JP2018003929A - 吊りボルト用振れ止め金具 - Google Patents

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【課題】吊りボルトを安全且つ合理的に振れ止めすることができる吊りボルト用振れ止め金具を提供する。【解決手段】外側挟着体1Aの外側に重合するように設けられた重合板3Aを設ける。重合板3Aから屈曲され長ボルトQの長手側面を保持する保持片3Bを設ける。重合板3Aから屈曲され外側挟着体1Aに圧着する圧着片3Cを設ける。斜め支持体3内側の連結ボルト2にコイルスプリング4を外嵌する。斜め支持体3と挟着体1とを重ねて連結ボルト2にて連結する。連結ボルト2を中心に長ボルトQの角度を調整自在にする。連結ボルト2の締付で長ボルトQを挟着体1に圧着固定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、吊りボルトの振れ止めを極めて安全且つ合理的に行うことができる吊りボルト用振れ止め金具に関するものである。
一般に、吊りボルトを使用して物品を懸吊した場合、地震等によって懸吊物が揺れないように、吊りボルトに振れ止め金具を装着している。例えば、天井設置用の空調機器のようなボックス状の懸吊物を4本の吊りボルトで吊下げる場合に、挟着体と斜め支持体とで構成された振れ止め金具が使用されている。この振れ止め金具では、吊りボルトを挟むように固定した挟着体に斜め支持体を連結し、この斜め支持体に長ボルトの端部を連結することで、吊りボルトの振れを防止するものである。
従来の振れ止め金具は、長ボルトの連結端部にそれぞれ1個の斜め支持体を介して挟着体が連結されていたので、4本の吊りボルトで吊下げる懸吊物等では振れ止め金具の部品点数が極めて多くなっており部品が落下する虞も多かった。しかも、このような作業を天井等の高所で行っているので、作業上の危険性が極めて高いものであった。このような高所での作業を安全にするため、当出願人は特許文献1及び特許文献2に記載の振れ止め金具を先に提案している。
これらの振れ止め金具は、吊りボルトに挟着する挟着金具と長ボルトを連結する斜め支持体とを一体化することで、振れ止め金具の部品点数を少なくするように構成したもので、高所での取付け作業を合理的、且つ安全に行うことができるようになっている。しかも、これらの振れ止め金具による振れ止め効果や安全性は、当業界から地震対策製品として優秀であることが認められている。
特許第5466274号公報 特許第5701426号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載の振れ止め金具においても、吊りボルトに挟着金具をネジ止めする作業と、斜め支持体に長ボルトを連結する作業とが個別に行われている。そのため、例えば4本の吊りボルトでボックス状の懸吊物を吊下げる場合、この4本の吊りボルトに必要な振れ止め金具の連結位置を合計すると48箇所ものネジ止め作業が必要になっていた。
しかも、斜め支持体に長ボルトを連結する場合、長ボルトの端部に固定ナットを装着して長ボルトの連結位置を調整しているので、長ボルトの連結位置調整を適正にする必要があった。例えば、固定ナットを締め付け過ぎてしまうと、垂直に支持する吊りボルトが傾斜してしまう虞がある。このため、長ボルトの端部に固定ナットを装着する作業自体に多くの手間を要する上に、端部に装着する固定ナットの位置に合わせて予め長ボルトを切断する工程が必要な場合などもあった。このような様々な作業が長ボルトの固定作業を複雑化し、迅速な施工の妨げになっていた。
