JP2017219106A - 差込み式の結合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、金具の結合が解除されるのを防止する。【解決手段】受け金具本体、締め輪4、爪座5、爪6、バネ7及び保護バンド10を備えた受け金具と、差し金具本体及び押し輪を備えた差し金具とから成る差込み式の結合金具において、前記受け金具に、差し金具本体の先端部が受け金具の各爪6に係止されたときに爪6の外方への移動を阻止し得る爪ロック機構9を設け、前記爪ロック機構9は、締め輪4の爪6の外周面側に対向する箇所に半径方向へ移動可能に支持され、内側端部が爪6に当接可能なロックピン18と、締め輪4の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合され、内周面に前記ロックピン18の外側端部が摺動可能に嵌り込む円周方向に沿うピン逃し溝19aを形成した外輪19とから成り、前記外輪19は、ロック解除位置と、ロック位置とに亘って回転可能に構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、消火活動に使用される消防用ホース同士を着脱自在に結合する受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具の改良に係り、特に、結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止することができる差込み式の結合金具に関するものである。
一般に、消防隊による消火活動においては、消防隊員が消防車から火災位置へ向って複数の消防用ホースを引き伸ばし、各消防用ホース同士を差込み式の結合金具により結合して消火活動を行うようにしている。
従来、消防用ホース同士を結合する差込み式の結合金具としては、消防用ホースの一端部に結合された受け金具と、別の消防用ホースの一端部に結合され、前記受け金具に着脱自在に結合される差し金具とから成る町野式(登録商標)の結合金具が広く利用されている。この結合金具は、消防用ホース同士の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行え、操作性に極めて優れている。
図16は従来の差込み式の結合金具を用いて消防用ホースH同士を結合した状態を示すものであり、前記差込み式の結合金具は、消防用ホースHの一端部に結合した受け金具30と、別の消防用ホースHの一端部に結合した差し金具31とから成る。
即ち、前記受け金具30は、図16に示す如く、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部32a及びホース結合筒部32aに連設された筒状の受け口部32bを有する受け金具本体32と、受け金具本体32の受け口部32bの外周面に螺着された筒状の締め輪33と、締め輪33内に嵌合された環状の爪座34と、爪座34に等角度ごとに配設され、爪座34の内方へ突出可能な円弧状の複数の爪35と、締め輪33と各爪35との間に介設され、各爪35を内方へ付勢する複数の板バネ36と、受け金具本体32内に装着されたシール用の環状パッキン37と、締め輪33の外周面に嵌合された環状の保護バンド38とを備えている。

一方、前記差し金具31は、図16に示す如く、別の消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部39a及びホース結合筒部39aに連設されて先端部外周面に受け金具30の爪35に係止される環状突部39cを形成した差込み筒部39bを有する差し金具本体39と、差し金具本体39の外周面に軸線方向へスライド自在に外嵌され、先端部が受け金具30内に押し込まれて受け金具30の各爪35と差し金具本体32の環状突部39cとの係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔部40aを形成した筒状の押し輪40と、差し金具本体39の外周面に嵌められ、押し輪40を抜け止めする止め輪41とを備えている。
そして、前記受け金具30及び差し金具31は、受け金具本体32のホース結合筒部32a及び差し金具本体39のホース結合筒部39aを各消防用ホースHの一端部にそれぞれ挿入し、消防用ホースHの端部外周面に筒状の保護布(図示省略)及び筒状の金属製のかしめ用リング42を順次嵌合し、前記かしめ用リング42をかしめ機でかしめることによって、消防用ホースHの一端部に結合されている。
ところで、従来の差込み式の結合金具は、受け金具30と差し金具31の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行える反面、差し金具31の押し輪40が差し金具本体39に対してスライド自在なフリーの状態になっているため、図17に示す如く、消防用ホースHを引きずったときや消防用ホースHの運搬時等に、押し輪40が地面等との外部接触により受け金具30と差し金具31の結合を解除する方向へスライドし、受け金具30と差し金具31の結合が簡単に解除されてしまうと言う問題があった。
特に、消火活動時においては、消防隊員が消防用ホースHを引きずりながら消火活動を行うため、受け金具30と差し金具31の結合が解除され易い。
