JPS63276439A - 鳥肉その他の食肉用の処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鳥肉その他の食肉用の処理機であって、チェ
ーン又はベルトのような循環式の搬送機構を備えており
、この搬送機構に各加工物トシての食肉を保持するため
につかみ腕又は釘板等を有するキャリッジが保持装置と
して配置されている形式のものに関する。

［従来の技術］ この種の処理機は例えば鳥もちから骨を分離するために
使われる。また、他の食肉を骨だけにする処理も可能で
ある。例えばひな鳥の胸肉のような鳥の白身の需要が大
きい。従って、胸肉以外に鳥もちの白身もできるだけ利
用できるようにするのが望ましく、そのためには合理的
に作業する処理装置が必要となる。鳥もちの肉は例えば
チキンサラダのような調製食品の加工用に皮付きおよび
皮なしで利用できる。

鳥もちの骨を手で分離するのは時間を費やすと共に煩雑
であり、ひいてはコスト高となる。

従って、関節の上側の肉の多い上ももを下ももから切り
離して上ももの肉を利用することも知られている。

このような場合、一方では骨の突出端部を、他方では、
骨を包んでいる肉をそれぞれクランプ機構に保持し、両
方のクランプ機構を相対的に動かして引きはがしによっ
て骨から肉を分離する。この場合きれいな切断ではなく
不都合な裂断をまぬがれない。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、食肉、とりわけ鳥肉の場合に肉をその
肉部の骨から切開又は切断によって可能な限り完全に、
しかも大きな肉塊の形に自動的な作業過程で分離するこ
とのできる処理機を提供することである。

［課題を解決するための手段］ このような課題を本発明は冒頭に述べた形式の処理機に
おいて次のようにして解決した。すなわち、軟′骨、骨
等を肉から取り除く押抜き式のリング状の切断機構を備
えており、この切断機構が加工物の移動方向に対して交
さ方向にしゅう動可能に機械フレームに支承されている
のである。

このような押抜き式の切断機構によれば、処理機内で連
続的に加工物を移動させて自動的に特に鳥ももの関節に
おける軟骨を切り離すことが可能となり、従って、鳥も
らを横に分割した状態で互いに分断された骨（上ららお
よび下しもの骨）を容易に肉から分離することができ、
その際肉は全体が塊として得られる。

本発明によればさらに、食肉、鳥肉等のような加工物用
ののこ刃および付加的な固定機溝を有する切断ステーシ
ョンが設けられている。これによって、骨を有する食肉
、例えば鳥もちを骨の中心で縦方向に分断し、骨の両方
の半割部を肉の半割部から簡単に分離することが可能で
ある。

加工物が、水平方向に移動可能なキャリッジ上に立てら
れてその下端部、つまり縦方向でのわずかな部分をつか
み腕の間にクランプされると有利である。このような場
合、クランプ個所の上側で肉の大部分かのこ刃によって
切断されることになり、縦方向でのたんに小さな部分が
肉全体の保持に必要となるに過ぎず、このようなわずか
な肉部分は食肉加工にとって損失とはならない。しかも
このような肉部分は筋の多い組織であって本来それ程価
値がない。このように一端をクランプされた鳥もちの場
合、下ももの下端だけがクランプされ、下ももの大部分
および軟骨状の関節から上の上もち全体が削加工に利用
される。肉が００をわずか下回る温度での冷凍状態でキ
ャリッジのつかみ腕にクランプ保持されると有利である
。

実施例 次に、図面に示した実施例に従って本発明を説明する： 鳥肉又は食肉のような加工物用の図示の処理機は、機械
フレーム１０に、ヒンジベルトチェーンとして構成され
たコンベヤチェーン１１を有するコンベヤ装置を備えて
おり、コンベヤチェーン１１は水平なガイドレール１２
内で案内されている。Ｕ形ビームとして構成されている
ガイドレール１２の内側には水平軸線を有する支持ロー
ラ１３が配置されており、これらの支持ローラ１３上に
チェーンリンク１４が支えられている。コンベヤチェー
ン１１は水平な上側および水平な下側を有している。チ
ェーンリンク１４はヒンジ１５を介して互いに連結され
ている。上側および下側の両端部にはフレーム１０に支
承されたガイドローラ１６が位置している。