そこで本発明は、上述の特許文献1及び特許文献2に記載されている振れ止め金具の作業性を更に改良すべく創出されたもので、例えば空調機器等のボックス状の懸吊物を吊りボルトで吊下げる際に、吊りボルトの振れ止めを極めて安全に且つ合理的行うことが可能な吊りボルト用振れ止め金具の提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、懸吊物Rを吊下げる吊りボルトPの振れ止めをする吊りボルト用振れ止め金具において、板状の外側挟着体1Aと該外側挟着体1Aの内側に重合される内側挟着体1Bとの間に吊りボルトPを挟んだ状態で吊りボルトPに装着する挟着体1と、吊りボルトPを挟んだ挟着体1の側面を貫通して挟着体1に連結する連結ボルト2と、該連結ボルト2にて挟着体1の側面に連結され挟着体1の側面に沿って配置した長ボルトQを挟着体1の側面に圧着固定する斜め支持体3と、斜め支持体3から挟着体1に至る連結ボルト2の外側面に装着され挟着体1及び斜め支持体3を押圧付勢するコイルスプリング4と、を備え、斜め支持体3は、連結ボルト2を挿通する貫通孔3Aaが開穿され挟着体1の側面に長ボルトQを圧着する重合板3Aと、該重合板3Aの一端側から挟着体1側に屈曲され長ボルトQの長手側面を保持する保持片3Bと、重合板3Aの他端側から屈曲され挟着体1の側面に圧着する圧着片3Cと、が設けられ、連結ボルト2を中心に長ボルトQの角度を調整自在にすると共に、該長ボルトQを斜め支持体3で挟着体1に圧着固定するように構成したことにある。
第2の手段は、前記挟着体1の前記外側挟着体1A及び前記内側挟着体1Bは平面直角になるように屈曲され、前記外側挟着体1Aと前記内側挟着体1Bとの屈曲部分の間に前記吊りボルトPを挟着するように構成すると共に、前記斜め支持体3を挟着体1の左右両端部に一対連結するように構成したものである。
第3の手段において、前記連結ボルト2は、外側挟着体1Aに形成されたボルト挿通孔1Aaを通して内側挟着体1Bの左右に形成された雌ネジ部1Baに直接ネジ止めすることで挟着体を固定するように構成している。
第4の手段は、前記斜め支持体3において、前記重合板3Aの前記長ボルトQ側面に当接する部位に、長ボルトQのネジ山に係合する係合突起3Abを突設したことにある。
第5の手段は、前記挟着体1において、前記外側挟着体1A及び前記内側挟着体1Bの前記吊りボルトP側面に当接する部位に、前記吊りボルトPのネジ山に係合する挟着突起1C、1Dを突設したものである。
本発明の請求項1のごとく、斜め支持体3と挟着体1とを重ねて連結した連結ボルト2を中心に長ボルトQの角度を調整自在にすると共に、該長ボルトQを斜め支持体3で挟着体1に圧着固定するように構成したことにより、連結ボルト2のみの締付作業で長ボルトQの角度を調整しながら吊りボルトPに固定することができる。
しかも、従来のように、長ボルトの端部に固定ナットを装着して長ボルトの連結位置を調整する必要がなくなり、長ボルトQの側面に沿った斜め支持体3を締め付けるだけの簡単な作業で長ボルトQを最適な位置に固定することができる。
更に、斜め支持体3と外側挟着体1Aとの間に配置され連結ボルト2に外嵌した状態で外側挟着体1Aを押圧付勢するコイルスプリング4とを備えているので、吊りボルトPに挟着体1を簡単に仮止めすることができる。これらの結果、吊りボルトの振れ止めを極めて安全に且つ合理的行うことが可能になり、特に高所での振れ止め作業を簡単にして安全に行うことができる。
請求項2のごとく、挟着体1の外側挟着体1A及び内側挟着体1Bは平面直角になるように屈曲され、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの屈曲部分の間に吊りボルトPを挟着するように構成すると共に、斜め支持体3を挟着体1の左右両端部に一対連結するように構成したことで、従来では、懸吊物の四隅を吊下げる4本の吊りボルトに夫々2本の長ボルトQを連結する場合、合計48箇所ものネジ止め作業が必要になっていたのに対し、本発明では僅か16箇所のネジ止め作業で完了する。したがって、振れ止め作業におけるネジ止め作業が大幅に減少し、合理的且つ安全に行うことが可能になった。
請求項3のように、連結ボルト2は、外側挟着体1Aの左右に形成されたボルト挿通孔1Aaを通して内側挟着体1Bの左右に形成された雌ネジ部1Baに直接ネジ止めすることで挟着体を固定するように構成しているので、連結ボルト2のネジ止め作業を更に簡略化し、特に高所での作業を安全にすることができる。