また、受け金具30内に差し金具本体39の先端部を差し込む際に、差し金具本体39が受け金具30に対して傾斜する姿勢で差し込まれることがあり、この場合には受け金具30の一部の爪35のみが差し金具本体39の環状突部39cに係止され、残りの爪35が環状突部39cに係止されていないことがある。そのため、消防用ホースHを引きずったときに受け金具30と差し金具31の結合が外れることがあった。特に、この問題は、差し金具本体39の先端部が摩耗してすり減っている場合に起こり易い。
更に、消火活動中に消防隊員の操作ミスにより受け金具30と差し金具31が不用意に結合解除されると言うこともあった。
このように、消火活動中に結合金具の受け金具30と差し金具31の結合が解除されると、送水が中断されて消火活動に支障を来たすだけでなく、結合が外れた消防用ホースHの一端部が水圧により暴れ回り、操作者本人や周囲の人に危害を加えることもあった。
一方、消防用の差込み式の結合金具においては、受け金具と差し金具の結合が簡単に解除されないようにした差込み式の結合金具が開発されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
即ち、前記差込み式の結合金具は、図示していないが、差し金具の差し金具本体の外周面と押し輪の内周面にそれぞれ環状の滑り止め溝を形成し、環状の滑り止め溝により押し輪の不用意なスライドを防止したり、或いは、差し金具の差し金具本体の外周面に形成した溝状の堰止め部と、押し輪の内周面に突出して前記堰止め部に嵌る突部とにより押し輪の不用意なスライドを防止したりするようにしている。
しかしながら、前記各差込み式の結合金具は、差し金具本体の外周面と押し輪の内周面との間にクリアランスが形成されていると共に、環状の滑り止め溝や溝状の堰止め部が比較的浅く形成されているため、押し輪に大きな外力が作用したときに、押し輪が簡単にスライドしてしまい、受け金具と差し金具の結合が簡単に解除されてしまうことがあり、結合金具の外力による結合解除の問題を完全に解決することは困難であった。
特開2016−14477号公報 特許第5863159号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止することができるようにした差込み式の結合金具を提供することにある。
本発明に係る差込み式の結合金具は、筒状の受け金具本体と、受け金具本体の先端部に設けた筒状の締め輪と、締め輪内に嵌合された環状の爪座と、爪座に等角度ごとに配設され、爪座の内方へ突出可能な複数の円弧状の爪と、各爪を爪座の内方へ付勢するバネとを備えた受け金具と、先端部が前記受け金具内に挿入されて受け金具の各爪に係止される筒状の差し金具本体と、差し金具本体の外周面にスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具内に押し込まれて受け金具の各爪と差し金具本体との係止を外す筒状の押し輪とを備えた差し金具とから成る差込み式の結合金具において、前記受け金具に、差し金具本体の先端部が受け金具の各爪に係止されたときに爪の外方への移動を阻止し得る爪ロック機構を設け、前記爪ロック機構は、締め輪の爪の外周面側に対向する箇所に半径方向へ移動可能に支持され、内側端部が爪に当接可能なロックピンと、締め輪の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合され、内周面に前記ロックピンの外側端部が摺動可能に嵌り込む円周方向に沿うピン逃し溝を形成した外輪とから成り、前記外輪は、ロックピンの外側端部が外輪のピン逃し溝に嵌り込んでロックピンの内側端部と爪との間に爪が外方へ移動できるだけの隙間を形成するロック解除位置と、ロックピンの外側端部が外輪のピン逃し溝内から出て外輪の内周面により内方へ押し込まれ、ロックピンの内側端部と爪との間に爪が外方へ移動できるだけの隙間を形成しないロック位置とに亘って回転可能に構成されていることが好ましい。
前記ロックピンは、締め輪に半径方向へ移動可能に複数個又は一つだけ支持され、また、前記ピン逃し溝は、外輪の内周面にロックピンの数と同じ数だけ形成されていることが好ましい。
前記ロックピンの外側端部の形状は、凸状の曲面に形成されていることが好ましい。
前記外輪のピン逃し溝は、ピン逃し溝の一端部若しくは両端部が外輪の内周面に連なる傾斜状のガイド面に形成されていることが好ましい。
前記外輪と締め輪との間に、外輪をロック位置に固定し得ると共に、外輪をロック解除位置に保持し得る固定保持機構を設けることが好ましい。
前記固定保持機構は、締め輪に形成したロック用凹部と、締め輪に形成されて前記ロック用凹部よりも浅い係止用凹部と、外輪に締め輪側へ進退移動可能に設けられ、先端部が前記ロック用凹部又は係止用凹部に挿入される固定ピンとから成り、固定ピンの先端部がロック用凹部に挿入されたときに外輪を回転不能にしてロック位置に固定し、また、固定ピンの先端部が係止用凹部に挿入されたときに外輪を回転可能にロック解除位置に保持する構成とすることが好ましい。
前記外輪と締め輪との間に、外輪の回転角度をロック位置とロック解除位置との間で規制する位置決め機構を設けることが好ましい。
前記位置決め機構は、外輪に形成した円周方向に沿うスリット状のガイド穴と、締め輪の外周面に外方へ突出する状態で設けられ、外側端部が前記ガイド穴に挿入されて外輪をロック位置とロック解除位置とに位置決めする位置決めピンとから成ることが好ましい。
