JP2017218869A - 取付器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】2重構造の折板屋根への日射により上屋根の反転解放の現象が生じても上屋根から室内に振動が伝播するのを抑制することができる取付器具を得ること。【解決手段】取付器具10は、被取付部材(上屋根)R2を屋根(下屋根)R1上に取り付けるための取付器具であって、下屋根R1に固定され、上屋根R2を支持する器具本体100と、器具本体100と下屋根R1との間に介在するように器具本体100に取り付けられた振動吸収部材121a、121bとを備え、振動吸収部材121a、121bは、上屋根R2で発生した振動を吸収することにより、器具本体100から下屋根R1に振動が伝達されることを抑制するように構成されており、振動吸収部材121a、121bは、器具本体100を構成する材料より軟質な材料からなる金属層11a、11bと、金属層より軟質である非金属層12a、12bとを少なくとも含む。【選択図】図8

Description

本発明は、取付器具に関し、特に、屋根上に取り付けられた被取付部材で発生した振動を吸収することにより、被取付部材から屋根に振動が伝達されることを抑制することができる取付器具に関するものである。
従来から工場や倉庫などの建造物の屋根として、金属板の折り曲げ加工により形成した一定幅の屋根材を幅方向に複数接続して構成した折板屋根が広く用いられている。
このような折板屋根は、近年、コストメリットを理由に、事務所、店舗などにも採用されはじめ、室内の静寂性や温度などの良好な室内環境を提供することが求められるようになってきている。
例えば、冷暖房費の削減のため、折板屋根を上下2重に設け、上下の折板屋根の間に断熱層を配置した2重構造の折板屋根(いわゆる2重葺の折板屋根)が広く普及し、このような2重構造の折板屋根の施工には、下側の折板屋根(下屋根)に上側の折板屋根(上屋根)を取り付けるための取付器具として断熱部品を有するものが用いられている。
2重構造の折板屋根では、上屋根が日射により加熱されると、屋根材が瞬時に変形することで熱歪が解放される現象(反転解放の現象)が生ずる。このような屋根材の反転解放の現象により上屋根で生じた振動は、下屋根を経由して騒音として室内に伝わり、室内の静寂性を阻害する。
このような折板屋根の反転解放の現象に対する騒音対策には、例えば、特許文献1に開示されているように、取付器具に対する屋根材のスライドを可能にするスライド機構を持つ取付器具が開発されている。
特許第5099456号公報
しかしながら、スライド機構を持つ取付器具を用いても、日射による折板屋根の反転解放の現象を完全に回避することはできない。このため、上屋根で反転解放の現象が発生してしまうと、音を発生する振動が上屋根から取付器具を介して下屋根に伝わり、室内の静寂性が損なわれることとなる。
本発明は、2重構造の折板屋根の上屋根など、屋根の上に取り付けられた被取付部材にて日射に起因する反転解放の現象が生じても、被取付部材から室内に振動が伝播するのを抑制することができ、これにより室内を静寂に保つことができる取付器具を得ることを目的とする。
本発明に係る取付器具は、被取付部材を屋根上に取り付けるための取付器具であって、該屋根に固定され、該被取付部材を支持する器具本体と、該器具本体と該屋根との間に介在するように該器具本体に取り付けられた振動吸収部材とを備え、該振動吸収部材は、該被取付部材で発生した振動を吸収することにより、該器具本体から該屋根に該振動が伝達されることを抑制するように構成されており、該振動吸収部材は、該器具本体を構成する材料より軟質な材料からなる第1の材料層と、該第1の材料層より軟質である第2の材料層とを少なくとも含み、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の1つの実施形態では、前記第1の材料層は、金属層であり、前記第2の材料層は、非金属層である。
本発明の1つの実施形態では、前記振動吸収部材は、前記第1の材料層および前記第2の材料層の一方がその他方の上に積層された積層構造を含む。
