JP2017214949A - 差込み式の結合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】結合した消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止できる。【解決手段】受け金具本体3、締め輪4、爪座5、爪6、板バネ7及び保護バンド9を備えた受け金具1と、差し金具本体10及び押し輪11を備えた差し金具2とから成る差込み式の結合金具において、前記差し金具2の押し輪11は、押し輪11の少なくとも先端部側に等角度ごとに形成され、押し輪11を受け金具1内に押し込んだときに受け金具1の各爪6と非接触状態になる複数の切欠き部11cと、各切欠き部11c間に形成され、押し輪11を受け金具1内に押し込んだときに受け金具1の各爪6と差し金具本体10との係止を外す複数の押込み部11a′とを備えており、また、前記受け金具1は、結合保持位置に押し込まれた押し輪11をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、消火活動に使用される消防用ホース同士を着脱自在に結合する受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具の改良に係り、特に、結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止することができると共に、既存の差込み式の結合金具にも容易に適用することができる差込み式の結合金具に関するものである。
一般に、消防隊による消火活動においては、消防隊員が消防車から火災位置へ向って複数の消防用ホースを引き伸ばし、各消防用ホース同士を差込み式の結合金具により結合して消火活動を行うようにしている。
従来、消防用ホース同士を結合する差込み式の結合金具としては、消防用ホースの一端部に結合された受け金具と、別の消防用ホースの一端部に結合され、前記受け金具に着脱自在に結合される差し金具とから成る町野式(登録商標)の結合金具が広く利用されている。この結合金具は、消防用ホース同士の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行え、操作性に極めて優れている。
図20は従来の差込み式の結合金具を用いて消防用ホースH同士を結合した状態を示すものであり、前記差込み式の結合金具は、消防用ホースHの一端部に結合した受け金具20と、別の消防用ホースHの一端部に結合した差し金具21とから成る。
即ち、前記受け金具20は、図20に示す如く、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部22a及びホース結合筒部22aに連設された筒状の受け口部22bを有する受け金具本体22と、受け金具本体22の受け口部22bの外周面に螺着された筒状の締め輪23と、締め輪23内に嵌合された環状の爪座24と、爪座24に等角度ごとに配設され、爪座24の内方へ突出可能な円弧状の複数の爪25と、締め輪23と各爪25との間に介設され、各爪25を内方へ附勢する複数の板バネ26と、受け金具本体22内に装着されたシール用の環状パッキン27と、締め輪23の外周面に嵌合された環状の保護バンド28とを備えている。

一方、前記差し金具21は、図20に示す如く、別の消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部29a及びホース結合筒部29aに連設されて先端部外周面に受け金具20の爪25に係止される環状突部29cを形成した差込み筒部29bを有する差し金具本体29と、差し金具本体29の外周面に軸線方向へスライド自在に外嵌され、先端部が受け金具20内に押し込まれて受け金具20の各爪25と差し金具本体22の環状突部29cとの係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔部30aを形成した筒状の押し輪30と、差し金具本体29の外周面に嵌められ、押し輪30を抜け止めする止め輪31とを備えている。
そして、前記受け金具20及び差し金具21は、受け金具本体22のホース結合筒部22a及び差し金具本体29のホース結合筒部29aを各消防用ホースHの一端部にそれぞれ挿入し、消防用ホースHの端部外周面に筒状の保護布(図示省略)及び筒状の金属製のかしめ用リング32を順次嵌合し、前記かしめ用リング32をかしめ機でかしめることによって、消防用ホースHの一端部に結合されている。
ところで、従来の差込み式の結合金具は、受け金具20と差し金具21の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行える反面、差し金具21の押し輪30が差し金具本体29に対してスライド自在なフリーの状態になっているため、図21に示す如く、消防用ホースHを引きずったときや消防用ホースHの運搬時等に、押し輪30が地面等との外部接触により受け金具20と差し金具21の結合を解除する方向へスライドし、受け金具20と差し金具21の結合が簡単に解除されてしまうと言う問題があった。
特に、消火活動時においては、消防隊員が消防用ホースHを引きずりながら消火活動を行うため、受け金具20と差し金具21の結合が解除され易い。
