド装着部(不図示)が設けられている。
なお、機器本体10の天板部分の風防板71は、ガラス板に限らず、表示部70を閲覧可能な透明部材であり、表示部70を構成する液晶ディスプレイ(LCD)などのトップケース30とボトムケース33の内部(図4に示す内部空間36)に含まれる構成を保護可能な程度の強度を有する部材であれば、透明のプラスチックなど、ガラス以外の材料とすることができる。
次に、図3、および図4を参照して、リスト機器1のうちの機器本体10の断面構造について、その構成例を説明する。図3は、第1実施形態に係るリスト機器の概略構成を示す分解斜視図である。図4は、第1実施形態に係るリスト機器の概略構成を示す、図2のA−A断面による部分断面図である。
機器本体10は、図4に示すように、トップケース30とボトムケース33(図1参照)と風防板71とに囲まれた内部空間36が設けられている。そして、この内部空間36に、表示部70や光源60が配置されている。なお、図示しないが、内部空間36には、リスト機器1を構成する要素部品である、例えば回路基板、GPS(Global Positioning System)アンテナ、気圧センサーや地磁気センサーなどのセンサー部品、および二次電池などが収納されている。
機器本体10は、図3および図4に示すように、トップケース30の内側に突出する突起部34に表示部70が載置されている。そして、表示部70の表側には、トップケース30の第2壁部31bに沿ってリング状の見切り板72が載置されている。また、表示部70の裏側には、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60が配置されている。
表示部70を構成する液晶ディスプレイ(LCD)では、種々の検出モードに応じて、例えば、GPSや地磁気センサーを用いた位置情報、移動量や角速度センサーや加速度センサーなどを用いた運動量などの運動情報、脈波センサーなどを用いた脈拍数などの生体情報、もしくは現在時刻などの時刻情報などが表示される。そして、この表示は、風防板71を介してユーザーが閲覧(視認)することができる。
また、機器本体10は、トップケース30の外縁側に位置し、表側に向かって開口する周状の凹部31を有している。凹部31の外周側および内周側には壁部が構成され、外周側に設けられた第1壁部31a、および内周側に設けられた第2壁部31bを含んでいる。凹部31には、第1部材としてのベゼル本体部73(ベゼル75)の少なくとも一部が挿入され、固着されている。このように、凹部31にベゼル本体部73(ベゼル75)を挿入することにより、トップケース30に対するベゼル本体部73(ベゼル75)の位置合わせを容易に行うことができる。また、トップケース30の外縁側には、表示部70や光源60に対向する位置から、ベゼル本体部73側である凹部31を含む面に貫通する導光孔35が設けられている。
ベゼル本体部73の表側には、外周側に壁部を有するベゼル凹部78が設けられている。ベゼル凹部78には、壁部に一方端を当接させた状態で、第2部材としてのリング状のベゼル表示板74が載置されている。また、ベゼル本体部73には、トップケース30の外縁側に設けられた導光孔35に対向する位置からベゼル凹部78に貫通する導光孔79が設けられている。このトップケース30の外縁側に設けられた導光孔35とベゼル本体部73に設けられた導光孔79とにより、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60から射出された光BLを、ベゼル表示板74に照射することができる。
ベゼル本体部73に取り付けられているベゼル表示板74は、ベゼル本体部73側から風防板71側に張り出している庇部74aがある。なお、ベゼル表示板74の庇部74aは、トップケース30内周側の第2壁部31bの頂部に当接されてもよい。ベゼル表示板74は、ベゼル本体部73よりも柔らかい質で構成されるが、ベゼル本体部73に加えて、前述のトップケース30の第2壁部31bの頂部にベゼル表示板74の庇部74aが当接されることにより、重力による庇部74aの垂れ下がりを低減することができる。また、後述するように縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率(剛性率G)の少なくとも何れかが小さな弾力性を有する材質で構成されることが好ましい。
ベゼル本体部73から張り出すベゼル表示板74の庇部74aの内周面(内側面)側には、風防板71が配置されている。風防板71は、ベゼル表示板74の庇部74aの内側面に当接し、且つ裏面側の外縁部分が見切り板72に当接するように配置され、ベゼル表示板74に接続されている。換言すれば、見切り板72は、風防板71と表示部70との間の、風防板71の外縁側(表示部70の外縁側)に配置されている。
上述のように、ベゼル75によって、風防板71が機器本体10(トップケース30)から脱落しないように保持しなければならないため、ベゼル75には、この保持力に耐え得る剛性(強度)が必要とされる。しかしながら、ベゼル75の剛性(強度)が高過ぎると、トップケース30やベゼル75に外部などから衝撃を受けた場合などに、この衝撃が風防板71にそのまま伝わり易く、この衝撃によって、割れ易い薄板状のガラスなどで構成される風防板71に割れやクラックなどの損傷を生じてしまう虞があった。
これらに対応するため本形態では、図4に示すように、剛性を有するベゼル本体部73と、ベゼル本体部73よりも硬度が軟らかい、換言すれば弾力性を有するベゼル表示板74と、を重ねて接続した構成でベゼル75が構成されている。また、ベゼル表示板74は、ベゼル本体部73よりも縦弾性率(ヤング率E)およびせん断弾性率(剛性率G)の少なくとも何れかが小さいことが好ましい。
なお、縦弾性率(ヤング率E)が、材料の引張り試験で容易に測定できるのに比べ、せん断弾性率(剛性率G)は、直接測定しにくい値であるが、ヤング率Eおよびポアソン比νとの間に、次に示す式(1)の関係があり、この式(1)によってせん断弾性率(剛性率G)を求めることができる。
せん断弾性率(G=[E/{2(1+ν)}])…(1)
上述のベゼル75において、ベゼル本体部73は、例えば真鍮(黄銅)材やステンレス材などの金属表面にメッキ処理を施した構成が用いられる。ここで、例示した真鍮(黄銅)材の縦弾性率(ヤング率E)は、110(GPa)であり、せん断弾性率(剛性率G)は、41(GPa)である。また、ステンレス材の縦弾性率(ヤング率E)は、200〜210(GPa)程度であり、せん断弾性率(剛性率G)は、77〜84(GPa)程度である。
