JP2017226714A - 低温衝撃性が良好な樹脂組成物 - Google Patents

低温衝撃性が良好な樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017226714A
JP2017226714A JP2016121502A JP2016121502A JP2017226714A JP 2017226714 A JP2017226714 A JP 2017226714A JP 2016121502 A JP2016121502 A JP 2016121502A JP 2016121502 A JP2016121502 A JP 2016121502A JP 2017226714 A JP2017226714 A JP 2017226714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
vinyl acetate
acid
resin composition
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016121502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6780314B2 (ja
Inventor
健二 柏原
Kenji Kashiwabara
健二 柏原
雅人 平野
Masahito Hirano
雅人 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2016121502A priority Critical patent/JP6780314B2/ja
Publication of JP2017226714A publication Critical patent/JP2017226714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780314B2 publication Critical patent/JP6780314B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

【課題】低温下での耐チッピング性が良好な樹脂組成物を提供する。【解決手段】塩素含有量が5〜42質量%であり、重量平均分子量が3万〜15万である酸変性塩素化ポリオレフィン(A)と、塩素含有量が4〜43質量%であり、酢酸ビニル含量が3〜50質量%であり、重量平均分子量が3万〜27万である塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)とを含有し、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)100質量部に対して、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)が10〜90質量部である樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、酸変性塩素化ポリオレフィンと塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体とを含有する樹脂組成物に関する。より詳しくは、該樹脂組成物を含有する塗料用樹脂組成物および自動車鋼板用塗料に関する。
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂基材は、優れた性質を持ち安価であることから、自動車部品等に多量に使用されている。しかしながら、ポリウレタン系樹脂基材、ポリアミド系樹脂基材、アクリル系樹脂基材、ポリエステル系樹脂基材等の極性を有する合成樹脂とは異なり、非極性で且つ結晶性であるため、塗装や接着が困難であるという問題を有する。
塩素化ポリオレフィンは、ポリオレフィン基材に対する接着付与成分(バインダー成分)として塗料、インキ、接着剤等の用途で幅広く利用されている。従来、ポリオレフィン系樹脂機材に対する密着性に優れた塗料組成物などとして、塩素化ポリオレフィンを含有する組成物が知られている(例えば、特許文献1等)。

特開平5−117574号公報
しかしながら、従来、公知の塩素化ポリオレフィンを含有する組成物は、いずれも低温下(−30℃)では脆い物性を示し、特に低温下での耐チッピング性が不十分であった。ここで耐チッピング性とは、耐衝撃性の一種であり、塗膜に小石が衝突しても塗膜に傷が付かないような耐性を指す。
本発明は、酸変性塩素化ポリオレフィンと塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体とを混合使用することで低温下での耐チッピング性を改良することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の酸変性塩素化ポリオレフィンと塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体を混合して使用することにより、従来のポリオレフィン基材や鋼板への密着性を損なうことなく、低温下での耐チッピング性を改良することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記の樹脂組成物に関する。
塩素含有量が5〜42質量%であり、重量平均分子量が3万〜15万である酸変性塩素化ポリオレフィン(A)と、塩素含有量が4〜43質量%であり、酢酸ビニル含量が3〜50質量%であり、重量平均分子量が3万〜27万である塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)とを含有し、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)100質量部に対して、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)が10〜90質量部である樹脂組成物。
前記酸変性塩素化ポリオレフィン(A)が酸変性塩素化ポリプロピレンであることが好ましく、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の酸変性量が0.1〜10質量%であることが好ましい。
前記樹脂組成物を含有する塗料用樹脂組成物および前記塗料用樹脂組成物を含有する自動車鋼板用塗料。
