JP5701426B1 - 吊りボルト用振れ止め金具 - Google Patents

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【課題】吊りボルトを合理的且つ安全に振れ止めすることができる吊りボルト用振れ止め金具を提供する。【解決手段】平面直角に屈曲された外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとで挟着体1を設ける。揺動片3Aから固定片3Bが屈曲形成された斜め支持体3を形成する。斜め支持体3の固定片3Bに長ボルトQを連結する。内側挟着体1Bと揺動片3Aとの重合部分にブラインドナット4を装着する。内側挟着体1Bの両端部に斜め支持体3を上下揺動自在に連結する。外側挟着体1Aの貫通孔1Aaに連結ボルト2を挿通する。該連結ボルト2をブラインドナット4にネジ止めすることで吊りボルトPの側面に挟着体1を固定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、吊りボルトの振れ止めを極めて合理的且つ安全に行うことができる吊りボルト用振れ止め金具に関するものである。
一般に、吊りボルトを使用して物品を懸吊した場合、地震等によって懸吊物が揺れないように、吊りボルトに振れ止め金具を装着している。例えば、天井設置用の空調機器のようなボックス状の懸吊物を4本の吊りボルトで吊下げる場合に、特許文献3に記載のごとく、挟着体と斜め支持体とで構成された振れ止め金具が使用されている。この振れ止め金具では、吊りボルトに挟着体を挟み付けて固定すると共に、この挟着体に斜め支持体を介して吊りボルト相互に長ボルトを交差状に連結するものである。
特許文献3のような従来の振れ止め金具は、長ボルトの連結端部にそれぞれ1個の挟着体が連結されていたので、振れ止め金具の部品点数が極めて多くなっていた。例えば、図8に示す如く、懸吊物Rの四隅を吊下げる4本の吊りボルトP相互にそれぞれ交差状に長ボルトQを連結する場合、吊りボルト1本ごとに4本の長ボルトQを連結する必要がある。そうすると、4本の吊りボルトP全体で合計16個の挟着体を固定する作業が必要になっていた。しかも、このような作業を天井等の高所で行っていたので部品が落下する虞も多く、作業上の危険性が極めて高いものであった。
このような危険な作業を安全にするため、当出願人が先に提案した振れ止め金具が特許文献1及び特許文献2に記載されている。いずれの振れ止め金具も、1個の挟着体で同時に2本の長ボルトを連結できるように構成したものである。すなわち、吊りボルトの側面に挟着する挟着体の両端部に斜め支持体を一対連結し、これら一対の斜め支持体に振れ止め用の長ボルトをそれぞれ連結するように構成している。
このような特許文献1及び特許文献2に記載の振れ止め金具により、1個の挟着体で2本の長ボルトを連結できるようになったので、図8のごとく、4本の吊りボルトを使用した場合でも、合計8個の挟着体で8本の長ボルトを全て連結することが可能になった。この結果、振れ止め金具の部品点数が極めて少なくなり、高所での取付け作業を合理的、且つ安全に行うことができるようになった。しかも、これらの振れ止め金具は既に実用化されており、この製品の有効性は、特に地震対策製品として優秀であることが公的にも認められている。
特開2014-47896号公報 特開2014-52014号公報 特開2002-339918号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の振れ止め金具においても、挟着体を吊りボルトに固定する際の作業性に課題が残されていた。すなわち、これらの振れ止め金具はいずれも、2枚の帯板からなる挟着体の間に吊りボルトを挟み込み、各帯板の左右両端部を貫通する連結ボルトにより挟着体を吊りボルトに固定するものである。しかも、これら2枚の帯板からなる挟着体は、懸吊物の四隅を吊下げる吊りボルト側から懸吊物側に向けて平面直角になるように屈曲されている。そのため、連結ボルトは懸吊物側から外方向に向けて挟着体に挿通し、懸吊物の外側でナットをネジ止めする作業になる。