また、消火活動中に消防隊員の操作ミスにより受け金具20と差し金具21が不用意に結合解除されることもあった。
このように、消火活動中に結合金具の受け金具20と差し金具21の結合が解除されると、送水が中断されて消火活動に支障を来たすだけでなく、結合が外れた消防用ホースHの一端部が水圧により暴れ回り、操作者本人や周囲の人に危害を加えることもあった。
一方、消防用の差込み式の結合金具においては、受け金具と差し金具の結合が簡単に解除されないようにした差込み式の結合金具が開発されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
即ち、前記差込み式の結合金具は、図示していないが、差し金具の差し金具本体の外周面と押し輪の内周面にそれぞれ環状の滑り止め溝を形成し、環状の滑り止め溝により押し輪の不用意なスライドを防止したり、或いは、差し金具の差し金具本体の外周面に形成した溝状の堰止め部と、押し輪の内周面に突出して前記堰止め部に嵌る突部とにより押し輪の不用意なスライドを防止したりするようにしている。
しかしながら、前記各差込み式の結合金具は、差し金具本体の外周面と押し輪の内周面との間にクリアランスが形成されていると共に、環状の滑り止め溝や溝状の堰止め部が比較的浅く形成されているため、押し輪に大きな外力が作用したときに、押し輪が簡単にスライドしてしまい、受け金具と差し金具の結合が簡単に解除されてしまうことがあり、結合金具の外力による結合解除の問題を完全に解決することは困難であった。
特開2016−14477号公報 特許第5863159号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止することができると共に、既存の差込み式の結合金具にも容易に適用することができるようにした差込み式の結合金具を提供することにある。
本発明に係る差込み式の結合金具は、筒状の受け金具本体と、受け金具本体の先端部に設けた筒状の締め輪と、締め輪内に嵌合された環状の爪座と、爪座に等角度ごとに配設され、爪座の内方へ突出可能な複数の爪と、各爪を爪座の内方へ付勢する複数の板バネと、締め輪の外周面に嵌合された環状の保護バンドとを備えた受け金具と、先端部が前記受け金具内に挿入されて受け金具の各爪に係止される筒状の差し金具本体と、差し金具本体の外周面に回転自在且つスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具内に押し込まれて受け金具の各爪と差し金具本体との係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔部を形成した筒状の押し輪とを備えた差し金具とから成る差込み式の結合金具において、前記差し金具の押し輪は、押し輪の少なくとも先端部側に等角度ごとに形成され、押し輪を受け金具内に押し込んだときに受け金具の各爪と非接触状態になる複数の切欠き部と、各切欠き部間に形成され、押し輪を受け金具内に押し込んだときに受け金具の各爪と差し金具本体との係止を外す複数の押込み部とを備えており、各切欠き部と受け金具の各爪とが合致する状態で受け金具内に押し込まれて受け金具と差し金具の結合状態を保持する結合保持位置と、各押込み部と受け金具の各爪とが合致する状態で受け金具内に押し込まれて受け金具と差し金具の結合状態を解除する結合解除位置とを取り得るように構成され、また、前記受け金具は、結合保持位置に押し込まれた押し輪をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段を備えていることに特徴がある。
前記押し輪は、結合保持位置にある押し輪を受け金具から引き抜く際に指が引っ掛る指掛り部を備えていることが好ましい。
前記押し輪の指掛り部は、押し輪の鍔部の外側面に連設され、外周面に指先が入る環状溝を備えた筒状に形成されていることが好ましい。
前記押し輪用固定保持手段は、弾性材製の保護バンドに一体的に突出形成され、結合保持位置に押し込まれた押し輪の鍔部の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪から成ることが好ましい。
前記押し輪用固定爪は、保護バンドの外周縁部で且つ爪の位置を示す位置に複数突出形成されていることが好ましい。
前記押し輪用固定保持手段は、締め輪の外周面と保護バンドとの間に挟持固定され、結合保持位置に押し込まれた押し輪の鍔部の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪を備えた弾性材製の押し輪用固定リングから成ることが好ましい。
前記押し輪用固定リングは、弾性材により周方向の一部が切り欠かれた略リング状に形成され、締め輪の外周面に嵌合されて締め輪と保護バンドとの間に挟持固定されるバンド部と、バンド部の一方の側縁部に一体的に突出形成され、結合保持位置に押し込まれた押し輪の鍔部の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪とを備えていることが好ましい。
前記押し輪用固定爪は、バンド部の一方の側縁部で且つ爪の位置を示す位置に複数突出形成されていることが好ましい。