本発明の1つの実施形態では、前記器具本体は、前記屋根に固定される固定部材を保持する保持手段を有し、該保持手段は、該屋根を構成する板材の長手方向に該固定部材がスライド可能となるように保持する。
本発明の1つの実施形態では、前記金属層は、アルミニウム層または鉛層を含み、前記非金属層は、樹脂発泡材または樹脂製不織布を含む。
本発明の1つの実施形態では、前記取付器具は、断熱金具である。
本発明にかかる屋根構造は、建造物に適用される屋根構造であって、建造物の屋根と、該屋根上に設けられた被取付部材と、該屋根に該被取付部材を取り付ける取付器具とを備え、該取付器具は、上述した本発明にかかる取付器具であり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明によれば、2重構造の折板屋根の上屋根など、屋根の上に取り付けられた被取付部材にて日射に起因する反転解放の現象が生じても、被取付部材から室内に振動が伝播するのを抑制することができ、これにより室内を静寂に保つことができる取付器具を実現することができる。
図1は、本発明の取付器具が適用される2重構造の折板屋根を概念的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す2重構造の折板屋根の一例として2重構造のハゼ式折板屋根を示す斜視図であり、図1のX面での断面に相当する部分を示している。 図3は、本発明の実施形態1による取付器具を説明するための斜視図であり、図3(a)は、取付器具の全体構造を示し、図3(b)は、この取付器具の器具本体を構成する断熱部品の構造を示している。 図4は、図3に示す実施形態1の取付器具を説明するための平面図であり、図4(a)〜図4(e)は、図3(a)に示す取付器具を矢印A1、B1、C1、D1、E1で示す方向から見た構造を示す。 図5は、図3(a)に示す実施形態1の取付器具に含まれる振動吸収部材を説明するための斜視図であり、図5(a)は、取付器具の器具本体を構成する一対の挟持片の一方に取り付けられる振動吸収部材を示し、図5(b)は、その他方に取り付けられる振動吸収部材を示している。 図6は、図5(a)および図5(b)に示す振動吸収部材を作製する方法を説明するための図であり、図6(a)は、振動吸収部材の素材の加工手順を示し、図6(b)は、振動吸収部材の素材の断面構造(図6(a)のY部分)を拡大して示している。 図7は、図3(a)に示す取付器具の器具本体に振動吸収部材を取り付ける方法を説明するための図である。 図8は、図3(a)に示す取付器具を用いて2重構造の折板屋根の下屋根上に上屋根を取り付ける工程を説明するための図であり、図8(a)は下屋根の取付状態を示し、図8(b)は下屋根に上屋根を取り付ける作業手順を示している。 図9は、図8(a)に示す下屋根に取付器具を取り付ける作業手順を説明する図であり、取付器具の出荷時の状態(図9(a))、取付器具を折板屋根に取り付け可能にした状態(図9(b))、および、下屋根に取付器具を固定した状態(図9(c))を示している。 図10は、図3(a)に示す取付器具に上側の吊子が取り付けられる様子を示す斜視図である。 図11は、実施形態1の取付器具の他の例として、スライド吊子をスライド可能に支持する取付器具を説明するための斜視図であり、図11(a)は、この取付器具およびこの取付器具にスライド可能に取り付けられるスライド吊子の構造を示し、図11(b)は、取付器具における断熱部品の構造を示す。
本発明の取付器具は、被取付部材を屋根上に取り付けるための取付器具であって、屋根上の被取付部材で瞬間的に熱歪が解放されることにより生じた振動を振動吸収部材により吸収することにより、振動が屋根に伝わるのを抑制するものであり、振動吸収部材を、器具本体を構成する材料より軟質な材料からなる第1の材料層と、第1の材料層より軟質である第2の材料層とを少なくとも含む構造としたものである。
従って、本発明の取付器具は、少なくとも、屋根に固定されて被取付部材を支持する器具本体と、器具本体と屋根との間に介在するように器具本体に取り付けられた振動吸収部材とを備えていればよい。ここで、振動吸収部材は、器具本体の構成材料より軟質であり、かつ、硬さの異なる2つの材料層を含み、被取付部材で発生した振動を吸収するものであればどのようなものでもよい。
