JP2021120582A - 交差部連結金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 垂下された吊部材とその左右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部支持金具を提供することにある。【解決手段】 保持部材10は、向かい合う一対の締結片20,30を略U字形に連結した保持部本体11を備える。その保持部本体11には、ボルト・ナット等の締結具40を挿通するための締結孔21,31を設けるとともに、締結片20の両端部22,25と,締結片30の両端部32,35に、相互に向かい合うように延伸して形成された端面23,26,33,36を備える。締結片20の端面23,26には、振止部材91を挿通する切欠溝24,27を備える。そして、この端面23と端面33,端面26と端面36が、一対の締結片20,30の近接によって振止部材91を挟み込んで圧着する挟着部12,12となる。【選択図】 図1

Description

本願発明は、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部支持金具に関するものである。
垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部支持金具としては、特許文献1乃至特許文献5等に開示されたものがある。
特許文献1は、振止部材を2個のナットで挟み込んで保持するものである。
特許文献2は、振止部材をバネ性のある円弧(弓)形状の部材で保持するものである。
特許文献3及び4は、振止部材をバネを用いて仮止め可能に保持するものである。
特許文献5は、振止部材をその軸方向に沿って挟み込み保持するものである。
特許第6121160号公報 特許第6316549号公報 特許第6284668号公報 特許第6284669号公報 特許第6011834号公報
しかしながら、上記特許文献1乃至5には、次のような課題があった。
(ア)上記特許文献1は、ナットの挿入と締結に手間がかかるという作業性に課題があった。
(イ)上記特許文献2は、上記特許文献1と比較して作業性は良いが、振止部材が外れやすい(安定性に欠ける)という課題があった。
(ウ)上記特許文献3乃至5は、締結力が弱いと振止部材が軸方向に抜け落ちるという課題があった。
(エ)また、振止部材の位置を調整する場合に振止部材が回転可能なため保持部材に部分的に当たり、引っ掛かるという課題もあった。
(オ)なお、上記特許文献3及び4のように、バネの弾性を利用して仮止めしている場合は、常時仮止め状態で引っ掛かっており、離れた収容部どうしでは位置調整が困難になる。
これに対して、本願出願人は、上記特許文献1乃至特許文献5等に開示されたものとは異なる構造で、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを簡易且つ確実に連結する交差部支持金具を提供すべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成させた。
本願発明の第1の発明は、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部支持金具であって、振止部材を保持するための保持部材が、向かい合う一対の締結片に締結具を挿通するための締結孔を設けて略U字形、略V字形又は略W字形に連結又は構成された保持部本体と、締結片の左右一端部又は両端部に、一対の締結片の近接によって振止部材を挟み込んで圧着する挟着部と、を備え、挟着部は、一対の締結片の端部から相互に向かい合うように延伸して形成された端面どうしの組み合わせ又は一対の締結片の端部の一方のみから他方へ延伸して形成された端面からなることを特徴とするものである。
第2の発明は、端面が、振止部材の挿通する切欠溝を備えたことを特徴とする同交差部支持金具である。
第3の発明は、締結具にボルトを使用したことを特徴とする同交差部支持金具である。
第4の発明は、吊部材を保持する一対の金具本体と保持片とを備え、向かい合う金具本体と保持片の吊部材と直交する一端部又は両端部に、吊部材を挟み込んで圧着する吊部材用挟着部を備え、吊部材用挟着部は、端部から相互に向かい合うように延伸して形成された吊部材用端面どうしの組み合わせ又は端部の一方のみから他方へ延伸して形成された吊部材用端面からなることを特徴とする同交差部支持金具である。
第5の発明は、吊部材用端面が、吊部材の挿通する切欠溝を備えたことを特徴とする同交差部支持金具である。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明に係る保持部材であれば、振止部材を保持するために振止部材を取り付ける際に、保持部材を開く必要がなく、ワンタッチで収容部へ持っていけて位置調整が容易となる。