本発明に係る差込み式の結合金具は、受け金具と差し金具の結合状態を解除操作する差し金具の押し輪の先端部に、受け金具の各爪と非接触状態になって受け金具と差し金具の結合状態を保持する複数の切欠き部と、受け金具の各爪と差し金具との係止を外す複数の押込み部とをそれぞれ形成し、前記押し輪が、各切欠き部と受け金具の各爪とが合致する状態で受け金具内に押し込まれて受け金具と差し金具の結合状態を保持する結合保持位置と、各押込み部と受け金具の各爪とが合致する状態で受け金具内に押し込まれて受け金具と差し金具の結合状態を解除する結合解除位置とに亘って回転自在且つスライド自在に構成され、また、受け金具に、結合保持位置に押し込まれた押し輪をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段を設ける構成としているため、受け金具と差し金具を結合し、差し金具の押し輪を結合保持位置にして受け金具の押し輪用固定保持手段により固定保持すると、押し輪が外部との接触により外力を受けても、不用意に動くと言うことがない。
その結果、本発明に係る差込み式の結合金具は、消防用ホースを引きずったときや消防用ホースの運搬時等に押し輪が地面等と接触して外力を受けても、押し輪が受け金具と差し金具の結合状態を解除する方向へ動くと言うことがなく、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを確実に防止することができる。
また、本発明に係る差込み式の結合金具は、押し輪に指が引っ掛る指掛り部を設けているため、結合保持位置にある押し輪を受け金具から容易に引き抜くことができる。特に、押し輪の指掛り部を、外周面に指先が入る環状溝を備えた筒状に形成しているため、押し輪がどの位置に回転していても、指掛り部に指を掛けることができ、受け金具からの押し輪の引き抜きを円滑且つスムースに行える。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、保護バンドに押し輪の鍔部に弾性係止される押し輪用固定爪を形成したり、或いは、締め輪と保護バンドの間に挟持固定した押し輪用固定リングに押し輪の鍔部に弾性係止される押し輪用固定爪を形成しているため、押し輪を受け金具内へ押し込むだけで、押し輪用固定爪と押し輪の鍔部との係止を簡単且つ容易に行える。また、保護バンドや押し輪用固定リングに複数の押し輪用固定爪を形成しているため、押し輪を結合保持位置に確実且つ良好に固定保持することができる。
更に、本発明に係る差込み式の結合金具は、既存の差し金具の押し輪を、切欠き部及び指掛り部を備えた押し輪に交換し、また、既存の受け金具の保護バンドを、押し輪用固定爪を形成した保護ハンドに交換したり、或いは、締め輪と保護バントとの間に押し輪用固定爪を備えた押し輪用固定リングを挟み込むことで、既存の差込み式の結合金具であっても、消防用ホースの引きずり時等に受け金具と差し金具の結合が解除されるのを防止することができ、既存の差込み式の結合金具にも容易に適用することができる。
本発明の実施形態に係る受け金具及び差し金具から成る差込み式の結合金具を示し、結合金具を用いて消防用ホース同士を結合した状態を示す一部破断正面図である。 受け金具と差し金具の結合を解除した状態を示す結合金具の一部破断正面図である。 結合金具の受け金具に用いる保護バンドを示し、(a)は保護バンドの正面図、(b)は保護バンドの側面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 結合金具の差し金具に用いる押し輪を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図、(d)は(a)のB−B線断面図である。 結合金具の結合方法を示し、(a)は差し金具本体の先端部を受け金具内に挿入した状態の一部破断正面図、(b)は受け金具の爪が差し金具本体により外方へ押し広げられた状態の一部破断正面図、(c)は受け金具の爪と差し金具本体とが係止された状態の一部破断正面図である。 結合金具の結合方法を示し、(a)は押し輪を回転させて押し輪の切欠き部と受け金具の爪とを合致させた状態の一部破断正面図、(b)は押し輪を受け金具内に押し込んで行く状態の一部破断正面図、(c)は押し輪の鍔部に保護バンドに形成した押し輪用固定爪が係止された状態の一部破断正面図である。 本発明の差込み式の結合金具により結合した消防用ホースを引っ張っている状態を示し、(a)は押し輪の鍔部が地面の突起物に接触した状態の一部破断正面図、(b)は結合金具が地面の突起物を乗り越える状態の一部破断正面図、(c)は結合金具が地面の突起物を完全に乗り越えた状態の一部破断正面図である。 結合金具の結合解除方法を示し、(a)は押し輪を受け金具から引き抜いた状態の一部破断正面図、(b)は押し輪を回転させて押し輪の押込み部と受け金具の爪とを合致させた状態の一部破断正面図、(c)は受け金具の爪が押し輪により外方へ押し広げられた状態の一部破断正面図、(d)は受け金具と差し金具の結合が完全に解除された状態の一部破断正面図である。 押し輪用固定保持手段の他の例を示し、押し輪用固定保持手段が弾性材製の押し輪用固定リングから成り、(a)は押し輪用固定リングの正面図、(b)は押し輪用固定リングの側面図、(c)は(b)のC−C線断面図である。 