本発明に係る差込み式の結合金具は、受け金具自体に、差し金具本体の先端部が受け金具の各爪に係止されたときに爪の外方への移動を阻止し得る爪ロック機構を設け、前記爪ロック機構を、爪の外方への移動を許容するロック解除位置と、爪の外方への移動を阻止するロック位置とに亘って切り替え操作可能に構成しているため、受け金具と差し金具を結合し、爪ロック機構をロック位置に切り替え操作すると、爪がロックされて外方への移動が阻止されることになり、押し輪が外部との接触により外力を受けて受け金具内に押し込まれようとしても、受け金具内に押し込まれることがない。
その結果、本発明に係る差込み式の結合金具は、消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に押し輪が地面等と接触して外力を受けても、押し輪が受け金具と差し金具の結合状態を解除する位置まで押し込まれると言うことがなく、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを確実に防止することができる。
また、本発明に係る差込み式の結合金具は、爪ロック機構が、締め輪に半径方向へ移動可能に支持され、内側端部が爪に当接可能なロックピンと、締め輪の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合され、内周面に前記ロックピンの外側端部が摺動可能に嵌り込むピン逃し溝を形成した外輪とから成り、前記外輪を、ロックピンの外側端部が外輪のピン逃し溝に嵌り込んでロックピンの内側端部と爪との間に爪が外方へ移動できるだけの隙間を形成するロック解除位置と、ロックピンの外側端部が外輪のピン逃し溝内から出て外輪の内周面により内方へ押し込まれ、ロックピンの内側端部と爪との間に爪が外方へ移動できるだけの隙間を形成しないロック位置とに亘って回転可能に構成しているため、外輪を回転操作するだけで爪をロック状態にしたり、或いは、爪のロック状態を解除したりすることができ、操作を簡単且つ容易に行うことができる。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、締め輪に複数個のロックピンを支持させ、また、外輪の内周面にロックピンの数と同じ数のピン逃し溝を形成した場合には、複数の爪を同時にロック状態にすることができ、受け金具と差し金具の結合が解除されるのをより確実に防止することができる。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、締め輪に支持させたロックピンの外側端部を凸状の曲面に形成しているため、外輪の回転時に外輪の内周面やピン逃し溝の内面がロックピンの外側端部に引っ掛かると言うことがなく、外輪が円滑且つスムースに回転し、外輪の回転操作を行い易くなる。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、外輪の内周面に形成したピン逃し溝の両端部を外輪の内周面に連なる傾斜面に形成した場合には、外輪をどちらの方向に回転させても、爪をロック状態にすることができ、至極便利である。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、外輪と締め輪との間に、外輪をロック位置に固定し得ると共に、外輪をロック解除位置に保持し得る固定保持機構を設けているため、外輪がロック位置のときにロック位置からロック解除位置に不用意に回転して爪のロック状態が解除されると言うことがなく、受け金具と差し金具の結合状態が確実且つ良好に保持される。また、外輪がロック解除位置のときにロック解除位置からロック位置へ不用意に回転して爪がロックされると言うことがなく、受け金具と差し金具の結合操作や結合解除操作を確実且つ良好に行える。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、外輪と締め輪との間に、外輪の回転角度を規制する位置決め機構を設けているため、外輪のロック位置又はロック解除位置への回転操作を行い易くなる。
本発明の実施形態に係る受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具を示し、受け金具と差し金具の結合を解除した状態を示す一部破断正面図である。 受け金具と差し金具を結合した状態を示す一部破断正面図である。 受け金具の分解斜視図である。 受け金具の爪ロック機構を示し、外輪をロック解除位置にして爪をフリー状態にした受け金具の縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構を示し、外輪をロック解除位置にして爪を差し金具本体で押し込んだ状態の受け金具の縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構を示し、外輪をロック位置にして爪をロック状態にした受け金具の縦断側面図である。 受け金具の固定保持機構を示し、(a)は固定ピンが係止用凹部に挿入された状態の断面図、(b)固定ピンがロック用凹部に挿入された状態の断面図である。 