仮に、連結ボルトを懸吊物側に向けて挿通すると、挟着体が直角に屈曲されているので、挟着体の左右に挿通した連結ボルトの先端が互いに干渉し、ナットを固定する作業が困難になる。そのため、連結ボルトの先端は常に懸吊物側から外側に向けて挿通する必要があった。
したがって、特許文献1及び特許文献2に記載の振れ止め金具において、挟着体を吊りボルトに固定する作業は、連結ボルトを懸吊物側から挟着体に挿通し、この連結ボルトが一対の帯板から抜けないように片手で支持しながら、もう一方の手で連結ボルトにナットをネジ止めする作業になっている。しかも、1個の挟着体を吊りボルトに固定するには、2本の連結ボルトを挟着体の左右に挿通し、各連結ボルトの先端にそれぞれナットをネジ止めする作業が必要になるので、懸吊物の四隅を吊下げる4本の吊りボルトに振れ止めを行う場合、8個の挟着体を連結するために合計16本の連結ボルトを挿通した後、各連結ボルトにナットをネジ止めする作業になる。
このように、挟着体から連結ボルトが抜けないように片手で支持しながら、もう一方の手で連結ボルトにナットをネジ止めするといった作業は、特に高所での作業として危険性が伴うものである。しかも、地震などの振動でも緩まないようにナットの緩み止め効果を更に高めるには、例えば1本の連結ボルトに2個のナットを並べてネジ止めする、所謂、ダブルナットが有効であることが知られている。ところが、高所で多数の連結ボルトを使用する振れ止め金具において、ダブルナットをネジ止めする作業は、より多くの危険性が伴うので、振れ止め金具の連結ボルトに、ダブルナットを使用する作業は行われていない。
また、懸吊物側から外側に向けて連結ボルトが突出していると、この連結ボルトの先端が作業員の衣服に引っかかるなど、他の作業の妨げになるおそれもある。しかも、この連結ボルトの先端は、挟着体の両端に予め連結している斜め支持体に、振れ止め用の長ボルトを連結する際の作業員の手元に当たる位置になっている。このため、挟着体から外向きに突出している連結ボルトの先端が長ボルトの連結作業の妨げになる不都合もあった。
そこで本発明は、上述の特許文献1及び特許文献2に記載されている振れ止め金具の作業性を更に改良すべく創出されたもので、空調機器等のボックス状の懸吊物を吊りボルトで吊下げる際に、吊りボルトの振れ止めを極めて合理的且つ安全に行うことが可能な吊りボルト用振れ止め金具の提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、ボックス状の懸吊物Rを吊下げる4本の吊りボルトPの振れ止めをするように構成され、各吊りボルトPから懸吊物R方向に平面直角になるように屈曲された帯板状の外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの間に吊りボルトPを挟んだ状態で各吊りボルトPの側面に装着する挟着体1と、吊りボルトPを挟んだ外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの左右両端部を貫通して挟着体1を固定する一対の連結ボルト2と、挟着体1の左右両端部に上下揺動自在に連結され吊りボルトPに対して斜めに配設される長ボルトQを連結するように形成された一対の斜め支持体3を備えた吊りボルト用振れ止め金具において、内側挟着体1Bの長手両端部と斜め支持体3の長手端部との重合部分にブラインドナット4を装着して内側挟着体1Bの両端部に斜め支持体3を上下揺動自在に連結し、外側挟着体1Aの左右両端部に開穿された貫通孔1Aaに懸吊物Rの外側から挿通した各連結ボルト2を各ブラインドナット4にネジ止めすることで吊りボルトPの側面に挟着体1を固定するように構成したことにある。
の手段において、前記斜め支持体3は帯板状を成し、長手一端部が前記内側挟着体1Bに揺動自在に連結される揺動片3Aと、該揺動片3Aの長手他端部から前記懸吊物Rの外側に向けて屈曲された固定片3Bとが形成され、該固定片3Bに開穿された連結孔3Baに前記長ボルトQを挿通して固定ナット3Cで固定するように構成し、該固定ナット3Cを締め付ける締付工具Sが前記ブラインドナット4に固定した前記連結ボルト2の位置から離れるように、該揺動片3Aを前記懸吊物Rの外側に向けて屈曲された屈曲逃げ部3Dを形成したことにある。