図9に示す押し輪用固定リングを備えた結合金具の一部破断正面図である。 押し輪の他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 押し輪の更に他の例を示し、(a)は押し輪の側面図、(b)は押し輪の正面図、(c)は押し輪の底面図である。 本発明を既存の差込み式の結合金具に適用し、既存の結合金具を本発明の結合金具に変更する方法を示し、(a)は既存の差し金具本体から既存の押し輪及び止め輪を外した状態の一部破断正面図、(b)は既存の差し金具本体に本発明の押し輪及び締め輪を嵌め込む状態の一部破断正面図、(c)は既存の差し金具本体に本発明の押し輪及び締め輪を取り付けた状態の一部破断正面図である。 本発明を既存の差込み式の結合金具に適用し、既存の結合金具を本発明の結合金具に変更する方法を示し、(a)は既存の受け金具本体から既存の保護バントを外した状態の一部破断正面図、(b)は既存の受け金具本体に本発明の保護バンドを嵌め込む状態の一部破断正面図、(c)は既存の受け金具本体に本発明の保護バンドを取り付けた状態の一部破断正面図である。 従来の差込み式の結合金具の一部破断正面図である。 従来の差込み式の結合金具により結合した消防用ホースを引っ張っている状態を示し、(a)は押し輪の鍔部が地面の突起物に接触した状態の一部破断正面図、(b)は押し輪が地面の突起物により受け金具内に押し込まれた状態の一部破断正面図、(c)は受け金具と差し金具の結合が解除された状態の一部破断正面図である。である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る差込み式の結合金具を示し、当該差込み式の結合金具は、例えば、消防用ホースH同士を着脱自在に結合するものであり、消防用ホースHの一端部に結合された受け金具1と、別の消防用ホースHの一端部に結合され、前記受け金具1に着脱自在に結合される差し金具2とから成る。
即ち、前記受け金具1は、図1及び図2に示す如く、基端部が消防用ホースHの一端部に結合される筒状の受け金具本体3と、受け金具本体3の先端部に設けた筒状の締め輪4と、締め輪4内に嵌合された環状の爪座5と、爪座5に等角度ごとに配設され、爪座5の内方へ突出可能な三つの爪6と、各爪6を爪座5の内方へ付勢する三つの板バネ7と、受け金具本体3内に挿着されたシール用の環状パッキン8と、締め輪4の外周面に嵌合された環状の保護バンド9とを備えている。
一方、前記差し金具2は、図1及び図2に示す如く、基端部が消防用ホースHの一端部に結合され、先端部が前記受け金具1内に挿入されて受け金具1の各爪6に係止される筒状の差し金具本体10と、差し金具本体10の外周面に円周方向へ回転自在且つ軸線方向へスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具1内に押し込まれて受け金具1の各爪6と差し金具本体10との係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔部11bを形成した筒状の押し輪11とを備えている。
尚、前記受け金具1及び差し金具2は、受け金具本体3の基端部及び差し金具本体10の基端部を消防用ホースHの一端部にそれぞれ挿入し、消防用ホースHの一端部外周面に筒状の保護布(図示省略)及び筒状の金属製のかしめ用リング12を順次嵌合し、前記かしめ用リング12をかしめ機でかしめることによって、消防用ホースHの端部に結合されている。
そして、前記差込み式の結合金具において、差し金具2の押し輪11は、押し輪11を受け金具1内に押し込んだときに受け金具1の各爪6と非接触状態になって受け金具1と差し金具2の結合状態を保持する複数の切欠き部11cと、各切欠き部11c間に形成されて受け金具1の各爪6と差し金具本体10との係止を外す複数の押込み部11a′とを備えており、各切欠き部11cと受け金具1の各爪6とが合致する状態で受け金具1内に押し込まれて受け金具1と差し金具2の結合状態を保持する結合保持位置と、各押込み部11a′と受け金具1の各爪6とが合致する状態で受け金具1内に押し込まれて受け金具1と差し金具2の結合状態を解除する結合解除位置とを取り得るように構成されている。
また、受け金具1は、結合保持位置に押し込まれた押し輪11をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段を備えている。
次に、上述した差込み式の結合金具の受け金具1及び差し金具2の各部品について詳述する。
前記受け金具1の受け金具本体3は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により段付きの筒状に形成されており、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部3aと、ホース結合筒部3aに連設されてホース結合筒部3aよりも大径に形成された筒状の受け口部3bとを備えている。
尚、受け口部3bの奥部の内周面には、断面形状がU形の合成ゴム製の環状パッキン8が嵌め込まれている。