受け金具の位置決め機構を示す縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構の他の例を示し、外輪をロック解除位置にして爪をフリー状態にした受け金具の縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構の他の例を示し、外輪をロック解除位置にして爪を差し金具本体で押し込んだ状態の受け金具の縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構の他の例を示し、外輪を右方向へ回転させてロック位置にし、爪をロック状態にした受け金具の縦断側面図である。 受け金具の爪ロック機構の他の例を示し、外輪を左方向へ回転させてロック位置にし、爪をロック状態にした受け金具の縦断側面図である。 図9〜図11の受け金具の位置決め機構を示す縦断側面図である。 受け金具の他の例を示し、ロックピンと止めピンを一体的に形成して爪とロックピンとが一体的に動けるようにしたものであり、(a)は外輪をロック解除位置にして爪をフリー状態にした受け金具の要部の縦断側面図、(b)は外輪をロック位置にして爪をロック状態にした受け金具の要部の縦断側面図である。 受け金具の更に他の例を示し、板バネに代えて環状のコイルバネ使用したものであり、(a)外輪をロック解除位置にして爪をフリー状態にした受け金具の縦断側面図、(b)は外輪をロック位置にして爪をロック状態にした受け金具の縦断側面図である。 従来の差込み式の結合金具の一部破断正面図である。 従来の差込み式の結合金具により結合した消防用ホースを引っ張っている状態を示し、(a)は押し輪の鍔部が地面の突起物に接触した状態の一部破断正面図、(b)は押し輪が地面の突起物により受け金具内に押し込まれた状態の一部破断正面図、(c)は受け金具と差し金具の結合が解除された状態の一部破断正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る差込み式の結合金具を示し、当該差込み式の結合金具は、例えば、消防用ホースH同士を着脱自在に結合するものであり、消防用ホースHの一端部に結合された受け金具1と、別の消防用ホースHの一端部に結合され、前記受け金具11に着脱自在に結合される差し金具2とから成る。
即ち、前記受け金具1は、図1〜図3に示す如く、基端部が消防用ホースHの一端部に結合される筒状の受け金具本体3と、受け金具本体3の先端部に設けた筒状の締め輪4と、締め輪4内に嵌合された環状の爪座5と、爪座5に等角度ごとに配設され、爪座5の内方へ突出可能な三つの円弧状の爪6と、各爪6を爪座5の内方へ付勢する三つのバネ7と、受け金具本体3内に挿着されたシール用の環状パッキン8と、各爪6の外方への移動を阻止し得る爪ロック機構9と、環状の保護バンド10と、締め輪4と爪ロック機構9を構成する外輪19との間に設けた固定保持機構11と、締め輪4と外輪19との間に設けた位置決め機構12とを備えている。
一方、前記差し金具2は、図1及び図2に示す如く、基端部が消防用ホースHの一端部に結合され、先端部が前記受け金具1内に挿入されて受け金具1の各爪6に係止される筒状の差し金具本体13と、差し金具本体13の外周面に円周方向へ回転自在且つ軸線方向へスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具1内に押し込まれて受け金具1の各爪6と差し金具本体13との係止を外す筒状の押し輪14とを備えている。
尚、前記受け金具1及び差し金具2は、受け金具本体3の基端部及び差し金具本体13の基端部を消防用ホースHの一端部にそれぞれ挿入し、消防用ホースHの一端部外周面に筒状の保護布(図示省略)及び筒状の金属製のかしめ用リング15を順次嵌合し、前記かしめ用リング15をかしめ機でかしめることによって、消防用ホースHの端部に結合されている。
次に、上述した差込み式の結合金具の受け金具1と差し金具2の各部品について詳述する。
前記受け金具1の受け金具本体3は、図1〜図3に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により段付きの筒状に形成されており、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部3aと、ホース結合筒部3aに連設されてホース結合筒部3aよりも大径に形成された筒状の受け口部3bとを備えている。
尚、受け口部3bの奥部の内周面には、断面形状がU形の合成ゴム製の環状パッキン8が嵌め込まれている。
前記受け金具1の締め輪4は、図1〜図3に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、受け金具本体3の受け口部3bの外周面に着脱自在に螺着され、締め輪4側から受け口部3bに螺挿したビス16により受け口部3bから抜け止めされている。この締め輪4の周壁で且つ各爪6に対向する箇所には、後述する爪ロック機構9のロックピン18が半径方向へ移動可能に挿通支持される貫通状の支持穴4aが120度間隔で三つ形成されている。
前記受け金具1の爪座5は、図3及び図4に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により環状に形成されており、板状のリング部5aと、リング部5aの片面に120度間隔で連設されて爪6の内方への突出量を規制する円弧状で且つ板状の三つの係止部5bと、係止部5b間に形成されて爪6が爪座5の内方へ突出可能に嵌め込まれる三つの切欠き部5cとを備えている。この爪座5は、締め輪4内に嵌め込まれ、締め輪4を受け金具本体3の受け口部3bの外周面に螺着することにより締め輪4と差し金具本体13の受け口部3bとの間に挟持固定されている。