本発明の樹脂組成物は、特定の酸変性塩素化ポリオレフィンと特定の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体を特定量含有するため、酸変性塩素化ポリオレフィンが有するポリオレフィン基材や鋼板への密着性を損なうことなく、低温下(−30℃)での優れた耐チッピング性を発現することができる。
以下、本発明の樹脂組成物および該樹脂組成物を含有する塗料用樹脂組成物について詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)と塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)を含有する樹脂組成物であることを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の樹脂組成物は、低温下での耐チッピング性に優れている。そのためこの樹脂組成物を用いた塗料は、例えば耐チッピング性に優れた塗膜を形成することが可能である。
<酸変性塩素化ポリオレフィン(A)>
本発明で用いる酸変性塩素化ポリオレフィン(A)は限定的ではなく、ポリプロピレン及びプロピレン−α−オレフィン共重合体の少なくとも1種(以下、単に「ポリオレフィン」ともいう。)に、α,β−不飽和カルボン酸及びその酸無水物の少なくとも1種(以下、単に「不飽和カルボン酸」ともいう。)をグラフト共重合(酸変性ポリオレフィン)した後に塩素化することにより得られるものでも良いし、ポリオレフィンを塩素化(塩素化ポリオレフィン)した後に不飽和カルボン酸をグラフト共重合することにより得られるものでも良い。ポリオレフィンを不飽和カルボン酸でグラフト共重合した後に塩素化することにより得られるものが好ましい。
プロピレン−α−オレフィン共重合体は、プロピレンを主体としてこれにα−オレフィンを共重合したものである。α−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンなどを1種又は数種用いることができる。これらのα−オレフィンの中では、エチレン、1−ブテンが好ましい。プロピレン−α−オレフィン共重合体のプロピレン成分とα−オレフィン成分との比率は限定されないが、プロピレン成分が50モル%以上であることが好ましく、70モル%以上であることがより好ましい。
α,β−不飽和カルボン酸及びその酸無水物の少なくとも1種としては、例えば、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸及びこれらの酸無水物が挙げられる。これらの中でも酸無水物が好ましく、無水マレイン酸、無水イタコン酸がより好ましい。グラフト共重合(酸変性)する量は、0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましく、1〜3重量%がさらに好ましい。グラフト共重合量の制御は、不飽和カルボン酸の仕込み量で行うことができる。
ポリプロピレン又はプロピレン−α−オレフィン共重合体にα,β−不飽和カルボン酸又はその酸無水物をグラフト共重合する方法としては、溶液法や溶融法などの公知の方法が挙げられる。
溶液法としては、例えば次のように行う。即ち、ポリプロピレン又はプロピレン−α−オレフィン共重合体を、トルエン等の芳香族有機溶媒に100〜180℃で溶解させた後、α,β−不飽和カルボン酸又はその酸無水物を添加し、更にラジカル発生剤として水素引き抜き効果が高い有機過酸化物を一括又は分割で添加して反応させる。この反応液をアセトン等のケトン系有機溶媒に投入して樹脂を取り出し、乾燥することにより酸変性ポリオレフィンを得る。
溶融法としては、例えば次のように行う。即ち、ポリプロピレン又はプロピレン−α−オレフィン共重合体を、融点以上に加温溶融した後、α,β−不飽和カルボン酸又はその酸無水物と、ラジカル発生剤として有機過酸化物を添加して反応させる。反応後、溶融状態で減圧して未反応のα,β−不飽和カルボン酸又はその酸無水物を除去し、酸変性ポリオレフィンを得る。溶融法では、ニーダー、押し出し機などを使用する。
ラジカル発生剤として使用される有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等が挙げられ、反応温度と分解温度によって選定することができる。
塩素化は、例えば、塩素系溶媒中にポリオレフィンまたは酸変性ポリオレフィンを溶解し、ラジカル触媒の存在下又は不存在下で、塩素含有量が5〜42質量%になるまで塩素ガスを吹き込んで行うことができる。塩素系溶媒としては、例えば、テトラクロロエチレン、テトラクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルム等が挙げられる。溶解、反応温度としては、塩素系溶媒中でポリオレフィンまたは酸変性ポリオレフィンが溶解する温度以上が望ましい。
本発明に用いる酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の塩素含有量は5質量%以上であることが必要である。好ましくは8質量%以上であり、より好ましくは10質量%以上である。また42質量%以下であることが必要であり、40質量%以下であることが好ましい。5質量%未満では溶剤への溶解性に劣ることがあるため好ましくない。42質量%を超える場合ではポリプロピレン基材に対する密着性が悪化することがあるため好ましくない。
本発明に用いる酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の重量平均分子量は3万以上、15万以下であることが必要である。好ましくは3.3万以上、14.8万以下であり、より好ましくは3.5万以上、14.5万以下である。3万未満では塗料として用いた場合の密着性に劣ることがあるので好ましくない。15万を超える場合では塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体との相溶性に劣ることがあるため好ましくない。
<塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)>
本発明で用いる塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)は、エチレン酢酸ビニル共重合体を先述の酸変性塩素化ポリオレフィン(A)と同様の方法で塩素化することで得られるものが好ましい。