の手段は、前記内側挟着体1Bの長手両端部と前記斜め支持体3の長手端部との重合部分にそれぞれ貫通孔1Ba、3Aaが形成され、これらの貫通孔1Ba、3Aaを挿通する前記ブラインドナット4で前記内側挟着体1Bと前記斜め支持体3とを連結するように設けられ、前記ブラインドナット4は、開口部にフランジ4Aが形成され、該フランジ4Aとかしめにより形成される脹らみ部4Bとの間に前記内側挟着体1Bと前記揺動片3Aとを挟着するように構成したものである。
本発明の請求項1のごとく、内側挟着体1Bの長手両端部と揺動片3Aの長手端部との重合部分にブラインドナット4を装着して内側挟着体1Bの両端部に斜め支持体3を上下揺動自在に連結し、外側挟着体1Aの左右両端部に開穿された貫通孔1Aaに懸吊物Rの外側から挿通した各連結ボルト2を各ブラインドナット4にネジ止めするように構成したことで、外側挟着体1Aに挿通した連結ボルト2を懸吊物の外側からブラインドナット4にネジ止めするだけの作業で吊りボルトPに挟着体1を固定することが可能になった。
この結果、従来のごとく懸吊物側から挿通した連結ボルトが抜けないように片手で支持し、もう一方の手で連結ボルトにナットをネジ止めするといった高所での危険な作業が不要になった。しかも、連結ボルト2を懸吊物Rの外側からブラインドナット4にネジ止めするので、電動ドライバー等の締付工具Sを使用して連結ボルト2を締め付けることも可能になり、作業時間を大幅に短縮することができる。
更に、連結ボルト2の先端は懸吊物R側のブラインドナット4内に収納されるので、従来のように、連結ボルト2の先端が懸吊物の外側に突出して作業員の衣服に引っかかるなどといった不都合も解消された。この結果、高所での取付け作業が極めて容易になり、吊りボルトPを極めて合理的且つ安全に振れ止めすることができるものである。
しかも、ブラインドナット4は、内側挟着体1B及び斜め支持体3と一体になっているので、地震等の振動に対してブラインドナット4が緩む虞はなく、ナットの緩み止め効果として有効なダブルナットを使用した以上の緩み止め効果を奏する。したがって、天井等の高所で設置する振れ止め金具において、ダブルナットの装着より簡単な作業で極めて高い緩み止め効果が得られるものである。
請求項のごとく、前記斜め支持体3は帯板状を成し、長手一端部が前記内側挟着体1Bに揺動自在に連結される揺動片3Aと、該揺動片3Aの長手他端部から前記懸吊物Rの外側に向けて屈曲された固定片3Bとが形成され、該固定片3Bに開穿された連結孔3Baに前記長ボルトQを挿通して固定ナット3Cで固定するように構成し、該固定ナット3Cを締め付ける締付工具Sが前記ブラインドナット4に固定した前記連結ボルト2の位置から離れるように、該揺動片3Aを前記懸吊物Rの外側に向けて屈曲された屈曲逃げ部3Dを形成したことにより、固定片3Bに長ボルトQを連結する作業時に、連結ボルト2が作業の妨げになるといった従来の不都合は解消された。
請求項のように、前記内側挟着体1Bの長手両端に貫通孔1Baが形成され、前記斜め支持体3の長手端部に貫通孔3Aaが形成され、これらの貫通孔3Aa、1Baに前記ブラインドナット4を挿通して前記斜め支持体3と前記内側挟着体1Bとを連結したことで、連結ボルト2で吊りボルトPに挟着体1を固定した後でも斜め支持体3の上下角度調整を自在に行うことができる。また、ブラインドナット4のフランジ4Aと脹らみ部4Bとの間に内側挟着体1Bと揺動片3Aとを挟着するように構成しているので、連結ボルト2を締め付けた後でもフランジ4Aと脹らみ部4Bとの間隔が一定に保持されるため、揺動片3Aは任意の角度で自在に調整可能となる。しかも、脹らみ部4Bを形成する際のかしめ具合を調整することで、斜め支持体3を任意の角度で固定することも可能になる。さらに、内側挟着体1B及び一対の斜め支持体3をブラインドナット4にて、予めひとつの部材に連結しているので、天井等の高所で作業する部材として安全な使用が可能になった。
