JP2022118437A - 押し輪係止具、保護ゴムバンド、及び差込式結合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 差込式結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや、消防用ホースの送水時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを確実に防止することができる、押し輪係止具、保護ゴムバンド、及び差込式結合金具を提供する。【解決手段】 差し金具31にスライド自在に外嵌された鍔40a付きの押し輪40を差し金具31に連結された受け金具30の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具に付加される、押し輪係止具1であって、受け金具30に取付可能な取付部2と、押し輪40に係止して押し輪40の受け金具30側へのスライドを制限する係止部3と、取付部2と係止部3とを連結し、係止部3を押し輪40との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部4と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、差込式結合金具に付加する押し輪係止具、及び、前記受け金具に着脱自在な保護ゴムバンド、並びに、それらの押し輪係止具又は保護ゴムバンドを備える差込式結合金具に関する。
一般に、消防隊による消火活動においては、消防隊員が消防車から火災位置へ向って複数の消防用ホースを引き伸ばし、各消防用ホース同士を差込式結合金具により結合して消火活動を行うようにしている。
従来、消防用ホース同士を結合する差込式結合金具としては、消防用ホースの一端部に結合された受け金具と、別の消防用ホースの一端部に結合され、前記受け金具に着脱自在に結合される差し金具とから成る町野式の結合金具(差込式結合金具)が広く利用されている。この差込式結合金具は、消防用ホース同士の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行え、操作性に極めて優れている。
図18は従来の差込式結合金具を用いて一対の消防用ホースH同士を結合した状態を示すものであり、前記差込式結合金具は、一方の消防用ホースHの一端部に結合した受け金具30と、他方の消防用ホースHの一端部に結合した差し金具31とから成る。
即ち、受け金具30は、図18に示す如く、一方の消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部32a及びホース結合筒部32aに連設された筒状の受け口部32bを有する受け金具本体32と、受け金具本体32の受け口部32bの外周面に螺着された筒状の締め輪33と、締め輪33内に嵌合された環状の爪座34と、爪座34に等角度ごとに配設され、爪座34の内方へ突出可能な円弧状の複数の爪35と、締め輪33と各爪35との間に介設され、各爪35を内方へ付勢する複数の板バネ36と、受け金具本体32内に装着されたシール用の環状パッキン37と、締め輪33の外周面に形成された環状凹部33aに嵌合された環状の保護ゴムバンド38とを備えている。
一方、前記差し金具31は、図18に示す如く、他方の消防用ホースHの一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部39a及びホース結合筒部39aに連設されて先端部外周面に受け金具30の爪35に係止される環状突部39cを形成した差込み筒部39bを有する差し金具本体39と、差し金具本体39の外周面に軸線方向へスライド自在に外嵌され、先端部が受け金具30内に押し込まれて受け金具30の各爪35と差し金具本体32の環状突部39cとの係止を外すと共に、基端部に操作用の鍔40aを形成した筒状の押し輪40と、差し金具本体39の外周面に嵌められ、押し輪40を抜け止めする止め輪41と、を備えている。
そして、受け金具30及び差し金具31は、受け金具本体32のホース結合筒部32a及び差し金具本体39のホース結合筒部39aを一対の消防用ホースHの一端部にそれぞれ挿入し、消防用ホースHの端部外周面に筒状の保護布(図示省略)及び筒状の金属製のかしめ用リング42を順次嵌合し、前記かしめ用リング42をかしめ機でかしめることによって、一対の消防用ホースHの一端部に其々結合されている。
従来の差込式結合金具は、受け金具30と差し金具31の結合及び結合解除を簡単且つ容易に行える反面、差し金具31の押し輪40が差し金具本体39に対してスライド自在なフリーの状態になっているため、図19に示す如く、消防用ホースHを引きずったとき(図の矢印P方向)や消防用ホースHの運搬時等に、押し輪40が段差Sや地面等との外部接触により、押し輪40の鍔40aに反力Qが作用し、受け金具30と差し金具31の結合を解除する方向へスライドし、受け金具30と差し金具31の結合が簡単に解除されてしまうという問題があった。
