JP2017505131A - 搬送路に沿って搬送方向に列で搬送される家禽の脚を位置決めするための位置決め装置、ならびに家禽の脚から腿肉を取り外すための位置決めを含む方法 - Google Patents

搬送路に沿って搬送方向に列で搬送される家禽の脚を位置決めするための位置決め装置、ならびに家禽の脚から腿肉を取り外すための位置決めを含む方法 Download PDF

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Abstract

列で吊り下げ搬送される家禽の脚(9)を位置決めするための位置決め装置(1)は、家禽の脚を曲げるとともに、位置決めするための曲げ装置(4)、ならびに静止保持案内装置(5)を有する。曲げ装置(4)は、家禽の脚(9)を膝関節(93)の領域で、保持案内装置(5)の保持案内間隙(51)に吊り下げるための挿通装置を形成している。曲げおよび持ち上げのために、脚の軸に関する一方の側(940)において家禽の脚(9)を下から把持する被駆動押圧要素によって、並行位置決め要素(7)を形成する。各々の並行位置決め要素(7)は、静止位置決め要素(6)と共に、位置決め要素の機能的な対(6,7)を形成する。2つの位置決め要素(6、7)のうちの一方は、家禽の脚(9)の膝窩(95)に係合し、他方の位置決め要素(6.2;7.1)は、脚の前側(941)で大腿部(92)に当接するように構成されている。保持案内間隙(51)に沿って、処理ステーション(56)を配置することができる。列で搬送される搬送中の家禽の脚(9)から腿肉を取り外すための方法では、家禽の脚は、第1の上記位置決め装置(1.1)で、脚の側面(950)を先頭にして横方向に誘導され、第2の上記位置決め装置(1.2)で、脚の軸に関して膝蓋骨の側(940)を先頭にして軸方向に誘導される。第1の静止保持案内間隙(51.1)に沿って、脚の前側(941)および脚の後側(942)において切断を実施する。第2の静止保持案内間隙(51.2)に沿って、家禽の脚の両側面(950)において切断を実施し、そして大腿肉(922)を、大腿骨(921)の近位端まで押しやる。【選択図】図9A

Description

本発明は、搬送路に沿って搬送方向に列で搬送される家禽の脚を、家禽の脚の処理のための基準位置を表す処理位置に位置決めするための位置決め装置に関し、このとき、家禽の脚の下腿部と大腿部は、膝関節によって相互に接合されており、脚の軸に関して一方の側である膝蓋骨が位置する側は、脚の前側を規定しており、脚の軸に関して他方の側である膝窩が位置する側は、脚の後側を規定しており、該装置は、
− 搬送路に沿って搬送方向に移動可能なキャリアを有する搬送装置であって、キャリアは、家禽の脚を、それぞれ関連付けられた該キャリアでクルブシを保持して、位置決め装置の搬送路全体に沿って搬送および保持し、キャリアは、位置決め装置に搬入する際の家禽の脚を吊り下げ位置で保持する、搬送装置と、
− 曲げ装置であって、搬送路の曲げ搬送セクションに延在する静止位置決め要素と、それぞれ関連付けられた上記キャリアと連携して搬送方向に同時進行する一連の並行位置決め要素と、を有し、各々の並行位置決め要素は、静止位置決め要素と共に、位置決め要素対を形成し、その第1の位置決め要素は、家禽の脚の膝窩に係合するように構成されており、第2の位置決め要素は、脚の前側で大腿部に当接するように構成されおり、搬送路の曲げ搬送セクションにおいて、第1の位置決め要素と第2の位置決め要素は対で、それらの間に膝窩の角度に対応する曲げ角度を形成および規定し、曲げ角度は、家禽の脚を最初の吊り下げ位置から上記基準位置に達するまで持ち上げる間に小さくなり、これに応じて家禽の脚は結果的に屈曲位置になり、家禽の脚の持ち上げに応じて、クルブシがキャリアにおいて可動であるように、搬送装置のキャリアは構成されている、曲げ装置と、
− 搬送路に延在する基準保持縁であって、その上で、家禽の脚を膝関節の領域で、規定の持ち上げ位置すなわち基準位置に保持する、基準保持縁と、を備える。
本発明は、さらに、搬送方向に列で搬送される搬送中の家禽の脚から腿肉を取り外すための方法に関し、このとき、位置決め装置により、家禽の脚を、膝関節の規定の持ち上げおよび保持によって位置決めし、家禽の脚の膝の領域で、骨に付着した部分まで家禽の脚肉に切り込んで、腿肉を、規定の位置決めされた膝関節から股関節の骨まで押しやる。家禽の脚の下腿部と大腿部は、膝関節によって相互に接合されており、家禽の脚は、そのクルブシがキャリア装置に保持されて、吊り下げ配置されている。
位置決めされる家禽の脚は、家禽の枝肉から切り出された脚であって、大腿部と下腿部で構成されている。
家禽の脚を処理するための装置は、特許文献1で知られている。この装置は、一般的なタイプの位置決め装置を備えている。位置決め装置では、その曲げ装置は、凹部を備えた回転支持板を有し、それぞれの凹部に家禽の脚が膝関節の領域で当接し、すなわち、固定(静止)ガイドレールと、凹部と同時進行する支持縁と、の間で、それぞれの凹部に位置決め要素を形成する。周知の装置は、円形状またはカルーセル状のガイドを必要とし、支持板には、その下側に、支持板の回転軸に対して略径方向に大腿部を向けるための向き設定手段が設けられる。家禽の脚の曲げ角度はガイドレールによって小さくされて、支持縁を膝窩に位置決めするために、家禽の脚は持ち上げられる。下腿部の長さにいくらかのばらつきがあるにもかかわらず、家禽の脚の膝関節における切断点に到達される。切断は、単一の切断手段のみによって実行することが可能であり、その場合、家禽の脚は、大腿部を径方向の向きにして、特定の屈曲位置にされなければならない。
家禽の脚から大腿部を切り離すための直線搬送路を有する装置は、特許文献2で知られている。家禽の脚を、その足根関節で吊り下げて、脚位置決め装置によって位置決めする。これは、直線搬送方向に同時進行する位置決めブロックを有し、これらは、家禽の脚が切断される領域においてガイドストリップと協働し、そしてガイドストリップは、切断を実行するための分離装置と協働する。
特許文献3(図21〜28)は、家禽の脚がキャリアブロックと切断ブロックとの間の空間に位置決めされる装置を開示しており、各切断ブロックに配置された切断刃に対して膝関節を位置決めするために、支持縁が、膝蓋骨の下方に配置されて上向きに動く。膝支持ブロックに代えて、膝蓋骨を位置決めするために、アームを設けることができる。
一般的な方法は、特許文献2(図4〜12)で知られている。カルーセル装置の円筒状制御要素は、複数のスクレーパユニットを有する。2つのスクレーパ要素を備えた各スクレーパユニットでは、回転懸吊板にその足根関節で吊り下げられた家禽の脚の大腿骨から大腿肉をこそぎ取る。スクレーパユニットにおいて、家禽の脚は、ほぼ直角に曲げられて、一方のスクレーパ要素よって再現可能な位置にされて、膝の後ろで切開される。2つのスクレーパ要素の作用によって伸展位置にある膝関節において、膝蓋骨の下方で切開する。位置決めストッパの助けによって、常に膝関節の同じ点で切開されて、膝蓋骨の切断は防止される。大腿肉をこそぎ取るために、スクレーパユニットの2つのスクレーパ要素を股関節に向かって動かす。スクレーパユニットにおいて、大腿肉を大腿骨から切り離すことができる。家禽の脚が懸吊板によるその吊り下げ位置で搬送される間に、上記の切断を各スクレーパユニットで実施する。大腿肉が取り外された脚は、直線搬送路に送られて、そこで大腿骨は切断される。
欧州特許出願公開第0858740号明細書 欧州特許第0442554号明細書(DE第69100902号) 欧州特許第1164857号明細書(DE第60013263号)
周知の装置の特徴は、家禽の脚が、膝関節の領域で切断される際に、関連した特定の屈曲位置で位置決めおよび保持され、家禽の脚の規定の曲げによる切断中の位置決めは、膝関節での切断が完了すると解除されることである。このような位置決めは、円形ガイドまたはカルーセル搬送に特に適していると考えられる。円形ガイドまたはカルーセル装置は、搬送速度を低下させるとともに、所望の空間領域に搬送路を適応させることがより困難となる。切断手段の位置に関連した特定の屈曲位置で、家禽の脚の膝関節の位置決めを実行および維持することによって、特別に適合させた切断具により関連した屈曲位置で、搬送路に沿って実施される切断の結果としての処理能力は、かなり制限される。切断の適用性および/または切断の多様性は損なわれる。
本発明の基本的な目的は、省スペース搬送路に沿って列で搬送される家禽の脚の処理および位置決めを改善することである。特に、家禽の脚から腿肉を取り外すために、本発明による位置決め策によって切断の最適な実施が実現される。家禽の脚の長さのばらつきに対処される。いずれの場合も、相互に分離される所望の処理点で、特に確実かつ正確に切断およびさらなる処理を実施することが可能である。特に、切断は、動的位置決めとは切り離された点で実施される。直線搬送ラインで誘導する利点は、加工工場への高速性および省スペース性の導入に関して、特定の程度で利用される。
本発明の目的は、前述の位置決め装置の以下の特徴との関連で、達成される。
− 位置決め装置は、曲げ搬送セクションの搬送方向の下流側に、静止保持案内装置を有し、この保持案内装置は、搬送路の処理搬送セクションに沿って搬送されるときの各々の家禽の脚を処理用の基準位置に保持し、保持案内装置は、処理搬送セクションの長さにわたって搬送路に延在する静止保持案内間隙を備え、この静止保持案内間隙は、家禽の脚を基準位置に保持および誘導するために膝関節の領域で受ける静止間隙縁を有し、前述の基準保持縁は、少なくとも部分的に該静止間隙縁を形成している、ことと、
− 曲げ搬送セクションおよび処理搬送セクションは直線状であることと、
− 前述の曲げ装置は、家禽の脚を膝関節の領域で保持案内間隙に挿通させるための挿通装置を形成しており、並行位置決め要素は、被駆動押圧要素によって形成されており、搬送方向と、さらに曲げのための持ち上げ方向とそれに交差する方向の2次元に、各々の被駆動押圧要素を動かす駆動制御装置が設けられており、その交差する方向に、被駆動押圧要素は、家禽の脚を、脚の前述の軸に関する一方の側で下から把持する、こと。
目的は、前述の方法の以下の特徴との関連で、達成される。
− 家禽の脚を、位置決めおよび処理のためのすべての操作が自動的に実行される間に、直線搬送方向に搬送し、このとき、家禽の脚を、直線搬送路に沿って移動可能なキャリアによって搬送し、家禽の脚を、それぞれキャリアに関連付けて、搬送動作全体を通してクルブシで保持する、ことと、
− 家禽の脚を、直線搬送路によって2つの搬送セクションで搬送し、すなわち、第1の搬送セクション(横方向搬送セクション)で、脚の側面を先頭にして、家禽の脚を横方向に搬送し、そして垂直軸に関して各キャリアを回転した後に、第2の搬送セクション(軸方向搬送セクション)で、脚の軸に関して膝蓋骨が位置する側を先頭にして、家禽の脚を軸方向に、すなわち大腿骨と下腿骨の軸に共通の軸平面において膝蓋骨を先頭にして、搬送する、ことと、
− 第1の搬送セクションにおいて、そこで横方向搬送される家禽の脚を、位置決めするために、搬送方向に直線状に延在するとともに第1の静止間隙縁(横方向間隙縁)を有する第1の静止保持案内間隙(横方向保持案内間隙)内に導入し、このとき、横方向搬送される家禽の脚を、膝関節の軸方向の骨隆起の規定の点で、その骨隆起によって第1の静止保持案内間隙内に吊り下げ、これにより、第1の保持案内間隙の第1の(横方向)間隙搬送路に沿って、処理動作実行のための規定の基準位置に持ち上げて、膝関節の高さで、間隙縁上にスライドさせることにより、搬送方向に移動させ、このとき、家禽の脚を持ち上げるために、クルブシを、これを保持するキャリア内で可動に保持する、ことと、
− 第1の静止保持案内間隙の第1の間隙搬送路において、脚の前側で、膝関節の高さで、軟骨までの切り込み深さで(第1の前側脚切断)、第1の前側脚切断を実施し、そして脚の後側で、膝関節の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、後側脚切断を実施する、ことと、
− 第2の搬送セクションにおいて、そこで軸方向搬送される家禽の脚を、位置決めするために、搬送方向に直線状に延在するとともに2つの静止間隙縁(軸方向間隙縁)を有する第2の静止保持案内間隙(軸方向保持案内間隙)内に導入し、このとき、軸方向搬送される家禽の脚を、膝関節の横方向の骨隆起の規定の点で、その骨隆起によって第2の静止保持案内間隙内に吊り下げ、これにより、第2の保持案内間隙の第2の間隙搬送路に沿って、処理動作実行のための規定の基準位置に持ち上げて、膝関節の高さで、間隙縁上にスライドさせることにより、搬送方向に移動させ、このとき、家禽の脚を持ち上げるために、クルブシを、これを保持するキャリア内で可動に保持する、ことと、
− 第2の静止保持案内間隙の第2の間隙搬送路において、家禽の脚の両側面で、膝関節の高さで、軟骨までの切り込み深さで、一対の第1の横方向切断を実施し、その後、家禽の脚の両側面で、膝関節の下方で、大腿骨までの切り込み深さで、一対の第2の横方向切断を実施し、そして、大腿肉を大腿骨の近位端の股関節の骨まで押しやる、こと。
本発明による方策によって、いくつかの効果が得られる。
曲げ搬送セクションにおいて、家禽の脚を、搬送するとともに、膝で屈曲させる。いずれの場合も、本発明により、曲げ搬送セクションの下流に配置される静止保持案内装置は、直線搬送路に沿って、静止保持案内間隙によって形成される。家禽の脚は、ある処理点または各処理点と、その前後において、搬送路に沿って基準位置をとることが保証される。曲げ搬送セクションに沿った膝関節の動的(変化、変動する)位置決めとは対照的に、保持案内間隙のスライド範囲に沿って、少なくとも1つの基準位置での、膝関節の静的な(維持される)位置決めが確立される。基準位置決めは、例えば切断具を適用する場所である処理点および家禽の脚の姿勢とは独立である。これは、膝関節で規定されて保持案内間隙内に吊り下げられているときの家禽の脚が、例えば、大きく伸展した位置、より小さく伸展した位置、または屈曲位置にあることが可能であることを意味する。保持案内間隙は、少なくとも概ね直線状に延在するものであり、効果的には、2つの案内板、案内ストリップなどの間の間隙またはスロットで形成することができる。
間隙幅は、搬送路に沿って、少なくとも概ね一定である。これは、少なくとも一部区間において一定であることを意味するか、または特に入口部分である少なくとも一部区間において特定のわずかな程度に搬送方向にすぼまっていることも意味するものと理解される。いずれの場合も、間隙長全体にわたる間隙幅は、膝関節を、保持案内間隙内に基準位置で吊り下げて、これにより、規定通りに少なくとも1つの間隙縁で吊り下げるように構成されている。
また、肉剥ぎ前の家禽の脚は、さらに、保持案内間隙またはその縁に沿って家禽の脚がスライドするように、保持案内間隙によって吊り下げられる。特に、保持案内間隙は、水平に配置することができ、すなわち搬送キャリアの列または家禽の脚の軸次元に対して一定の同じ高さで配置することができる。また、家禽の脚の軸方向の高さに関して、保持案内間隙は、家禽の脚の長さに対して、わずかな程度に傾斜または湾曲させて、延在させることもできる。上記の直線範囲は、いずれの場合も、家禽の関節が、垂直面で搬送され続けることを意味するものと理解され、すなわち、間隙の行程は、わずかに下向きまたは上向きに延びることはあるとしても、それらの方向に交差する横方向または水平方向に延びることはない。