個個のチェーンリンク１４には結合用ステー１７が固定
されており、この結合用ステー１７上には加工物１９を
受容するためのキャリッジ１８が組み付は可能である。

各キャリッジ１８は不動のっかみ腕２０と旋回式のっか
み腕２１とを有し、旋回式のっかみ腕２１はキャリッジ
１８における旋回軸２２を中心として旋回可能である。

旋回軸２２は搬送チェーン１１によって移動するキャリ
ッジ１８の移動方向に延びている。つかみ腕２０．２１
の閉鎖状態ではこれらのつかみ腕が１つの空洞を形成し
、この空洞内に加工物１９の縦長のたんに一部分が収容
されてクランプされる。加工物１９としては例えば、軟
骨状の関節２３によって互いに結合されたももの骨を有
している若鳥のもものような鳥もしがあげられる。キャ
リッジ１８内で一端をクランプされた加工物１９はその
全長の大部分がキャリッジ１８上に立てられることにな
る。

ガイドレーレ１２に沿って１つの切断ステーションが設
けられており、この切断ステー７ョンにおいて加工物１
９をその骨に沿って切開し、骨部分を容易に分離して肉
部分のみを別個に得ることができるようにする。この切
断ステーションは帯のこ２４を備えており、この帯のこ
２４は１つの駆動ホイールとこの駆動ホイールから間隔
をおいてガイドホイール２５とを介して案内されている
。駆動ホイールおよびガイドホイールは鉛直の回転軸２
６と共に切断ステーションに配置されていて、帯のこ２
４の作業範囲がキャリッジ１８およびこのキャリッジ１
８から上へ加工物１９の大部分が突出することになるス
ペースよりも上側に位置している。駆動ホイールおよび
ガイドホイール２５は共通の保持装置によって鉛直方向
でしゅう動することができる。このため回転軸２６は水
平な形ビーム２７内に支承されていて、形ビーム２７は
切断ステーションにおける２つのガイド支柱２８に沿っ
て鉛直方向でしゅう動可能に案内されている。１つの水
平なアーム２９が形ビーム２７を鉛直位置での圧力媒体
シリンダ３１のピストン。

棒３０に結合している。圧力媒体シリンダ３１は機械フ
レーム１０に固定されていて復動式の空圧シリンダとし
て構成されている。ピストン棒３０の進出に伴って駆動
ホイールおよびガイドホイール２５が帯のこ２４と共に
上昇し、圧力媒体シリンダ３１内へのピストン棒３０の
進入に伴って帯のこ２４は下降して切断作業を行なう。

帯のこ２４による切断中に加工物１９はその所定位置に
保たれなばならない。従って切断ステーションは１つの
付加的な固定機構を備えている。この固定機構は向き合
わせに位置する２つの釘板３２から成っている　（第１
図）。これらの釘板３２は同一軸線上の回転軸３３．３
４を介して往復シリンダ３５に支承されていて・往復シ
リンダ３５は機械フレーム１０に固定されている。少な
くとも一方の釘板３２は回動兼横運動のための回転軸と
して中空軸を有している。この中空軸は１つのリング状
の押抜きナイフ３６を形成しており、この押抜きナイフ
３６は中空軸の加工物１９に面する方の端部から突出し
て釘板３２の回転軸３４内で軸線方向にしゅう動可能で
ある。回転軸３３．３４の進出後、釘板３２の釘３７が
加工物１９の内向へ侵入し、これによって関節２３を鳥
もちから切り除くために加工物１９を保持する。反対側
の釘板３１は１つのおう所３８を有しており、このおう
所３８内に押抜きナイフ３６が入り込んで肉組織を完全
にリング状に押し抜く。

第７図の実施例の場合やはり往復シリンダ３５内に中空
軸３４がしゅう動可能に支承されていて、この中空軸３
４内には、リング状の切断エツジ３６の代りに突出した
歯３６ｂを有する別の中空軸３６ａがしゅう動可能に支
承されている。歯３６ｂは関節２３の軟骨の周囲へ特に
良好な保持兼切断作用を及ぼす。

別の有利な実施例が第８図に示されている。

この実施例の場合やはり中空軸３４，３６ａがしゅう動
可能であるが、歯５０を有する内側の中空軸３６ａと外
側の中空軸３４との間に第３の中空軸５１が支承されて
おり、この中空軸５１は内側の中空軸３６ａと同様加工
物１９へ向かってしゅう動可能である。この第３の中間
の中空軸５１は端面側がリング状の突出した保持面５２
として構成されており、この保持面５２が加工物１９に
接触して付加的に切断特に保持する。第９図の実施例の
場合はたんに２つの中空軸５３．３６ａがしゅう動可能
に支承されており、この場合一方の釘板３２は省略され
、その代りに外側の中空軸５３に加工物１９の保持機構
として拡開面５５が設けられている。狭い横の保持面が
関節２３の周囲の肉の隣接範囲を付加的に圧迫し、その
結果軟骨が切断し易くむき出しになる。