また、受け金具1の締め輪4は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、受け金具本体3の受け口部3bの外周面に着脱自在に螺着され、締め輪4及び受け口部3bに螺挿したビス13により受け口部3bから抜け止めされている。
更に、受け金具1の爪座5は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により環状に形成されており、締め輪4内に嵌め込まれ、締め輪4を受け金具本体3の受け口部3bの外周面に螺着することにより締め輪4と差し金具本体10の受け口部3bとの間に挟持固定されている。
更に、受け金具1の各爪6は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により円弧状に形成されており、爪座5に爪座5の内方へ突出可能に保持されている。
尚、各爪6の内周面は、差し金具2を差し込む際にガイド面として機能するように傾斜面6aに形成されている。
更に、受け金具1の各板バネ7は、弾性材製の金属板により形成されており、中央部が爪6の外周面にピン14により固定され、両端部が締め輪4の内周面に弾性的に当接して爪6を爪座5の内方へ付勢するようになっている。
更に、受け金具1の保護バンド9は、弾性を有する合成ゴム材により環状に形成されており、締め輪4の外周面に嵌合されている。この保護バンド9には、結合保持位置にある押し輪11をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段が設けられている。
即ち、前記押し輪用固定保持手段は、図1及び図2に示す如く、保護バンド9の外周縁部に保護バンド9の一方の側面(押し輪11に対向する側面)から外方へ突出する状態で一体的に形成され、結合保持位置にある押し輪11の鍔部11bの外周縁部に弾性係止される円弧状の押し輪用固定爪9aから成る。
また、押し輪用固定爪9aは、図3に示す如く、保護バンド9の外周縁部に等角度で且つ爪6の位置を示す位置に三つ形成されており、各押し輪用固定爪9aの円周方向の幅は、60度になるように設定されている。
更に、各押し輪用固定爪9aは、図1〜図3に示す如く、押し輪用固定爪9aの内周面に形成され、押し輪11の鍔部11bの外周縁部が嵌り込む円弧状の嵌合溝9bと、押し輪用固定爪9aの先端部に形成され、押し輪11の鍔部11bの外周縁部に弾性的に係止される円弧状の爪部9cとをそれぞれ備えている。
尚、嵌合溝9bの大きさ及び爪部9cの大きさは、押し輪11が結合保持位置に押し込まれて押し輪11の鍔部11bの外周縁部が押し輪用固定爪9aに弾性係止されたときに押し輪用固定爪9aが押し輪11の鍔部11bから簡単に外れない程度に設定されている。
一方、前記差し金具2の差し金具本体10は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部10aと、ホース結合筒部10aに連設されて先端部外周面に受け金具1の各爪6に係止される環状突部10cを形成した差込み筒部10bとを備えている。
尚、ホース結合筒部10aと差込み筒部10bとの境界部分には、差込み筒部10bの外周面に嵌合された押し輪11を抜け止めするためのリング状の止め輪15が設けられている。
また、差し金具2の押し輪11は、アルミ合金や銅合金鋳物等の金属材により筒状に形成されており、差し金具本体10の差込み筒部10bの外周面に円周方向へ回転自在且つ軸線方向へスライド自在に嵌合されている。
即ち、前記押し輪11は、図1、図2及び図4に示す如く、差し金具本体10の差込み筒部10bの外周面に円周方向へ回転自在且つ軸線方向へスライド自在に嵌合される押込み筒部11aと、押込み筒部11aの基端部に連設された鍔部11bと、押込み筒部11aの先端部に等角度ごとに形成され、押し輪11を受け金具1に押し込んだときに受け金具1の各爪6と非接触状態になって受け金具1と差し金具2の結合状態を保持する三つの切欠き部11cと、各切欠き部11c間に形成され、押し輪11を受け金具1に押し込んだときに受け金具1の各爪6と差し金具本体10との係止を外す三つの押込み部11a′と、鍔部11bの外側面に連設され、外周面に指先が入る環状溝を形成した筒状の指掛り部11dとを備えている。
また、押し輪11の各切欠き部11cは、図4に示す如く、台形状に形成されており、各切欠き部11cの幅は、受け金具1の爪6の長さよりも大きめに形成されていると共に、各切欠き部11cの深さは、受け金具1の爪6全体が切欠き部11c内に非接触状態で収容されるように設定されている。
更に、押し輪11の各押込み部11a′は、図4に示す如く、両端が鍔部11bに近づくに従って幅が漸次広くなるテーパー状に形成されており、切欠き部11cの台形形状と反対向きの台形形状に形成されている。
そして、前記押し輪11は、各切欠き部11cと受け金具1の各爪6とが合致する状態で受け金具1内に押し込まれて受け金具1と差し金具2の結合状態を保持する結合保持位置(図1及び図6(c)参照)と、各押込み部11a′と受け金具1の各爪6とが合致する状態で受け金具1内に押し込まれて受け金具1と差し金具2の結合状態を解除する結合解除位置(図8(c)参照)とを取り得るように構成されている。