いずれの場合も、家禽の脚は、保持案内間隙の終端までの搬送中に、規定の基準高さに保持される。特に同じ高さに保持される場合の、保持案内間隙に沿った膝関節の規定の高さまたは各々の規定の高さによって、保持案内間隙に沿った少なくとも1つの特に一列の処理点において、家禽の脚の規定の基準位置または各々の規定の基準位置が確保される。保持案内間隙またはその縁は、処理ツールの一部を成さないようなもの、または処理要素を含まないようなものである。保持案内間隙をスライドするときに確立および維持される基準位置における家禽の脚の直線スライド搬送によって、比較的高い搬送速度が確保され、これにより、効果的に、家禽の脚を、搬送中に、保持案内間隙に沿って一列に配置された複数の処理点において正確に処理することができる。このとき、家禽の脚が、保持案内間隙の上方および/または下方において、それを搬送する、姿勢設定する、または曲げる姿勢設定要素、当接要素、または支持要素によって、すなわち、例えば、下流または上流で家禽の脚に係合して搬送方向に同時進行するスライド要素および/または当接要素によって、追加的な作用を受けるかどうかにかかわりなく、基準位置決めは維持される。いずれの場合も、直線基準搬送の際の搬送は、対応して直線移動する搬送装置のキャリアによって実施される。
関連付けられたキャリアにおける家禽の脚の吊り下げでは、クルブシ(足根関節)は、搬送のために、保持案内間隙に沿ってキャリアとの係合が維持されるものの、退避のために、家禽の脚の高さ方向または軸方向にかなり自由に可動であるように保持される。特に、キャリアは、上部が開放されたクランプによって構成することができ、その中にクルブシを捕捉して、家禽の脚を持ち上げるときには、これが持ち上がる。
保持案内間隙によって、家禽の脚は、処理のために自動的に実行されるすべての操作中に、直線搬送方向に搬送される。各操作は、すべての家禽の脚の一貫した処理のために、その操作に関連付けられた同じ操作装置によって実行することができる。
保持案内間隙よりも前に、搬送路においてその上流に配置される曲げ装置によって、家禽の脚の膝関節を、膝関節の領域において保持案内間隙内に挿通させる。挿通させる操作は、本発明により家禽の脚を曲げる特別な方策と組み合わされる。一方で、特別な個別の並行位置決め要素が重要である。それらは、被駆動押圧要素であり、すなわち少なくとも1つの独立な能動駆動装置によって複数の方向に可動である要素である。持ち上げ方向と、さらに持ち上げ方向に交差する方向の、上述の2次元の動きは、いずれの場合も家禽の脚の大腿骨と下腿骨の軸が概ね延在する軸平面において生じる。さらに、被駆動押圧要素は、同時に搬送方向に動かされる。軸平面における持ち上げ/交差方向の動きによって、家禽の脚は、搬送方向の搬送中に実施される曲げ位置決めの際に、特に、徐々にオフセットまたは変位する。
並行位置決め要素を移動および誘導する駆動制御装置は、例えばベルト、バンド、またはチェーンを備えた例えばストランド型駆動装置によって、または例えば機械的案内カム装置で形成される制御カーブと連携する同様の装置によって、並行位置決め要素を動かす装置で構成することができる。家禽の脚骨の上記軸平面において、並行位置決め要素が可動部品によって、好ましくは徐々に、すなわち漸進的に動かされることは、重要である。
並行位置決め要素は、静止位置決め要素と協働で、機能的な対をなして動作する。静止位置決め要素は、搬送路に沿って、曲げ搬送セクションに延在する。静止位置決め要素は、個々の並行位置決め要素とは違って、固定位置または局所領域に結び付けられている。それは、例えば、位置決め装置のフレームまたはマウントに固定されている。しかしながら、静止構成では、静止位置決め要素は、これに局所的であるという限りにおいて、例えば家禽の脚骨の上記軸平面内の方向に、局所領域では可動とすることができることを意味するものとも理解され、それは、いずれにしても、一方で静止位置決め要素と、他方で各々の並行位置決め要素と、の間で家禽の脚の曲げが実現されるように、弾性的に、または同じくこの限りにおいて駆動装置によって、可動とすることができる。例えば、曲げ搬送セクションの一部区間において、静止位置決め要素を、搬送方向に対して交差する方向に持ち上げることが想定できる。また、曲げのために、並行位置決め要素によって実行される動きに対して、静止要素が動くことも考えられる。静止位置決め要素は、家禽の脚骨の軸平面内で2次元に動かされる並行位置決め要素との協働によって曲げ作用が得られる限りにおいて、場合によっては、特に弾性力に抗して、退避することができる。
本発明によれば、曲げ装置は、列で搬送される各々の家禽の脚を、その膝関節によって、保持案内間隙の始点において正確な位置で保持案内間隙内に吊り下げて、結果的に、間隙に挿通させるように、構成されている。保持案内間隙の幅は、一方で軸方向搬送される家禽の脚の膝関節の骨隆起に、他方で横方向搬送される家禽の脚に、適合させることができる。軸方向搬送および横方向搬送については、さらに詳細に後述する。本発明による規定の高さ位置での挿通は、家禽の脚が、それを足根関節で吊り下げることによる作用よって、多少、伸展した姿勢から開始して、徐々に屈曲位置にされることによって、可能となる。曲げ操作は、家禽の脚の持ち上げを伴い、持ち上げ時には、膝関節は、保持案内間隙よりも低い高さにある。家禽の脚の横方向搬送は、特に、上記のすぼまる保持案内間隙に沿って実施される。これに対し、軸方向搬送には、一定の同じ幅の保持案内間隙が特に適している。
家禽の脚は、特別な姿勢要件なく、処理のためにアクセス可能であり、様々に異なる所望の姿勢で位置決めすることが可能である。処理要件に応じて構成および設定可能な複数の処理点において、効果的に処理を実施することができる。
本発明の方法に関する形態によれば、好ましくは、直線搬送ラインにおいて共に揃って、最終的に腿肉を取り外すための2つの伴走する搬送セクションに進む2つの直線搬送路に沿って、家禽の脚を搬送する。家禽の脚の大腿部は、フィレ肉を得るために脱骨処理される。本発明によれば、腿肉を押しやるため、またはこそぎ取るための準備をして実施される切断が、2つの搬送セクションに分割されることが重要である。これは、関連付けられた静止保持案内間隙における2つの搬送セクションのそれぞれに家禽の脚を導入および懸吊することによって実現され、このようにして、それらをそれぞれ基準位置に保持して、関連付けられた保持案内間隙に沿ってスライド移動させる。
家禽の脚は、第1の搬送セクション(横方向搬送セクション)に沿って横方向に搬送される。横方向搬送(側方搬送とも呼ばれる)は、一般的に、搬送中の家禽の脚が、その両側面の一方を先頭にして、進行するか、または向き設定されることによって規定される。このような向き設定の結果として、さらには関連付けられた横方向案内間隙により確立される膝関節の基準位置によって、規定通りに、脚の前側で、膝関節の高さで、軟骨までの切り込み深さで、第1の前側脚切断を実施し、そして好ましくは間隙の終端に向かって搬送方向に移行させて、脚の後側で、膝関節の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、後側脚切断を実施することが可能となる。
続く第2の搬送セクション(軸方向搬送セクション)に沿って、家禽の脚は、膝蓋骨を先頭にして、軸方向に搬送される。軸方向搬送とは、家禽の脚が、脚の軸に関して膝蓋骨が位置する側を先頭または前にして、搬送されることを意味するものと理解される。従って、脚の軸は、すなわち脚の大腿部の軸および脚の下腿部の軸は、少なくとも概ね、共通の軸平面内にあって、この場合、その軸平面は、搬送方向に広がるものであり、すなわち、大腿部と下腿部の曲げ角度は任意である。この向き設定および第2の間隙搬送路(軸方向間隙搬送路)における誘導の結果として、前述の第1の基準位置と同様に、第2の基準位置が確立されるということが重要である。この第2の基準位置において、第1の間隙搬送路における切断に補完的かつ適合させた正確な位置で、家禽の脚の両側面で、膝関節の高さで、軟骨までの切り込み深さで、一対の第1の横方向切断を実施し、その後、膝関節の下方で、大腿骨までの切り込み深さで、一対の第2の横方向切断を実施する。第1の位置(横方向搬送位置)と次いで第2の位置(軸方向搬送位置)で搬送される家禽の脚の基準位置決め、および上記の関連した一連の切断によって、正確な位置および切り込み深さで、ひいては腿肉を取り外すために膝関節の領域で相互に適合させて、切断を実施することができる。好ましくは連続した直線状の処理ライン上で実施される本方法によって、比較的高速での搬送が可能となる。上記の搬送セクションを採用した設備は、湾曲路、円形路、またはカルーセルステーションを使用することなく設計することができる。
一実施形態では、並行位置決め要素のための駆動制御装置は、家禽の脚を、処理搬送セクションの保持案内間隙内に挿通させた後に、挿通屈曲位置を解消するか、または屈曲を減少させた位置にするために、並行位置決め要素を搬送方向と反対方向に遅れされるか、または搬送路から離して動かすように構成される。特に、それは、家禽の脚から完全に外される。家禽の脚は、家禽の脚を下腿部または大腿部において姿勢設定または支持するための要素を係合させることなく、膝関節で保持案内間隙に吊り下げることのみによって保持することが可能であるが、ただし、家禽の脚を搬送するために関連付けられたキャリアにクルブシは常に係合されている。一実施形態によれば、保持案内間隙の始点で、並行位置決め要素は、挿通のための屈曲位置を生じさせる位置から移されるように構成される。
並行位置決め要素の駆動制御装置は、各々の位置決め要素を動かすために、少なくとも1つの枢動および少なくとも1つの直線動を生じさせるように構成することができ、このとき、並行位置決め要素を動かすための動きは重ねられる。特に、搬送方向の同時進行のために、直進直線動を搬送方向に発生させる。好適には、上記軸平面における位置決め要素の2次元の、好ましくは漸進的である持ち上げおよび変位のために、場合によっては直線的であり得る枢動および/または回転動を発生させる。
保持案内装置の処理搬送セクションは、効果的には、少なくとも2つの処理点を有する。それらは、好ましくは、搬送路において互いに反対側に配置される。確実に正確でありながらも省スペースである処理に関して、それらの処理動作は、特に、相互の干渉を避けるために、搬送路に沿って処理点を互いに逆にオフセットさせることにより、互いから切り離されている。効果的には、2つの切断具を対で、搬送路に沿ってオフセットさせて配置し、それらの切断具によって、少なくとも脚の両側で、膝関節において切断を実行する。このような切断は、局所的に、かつ正確な切り込み深さで、実施することができ、これにより、家禽の脚は、正確に所望の点で、または軟骨および骨を損傷することなく、切断される。
保持案内間隙の範囲内で、基準位置に保持されてスライド誘導される家禽の脚は、処理点および/または処理動作に適合させて、容易に姿勢設定することが可能である。一実施形態において、位置決め装置は、保持案内装置の処理搬送セクションの少なくとも一部に、キャリアと同時進行する第1の並行押圧要素または支持要素を有し、これらは、保持案内間隙の上方において、家禽の脚に上流側および/または下流側で当接する。代替的または追加的に、一実施形態において、位置決め装置は、保持案内装置の処理搬送セクションの少なくとも一部に、キャリアと同時進行する第2の押圧要素または支持要素を有し、これらは、保持案内間隙の下方において、家禽の脚に上流側および/または下流側で当接する。
本発明による位置決め装置(軸方向位置決め装置)の具体的な実施形態では、
− 搬送装置は、キャリアによって、脚の軸に関して膝蓋骨が位置する側を先頭にして、家禽の脚を軸方向に、すなわち大腿骨と下腿骨の軸に共通の軸平面において膝蓋骨を先頭にして、搬送するように、配置および構成されており、
− 位置決め要素の各対において、家禽の脚の膝窩に係合するように構成された上記の第1の位置決め要素は、一連の並行位置決め要素のうちの並行位置決め要素として構成されており、脚の前側で大腿部に当接するように構成された上記の第2の位置決め要素は、静止位置決め要素によって形成されており、
− 保持案内装置の静止保持案内間隙は、軸方向搬送用に構成された膝骨案内間隙(軸方向案内間隙)によって形成されており、これは、家禽の脚が、膝関節の骨隆起の規定の点で、その骨隆起によって膝骨案内間隙内に吊り下げられて、膝骨案内間隙の間隙縁上で搬送方向にスライド誘導されるように、膝蓋骨を先頭にして搬送される膝関節の骨隆起に適合させた間隙幅を有し、
− 曲げおよび持ち上げの際に対として協働する位置決め要素は、膝蓋骨を先頭にして、家禽の脚を膝骨案内間隙内に挿通および懸吊させるように構成されている。
提供される装置では、軸方向搬送される家禽の脚は、正確な処理のために、特にその側面において安定化される。
軸方向位置決め装置の一実施形態では、静止位置決め要素は、膝骨案内間隙の始点で、家禽の脚の大腿部に対する静止位置決め要素の当接が解消されるように、配置および構成される。
静止位置決め要素は、好適には、軸方向位置決め装置の挿通装置の静止ランプによって形成することができ、これは、搬送方向に少なくとも部分的に上り勾配のランプガイドを有し、これにより、家禽の脚の前側で大腿部は、ランプの低い案内セクションに進入して、より高い位置にある案内セクションを通ってランプから離れる。このようなランプによって、特に単純な構成が可能となり、しかも、家禽の脚を屈曲および挿通させるために、各々の並行位置決め要素との特に効果的な協働が実現する。好ましい構成では、ランプガイドは、搬送方向に、少なくとも2つの案内セクションに分割されており、保持案内装置の最も近くに位置する上側または最も高い案内セクションは、少なくとも1つの先行する案内セクションとは違って、平坦である。
軸方向曲げ装置における家禽の脚の軸方向搬送のために、各々の並行位置決め要素を、特別に構成することができる。その場合、一構成では、各々の並行位置決め要素は、膝窩に係合する少なくとも1つの膝窩押圧要素によって形成され、その駆動制御装置は、家禽の脚が位置決め装置に進入した後に、膝窩押圧要素が、家禽の脚の膝窩に押圧され、そして静止位置決め要素の作用による家禽の脚の動きに応じて、好ましくは継続的に膝窩に係合した状態で、移動および誘導され、押圧要素は、家禽の脚を押圧して屈曲を増大させるときに、家禽の脚が懸吊されているキャリアよりも、特に徐々に大きく先行するように、構成される。
特に際立った位置決め操作が実現できるのは、駆動制御装置を、軸方向搬送される家禽の脚が軸方向位置決め装置に進入したときに、上記の膝窩押圧要素が、家禽の脚の膝窩の下方の位置から膝窩に移行するように、構成した場合である。処理のための家禽の脚の姿勢設定または位置決めを、膝窩押圧要素から解放して実現するために、駆動制御装置の一実施形態では、膝骨案内間隙の下方で保持案内装置の領域に達したときの膝窩押圧要素を、そこで、搬送される家禽の脚に対して少なくとも一部区間で遅れさせるか、または搬送路から離すように移動させる。オフセットは、膝窩押圧要素を特に家禽の脚から外すことで、軸方向搬送される家禽の脚の屈曲位置を解消するように実現される。オフセットは、家禽の脚に膝窩押圧要素を当接させて、家禽の脚が屈曲を減少させた所望の位置で搬送されるように設定することができる。
さらなる構成によれば、軸方向位置決め装置の曲げ装置は、少なくとも1つのブレース位置決め要素を有し、これは、第2の位置決め要素すなわち静止位置決め要素の一部の領域で、これと共に、軸方向搬送される家禽の脚の前側に係合する。この係合は、一時的であり、膝関節の領域で、膝窩に移行して同時進行する第1の位置決め要素に抗して、搬送方向とは逆の力で家禽の脚を押圧する。ブレース位置決め要素は、効果的には、曲げ搬送セクションの始点の領域に、さらに/または少なくともより高いセクションよりも急峻なランプのセクションに、配置される。ブレース位置決め要素の一実施形態では、それは少なくとも1つの退避押圧要素を有し、これは、特に弾性復元力に抗して搬送方向に押圧されると、退避して、例えばスイングして開き、これにより、家禽の脚のための通路を開放する。このような押圧要素は、例えば、ある種のスイングドアによって形成することができる。