本発明で用いる塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)の酢酸ビニル含量は3質量%以上である必要がある。好ましくは4質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上である。また50質量%以下であることが必要であり、45質量%以下であることが好ましく、40質量%以下であることがより好ましい。3質量%未満であると酸変性塩素化ポリオレフィン(A)との相溶性に劣ることがあるので好ましくない。50質量%を超える場合では樹脂組成物が柔軟になりすぎ、塗料として用いた場合の密着性に劣ることがあるので好ましくない。
本発明で用いる塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)の塩素含有量は4質量%以上であることが必要である。好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上である。また43質量%以下である必要があり、40質量%以下であることが好ましく、38質量%以下であることがより好ましい。4質量%未満であると酸変性塩素化ポリオレフィン(A)との相溶性に劣ることがあるので好ましくない。43質量%を超える場合では樹脂組成物が脆くなり、低温下で耐チッピング性に劣ることがあるため好ましくない。
本発明に用いる塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)の重量平均分子量は3万以上、27万以下であることが必要である。好ましくは5万以上、25万以下であり、より好ましくは10万以上、20万以下である。3万未満では低温下での耐チッピング性に劣ることがあるので好ましくない。27万を超える場合では酸変性塩素化ポリオレフィン(A)との相溶性に劣ることがあるため好ましくない。
<樹脂組成物>
本発明の樹脂組成物は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)100質量部に対して、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)を10質量部以上90質量部以下含有する組成物である。好ましくは15質量部以上であり、より好ましくは20質量部以上である。また80質量部以下が好ましく、70質量部以下がより好ましい。10質量部未満であると低温下での耐チッピング性に劣ることがあるため好ましくない。90質量部を超えるとポリプロピレン基材に対する接着性に劣ることがあるため好ましくない。
本発明の樹脂組成物全体に占める酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の含有量は50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましい。また90質量%以下であることが好ましく、80質量%以下であることが好ましい。50質量%未満であるとポリプロピレン基材に対する接着性に劣ることがあるため好ましくない。90質量部を超えると低温下での耐チッピング性に劣ることがあるため好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、ポリプロピレン基材や鋼板基材への密着性が良好であるため、塗料用樹脂組成物に好適に使用することができる。さらに、低温下での耐チッピング性が良好であるため、特に自動車鋼板用塗料に好適に使用することができる。
本発明の樹脂組成物は、有機溶剤を含有することができる。有機溶剤としては、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)および塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)を溶解させるものであれば、特に限定されない。具体的には、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族系炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロへキサン等の脂環族炭化水素、トリクロルエチレン、ジクロルエチレン、クロルベンゼン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、プロパンジオール、フェノール等のアルコール系溶剤、アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンペンタノン、ヘキサノン、シクロヘキサノン、イソホロン、アセトフェノン等のケトン系溶剤、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等のセルソルブ類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、ギ酸ブチル等のエステル系溶剤、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−t e r t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−iso−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテ等のグリコールエーテル系溶剤等を使用することができ、これら1種または2種以上を併用することができる。
有機溶剤は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)および塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)の合計100質量部に対して、100〜2000質量部が好ましく、200〜1500質量部がより好ましく、300〜1000質量部がさらに好ましい。
本発明の樹脂組成物は、本発明の性能を損なわない範囲で酸変性塩素化ポリオレフィン(A)および塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)の他に各種の添加剤を配合して使用することができる。添加剤としては、特に限定されず、難燃剤、顔料、ブロッキング防止剤、フィラー等を挙げることができる。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。但し本発明は実施例に限定されない。実施例および比較例中に単に部とあるのは質量部を示す。