さらに、本発明の取付器具が用いられる屋根の構造や屋根上に設置される被取付部材は、特に限定されるものではないが、取付器具が用いられる典型的な屋根構造は2重葺きの構造であり、この2重葺きの構造では、被取付部材は屋根(下屋根)上に設置される上屋根となる。ただし、取付器具が用いられる屋根構造は2重葺きの構造に限定されず、被取付部材は、例えば、複数の太陽光パネルや複数のアンテナなどの複数の屋根上設備を載置するための架台であってもよい。
以下の実施形態の説明では、屋根は2重構造の折板屋根を構成する下屋根とし、被取付部材は2重構造の折板屋根を構成する上屋根とし、下屋根および上屋根はそれぞれ、薄板鋼板を折り曲げて作製された屋根材を接合して施工されたハゼ式折板屋根とする。ただし、下屋根および上屋根はハゼ式の折板屋根に限定されるものではなく、その他の形式の折板屋根であってもよい。また、取付器具は、例えば、断熱金具であってもよいが、断熱金具でなくてもよい。ここで、断熱金具とは、断熱部品と金属部品とを有しているものをいう。断熱部品は、例えば、日射による熱が上屋根から下屋根へ伝わるのを阻止するものであってもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
まず、本発明の取付器具の対象となる屋根構造の典型例を簡単に説明する。
〔屋根構造1〕
図1は、本発明の取付器具が適用される屋根構造の典型例を概念的に示す斜視図である。
本発明の取付器具が適用される典型的な屋根構造1は、図1に示すように、建造物の屋根の下地材Bと、下地材B上に設置された2重構造の折板屋根Rと、2重構造の折板屋根Rを下地材B上で支持するタイトフレームTfとを有する。ここで、2重構造の折板屋根Rは、図1に示すように下屋根R1と上屋根R2とを有する。下屋根R1は、建造物の屋根の下地材Bに固定されたタイトフレームTfに取り付けられ、上屋根R2は下屋根R1の上に取り付けられている。また、屋根構造1は、下屋根R1と上屋根R2との間に挿入された断熱材(図示せず)を有し、日射により上屋根R2が過熱された場合でも、下屋根R1に上屋根R2の熱が伝わりにくくなっている。ここでは、下屋根R1および上屋根R2は、例えば、ハゼ式の折板屋根である。
図2は、図1に示す2重構造の折板屋根の一例として2重構造のハゼ式折板屋根を示す斜視図であり、図1のX面での断面に相当する部分を示している。
下屋根R1は、薄板鋼板の折曲加工により作製された屋根材R1aを建造物の屋根の下地材B上に配列し、隣接する屋根材R1aの端部同士を接合することにより形成された金属屋根である。隣接する屋根材R1aの接合部分(ハゼ部)S1は、タイトフレームTfの頂点部分に固定された吊子H1にも接合され、さらにハゼ部S1には取付器具10が固定されている。なお、隣接する屋根材R1aの端部と吊子H1との接合はカシメ加工により行われている。
上屋根R2は、薄板鋼板の折曲加工により作製された屋根材R2aを下屋根R1上に配列し、隣接する屋根材R2aの端部同士を接合することにより形成された金属屋根である。隣接する屋根材R2aの接合部分S2は、取付器具10の上面に固定された吊子H2にも接合されている。なお、隣接する屋根材R2aの端部と吊子H2とはカシメ加工により固定されている。
従って、2重構造のハゼ式折板屋根Rを含む屋根構造1は、少なくとも、建造物の屋根の下地材Bと、タイトフレームTfと、吊子H1と、下屋根R1と、取付器具10と、吊子H2と、上屋根R2とにより構成されることとなる。
〔取付器具10〕
図3は、本発明の実施形態1による取付器具10を説明するための斜視図であり、図3(a)は、取付器具10の構造を示し、図3(b)は、この取付器具に含まれる断熱部品の構造を示している。図4は、図3に示す実施形態1の取付器具を説明する平面図であり、図4(a)〜図4(e)は、図3(a)に示す取付器具を矢印A1、B1、C1、D1、E1で示す方向から見た構造を示す。
この取付器具10は、下屋根R1に固定されて上屋根R2を支持する器具本体100と、器具本体100と下屋根R1との間に介在するように器具本体100に取り付けられた振動吸収部材121a、121bとを備えている。ここで、取付器具10は、断熱金具である。