第３図および第４図には加工物１９用の付加的な固定機
構が示されている。この固定機構は複数の相前後する搬
送ベルト組から成っている。第１の搬送ベルト組の２つ
の向かい合わせの搬送ベルト３９はいずれも３つの、鉛
直軸線を有するローラ４０を介してエンドレスに案内さ
れている。両方の搬送ベルト３９は水平面内で間隔をお
いており、この相互間隔は加工物１９の導入部における
最大値から搬送ベルト間で加工物０９が保持される一定
した最小値へと減少している。この第１の搬送ベルト組
３９に次いで上側および下側の搬送ベルト組４１を後続
させることができ、これら両方の搬送ベルト組は押抜き
ナイフ３６用の通過スペースを形成するために水平方向
の間隔を保って上下に配置されている。個個の搬送ベル
ト４１はやはり鉛直軸線を有するローラ４０を介してエ
ンドレスに案内されている。

帯のこによる切断ステーションを過ぎたキャリッジ１８
は切開された加工物１９と共に分離ステーションへ到達
する。この分離ステーションにおいてはその全長の大部
分にわたって切開された加工物１９が下端においてキャ
リッジ１８のつかみ腕２０．２１によって保持され、切
開線が１つの拡開キー４２の尖端に当て付けられる。キ
ャリッジ１８の引き続く移動に伴い拡開キー４２か加工
物１９の両方は半割部を分離し、これによって両方の半
割部は下ももの骨が折れるまでクランプ個所において引
き離され、処理済みの肉片として搬出される。骨の半部
４３は両方の半割部４４の切断平面から簡単に取り出仕
る。

つかみ腕２０．２１を閉ざすために処理機は１つの加圧
型バー４５を備えている。この加圧型バー４５の斜面４
６に沿って旋回式のつかみ腕２１がキャリッジ１８の移
動中に滑動して不動のっかみ腕２０へ向かって押され、
かくして閉鎖位置を占める。閉鎖位置で固定された加工
物１９はキャリッジ１８と共に切断ステーションへ移動
して停止する。この段階で釘板３２が加工物Ｉ９へ接近
して切断ステーション内に保持し、次いで軟骨状の関節
２３の押抜きと加工物１９の骨に沿って帯のこ２４によ
る切断が行なわれることになる。帯のこ２４がその作業
範囲外へ離れた後、釘板３２がその原位置へ戻り、これ
によって加工物１９は再び解放される。

ここにおいてキャリッジ１８がさらに移動して分離ステ
ーションへ達し、前述のように拡開キー４２が加工物１
９を拡開させてクランプ個所において骨の両半部が折ら
れることになる。次いで加工物１９の両方の半割部４４
はキャリッジ１８からはずされて骨の半部４３が肉から
分離される。その間に、搬送チェーン１１は継ぎのキャ
リッジ１８を加工物１９と共に切断ステーションへ搬送
する。

リング状の切断機構３６．５０の直径は上ももと下もも
との間の関節２３だけを押し抜くか（小さな直径）又は
関節２３に隣接する骨の太い部位も共に押し抜くか（大
きな直径）によってきめられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の処理機の切断ステーションの正面図、
第２図は第１図中の■−■線による側面図、第３図は第
１図の例とは異なる実施例の平面図、第４図は第３図中
のＩＶ−ＩＶ線による側面図、第５図は切断ステーショ
ンの平面図、第６図は分離後の加工物半割部を示す平面
図、第７図および第８図および第９図はそれぞれ異なる
押抜きステーションを示した側面図である。 １０・・・機械フレーム、１１・・・搬送チェーン、１
２　・ガイドレール、１３・・・支持ローラ、１４・・
・チェーンリンク、１５・・・ヒンジ、１６・・・ガイ
ドローラ、１７・・・結合用ステー、１８・・・キャリ
ッジ、１９・・・加工物、２１．２１・・・つかみ腕、
２２・・旋回軸、２３・・・関節、２４・・・帯のこ、
２５・・・ガイドホイール、２６・・・旋回軸、２７・
・・形ビーム、２８・・・ガイド支柱、２９・・・アー
ム、３０・・・ピストン棒、３１・・・圧力媒体シリン
ダ、３２・・−釘板、３３．３４・・・回転軸、３５・
・・往復シリンダ、３６・・・押抜きナイフ、３６ａ・
・・中空軸、３６ｂ・・・歯、３７・・・釘、３８・・
・おう所、３９゜４１・・・搬送ベルト、４０・・・ロ
ーラ、５０・・・歯、５１・・・中空軸、５２・・保持
面、５３・・・中空軸、５５・・・拡開面 図面の浄書（内′δに変更なし） １９１ノｎ丁物 第７図　　　　　范８図 ３２・・釘板 憾９図 手続補正書（方式） ％式％ １・事件の表示　昭和６３年特許願第２５８７１号２、
発明の名称 鳥肉その他の食肉用の処理機 ３、補正をする者 事件との関係特許出願人 メメ氏名　　　ハインリツヒリンデルト４、代　理　人 昭和６３年　４月２６日　　（発送日）６、補正の討議 （１）委任状