而して、上述した差込み式の結合金具の受け金具1と差し金具2を結合する場合には、先ず、差し金具本体10の差込み筒部10bを受け金具1の環状の締め輪4及び爪座5内に差し込む。そうすると、差込み筒部10bの先端が爪座5の内方へ突出している爪6に当接するが、爪6の内面が傾斜面6aとなっているために差し金具本体10の押圧力によって爪6が板バネ7の弾性力に抗して外方へ押し広げられる。これにより、差し金具本体10の差込み筒部10bは、爪座5内に順次差し込まれて行く(図5(a)及び図5(b)参照)。
差し金具本体10の差込み筒部10bに形成した環状突部10cが受け金具1の各爪6を越える位置まで差し込まれると、爪6が板バネ7の弾性力により爪座5の内方へ突出し、差込み筒部10bの環状突部10cの背面側へ係止される(図5(c)参照)。これにより受け金具1と差し金具2は、抜け止めされた状態に結合される。
受け金具1と差し金具2が結合されたら、押し輪11を操作して結合保持位置にし、押し輪用固定爪9aにより押し輪11を結合保持位置に固定保持する。即ち、押し輪11の各切欠き部11cが受け金具1の各爪6と合致するように押し輪11を回転操作し、この状態で押し輪11を受け金具1内に押し込んで行く(図6(a)参照)。そうすると、押し輪11の鍔部11bが保護バンド9に設けた押し輪用固定爪9aに当接し、これにより押し輪用固定爪9aが外方へ押し広げられ、押し輪用固定爪9aに形成した円弧状の嵌合溝9bと押し輪11の鍔部11bの外周縁部とが合致した時点で押し輪用固定爪9aの嵌合溝9bに押し輪11の鍔部11bの外周縁部が嵌合されると共に、押し輪11の鍔部11bの外周縁部に押し輪用固定爪9aに形成した爪部9cが弾性係止される(図6(b)及び図6(c)参照)。その結果、押し輪11は、押し輪用固定爪9aにより結合保持位置に固定保持されることなる。
このように、受け金具1と差し金具2を結合し、差し金具2の押し輪11を結合保持位置にして受け金具1の押し輪用固定爪9aにより固定保持すると、押し輪11が外部との接触により外力を受けても、不用意に動くと言うことがない。
その結果、上述した差込み式の結合金具は、消防用ホースHを引きずったときや消防用ホースHの運搬時等に押し輪11が地面等と接触して外力を受けても、押し輪11が受け金具1と差し金具2の結合状態を解除する方向へ動くと言うことがなく、受け金具1と差し金具2の結合が解除されるのを確実に防止することができると共に、押し輪11が地面の突起物を乗り越えることが可能となる(図7(a)、図7(b)及び図7(c)参照)。
一方、差込み式の結合金具の受け金具1と差し金具2の結合を解除する場合には、結合保持位置にある押し輪11の指掛り部11dに指を引っ掛け、この状態で押し輪11を受け金具1から引き抜き、フリーの状態にする(図8(a)参照)。
押し輪11がフリーの状態になったら、押し輪11の各押込み部11a′が受け金具1の各爪6と合致するように押し輪11を回転操作し、この状態で押し輪11を受け金具1内に押し込む(図8(b)及び図8(c)参照)。そうすると、押し輪11の各押込み部11a′が受け金具1の爪6の傾斜面6aを押し、各爪6が板バネ7の弾性力に抗して差し金具2の環状突部10cの外径よりも外方へ押し広げられ、環状突部10cと各爪6の係止が外れる。これによって、受け金具1から差し金具2を引き抜くことができ、受け金具1と挿し金具の結合を解除することができる(図8(d)参照)。
図9は押し輪用固定保持手段の他の例を示し、また、図10は前記押し輪用固定保持手段を用いた差込み式の結合金具を示すものである。
前記押し輪用固定保持手段は、締め輪4の外周面と保護バンド9との間に挟持固定され、結合保持位置に押し込まれた押し輪11の鍔部11bの外周縁部に弾性係止される押し輪用固定爪16bを備えた弾性材製の押し輪用固定リング16から成る。
即ち、前記押し輪用固定リング16は、図9及び図10に示す如く、弾性を有する金属板により形成されており、周方向の一部が切り欠かれた略リング状に形成され、締め輪4の外周面に嵌合されて締め輪4と保護バンド9との間に挟持固定されるバンド部16aと、バンド部16aの一方の側縁部に一体的に突出形成され、結合保持位置に押し込まれた押し輪11の鍔部11bの外周縁部に弾性係止される円弧状で且つ板状の押し輪用固定爪16bとを備えている。
また、押し輪用固定爪16bは、バンド部16aの一方の側縁部に等角度で且つ爪6の位置を示す位置に三つ形成されており、各押し輪用固定爪16bの円周方向の幅は、60度になるように設定されている。
更に、各押し輪用固定爪16bの大きさ及び形状は、押し輪11が結合保持位置に押し込まれて押し輪11の鍔部11bの外周縁部が押し輪用固定爪16bに弾性係止されたときに押し輪用固定爪16bが押し輪11の鍔部11bから簡単に外れない程度に設定されている。
図9に示す押し輪用固定リング16を用いた差込み式の結合金具も、図3に示す保護バンド9を用いた差込み式の結合金具と同様の作用効果を奏することができる。
図11は押し輪11の他の例を示し、この押し輪11は、押込み筒部11aに押込み筒部11aの先端から基端に亘って三つの切欠き部11cを等角度ごとに形成し、押込み筒部11aを切欠き部11cにより完全に切り欠いたものであり、押込み筒部11aの先端部が押込み部11a′となっている。