また、ベゼル表示板74は、例えばウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレートなどの紫外線硬化型の樹脂材(樹脂製の部材)が用いられる。なお、硬化された前述の樹脂材は、光透過性(透明)を有し、光を透過することができる。このような樹脂材、例えばウレタンアクリレートの縦弾性率(ヤング率E)は、0.8(GPa)程度であり、ポアソン比νが0.35である。即ち、第2部材としてのベゼル表示板74を構成する樹脂材のせん断弾性率(剛性率G)は、上記式(G=[E/{2(1+ν)}])…(1)から、G=0.30(GPa)が求められる。また、例えばアクリル樹脂アクリレートの縦弾性率(ヤング率E)は、3.2(GPa)程度であり、ポアソン比νが0.35である。即ち、第2部材としてのベゼル表示板74を構成する樹脂材のせん断弾性率(剛性率G)は、上記式(G=[E/{2(1+ν)}])…(1)から、G=1.19(GPa)が求められる。このように、第2部材としてのベゼル表示板74の縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率が、第1部材としてのベゼル本体部73の縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率(剛性率G)よりも小さいとする関係を十分に満たしている。
このような樹脂製のベゼル表示板74とすることにより、例えば紫外線などによって成形硬化を行うことができるため、ベゼル表示板74の成形を容易にすることができ、且つデザインの多様化にも容易に対応することができる。
また、上述のように、第1部材としてのベゼル本体部73よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の小さな第2部材としてのベゼル表示板74と、風防板71とが当接する。これにより、ケース(トップケース30)側からベゼル75を介して風防板71に伝わる衝撃が、風防板71とケースとの間に配置されたベゼル表示板74を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板71に生じる虞のある損傷を抑止することができる。また、ベゼル75を構成するベゼル本体部73よって、ベゼル75の強度(剛性)を確保することができ、衝撃を緩衝させながら風防板71をケース(トップケース30)に確実に保持することができる。
ベゼル75(ベゼル表示板74)には、金属質感や立体感などの装飾性を高めたり、微細な文字やマーク、目盛や模様などの機能表示や装飾表示を行ったりすることがある。ここで、図5Aおよび図5Bを参照して、ベゼル表示板74の表示について説明する。図5Aは、第1実施形態に係るリスト機器のベゼル表示板の表示例を示し、ベゼル表示板の一部を表側から見た図であり、図5BのP視図(部分図)である。図5Bは、ベゼル表示板を示す図5AのB−B断面図である。
ベゼル表示板74のベゼル本体部73側の面(トップケース30側の面)である裏面74rには、図5Aおよび図5Bに示すように、表示マークとしてのベゼル表示部76が設けられている。ベゼル表示部76には、例えば文字76a、記号(絵文字)76b、および目盛76cなどを設けることができる。なお、ベゼル表示部76には、文字76a、記号(絵文字)76b、および目盛76cの少なくとも一つが設けられていればよい。また、ベゼル表示部76には、デザイン性を高めるために色調を変えたり模様を形成したりすることとしてもよい。ベゼル表示板74は、前述したように透光性を有した樹脂製であるので、裏面74r側にベゼル表示部76を設けても、表面74f側からベゼル表示部76を視認することができる。
ベゼル表示部76は、例えばスクリーン印刷装置やインクジェットプリンターなどの裏面印刷(描画)法などを用いて形成される文字76aや記号76bを表す表示パターン90によって構成することができる。なお、ベゼル表示部76(表示パターン90)は、エッチング法を用いて形成することも可能である。表示パターン90は、例えばインクなどで形成する遮光部91や半透明部(不図示)などと、これらの形成されない透光部92を含む。遮光部91や半透明部(不図示)は、インクの色や色調を変えたりすることによって模様や色デザインを表現することができる。
ベゼル75(ベゼル表示板74)は、表面に近いトップケース30の外縁部に露出して配置されているため、ユーザー(装着者)に装着された場合に、外部の物体に当たったり擦れたりし易く、これによる抉れや擦り傷などによって、文字76a、記号(絵文字)76b、および目盛76cなどの判読が困難になることを防止することができる。
また、表示部70の外縁側の領域に配置されているリング状のベゼル75において、機能的に有用な、文字76a、記号76b、目盛76c、および模様(不図示)などを設けることができるとともに、例えば色や色調を変化させるなどデザイン性を向上させることができる。
なお、図1に示されているように、ベゼル75は、機器本体10の表面側のトップケース30の外縁部に配置されているため、ユーザーに装着された場合に、外部位に当たったり擦れたりし易く、傷を生じたりすることが多い。
これに対し本形態のように、表示マークとしてのベゼル表示部76が、裏面印刷としてベゼル表示板74のベゼル本体部73側(トップケース30側)の面である裏面74r、即ち表面74f側に露出しない面に設けられる。したがって、露出しているベゼル75(ベゼル表示板74)の表面74fに傷や抉れなどの損傷を受けても、表示マークが消えたり、脱落したりすることを低減することができる。なお、本形態で説明したベゼル表示板74を構成する、例えばウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレートなどの紫外線硬化型の樹脂材(樹脂製の部材)は耐擦過性が良好であり、表面74fへの傷や抉れが起こり難い。
なお、図4では、ベゼル75を構成するベゼル表示板74の表側の面と、風防板71の表側の面とが、同一平面を構成する例を示しているが、必ずしも同一平面でなくてもよい。例えば、風防板71の表側の面がベゼル表示板74の表側の面よりも突出している例でもよいし、もしくは風防板71の表側の面がベゼル表示板74の表側の面よりも凹んでいる例でもよい。また、ベゼル表示板74の表側の面、および風防板71の表側の面は、平面であってもよいし、円弧状の膨らみを有する、所謂球面であってもよい。