〔器具本体100〕
器具本体100は、下屋根R1のハゼ部S1を挟持する一対の挟持片100aおよび100bと、一対の挟持片100aおよび100bがハゼ部S1を挟むように一対の挟持片100a、100bを締め付ける締付部材と、上屋根R2から下屋根R1への熱の伝達を遮断する断熱部品100cとを有している。ここで、一対の挟持片100aおよび100bは、鉄製あるいはステンレス製などの金属板(鋼板)の打抜加工及び折曲加工などにより作製されている。断熱部品100cは樹脂製品である。締付部材は、締付ボルトBtおよび締付ナットNtである。
一方の挟持片100aは、挟持片底部120aと、挟持片底部120a上に取り付けられた挟持片本体110aと、挟持片本体110aの上側を覆うように形成された挟持片上面部130aとを有している。挟持片底部120aの裏面には、振動吸収部材121aが貼り付けられている。挟持片本体110aの背面壁111aの下部には背面開口101aが形成され、この背面開口101a内はハゼ部を収容するスペース101となっている。さらに、背面壁111aの上部には上部当接板103が形成され、背面壁111aの下部には下部当接板102が形成されている。
他方の挟持片100bも、挟持片底部120bと、挟持片底部120b上に取り付けられた挟持片本体110bと、挟持片本体110bの上側を覆うように形成された挟持片上面部130bとを有している。挟持片底部120bの裏面から挟持片本体110bの背面壁111bの下部に跨って振動吸収部材121bが貼り付けられている。挟持片上面部130bには、他方の挟持片100bに他の部品を固定するための固定ボルトBfが溶接により固着されている。
このような器具本体100では、一対の挟持片100aおよび100bが締め付けられたとき、一方の挟持片100aの上部当接板103が、他方の挟持片100bの背面壁111bに当接し、一方の挟持片100aの下部当接板102が、ハゼ部S1を他方の挟持片100bの背面壁111bに押し付けるようになっている。
断熱部品100cは、一方の挟持片100a上にこの挟持片100aに対して相対的にスライド可能に位置する一方側頭部110cと、他方の挟持片100bに支持されるようにこの挟持片100b上に載置される他方側頭部120cと、これらの頭部を支持する胴体130cとを有している。ここで、一方側頭部110c、他方側頭部120cおよび胴体130cは一体として形成されている。他方側頭部120cには固定ボルト孔Hfが形成され、胴体130cには締付ボルト孔Htが形成されている。
〔振動吸収部材121a、121b〕
図5は、図3(a)に示す実施形態1の取付器具に含まれる振動吸収部材を説明するための斜視図であり、図5(a)は、取付器具の器具本体を構成する一対の挟持片の一方に取り付けられる振動吸収部材を示し、図5(b)は、その他方に取り付けられる振動吸収部材を示している。
振動吸収部材121a、121bはともに、上屋根R2で発生した振動を吸収することにより、器具本体100から下屋根R1に振動が伝達されることを抑制するものである。この振動は、日射による上屋根R2の熱歪が上屋根R2の変形により瞬時に解放されるときに生ずる振動である。
振動吸収部材121aは、器具本体100の一方側の挟持片100aの挟持片底部120aの裏面に接着剤などにより貼り付けられるものであり、挟持片底部120aの裏面の形状に相当する形状を有する板状部材である。振動吸収部材121aは、器具本体100を構成する鋼材より軟質な金属材料からなる軟質金属層11aと、軟質金属層11aより軟質である軟質非金属層12aとを含み、軟質金属層11aと軟質非金属層12aとは軟質金属層11aが軟質非金属層12a上に積層された積層構造を形成している。ただし、この積層構造は、軟質非金属層12aが軟質金属層11a上に積層された積層構造でもよい。
このような積層構造では、軟質金属層11aによって、上屋根R2からの機械的振動が吸収され、軟質非金属層12aにより機械的振動に伴う空気の振動が吸収される。また、振動吸収部材121aが強く圧縮された場合に、取付器具10と下屋根R1との間で軟質金属層11aが取付器具10および下屋根R1の両方に直接接触する部分が生じても、取付器具10と下屋根R1との間には軟質非金属層12aが介在する部分が存在することとなる。そのため、振動の吸収効果を高められる。