特に、消火活動時においては、消防隊員が消防用ホースHを引きずりながら消火活動を行うため、受け金具30と差し金具31の結合が解除され易い。
また、受け金具30内に差し金具本体39の先端部を差し込む際に、差し金具本体39が受け金具30に対して傾斜する姿勢で差し込まれることがあり、この場合には受け金具30の一部の爪35のみが差し金具本体39の環状突部39cに係止され、残りの爪35が環状突部39cに係止されていないことがある。そのため、消防用ホースHを引きずったときに受け金具30と差し金具31の結合が外れることがあった。特に、この問題は、差し金具本体39の先端部が摩耗してすり減っている場合に起こり易い。
このように、消火活動中に結合金具の受け金具30と差し金具31の結合が解除されると、送水が中断されて消火活動に支障を来たすだけでなく、結合が外れた消防用ホースHの一端部が水圧により暴れ回り、操作者本人や周囲の人に危害を加えることもあった。
一方、消防用の差込式結合金具においては、受け金具と差し金具の結合が簡単には解除されないようにした差込式結合金具が開発されている(例えば、特許文献1~特許文献4等)。
特許文献1では、保護ゴムバンドに押し輪用固定爪を一体的に突出形成し、押し輪用固定爪により押し輪の鍔を係止して押し輪のスライド移動を阻止し、結合金具の受け金具と差し金具の解除を防止するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、押し輪の形状を保護ゴムバンドの形状に合うようにそれぞれ加工しなければならない。
しかも、意図しない解除を防止するためには、不意に離脱しない様、押し輪の切り欠き部が爪と合致しない位置に回転操作した後、押し輪の鍔を保護ゴムバンドの押し輪用固定爪に係止させなければならず、人による操作が生じる。
特許文献2では、保護ゴムバンドにスペーサ部を一体的に突出形成し、スペーサ部に押し輪の鍔を当接させて押し輪のスライド移動を阻止し、結合金具の受け金具と差し金具の解除を防止するようにしている。
しかしながら、特許文献2に記載の発明では、押し輪の形状を保護ゴムバンドの形状に合うようにそれぞれ加工しなければならない。
しかも、意図しない解除を防止するためには、不意に離脱しない様、押し輪の切り欠き部が爪と合致しない位置に回転操作した後、押し輪の鍔を保護ゴムバンドのスペーサ部に当接させなければならず、人による操作が生じる。
特許文献3では、保護部材(保護ゴムバンド)に保護枠部を一体的に突出形成し、保護枠部に解除部材のフランジ部を当接させて解除部材のスライド移動を阻止し、結合金具の受け金具と差し金具の解除を防止するようにしている。
しかしながら、特許文献3に記載の発明では、押し輪のフランジ部の直径によっては、容易に押輪が押し込まれたり、通常の解除の際に押し込むことが困難になったりするため、押し輪のフランジ部の寸法と保護部材(保護ゴムバンド)の保護枠部の寸法を厳密に管理しなければならない。
特許文献4では、差し金具と受け金具を結合した後に、差し金具の押し輪と受け金具の締め輪との間に別部材を入れることにより、押し輪を固定することで不用意なスライドを防止するようにしている。
しかしながら、特許文献4に記載の発明では、押し輪を固定する部材の挿入は、人による作業によるものであり、取付が不十分であったり、取付を忘れたりといった人為的なエラーが発生することもあり得るため、結合金具の外力による結合解除の問題を完全に解決することは困難である。
特開2017-213065号公報 特開2017-214949号公報 特許第6581051号明細書 特開2004-11860号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑みて為されたものであり、受け金具及び差し金具から成る差込式結合金具により結合した消防用ホースを引きずったときや、消防用ホースの送水時等に結合金具に外力が作用しても、受け金具と差し金具の結合が解除されるのを確実に防止することができる、押し輪係止具、保護ゴムバンド、及び差込式結合金具を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具に付加される、押し輪係止具であって、前記受け金具に取付可能な取付部と、前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、前記取付部と前記係止部とを連結し、前記係止部を前記押し輪との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部と、を備える。