請求項4のごとく、斜め支持体3において、重合板3Aの長ボルトQ側面に当接する部位に、長ボルトQのネジ山に係合する係合突起3Abを突設したことにより、斜め支持体3と長ボルトQとの固定強度を高めることができ、より安全な使用が可能になる。
請求項5のように、外側挟着体1A及び前記内側挟着体1Bの前記吊りボルトP側面に当接する部位に、前記吊りボルトPのネジ山に係合する挟着突起1C、1Dを突設することにより、挟着体1を吊りボルトPに極めて強固に固定することができる。
本発明の使用状態を示す斜視図である。 本発明の使用状態を示す分解斜視図である。 本発明の挟着体と斜め支持体とを連結した状態を示す平面図である。 本発明の挟着体と斜め支持体とを連結した状態を示す平断面図である。 本発明の重合板の係合突起を示す要部拡大断面図である。 (イ)乃至(ハ)は本発明の斜め支持体の他の実施例を示す斜視図である。 本発明の使用状態を示す側面図である。 (イ)乃至(ハ)は本発明の装着手順を示す要部斜視図である。
本発明振れ止め金具は、懸吊物Rを吊下げる吊りボルトPに対して長ボルトQを斜めに装着する際に、吊りボルトPと長ボルトQとを連結する金具として使用する(図7参照)。図示例では、空調機等のボックス状の懸吊物Rの四隅を吊下げる4本の吊りボルトPに対して長ボルトQを交差状に装着する状態を示しているが、1本の吊りボルトPに対して1本の長ボルトQを連結する際に使用することも可能である。
本発明の主な構成として、挟着体1、連結ボルト2、斜め支持体3、コイルスプリング4を備えている(図2参照)。挟着体1は、吊りボルトPの側面を挟着する一対の板状金具であり、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとで構成されている。そして、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの間に吊りボルトPを挟んだ状態で吊りボルトPに挟着体1を装着する(図1参照)。図示例では、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとを2枚の金属板で形成した挟着体1を示している(図2参照)。この外、1枚の金属板を屈曲し、重合した部分で外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとを構成し、屈曲部分に吊りボルトPを挟むようにした挟着体1を形成することも可能である(図示せず)。
図示の外側挟着体1A及び内側挟着体1Bは、それぞれ吊りボルトPに当接する長手中央から平面略直角になるように屈曲されている(図3参照)。更に、これら外側挟着体1A及び内側挟着体1Bの吊りボルトP側面に当接する部位に、前記吊りボルトPのネジ山に係合する挟着突起1C、1Dを突設している(図4参照)。これらの挟着突起1C、1Dは、吊りボルトPのねじ山に係止する突起であり、挟着体1の固定力を極めて強固にしている。
この挟着体1を吊りボルトPに連結するには、吊りボルトPを挟んだ外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとを貫通する連結ボルト2で連結する(図2参照)。図示例では、外側挟着体1Aの左右両端部にボルト挿通孔1Aaが開穿され、また、内側挟着体1Bの左右両端部に雌ネジ部1Baが設けられている(図4参照)。そして、斜め支持体3側からボルト挿通孔1Aaを通した連結ボルト2を雌ネジ部1Baに直接ネジ止めすることで挟着体1を固定する。
連結ボルト2の固定手段は、この他、ボルト挿通孔1Aaと雌ネジ部1Baとの位置を変更し、内側挟着体1Bから挿通した連結ボルト2を外側挟着体1Aに直接ネジ止めする手段や、別体の固定ナットにネジ止めする手段、あるいは内側挟着体1Bや外側挟着体1Aに予め固定ナットを固着して一体化し、この固定ナットにネジ止めする手段など、任意の固定手段を選択することが可能である。