<酸変性塩素化ポリオレフィン(A)>
製造例1
アイソタクチックポリプロピレン280g、無水マレイン酸13g、ジ―tert―ブチルパーオキシド5.6g及びトルエン420gを攪拌機を取り付けたオートクレーブ中に加え、窒素置換を約5分行った後、加熱攪拌しながら140℃で5時間反応を行った。反応終了後、反応液を大量のメチルエチルケトン中に投入し樹脂を析出させた。この樹脂を更にメチルエチルケトンで数回洗浄し、未反応の無水マレイン酸を除去した。減圧乾燥後、得られた無水マレイン酸変性ポリプロピレン280g及びクロロホルム2520gを攪拌機を取り付けたオートクレーブ中に加え、窒素置換を約5分間行った後、110℃に加熱し樹脂を充分に溶解させた。次いでtert―ブチルパーオキシ―2―エチルヘキサノエート1.4gを加え、塩素ガスを吹き込んだ。所定の塩素量を吹き込んだ後、反応溶媒であるクロロホルムを減圧下である程度留去し、この高濃度溶液に安定剤としてtert―ブチルフェニルグリシジルエーテルを固形分に対し5%添加した。この溶液を減圧乾燥し、クロロホルムを完全に除去することで塩素含有量が25質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計の含有量が1.0質量%、重量平均分子量が14.3万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−1)を得た。
製造例2
プロピレン・エチレンコポリマー(エチレン成分含有量=5モル%)280g、無水マレイン酸60g、ジ―tert―ブチルパーオキシド5.6g及びトルエン420gを用いた以外は製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が5質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計の含有量が2.9質量%、重量平均分子量が3.7万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−2)を得た。
製造例3
プロピレン・エチレンコポリマー(エチレン成分含有量=5モル%)280g、無水マレイン酸60g、ジ―tert―ブチルパーオキシド5.6g及びトルエン420gを用いた以外は製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が40質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計の含有量が2.7質量%、重量平均分子量が3.7万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−3)を得た。
製造例4
製造例3と同様の方法にて、塩素含有量が3質量%、無水マレイン酸とマレイン酸の合計の含有量が4.4質量%、重量平均分子量が3.6万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−4)を得た。
製造例5
製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が43質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計量が0.8質量%、重量平均分子量が14.5万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−5)を得た。
製造例6
プロピレン・エチレンコポリマー(エチレン成分含有量=5モル%)280g、無水マレイン酸70g、ジ―tert―ブチルパーオキシド8.4g及びトルエン420gを用いた以外は製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が25質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計の含有量が2.8質量%、重量平均分子量が2.5万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−6)を得た。
製造例7
プロピレン・エチレンコポリマー(エチレン成分含有量=5モル%)280g、無水マレイン酸8.4g、ジ―tert―ブチルパーオキシド4.2g及びトルエン420gを用いた以外は製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が25質量%、無水マレイン酸成分とマレイン酸成分の合計の含有量が0.8質量%、重量平均分子量が16万の無水マレイン酸変性塩素化ポリプロピレンの固形物(A−7)を得た。
<塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)>
製造例8
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体280g及びクロロホルム2520gを攪拌機を取り付けたオートクレーブ中に加え、窒素置換を約5分間行った後、110℃に加熱し樹脂を充分に溶解させた。次いでtert―ブチルパーオキシ―2―エチルヘキサノエート1.4gを加え、塩素ガスを吹き込んだ。所定の塩素量を吹き込んだ後、反応溶媒であるクロロホルムを減圧下である程度留去し、この高濃度溶液に安定剤としてtert―ブチルフェニルグリシジルエーテルを固形分に対し5%添加した。この溶液を減圧乾燥し、クロロホルムを完全に除去することで塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が15万、酢酸ビニル含量が22.4質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−1)を得た。
製造例9
酢酸ビニル含量が5質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が18万、酢酸ビニル含量が4質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−2)を得た。
製造例10
酢酸ビニル含量が50質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が18万、酢酸ビニル含量が40質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−3)を得た。
製造例11
