JP2017521064A5

JP2017521064A5 -

Info

Publication number: JP2017521064A5
Application number: JP2016575347A
Authority: JP
Filing date: 2015-06-23
Publication date: 2018-07-26

Claims

存在する順に：
シグナル配列をコードする核酸配列；
細胞小器官内安定化／輸送ドメインをコードする核酸配列；
ピーナッツアレルゲンドメインをコードする核酸配列であって、前記ピーナッツアレルゲンドメインが、前記ピーナッツアレルゲンについての天然シグナル配列を含まない少なくとも１つのピーナッツアレルゲンを含む、核酸配列；
膜貫通ドメインをコードする核酸配列；及び
エンドソーム／リソソーム標的ドメインをコードする核酸配列
を含む、単離された又は精製された核酸分子。
前記シグナル配列、前記細胞小器官内安定化／輸送ドメイン、前記膜貫通ドメイン、及び／又は前記エンドソーム／リソソーム標的ドメインが、リソソーム関連膜タンパク質（ＬＡＭＰ）に由来する、請求項１に記載の核酸分子。
前記ＬＡＭＰが、ＬＡＭＰ−１、ＬＡＭＰ−２、ＬＡＭＰ−３（ＤＣ−ＬＡＭＰ）、ＬＩＭＰＩＩ又はＥＮＤＯＬＹＮから選択される、請求項２に記載の核酸分子。
（ａ）前記細胞小器官内安定化／輸送ドメインが、配列番号：１に示されるアミノ酸２８から３８０又はＬＡＭＰの管腔ドメインを含む；
（ｂ）前記膜貫通ドメインが、配列番号：１に示されるアミノ酸１６３７から１６６０を含む；及び／又は
（ｃ）前記エンドソーム／リソソーム標的ドメインが、ＹＸＸＯシグナル又はアミノ酸配列ＬＩＲＴを含む；
請求項１から３のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記ＹＸＸＯシグナルが、アミノ酸配列ＹＱＴＩ、ＹＱＲＩ、ＹＥＱＦ又はＹＨＴＬを含む、請求項４に記載の核酸分子。
前記ピーナッツアレルゲンドメインをコードする核酸配列が、２つ以上のピーナッツアレルゲンエピトープをコードする核酸配列を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記ピーナッツアレルゲンドメインをコードする核酸配列が、３つのピーナッツアレルゲンをコードする核酸配列を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記少なくとも１つのピーナッツアレルゲンが、ＡｒａＨ１、ＡｒａＨ２、ＡｒａＨ３、ＡｒａＨ３ｄｅｌ又はそれらの組合せを含む、請求項１から７のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記ピーナッツアレルゲンドメインが、配列番号：２、配列番号：３、配列番号：４及び／又は配列番号：５に示されるアミノ酸配列を含む、請求項１から８のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記ピーナッツアレルゲンエピトープ又はピーナッツアレルゲンが、リンカーによって隔てられている、請求項６から９のいずれか一項に記載の核酸分子。
前記リンカーが、アミノ酸配列ＧＧＧＧ又はＧＧＧＧＳを含む、請求項１０に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：１に示されるアミノ酸配列と少なくとも７０％の同一性を有するアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：１に示されるアミノ酸配列と少なくとも８０％の同一性を有するアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：１に示されるアミノ酸配列と少なくとも９０％の同一性を有するアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：１に示されるアミノ酸配列、又は配列番号：１に示されるアミノ酸配列において１若しくは１０個以下のアミノ酸が置換、欠失、挿入及び／又は付加されたアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：１に示されるアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、配列番号：６、配列番号：７、配列番号：８又は配列番号：２８に示されるアミノ酸配列をコードする核酸配列を含む、請求項１に記載の核酸分子。
前記核酸分子が、デオキシリボ核酸（ＤＮＡ）を含む、請求項１から１７のいずれか一項に記載の核酸分子。
請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子を含む、ベクター。
請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子を含む、細胞。
請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子によってコードされる、ポリペプチド。
請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子、請求項１９に記載のベクター、請求項２０に記載の細胞、又は請求項２１に記載のポリペプチドを含む、医薬組成物。
請求項１９に記載のベクターを含む、医薬組成物。
ピーナッツアレルギー反応の治療又は予防における使用のための、請求項２３に記載の医薬組成物。
配列番号：１に示されるアミノ酸配列をコードする核酸分子、配列番号：６に示されるアミノ酸配列をコードする核酸分子、配列番号：７に示されるアミノ酸配列をコードする核酸分子、配列番号：８に示されるアミノ酸配列をコードする核酸分子、及び／又は配列番号：２８に示されるアミノ酸配列をコードする核酸分子を含む、請求項２２に記載の医薬組成物。
ピーナッツアレルギー反応の治療又は予防における使用のための、請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子、請求項１９に記載のベクター、請求項２０に記載の細胞、請求項２１に記載のポリペプチド、又は請求項２２又は２３に記載の医薬組成物。
請求項１から１８のいずれか一項に記載の核酸分子、請求項１９に記載のベクター、請求項２０に記載の細胞、又は請求項２１に記載のポリペプチドを含有してなる、対象においてピーナッツアレルギー反応を予防する又は治療するための医薬組成物。
前記対象が、前記医薬組成物を投与のされる前にピーナッツアレルゲンに暴露されるた対象である、請求項２７に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、それを投与された対象において
（ａ）ＩｇＥ応答の生成を減少させる；
（ｂ）血漿ヒスチジンレベルを低下させる；
（ｃ）ＩＬ−４の産生を減少させる；
（ｄ）ＩＦＮ−γレベルを上昇させる；
（ｅ）アレルゲン特異的ＩｇＧ応答の生成を誘導する又は増大させる；及び／又は
（ｆ）ＩｇＥ応答を減弱させる；
請求項２７又は２８に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、少なくとも１つの臨床的アレルギー症状を低減する、除去する又は予防する、請求項２７から２９のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、筋肉内注射（ＩＭ）によって投与されることを特徴とする、請求項２７から３０のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、皮内（ＩＤ）注射によって投与されることを特徴とする、請求項２７から３１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記対象がヒトである、請求項２７から３２のいずれか一項に記載の医薬組成物。