前記受け金具1の各爪6は、図3及び図4に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により円弧状に形成されており、爪座5の切欠き部5cに嵌め込まれ、爪座5の係止部5bにより爪座5の内方へ突出可能に保持されている。
尚、各爪6の内周面は、図1に示す如く、差し金具2を差し込む際にガイド面として機能するように傾斜面6aに形成され、各爪6の両端部は、爪座5の係止部5bに係止されるようになっている。
前記受け金具1の各バネ7は、図3及び図4に示す如く、弾性材製の金属板により形成した板バネ7から成り、中央部が爪6の外周面に止めピン17により固定されている。これらの板バネ7は、爪6を締め輪4内に嵌合された爪座5の切欠き部5cに嵌め込んだときに、板バネ7の両端部が締め輪412の内周面に弾性的に当接し、爪6を内方へ付勢するようになっている。
前記受け金具1の爪ロック機構9は、差し金具本体13の先端部が受け金具1の各爪6に係止されたときに爪6の外方への移動を阻止し、受け金具1と差し金具2の結合が解除されるのを防止するものである。
具体的には、爪ロック機構9は、図1〜図6に示す如く、締め輪4の爪6の外周面側に対向する箇所に形成した支持穴4aに締め輪4の半径方向へ移動可能に支持され、内側端部が爪6に当接可能な三つのロックピン18と、締め輪4の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合され、内周面に前記ロックピン18の外側端部が摺動可能に嵌り込む円周方向に沿う三つのピン逃し溝19aを形成した外輪19とから成り、前記外輪19は、ロックピン18の外側端部が外輪19のピン逃し溝19aの最も深い部分に嵌り込んでロックピン18の内側端部と爪6との間に爪6が外方へ移動できるだけの隙間を形成するロック解除位置(図1、図4及び図5参照)と、ロックピン18の外側端部が外輪19のピン逃し溝19a内から出て外輪19の内周面により内方へ押し込まれ、ロックピン18の内側端部と爪6との間に爪6が外方へ移動できるだけの隙間を形成しないロック位置(図2及び図6参照)とに亘って回転可能に構成されている。
尚、三つのロックピン18は、締め輪4に形成した三つの支持穴4aにそれぞれ半径方向へ移動可能に支持されており、各ロックピン18の外側端部は、ロックピン18の外側周縁部をアール形状とした凸状の曲面に形成されている。
また、外輪19は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により形成されており、図1及び図2に示す如く、締め輪4の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合された筒状の外輪本体19′と、筒状の外輪本体19′の一端部にビス16により固定され、外輪本体19′が締め輪4から抜けるのを防止する抜け止めリング19″とから成る。
更に、外輪19の内周面には、ロックピン18の外側端部が摺動可能に嵌り込む円周方向に沿うピン逃し溝19aが120度間隔で三つ形成されている。各ピン逃し溝19aの同一方向の一端部は、図4に示す如く、何れも外輪19の内周面に連なる傾斜状のガイド面19bに形成されており、ロックピン18の外側端部のピン逃し溝19aへの出入りを円滑且つスムースに行えるようにしている。
更に、外輪19(外輪本体19′)の外周面には、弾性を有する合成ゴム材(例えば、NBR等)により環状に形成された保護バンド10が嵌合されている。
前記受け金具1の固定保持機構11は、締め輪4と外輪19の抜け止めリング19″との間に設けられており、外輪19をロック位置に固定し得ると共に、外輪19をロック解除位置に保持し得るものである。
具体的には、固定保持機構11は、図7に示す如く、締め輪4の一端面(締め輪4の抜け止めリング19″に対向する面)に形成した溝状のロック用凹部4bと、締め輪4の一端面(締め輪4の抜け止めリング19″に対向する面)に形成されて前記ロック用凹部4bよりも浅い溝状の係止用凹部4cと、外輪19の抜け止めリング19″に締め輪4側へ進退移動可能に挿通支持され、先端部が前記ロック用凹部4b又は係止用凹部4cに挿入可能な固定ピン20と、固定ピン20の基端部(抜け止めリング19″から外方へ突出する部分)に設けられ、固定ピン20を引張り操作する操作リング21と、固定ピン20と抜け止めリング19″との間に介設され、固定ピン20を締め輪4の一端面側へ付勢する圧縮コイルスプリング22とから成り、固定ピン20の先端部がロック用凹部4bに挿入されたときに外輪19を回転不能にしてロック位置に固定し、また、固定ピン20の先端部が係止用凹部4cに挿入されたときに外輪19を回転可能にロック解除位置に保持するようになっている。
尚、固定ピン20の先端部は、固定ピン20の外側周縁部をアール形状とした凸状の曲面に形成されている。
また、ロック用凹部4bの深さは、固定ピン20の先端部に形成したアールよりも大きい深さになるように形成されており、固定ピン20の先端部がロック用凹部4bに挿入されたときには、外輪19を回転不能にしてロック位置に固定できるようになっている。