また、ベゼル本体部73には、内部空間36側(光源60側)からベゼル凹部78の底面(第2部材としての見切り板72側)に貫通する導光孔79が設けられている。更に、導光孔79と対向する位置のトップケース30にも、ベゼル本体部73側と内部空間36側とを貫通する導光孔35が設けられている。そして、導光孔35の内部空間36側には、光源60が配置されており、光源60から射出された光BLは、導光孔35、および導光孔79を介してベゼル表示板74に照射される。
ベゼル表示板74は、透光性を有する樹脂製であることから、光源60から射出された光BLが、導光孔35および導光孔79を介してベゼル表示板74に照射されると、透光部92や半透明部(不図示)では、光BLが通過(透過)する。また、遮光部91の部分では、照射された光BLが遮られる。したがって、機器本体10の表面側からベゼル表示板74を見ると、透光部92や半透明部の部分のみ、通過光(光BL)を視認することができ、光BLを通さない遮光部91とのコントラストが際立つことになる。
なお、半透明部(不図示)は、透光部92と比し、透過する光量が少ないため、透光部92よりも、やや暗く光ることになる。また、光源60の光BLにより、透光部92や半透明部で構成された表示マークは明るく光るため、暗い状態であっても、表示マークを視認することができる。このように、暗部での表示マークの視認性を向上させることができる。また、例えば色や色調を変化させるなどデザイン性の向上も図ることができる。
なお、表示パターン90では、文字76a、記号76b、および目盛76cの部分を透光部92としたり、遮光部91としたりすることができる。つまり、文字76a、記号76b、および目盛76cを透光部92とすれば、文字76a、記号76b、および目盛76cが光り、文字76a、記号76b、および目盛76cを遮光部91とすれば、文字76a、記号76b、および目盛76c以外の部分が光ることになる。
上述した第1実施形態に係るベゼル75は、図6Aに示すように、ベゼル本体部73およびベゼル表示板74のそれぞれが円周に沿ったリング状をなしている。なお、図6Aは、第1実施形態に係るリスト機器のベゼルを示す平面図である。
これに対し、図6Bには、ベゼル75の変形例を示している。図6Bは、ベゼルの変形例を示す平面図である。図6Bに示されているように、変形例に係るベゼル75aは、ベゼル本体部73の表側に載置されるベゼル表示板74が、第1ベゼル表示板74bと、第2ベゼル表示板74cとに分離された2ピース構造とされている。ここで、ベゼル本体部73は、第1実施形態と同様に、円周に沿ったリング状をなしている。変形例の第1ベゼル表示板74b、および第2ベゼル表示板74cは、第1実施形態と同様な円周に沿ったリングの一部が分離され、平面視で、その分離されている部分(領域)にはベゼル本体部73のベゼル凹部78が露出している。このような、変形例に係るベゼル75aにおいても、第1実施形態のベゼル75と同様に、風防板71(図4参照)の保持や表示マークとしてのベゼル表示部76(図5A参照)の形成を行うことができる。
第3部材としての見切り板72は、風防板71の直下に設けられる表示部70と、風防板71の外縁部分の風防板71との間に設けられている。見切り板72は、それぞれが割れやすい材質(脆性材)で構成される風防板71と表示部70との間に配置されるため、外部衝撃などを緩衝する機能を有することが好ましい。また、見切り板72は、表示機能やデザイン性の観点から、光透過性を有していることが好ましい。
これに対応するため、見切り板72は、風防板71の外縁に沿ったリング状であり、風防板71および表示部70よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の小さな材料によって構成される。このような見切り板72には、前述したベゼル75のベゼル表示板74と同様に、例えばウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレートなどの紫外線硬化型の透明な樹脂材(樹脂製の部材)が用いられることが望ましい。
なお、見切り板72は、図7Bに示すように、表面72fが裏面72rに対して傾斜する斜面となる断面形状としてもよい。または、図示しないが、表面72fと裏面72rとが並行する四辺形の断面形状でもよい。
風防板71および表示部70は、それぞれがガラス材を基体として用いることが一般的である。ガラス材の縦弾性率(ヤング率E)は、70〜80(GPa)程度であり、ポアソン比νが0.17である。即ち、ガラス材のせん断弾性率(剛性率G)は、上記式(G=[E/{2(1+ν)}])…(1)から、G=20〜24(GPa)が求められる。また、硬化された前述の樹脂材、例えばウレタンアクリレートで形成された見切り板72の縦弾性率(ヤング率E)は、上述のように、0.8(GPa)程度であり、せん断弾性率(剛性率G)は、G=0.30(GPa)である。また、例えばアクリル樹脂アクリレートを用いた場合、その縦弾性率(ヤング率E)は、縦弾性率(ヤング率E)は、せん断弾性率(剛性率G)は、G=1.19(GPa)である。このように、第3部材としての見切り板72の縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率(剛性率G)は、風防板71および表示部70の縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率(剛性率G)よりも小さいとする関係を十分に満たしている。
このような樹脂製の見切り板72とすることにより、見切り板72の形成を、例えば紫外線などによる成形硬化によって行うことができるため、見切り板72の成形を容易に行うことができ、且つデザインの多様化にも容易に対応することができる。
また、上述のように、外縁側の風防板71と表示部70との間に、風防板71および表示部70よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の小さな第3部材としての見切り板72を配置することにより、風防板71と表示部70との間に生じる応力が、見切り板72を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板71および表示部70の応力による損傷を抑制することができる。