直線搬送路に沿って上述のように家禽の脚を軸方向搬送するように構成された軸方向位置決め装置は、一般に、特に効果的には、横方向切断を実施するために構成することができる。効果的には、保持案内装置の処理搬送セクションに、効果的には搬送路に沿ってオフセット配置される第1の横方向切断手段の第1の対によって形成される第1の静止横方向切断ステーションを配置することができ、これにより、保持案内間隙の下方で、膝関節の高さで、軟骨までの切り込み深さで、家禽の脚の両側面において第1の横方向切断を実施する。
上記の第1の静止横方向切断ステーションを備えて構成された軸方向位置決め装置は、効果的には、さらなるツールを備えることができる。効果的には、それによって腿肉を家禽の脚から引き剥がすか、またはこそぎ取るツールが設けられる。この構成では、特に、第1の横方向切断ステーションの後に続いて、大腿骨から大腿肉を引き剥がすための引き剥がしステーションを、保持案内装置の処理搬送セクションに配置し、この引き剥がしステーションは、搬送方向に同時進行する引き剥がし手段を有する。引き剥がしステーションは、効果的には、第2の静止横方向切断ステーションを備え、これは、特に、搬送路に沿ってオフセット配置される第2の横方向切断手段の第2の対を有する。保持案内間隙の下で、第2の横方向切断手段は、家禽の脚の両側面において、膝関節の下方で、大腿骨までの切り込み深さで、第2の横方向切断を実施し、そして各々の引き剥がし手段で、大腿肉を大腿骨の近位端に押しやる。
引き剥がしステーションの具体的な実施形態では、並行引き剥がし手段は、支持保持手段を形成し、これは、引き剥がしステーション(引き剥がし点)よりも前に配置された少なくとも1つの処理ステーションの上流で、大腿部の膝関節付近に到達する。それは、効果的には、第2の横方向切断が実施されるよりも前に、大腿部に到達する。
好ましくは、位置決め装置は、第3の静止切断手段が、引き剥がしステーションの下流に配置されるように構成されており、この第3の静止切断手段によって、大腿骨の近位端で、大腿肉を大腿骨から切り離す。
引き剥がしステーションを備えた軸方向位置決め装置は、好適には、その引き剥がしステーションに関連付けられた静止切断手段を備えることができ、この切断手段は、好ましくは、膝骨案内間隙の終端に配置されており、好ましくは、脚の前側を前にして、特に膝関節において切断することにより、肉剥ぎ後の大腿骨を、下腿肉が付いた家禽の脚の下腿部から切り離す。
1つ以上の処理ステーションを有する構成の、特に、第1の静止横方向切断ステーションと、場合によっては追加の第2の横方向切断ステーションおよび引き剥がしステーションを有する構成の、軸方向位置決め装置は、いずれの場合も、モジュールユニットとして処理ラインに挿入することが可能な独立な装置を形成している。
本発明による位置決め装置の他の具体的な形態では、軸方向搬送に代えて、側方(横方向)搬送(横方向位置決め装置)によって構成されており、
− 搬送装置は、キャリアで、脚の両側面の一方を先頭にして、家禽の脚を横方向に搬送するように、配置および構成されており、
− 膝窩に係合するように構成された上記の第1の位置決め要素は、好ましくは位置決め装置の搬送路に沿って延在する縁の一部である位置決め縁によって、好ましくは位置決め装置において連続的に形成された静止位置決め要素であり、
− 脚の前側で大腿部に当接するように構成された上記の第2の位置決め要素は、静止位置決め要素と対で協働する、一連の並行位置決め要素のうちの並行位置決め要素として形成されており、
− 保持案内装置(横方向保持案内装置)の静止保持案内間隙(横方向保持案内間隙)は、膝骨案内間隙(横方向間隙)によって形成されており、これは、横方向搬送される家禽の脚が、膝関節の骨隆起の規定の点で、その骨隆起によって膝骨案内間隙内に吊り下げられて、膝骨案内間隙の間隙縁上で搬送方向にスライド誘導されるように、横方向搬送される家禽の脚の膝関節の膝骨隆起に適合させた間隙幅を有し、
− 曲げおよび持ち上げの際に対で協働する位置決め要素は、横方向搬送される家禽の脚を膝骨案内間隙内に挿通すなわち懸吊させるように構成されており、
− 前述の基準保持縁は、位置決め装置の搬送路に沿って、2つの基準保持縁セクションに分割されており、すなわち、上記の曲げ搬送セクション(横方向曲げ搬送セクション)の一部であって、その静止位置決め縁を形成している第1の基準保持縁セクションと、保持案内装置の膝骨案内間隙の1つの間隙縁を形成している、続く第2の基準保持縁セクションと、に分割されている。
家禽の脚が横方向搬送される構成の、本発明による横方向位置決め装置では、家禽の脚が、特にその軸に関する両側、すなわち膝の前側と膝の後側が、特に複数の処理操作のための正確な処理位置に配置されるという効果が得られる。さらに、特に際立った意図的制御による曲げ操作によって、曲げ搬送セクションにおいて、家禽の脚の動的位置決めが実現されるということが重要であり、下流の静止保持案内間隙に沿って、基準位置決めが確立される。基準位置決めは、曲げ/挿通位置決めとは独立に、保持案内間隙の少なくとも1つのスライド区間において維持することができる。挿通屈曲位置を解消することにより、または屈曲を減少させた位置によって、様々に異なる所望の搬送または処理位置を確立することが可能である。
横方向搬送による位置決め装置の好ましい構成では、並行位置決め要素の駆動制御装置は、保持案内装置の処理搬送セクションの少なくとも一部において、特に終端部において、家禽の脚の屈曲位置を解消するために、並行位置決め要素を家禽の脚から外すように、構成される。
横方向位置決め装置の曲げ装置の具体的な構成は、搬送方向に同時進行する押圧支持ブラケットによって実現される。この構成では、横方向位置決め装置は、並行位置決め要素に関連付けられた並行横方向押圧要素を備え、並行位置決め要素と並行横方向押圧要素は、いずれの場合も対で、並行押圧支持ブラケットを形成するように構成されており、並行押圧要素は、家禽の脚の大腿部の領域に押圧接触することによって、搬送方向の上流側すなわち保持案内装置から離れて位置する脚の側面に係合し、並行位置決め要素は、搬送方向に交差する方向に、家禽の脚を持ち上げるため、および徐々に大きく曲げるための、動作を実行する。押圧支持ブラケットは、並行横方向押圧要素が、保持案内間隙の少なくとも一部区間に沿って、家禽の脚の上記側面に対する押圧または支持接触を維持し、特に保持案内間隙の終端において初めて接触を外すように、構成することができる。
さらなる構成では、横方向位置決め装置の特に並行位置決め要素群のうちの並行位置決め要素は、2つのアーム部を有するアーム状要素の形態のものであり、すなわち、支持するために、搬送方向に交差する方向の動きによって、概ね脚の前側に係合する第1のアーム部と、搬送方向の下流側すなわち保持案内装置に向いた側に位置する脚の側面において、概ね大腿部に当接する第2のアーム部と、を有する。横方向位置決め装置の並行位置決め要素の本構成は、効果的に、脚の外側面を先頭にして搬送される家禽の左脚の前側で大腿部に当接するために提供される。家禽の両脚に対して、さらに特に脚の内側面を先頭にして搬送される家禽の右脚のみに対して、並行位置決め要素は、少なくとも概ね、脚の前側のみに係合する1つの接触面のみ有する接触要素とすることができる。
横方向位置決め装置の一実施形態では、位置決め装置は、搬送路の最初の部分に延在する静止初期位置決めガイドを有し、この初期位置決めガイドは、並行位置決め要素に関連付けられており、この初期位置決めガイドに対して家禽の脚の前側が大腿部の領域で当接して、これにより、並行位置決め要素が家禽の脚に当接するようになる前に、家禽の脚を、搬送方向に交差する方向に静止位置決め要素に当接させて、誘導する。
横方向搬送用に構成された横方向搬送路の上記最初の部分のさらなる構成では、静止位置決め要素は、楔形断面の縁を有する横方向位置決め装置の曲げ搬送セクションの入口側部分に沿って形成されており、その断面は、家禽の脚が位置決め装置に進入するときに存在する下腿部と大腿部の間の窪みに適合されている。
具体的には、家禽の脚の対、すなわち家禽の左右の脚は、本発明による位置決め装置または複数の位置決め装置において同時に搬送される。その場合、家禽の脚の対を、それ自体は周知ように、ダブルキャリアで吊り下げる。横方向搬送では、家禽の左右の脚は、交互に直列に位置決め装置に進入する。軸方向搬送では、家禽の左右の脚は、位置決め装置において2つの平行な列で搬送される。横方向搬送と軸方向搬送との合間に、ダブルキャリアを、回転ステーションにおいて90°回転させる。従って、直列での横方向搬送または並列での軸方向搬送に応じて、本発明による各々の位置決め装置の要素、部材、またはユニットを適合させる。
本発明による方法の以下の構成は、注目される。
効果的には、第2の保持案内間隙に属する第2の間隙搬送路において、少なくとも1つの上記の対の横方向切断を、間隙搬送路の反対側で、間隙搬送路に沿ってオフセットして、実施する。一構成では、第2の間隙搬送路において、第2の横方向切断は、膝関節の下方で、脚の前側の領域に誘導される。
第1の間隙搬送路において、膝関節の直下で、大腿骨までの切り込み深さで、第2の前側切断を実施することができ、第2の間隙搬送路において、家禽の脚に対して、第1の間隙搬送路における第2の前側切断と同じ切り込み高さで、第2の横方向切断を実施する。
特に、さらなる形態の方法により、第2の間隙搬送路における第2の横方向切断が、膝関節の下方で、脚の前側の領域に誘導される場合には、第1の間隙搬送路におけるこの第2の前側切断を省略できることが判明している。
第2の搬送セクションでは、好適には、家禽の脚の脱骨(解体)のための、さらなる処理ステーションを、第2の間隙搬送路に配置することができ、いずれの場合も、それによって家禽の脚が保持案内間隙内にスライド可能に吊り下げられる、家禽の脚の膝関節は、あらゆる処理ステップのための、すなわち、特に切断、肉の引き剥がしのための、さらには皮剥ぎのための、家禽の脚の特に高さ位置の基準点を表す。特に、第2の搬送セクションでは、股関節の骨まで押しやられた大腿肉を取り外すことができる。さらなる効果的な形態の方法では、肉剥ぎ後の大腿部から下腿部を切り離すために、効果的には第2の搬送セクションの終端で、好適には膝関節の高さで、家禽の脚を切断する。
各々の軸方向搬送される家禽の脚は、効果的には、第2の静止保持案内間隙に吊り下げるために、第2の静止保持案内間隙の上流である第2の曲げ搬送セクションに沿った第2の搬送セクションにおいて、曲げられるとともに持ち上げられることによって、第2の静止保持案内間隙内に挿通させることができる。その屈曲位置は、大腿部と下腿部の間の膝窩の角度に対応する曲げ角度によって規定され、この曲げ角度は、持ち上げられる間に小さくなる。本方法は、好適には、上述のように、特に、搬送用、位置決め用、および処理用に構成された上記の軸方向位置決め装置によって実施される。
さらなる形態の方法では、各々の横方向搬送される家禽の脚は、第1の静止保持案内間隙に吊り下げるために、第1の静止保持案内間隙の上流である第1の曲げ搬送セクションに沿った第1の搬送セクションにおいて、搬送方向に交差する方向に曲げられるとともに持ち上げられ、その屈曲位置は、大腿部と下腿部の間の膝窩の角度に対応する曲げ角度によって規定され、この曲げ角度は、持ち上げられる間に小さくなる。本方法は、効果的には、上述のように、特に、搬送用、位置決め用、および処理用に構成された上記の横方向位置決め装置によって実施される。
具体的な構成では、上記の保持案内間隙の少なくとも一部において、関連付けられた保持案内間隙に吊り下げられた概ね非屈曲状態の家禽の脚に対して、処理を実施する。このとき、挿通屈曲位置は解消される。
従属請求項は、本発明の上記実施形態および他の好適かつ効果的な実施形態に関するものである。特に好適かつ効果的な実施形態および可能性についてのみ、概略図に示す実施形態の以下の説明によって、より詳細に記載している。実施形態で記載される個々または詳細な構成はいずれも、記載されていないまたは完全には記載されていないが本発明の範囲内に含まれる他の実施形態および構成のための独立した詳細な例であると理解されるべきである。
図1Aは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を長手図で示している。 図1Bは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図2Aは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を長手図で示している。 図2Bは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図3Aは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を長手図で示している。 図3Bは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図4Aは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を長手図で示している。 図4Bは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図5Aは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を長手図で示している。 図5Bは、それぞれ5つの搬送位置で搬送される家禽の脚と共に、本発明による第1の位置決め装置(横方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図6Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図6Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図7Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図7Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図8Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図8Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図9Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図9Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図10Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図10Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図11Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図12Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図12Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図13Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図13Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図14Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図14Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図15Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図15Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図16Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図16Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図17Aは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を長手図で示している。 図17Bは、それぞれ3つの挿通屈曲位置ならびにその後に続く処理位置で搬送される家禽の脚と共に、第2の位置決め装置(軸方向位置決め装置)を不等角投影図で示している。 図18は、ある程度屈曲した家禽の脚を側面図で示している。 図19は、本発明による位置決め装置をブロック図および平面図で示しており、これは、本発明による横方向位置決め装置と、これに接続された下流の本発明による軸方向位置決め装置によって構成されている。