更に、係止用凹部4cの深さは、固定ピン20の先端部に形成したアールよりも小さい深さになるように形成されており、固定ピン20の先端部が係止用凹部4cに挿入され、且つ外輪19に外輪19を回転させる外力が作用していないときには、外輪19をロック解除位置に保持でき、また、外輪19に円周方向の外力が作用したときには、固定ピン20の先端部が係止用凹部4cから抜け出て外輪19を回転できるようになっている。
前記固定保持機構11によれば、固定ピン20の先端部が締め輪4のロック用凹部4bに挿入されているときに、操作リング21により固定ピン20を圧縮コイルスプリング22の弾性力に抗して引っ張り、固定ピン20の先端部をロック用凹部4bから引き抜くと、ロック位置にある外輪19のロック状態が解除され、外輪19を回転させることができ、また、固定ピン20の先端部が締め輪4の係止用凹部4cに挿入されているときに、外輪19を回転させると、固定ピン20を引き抜き操作しなくても、固定ピン20の先端部が係止用凹部4cから抜け出て外輪19を回転させることができる。
前記受け金具1の位置決め機構12は、締め輪4と外輪19との間に設けられており、外輪19の回転角度をロック位置とロック解除位置との間で規制するものである。
具体的には、位置決め機構12は、図8に示す如く、外輪19(外輪本体19′)に形成した円周方向に沿うスリット状のガイド穴19cと、締め輪4の外周面に外方へ突出する状態で設けられ、外側端部が前記ガイド穴19cに挿入されて外輪19をロック位置及びロック解除位置で位置決めする位置決めピン23とから成り、外輪19の回転角度をロック位置とロック解除位置との間で規制するものである。
尚、上記の実施形態においては、ロックピン18の数を爪6の数に合わせて三つとし、外輪19の内周面に三つのピン逃し溝19aを形成するようにしたが、他の実施形態においては、ロックピン18の数を一つ又は二つとし、外輪19の内周面にロックピン18の数と同じ数だけピン逃し溝19aを形成するようにしても良い。換言すれば、ロックピン18の数及びピン逃し溝19aの数は、爪6の数と同じか又は爪6の数よりも少なければ良い。また、受け金具1の爪6の数も三つに限定されるものではなく、二つ又は四つ以上であっても良い。
また、上記の実施形態においては、各ピン逃し溝19aの同一方向の一端部を外輪19の内周面に連なる傾斜状のガイド面19bに形成したが、他の実施形態においては、図9〜図12に示す如く、各ピン逃し溝19aの両端部を外輪19の内周面に連なる傾斜状のガイド面19bに形成しても良い。この場合、締め輪4に一端面にロック用凹部4bを二箇所形成し、ロック用凹部4bの中間位置に係止用凹部4cを形成する(図13参照)。このような構成にすれば、外輪19をどちらの方向に回転させても、爪6をロック位置にすることができる。
更に、上記の実施形態においては、ロックピン18の外側端部の形状をロックピン18の外周縁をアール形状とした凸状の曲面に形成したが、他の実施形態においては、ロックピン18の外側端部の形状を半球状とした凸状の曲面に形成しても良い。
更に、上記の実施形態においては、固定保持機構11をロック用凹部4b、係止用凹部4c、固定ピン20、操作リング21及び圧縮コイルスプリング22から構成したが、固定保持機構11は、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、外輪19をロック位置に固定し得ると共に、外輪19をロック解除位置に保持し得るものであれば、如何なる構成であっても良い。
更に、上記の実施形態においては、位置決め機構12を外輪19に形成したガイド穴19cと締め輪4に設けた位置決めピン23とから構成したが、位置決め機構12は、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、外輪19の回転角度をロック位置とロック解除位置との間で規制することができるものであれば、如何なる構成であっても良い。
更に、上記の実施形態においては、受け金具1の爪6とロックピン18とを別体に形成し、爪6とロックピン18とが別々に動けるようにしたが、他の実施形態においては、受け金具1の爪6とロックピン18とを一体構造に構成し、爪6とロックピン18とが一体的に動けるようにしても良い。例えば、図14に示す如く、ロックピン18の内側端面に止めピン17を一体的に突出形成し、前記ロックピン18の止めピン17により板バネ7及びロックピン18を爪6の外周面に固定し、爪6とロックピン18とが一体的に動けるようにしても良い。
更に、上記の実施形態においては、受け金具1のバネ7に板バネ7を使用したが、他の実施形態においては、図15に示す如く、バネ7に環状のコイルバネ7を使用し、この環状のコイルバネ7を爪座5に保持された各爪6の外周面に嵌めて爪6を内方へ付勢するようにしても良い。この場合には、止めピン17が不要となる。
一方、前記差し金具2の差し金具本体13は、図1及び図2に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部13aと、ホース結合筒部13aに連設されて先端部外周面に受け金具1の各爪6に係止される環状突部13cを形成した差込み筒部13bとを備えている。