本発明の使用状態を示す正面図である。 本発明の使用状態を示す分解斜視図である。 本発明の内側挟着体と斜め支持体とを連結した状態を示す側面図である。 本発明の内側挟着体と斜め支持体とを連結した状態を示す正面図である。 本発明の内側挟着体と斜め支持体とを連結した状態を示す断面図である。 本発明の挟着体の連結状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の固定片に長ボルトを連結する状態を示す平面図である。 懸吊物の吊りボルトの振れ止めをする状態を示す概略斜視図である。
本発明によると、空調機器等のボックス状の懸吊物を吊りボルトで吊下げる際に、吊りボルトの振れ止めを極めて合理的且つ安全に行うことが可能になるなどといった当初の目的を達成した。
本発明振れ止め金具は、例えばボックス状の懸吊物Rの四隅を吊下げる4本の吊りボルトPに対して長ボルトQをブレース状に装着する振れ止め金具として使用する(図1参照)。
本発明の主な構成として、挟着体1、連結ボルト2、斜め支持体3、ブラインドナット4を備えている(図2参照)。挟着体1は、吊りボルトPの側面を挟着する一対の板状金具であり、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとで構成されている。これら外側挟着体1A及び内側挟着体1Bは、それぞれ長手中央から懸吊物Rに向けて平面直角になるように屈曲されている。そして、いずれか1本の吊りボルトPに挟着体1を取り付けると、挟着体1の左右両端部が隣接する他の吊りボルトPに向くように挟着体1を屈曲したものである。更に、挟着体1の端部が向いている吊りボルトPに対し、斜め支持体3を介して長ボルトQを連結する。
これら外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとの左右両端部に、それぞれ貫通孔1Aa、1Baが開穿されている(図5参照)。また、外側挟着体1Aには、吊りボルトPに接触する部分に挟着突起1Cを設けている。この挟着突起1Cは、吊りボルトPのねじ山に係止する突起で、外側挟着体1Aがずれるのを防止する。
連結ボルト2は、懸吊物Rの外側から外側挟着体1A及び内側挟着体1Bを貫通してブラインドナット4にネジ止めする部材である(図2参照)。このブラインドナット4は、内側挟着体1Bの長手両端部と斜め支持体3の長手端部との重合部分に装着する部材で、内側挟着体1Bの両端部に斜め支持体3を上下揺動自在に連結している(図3参照)。そして、外側挟着体1Aの左右両端部に開穿された貫通孔1Aaに挿通した各連結ボルト2を各ブラインドナット4にネジ止めすることで吊りボルトPの側面に挟着体1を固定するものである(図2参照)。
ブラインドナット4は、ナットとリベットの両方の特長を兼ね備えたもので、タップ立ての難しい薄板や角パイプなどに、片側から専用工具で取り付ける部材である。本発明では、このブラインドナット4を利用して内側挟着体1Bと斜め支持体3とを揺動自在に連結するものである(図3参照)。すなわち、一般のブラインドナット4は、開口部にフランジ4Aが形成されており、薄板や角パイプなどにブラインドナット4を貫通してこのフランジ4Aに当接させる。一方、ブラインドナット4の開口部から内部の雌ネジ部4Cに連結した専用工具を用いてブラインドナット4を長手方向に沿ってかしめることでブラインドナット4の周囲側面に形成される脹らみ部4Bとフランジ4Aとの間に薄板や角パイプなどを挟み込むものである。
本発明では、フランジ4Aと脹らみ部4Bとの間に内側挟着体1Bと揺動片3Aを挟着するものである。すなわち、内側挟着体1Bの貫通孔1Baと揺動片3Aの貫通孔3Aaにブラインドナット4を挿通する(図6参照)。そして、ブラインドナット4の開口部から内部の雌ネジ部4Cに連結した専用工具を用いてブラインドナット4を長手方向に沿ってかしめることでブラインドナット4の周囲側面に形成されるフランジ4Aと脹らみ部4Bとの間に内側挟着体1Bと揺動片3Aを挟着し、内側挟着体1Bの両端部に斜め支持体3を揺動自在に連結する(図3参照)。ブラインドナット4で連結した内側挟着体1B及び揺動片3Aは、連結ボルト2や外側挟着体1Aに干渉されないので、連結ボルト2をブラインドナット4に締め付けた後でも、揺動片3Aの位置を上下揺動自在に調整することができる(図5参照)。