図12は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み筒部11aの先端部側のみに切欠き部11cを形成すると共に、押込み部11a′の両端を平行に形成したものである。
図13は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み筒部11aに押込み筒部11aの先端から基端に亘って切欠き部11cを形成し、押込み筒部11aを切欠き部11cにより完全に切り欠いたものであり、押込み部11a′の両端を平行に形成したものである。
図14は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み部11a′の両端をテーパー状に形成すると共に、押込み部11a′の幅を狭くし、且つ押込み筒部11aの先端部側のみに切欠き部11cを形成したものである。
図15は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み部11a′の両端をテーパー状に形成すると共に、押込み部11a′の幅を狭くし、且つ押込み筒部11aに押込み筒部11aの先端から基端に亘って切欠き部11cを形成し、押込み筒部11aを切欠き部11cにより完全に切り欠いたものである。
図16は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み部11a′の両端を平行に形成すると共に、押込み部11a′の幅を狭くし、且つ押込み筒部11aの先端部側のみに切欠き部11cを形成したものである。
図17は押し輪11の更に他の例を示し、この押し輪11は、押込み部11a′の両端を平行に形成すると共に、押込み部11a′の幅を狭くし、且つ押込み筒部11aに押込み筒部11aの先端から基端に亘って切欠き部11cを形成し、押込み筒部11aを切欠き部11cにより完全に切り欠いたものである。
図11〜図17に示す押し輪11を用いた差込み式の結合金具も、図4に示す押し輪11を用いた差込み式の結合金具と同様の作用効果を奏することができる。
図18及び図19は本発明を既存の差込み式の結合金具に適用したものである。即ち、既存の差し金具21の押し輪30を差し金具本体22から取り外し、本発明の切欠き部11c及び指掛り部11dを備えた押し輪11に交換し、また、既存の受け金具20の保護バンド28を締め輪23から取り外し、本発明の押し輪用固定爪9aを設けた保護バンド9に交換したものである。
尚、図19においては、既存の受け金具20の保護バンド28を押し輪用固定爪9aを設けた保護バンド9に交換したが、弾性材により形成した押し輪用固定リング16を既存の受け金具20の締め輪23と保護バンド28の間に挟み込むようにしても良い。
このように、本発明を既存の差込み式の結合金具に適用した場合、既存の差込み式の結合金具であっても、消防用ホースHの引きずり時等に受け金具20と差し金具21の結合が解除されるのを防止することができる。
尚、上記の実施形態においては、保護バンド9又は押し輪用固定リング16に押し輪用固定爪9a,16bを三つ形成するようにしたが、他の実施形態においては、保護バンド9又は押し輪用固定リング16に押し輪用固定爪9a,16bを一つ又は四つ以上形成しても良い。また、押し輪用固定爪9a,16bの形状も図3及び図9に示す形状のものに限定されるものではなく、押し輪11の鍔部11bの外周縁部に弾性係止されて押し輪11を結合保持位置に固定保持することができれば、如何なる形状であっても良い。
また、上記の実施形態においては、弾性を有する金属板により押し輪用固定リング16を形成したが、他の実施形態においては、弾性を有する合成樹脂板により押し輪用固定リング16を形成しても良い。
更に、上記の実施形態においては、押し輪11の押込み部11a′の両端をテーパー状に形成したり、平行に形成したりして押込み部11a′及び切欠き部11cを台形状に形成したり、長方形状に形成したりしたが、押し輪11の押込み部11a′及び切欠き部11cの形状及び大きさは、上記の各実施形態に限定されるものではなく、押し輪11が結合保持位置に押し込まれたときには受け金具1の各爪6と干渉せず、また、押し輪11が押し輪11の各差込み部11a′と受け金具1の各爪6が合致する状態で受け金具1内に押し込まれたときには受け金具1と差し金具2の結合状態を解除することができれば、如何なる形状及び大きさであっても良い。
更に、上記の実施形態においては、押し輪11の指掛り部11dを外周面に指先が入る環状溝を備えた筒状に形成したが、押し輪11の指掛り部11dの形状は、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、指掛り部11dを掴み易く、結合保持位置に押込まれた押し輪11の指掛り部11dに指を引っ掛け、この状態で押し輪11を受け金具1から引き抜くことができれば、如何なる形状であっても良い。
本発明は、差込み式の結合金具を用いて消防用ホースH同士を着脱自在に結合するようにしたが、本発明の差込み式の結合金具を用いて消防用ホースHと消火栓弁、消防用ホースHとノズル、消防用ホースHと消防車自動車の吐出口をそれぞれ着脱自在に結合するようにしても良い。