図1A/B(図1)〜図5A/B(図5)は、横方向位置決め装置1.1とも呼ばれる本発明による第1の位置決め装置1の一実施形態を示している。本発明による位置決め装置1のさらなる例、すなわち軸方向位置決め装置1.2とも呼ばれる第2の位置決め装置を、図6A/B(図6)〜図17A/B(図17)に示している。
最初に、2つの上記位置決め装置1の部材およびユニットについて、それらが、例1.1および1.2の位置決め装置ならびに本発明による任意の位置決め装置に同様に広く適用される限りにおいて、説明する。図面において、装置の重要な部品が明確に視認できるように、それらの部材およびユニットが取り付けられるとともに相互接続されるマウント、フレーム、および接続部品、ならびに駆動モータなどの要素は図示していない。
各々の位置決め装置1は、挿通装置を形成する曲げ装置4と、保持案内装置5と、を備え、これらは、直線搬送方向Fの搬送路(搬送経路)3に沿って配置される。各々の位置決め装置1は、さらに搬送装置2を備え、これは、搬送路3に沿って、家禽の脚9を吊り下げ位置で搬送するための一連の可動キャリア21を有する。
図18に示すように、家禽の脚9は、家禽の体から切り出された肉付き脚であり、その下腿部91と大腿部92は、膝関節93で相互に接合されている。脚の軸に関して膝蓋骨94が位置する側940を、脚の前側941と呼び、脚の軸に関して他方の側940である膝窩95が位置する側は、脚の後側942を成している。家禽の脚9の大腿骨921の軸と下腿骨924の軸は、概ね家禽の脚の軸平面90内に延在する。図18に概略的に示す家禽の脚9は、家禽の左脚と家禽の右脚のどちらとみなすこともできる。図1〜17では、図示の搬送ラインの家禽の脚9は、家禽の左脚と考えられる。
搬送装置2は、オーバヘッド式または吊り下げ式の搬送装置であって、この搬送装置に、均一な高さでキャリア21が懸吊されて、周回路に沿って搬送される。家禽の脚9は、いずれも、そのクルブシ911で、本例ではキャリアクランプ211である関連付けられたキャリア21に係合する。図1〜17の図面では、搬送方向Fに相互に連なるキャリアのうち、家禽の左脚9が懸荷されたキャリア21を1つのみ示している。
各々の曲げ装置4は、搬送路3の曲げ搬送セクション31に延在する静止位置決め要素6と、一連の並行位置決め要素7と、を有する。各々の位置決め要素7は、関連付けられたキャリア21に伴って、搬送方向Fに同時進行する。図面では、懸荷したキャリア21に関連付けられた位置決め要素7のみ示している。並行位置決め要素7は、いずれの場合も、静止位置決め要素6と一対の位置決め要素を形成している。
図18の6’/7’および6”/7”に概略的に示すように、位置決め要素の各対6、7は、搬送中に、2つの位置決め要素6、7の間に配置された家禽の脚9を、その膝関節93で持ち上げることにより、それを曲げ角度931に対応する膝窩の角度で曲げるように構成されている。位置決め要素6、7のうちの一方は、家禽の脚9の膝窩95に係合するように配置および構成されており、他方の位置決め要素6、7は、脚の前側941で大腿部92に当接するように配置および構成されている。図18では、対の組み合わせ6’/7’は、位置決め装置1.1に関連しており、対の組み合わせ6”/7”は、位置決め装置1.2に関連している。
並行位置決め要素7は、駆動制御装置8によって駆動されて動く被駆動押圧要素によって形成されている。その装置は、いずれの場合も、搬送方向Fの同時進行のため、ならびに持ち上げ方向およびそれに交差する家禽の脚の軸平面90内の方向の2次元の曲げのために、並行位置決め要素7を動かす重要な要素のみ概略的に示している。案内/制御要素は、例えば、並行位置決め要素7を、誘導、向き設定、および位置決めするスロット要素、カム、レール、ロッド、枢動要素、押圧要素、などである。このような制御/案内装置は、原理的に多様な形態のものが知られている。特に、並行動作のための駆動は、例えば、並行位置決め要素7が列で配置および固定されて周回するように移動および誘導されるチェーンである被駆動ストランド80によって実現される。並行位置決め要素7の位置決め動作は、効果的には、駆動制御装置の時間/変位制御によって、位置決め動作が徐々に進むように、すなわち漸進的であるように構成することができる。図面では、駆動制御装置8の一部であるストランド80の搬送方向Fに動いた部分を、断片でのみ示している。
搬送路3は、曲げ装置4に属する曲げ搬送セクション31を有する。この曲げ搬送セクション31に沿って、位置決め要素の各対6、7は、家禽の脚9の持ち上げおよび曲げを実施して、曲げ搬送セクション31の終端において、規定の特に最大の屈曲位置にする。
曲げ搬送セクション31の後に、搬送路3の処理搬送セクション32が続く。保持案内装置5は、処理搬送セクション32に沿って延在する。保持案内装置5の重要な構成要素は、搬送路3に直線的に延びる保持案内間隙51であり、これは、2つの間隙縁52、53の間に形成されている。保持案内間隙51は、その間隙縁52、53の間に、それぞれ家禽の脚9を膝関節93の領域で受けるように構成されている。つまり、2つ間隙縁52、53で、膝関節の骨を下から把持して、これにより、ある種の間隙レールガイドを形成し、これに家禽の脚9を、その膝関節の骨隆起93および対応する肥厚脚部で吊り下げて、膝関節93と間隙縁52、53との間での脚肉のスライド接触により、間隙51に沿って押しやることができる。間隙縁52、53は、好適には、スライド動作を容易とするために、面取りされている。
保持案内間隙51は、キャリア21が沿って移動する垂直平面内に延在している。これらの実施形態では、間隙縁52、53は、家禽の脚9の軸次元に対して一定の同じ高さで延在している。また、間隙縁は、高さに関して、相互にわずかにオフセットさせることもできる。いずれの場合も、それらの間隙縁は、処理搬送セクション32に沿って静止ガイドを形成しており、そこで、それぞれの家禽の脚9の膝関節93が、膝関節の規定の高さで、搬送方向Fに移動させられる。これらの実施形態によれば、膝関節93は、処理搬送セクション32に沿って、均一な高さ位置で、基準位置に配置される。しかしながら、基準位置決めでは、例えば少なくとも部分的に傾斜した案内基準間隙、および/または垂直搬送平面内で曲線状に延びる案内基準間隙によって、例えば段階的に変化する基準位置に設定することもできる。いずれの場合も、搬送路31は、水平方向の曲がりなく、従ってカルーセル型誘導なく、垂直搬送平面において少なくとも概ね直線ライン200の方向に向いているという意味で、経路は直線的である。
曲げ装置4は、それぞれ家禽の脚9が、特定の持ち上げ屈曲位置に達して、このとき、家禽の脚9を保持案内間隙51に挿通および懸吊するために、その膝関節93が正確に位置決めされるという点で、挿通装置を形成している。一般的に、家禽の脚9は、膝関節93に関して基準位置決めされて、保持案内間隙51に懸吊されるか、またはこれに引き渡されることによって誘導され、このとき、家禽の脚9のその処理のための軸方向の向きは、曲げ搬送セクション31の終端における曲がりまたは屈曲位置とは独立であるということが分かる。
ここまで説明した位置決め装置1は、独立なモジュールユニットであり、これに複数の処理点を、好ましくは搬送路3において互いに反対に、かつオフセットさせて、配置することができる。処理ステーション56の配置例は、位置決め装置1.1および1.2を参照して見ることができる。
以下で、図1〜5による横方向位置決め装置1.1について、さらに詳細に説明する。本説明では、特に、上記で包括的に説明した部品および詳細に関する参照符号を使用するが、ただし以下では、個別化する参照符号(小数位)を追加して提示する。
搬送装置2.1によって、家禽の脚9を横方向に搬送し、この場合の実施形態では、家禽の左脚9を表示しており、これを、その外側面950、952を先頭にして搬送する。
静止位置決め要素6、6.1は、搬送路3.1に沿った連続的な基準保持縁の一部である静止位置決め縁によって形成されている。参照符号6.1は、以下で、静止位置決め要素としての位置決め縁にも使用される。一連の並行位置決め要素のそれぞれの並行位置決め要素7.1は、脚の前側940、941で大腿部92に当接するように構成されている。
曲げ装置4.1は、横方向搬送される家禽の脚9の膝窩95に係合する静止位置決め縁6.1を有し、さらに、いずれの場合も家禽の脚の軸平面90内に可動部品を備える駆動制御装置8.1によって脚の前側941で大腿部92に当接する一連の並行位置決め要素7.1を有する。
曲げ搬送セクション31.1に沿った曲げ装置4.1の重要な部品のみを図示しており、この場合、曲げ搬送セクション31.1を通過する並行位置決め要素7.1を、図1〜5に5つの位置で示しており、これらの図面から、並行位置決め要素7.1と位置決め縁6.1との間に配置される家禽の脚9の位置も明らかである。
アングル片によって形成される並行位置決め要素7.1は、2つのアーム部、すなわち第1のアーム部701と第2のアーム部702とを有し、これらは互いにある角度をなした向きに設定されている。アーム部701が、搬送方向Fに交差する方向に動きながら、脚の前側941に概ね係合するように、アングル片は、駆動制御装置8.1によって誘導および移動される。第2のアーム部702は、搬送方向Fに交差する方向を向いて、搬送方向Fに同時進行して、概ね搬送方向Fの下流側に位置する脚の外側面952において大腿部92にその支持のために当接するように、向き設定されるとともに動かされる。制御された誘導によるダブルアーム並行位置決め要素7.1のオフセット移動では、該要素を、位置決め縁6.1に向かう方向すなわち家禽の脚9を持ち上げる方向と、それに交差する方向すなわち位置決め縁6.1の下方の領域に家禽の脚9の大腿部92を動かす方向に、2つの重なる可動部品によって、搬送方向Fに進む家禽の脚の軸平面90内で動かす。また、この実施形態では、また一般的にも、並行位置決め要素7.1を、脚の前側941にのみ係合するように、または少なくとも概ね脚の前側941に係合するように、例えば、アームまたはプレートの形態の、アーム部701に相当する要素によって単に形成することもできる。
横方向位置決め装置1.1は、さらに、搬送方向Fにキャリア21と同時進行する一連の横方向押圧要素811を有し、これらは、位置決め要素7.1に関連付けられて、これと共に、搬送方向Fに同時進行する並行対を形成し、これにより、押圧支持ブラケットを形成する。
並行押圧要素811は、脚の搬送方向Fの上流側に位置する内側面950、951に、家禽の脚の大腿部92の領域で、係合する。並行横方向押圧要素811は、搬送手段によって、搬送方向Fに移動させることができ、その搬送手段は、並行位置決め要素7.1も搬送方向に動かすものであり、この点で、駆動制御装置8.1の一部である。しかしながら、横方向押圧要素811は、駆動制御装置8.1とは独立な駆動手段によって動かすことも可能であり、例えば、被駆動周回チェーンまたは類似の手段のようなストランド型駆動装置によって、これに一連の横方向押圧要素811を固定して、動かすことができる。
図1〜5の実施形態では、並行位置決め要素7.1は、枢動可能にキャリッジ81に接続されている。駆動ストランド80に固定されたキャリッジ81は、横方向押圧要素811を支持する。位置決め要素7.1の枢動接続は、搬送方向Fに対応する長手方向に向いた枢軸710の周りに実現される。上記オフセット移動を生じさせる位置決め要素7.1の枢動動作は、搬送ライン200に沿って配置された静止案内路711と、その上で誘導される枢動案内アーム712によって実現され、枢動案内アーム712は、位置決め要素7.1に接続されるとともに、搬送ライン200に交差する方向に向いている。他の任意の動き制御で、位置決め要素7.1の搬送および横方向の動きを発生させるように構成することができる。
図1〜5から明らかなように、位置決め装置1.1または曲げ装置4.1は、搬送路3.1の最初の部分に延在する静止(固定)初期位置決めガイド61を有し、これは、並行位置決め要素7.1に関連付けられている。初期位置決めガイド61は、位置決め装置1.1に進入するそれぞれの家禽の脚9を位置決め縁6.1に対して開始位置に配置する案内ロッドによって形成されており、案内ロッドと位置決め縁6.1は、搬送方向Fにわずかにすぼませることができる。初期位置決めガイド61は、家禽の脚9の位置決めを並行位置決め要素7.1が引き継ぐ領域で終端している。
この実施形態では、静止位置決め縁6.1は進入側部分に沿って形成されており、そこで家禽の脚9の後側942が最初に静止位置決め要素6.1に当接し、これは断面が楔形の縁60を有し、その向きおよび断面は、位置決め装置1.1に進入する家禽の脚9の下腿部91と大腿部92との間の窪みに適合されている。
いずれの場合も、搬送装置2.1のキャリア21は、静止位置決め縁6.1に対する高さに関して、曲げ装置4.1に進入するそれぞれの家禽の脚9が、脚の膝窩95において脚の後側942で当接するように、好ましくは脚の膝窩95のわずかに上方すなわち下腿部91で当接するように、配置される。
図1は、家禽の左脚9を、それが静止初期位置決めガイド61から、関連付けられた並行位置決め要素7.1に引き渡される位置で、示している。この位置では、さらに、関連付けられた並行横方向押圧要素811も、脚の内側面951に当接することは明らかである。
図2では、家禽の左脚9は、曲げ装置4.1に沿ってさらに中間位置まで搬送されている。この位置では、家禽の脚9は、並行位置決め要素7.1によって持ち上げられた位置にあって、位置決め縁6.1は、下腿部91の一部を下から把持して、さらに膝窩95まで係合しており、家禽の脚9は、位置決め屈曲位置にされている。家禽の脚9の持ち上げは、キャリア21において持ち上げられたクルブシ911によって確認することができる。
図3は、並行位置決め要素7.1によってわずかに屈曲が進んだ、すなわち曲げ角度931がさらに小さくなった、家禽の脚9の位置を示しており、このとき、静止位置決め縁6.1は、膝窩95にさらに押し込まれている。この位置において、家禽の脚9は、その膝関節93の高さで、保持案内間隙51.1内に進入する。これにより、家禽の脚9は、その膝関節93で、保持案内間隙51.1に挿通および懸吊される。
家禽の脚9は、曲げ搬送セクション31.1を通過するときには、膝窩95の領域で位置決め縁6.1に沿ってスライドする。位置決め縁6.1は、保持案内間隙51.1の一方の間隙縁52.1を形成する第2の基準保持縁セクションに移行している。位置決め縁6.1および第1の間隙縁52.1は、好適には、案内板511のスライド縁として構成される。第1の間隙縁52.1と位置決め縁6.1は、単一の板の縁とすることができる。また、これら2つの縁は、異なる案内部材に属するものとすることもできる。