斜め支持体3は、挟着体1の側面部に重合して長ボルトQを圧着固定するように構成した圧着部材である(図1参照)。この斜め支持体3は、重合板3A、保持片3B、圧着片3Cを備えている(図2参照)。図示の斜め支持体3は、挟着体1の両端部に一対装着しているが、挟着体1の片側に1個の斜め支持体3を装着するように構成することも可能である。
重合板3Aは、連結ボルト2を挿通する貫通孔3Aaが開穿され挟着体1の外側面に長ボルトQを圧着するように設けられた板状を成す(図2参照)。図示の重合板3Aは平面略三角形状を成しているが、この形状は任意に変更することができる。例えば図6に示す如く、矩形状(同図(イ)参照)や半円形状(同図(ロ)参照)、円形状(同図(ハ)参照)などのごとくである。また、貫通孔3Aaの形状も丸形や角形等を問わない。
更に、図示の重合板3Aには、長ボルトQ側面に当接する部位に係合突起3Abを突設している(図2参照)。この係合突起3Abは、長ボルトQのネジ山に係合する突起で、重合板3Aと外側挟着体1Aとの間に挟着した長ボルトQを強固に固定する部位である(図5参照)。
保持片3Bは、重合板3Aの一端側から挟着体1側に屈曲された部位で、重合板3Aが圧着する長ボルトQの長手側面を保持するように設けられている(図2参照)。図示の保持片3Bは、重合板3Aの端部を直角に屈曲した帯状であるが、この保持片3Bは重合板3Aの形状に合わせて任意の形状に設けることができる(図6参照)。すなわち、保持片3Bが直線状の場合は長ボルトQの長手側面に沿って接触する(図6(イ)、(ロ)参照)。また、保持片3Bが円弧状の場合には、長ボルトQ側面の二か所に点や線で接触する(同図(ハ)参照)。
圧着片3Cは、重合板3Aの他端側から挟着体1側に屈曲された部位で、挟着体1に直接当接して圧着固定する部位である(図8(ハ)参照)。この圧着片3Cも前述の保持片3Bと同様に重合板3Aの形状に合わせて形成することができる(図6参照)。したがって、挟着体1に当接する圧着片3Cの部位は、線状や点状、あるいは面状などに選択することができる。また、図示のように、斜め支持体3における圧着片3Cと保持片3Bとの位置関係は、重合板3Aの貫通孔3Aaを介して対向する位置にあるといえる。
コイルスプリング4は、圧縮コイルバネを使用するもので、連結ボルト2に外装した状態で斜め支持体3と挟着体1との間に配置し、挟着体1と斜め支持体3とを押圧付勢する弾性力を利用する。すなわち、斜め支持体3を通した連結ボルト2を挟着体1にネジ止めすると、コイルスプリング4が挟着体1と斜め支持体3とを押圧付勢するので挟着体1と斜め支持体3とが一体化する(図4参照)。したがって、吊りボルトPに挟着体1と斜め支持体3が仮止めされるものである(図8(イ)参照)。
このように、コイルスプリング4によって、吊りボルトPに挟着体1や斜め支持体3を簡単に仮止めすることができる。この際、連結ボルト2に外装したコイルスプリング4の端部を連結ボルト2や斜め支持体3に予め固定しておくと、各部品がバラバラにならず落下の恐れがないため、連結ボルト2を操作する際に、斜め支持体3とコイルスプリング4とをセットにした状態で操作することが可能になり、作業性がより向上する。
本発明では、吊りボルトPに長ボルトQを連結する際に、挟着体1と斜め支持体3との間に長ボルトQを重ねて連結ボルト2にて連結し、この連結ボルト2を中心に長ボルトQの角度を調整しながら、この長ボルトQを圧着固定するといった極めて簡単な構成になっている(図1参照)。
次に、吊りボルトPに長ボルトQを連結する装着手順を示す(図8参照)。図示の手順は、空調機等のボックス状の懸吊物Rを懸吊する吊りボルトPに長ボルトQを連結する手順を示している。また、図示の挟着体1は、外側挟着体1Aの左右両端部にボルト挿通孔1Aaが開穿され、内側挟着体1Bの左右両端部に雌ネジ部1Baが設けられたものである。
まず、挟着体1を吊りボルトPの所定位置に固定するには、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの間に長ボルトQを挟み込み、斜め支持体3から外側挟着体1Aを通した連結ボルト2を内側挟着体1Bに軽くネジ止めする(同図(イ)参照)。そうすると、連結ボルト2に外嵌したコイルスプリング4の付勢力の作用で挟着体1と斜め支持体3を吊りボルトPに仮止めすることができる。