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が5質量%、重量平均分子量が15万、酢酸ビニル含量が26.6質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−4)を得た。
製造例12
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が40質量%、重量平均分子量が25万、酢酸ビニル含量が16.8質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−5)を得た。
製造例13
酢酸ビニル含量が3質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が15万、酢酸ビニル含量が2.4質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−6)を得た。
製造例14
酢酸ビニル含量が55質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が7質量%、重量平均分子量が15万、酢酸ビニル含量が51.2質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−7)を得た。
製造例15
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が3質量%、重量平均分子量が8万、酢酸ビニル含量が27.2質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−8)を得た。
製造例16
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が44質量%、重量平均分子量が20万、酢酸ビニル含量が31.7質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−9)を得た。
製造例17
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が2.5万、酢酸ビニル含量が22.4%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−10)を得た。
製造例18
酢酸ビニル含量が28質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を用いて、製造例1と同様の方法にて、塩素含有量が20質量%、重量平均分子量が28万、酢酸ビニル含量が22.4質量%の塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の固形物(B−11)を得た。
(実施例1)
製造例1で得られた酸変性塩素化ポリプロピレン(A−1)75g、製造例8で得られた塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B−1)25g、アルキッド樹脂であるBECKSOL ES−5103−50−X(DIC株式会社製、不揮発分50質量%、キシレン溶液)200g、二酸化チタン154g、カーボンブラック6g、トルエン440g、酢酸ブチル540gを混合し、塗料組成物(プライマー塗料)を作製した。
(実施例2〜9)
製造例1〜3、および製造例8〜12で得られた樹脂を表1に示す割合で用いて、実施例1と同様にして塗料組成物(プライマー塗料)を作製した。
(比較例1〜12)
製造例1、製造例4〜7、製造例8、製造例13〜18で得られた樹脂を表2に示す割合で用いて、実施例1と同様にして塗料組成物(プライマー塗料)を作製した。
塩素含有量の測定
本発明における塩素含有量は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)ともJIS K−7229(1995)に準じて測定した。
重量平均分子量の測定
本発明における重量平均分子量は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、GPCともいう。標準物質:ポリスチレン樹脂、移動相:テトラヒドロフラン)によって40℃の雰囲気下で測定した値である。
酸変性量(無水マレイン酸含有率)の測定
本発明における酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の酸変性量(無水マレイン酸含有率)は、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)をクロロホルムに溶かした溶液を調製し、液体セルを用いてFT−IRを測定し、1780cm−1の吸光度から求めた値である。定量は無水マレイン酸をクロロホルムに溶かした溶液をFT−IRを測定して求めた検量線を用いて行った。
酢酸ビニル含量の測定
本発明における塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含量の測定は、H−NMR(重クロロホルム)を測定し、その積分比により求めた。
<塗料状態>
実施例および比較例で得られたプライマー塗料の溶液状態を目視にて確認した。なお、プライマー塗料作製後、相溶性不良により層分離した塗料は塗装性能試験を行わなかった。
<塗膜性能試験>
実施例および比較例で得られたプライマー塗料を、基材1および2にそれぞれ乾燥膜厚が10μmとなるようにスプレー塗装した。その後、80℃にて5分間乾燥し、さらに二液ウレタン塗料(関西ペイント(株)製、商品名レタン(登録商標)PG)を乾燥膜厚30μmとなるようにスプレー塗装した。その後80℃で30分間乾燥後、室温で24時間放置した塗装板1(基材1)および塗装板2(基材2)を得た。塗装板1および塗装板2を用いて以下の塗膜性能試験を行った。
基材1:表面を清純にしたポリプロピレン板(三井ノーブレン(登録商標)SB−E3)
基材2:自動車ボディー用電着塗料を塗装し、乾燥したリン酸亜鉛処理鋼板
密着性
塗装板1および塗装板2の塗膜表面にカッターで2mm間隔で素地に達する100個のマス目を作り、その上にセロハンテープを圧着させて、塗膜表面に対して90度の角度で引き剥がし、マス目の残存数を調べた。結果を表1に示す。
耐チッピング性