また、本発明の第2の態様は、差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具に付加される、押し輪係止具であって、前記差し金具に取付可能な取付部と、前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、前記取付部と前記係止部とを連結するとともに、前記係止部を前記押し輪との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部と、を備える。
また、本発明の第3の態様は、上記第1又は第2の態様において、前記係止部が、前記鍔と前記受け金具の其々に当接可能な当接面を有する。
また、本発明の第4の態様は、上記第1~第3の何れかの態様において、前記取付部、前記連結部、及び前記係止部が、弾性体で一体的に形成される。
また、本発明の第5の態様は、上記第1の態様において、前記受け金具が、締め輪と、前記締め輪の外周面に形成された環状凹部に装着される保護ゴムバンドとを備え、前記取付部が、前記保護ゴムバンドの内周側が嵌るとともに前記環状凹部に嵌合する嵌合凹部を備える。
また、本発明の第6の態様は、前記第1~第5の態様において、前記取付部に、固定用螺子を通す穴が形成されている。
また、本発明の第7の態様は、差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具の前記受け金具に着脱可能に装着される保護ゴムバンドであって、前記保護ゴムバンドの本体から一体的に突出し、可撓性を備える連結部と、前記連結部に連設され、前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、を備える。
また、本発明の第8の態様は、前記第7の態様において、前記係止部が、前記鍔と前記受け金具との間の間隙に嵌るブロック体を含む。
また、本発明の第9の態様は、差込式結合金具であって、上記第1~第6の態様の何れかに記載の押し輪係止具を備える。
また、本発明の第10の態様は、差込式結合金具であって、上記第7又は第8の態様に記載の保護ゴムバンドを備える。
本発明によれば、受け金具と差し金具とが連結された状態において、係止部が差し金具の押し輪に係止し、押し輪の受け金具側へのスライドを制限することにより、押し輪を結合解除操作不能にロックする。係止部を押し輪との係止から外す方向に外力を加えると、連結部が弾性的に曲げ変形して係止部を押し輪との係止から外すことができ、押し輪を受け金具側へスライド可能となり、受け金具と差し金具との結合を解除可能とする。係止部に加えた外力を解除すれば、連結部は弾性復帰により押し輪と係止可能な原位置に自動的に戻るため、再度、受け金具に差し金具を連結すると、係止部が押し輪に係止し、押し輪の受け金具側へのスライドを確実に制限することができ、係止部のつけ忘れ等の人為的ミスも防ぐことができる。
本発明に係る押し輪係止具の第1実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側断面図である。 図1の押し輪係止具の作動状態を示す側断面図である。 図1の差込式結合金具を示す斜視図である。 図1の押し輪係止具を受け金具に装着する手順を示す斜視図である。 図1の拡大側面半断図である。 図5の押し輪係止具の変形例を示す差込式結合金具の側面半断面図である。 図6の平面図である。 図1の押し輪係止具の連結部の変形例を示す要部断面図である。 本発明に係る押し輪係止具の第2実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側面半断面図である。 図9の平面図である。 本発明に係る押し輪係止具の第3実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側面半断面図である。 本発明に係る押し輪係止具の第4実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側面半断面図である。 本発明に係る押し輪係止具の第5実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側断面図である。 本発明に係る保護ゴムバンドの一実施形態が装着された差込式結合金具の要部を示す側面半断面図である。 図14の平面図である。 図14の差込式結合金具の斜視図である。 図15の保護ゴムバンドの斜視図である。 従来の差込式結合金具を示す側面半断面図である。 従来の差込式結合金具の不意離脱発生状況を示す説明図である。
本発明の実施形態について、以下に図1~図17を参照して説明する。なお、全図、全実施形態、及び、上記従来技術を含め、同一又は類似の構成部分には同符号を付し、重複説明を省略することがある。
先ず、本発明に係る押し輪係止具の第1実施形態について、図1~図7を参照して説明する。押し輪係止具1は、受け金具30に取付可能な取付部2と、押し輪40に係止して押し輪40の受け金具30側へのスライドを制限する係止部3と、取付部2と係止部3とを連結するとともに係止部3を押し輪40との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部4とを備えている。