ここで、図7Aおよび図7Bを参照して、見切り板72の表示について説明する。図7Aは、第1実施形態に係るリスト機器の見切り板の表示例を示し、見切り板の一部を表側から見た図であり、図7BのQ視図(部分図)である。図7Bは、見切り板を示す図7AのC−C断面図である。
見切り板72の表示部70側の面である裏面72rには、図7Aおよび図7Bに示すように、表示マークとしての機能マーク77が設けられている。機能マーク77には、例えば文字77a、記号(絵文字)77b、および不図示の目盛などを含むことができる。なお、機能マーク77には、文字77a、記号(絵文字)77b、および目盛(不図示)の少なくとも一つが設けられていればよい。また、機能マーク77には、色調を変えたり模様を形成したりすることとしてもよい。見切り板72は、前述したように透光性を有した樹脂製であるので、裏面72r側に機能マーク77を設けても、表面72f側(風防板71側)から機能マーク77を視認することができる。
機能マーク77は、例えばスクリーン印刷装置やインクジェットプリンターなどの裏面印刷(描画)法などを用いて形成される文字77aや記号77bを表す表示パターン93によって構成することができる。なお、機能マーク77(表示パターン93)は、エッチング法を用いて形成することも可能である。表示パターン93は、例えばインクなどで形成する遮光部91や半透明部(不図示)などと、これらの形成されない透光部92を含む。遮光部91や半透明部は、インクの色や色調を変えたりすることによって模様や色デザインを表現することができる。
見切り板72は、表示部70と、風防板71の外縁部分との間に設けられている。そして、平面視で見切り板72と重なる位置の表示部70は、透光性を有している。これにより、見切り板72には、表示部70の光源60から射出され、表示部70を透過した光を照射することができる。見切り板72は、透光性を有する樹脂製であることから、表示部70を透過した光が照射されると、透光部92や半透明部(不図示)では、光が通過する。また、遮光部91の部分では、照射された光が遮られる。
したがって、風防板71側から見ると、透光部92や半透明部(不図示)の部分のみ、通過光を視認することができ、遮光部91とのコントラストが際立つことになる。なお、半透明部(不図示)は、透光部92と比し、透過する光量が少ないため、透光部92よりも、やや暗く光ることになる。また、光源60の光により、透光部92や半透明部(不図示)で構成された表示マークは明るく光るため、暗い状態であっても、表示マークを視認することができる。このように、暗部での表示マークの視認性を向上させることができる。また、例えば色や色調を変化させるなどデザイン性の向上も図ることができる。
なお、表示パターン93では、文字77aや記号77bの部分を透光部92としたり、遮光部91としたりすることができる。つまり、文字77aや記号77bを透光部92とすれば、文字77aや記号77bが光り、文字77aや記号77bを遮光部91とすれば、文字77aや記号77b以外の部分が光ることになる。
上述した携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の第1実施形態に係るリスト機器1によれば、機器本体10を構成するベゼル75が、第1部材としてのベゼル本体部73と、ベゼル本体部73よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の小さな第2部材としてのベゼル表示板74とを含む。そして、ベゼル表示板74と風防板71とが当接することによって、ケース(トップケース30)に風防板71を保持する。これにより、ケース(トップケース30)側からベゼル75を介して風防板71に伝わる衝撃が、風防板71とケースとの間に配置されたベゼル表示板74を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板71に生じる虞のある損傷を抑止することができる。また、ベゼル75を構成するベゼル本体部73よって、ベゼル75の強度(剛性)を確保することができ、衝撃を緩衝させながら風防板71をケース(トップケース30)に確実に保持することができる。
また、ベゼル表示板74のベゼル本体部73側(トップケース30側)の面である裏面74rには、裏面印刷により表示マークとしてのベゼル表示部76が設けられている。このように裏面印刷によりベゼル表示部76が設けられることにより、ユーザーに装着された場合に、外部位に当たったり擦れたりし易く、傷を生じたりすることが多いベゼル75(ベゼル表示板74)の露出している表面74fに傷や抉れなどの損傷を受けても、表示マークが消えたり、脱落したりすることを防止することができる。
また、トップケース30の外縁側に設けられた導光孔35とベゼル本体部73に設けられた導光孔79とにより、光源60から射出された光BLを、ベゼル表示板74に照射することができる。ベゼル表示板74および見切り板72は、透光性を有する樹脂製であることから、照射された光BLによって、ベゼル表示板74および見切り板72に形成された表示マークを明るく光らせることができる。これにより、暗い状態での使用時にも、表示マークを視認することができる。また、表示マークを明るく光らせることにより、見映えのよい表示デザインを適用したり、表示デザインのバリエーションを広げたりすることができる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の第2実施形態に係るリスト機器の構成について説明する。図8は、第2実施形態に係るリスト機器のうちの機器本体を示す部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様な構成について、同符号を付し、その説明を省略することがある。
図8に示すように、携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の第2実施形態に係るリスト機器の機器本体10Aは、上述の第1実施形態の機器本体10と比し、図4に示す第1実施形態の機器本体10において表示部70の表側に設けられているリング状の見切り板72が載置されていないところが異なっており、他の構成は同様である。