試験直前まで恒温槽にて−30℃に冷却した塗装板1および塗装板2を用いて、飛石試験器を用いて玄武岩砕石(直径2.4mm〜4.8mm)100gを試験板からの距離350mm、圧力0.3MPaで射出し、塗膜の傷付き性を調べた。塗膜に直径1mm以上の大きさの傷がない場合を○、直径1mm以上の大きざの傷が5個以下の場合を△、5個を超える場合は×とした。

Claims (5)

  1. 塩素含有量が5〜42質量%であり、重量平均分子量が3万〜15万である酸変性塩素化ポリオレフィン(A)と、塩素含有量が4〜43質量%であり、酢酸ビニル含量が3〜50質量%であり、重量平均分子量が3万〜27万である塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)とを含有し、酸変性塩素化ポリオレフィン(A)100質量部に対して、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(B)が10〜90質量部である樹脂組成物。
  2. 前記酸変性塩素化ポリオレフィン(A)が酸変性塩素化ポリプロピレンである、請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 酸変性塩素化ポリオレフィン(A)の酸変性量が0.1〜10質量%である請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物を含有する塗料用樹脂組成物。
  5. 請求項4に記載の塗料用樹脂組成物を含有する自動車鋼板用塗料。
JP2016121502A 2016-06-20 2016-06-20 低温衝撃性が良好な樹脂組成物 Active JP6780314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016121502A JP6780314B2 (ja) 2016-06-20 2016-06-20 低温衝撃性が良好な樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016121502A JP6780314B2 (ja) 2016-06-20 2016-06-20 低温衝撃性が良好な樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017226714A true JP2017226714A (ja) 2017-12-28
JP6780314B2 JP6780314B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=60891098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016121502A Active JP6780314B2 (ja) 2016-06-20 2016-06-20 低温衝撃性が良好な樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780314B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019142749A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン樹脂及びその用途

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839540A (ja) * 1971-09-22 1973-06-11
JPS5566966A (en) * 1978-11-15 1980-05-20 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd Coating compound composition
JPS6013873A (ja) * 1983-07-05 1985-01-24 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ポリオレフイン系粘着テ−プもしくはシ−ト
JPS6099138A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン成形品の塗装用下塗剤
JPS61111375A (ja) * 1985-10-30 1986-05-29 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ポリプロピレン系樹脂用下塗り剤組成物
JPS61152755A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 Dainippon Ink & Chem Inc ポリプロピレン系樹脂用プライマ−組成物
JPS62241930A (ja) * 1986-04-14 1987-10-22 Nissan Motor Co Ltd プライマ−組成物
JPH0356574A (ja) * 1989-07-25 1991-03-12 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ラミネート用印刷インキ組成物
JPH06239958A (ja) * 1993-02-12 1994-08-30 Nippon Paper Ind Co Ltd バインダー樹脂組成物
JP2000309006A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Shin Etsu Polymer Co Ltd 木口材
JP2003171597A (ja) * 2001-12-03 2003-06-20 Nippon Paper Industries Co Ltd 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂用プライマー及びそれを用いた接着方法又は塗工方法
WO2013146728A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物
WO2015152101A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 日本製紙株式会社 金属とポリプロピレン系樹脂組成物の積層複合体とその製造方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839540A (ja) * 1971-09-22 1973-06-11