保持案内装置5.1の保持案内間隙51.1は、搬送方向Fにわずかにすぼませることができる。ただし、場合によっては、このすぼまりは極めてわずかであって、それは、横方向搬送される家禽の脚9が、脚の外側面952を先頭とする家禽の左脚9であるか、または脚の内側面951を先頭とする家禽の右脚9であるか(またはその逆)にかかわらず、保持案内間隙51.1内に確実に挿通されるように構成されている。保持案内間隙51.1を形成するための板511は、好適には、一定の同じ高さに配置される。
保持案内間隙51.1に吊り下げられた家禽の脚9は、その膝関節93が、保持案内間隙51.1に沿ったいずれの点でも、基準位置に配置される。横方向搬送される家禽の脚9の膝関節93は、膝関節の骨隆起を形成しており、これによって、保持案内間隙51.1において家禽の脚9のスライド可能な吊り下げが実現される。保持案内間隙51.1は、上記の骨隆起に適合されており、すなわち、様々に異なるサイズの家禽の脚9をスライド可能に受容するようになっている。
横方向位置決め装置1.1は、処理点に処理ツールおよび処理ステーション56を装備または装着するように、保持案内間隙51.1に沿って提供および構成された装置である。この実施形態では、保持案内装置5.1は、2つの切断ステーション561および563を装備している。
第1の切断ステーションは、保持案内装置5.1の進入側部分の搬送セクションに配置された静止前側切断ステーション561である。前側切断ステーション561は、保持案内間隙51.1の上方で作用する切断手段551を有し、それは、本実施形態におけるように、設定されたバネ力に抗して動く特に円形ナイフによって形成されており、これは、枢動可能な保持アーム54、541に取り付けられている。本実施形態では、前側切断ステーション561によって、家禽の脚9の前側941において、膝関節93の高さで、軟骨までの切り込み深さで、切断を実施する。この切断位置を、図4に示している。
本実施形態では、並行位置決め要素7.1と共に、駆動制御装置8.1は、曲げ搬送セクション31.1の終端で家禽の脚9の挿通および懸吊のために達する持ち上げ屈曲位置が、切断ステーション561による切断のために維持されるように構成されている。この目的で、案内アーム712を、案内路711の経路セクション713によって、曲げのための内向き枢動位置に保持する。駆動制御装置8.1の制御は、さらに、本実施形態では、位置決め要素7.1が、切断ステーション561を通過した後に、位置決め要素7.1の作用による屈曲位置を解消するために、保持案内間隙51.1から離して誘導されるように構成されている。案内アーム712を、カーブ部714によって、戻して下降させるように枢動させる。これにより、家禽の脚9の持ち上げ位置は、保持案内間隙51.1に吊り下げられた膝関節93によって維持される。
本実施形態では、追加の静止切断ステーション、すなわち後側切断ステーション563を、保持案内装置5.1の処理搬送セクション32.1に配置し、この追加の切断ステーションは、保持案内間隙51.1の上方で作用する切断手段を有し、これは円形ナイフによって形成されている。円形ナイフは、バネ力に抗して動くように、枢動アーム543に取り付けられている。図5に示すように、後側切断ステーション563は、脚の後側942において、膝関節93の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、切り込みを入れる。このとき、家禽の脚9は、その膝関節で吊り下げられることによって、これにより実現される基準位置にある。このとき、並行位置決め要素7.1の作用による屈曲位置は、既に解消されている。前側切断ステーション561によって膝関節93の高さに形成された切り込みは、膝関節93を第2の間隙縁53.1上でスライドおよび吊り下げ誘導する助けとして利用できる。
図19に概略的にのみ示すように、さらなる例によれば、保持案内装置5.1の処理搬送セクション32.1に、第2の静止前側切断ステーション562を配置し、この切断ステーションは、保持案内間隙51.1の下方で作用する切断手段を有する。この切断手段は、脚の前側941において、膝関節93の直下で、大腿骨921までの切り込み深さで、切断を実施するために設けることができる。円形ナイフは、好適には、バネ式枢動アーム上に配置される。
第1の位置決め装置1.1のそれぞれの円形ナイフの平面は、水平であるか、または水平な向きに対してわずかに傾斜している。切断は、いずれも、上記の点において、家禽の脚9の軸方向に交差する方向に適用および実施される。
キャリア21は、ダブルキャリア210の二重部品であり、これに、搬送方向Fに平行な搬送位置で、家禽の左脚9が先に、続いて家禽の右脚が、吊り下げられる。家禽の右脚の処理のために、曲げ装置4.1は、7.1、701、702、811で示されるものに対応する部品および部材(図示せず)を備え、それらは、特に、脚の内側面951を先頭にして搬送される家禽の右脚に当接するように専用に適合させることができる。この場合、並行位置決め要素は、例えば、概ね脚の前側にのみ係合するアームまたは板の形態のものが効果的であることが判明している。その場合、並行位置決め要素7.1は、家禽の左脚用と右脚用の2つの群に、交互に分類される。
以下で、図6〜17による軸方向位置決め装置1.2について、さらに詳細に説明する。本説明では、特に、上記で包括的に説明した部品および詳細に関する参照符号を使用するが、ただし以下では、個別化する参照符号(小数位)を追加して提示する。
搬送装置2.2によって、家禽の脚9を軸方向に搬送し、つまり、脚の軸に関する一方の側940すなわち脚の前側941を先頭にして搬送する。この実施形態では、家禽の左脚9が搬送されている。静止位置決め要素6、6.2は、搬送方向Fに上り勾配のランプガイドを有する挿通装置の静止ランプによって形成されている。参照符号6.2は、以下では、静止位置決め要素としての静止ランプにも使用される。一連の並行位置決め要素のそれぞれの並行位置決め要素7、7.2は、家禽の脚9の膝窩95に係合するように構成されている。
曲げ装置4.2は、脚の前側941で大腿部92が当接する静止ランプ6.2を有し、さらに、脚の前側941を先頭にして軸方向搬送される家禽の脚9の膝窩95に駆動制御装置8.2によってそれぞれ係合する一連の並行位置決め要素7.2を有する。
図6〜17に、曲げ搬送セクション31.2に沿った曲げ装置4.2の重要な部品のみを図示しており、この場合、曲げ搬送セクション31.2を通過する並行位置決め要素7.2のうちの1つを11通りの位置で示しており、これらの図面から、並行位置決め要素7.2と静止ランプ6.2との間に配置される家禽の脚9の位置も明らかである。
静止ランプ6.2は、曲げ搬送セクション31.2に沿って6つの案内セクション621〜626に分割される。ランプ6.2は、上流側の比較的急峻なセクション621で開始し、その後に、より緩やかなセクション622が続く。その後に、平坦な水平セクション623が続き、その後に、勾配がさらに軽減したセクション624が続く。セクション624に続いて、他のセクションと比較して約2倍の長さの水平平坦セクション625があり、さらにランプ6.2は、その終端に、下り勾配セクション626が形成されている。軸方向位置決め装置1.2の実施形態は、このような静止位置決め要素(ランプ)6.2に限定されない。冒頭で広く規定された、並行位置決め要素7.2と協働して挿通のための曲げおよび持ち上げを実現する任意の静止位置決め要素6.2を提供することが可能である。
軸方向位置決め装置1.2は、場合によっては、さらに、静止ブレース位置決め要素65を有し、これは、ランプ6.2と共に、脚の前側941に係合するように設けられる。ブレース位置決め要素65は、特にランプ6.2の上り勾配セクションに、例えば第2の案内セクション622の領域に、配置される。
本実施形態では、静止ブレース位置決め要素65は、バネ力に抗して枢動する2つの枢動アーム651、652を有し、これらは、スイングドアのようにして、搬送される家禽の脚9のための通路を形成する。枢動アーム651、652は、最初に家禽の脚9の通過を阻むが、その後、家禽の脚9との接触を維持しつつ、バネ力に抗して脇へと枢動し、このとき、家禽の脚9は、ブレース位置決め要素65の位置で生じる反力に抗して通過する。一時的な反力を発生させる任意のブレース位置決め要素を用いることができる。
各々の並行位置決め要素7、7.2は、脚の軸に関して搬送方向Fの上流側に位置する側940すなわち脚の後側942において、家禽の脚9の膝窩95に係合する膝窩押圧要素によって形成される。以下で、参照符号7.2は、並行位置決め要素としての膝窩押圧要素にも使用される。
本実施形態では、膝窩押圧要素7.2は、膝窩95が当接する凹部を有するアーム状の要素である。膝窩押圧要素7.2は、例えば駆動制御装置8.2のストランドまたはチェーンである周回駆動要素720に対して、例えば列配置で固定され、これにより、それらはそれぞれ、キャリア21と連携して、搬送方向Fおよびそれに交差する方向の向きで当接する。
駆動制御装置8.2は、一般的に、家禽の脚9が位置決め装置1.2に進入するときに、膝窩押圧要素7.2が、家禽の脚9の膝窩95の下方にある位置から膝窩95内に入るように構成される。
本実施形態では、各々の膝窩押圧要素7.2は、枢動アーム721によってシャフト722に固定されており、シャフト722は、関連付けられたキャリッジ723に貫通している。キャリッジ723は、駆動要素720に固定されている。枢動アーム721は、2つのストップ位置の間で前後に枢動可能である。それらのストップ位置は、枢動アーム721に形成されたスロット724の両端によって規定され、そのスロットは、弓形部分で形成されて、その中に、キャリッジ723に固定されたストップピン725が係合している。枢動アーム721の枢動位置は、搬送経路に沿ったキャリッジ723の位置に応じて、シャフト722の回転制御装置(図示せず)によって実現される。
回転制御装置は、例えば、シャフト722に固定されたレバーを有し、このレバーの枢動位置は、搬送経路に沿って延在する案内路に係合した従動要素を介して制御され、これにより、枢動アーム721は、従動要素の高さ位置に応じて、左または右に枢動される。スロット724内でストップピン725が中間位置にあるときに、膝窩押圧要素7、7.2は、膝窩95に達する。枢動アーム721の位置が徐々に急峻になるにつれて、膝窩押圧要素7.2は、膝窩95に押し込まれる。この変位の程度は、案内路の形状または勾配によって決まる。
図6〜17から明らかなように、曲げ装置4.2は、経路ガイド63を備える。これは、曲げ搬送セクション31.2に平行に沿って延在する案内ロッド対によって形成されて、搬送される家禽の脚9が下腿部の肥厚部分の領域で横方向に当接する横方向ガイドを形成している。これは、搬送方向Fに交差する方向に家禽の脚9が逸れたり回転したりすることを防ぐ補助ガイドである。
搬送装置2.2のキャリア21は、一定の同じ高さで、曲げ装置4.2の入口で並行位置決め要素7.2が家禽の脚9の膝窩95に達するように構成されている。
図7は、曲げ装置4.2の入口において、クルブシ911でキャリア21に吊り下げられて、自由な吊り下げ位置にある家禽の左脚9を示している。この位置では、家禽の脚9は、まだ静止位置決め要素6.2に達しておらず、並行位置決め要素7.2は、時間的にも位置的にも、膝窩95に係合する少し前の位置にある。この位置では、並行位置決め要素7.2は、膝窩95の下方の位置にあり、すなわち、対応して枢動アーム721が下向きに枢動されて、関連付けられたキャリア21から後に遅れた位置にある。
図8では、家禽の左脚9は、曲げ装置4.2に沿って、さらに中間位置まで搬送されている。この位置では、家禽の脚9は、持ち上げ屈曲位置の第1フェーズにある。静止位置決め要素6.2、静止ブレース位置決め要素65、および並行位置決め要素7.2が、家禽の脚9に接触している位置で、家禽の脚9を図示している。並行位置決め要素7.2は、より低い枢動位置から、屈曲した膝窩95に係合する急峻な枢動位置まで、枢動されている。並行位置決め要素7.2は、搬送方向Fに、キャリア21またはクルブシ911よりも先に位置している。結果的に、家禽の脚9は、V字状の位置に達し、そのV字形状の閉じ側において、搬送方向Fの先頭に膝窩94または膝蓋骨96がある。これにより、家禽の脚9の大腿部92は、静止位置決め要素6.2の第2のセクション622上に進む。さらに、静止ブレース位置決め要素65は、その2つのアーム651、652によって、並行位置決め要素7.2の位置の少し下方で家禽の脚9を把持する。結果的に、図示のフェーズにおけるアーム651、652は、膝関節93の下方で、その領域においてカウンタ支持体を形成する。このカウンタ支持体は、弾性復元力の作用下にあって、ブレース位置決め要素65が通過されるときには、押し退けられる。
図9は、さらに持ち上げられて、曲げ角度931がさらに小さくなり、最大屈曲位置にされた家禽の脚9の位置を示している。大腿部92は、静止位置決め要素6.2の上側セクション625に進んでおり、並行位置決め要素7.2は、膝窩95にさらに押し込まれている。
この位置で、家禽の脚9は、その膝関節93の高さで、保持案内間隙51.2に進入する。これにより、家禽の脚9は、その膝関節93で、保持案内間隙51.2内に挿通および懸吊される。家禽の脚9は、上記のV字形状の、より顕著な屈曲位置を呈し、このとき、並行位置決め要素7.2は、搬送方向Fにキャリア21よりも先に進んでいる。
なお、各キャリア21が、ダブルキャリア210の一部であることは、図6〜17の不等角投影図から明らかであり、搬送方向Fに交差する方向の位置で、その一方のキャリアである搬送方向Fに右側のキャリアに、家禽の左脚9が吊り下げられる。他方のキャリア21は、家禽の右脚9を搬送するように構成される。従って、位置決め装置1.2は、さらに、家禽の右脚を搬送、位置決め、および処理するための並列路および対応する手段を備える。家禽の右脚用の並列路および要素は、図6〜17に示していない。家禽の両脚(左/右)の側面は、関連付けられた搬送ラインにおいて、逆配置となる。従って、上記手段も、横方向に逆配置とされる。図19に、家禽の両脚用の2つの並列ラインを示している。原理的には、本発明は、図1〜17に示すように、1つのみの脚搬送ラインで実現される。
図6、9〜17は、軸方向位置決め装置1.2の保持案内装置5.2を示している。
保持案内間隙51.2は、一定の幅を有する。この間隙は、膝蓋骨94を先頭にして家禽の脚9をスライドさせることによる吊り下げ搬送用として、特に適している。保持案内間隙51.2は、好適には、同じ高さに配置される2つの板512の間に形成される。
保持案内間隙51.2に吊り下げられた家禽の脚9は、その膝関節93が、保持案内間隙51.2に沿ったいずれの点でも、常に基準位置にある。軸方向搬送される家禽の脚9の膝関節93は、膝関節の骨隆起または脚の肥厚部を形成しており、これによって、保持案内間隙51.2において家禽の脚9のスライド可能な吊り下げが実現される。保持案内間隙51.2は、上記の骨隆起に適合されており、すなわち、様々に異なるサイズの家禽の脚9をスライド可能に受容できるようになっている。第1の間隙縁52.2および第2の間隙縁53.2は、基準保持縁を形成している。
軸方向位置決め装置1.2は、処理点に処理ツールおよび処理ステーション56を装備または装着するように、保持案内間隙51.2に沿って提供および構成された装置である。この実施形態では、保持案内装置5.2は、2つの静止横方向切断ステーション564、565、第3の静止切断ステーション566、および第4の切断ステーション567、ならびに引き剥がしステーション569を装備している。図面では、1つの点においてのみ、引き剥がしステーションを参照符号569で提示しており、この点において、大腿骨921から大腿肉922が引き剥がされる。