(2)また、保持部材(一対の締結片)を指で押圧し変形させることで、作業中に簡単に振止部材を仮止めできる(保持部材から外れ難くできる)。この時、保持部材は振止部材とクリアランスを維持しているので、振止部材の位置調整で振止部材が保持部材に引っ掛かることが無くなり、スムーズに位置調整ができる。
(3)さらに、振止部材を保持部材の挟着部で確実に固定できる。
(4)すなわち、挟着部が振止部材を挟み込んで圧着した場合(成型時)に連結部分が塑性変形されており、連結部分に弾性がないために、締結後にその成型時の形状をそのまま維持しようとするため、確実に振止部材を固定できる。
(5)振止部材をナットで挟み込む必要が無い。
本願発明の第1実施形態を示す説明図(その1)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その2)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その3)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その4)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その5)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その6)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その7)。 本願発明の第2実施形態を示す説明図。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第4実施形態を示す説明図。
本願発明の実施形態(一例)を図面に基づいて説明する。なお、図示された実施形態は本願発明の一例で有り、本願発明はこれらに限定されるものではない。
図1乃至図7は、本願発明の第1実施形態を示す説明図である。
第1実施形態の交差部支持金具を説明する前に、まず、振止部材の保持部材について説明する。
保持部材10は、向かい合う一対の締結片20,30を略U字形に連結した保持部本体11を備える。その保持部本体11には、図示するボルト・ナット等の締結具40を挿通するための締結孔21,31を設けている。
また、保持部材10は、締結片20の両端部22,25と,締結片30の両端部32,35に、相互に向かい合うように延伸して形成された端面23,26,33,36を備える。また、締結片20の端面23,26には、振止部材91を挿通する切欠溝24,27を備える。そして、この端面23と端面33,端面26と端面36が、一対の締結片20,30の近接によって振止部材91を挟み込んで圧着する挟着部12,12となる。
保持部材10は、このような構造を備えることで、振止部材91を取り付ける場合にも、保持部材10を開ける必要は無く、そのまま振止部材91を差し込めば、保持部材10の収容部13に収容できる。そして、締結片20,30を指で押圧する(押し潰す)ことで、振止部材91が挟着部12(端面23と端面33)及び挟着部12(端面26と端面36)に挟み込まれるように圧着されて、仮止め状態(収容部13から外れない状態)となる。最後に、ボルト・ナット等の締結具40で締結片20,30を締結すれば、挟着部12の圧着状態は固定されて、保持部材10による振止部材91の保持を確実に維持できる。なお、保持部材10を使用すれば、吊部材90も同じように保持できる。
次に、この保持部材10を使用した第1実施形態の交差部支持金具を説明する。
図1に図示する交差部支持金具50は、垂下された吊部材90とその左右に位置(90度交差)する第一振止部材91a及び第二振止部材91bとを交差状に連結するためのものである。そして、この交差部支持金具50は、吊部材90を保持する一対の金具本体60と保持片70とを備える。金具本体60は、保持片70との境目から左右の両翼を折曲し、第一振止部材91aを保持する第一保持部材10a及び第二振止部材91bを保持する第二保持部材10bを取り付けるための第一取付部68,第二取付部69を備える。
図2から図4は、交差部支持金具50の取付方法を図示したものである。
まず、図2及び図3に図示するように、保持片70を外して吊部材90を取り付け(図2)、その後保持片70を金具本体60に組み付ける(図3)。これによって、吊部材90を固定する。
次に、図4に図示するように、第一取付部68,第二取付部69に取り付けられた第一保持部10a及び第二保持部10bにそれぞれ第一振止部材91a及び第二振止部材91bを差し込み位置調整をし、仮止めし、位置(微)調整をし、そして締結具40による本締めをして、第一振止部材91a及び第二振止部材91bを固定する。よって、第一振止部材91a及び第二振止部材91bの位置調整がしやすい。