1は受け金具、2は差し金具、3は受け金具本体、3aはホース結合筒部、3bは受け口部、4は締め輪、5は爪座、6は爪、6aは傾斜面、7は板バネ、8は環状パッキン、9は保護バンド、9aは押し輪用固定爪、9bは嵌合溝、9cは爪部、10は差し金具本体、10aはホース結合筒部、10bは差込み筒部、10cは環状突部、11は押し輪、11aは押込み筒部、11a′は押込み部、11bは鍔部、11cは切欠き部、11dは指掛り部、12はかしめ用リング、13はビス、14はピン、15は止め輪、16は押し輪用固定リング、16aはバンド部、16bは押し輪用固定爪、Hは消防用ホース。

Claims (8)

  1. 筒状の受け金具本体(3)と、受け金具本体(3)の先端部に設けた筒状の締め輪(4)と、締め輪(4)内に嵌合された環状の爪座(5)と、爪座(5)に等角度ごとに配設され、爪座(5)の内方へ突出可能な複数の爪(6)と、各爪(6)を爪座(5)の内方へ付勢する複数の板バネ(7)と、締め輪(4)の外周面に嵌合された環状の保護バンド(9)とを備えた受け金具(1)と、先端部が前記受け金具(1)内に挿入されて受け金具(1)の各爪(6)に係止される筒状の差し金具本体(10)と、差し金具本体(10)の外周面に回転自在且つスライド自在に嵌合され、先端部が受け金具(1)内に押し込まれて受け金具(1)の各爪(6)と差し金具本体(10)との係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔部(11b)を形成した筒状の押し輪(11)とを備えた差し金具(2)とから成る差込み式の結合金具において、前記差し金具(2)の押し輪(11)は、押し輪(11)の少なくとも先端部側に等角度ごとに形成され、押し輪(11)を受け金具(1)内に押し込んだときに受け金具(1)の各爪(6)と非接触状態になる複数の切欠き部(11c)と、各切欠き部(11c)間に形成され、押し輪(11)を受け金具(1)内に押し込んだときに受け金具(1)の各爪(6)と差し金具本体(10)との係止を外す複数の押込み部(11a′)とを備えており、各切欠き部(11c)と受け金具(1)の各爪(6)とが合致する状態で受け金具(1)内に押し込まれて受け金具(1)と差し金具(2)の結合状態を保持する結合保持位置と、各押込み部(11a′)と受け金具(1)の各爪(6)とが合致する状態で受け金具(1)内に押し込まれて受け金具(1)と差し金具(2)の結合状態を解除する結合解除位置とを取り得るように構成され、また、前記受け金具(1)は、結合保持位置に押し込まれた押し輪(11)をその位置で固定保持する押し輪用固定保持手段を備えていることを特徴とする差込み式の結合金具。
  2. 前記押し輪(11)は、結合保持位置にある押し輪(11)を受け金具(1)から引き抜く際に指が引っ掛る指掛り部(11d)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  3. 前記押し輪(11)の指掛り部(11d)は、押し輪(11)の鍔部(11b)の外側面に連設され、外周面に指先が入る環状溝を備えた筒状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の差込み式の結合金具。
  4. 前記押し輪用固定保持手段は、弾性材製の保護バンド(9)に一体的に突出形成され、結合保持位置に押し込まれた押し輪(11)の鍔部(11b)の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪(9a)から成ることを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  5. 前記押し輪用固定爪(9a)は、保護バンド(9)の外周縁部で且つ爪(6)の位置を示す位置に複数突出形成されていることを特徴とする請求項4に記載の差込み式の結合金具。
  6. 前記押し輪用固定保持手段は、締め輪(4)の外周面と保護バンド(9)との間に挟持固定され、結合保持位置に押し込まれた押し輪(11)の鍔部(11b)の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪(16b)を備えた弾性材製の押し輪用固定リング(16)から成ることを特徴とする請求項1に記載の差込み式の結合金具。
  7. 前記押し輪用固定リング(16)は、弾性材により周方向の一部が切り欠かれた略リング状に形成され、締め輪(4)の外周面に嵌合されて締め輪(4)と保護バンド(9)との間に挟持固定されるバンド部(16a)と、バンド部(16a)の一方の側縁部に一体的に突出形成され、結合保持位置に押し込まれた押し輪(11)の鍔部(11b)の外周縁部に着脱自在に弾性係止される押し輪用固定爪(16b)とを備えていることを特徴とする請求項6に記載の差込み式の結合金具。
  8. 前記押し輪用固定爪(16b)は、バンド部(16a)の一方の側縁部で且つ爪(6)の位置を示す位置に複数突出形成されていることを特徴とする請求項7に記載の差込み式の結合金具。
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