第1の静止横方向切断ステーション564は、搬送路3.2に沿ってオフセット配置された第1の横方向切断手段554の第1の対によって形成される。これらの切断手段は、保持案内間隙51.2の下方において、家禽の脚9の両側面950で、膝関節93の高さで、軟骨までの切り込み深さで、第1の横方向切断を実施する。横方向切断手段554は、バネ力に抗して動くように枢動アーム544にそれぞれ取り付けられた円形ナイフによって形成される。
第2の静止横方向切断ステーション565は、家禽の脚9の大腿骨921から大腿肉922を引き剥がすように構成された引き剥がしステーション569の部材である。第2の静止横方向切断ステーション565は、搬送路3.2に沿ってオフセット配置された第2の横方向切断手段555の第2の対を有し、これらの切断手段は、保持案内間隙51.2の下方において、家禽の脚9の両側面950で、膝関節93の下方で、大腿骨921までの切り込み深さで、第2の横方向切断を実施する。横方向切断手段555は、バネ力に抗して動くように枢動アーム545にそれぞれ取り付けられた円形ナイフによって形成される。
引き剥がしステーション569は、家禽の脚9の大腿骨921からの大腿肉922の引き剥がしまたはこそぎ取りのための引き剥がし手段559を有し、これらは、保持案内間隙51.2の下方において列で搬送される。各々の引き剥がし手段559は、関連付けられたキャリア21に伴って、搬送方向Fに同時進行する。引き剥がし手段559は、大腿骨921に付着した大腿肉922を、その近位端の股関節の骨923まで押しやるように構成されている。
図9に示すように、本実施形態では、静止位置決め要素6.2および並行位置決め要素7.2は、吊り下げフェーズにおいて位置決め要素6.2が家禽の脚9から完全に外れるように構成される。曲げ装置4.2の終端において、静止位置決め要素6.2は、下り勾配セクション626で終端しており、これにより、家禽の脚9は、保持案内装置5.2の入口において、静止位置決め要素6.2から解放される。
図10に示すように、並行位置決め要素7.2は、保持案内装置5.2の搬送路3.2の始点において、再び枢動戻し位置にされる。キャリア21よりも先にある並行位置決め要素7.2の位置は解消されて、家禽の脚9は、曲げが解消されることによって、いくらか直立位置に戻り、膝関節93は、保持案内間隙51.2内に吊り下げられる。その結果、家禽の脚9のクルブシ911は、キャリア21において上方に持ち上げられる。
この実施形態では、枢動アーム721は中間位置に枢動され、この中間位置では、並行位置決め要素7、7.2は、依然として、搬送方向Fの搬送のために、脚の後側942で、大腿部92の領域において、膝窩95の下方で、支持および保持機能を果たしている。なお、家禽の脚9の搬送は、キャリア21によって継続され、このとき、キャリアクランプ211の部品が家禽の脚9に接触している。家禽の脚9のこの位置では、横方向切断ステーション564によって、第1の横方向切断が実施される。
駆動制御装置8.2は、位置決め要素7、7.2の支持/保持接触が、横方向切断ステーション564の下流で解消されるように、構成および配置される。周回路で誘導される駆動要素720は、点726で、搬送方向Fに交差する方向に逸れる。図11に示すように、位置決め要素7、7.2は、変向/送出点の上流で、低い位置に枢動することにより、家禽の脚9から完全に外れる。位置決め要素7、7.2の位置のこのような変更は、搬送セクション32.2に沿った任意の所望の点で提供することができる。
図6および11に示すように、好適には、さらに、保持案内装置5.2に、皮剥ぎステーション568を配置することができる。このステーションは、効果的には、第1の静止横方向切断ステーション564と第2の静止横方向切断ステーション565との間の中間搬送路に配置される。
皮剥ぎステーション568は、皮剥ぎ558手段を有し、すなわち、それ自体は周知のように、搬送方向Fに並列配置された一対の構造皮剥ぎローラを有する。2つの皮剥ぎローラの間に、これらはそれぞれ、皮剥ぎ用の螺旋コイルを備え、取り込み間隙が形成されている。家禽の脚9の大腿部92は、屈曲位置で、ローラ対に沿って、ローラ対の中央かつローラ間隙の上方で、脚の前側941において当接する。屈曲位置は、水平ランプ548によって実現される。皮剥ぎステーション568は、効果的には、垂直調整によって設定することができ、これにより、皮剥ぎローラを、皮剥ぎが必要な場合には皮剥ぎ位置に、皮剥ぎが実施されない場合には下降させた休止位置に、配置することができる。
図11Aにのみ概略的に示すように、効果的には、搬送路の皮剥ぎセクションにおいて、各キャリア21に並行支持要素861を関連付けることができる。支持要素861は、駆動制御装置86の一部である。各々の並行支持要素861は、保持案内間隙の上方で、家禽の脚9の下腿部91に上流側で接触するように、配置および誘導される。これらの支持要素861は、非駆動周回ストランド862に固定されている。これらは、変向点860(図10A)において搬送路に進入する。
図12A、13A、14A、15Aにのみ示すように、本実施形態における並行引き剥がし手段559は、第2の横方向切断が実施される前に、駆動制御装置84と連携して、膝関節93近くで大腿部92に達するように構成されている。引き剥がし手段559は、例えば、把持凹部を有する2つの引き剥がし把持板841によって形成されており、それらの板はそれぞれ、アーム846に固定されている。アーム846は、関連付けられたキャリッジ842に対して、シャフト844の周りの関節連結によって、トングのように関節動作し、そのキャリッジは、関連付けられたキャリア21に伴って、駆動制御装置84の例えばチェーンまたは類似のストランドである駆動手段によって、同時進行して移動させられる。キャリッジ842は、さらに、キャリッジまたは板848によって駆動手段845に固定された例えば垂直ロッドである案内装置843に対して、垂直調整可能に取り付けられている。引き剥がし手段559は、列で周回するように(エンドレスで)誘導される駆動手段845に固定されており、引き剥がし手段559は、変向点840(図12A)において、搬送路に進入する。引き剥がし把持板841は、駆動制御装置84の制御経路(図示せず)によって位置的に移動および制御され、これにより、キャリッジ842および引き剥がし把持板841のアーム846は、搬送経路に沿ったそれらの位置に応じて誘導および移動される。
第1の制御位置では、2つの引き剥がし把持板841は、トングのようにして開いている(図12A)。これらは、横方向切断ステーション565よりも手前のセクションにおいて、家禽の脚の膝関節93の高さに動かされて、このとき、家禽の脚9は、その膝関節93に近い大腿部92の領域で、2つの引き剥がし把持板841の間を通過する。図13に示すように、その後、2つの引き剥がし把持板841は、閉位置になるように制御されて、これにより、家禽の脚9は、第2の横方向切断ステーション565に達する前に、2つの把持凹部でトングのようにして把持される。2つの引き剥がし把持板841は、閉位置では、並行支持保持手段を形成する。上記の閉じた空間位置で、横方向切断ステーション565によって第2の横方向切断が実施されるように、キャリッジ842および把持アーム846は制御される。
第2の横方向切断を実施した後に、図14および15に示すように、引き剥がし操作を実施し、このとき、2つの引き剥がし把持板841は、駆動制御装置84によって、引き続き閉じて保持されており、この閉位置で、キャリッジ842は、案内装置843によって、大腿部92の近位端まで下方に動かされる。その制御は、引き剥がし把持板841が、この押し操作の終わりに開いて、変向点847において、家禽の脚の大腿部92から離れるように誘導され、さらに搬送経路から除去されるように構成される(図16A)。閉じた引き剥がし把持板841によって大腿肉922を大腿骨921の近位端に押しやるフェーズでは、引き剥がし手段559は、ローカルな引き剥がしステーション569を形成し、そこで、こそぎ取られた大腿肉922を取得する。
図14A、15A、16A、17Aの実施形態に示すように、好適には、さらなる駆動制御装置85を設けることができ、これにより、第2の横方向切断ステーション565の後に(下流で)、並行支持要素851を、保持案内間隙51.2の終端まで移動および誘導する。各々の並行支持要素851は、キャリア21に関連付けられて、保持案内間隙51.2の上方において、家禽の脚9の下腿部91に上流側で接触するように配置および誘導される。支持要素851は、列配置で、周回して(エンドレスに)誘導される例えばチェーンなどである駆動ストランド855に固定されている。それらは、変向点850で搬送経路に進入し、変向点852で搬送経路から離れる。
図6、16、17に示すように、切断手段556を有する第3の静止切断ステーション566は、引き剥がしステーション569に関連付けられる。切断手段556は、大腿肉922を押しやる始点である大腿骨921の端の高さに配置される。この構成により、大腿肉922は、大腿骨921の端から取り外されて、手段547によって収集および送出される。
図6、16、17には、さらに、切断手段557を有する第4の静止切断ステーション567を示しており、これは、保持案内間隙51.2の終端に配置されており、脚の前側941において膝関節93で切断を実施することによって、家禽の脚の下腿肉が付いた下腿部91から、肉剥ぎ後の大腿骨921を切り離す。前側切断手段557は、保持案内間隙51.2の高さに配置される。
本実施形態では、保持案内装置5.2のすべての切断手段は、バネ式枢動アームに固定取り付けされた円形ナイフによって形成される。枢動アームは、保持案内装置5.2のマウント、フレームなどに関節連結されている。各々の円形ナイフの平面は、水平に配置されているか、または水平な向きに対してわずかに傾斜して配置されており、これにより、切断は、いずれの場合も、上記の点で、家禽の脚9の軸方向の向きに対して交差する方向に適用および実施される。所望の切断を実施する他の切断手段を用いることもできる。
図19は、上記の横方向位置決め装置1.1と上記の軸方向位置決め装置1.2とを備える、本実施形態における位置決め装置10を示している。位置決め装置10の搬送路30は、全体にわたって、直線搬送ライン200で構成される。上流側で第1の搬送セクション301において、搬送路3.1に沿って横方向位置決め装置1.1が配置され、その後に、下流側で第2の搬送セクション303において、搬送路3.2に沿って軸方向位置決め装置1.2が配置される。2つの位置決め装置1.1と1.2の間で、搬送セクション302に、回転装置15が配置される。回転装置15は、横方向搬送装置2.1と軸方向搬送装置2.2とを有する全体的な搬送装置の一部である。上述のように、横方向搬送装置2.1および軸方向搬送装置2.2は、家禽の左右の脚9がクルブシ911で吊り下げられる一対のキャリア21をそれぞれ有するダブルキャリア210を備える。回転装置15では、キャリア21を、家禽の脚9を横方向に搬送するように構成された前後配置から、家禽の脚9を軸方向に搬送するための並列配置へと回転させる。
本発明による方法について、2つの位置決め装置1.1および1.2の適用例を参照して説明する。2つの位置決め装置で形成された位置決め装置10によって、家禽の脚9の膝関節93を規定通りに持ち上げ保持することにより、家禽の脚9の大腿部92を、脱骨処理または解体処理する。位置決め装置1.1および1.2に関して説明された処理動作を、直線搬送路30に沿って実施し、それらの処理動作は、目的に応じた処理点に関連付けられて、相互に連携して実施される。
2つの位置決め装置1.1および1.2を通して、家禽の脚9は、搬送方向Fに直線ライン200で搬送される。位置決め装置1.1の搬送セクション301では、脚の側面950を先頭にして、家禽の脚9を横方向に搬送し、そして垂直軸の周りに各キャリア21を回転させた後に、位置決め装置1.2の搬送セクション303においてさらに搬送し、このときは、脚の軸に関して前側941を先頭にして、家禽の脚9を搬送する。
第1の搬送セクション301では、列で横方向搬送される家禽の脚9のそれぞれは、その膝関節93で、第1の静止保持案内間隙51.1内に吊り下げられて、これにより、第1の処理搬送セクション32.1に沿って上記の処理動作を実行するための規定の膝関節基準位置に持ち上げるとともに、間隙縁52.1、53.1に対して膝関節93をスライド可能に当接させて、搬送方向Fに移動させ、このとき、クルブシ911は、これを保持するキャリア21において、家禽の脚9の持ち上げのために自由に可動に維持される。
第2の搬送セクション303では、列で軸方向搬送される家禽の脚9のそれぞれは、その膝関節93で、第2の静止保持案内間隙51.2内に吊り下げられて、これにより、第2の処理搬送セクション32.2に沿って上記の処理動作を実行するための規定の膝関節基準位置に持ち上げるとともに、その基準位置を維持しつつ、間隙縁52.2、53.2に対して膝関節93をスライド可能に当接させて、搬送方向Fに移動させ、このとき、クルブシ911は、これを保持するキャリア21において、家禽の脚9の持ち上げのために自由に可動に維持される。
本方法は、一般に、処理手段の構成は重要ではなく、第1の静止保持案内間隙51.1および第2の静止保持案内間隙51.2における膝関節の基準位置決めを伴う、上記の処理動作または方法的手段によって規定される。一般的に、本方法を実施するために、唯一重要なことは、それぞれの家禽の脚9が、最初に横方向搬送(側方搬送)によって第1の保持案内間隙51内に導入され、その後に、軸方向搬送によって第2の静止保持案内間隙51内に導入されることである。本方法を実施するための、保持案内間隙51への挿入は、任意の適切な方法で実施することができる。
特に効果的かつ好適には、家禽の脚9を静止保持案内間隙51.2内に吊り下げるために、第2の搬送セクション303において静止保持案内間隙51.2よりも前に配置された曲げ搬送セクション31.2に沿って軸方向搬送される家禽の脚9のそれぞれは、搬送方向Fに曲げられるとともに、持ち上げられ、このとき、その屈曲位置は、大腿部92と下腿部91との間の膝窩の角度に対応する曲げ角度931によって規定され、この曲げ角度は、持ち上げの間に小さくなる。これらの方法ステップを実行するために、効果的には、軸方向位置決め装置1.2を参照して記載された持ち上げおよび曲げのための方策が実施される。
効果的かつ好適には、最初に横方向搬送される家禽の脚9の挿入は、搬送セクション301において静止保持案内間隙51.1よりも前に配置された曲げ搬送セクション31.1に沿って実施される。横方向搬送される家禽の脚9のそれぞれは、第1の静止保持案内間隙51.1内に吊り下げるために、搬送方向Fに交差する方向に曲げられるとともに、持ち上げられ、このとき、その屈曲位置は、大腿部92と下腿部91との間の膝窩の角度に対応する曲げ角度931によって規定され、この曲げ角度は、持ち上げの間に小さくなる。これらの方法ステップを実行するために、効果的には、横方向位置決め装置1.1による持ち上げおよび曲げについて記載された方策が提供される。
具体的には、少なくとも1つの処理動作は、関連付けられた保持案内間隙51.1または51.2に吊り下げられた少なくとも概ね非屈曲状態の家禽の脚9に対して実施される。挿通のために形成される屈曲位置は、場合によっては解消される。
本発明によれば、さらに、他の方策とは独立に、それ自体、特に重要なことは、家禽の脚の大腿部92の脱骨処理のための記載の方法ステップは、記載の順序で、相互に連携して実行されるということである。この点において、重要なことは、最初に、脚の前側941において、膝関節93の高さで、軟骨までの切り込み深さで、第1の前側脚切断を実施し、その後、脚の後側942において、膝関節93の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、後側脚切断を実施するということと;さらに、家禽の脚9の両側面950において、膝関節93の高さで、軟骨までの切り込み深さで、一対の第1の横方向切断を実施し、その後、家禽の脚9の両側面950において、膝関節93の下方で、大腿骨921までの切り込み深さで、一対の第2の横方向切断を実施することと;これらの切断が実施された後に、大腿肉922を、大腿骨921の近位端の股関節の骨923まで押しやること、である。好適には、股関節の骨923まで押しやられた大腿肉922は、その後、取り外される。さらに効果的には、肉剥ぎ後の大腿部92を下腿部91から切り離すために、家禽の脚9を切断することができる。