斜め支持体3は、挟着体1の両端部に長ボルトQを連結する一対の部材である(図2参照)。図示の斜め支持体3は、挟着体1に帯板状の長手一端部を揺動自在に連結する揺動片3Aと、揺動片3Aの長手他端部から屈曲延長された固定片3Bとで平面L字状を成している。固定片3Bには連結孔3Baが開穿されている(図4参照)。この連結孔3Baに長ボルトQを挿通して固定ナット3Cで固定し、長ボルトQを斜め支持体3に連結するものである(図7参照)。
図示の揺動片3Aは、懸吊物Rの外側に向けて緩やかに屈曲した屈曲逃げ部3Dを形成している(図7参照)。そして、固定ナット3Cを締め付ける電動ドライバーのごとき締付工具Sが、外側挟着体1Aと内側挟着体1Bとを連結した連結ボルト2の位置から離れるようにしている。このように揺動片3Aに屈曲逃げ部3Dを形成することで、締付工具Sを使用して固定片3Bに長ボルトQを連結する際に、連結ボルト2が作業の妨げにならずに済むものである。また、斜め支持体3に長ボルトQを連結する締付工具Sと、挟着体1に連結ボルト2を連結する締付工具Sとを同一の締付工具Sで行えるようにすることで、より合理的な作業が可能になっている。
尚、本発明振れ止め金具では、空調機等のボックス状の懸吊物Rを懸吊する吊りボルトP用の振れ止め金具として説明しているが、吊りボルトPで懸吊する懸吊物Rはこの例に限られるものではない。また、本発明の構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での設計変更は自由である。
P 吊りボルト
Q 長ボルト
R 懸吊物
S 締付工具
1 挟着体
1A 外側挟着体
1Aa 貫通孔
1B 内側挟着体
1Ba 貫通孔
1C 挟着突起
2 連結ボルト
3 斜め支持体
3A 揺動片
3Aa 貫通孔
3B 固定片
3Ba 連結孔
3C 固定ナット
3D 屈曲逃げ部
4 ブラインドナット
4A フランジ
4B 脹らみ部
4C 雌ネジ部

Claims (3)

  1. ボックス状の懸吊物を吊下げる4本の吊りボルトの振れ止めをするように構成され、各吊りボルトから懸吊物方向に平面直角になるように屈曲された帯板状の外側挟着体と内側挟着体との間に吊りボルトを挟んだ状態で各吊りボルトの側面に装着する挟着体と、吊りボルトを挟んだ外側挟着体と内側挟着体との左右両端部を貫通して挟着体を固定する一対の連結ボルトと、挟着体の左右両端部に上下揺動自在に連結され吊りボルトに対して斜めに配設される長ボルトを連結するように形成された一対の斜め支持体を備えた吊りボルト用振れ止め金具において、
    内側挟着体の長手両端部と斜め支持体の長手端部との重合部分にブラインドナットを装着して内側挟着体の両端部に斜め支持体を上下揺動自在に連結し、外側挟着体の左右両端部に開穿された貫通孔に懸吊物の外側から挿通した各連結ボルトを各ブラインドナットにネジ止めすることで吊りボルトの側面に挟着体を固定するように構成したことを特徴とする吊りボルト用振れ止め金具。
  2. 前記斜め支持体は帯板状を成し、長手一端部が前記内側挟着体に揺動自在に連結される揺動片と、該揺動片の長手他端部から前記懸吊物の外側に向けて屈曲された固定片とが形成され、該固定片に開穿された連結孔に前記長ボルトを挿通して固定ナットで固定するように構成し、該固定ナットを締め付ける締付工具が前記ブラインドナットに固定した前記連結ボルトの位置から離れるように、該揺動片を前記懸吊物の外側に向けて屈曲された屈曲逃げ部を形成した請求項1記載の吊りボルト用振れ止め金具。
  3. 前記内側挟着体の長手両端部と前記斜め支持体の長手端部との重合部分にそれぞれ貫通孔が形成され、これらの貫通孔を挿通する前記ブラインドナットで前記内側挟着体と前記斜め支持体とを連結するように設けられ、前記ブラインドナットは、開口部にフランジが形成され、該フランジとかしめにより形成される脹らみ部との間に前記内側挟着体と前記揺動片とを挟着するように構成した請求項記載の吊りボルト用振れ止め金具。
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