取付部2は、保護ゴムバンド38の内周側が嵌るとともに止め輪33の環状凹部33aに嵌合する嵌合凹部2aを備えている。取付部2が締め輪33と保護ゴムバンド38との間に挟まれた状態で保護ゴムバンド38の内周側が嵌合凹部2aに嵌合することにより、押し輪係止具1が受け金具30に保持されている(図1~図4)。
連結部4は、弾性を備える板状部材により形成されており、金属、樹脂、ゴム等によって形成され得る。連結部4の形状は限定されず、例えば図8に示すようにU字状に形成されていてもよい。取付部2、連結部4、及び係止部3は、弾性体により一体的に形成することもできる。
図1は、受け金具30に差し金具31が差し込まれて両者が連結されていて、押し輪40の鍔40aと受け金具30の締め輪33との間の間隙Sに係止部3が嵌っている状態を示している。係止部3は、鍔40aと締め輪33とに当接し得る当接面3a、3bを備える立方体形状又は直方体形状のブロック体で、弾性材料、樹脂等により形成され得る。係止部3は、鍔40aと締め輪33との間隙Sに配置されて、鍔40aと締め輪33とに挟まるようにして其々に当接することにより、押し輪40を係止し、押し輪40の受け金具30の側へスライドを制限する。その結果、図1に示す状態では、押し輪40を受け金具30の方へ押して受け金具30の爪35を板バネ36に抗して押し広げることができないようになっており、受け金具30と差し金具31との連結を解除できない。
図2に示されているように、係止部3を締め輪33と鍔40aとの間の間隙Sから離脱させる方向に操作者の指により外力Fを加え、連結部4をその保有弾性に抗して撓ませるように曲げ変形させることにより、間隙Sから係止部3を離脱させることができる。それにより、係止部3の押し輪40への係止が解除され、押し輪40を受け金具30の側へ押してスライドさせることが可能となる。押し輪40を受け金具30の側へ押してスライドさせると、爪35と環状突部39cとの係合が解除され、差し金具31を受け金具30から抜くことができる。
図2に示された状態から係止部3に加えられていた外力Fをなくすと、即ち、係止部3を持ち上げていた指を係止部3から外すと、連結部4は、その保有弾性によって係止部3を図1に示す原位置に弾性復帰させ、係止部3を押し輪40との係止位置に保持する。従って、再び受け金具30に差し金具31を差し込んだ時に、図1に示すように係止部3が押し輪40に係止する。
図5及び図6を参照して、係止部3の当接面3a、3b間の寸法Aは、押し輪40が止め輪41に接する位置と爪35に接する位置との間における、鍔40aと締め輪33の差込口側端面33bとの距離の範囲内(S1≦A≦S2)に設定され得る。また、係止部3の押し輪40の中心軸線Xからの距離Bは、押し輪40の中心軸線Xから爪座34の開口部までの半径c以上であって、鍔40aの中心軸線Xから半径方向端面40b迄の半径d未満とされ得る。なお、図6は、寸法Bが図5と異なる変形例を示している。
上記第1実施形態において、取付部2は保護ゴムバンド38と締め輪33との挟持により保持される構成を例示しているが、更に、図示しないが、取付部2に固定用螺子を通す穴を形成して取付部2を締め輪33に螺子留めすることもできる。
次に、本発明に係る押し輪係止具の第2実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。第2実施形態の押し輪係止具1は、保護ゴムバンドを備えていない例であり、取付部2は、締め輪33に螺子留めされている。取付部2には、螺子5を通す穴2bが形成されている。締め輪33は、螺子5を螺入する雌螺子孔33cが形成されている。第2実施形態のその他の構成は上記第1実施形態と同様である。
次に、本発明に係る押し輪係止具の第3実施形態について、図11を参照して説明する。第3実施形態の押し輪係止具1は、連結部4がスプリングヒンジ機構(バネ付き丁番の連結機構)を備えており、連結軸4aにコイルバネ4bが取り付けられていて、係止部3を所定位置に保持しつつ、係止部3を鍔4aとの係止から外す方向に弾性的に折れ曲がり可能となっている。第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、本発明に係る押し輪係止具の第4実施形態について、図12を参照して説明する。第4実施形態の押し輪係止具1は、係止部3が押し輪40の鍔40aに当接し、締め輪33に当接しない実施形態を示している。連結部は、図示例に限らず、差込式結合金具の不意離脱を防止できる程度に係止部3が押し輪40を係止し得る強度を有し、且つ、係止部3を押し輪40との係止から外すために弾性的に曲げ変形可能であればよい。第4実施形態のその他の構成は、上記第3実施形態と同様である。