ただし、振動吸収部材121aは、軟質金属層11aと軟質非金属層12aとの間に他の層が介在するものでもよく、振動吸収部材121aは、軟質金属層11aと軟質非金属層12aとを少なくとも含むものであればよい。
また、軟質金属層11aは、アルミニウム層を含むが、アルミニウム層の代わりに鉛層を含んでもよい。ただし、軟質金属層11aの構成材料は、器具本体100を構成する鋼材(鉄、ステンレスなど)よりも軟質な金属であればよく、アルミニウムまたは鉛に限定されず、その他の軟質金属、例えば、銅、黄銅、スズ、アンチモン、亜鉛、ビスマス、インジウムなども軟質金属層11aの構成材料として用いることができる。さらに、軟質金属層11aは単一金属の材料層のみで構成されていてもよい。
軟質非金属層12aの構成材料には、樹脂発泡材または樹脂製不織布などを用いることができる。これらの樹脂発泡材または樹脂製不織布で形成された軟質非金属層には、間隙が形成されており、音の振動を吸収する働きがある。
振動吸収部材121bは、器具本体100の他方側の挟持片100bの挟持片底部120bの裏面から本体背面壁111bの下部に跨って接着剤などにより貼り付けられるものである。振動吸収部材121bは、挟持片底部120bの裏面に貼り付けられる底面貼付部121b1と、本体背面壁111bの下部に貼り付けられる背面壁貼付部121b3と、底面貼付部121b1と背面壁貼付部121b3とを連結する連結部121bとを有する。
振動吸収部材121bも振動吸収部材121aと同様の層構造を有する。つまり、振動吸収部材121bも、軟質金属層11bと軟質非金属層12bとを少なくとも含み、さらに、軟質金属層11bおよび軟質非金属層12bの一方がその他方の上に積層された積層構造を含むことが好ましい。軟質金属層11bおよび軟質非金属層12bの構成材料としてはそれぞれ、軟質金属層11aおよび軟質非金属層12aと同じものを用いることができる。
次に振動吸収部材を作製する方法を説明する。
図6は、図5(a)および図5(b)に示す振動吸収部材を作製する方法を説明するための図であり、図6(a)は、振動吸収部材の素材の加工手順を示し、図6(b)は、振動吸収部材の素材の断面構造(図6(a)のY部分)を拡大して示している。
振動吸収部材の素材(振動吸収素材)20は、図6(b)に示すようにシート状素材であり、シート状素材20の断面構造は、器具本体100を構成する鋼材より軟質な金属材料からなる軟質金属層11と、軟質金属層より軟質である軟質非金属層12との積層構造となっている。ただし、振動吸収素材20は、軟質金属層11と軟質非金属層12とを少なくとも含むものであればよい。ここで、軟質金属層11は、上屋根R2から器具本体100を介して伝達される機械的振動を吸収し、軟質非金属層12は、上屋根R2から器具本体100を介して伝達される機械的振動に伴う空気の振動を吸収するものである。具体的には、ここでは、軟質金属層11の構成材料にはアルミニウムが用いられており、軟質非金属層12の構成材料には樹脂発泡材が用いられている。ただし、シート状素材20は、振動吸収部材121aおよび121bの材料であるので、シート状素材20の材料は、上述した振動吸収部材121aおよび121bと同じである。
一方の挟持片100aの挟持片底部120aに取り付けられる振動吸収部材121aは、図6(a)に示すように振動吸収素材10に対して切断加工を行うことにより作製される。
具体的には、シート状素材20のうちの振動吸収部材121aの平面形状に対応した領域Raを切断する。これにより得られた切断片20aはそのまま振動吸収部材121aとして用いられる。また、シート状素材20のうちの振動吸収部材121bを展開して得られる平面形状に対応した領域Rbを切断して切断片20bを得る。この切断片20bに対して、振動吸収部材121bを構成する底面貼付部121b1、背面壁貼付部121b3、および連結部121b2が形成されるように折り曲げ加工を施すことにより振動吸収部材121bを作製する。
図7は、図3(a)に示す取付器具10の器具本体100に振動抑制部材121a、121bを取り付ける方法を示す図である。