ここで、第一保持部10a及び第二保持部10bは、図示するような断面略U字形に連結されたものであってもよいし、連結部14に折り曲げ部を設けて断面略W字形に連結されたものであってもよい。また、連結部14にスリットを設けて強度を調整してもよい。なお、連結部14の強度の調整は板厚などで調整してもよい。
図5から図7は、保持部材10による振止部材91(吊部材90も同様)の保持構造について詳しく説明したものである。
図5に図示するように、保持部材10の挟着部12においては、締結片20の端面23を例に説明すると、端面23に形成される当接面Sが少ない面積で振止部材91に押圧される。すると、振止部材91のねじ部分が変形するか(図5(a))、端面23の当接面Sが変形し(図5(b))、圧着される。このため、挟着部12のトルクが少しゆるんだ場合であっても、上記の変形した部材(ねじ部分又は当接面S)が相手側に引っ掛かり、保持部材10の挟着部12による振止部材91の固定をより確実なものにできる(振止部材91の抜け落ちを確実に防止できる)。
仮に、図5のような振止部材91のねじ部分の変形や端面23の当接面Sの変形がない場合でも、図6に図示するように、端面23の先端側の変形(撓み)により、振止部材91のねじ谷部に入り込み(ねじ谷部の角と端面先端の角どうしがフィットし)、引っ掛かる効果が期待できる。
また、図7に図示するように、挟着部12が振止部材91を端面23,33で挟み込んで圧着した場合(成型時)に、締結片20,30の連結部14が塑性変形される。連結部14には弾性がないため、締結後にその成型時の形状をそのまま維持しようとする。このため、締める力を抜いた後でも振止部材91の抜けにくい効果を期待できる。
図8は、本願発明の第2実施形態を示す説明図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、保持部材10の端面23,26,33,36に振止部材91との圧着を確実なものとするために、爪加工Tを施している点にある。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図9は、本願発明の第3実施形態を示す説明図である。
第3実施形態が第1実施形態と異なるのは、保持部材10の保持部本体11を向かい合う一対の締結片20,30の2部材で略V字形に構成した点にある。これに対して、第1実施形態では、保持部材10の保持部本体11は、向かい合う一対の締結片20,30を略U字形に連結しているので、1部材である。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図10は、本願発明の第4実施形態を示す説明図である。
第4実施形態が第1実施形態と異なるのは、吊部材90を保持する一対の金具本体60と保持片70とを備え、向かい合う金具本体60と保持片70の吊部材90と直交する両端部62,65,72,75に、相互に向かい合うように延伸して形成された吊部材用端面63,66,73,76を備える。また、吊部材用端面63,66,73,76には、吊部材90を挿通する切欠溝64,67,74,77を備える。そして、この吊部材用端面63と吊部材用端面73,吊部材用端面66と吊部材用端面76が、一対の金具本体60と保持片70の近接によって吊部材90を挟み込んで圧着する吊部材用挟着部52,52となる。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
本願発明は、垂下された吊部材又は振止部材を保持するための保持部材として、そして、それを備えることで垂下された吊部材に第一振止部材及び第二振止部材を交差状に連結するための交差部連結金具としてに幅広く利用できるものである。
10 保持部材
11 保持部本体
12 挟着部
13 収容部
14 連結部
20 締結片
21 締結孔
22 端部
23 端面
24 切欠溝
25 端部
26 端面
27 切欠溝
30 締結片
31 締結孔
32 端部
33 端面
35 端部
36 端面
S 当接面
T 爪加工
40 締結具
50 交差部支持金具
52 吊部材用挟着部
60 金具本体
62 端部
63 吊部材用端面
64 切欠溝
65 端部
66 吊部材用端面
67 切欠溝
68 第一取付部
69 第二取付部
70 保持片
72 端部
73 吊部材用端面
74 切欠溝
75 端部
76 吊部材用端面
77 切欠溝
90 吊部材
91 振止部材
本願発明は、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部連結金具に関するものである。
垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部連結金具としては、特許文献1乃至特許文献5等に開示されたものがある。