尚、ホース結合筒部13aと差込み筒部13bとの境界部分には、差込み筒部13bの外周面に嵌合された押し輪14を抜け止めするためのリング状の止め輪24が設けられている。
前記差し金具2の押し輪14は、図1及び図2に示す如く、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、差し金具本体13の差込み筒部13bの外周面に円周方向へ回転自在且つ軸線方向へスライド自在に嵌合される押込み筒部14aと、押込み筒部14aの基端部に連設された鍔部14bとを備えている。
而して、上述した差込み式の結合金具の受け金具1と差し金具2を結合する場合には、先ず、外輪19をロック解除位置(図1及び図4参照)に回転操作し、この状態で差し金具本体13の差込み筒部13bを受け金具1の環状の締め輪4及び爪座5内に差し込む。そうすると、差込み筒部13bの先端が爪座5の内方へ突出している爪6に当接するが、爪6の内面が傾斜面6aとなっていると共に、ロックピン18の内側端部と爪6との間に爪6が外方へ移動できるだけの隙間が形成されているため、差し金具本体13の押圧力によって爪6が板バネ7の弾性力に抗して外方へ押し広げられる。これにより、差し金具本体13の差込み筒部13bは、爪座5内に順次差し込まれて行く。
差し金具本体13の差込み筒部13bに形成した環状突部13cが受け金具1の各爪6を越える位置まで差し込まれると、爪6が板バネ7の弾性力により爪座5の内方へ突出し、差込み筒部13bの環状突部13cの背面側へ係止される(図2参照)。
受け金具1の爪6が差し金具本体13の環状突部13cに係止されたら、外輪19をロック解除位置(図1及び図4参照)からロック位置(図2及び図6参照)へ回転操作する。そうすると、ロックピン18の外側端部が外輪19のピン逃し溝19a内から出て外輪19の内周面により内方へ押し込まれ、爪6の外方への移動が阻止される。このとき、固定保持機構11の固定ピン20が締め輪4に形成したロック用凹部4bに挿入され、外輪19がロック位置に固定されることになる。その結果、受け金具1と差し金具2は、完全に抜け止めされた状態に結合される。
このように、受け金具1と差し金具2を結合し、外輪19をロック位置に回転操作して固定保持機構11によりロック位置に固定すると、受け金具1の爪6がロックされた状態となり、押し輪14が外部との接触により外力を受けて受け金具1内に押し込まれようとしても、爪6が動くと言うことがない。
その結果、上述した差込み式の結合金具は、消防用ホースHを引きずったときや消防用ホースHの運搬時等に押し輪14が地面等と接触して外力を受けても、押し輪14が受け金具1と差し金具2の結合状態を解除する位置まで動くと言うことがなく、受け金具1と差し金具2の結合が解除されるのを確実に防止することができると共に、押し輪14が地面の突起物を乗り越えることが可能となる。
更に、上述した差込み式の結合金具は、図5に示す如く、差し金具本体13の環状突部13cが爪6を超えていない場合には、ロックピン18の内側端部と爪6との間に爪6が外方へ移動できるだけの隙間が形成されていないため、外輪19を回転させることができない構造になっていると共に、固定保持機構11の固定ピン20の基端部が抜け止めリング19″から外方へ大きく突出した状態(図7(a)参照)となるので、受け金具1の各爪6が差し金具本体13の環状突部13cに完全に係止されていなことが判り、また、受け金具1の各爪6が差し金具本体13の環状突部13cに完全に係止された場合には、外輪19をロック位置へ回転操作することができると共に、固定保持機構11の固定ピン20の基端部が抜け止めリング19″から外方へ大きく突出しない状態(図7(b)参照)となるので、固定ピン20を見ることにより受け金具1の各爪6が差し金具本体13の環状突部13cに確実に係止されているかどうかを目視で確認することができる。
一方、差込み式の結合金具の受け金具1と差し金具2の結合を解除する場合には、固定保持機構11を操作してロック位置にある外輪19のロック状態を解除し、この状態で外輪19をロック位置からロック解除位置に回転操作する。そうすると、ロックピン18の外側端部が外輪19のピン逃し溝19aに嵌り込み、ロックピン18の内側端部と爪6との間に爪6が外方へ移動できるだけの隙間が形成される。このとき、固定保持機構11のロックピン18が締め輪4に形成した係止用凹部4cに挿入され、外輪19がロック解除位置に固定されることになる。
外輪19をロック解除位置に回転操作したら、押し輪14を受け金具11内に押し込む。そうすると、押し輪14の押込み部14aが受け金具1の爪6の傾斜面19bを押し、各爪6が板バネ7の弾性力に抗して差し金具2の環状突部13cの外径よりも外方へ押し広げられ、環状突部13cと各爪6の係止が外れる。これによって、受け金具1から差し金具2を引き抜くことができ、受け金具1と差し金具2の結合を解除することができる。
本発明は、差込み式の結合金具を用いて消防用ホースH同士を着脱自在に結合するようにしたが、本発明の差込み式の結合金具を用いて消防用ホースHと消火栓弁、消防用ホースHとノズル、消防用ホースHと消防車自動車の吐出口、消火栓弁と媒介金具等をそれぞれ着脱自在に結合するようにしても良い。