次に、仮止めした挟着体1に、残りの斜め支持体3を仮止めする。この際も、連結ボルト2を内側挟着体1Bに軽くネジ止めするのみで、斜め支持体3を簡単に仮止めすることができる(図8(ロ)参照)。また、この状態で仮止めした挟着体1の高さを任意の高さに調整することも可能である。
最後に、斜め支持体3と挟着体1との間に長ボルトQを差し込み、長ボルトQの角度を調整しながら連結ボルト2を締め付けて固定する(図8(ハ)参照)。この状態において、長ボルトQの調整角度を保持片3Bが保持し、重合板3Aと挟着体1とが長ボルトQを圧着すると共に、圧着片3Cが挟着体1に直接圧着しているので、長ボルトQは強固に固定されるものである。
このように、本発明では、1本の連結ボルト2の締め付け操作で、吊りボルトPに連結する長ボルトQの角度調整作業と固定作業とを同時に行うように構成したものである。
尚、本発明振れ止め金具では、空調機等のボックス状の懸吊物Rを懸吊する吊りボルトP用の振れ止め金具として説明しているが、吊りボルトPで懸吊する懸吊物Rはこの例に限られるものではなく、振れ止め金具が必要なあらゆる場面で使用することができる。また、本発明の挟着体1や斜め支持体3等の構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での設計変更は自由である。
P 吊りボルト
Q 長ボルト
R 懸吊物
1 挟着体
1A 外側挟着体
1Aa ボルト挿通孔
1B 内側挟着体
1Ba 雌ネジ部
1C 挟着突起
1D 挟着突起
2 連結ボルト
3 斜め支持体
3A 重合板
3Aa 貫通孔
3Ab 係合突起
3B 保持片
3C 圧着片
4 コイルスプリング

Claims (5)

  1. 懸吊物を吊下げる吊りボルトの振れ止めをする吊りボルト用振れ止め金具において、板状の外側挟着体と該外側挟着体の内側に重合される内側挟着体との間に吊りボルトを挟んだ状態で吊りボルトに装着する挟着体と、吊りボルトを挟んだ挟着体の側面を貫通して挟着体に連結する連結ボルトと、該連結ボルトにて挟着体の側面に連結され挟着体の側面に沿って配置した長ボルトを挟着体の側面に圧着固定する斜め支持体と、斜め支持体から挟着体に至る連結ボルトの外側面に装着され挟着体及び斜め支持体を押圧付勢するコイルスプリングと、を備え、
    斜め支持体は、連結ボルトを挿通する貫通孔が開穿され挟着体の側面に長ボルトを圧着する重合板と、該重合板の一端側から挟着体側に屈曲され長ボルトの長手側面を保持する保持片と、重合板の他端側から屈曲され挟着体の側面に圧着する圧着片と、が設けられ、
    連結ボルトを中心に長ボルトの角度を調整自在にすると共に、該長ボルトを斜め支持体で挟着体に圧着固定するように構成したことを特徴とする吊りボルト用振れ止め金具。
  2. 前記挟着体の前記外側挟着体及び前記内側挟着体は平面直角になるように屈曲され、前記外側挟着体と前記内側挟着体との屈曲部分の間に前記吊りボルトを挟着するように構成すると共に、前記斜め支持体を挟着体の左右両端部に一対連結するように構成した請求項1記載の吊りボルト用振れ止め金具。
  3. 前記連結ボルトは、外側挟着体の左右に形成されたボルト挿通孔を通して内側挟着体の左右に形成された雌ネジ部に直接ネジ止めするように構成した請求項1又は2記載の吊りボルト用振れ止め金具。
  4. 前記斜め支持体において、前記重合板の前記長ボルト側面に当接する部位に、長ボルトのネジ山に係合する係合突起を突設した請求項1記載の吊りボルト用振れ止め金具。
  5. 前記挟着体において、前記外側挟着体及び前記内側挟着体の前記吊りボルト側面に当接する部位に、前記吊りボルトのネジ山に係合する挟着突起を突設した請求項1記載の吊りボルト用振れ止め金具。
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