JPS5566966A (en) * 1978-11-15 1980-05-20 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd Coating compound composition
JPS6013873A (ja) * 1983-07-05 1985-01-24 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ポリオレフイン系粘着テ−プもしくはシ−ト
JPS6099138A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン成形品の塗装用下塗剤
JPS61152755A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 Dainippon Ink & Chem Inc ポリプロピレン系樹脂用プライマ−組成物
JPS61111375A (ja) * 1985-10-30 1986-05-29 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ポリプロピレン系樹脂用下塗り剤組成物
JPS62241930A (ja) * 1986-04-14 1987-10-22 Nissan Motor Co Ltd プライマ−組成物
JPH0356574A (ja) * 1989-07-25 1991-03-12 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd ラミネート用印刷インキ組成物
JPH06239958A (ja) * 1993-02-12 1994-08-30 Nippon Paper Ind Co Ltd バインダー樹脂組成物
JP2000309006A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Shin Etsu Polymer Co Ltd 木口材
JP2003171597A (ja) * 2001-12-03 2003-06-20 Nippon Paper Industries Co Ltd 熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂用プライマー及びそれを用いた接着方法又は塗工方法
WO2013146728A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物
WO2015152101A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 日本製紙株式会社 金属とポリプロピレン系樹脂組成物の積層複合体とその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019142749A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン樹脂及びその用途
CN111615525A (zh) * 2018-01-16 2020-09-01 日本制纸株式会社 氯化聚烯烃树脂及其用途
JPWO2019142749A1 (ja) * 2018-01-16 2021-01-28 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン樹脂及びその用途
JP7200137B2 (ja) 2018-01-16 2023-01-06 日本製紙株式会社 塩素化ポリオレフィン樹脂溶液及びその用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP6780314B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8519046B2 (en) Polyolefin resin dispersion composition and process for producing the same
WO2015190411A1 (ja) ポリオレフィン系接着剤組成物
JP6569827B2 (ja) ポリオレフィン系塗料組成物
JP7322207B2 (ja) 塩素化ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2015105294A (ja) 変性ポリオレフィン系樹脂
WO2000026310A1 (fr) Resine de liaison pour resine polyolefinique, son procede de production et ses utilisations
JP2012207167A (ja) 変性ポリオレフィン樹脂分散組成物
CN110023356B (zh) 改性聚烯烃系树脂
KR100656110B1 (ko) 결합제 수지 조성물, 이의 제조방법 및 이의 용도
JP2018150482A (ja) 変性ポリオレフィン樹脂
JP2004018659A (ja) 水性樹脂分散組成物およびその製造方法
TW202223044A (zh) 聚烯烴系塗料組成物
JP2017226714A (ja) 低温衝撃性が良好な樹脂組成物
JPWO2014148576A1 (ja) 塩素化ポリオレフィン樹脂
JP2008056877A (ja) ポリオレフィン樹脂水性分散体の製造方法
JP2020055944A (ja) 樹脂組成物及びその用途
JP3538836B2 (ja) 水性分散液及びその用途
JP2014185240A (ja) 塩素化ポリオレフィン樹脂組成物
JP2001114961A (ja) バインダー樹脂組成物及びその製造方法
JP2004161952A (ja) バインダー樹脂組成物及びその用途
JP7505662B2 (ja) 水性分散体組成物
JP7362028B2 (ja) 変性ポリオレフィン樹脂
WO2021054068A1 (ja) ポリオレフィン系塗料組成物
US20080227908A1 (en) Aqueous Resin Composition and Method of Producing the Same
WO2022186294A1 (ja) 水性分散体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6780314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350