特許文献1は、振止部材を2個のナットで挟み込んで保持するものである。
特許文献2は、振止部材をバネ性のある円弧(弓)形状の部材で保持するものである。
特許文献3及び4は、振止部材をバネを用いて仮止め可能に保持するものである。
特許文献5は、振止部材をその軸方向に沿って挟み込み保持するものである。
特許第6121160号公報 特許第6316549号公報 特許第6284668号公報 特許第6284669号公報 特許第6011834号公報
しかしながら、上記特許文献1乃至5には、次のような課題があった。
(ア)上記特許文献1は、ナットの挿入と締結に手間がかかるという作業性に課題があった。
(イ)上記特許文献2は、上記特許文献1と比較して作業性は良いが、振止部材が外れやすい(安定性に欠ける)という課題があった。
(ウ)上記特許文献3乃至5は、締結力が弱いと振止部材が軸方向に抜け落ちるという課題があった。
(エ)また、振止部材の位置を調整する場合に振止部材が回転可能なため保持部材に部分的に当たり、引っ掛かるという課題もあった。
(オ)なお、上記特許文献3及び4のように、バネの弾性を利用して仮止めしている場合は、常時仮止め状態で引っ掛かっており、離れた収容部どうしでは位置調整が困難になる。
これに対して、本願出願人は、上記特許文献1乃至特許文献5等に開示されたものとは異なる構造で、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを簡易且つ確実に連結する交差部連結金具を提供すべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成させた。
本願発明の第1の発明は、垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する棒状の振止部材とを交差状に連結するための交差部連結金具であって、振止部材を保持するための保持部材が、向かい合う一対の締結片に締結具を挿通するための締結孔を設けて略U字形、略V字形又は略W字形に連結又は構成された保持部本体と、締結片の左右一端部又は両端部に、一対の締結片の近接によって振止部材を挟み込んで圧着する挟着部と、を備え、挟着部は、一対の締結片の端部から相互に向かい合うように延伸して形成された端面どうしの組み合わせ又は一対の締結片の端部の一方のみから他方へ延伸して形成された端面からなることを特徴とするものである。
第2の発明は、端面が、振止部材の挿通する切欠溝を締結孔よりも一対の締結片の開放側へ備えたことを特徴とする同交差部連結金具である。
第3の発明は、締結具にボルトを使用したことを特徴とする同交差部連結金具である。
第4の発明は、吊部材を保持する一対の金具本体と保持片とを備え、向かい合う金具本体と保持片の吊部材と直交する一端部又は両端部に、吊部材を挟み込んで圧着する吊部材用挟着部を備え、吊部材用挟着部は、端部から相互に向かい合うように延伸して形成された吊部材用端面どうしの組み合わせ又は端部の一方のみから他方へ延伸して形成された吊部材用端面からなることを特徴とする同交差部連結金具である。
第5の発明は、吊部材用端面が、吊部材の挿通する切欠溝を備えたことを特徴とする同交差部連結金具である。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明に係る保持部材であれば、振止部材を保持するために振止部材を取り付ける際に、保持部材を開く必要がなく、ワンタッチで収容部へ持っていけて位置調整が容易となる。
(2)また、保持部材(一対の締結片)を指で押圧し変形させることで、作業中に簡単に振止部材を仮止めできる(保持部材から外れ難くできる)。この時、保持部材は振止部材とクリアランスを維持しているので、振止部材の位置調整で振止部材が保持部材に引っ掛かることが無くなり、スムーズに位置調整ができる。
(3)さらに、振止部材を保持部材の挟着部で確実に固定できる。
(4)すなわち、挟着部が振止部材を挟み込んで圧着した場合(成型時)に連結部分が塑性変形されており、連結部分に弾性がないために、締結後にその成型時の形状をそのまま維持しようとするため、確実に振止部材を固定できる。
(5)振止部材をナットで挟み込む必要が無い。
本願発明の第1実施形態を示す説明図(その1)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その2)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その3)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その4)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その5)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その6)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(その7)。 本願発明の第2実施形態を示す説明図。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第4実施形態を示す説明図。