機器本体10Aは、図8に示すように、トップケース30の内側に突出する突起部34に表示部70が載置されている。また、表示部70の裏側には、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60が配置されている。
表示部70を構成する液晶ディスプレイ(LCD)では、種々の検出モードに応じて、例えば、位置情報、移動量や運動量などの運動情報、脈拍数などの生体情報、もしくは現在時刻などの時刻情報などが表示される。そして、この表示は、風防板71を介してユーザーが閲覧(視認)することができる。
また、機器本体10Aは、トップケース30の外縁側に位置し、表側に向かって開口する周状の凹部31を有している。凹部31の外周側および内周側には壁部が構成され、外周側の第1壁部31a、および内周側の第2壁部31bを含んでいる。凹部31には、第1部材としてのベゼル本体部73(ベゼル75)が挿入され、固着されている。また、トップケース30の外縁側には、表示部70や光源60に対向する位置から、ベゼル本体部73側である凹部31を含む面に貫通する導光孔35が設けられている。
ベゼル本体部73の表側には、外周側に壁部を有するベゼル凹部78が設けられている。ベゼル凹部78には、第2部材としてのベゼル表示板74が載置されている。ベゼル本体部73には、トップケース30の外縁側に設けられた導光孔35に対向する位置からベゼル凹部78に貫通する導光孔79が設けられている。このトップケース30の外縁側に設けられた導光孔35とベゼル本体部73に設けられた導光孔79とにより、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60から射出された光BLを、ベゼル表示板74に照射することができる。
ベゼル表示板74は、ベゼル本体部73から風防板71側に張り出す庇部74aを有してベゼル本体部73に固着されている。なお、ベゼル表示板74の庇部74aは、トップケース30内周側の第2壁部31bの頂部に当接されてもよい。ベゼル表示板74は、前述の第1実施形態で説明したように、縦弾性率(ヤング率E)、およびせん断弾性率(剛性率G)の小さな弾力性を有する材質で構成されるが、ベゼル本体部73に加えて、前述のトップケース30内周側の第2壁部31bの頂部にベゼル表示板74の庇部74aが当接されることにより、重力による庇部74aの垂れ下がりを防止することができる。
ベゼル本体部73から張り出すベゼル表示板74の庇部74aの内周面側には、風防板71が配置されている。風防板71は、ベゼル表示板74の庇部74aの内周面に当接し、且つ裏面側の外縁部分が、突起部34と反対側(風防板71側)のトップケース30に設けられた段部38に載置されている。
上述のように、風防板71が、トップケース30に設けられた段部38に載置され、加えてベゼル75のベゼル表示板74によって機器本体10A(トップケース30)に保持される構成であっても、風防板71を機器本体10A(トップケース30)から脱落しないように保持することができる。このような構成においても、上述と同様に、ベゼル本体部73よりも縦弾性率、およびせん断弾性率の小さなベゼル表示板74と、風防板71とが当接する。これにより、ケース(トップケース30)側からベゼル75を介して風防板71に伝わる衝撃が、風防板71とケースとの間に配置されたベゼル表示板74を歪ませることで生じる粘弾性損失によって減衰(緩衝)され、風防板71に生じる虞のある損傷を抑止することができる。また、ベゼル75を構成するベゼル本体部73よって、ベゼル75の強度(剛性)を確保することができ、衝撃を緩衝させながら風防板71をケース(トップケース30)に確実に保持することができる。
(第3実施形態)
次に、図9を参照して、本発明の携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の第3実施形態に係るリスト機器の構成について説明する。図9は、第3実施形態に係るリスト機器のうちの機器本体を示す部分断面図である。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様な構成について、同符号を付し、その説明を省略することがある。
図9に示すように、携帯型(ウェアラブル型)の電子機器の第3実施形態に係るリスト機器の機器本体10Bは、上述の第1実施形態の機器本体10と比し、図4に示した第1実施形態の機器本体10において、トップケース30の内周側の第2壁部31bの頂部とベゼル表示板74の庇部74aとの間に空間が設けられている。即ち、トップケース30内周側の第2壁部31bの頂部とベゼル表示板74の庇部74aとが当接していないところが異なっており、他の構成は同様である。
機器本体10Bは、図9に示すように、トップケース30の内側に突出する突起部34には、表示部70が載置されている。また、表示部70の裏側には、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60が配置されている。
表示部70を構成する液晶ディスプレイ(LCD)では、種々の検出モードに応じて、例えば、位置情報、移動量や運動量などの運動情報、脈拍数などの生体情報、もしくは現在時刻などの時刻情報などが表示される。そして、この表示は、風防板71を介してユーザーが閲覧(視認)することができる。
また、機器本体10Bは、トップケース30の外縁側に位置し、表側に向かって開口する周状の凹部31を有している。凹部31の外周側および内周側には壁部が構成され、外周側の第1壁部31a、内周側の第2壁部31bを含んでいる。凹部31には、第1部材としてのベゼル本体部73(ベゼル75)が挿入され、固着されている。また、トップケース30の外縁側には、表示部70や光源60に対向する位置から、ベゼル本体部73側である凹部31を含む面に貫通する導光孔35が設けられている。
ベゼル本体部73の表側には、外周側に壁部を有するベゼル凹部78が設けられている。ベゼル凹部78には、第2部材としてのベゼル表示板74が載置されている。ベゼル本体部73には、トップケース30の外縁側に設けられた導光孔35に対向する位置からベゼル凹部78に貫通する導光孔79が設けられている。このトップケース30の外縁側に設けられた導光孔35とベゼル本体部73に設けられた導光孔79とにより、表示部70のバックライトとしての機能を含む光源60から射出された光BLを、ベゼル表示板74に照射することができる。