さらに効果的には、膝関節93の下方での第2の横方向切断は、脚の前側941の領域に誘導される。
第1の前側切断に続いて、第2の前側切断を、大腿骨までの切り込み深さで、膝関節93の直下で実施することができ、その場合、上記の第2の横方向切断は、家禽の脚9において、第2の前側切断と同じ切り込み高さで実施される。図1〜5による実施形態におけるように、第2の横方向切断が脚の前側941の領域に誘導される場合には、効果的には、第2の前側切断は省略される。必要に応じて、第2の前側切断は、図19に概略的に示すように、横方向位置決め装置1.1のステーション561と563との間に配置された第2の前側切断ステーション562によって実施することができる。
本実施形態では、追加の静止切断ステーション、すなわち後側切断ステーション563を、保持案内装置5.1の処理搬送セクション32.1に配置し、この追加の切断ステーションは、保持案内間隙51.1の上方で作用する切断手段553を有し、これは円形ナイフによって形成されている。円形ナイフは、バネ力に抗して動くように、枢動アーム543に取り付けられている。図5に示すように、後側切断ステーション563は、脚の後側942において、膝関節93の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、切り込みを入れる。このとき、家禽の脚9は、その膝関節で吊り下げられることによって、これにより実現される基準位置にある。このとき、並行位置決め要素7.1の作用による屈曲位置は、既に解消されている。前側切断ステーション561によって膝関節93の高さに形成された切り込みは、膝関節93を第2の間隙縁53.1上でスライドおよび吊り下げ誘導する助けとして利用できる。

Claims (46)

  1. 搬送路(3)に沿って搬送方向(F)に列で搬送される家禽の脚(9)を、該家禽の脚(9)の処理のための基準位置を表す処理位置に位置決めするように構成された位置決め装置(1)であって、このとき、前記家禽の脚(9)の下腿部(91)と大腿部(92)は、膝関節(93)によって相互に接合されており、前記脚の軸に関して一方の側(940)である膝蓋骨(94)が位置する側は、該脚の前側(941)を規定しており、前記脚の軸に関して他方の側(940)である膝窩(95)が位置する側は、該脚の後側(942)を規定しており、前記位置決め装置は、
    前記搬送路(3)に沿って前記搬送方向(F)に移動可能なキャリア(21)を有する搬送装置(2)であって、前記キャリア(21)は、前記家禽の脚(9)を、それぞれ関連付けられた該キャリアでクルブシ(911)を保持して、前記位置決め装置(1)の前記搬送路(3)全体に沿って搬送および保持し、前記キャリア(21)は、前記位置決め装置(1)に搬入する際の前記家禽の脚(9)を吊り下げ位置で保持する、搬送装置と、
    曲げ装置(4)であって、前記搬送路(3)の曲げ搬送セクション(31)に延在する静止位置決め要素(6)と、それぞれ関連付けられた前記キャリア(21)と連携して前記搬送方向(F)に同時進行する一連の並行位置決め要素(7)と、を有し、各々の並行位置決め要素(7)は、前記静止位置決め要素(6)と共に、位置決め要素対を形成し、その第1の位置決め要素(6.1;7.2)は、前記家禽の脚(9)の膝窩(95)に係合するように構成されており、第2の位置決め要素(6.2;7.1)は、前記脚の前側(941)で大腿部(92)に当接するように構成されており、前記搬送路(3)の前記曲げ搬送セクション(31)において、前記第1の位置決め要素(6.1;7.2)と前記第2の位置決め要素(6.2;7.1)は対で、それらの間に膝窩の角度に対応する曲げ角度(931)を形成および規定し、前記曲げ角度は、前記家禽の脚(9)を最初の吊り下げ位置から前記基準位置に達するまで持ち上げる間に小さくなり、これに応じて前記家禽の脚(9)は結果的に屈曲位置になり、前記家禽の脚(9)の前記持ち上げに応じて、クルブシ(911)が前記キャリア(21)において可動であるように、前記搬送装置(2)の前記キャリア(21)は構成されている、曲げ装置と、
    前記搬送路(3)に延在する基準保持縁であって、その上で、前記家禽の脚(9)を膝関節の領域で、規定の持ち上げ位置すなわち前記基準位置に保持する、基準保持縁と、を備える、位置決め装置において、
    前記位置決め装置(1)は、前記搬送方向(F)の前記曲げ搬送セクション(31)の下流側に、静止保持案内装置(5)を有し、前記保持案内装置は、前記搬送路(3)の処理搬送セクション(32)に沿って搬送されるときの各々の家禽の脚(9)を処理用の前記基準位置に保持し、前記保持案内装置(5)は、前記処理搬送セクション(32)の長さにわたって前記搬送路(3)に延在する静止保持案内間隙(51)を備え、前記静止保持案内間隙は、前記家禽の脚(9)を前記基準位置に保持および誘導するために膝関節(93)の領域で受ける静止間隙縁(52,53)を有し、前記基準保持縁は、少なくとも部分的に前記静止間隙縁(52)を形成している、ことと、
    前記搬送路(3)に沿った前記曲げ搬送セクション(31)、および前記搬送路(3)に沿った前記処理搬送セクション(32)は、直線状であることと、
    前記曲げ装置(4)は、前記家禽の脚(9)を膝関節(93)の領域で前記保持案内間隙(51)に挿通させるための挿通装置を形成しており、前記並行位置決め要素(7)は、被駆動押圧要素によって形成されており、前記搬送方向と、さらに曲げのための前記持ち上げ方向とそれに交差する方向の2次元に、各々の被駆動押圧要素を動かす駆動制御装置(8)が設けられており、前記交差する方向に、前記被駆動押圧要素は、前記家禽の脚(9)を、持ち上げおよび曲げのために、前記脚の前記軸に関する一方の側(940)で下から把持すること、を特徴とする、位置決め装置。
  2. 前記並行位置決め要素(7)の前記駆動制御装置(8)は、前記保持案内間隙(51)の前記処理搬送セクション(32)の少なくとも一部区間において、前記家禽の脚(9)への前記並行位置決め要素(7)の係合を、少なくとも軽減させるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記並行位置決め要素(7)の前記駆動制御装置(8)は、各々の並行位置決め要素(7)を動かすために、少なくとも1つの枢動および少なくとも1つの直線動を生じさせ、このとき、前記並行位置決め要素(7)を動かすための動きは重ねられる、ことを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記搬送路(3)において互いに反対側に配置される少なくとも2つの処理点を、前記保持案内装置(5)の前記処理搬送セクション(32)に設けることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記互いに反対側の処理点のうちの少なくとも2つは、前記搬送路(3)に沿ってオフセットされていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記位置決め装置(1)は、前記保持案内装置(5)の前記処理搬送セクション(32)の少なくとも一部に、前記キャリア(21)と同時進行する第1の支持要素(851,861)を有し、該第1の支持要素は、前記保持案内間隙(51)の上方で前記家禽の脚(9)に当接する、ことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記位置決め装置(1)は、前記保持案内装置(5)の前記処理搬送セクション(32)の少なくとも一部に、前記キャリア(21)と同時進行する第2の支持要素(702,811,841)を有し、該第2の支持要素は、前記保持案内間隙(51)の下方で前記家禽の脚(9)に当接する、ことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記搬送装置(2)は、前記保持案内装置(5)の前記処理搬送セクション(32)の少なくとも一部では、前記保持案内間隙(51)に沿って前記家禽の脚(9)を移動させる手段を、前記キャリア(21)のみによって形成するように構成されていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記搬送装置(2.2)は、前記キャリア(21)によって、前記脚の軸に関して膝蓋骨(94)が位置する側(940)を先頭にして、前記家禽の脚(9)を軸方向に、すなわち大腿骨(921)と下腿骨(924)の軸に共通の軸平面(90)において膝蓋骨(94)を先頭にして、搬送するように、配置および構成されることと、
    前記位置決め要素の各対において、前記家禽の脚(9)の膝窩(95)に係合するように構成された前記第1の位置決め要素は、前記一連の並行位置決め要素のうちの並行位置決め要素(7.2)として構成されており、前記脚の前側(941)で大腿部(92)に当接するように構成された前記第2の位置決め要素は、前記静止位置決め要素(6.2)によって形成されている、ことと、
    前記保持案内装置(5.2)の前記静止保持案内間隙(51.2)は、膝骨案内間隙によって形成されており、該膝骨案内間隙は、前記家禽の脚(9)が、膝関節の骨隆起の規定の点で、前記骨隆起によって該膝骨案内間隙内に吊り下げられて、該膝骨案内間隙の間隙縁(52.2,53.2)上で前記搬送方向(F)にスライド誘導されるように、膝蓋骨(94)を先頭にして搬送される膝関節(93)の前記骨隆起に適合させた間隙幅を有する、ことと、を特徴とし、
    曲げおよび持ち上げの際に対として協働する前記位置決め要素(6.2,7.2)は、膝蓋骨(94)を先頭にして、前記家禽の脚(9)を前記膝骨案内間隙内に挿通および懸吊させるように構成されている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の位置決め装置(1.2)。
  10. 前記静止位置決め要素(6.2)は、前記膝骨案内間隙の始点で、前記家禽の脚(9)の大腿部(92)に対する該静止位置決め要素(6.2)の当接が解消されるように、配置および構成されることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記静止位置決め要素(6.2)は、前記挿通装置の静止ランプによって形成されており、該静止ランプは、前記搬送方向(F)に少なくとも部分的に上り勾配のランプガイドを有し、これにより、前記家禽の脚(9)の前側(941)で大腿部(92)は、該ランプの低い案内セクション(621)に進入して、より高い位置にある案内セクション(625)を通って該ランプから離れる、ことを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
  12. 前記ランプガイドは、前記家禽の脚(9)を屈曲させる少なくとも2つの案内セクション(621〜625)に、前記搬送方向に分割されており、前記保持案内装置(5.2)の最も近くに位置する上側案内セクション(625)は、平坦である、ことを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 各々の並行位置決め要素(7.2)は、膝窩(95)に係合する膝窩押圧要素によって形成されており、前記駆動制御装置(8.2)は、前記家禽の脚(9)が前記位置決め装置(1.2)に進入した後に、前記膝窩押圧要素が、前記家禽の脚(9)の膝窩(95)に押圧され、そして前記静止位置決め要素(6.2)の作用による前記家禽の脚(9)の動きに応じて、継続的に膝窩(95)に係合した状態で、移動および誘導され、前記膝窩押圧要素は、前記家禽の脚(9)を押圧して屈曲を増大させるときに、前記家禽の脚(9)が懸吊されている前記キャリア(21)よりも先行する、ように構成される、ことを特徴とする、請求項9ないし12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記駆動制御装置(8.2)は、前記家禽の脚(9)が前記位置決め装置(1.2)に進入したときに、前記膝窩押圧要素が、前記家禽の脚(9)の膝窩(95)の下方の位置から膝窩(95)に動くように、構成されることを特徴とする。請求項13に記載の装置。
  15. 前記駆動制御装置(8.2)は、前記膝骨案内間隙の下方の前記保持案内装置(5.2)の領域に達した前記膝窩押圧要素を、前記膝窩押圧要素の作用による前記家禽の脚(9)の前記屈曲位置が軽減または解消されるような程度に、前記搬送方向(F)とは逆の方向に維持するように、構成されることを特徴とする、請求項13または14に記載の装置。
  16. 前記位置決め装置(1.2)は、前記第2の位置決め要素すなわち前記静止位置決め要素(6.2)と共に、前記脚の前側(941)に係合する少なくとも1つの静止ブレース位置決め要素(65)を有することを特徴とする、請求項9ないし15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記保持案内装置(5.2)の前記処理搬送セクション(32.2)に、前記搬送路(3.2)に沿ってオフセット配置される第1の横方向切断手段(554)の第1の対によって形成される第1の静止横方向切断ステーション(564)を配置し、これにより、前記保持案内間隙(51.2)の下方で、膝関節(93)の高さで、軟骨までの切り込み深さで、前記家禽の脚(9)の両側面(950)において第1の横方向切断を実施する、ことを特徴とする、請求項9ないし16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記第1の横方向切断ステーション(564)の後に続いて、大腿骨から大腿肉を引き剥がすための引き剥がしステーション(569)を、前記保持案内装置(5.2)の前記処理搬送セクション(32.2)に配置し、前記引き剥がしステーション(569)は、前記搬送路(3.2)に沿ってオフセット配置される第2の横方向切断手段(555)の第2の対を有する第2の静止横方向切断ステーション(565)と、前記家禽の脚(9)の大腿骨から大腿肉を引き剥がすために前記搬送方向(F)に同時進行する引き剥がし手段(559)とを備え、前記第2の横方向切断手段(555)は、前記保持案内間隙(51.2)の下で、前記家禽の脚(9)の両側面(950)において、膝関節(93)の下方で、大腿骨までの切り込み深さで、第2の横方向切断を実施し、そして各々の引き剥がし手段(559)で、大腿肉を大腿骨(921)の近位端に押しやる、ことを特徴とする、請求項17に記載の装置。
  19. 前記引き剥がしステーション(569)は、前記第2の横方向切断が実施されるよりも前に、膝関節(93)付近で大腿部(92)に当接する支持保持手段を、前記並行引き剥がし手段(559)によって形成する、ように構成されることを特徴とする、請求項18に記載の装置。
  20. 前記引き剥がしステーション(569)の下流に、切断手段(556)を有する第3の静止切断ステーション(566)を設けて、これにより、大腿骨(921)の近位端において、大腿骨から大腿肉(922)を切り離す、ことを特徴とする、請求項18または19に記載の装置。