本願発明の実施形態(一例)を図面に基づいて説明する。なお、図示された実施形態は本願発明の一例で有り、本願発明はこれらに限定されるものではない。
図1乃至図7は、本願発明の第1実施形態を示す説明図である。
第1実施形態の交差部連結金具を説明する前に、まず、振止部材の保持部材について説明する。
保持部材10は、向かい合う一対の締結片20,30を略U字形に連結した保持部本体11を備える。その保持部本体11には、図示するボルト・ナット等の締結具40を挿通するための締結孔21,31を設けている。
また、保持部材10は、締結片20の両端部22,25と,締結片30の両端部32,35に、相互に向かい合うように延伸して形成された端面23,26,33,36を備える。また、締結片20の端面23,26には、振止部材91を挿通する切欠溝24,27を備える。そして、この端面23と端面33,端面26と端面36が、一対の締結片20,30の近接によって振止部材91を挟み込んで圧着する挟着部12,12となる。
保持部材10は、このような構造を備えることで、振止部材91を取り付ける場合にも、保持部材10を開ける必要は無く、そのまま振止部材91を差し込めば、保持部材10の収容部13に収容できる。そして、締結片20,30を指で押圧する(押し潰す)ことで、振止部材91が挟着部12(端面23と端面33)及び挟着部12(端面26と端面36)に挟み込まれるように圧着されて、仮止め状態(収容部13から外れない状態)となる。最後に、ボルト・ナット等の締結具40で締結片20,30を締結すれば、挟着部12の圧着状態は固定されて、保持部材10による振止部材91の保持を確実に維持できる。なお、保持部材10を使用すれば、吊部材90も同じように保持できる。
次に、この保持部材10を使用した第1実施形態の交差部連結金具を説明する。
図1に図示する交差部連結金具50は、垂下された吊部材90とその左右に位置(90度交差)する第一振止部材91a及び第二振止部材91bとを交差状に連結するためのものである。そして、この交差部連結金具50は、吊部材90を保持する一対の金具本体60と保持片70とを備える。金具本体60は、保持片70との境目から左右の両翼を折曲し、第一振止部材91aを保持する第一保持部材10a及び第二振止部材91bを保持する第二保持部材10bを取り付けるための第一取付部68,第二取付部69を備える。
図2から図4は、交差部連結金具50の取付方法を図示したものである。
まず、図2及び図3に図示するように、保持片70を外して吊部材90を取り付け(図2)、その後保持片70を金具本体60に組み付ける(図3)。これによって、吊部材90を固定する。
次に、図4に図示するように、第一取付部68,第二取付部69に取り付けられた第一保持部10a及び第二保持部10bにそれぞれ第一振止部材91a及び第二振止部材91bを差し込み位置調整をし、仮止めし、位置(微)調整をし、そして締結具40による本締めをして、第一振止部材91a及び第二振止部材91bを固定する。よって、第一振止部材91a及び第二振止部材91bの位置調整がしやすい。
ここで、第一保持部10a及び第二保持部10bは、図示するような断面略U字形に連結されたものであってもよいし、連結部14に折り曲げ部を設けて断面略W字形に連結されたものであってもよい。また、連結部14にスリットを設けて強度を調整してもよい。なお、連結部14の強度の調整は板厚などで調整してもよい。
図5から図7は、保持部材10による振止部材91(吊部材90も同様)の保持構造について詳しく説明したものである。
図5に図示するように、保持部材10の挟着部12においては、締結片20の端面23を例に説明すると、端面23に形成される当接面Sが少ない面積で振止部材91に押圧される。すると、振止部材91のねじ部分が変形するか(図5(a))、端面23の当接面Sが変形し(図5(b))、圧着される。このため、挟着部12のトルクが少しゆるんだ場合であっても、上記の変形した部材(ねじ部分又は当接面S)が相手側に引っ掛かり、保持部材10の挟着部12による振止部材91の固定をより確実なものにできる(振止部材91の抜け落ちを確実に防止できる)。
仮に、図5のような振止部材91のねじ部分の変形や端面23の当接面Sの変形がない場合でも、図6に図示するように、端面23の先端側の変形(撓み)により、振止部材91のねじ谷部に入り込み(ねじ谷部の角と端面先端の角どうしがフィットし)、引っ掛かる効果が期待できる。