ベゼル表示板74は、ベゼル本体部73から風防板71側に張り出す庇部74aを有してベゼル本体部73に固着されている。ベゼル本体部73から張り出すベゼル表示板74の庇部74aの内周面側には、風防板71が並んで配置されている。風防板71は、ベゼル表示板74の庇部74aの内周面に当接し、且つ裏面側の外縁部分が、見切り板72bに当接されている。
また、本実施形態では、トップケース30の内周側の第2壁部31bの頂部とベゼル表示板74の庇部74aとが当接せず、トップケース30の内周側の第2壁部31bの頂部とベゼル表示板74の庇部74aとの間に空間Sが設けられている。このような空間Sが設けられていることにより、ベゼル表示板74には、導光孔35と導光孔79とを通過した光BL1に加えて、光透過性を有する表示部70および見切り板72bを通過した光BL2が空間Sを介して照射されることになる。
このように、光BL1に光BL2が加わった光量の大きな光が、ベゼル表示板74に照射されることにより、機器本体10Bを表側から見たときの透過光の量が多くなり、文字や記号などの表示マーク(光透過部)をより明るくすることができる。これにより、表示マークを、より鮮明に、より効果的に表示させることができるとともに、例えば色や色調の可変量を大きくさせることができ、表示の機能性やデザイン性の向上も図ることができる。
(表示の応用例)
上述した図2および図4に示されている見切り板72やベゼル75(ベゼル表示板74)による表示は、他の表示方法(表示例)を適用することができる。以下、図面を参照して、見切り板72やベゼル75(ベゼル表示板74)に係る表示の応用例について説明する。なお、以下の説明では、上述した実施形態と同様な構成について、同符号を付し、その説明を省略する。
(応用例1)
先ず、表示の応用例1について、図10Aおよび図10Bを参照して説明する。図10Aは、応用例1の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図10Bは、応用例1において、図10Aの状態から変化した表示状態を示す平面図である。
応用例1に係る表示例を適用した機器本体10Cは、図10Aおよび図10Bに示すように、トップケース30の表側の外縁部に、見切り板72Cとベゼルを構成するベゼル表示板74Cとを備えている。そして、見切り板72Cの外周縁、およびベゼル表示板74Cの外周縁には、それぞれリング状の光透過部である、見切りリング61(図10B参照)、およびベゼルリング62(図10B参照)が設けられている。
見切り板72Cに設けられた見切りリング61、およびベゼル表示板74Cに設けられたベゼルリング62は、光源60(図4参照)から射出された光を透過し、いずれか一方、もしくは双方を点灯させたり、点滅させたりすることができる。なお、見切りリング61、およびベゼルリング62は、それぞれの色を変えたり、色調や明るさを変えたりすることができる。なお、図10Bには、見切りリング61、およびベゼルリング62の点灯状態を、白線で示している。
このような、リング状の表示マーク(見切りリング61、およびベゼルリング62)を備えることにより、見切り板72Cおよびベゼル表示板74Cの全周に亘り、点灯(光透過)されるため、見切り板72Cおよびベゼル表示板74Cの表示マークを視認し易くなる。また、2つのリング状の表示マーク(見切りリング61、およびベゼルリング62)を、交互に点灯するなど点灯を組み合わせたりイベント時に点滅させたりするなど、見映えのよい表示デザインを適用することができる。
なお、上述の例示では、リング状の光透過部である、見切りリング61、およびベゼルリング62を、見切り板72Cの外周縁、およびベゼル表示板74Cの外周縁に設ける構成を説明したが、これに限らない。見切りリング61、およびベゼルリング62は、見切り板72Cの外周縁と内周縁との間の中央部分、およびベゼル表示板74Cの外周縁と内周縁との間の中央部分、もしくは見切り板72Cの内周縁、およびベゼル表示板74Cの内周縁に設ける構成でもよい。
(応用例2)
次に、表示の応用例2について、図11Aおよび図11Bを参照して説明する。図11Aは、応用例2の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図11Bは、図11Aの状態から変化した応用例2の表示状態を示す平面図である。
応用例2に係る表示例を適用した機器本体10Dは、図11Aに示すように、トップケース30の表側に、見切り板72Dを備えている。そして、見切り板72Dには、図11Aに示すように中央発光部66、その両側にそれぞれ配置された第1発光部67、および第1発光部67の両側にそれぞれ配置された第2発光部68A,68Cとを備えた表示マークとしてのインジケーター65Aが設けられている。なお、図11Aの表示例は、中央発光部66と、およびその両側の第1発光部67とが点灯している状態を示している。
インジケーター65Aは、その点灯状態によって、例えば動作強度(レベル)の大小を表したり、検知状態のレベルの高低を表したりすることができる。図11Bには、図11Aの状態から、点灯状態の変化したインジケーター65Bが示されている。具体的に、図11Aでは不点灯であった第2発光部68A,68Cが、図11Bに示す例では、第2発光部68B,68Dで示す点灯状態(白基調の表示)となっている。
インジケーター65Aを構成する中央発光部66、第1発光部67、および第2発光部68A,68Cは、光源60(図4参照)から射出された光を透過し、いずれか一方、もしくは双方を点灯させたり、点滅させたりすることができる。なお、中央発光部66、第1発光部67、および第2発光部68A,68Cは、それぞれの色、色調、もしくは明るさなどを、それぞれ異ならせることができるし、部位ごとに同じ状態とすることもできる。
このようなインジケーター65Aを設けることにより、動作強度(レベル)の大小を表したり、検知レベルの高低を表したりすることができる。また、中央発光部66、第1発光部67、および第2発光部68A,68Cを、交互に点灯させるなど、色々な点灯仕様を実現することができ、表示デザインの多様化や表示の点灯のバリエーションをより広げることができる。
(応用例3)
次に、表示の応用例3について、図12Aおよび図12Bを参照して説明する。図12Aは、応用例3の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図12Bは、図12Aの状態から変化した応用例3の表示状態を示す平面図である。