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鳥肉その他の食肉用の処理機であって、チェーン（
   １３）又ははベルトのような循環式搬送機構を備えてお
   り、この搬送機構に、各１つの加工物（１９）としての
   食肉の保持のためにつかみ又はクランプ機構（２０）を
   有するキャリッジ（１８）が保持装置として配置されて
   いる形式のものにおいて、関節（２３）および骨等を肉
   部から分離する押抜き式のリング状の切断機構（３６）
   を備えていて、この切断機構（３６）は加工物（１９）
   の移動方向に対して交さ方向に自動的にしゅう動可能に
   機構フレーム（１０）に支承されていることを特徴とす
   る、処理機。 ２、切断機構が、関節（２３）の周囲に相応した管状の
   押抜き機構（３６）を備えていて、この押接き機構（３
   ６）は切断エッジ又は切断歯を有している、請求項１に
   記載の処理機。 ３、押抜き機構（３６）が食肉用の保持機構（３２）に
   連結されている、請求項１又は２に記載の処理機。 ４、保持機構（３２）の軸（３４）が往復動シリンダ（
   ３５）内における回転可能かつしゅう動可能な中空軸（
   ３６）として構成されている、請求項３に記載の処理機
   。 ５、保持機構（３２）の中空軸（３４）内に、加工物（
   １９）用に保持機構（３２）から進出可能なリング状の
   押抜ナイフ（３６、５０）の中空の支承軸（３６ａ）が
   配置されている、請求項４に記載の処理機。 ６、中空軸（５３）が一端にリング又は長方形の保持ポ
   ンチ（５５）を備えている、請求項４に記載の処理機。 ７、保持ポンチ（５５）を備えた中空軸（５３）内に、
   切断エッジ又は切断歯を有する別の中空軸（３６ａ）が
   押抜き機構（５０）として配置されている、請求項６に
   記載の処理機。 ８、加工物（１９）用の付加的な固定機構が２つの垂直
   の釘板（３２）によって構成されていて、これらの釘板
   （３２）は互いに相対的にキャリッジ（１８）の範囲の
   上側において水平方向に可動である、請求項７に記載の
   処理機。 ９、釘板（３２）が水平な軸（３３、３４）によって保
   持されていて、軸（３３、３４）は機械フレーム（１０
   ）に固定された往復シリンダ（３５）から進出可能であ
   る、請求項９に記載の処理機。 １０、切断機構（３６）に帯のこ（２４）が前置されて
   おり、この帯のこ（２４）はそれぞれ鉛直の回転軸（２
   ６）を有する駆動ホイールとガイドホイール（２５）と
   を介して案内されたエンドレスの帯のことして構成され
   ており、のこ歯範囲が搬送チェーン（１１）の上側に位
   置している、請求項９に記載の処理機。 １１、駆動ホイールおよびガイドホイール（２５）の回
   転軸（２６）が共通の水平な形ビーム（２７）内に支承
   されており、形ビーム（２７）は機械フレーム（１０）
   に固定された鉛直のガイド支柱（２８）に沿ってしゅう
   動可能である、請求項１０に記載の処理機。 １２、加工物（１９）用の付加的な固定機構が複数の搬
   送ベルト組によって構成されており、各搬送ベルト組の
   、鉛直の軸線を有するローラ（４０）を介して案内され
   る２つの搬送ベルト（３９、３９、４１、４１）の間に
   加工物（１９）用の受容間隙が保たれている、請求項１
   １に記載の処理機。 １３、搬送方向で見て帯のこ（２４）を有する切断機構
   の後に加工物（１９）用の不動の拡開キー（４２）を有
   する分離ステーションが設けられている、請求項１２に
   記載の処理機。