また、図7に図示するように、挟着部12が振止部材91を端面23,33で挟み込んで圧着した場合(成型時)に、締結片20,30の連結部14が塑性変形される。連結部14には弾性がないため、締結後にその成型時の形状をそのまま維持しようとする。このため、締める力を抜いた後でも振止部材91の抜けにくい効果を期待できる。
図8は、本願発明の第2実施形態を示す説明図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、保持部材10の端面23,26,33,36に振止部材91との圧着を確実なものとするために、爪加工Tを施している点にある。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図9は、本願発明の第3実施形態を示す説明図である。
第3実施形態が第1実施形態と異なるのは、保持部材10の保持部本体11を向かい合う一対の締結片20,30の2部材で略V字形に構成した点にある。これに対して、第1実施形態では、保持部材10の保持部本体11は、向かい合う一対の締結片20,30を略U字形に連結しているので、1部材である。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図10は、本願発明の第4実施形態を示す説明図である。
第4実施形態が第1実施形態と異なるのは、吊部材90を保持する一対の金具本体60と保持片70とを備え、向かい合う金具本体60と保持片70の吊部材90と直交する両端部62,65,72,75に、相互に向かい合うように延伸して形成された吊部材用端面63,66,73,76を備える。また、吊部材用端面63,66,73,76には、吊部材90を挿通する切欠溝64,67,74,77を備える。そして、この吊部材用端面63と吊部材用端面73,吊部材用端面66と吊部材用端面76が、一対の金具本体60と保持片70の近接によって吊部材90を挟み込んで圧着する吊部材用挟着部52,52となる。その他については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
本願発明は、垂下された吊部材又は振止部材を保持するための保持部材として、そして、それを備えることで垂下された吊部材に第一振止部材及び第二振止部材を交差状に連結するための交差部連結金具としてに幅広く利用できるものである。
10 保持部材
11 保持部本体
12 挟着部
13 収容部
14 連結部
20 締結片
21 締結孔
22 端部
23 端面
24 切欠溝
25 端部
26 端面
27 切欠溝
30 締結片
31 締結孔
32 端部
33 端面
35 端部
36 端面
S 当接面
T 爪加工
40 締結具
50 交差部連結金具
52 吊部材用挟着部
60 金具本体
62 端部
63 吊部材用端面
64 切欠溝
65 端部
66 吊部材用端面
67 切欠溝
68 第一取付部
69 第二取付部
70 保持片
72 端部
73 吊部材用端面
74 切欠溝
75 端部
76 吊部材用端面
77 切欠溝
90 吊部材
91 振止部材

Claims (5)

  1. 垂下された吊部材とその左又は/及び右に位置する振止部材とを交差状に連結するための交差部支持金具であって、
    振止部材を保持するための保持部材が、
    向かい合う一対の締結片に締結具を挿通するための締結孔を設けて略U字形、略V字形又は略W字形に連結又は構成された保持部本体と、
    締結片の左右一端部又は両端部に、一対の締結片の近接によって振止部材を挟み込んで圧着する挟着部と、を備え、
    挟着部は、一対の締結片の端部から相互に向かい合うように延伸して形成された端面どうしの組み合わせ又は一対の締結片の端部の一方のみから他方へ延伸して形成された端面からなることを特徴とする交差部支持金具。
  2. 端面は、振止部材の挿通する切欠溝を備えたことを特徴とする請求項1記載の交差部支持金具。
  3. 締結具にボルトを使用したことを特徴とする請求項1又は2記載の交差部支持金具。
  4. 吊部材を保持する一対の金具本体と保持片とを備え、
    向かい合う金具本体と保持片の吊部材と直交する一端部又は両端部に、吊部材を挟み込んで圧着する吊部材用挟着部を備え、
    吊部材用挟着部は、端部から相互に向かい合うように延伸して形成された吊部材用端面どうしの組み合わせ又は端部の一方のみから他方へ延伸して形成された吊部材用端面からなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の交差部支持金具。
  5. 吊部材用端面は、吊部材の挿通する切欠溝を備えたことを特徴とする請求項4記載の交差部支持金具。
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