応用例3に係る表示例を適用した機器本体10Eは、図12Aに示すように、トップケース30の表側に、見切り板72Eを備えている。そして、見切り板72Eには、図12Aに示すように、第1のバンド部32および第2のバンド部37の配置方向と直交する方向において、表示部70Eを挟んだ両側にインジケーター(第1のインジケーター50A、および第2のインジケーター55A)が設けられている。
第1のインジケーター50A、および第2のインジケーター55Aには、それぞれ6個の発光部を備えている。発光部は、(発光状態(本例では白表示)を示す発光部51と、不発光状態(本例では黒表示)を示す発光部52とによって構成されている。具体的に、本例では、図12Aに示すように、第1のインジケーター50Aは、2個の発光状態の発光部51と4個の不発光状態の発光部52とを有し、第2のインジケーター55Aは、1個の発光状態の発光部51と5個の不発光状態の発光部52とを有している。
第1のインジケーター50A、および第2のインジケーター55Aは、前述の応用例2と同様に、その点灯状態によって、例えば動作強度(レベル)の大小を表したり、検知状態のレベルの高低を表したりすることができる。図12Bには、図12Aの状態から、点灯状態の変化した第2のインジケーター55Bが示されている。具体的に、図12Bでは、第1のインジケーター50Bでは、発光状態の発光部51が2個増えて4個となり、第2のインジケーター55Bでは、発光状態の発光部51が4個増えて5個となっている。
第1のインジケーター50B、および第2のインジケーター55Bを構成する発光部51,52は、光源60(図4参照)から射出された光を透過させることによって光ることができる。第1のインジケーター50B、および第2のインジケーター55Bは、それぞれ異なる表示機能とすることができる。そして、第1のインジケーター50B、および第2のインジケーター55Bは、それぞれの発光部51,52を点灯させたり、点滅させたり、不点灯としたりすることができる。なお、発光部51,52は、それぞれの色、色調、もしくは明るさなどを、それぞれ異ならせることができるし、部位ごとに同じ状態とすることもできる。
このように、本応用例3に係る機器本体10Eでは、表示部70Eを挟んだ両側にインジケーター(第1のインジケーター50A、および第2のインジケーター55A)が設けられていることにより、例えば動作強度(レベル)の大小や検知レベルの高低など、種々の状態に対応したレベル表示を同時に表示することができる。また、発光部51,52を、交互に点灯させるなど、色々な点灯仕様を実現することができ、表示デザインの多様化や表示の点灯のバリエーションを、より広げることができる。
(応用例4)
次に、表示の応用例4について、図13Aおよび図13Bを参照して説明する。図13Aは、応用例4の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図13Bは、応用例4において、図13Aの状態から変化した表示状態を示す平面図である。
応用例4に係る表示例を適用した機器本体10Fは、図13Aおよび図13Bに示すように、トップケース30の表側の外縁部に、ベゼルを構成するベゼル表示板74Fを備えている。そして、ベゼル表示板74Fには、表示マークとして文字や記号を配したベゼル表示部63が、リング状のベゼル表示板74Fの4か所に設けられている。
ベゼル表示部63を構成する文字や記号は、光透過部であり、光源60(図4参照)から射出された光を透過し、4か所の内のいずれか一つ、もしくは二つから四つを点灯させたり、点滅させたりすることができる。なお、ベゼル表示部63を構成する文字や記号は、それぞれの色を変えたり、色調や明るさを変えたりすることができる。なお、図13Bには、四つのベゼル表示部63が点灯した状態を、白色の文字、もしくは白色の記号で示している。
このような、ベゼル表示部63を構成する文字や記号をベゼル表示板74Fに設け、点灯(光透過)されるため、ベゼル表示板74Fの表示マークを視認し易くなる。また、ベゼル表示板74Fの複数の表示マーク(ベゼル表示部63)を、交互に点灯するなど点灯を組み合わせたりイベント時に点滅させたりするなど、見映えのよい表示デザインを適用したり、表示デザインのバリエーションを広げたりすることができる。
(応用例5)
次に、表示の応用例5について、図14Aおよび図14Bを参照して説明する。図14Aは、応用例5の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図14Bは、応用例5において、図14Aの状態から変化した表示状態を示す平面図である。
応用例5に係る表示例を適用した機器本体10Gは、図14Aおよび図14Bに示すように、トップケース30の表側の表示部70Gの外縁部に、リング状の見切り板72Gを備えている。そして、見切り板72Gには、表示マークとして文字や記号を配した機能マーク64A,64Bが4か所に設けられている。
機能マーク64A,64Bを構成する文字や記号は、光透過部であり、光源60(図4参照)から射出された光を透過し、4か所の内のいずれか一つ、もしくは二つから四つを点灯させたり、点滅させたりすることができる。なお、機能マーク64A,64Bを構成する文字や記号は、それぞれの色を変えたり、色調や明るさを変えたりすることができる。なお、図14Bには、不点灯の状態の機能マーク64Aと、点灯した状態(光る状態)の三つの機能マーク64Bとが示され、点灯状態を白色の文字もしくは白色の記号で示し、不点灯の状態を黒色の文字もしくは黒色の記号で示している。
このような機能マーク64A,64Bは、機能マーク64A,64Bを構成する文字や記号を見切り板72Gに設けて点灯(光透過)されるため、見切り板72Gの表示マークを視認し易くなる。また、見切り板72Gの複数の表示マーク(機能マーク64A,64B)を、交互に点灯するなど点灯を組み合わせたりイベント時に点滅させたりするなど、見映えのよい表示デザインを適用したり、表示デザインのバリエーションを広げたりすることができる。
(応用例6)
次に、表示の応用例6について、図15Aおよび図15Bを参照して説明する。図15Aは、応用例6の表示例を示すリスト機器の平面図であり、図15Bは、応用例6において、図15Aの状態から変化した表示状態を示す平面図である。