  21. 切断手段(557)を有する第4の静止切断ステーション(567)を設けて、これにより、膝関節(93)での切断によって、前記家禽の脚の下腿肉が付いた下腿部(91)を、肉剥ぎ後の大腿骨(921)から切り離す、ことを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  22. 前記搬送装置(2.1)は、前記キャリア(21)で、前記脚の両側面(950)の一方を先頭にして、前記家禽の脚(9)を横方向に搬送するように、配置および構成されることと、
    膝窩(95)に係合するように構成された前記第1の位置決め要素は、位置決め縁によって形成された前記静止位置決め要素(6.1)であることと、
    前記脚の前側(941)で大腿部(92)に当接するように構成された前記第2の位置決め要素は、前記静止位置決め要素(6.1)と対で協働する、前記一連の並行位置決め要素のうちの並行位置決め要素(7.1)として構成されていることと、
    前記保持案内装置(5.1)の前記静止保持案内間隙(51.1)は、膝骨案内間隙によって形成されており、該膝骨案内間隙は、横方向搬送される前記家禽の脚(9)が、膝関節の骨隆起の規定の点で、前記骨隆起によって該膝骨案内間隙内に吊り下げられて、該膝骨案内間隙の間隙縁(52.1,53.1)上で前記搬送方向(F)にスライド誘導されるように、横方向搬送される前記家禽の脚(9)の膝関節(93)の前記膝骨隆起に適合させた間隙幅を有する、こと、を特徴とし、
    曲げおよび持ち上げの際に対で協働する前記位置決め要素(6.1,7.1)は、横方向搬送される前記家禽の脚(9)を前記膝骨案内間隙内に挿通および懸吊させるように構成されており、
    前記基準保持縁は、前記位置決め装置(1.1)の前記搬送路(3.1)に沿って、2つの基準保持縁セクションに分割されており、すなわち、前記曲げ搬送セクション(31.1)の一部であって、その静止位置決め縁を形成している第1の基準保持縁セクションと、前記保持案内装置(5.1)の前記膝骨案内間隙の1つの間隙縁(52.1)を形成している、続く第2の基準保持縁セクションと、に分割されている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の位置決め装置(1.1)。
  23. 前記並行位置決め要素(7.1)の前記駆動制御装置(8.1)は、前記保持案内装置(5.1)の前記処理搬送セクション(32.1)の少なくとも一部において、前記並行位置決め要素(7.1)が前記家禽の脚(9)から外れるように、構成されていることを特徴とする、請求項22に記載の装置。
  24. 前記横方向位置決め装置(1.1)は、前記並行位置決め要素(7.1)に関連付けられて前記搬送方向(F)に同時進行する横方向押圧要素(811)を備え、前記並行位置決め要素(7.1)と前記並行横方向押圧要素(811)は、いずれも対で、並行押圧支持ブラケットを形成するように構成されており、前記並行押圧要素(811)は、前記家禽の脚の大腿部(92)の領域に押圧接触することによって、前記搬送方向(F)の上流側に位置する前記脚の側面(950)に係合し、前記並行位置決め要素(7.1)は、前記搬送方向(F)に交差する方向に、前記家禽の脚(9)を持ち上げるため、および徐々に大きく曲げるための、動作を実行する、ことを特徴とする、請求項22または23に記載の装置。
  25. 前記横方向位置決め装置(1.1)は、前記並行横方向押圧要素(811)が、前記保持案内間隙(51.1)の少なくとも一部区間に沿って、前記家禽の脚(9)の前記側面(950)に対する押圧接触を維持するように、構成されていることを特徴とする、請求項24に記載の装置。
  26. 前記並行位置決め要素(7.1)は、2つのアーム部を有するアーム状要素の形態のものであり、すなわち、支持するために、前記搬送方向(F)に交差する方向の動きによって、実質的に前記脚の前側(941)に係合する第1のアーム部(701)と、前記搬送方向(F)の下流側に位置する前記脚の側面(950)において、実質的に大腿部(92)に当接する第2のアーム部(702)と、を有する、ことを特徴とする、請求項22ないし25のいずれか1項に記載の装置。
  27. 前記位置決め装置(1.1)は、前記搬送路(3.1)の最初の部分に延在する静止初期位置決めガイド(61)を有し、該初期位置決めガイドは、前記並行位置決め要素(7.1)に関連付けられており、該初期位置決めガイドに対して前記脚の前側(941)が大腿部(92)の領域で当接して、これにより、前記並行位置決め要素(7.1)が前記家禽の脚(9)に当接するようになる前に、前記家禽の脚(9)を、前記搬送方向(F)に交差する方向に前記静止位置決め要素(6.1)に当接させて、誘導する、ことを特徴とする、請求項22ないし26のいずれか1項に記載の装置。
  28. 前記静止位置決め要素(6.1)は、楔形断面の縁(60)を有する前記位置決め装置(1.1)の前記曲げ搬送セクション(31.1)の入口側部分に沿って形成されており、その前記断面は、前記家禽の脚(9)が前記位置決め装置(1.1)に進入するときに存在する下腿部(91)と大腿部(92)の間の窪みに適合されている、ことを特徴とする、請求項22ないし27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 前記キャリア(21)は、回転キャリアの形態のものであり、それぞれ垂直軸の周りに回転させて、さらなる搬送のために、前記家禽の脚(9)が膝蓋骨(94)を先頭として配置される位置にすることが可能である、ことを特徴とする、請求項22ないし28のいずれか1項に記載の装置。
  30. 前記保持案内装置(5.1)の前記処理搬送セクション(32.1)に、第1の静止前側切断ステーション(561)を配置し、該切断ステーションは、前記保持案内間隙(51.1)の上方で作用する切断手段(551)を有し、これにより、前記脚の前側(941)において、膝関節(93)の高さで、軟骨までの切り込み深さで、切断を実施する、ことを特徴とする、請求項22ないし29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 前記第1の前側切断ステーション(561)は、前記保持案内装置(5.1)の進入側部分の搬送セクションに配置されており、そこでは、前記並行位置決め要素(7.1)は、前記家禽の脚(9)を曲げるための押圧位置にある、ことを特徴とする、請求項30に記載の装置。
  32. 前記保持案内装置(5.1)の前記処理搬送セクション(32.1)に、第2の静止前側切断ステーション(562)を配置し、該切断ステーションは、前記保持案内間隙(51.1)の下方で作用する切断手段(552)を有し、これにより、前記脚の前側(941)において、膝関節(93)の直下で、大腿骨(921)までの切り込み深さで、切断を実施する、ことを特徴とする、請求項30または31に記載の装置。
  33. 前記保持案内装置(5.1)の前記処理搬送セクション(32.1)に、静止後側切断ステーション(563)を配置し、該切断ステーションは、前記保持案内間隙(51.1)の上方で作用する切断手段(553)を有し、これにより、前記脚の後側(942)において、膝関節(93)の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、切断を実施する、ことを特徴とする、請求項30ないし32のいずれか1項に記載の装置。
  34. 前記後側切断ステーション(563)は、前記保持案内装置(5.1)の出口側の搬送セクションに配置されており、そこでは、前記並行位置決め要素(7.1)は、前記家禽の脚(9)の前記屈曲位置を解消するために、前記家禽の脚(9)から外されている、ことを特徴とする、請求項33に記載の装置。
  35. 位置決め装置であって、搬送路(30)に沿って、第1の位置決め装置すなわち請求項22ないし34のいずれか1項に記載の横方向位置決め装置(1.1)と、後に続く第2の位置決め装置すなわち請求項9ないし21のいずれか1項に記載の軸方向位置決め装置(1.2)と、前記第1の位置決め装置(1.1)と前記第2の位置決め装置(1.2)との間に回転ステーション(15)と、を配置し、前記回転ステーション(15)は、前記2つの位置決め装置(1.1,1.2)の前記搬送路(3.1,3.2)に沿って前記家禽の脚(9)を搬送する前記キャリア(21)を形成する回転可能なキャリアを、前記横方向搬送の位置から前記軸方向搬送の位置に回転可能に構成されている、ことを特徴とする、位置決め装置。
  36. 搬送方向(F)に列で搬送される搬送中の家禽の脚(9)から腿肉を取り外すための方法であって、前記脚の下腿部(91)と大腿部(92)は、膝関節(93)によって相互に接合されており、前記脚は、クルブシ(911)でキャリア装置に保持されて、吊り下げ配置されており、前記家禽の脚(9)を、膝関節(93)の規定の持ち上げおよび保持によって位置決めし、前記家禽の脚(9)の膝の領域で、骨までの切り込み深さで、前記家禽の脚肉に切り込んで、大腿肉を、前記規定の位置決めされた膝関節(93)から股関節の骨(923)まで押しやる、方法において、
    前記家禽の脚(9)を、位置決めおよび処理のためのすべての操作が自動的に実行される間に、直線搬送方向(F)に搬送し、このとき、前記家禽の脚(9)を、直線搬送路に沿って移動可能なキャリア(21)によって搬送し、前記家禽の脚(9)を、それぞれキャリア(21)に関連付けて、搬送動作全体を通してクルブシ(911)で保持する、ことと、
    前記家禽の脚(9)を、直線搬送路によって2つの搬送セクションで搬送し、すなわち、第1の搬送セクション(301)で、前記脚の側面(950)を先頭にして、前記家禽の脚(9)を横方向に搬送し、そして垂直軸に関して各キャリア(21)を回転させた後に、第2の搬送セクション(303)で、前記脚の軸に関して膝蓋骨(94)が位置する側(940)を先頭にして、前記家禽の脚(9)を軸方向に、すなわち大腿骨(921)と下腿骨(924)の軸に共通の軸平面(90)において膝蓋骨(94)を先頭にして、搬送する、ことと、
    前記第1の搬送セクション(301)において、前記横方向搬送される家禽の脚(9)を、前記搬送方向(F)に直線状に延在するとともに第1の静止間隙縁(52.1,53.1)を有する第1の静止保持案内間隙(51.1)内に導入し、このとき、前記横方向搬送される家禽の脚(9)を、膝関節の骨隆起の規定の位置で、該骨隆起によって前記第1の静止保持案内間隙(51.1)内に吊り下げ、これにより、前記第1の保持案内間隙(51.1)の第1の間隙搬送路に沿って、処理動作実行のための規定の基準位置に持ち上げて、膝関節(93)の高さで、前記間隙縁(52.1,53.1)上にスライドさせることにより、前記搬送方向(F)に移動させ、このとき、前記家禽の脚(9)を持ち上げるために、クルブシ(911)を、これを保持する前記キャリア(21)内で可動に保持する、ことと、
    前記第1の静止保持案内間隙(51.1)の前記第1の間隙搬送路において、前記脚の前側(941)で、膝関節(93)の高さで、軟骨までの切り込み深さで、第1の前側脚切断を実施し、そして前記脚の後側(942)で、膝関節(93)の高さで、膝関節の骨までの切り込み深さで、後側脚切断を実施する、ことと、
    前記第2の搬送セクション(303)において、そこで軸方向搬送される前記家禽の脚(9)を、前記搬送方向(F)に直線状に延在するとともに第2の静止間隙縁(52.2,53.2)を有する第2の静止保持案内間隙(51.2)内に導入し、このとき、前記軸方向搬送される家禽の脚(9)を、膝関節の骨隆起の規定の点で、該骨隆起によって前記第2の静止保持案内間隙(51.2)内に吊り下げ、これにより、前記第2の保持案内間隙(51.2)の第2の間隙搬送路に沿って、処理動作実行のための規定の基準位置に持ち上げて、膝関節(93)の高さで、前記間隙縁(52.2,53.2)上にスライドさせることにより、前記搬送方向(F)に移動させ、このとき、前記家禽の脚(9)を持ち上げるために、クルブシ(911)を、これを保持する前記キャリア(21)内で可動に保持する、ことと、
    前記第2の静止保持案内間隙(51.2)の前記第2の間隙搬送路において、前記家禽の脚(9)の両側面(950)で、膝関節(93)の高さで、軟骨までの切り込み深さで、一対の第1の横方向切断を実施し、その後、前記家禽の脚(9)の両側面(950)で、膝関節(93)の下方で、大腿骨(921)までの切り込み深さで、一対の第2の横方向切断を実施し、そして、大腿肉(922)を大腿骨(921)の近位端の股関節の骨(923)まで押しやること、を特徴とする方法。
  37. 前記第2の保持案内間隙(51.2)に属する前記第2の間隙搬送路において、少なくとも1つの前記対の横方向切断を、前記間隙搬送路の反対側で、前記間隙搬送路に沿ってオフセットして、実施することを特徴とする、請求項36に記載の方法。
  38. 前記第2の間隙搬送路において、前記第2の横方向切断は、膝関節(93)の下方で、前記脚の前側(941)の領域に誘導されることを特徴とする、請求項36または37に記載の方法。
  39. 前記第1の間隙搬送路において、膝関節(93)の直下で、大腿骨までの切り込み深さで、第2の前側切断を実施し、前記第2の間隙搬送路において、前記家禽(9)の脚に対して、前記第1の間隙搬送路における前記第2の前側切断と同じ切り込み高さで、前記第2の横方向切断を実施する、ことを特徴とする、請求項36または37に記載の方法。
  40. 前記第2の搬送セクション(303)において、股関節の骨(923)に押しやられた前記大腿肉を取り外すことを特徴とする、請求項36ないし39のいずれか1項に記載の方法。
  41. 前記肉剥ぎ後の大腿部(92)から下腿部(91)を切り離すために、前記第2の搬送セクション(303)の終端で、前記家禽の脚(9)を切断することを特徴とする、請求項36ないし40のいずれか1項に記載の方法。
  42. 前記第2の搬送セクション(303)において軸方向搬送される各々の家禽の脚(9)は、該家禽の脚(9)を前記第2の静止保持案内間隙(51.2)に吊り下げるために、前記第2の静止保持案内間隙(51.2)の上流である第2の曲げ搬送セクション(31.2)に沿って前記搬送方向(F)に曲げられるとともに持ち上げられ、その屈曲位置は、大腿部と下腿部の間の膝窩の角度に対応する曲げ角度(931)によって規定され、前記曲げ角度は、前記持ち上げの間に小さくなる、ことを特徴とする、請求項36ないし41のいずれか1項に記載の方法。
  43. 当該方法を実施するために、前記第2の搬送セクション(303)において、請求項9ないし21のいずれか1項に記載の位置決め装置(1.2)を、これによって確立される搬送、位置決め、および処理のために使用する、請求項42に記載の方法。
  44. 前記第1の搬送セクション(301)において横方向搬送される各々の家禽の脚(9)は、前記第1の静止保持案内間隙(51.1)に吊り下げるために、前記第1の静止保持案内間隙(51.1)の上流である第1の曲げ搬送セクション(31.1)に沿って前記搬送方向(F)に交差する方向に曲げられるとともに持ち上げられ、その屈曲位置は、大腿部(92)と下腿部(91)の間の膝窩の角度に対応する曲げ角度(931)によって規定され、前記曲げ角度は、前記持ち上げの間に小さくなる、ことを特徴とする、請求項36ないし43のいずれか1項に記載の方法。
  45. 当該方法を実施するために、前記第1の搬送セクション(301)において、請求項22ないし34のいずれか1項に記載の位置決め装置(1.1)を、これによって確立される搬送、位置決め、および処理のために使用する、請求項44に記載の方法。
  46. 前記保持案内間隙(51.1,51.2)の少なくとも一部において、関連付けられた該保持案内間隙(51.1,51.2)に吊り下げられた実質的に非屈曲状態の家禽の脚(9)に対して、処理を実施することを特徴とする、請求項36ないし45のいずれか1項に記載の方法。
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