1は受け金具、2は差し金具、3は受け金具本体、3aはホース結合筒部、3bは受け口部、4は締め輪、4aは支持穴、4bはロック用凹部、4cは係止用凹部、5は爪座、5aはリング部、5bは係止部、5cは切欠き部、6は爪、6aは傾斜面、7はバネ、8は環状パッキン、9は爪ロック機構、10は保護ハンド、11は固定保持機構、12は位置決め機構、13は差し金具本体、13aはホース結合筒部、13bは差込み筒部、13cは環状突部、14は押し輪、14aは押込み筒部、14bは鍔部、15はかしめ用リング、16はビス、17は止めピン、18はロックピン、19は外輪、19′は外輪本体、19″は抜け止めリング、19aはピン逃し溝、19bはガイド面、19cはガイド穴、20は固定ピン、21は操作リング、22は圧縮コイルスプリング、23は位置決めピン、24は止め輪、Hは消防用ホース。

Claims (8)

  1. 筒状の受け金具本体(3)と、受け金具本体(3)の先端部に設けた筒状の締め輪(4)と、締め輪(4)内に嵌合された環状の爪座(5)と、爪座(5)に等角度ごとに配設され、爪座(5)の内方へ突出可能な複数の円弧状の爪(6)と、各爪(6)を爪座(5)の内方へ付勢するバネ(7)とを備えた受け金具(1)と、先端部が前記受け金具(1)内に挿入されて受け金具(1)の各爪(6)に係止される筒状の差し金具本体(13)と、差し金具本体(13)の外周面にスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具1内に押し込まれて受け金具(1)の各爪(6)と差し金具本体(13)との係止を外す筒状の押し輪(14)とを備えた差し金具(2)とから成る差込み式の結合金具において、前記受け金具(1)に、差し金具本体(13)の先端部が受け金具(1)の各爪(6)に係止されたときに爪(6)の外方への移動を阻止し得る爪ロック機構(9)を設け、前記爪ロック機構(9)は、締め輪(4)の爪(6)の外周面側に対向する箇所に半径方向へ移動可能に支持され、内側端部が爪(6)に当接可能なロックピン(18)と、締め輪4の外周面に円周方向へ回転可能に嵌合され、内周面に前記ロックピン(18)の外側端部が摺動可能に嵌り込む円周方向に沿うピン逃し溝(19a)を形成した外輪(19)とから成り、前記外輪(19)は、ロックピン(18)の外側端部が外輪(19)のピン逃し溝(19a)に嵌り込んでロックピン(18)の内側端部と爪(6)との間に爪(6)が外方へ移動できるだけの隙間を形成するロック解除位置と、ロックピン(18)の外側端部が外輪(19)のピン逃し溝(19a)内から出て外輪(19)の内周面により内方へ押し込まれ、ロックピン(18)の内側端部と爪(6)との間に爪(6)が外方へ移動できるだけの隙間を形成しないロック位置とに亘って回転可能に構成されていることを特徴とする差込み式の結合金具。
  2. 前記ロックピン(18)は、締め輪4に半径方向へ移動可能に複数個又は一つだけ支持され、また、前記ピン逃し溝(19a)は、外輪(19)の内周面にロックピン(18)の数と同じ数だけ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  3. 前記ロックピン(18)の外側端部の形状は、凸状の曲面に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の差込み式の結合金具。
  4. 前記外輪(19)のピン逃し溝(19a)は、ピン逃し溝(19a)の一端部若しくは両端部が外輪(19)の内周面に連なる傾斜状のガイド面(19b)に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の差込み式の結合金具。
  5. 前記外輪(19)と締め輪(4)との間に、外輪(19)をロック位置に固定し得ると共に、外輪(19)をロック解除位置に保持し得る固定保持機構(11)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  6. 前記固定保持機構(11)は、締め輪(4)に形成したロック用凹部(4b)と、締め輪(4)に形成されて前記ロック用凹部(4b)よりも浅い係止用凹部(4c)と、外輪(19)に締め輪4側へ進退移動可能に設けられ、先端部が前記ロック用凹部(4b)又は係止用凹部(4c)に挿入される固定ピン(20)とから成り、固定ピン(20)の先端部がロック用凹部(4b)に挿入されたときに外輪(19)を回転不能にしてロック位置に固定し、また、固定ピン(20)の先端部が係止用凹部(4c)に挿入されたときに外輪(19)を回転可能にロック解除位置に保持する構成としたことを特徴とする請求項5に記載の差込み式の結合金具。
  7. 前記外輪(19)と締め輪(4)との間に、外輪(19)の回転角度をロック位置とロック解除位置との間で規制する位置決め機構(12)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  8. 前記位置決め機構(12)は、外輪(19)に形成した円周方向に沿うスリット状のガイド穴(19c)と、締め輪(4)の外周面に外方へ突出する状態で設けられ、外側端部が前記ガイド穴(19c)に挿入されて外輪(19)をロック位置とロック解除位置とに位置決めする位置決めピン(23)とから成ることを特徴とする請求項7に記載の差込み式の結合金具。
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