応用例6に係る表示例を適用した機器本体10Hは、図15Aに示すように、トップケース30の表側に位置する表示部70HAの外縁部に、リング状の見切り板72HAを備えている。見切り板72HAには、表示マークとして文字や記号を配した機能マーク64Hが、4か所に設けられている。そして、表示部70HAおよび見切り板72HAは、それぞれに照度を落とした状態が適用されている。このように照度を落とした状態での使用により消費電力を抑えることができる。
図15Bには、照度を上げて明るくした状態の表示部70HBおよび見切り板72HBが示されている。より視認性を向上させる必要の生じた場合は、表示部70HBおよび見切り板72HBの少なくとも一方の照度を上げることができる。機能マーク64Hは、見切り板72HBが明るくなったことで、より視認性が向上する。
見切り板72HAは、機能マーク64Hを除き、透光性を有する光透過部であり、光源60(図4参照)から射出された光を透過し、光っている状態の見切り板72HBとすることができる。したがって、見切り板72HAは、明るくしたり、暗くしたり、点滅させたりすることができる。なお、見切り板72HAは、色を変えたり、色調や明るさを変えたりすることができる。また、表示部70HAにおいても、明るくしたり、暗くしたり、点滅させたりすることができる。
このような構成では、見切り板72HAの全体が光る(見切り板72HB)ことから、暗い環境下での使用であっても、表示マークの視認性を向上させることができる。また、見切り板72HAの色や色調を任意に設定することが可能となり、デザイン性を向上させたり、表示デザインのバリエーションを広げたりすることができる。
上述では、ユーザー(装着者)の所与の部位に装着される携帯型の電子機器として、ユーザーの手首に装着されるリスト機器を例示して説明したが、次のような装着例を例示することができる。携帯型の電子機器としては、例えば首に掛けるネックレス様の構成、胴体や足首などに装着する構成、もしくは携帯型情報端末のようにユーザーがポケットやバッグの中に保持する構成などであってもよい。
なお、衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を用いて説明したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
1…携帯型の電子機器としてのリスト機器、10,10A,10B…機器本体、30…トップケース、31…凹部、31a…第1壁部、31b…第2壁部、32…第1のバンド部、33…ボトムケース、34…突起部、35…導光孔、36…内部空間、37…第2のバンド部、38…段部、60…光源、70…表示部、71…風防板(ガラス板)、72…第3部材としての見切り板、72f…表面、72r…裏面、73…第1部材としてのベゼル本体部、74…第2部材としてのベゼル表示板、74a…庇部、74f…表面、74r…裏面、75…ベゼル、76…ベゼル表示部、76a…文字、76b…記号(絵文字)、76c…目盛、77…機能マーク、77a…文字、77b…記号(絵文字)、78…ベゼル凹部、79…導光孔、80,81…操作ボタン、90…表示パターン、91…遮光部(半透光部)、BL…光。

Claims (12)

  1. ケースと、
    前記ケースの外縁側にあり、前記ケースに取り付けられているリング状のベゼルと、
    前記ベゼルの内側にある風防板と、
    を備え、
    前記ベゼルは、
    前記ケースと嵌合しているリング状の第1部材と、
    前記第1部材よりも軟らかく、前記風防板を保持している第2部材と、
    を含む、
    携帯型の電子機器。
  2. 請求項1において、
    前記第2部材は、前記第1部材よりも縦弾性率およびせん断弾性率の少なくとも何れかが小さい、
    携帯型の電子機器。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第2部材は、樹脂製である、
    携帯型の電子機器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記第2部材は、透光性を有し、前記ケース側の面に、表示マークが設けられている、
    携帯型の電子機器。
  5. 請求項4において、
    前記表示マークは、文字、記号、目盛、および模様の少なくとも何れかを含む、
    携帯型の電子機器。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記第2部材は、前記風防板側に張り出している庇部があり、
    前記庇部が前記風防板に接している、
    携帯型の電子機器。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項において、
    前記ケースは、前記第1部材と対向する側に凹部が設けられ、
    前記凹部に前記第1部材の少なくとも一部が挿入されている、
    携帯型の電子機器。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項において、
    前記ケースの内側に、前記風防板と対向して配置されている表示部と、
    前記表示部に光を照射する光源と、
    を備え、
    前記第1部材には、前記光源側から前記第2部材側に貫通する導光孔が設けられ、
    前記光源から射出された光が、前記導光孔を介して前記第2部材に照射される、
    携帯型の電子機器。
  9. 請求項8において、
    リング状であって、前記風防板および前記表示部よりも縦弾性率およびせん断弾性率の少なくとも何れかが小さい第3部材を備え、
    前記第3部材は、前記風防板と前記表示部との間の、前記風防板の外縁側に配置されている、
    携帯型の電子機器。
  10. 請求項9において、
    前記第3部材は、樹脂製である、
    携帯型の電子機器。
  11. 請求項9または請求項10において、
    前記第3部材は、前記風防板側から視認可能な前記表示マークを備えている、
    携帯型の電子機器。
  12. 請求項10または請求項11において、
    前記表示部の平面視で前記第3部材と重なる領域、および前記第3部材は、透光性を有し、
    前記光源から射出された光が、前記領域を介して前記第3部材に照射される、
    携帯型の電子機器。
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