次に、本発明に係る押し輪係止具の第5実施形態について、図13を参照して説明する。第5実施形態の押し輪係止具1は、取付部2が押し輪40の鍔40aに取り付けられている。連結部4は、略L字状に形成されており、可撓性及び弾性を有しており、図13に破線で示すように弾性的に撓めて曲げ変形させることにより、係止部3を鍔40aとの係止から外せるようになっている。連結部4の形状は図示例に限定されない。取付部2の鍔40aへの取り付けは、溶接、接着、螺子留め、その他の公知の取り付け手段を採用することができる。
次に、本発明に係る保護ゴムバンドの一実施形態について、図14~図17を参照して説明する。保護ゴムバンド38は、保護ゴムバンド38から一体的に突出するとともに可撓性を備える連結部4と、連結部4に連設されるとともに押し輪40に係止して押し輪40の受け金具30の側へのスライドを制限する係止部3と、を備えている。連結部4は、保護ゴムバンド38と一体形成されて、曲げ弾性を有している。従って、係止部3に対して押し輪40との係止から外れる方向に外力を加えれば、破線で示すように、連結部4が弾性的に撓んで曲がり、係止部3を押し輪40との係止から外すことができ、前記外力をなくせば図14に示す原位置に弾性復帰する。係止部3は、連結部4ととともに保護ゴムバンド38と一体的に形成され得る。
本発明は、上記実施形態に限定解釈されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。上記実施形態では、取付部と連結部とは一体品としたが、別部材を接続して構成することもできる。また、押し輪係止具は、取付部を受け金具本体に螺子留め等により取り付けるように構成することも可能であるし、或いは、取付部を保護ゴムバンドの外側面に接着等により取り付けるように構成することも可能である。
1 押し輪係止具
2 取付部
2a 嵌合凹部
2b 穴
3 係止部
4 連結部
5 螺子
30 受け金具
31 差し金具
32 受け金具本体
33 締め輪
33a 環状凹部
38 保護ゴムバンド
40 押し輪
40a 鍔

Claims (10)

  1. 差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具に付加される、押し輪係止具であって、
    前記受け金具に取付可能な取付部と、
    前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、
    前記取付部と前記係止部とを連結し、前記係止部を前記押し輪との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部と、
    を備える、前記押し輪係止具。
  2. 差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具に付加される、押し輪係止具であって、
    前記差し金具に取付可能な取付部と、
    前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、
    前記取付部と前記係止部とを連結するとともに、前記係止部を前記押し輪との係止から外れるように弾性的に曲げ変形可能な連結部と、
    を備える、前記押し輪係止具。
  3. 前記係止部は、前記鍔と前記受け金具の其々に当接可能な当接面を有する、請求項1又は2に記載の押し輪係止具。
  4. 前記取付部、前記連結部、及び前記係止部は、弾性体で一体的に形成されている、請求項1~3の何れかに記載の押し輪係止具。
  5. 前記受け金具は、締め輪と、前記締め輪の外周面に形成された環状凹部に装着される保護ゴムバンドとを備え、
    前記取付部は、前記保護ゴムバンドの内周側が嵌るとともに前記環状凹部に嵌合する嵌合凹部を備える、請求項1に記載の押し輪係止具。
  6. 前記取付部は、固定用螺子を通す穴が形成されている、請求項1~5の何れかに記載の押し輪係止具。
  7. 差し金具にスライド自在に外嵌された鍔付きの押し輪を前記差し金具に連結された受け金具の側にスライドさせることにより互いの連結を解除する差込式結合金具の前記受け金具に着脱可能に装着される保護ゴムバンドであって、
    前記保護ゴムバンドの本体から一体的に突出し、可撓性を備える連結部と、
    前記連結部に連設され、前記押し輪に係止して前記押し輪の前記受け金具側へのスライドを制限する係止部と、
    を備える前記保護ゴムバンド。
  8. 前記係止部は、前記鍔と前記受け金具との間の間隙に嵌るブロック体を含む、請求項7に記載の保護ゴムバンド。
  9. 請求項1~6の何れかに記載の押し輪係止具を備える、差込式結合金具。
  10. 請求項7又は8に記載の保護ゴムバンドを備える、差込式結合金具。
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