シート状素材20の加工により得られた振動吸収部材121aは、一方の挟持片100aの底面部121aの裏面に重ね合わせて接着剤などで貼り付ける。さらに、シート状素材20の加工により得られた振動吸収部材121bは、底面貼付部121b1が他方の挟持片100bの底面部121bの裏面に対向し、背面壁貼付部121b3が挟持片100bの背面壁下部に対向するように他方の挟持片100bに貼り付ける。これにより、振動吸収部材121a、121bを備えた取付器具10が得られる。
次に、実施形態1の取付器具100を用いて下屋根R1上に上屋根R2を取り付ける作業について説明する。
図8は、図3(a)に示す取付器具を用いて下屋根上に上屋根を取り付ける工程を説明するための図であり、図8(a)は、下屋根の取付状態を示し、図8(b)は、下屋根に上屋根を取り付ける作業手順を示している。
下屋根R1は、図8(a)に示すように、隣接する屋根材R1aの端部を重ね合わせて折り曲げて接合した構造となっている。下屋根R1のハゼ部S1と吊子H1との接合部分Scでは、吊子H1および隣接する屋根材R1aがカシメ加工により固定されている。
ここで、吊子H1は、タイトフレームTfにボルト、ナットなどの締付具Fsにより固定され、タイトフレームTfは、建造物の屋根の下地材Bなどに取り付けられている。
2層構造のハゼ式折板屋根の上屋根R2は、図8(b)に示すように、下屋根R1に取付器具10を固定し、この取付器具10の固定ボルトBfに吊子H2をナットNfで固定した後、吊子H2に屋根材R2aを固定することにより形成される。
取付器具10の固定作業および吊子H2の固定作業を簡単に説明する。
図9は、図8(a)に示す下屋根R1に取付器具10を取り付ける作業手順を説明する図であり、取付器具の出荷時の状態(図9(a))、取付器具を折板屋根に取り付け可能にした状態(図9(b))、および、下屋根に取付器具を固定した状態(図9(c))を示している。
取付器具10は、図9(a)に示すように、締付ボルトBtおよび締付ナットNtにより挟持片100a、100bおよび断熱部品100cを仮止めした状態で出荷されている。
締付ボルトBtと締付ナットNtとを締め付けた仮止め状態の取付器具10(図9(a))を箱などの梱包材から取り出した後、取付器具10の締付ナットNtを、一対の挟持片10aおよび10bの間にハゼ部Sが通る程度の間隔Spができるように緩める(図9(b))。その後、取付器具10を下屋根R1のハゼ部S1に装着し、取付器具10の一対の挟持片100aおよび100bがハゼ部S1の首部を挟持するように締付ナットNtと締付ボルトBtとを締め付ける(図9(c))。これにより取付器具10が下屋根R1のハゼ部S1に固定される。この状態では、挟持片100a、100bの挟持片底部120a、120bの裏面に貼り付けられている振動吸収部材121a、121bはそれぞれ、挟持片底部120a、120bの裏面と下屋根R1の上面とに圧接することとなる。
その後、図10に示すように、取付器具10の他方の挟持片100bに固定されている固定ボルトBfが吊子H2のボルト挿入孔H2hに挿入されるように吊子H2を断熱部品100c上に配置し、固定ナットNfを固定ボルトBfに締め付けることで吊子H2を取付器具10に固定する。
このように下屋根R1のハゼ部S1に取付器具10を固定して取付器具10に吊子H2を取り付けた後、吊子H2に上屋根R2の屋根材R2aをカシメ加工により固定する。これにより2層構造の折板屋根Rの上屋根R2が完成する。
なお、実施形態1では、吊子として、吊子が取付器具に取り付けられた状態では、吊子が取付器具に対して移動しない構造のものを示したが、吊子は、吊子が取付器具に取り付けられた状態で、上屋根R2の熱歪が逃げるように吊子が取付器具に対して移動可能な構造のものでもよい。この場合、振動吸収部材による振動吸収と、吊子がスライド可能であることによる振動抑制とにより、高い振動の抑制効果が得られる。
図11は、実施形態1の取付器具の他の例として、吊子をスライド可能に支持する取付器具を説明するための斜視図であり、図11(a)は、取付器具および取付器具に取り付けられる吊子の構造を示し、図11(b)は、取付器具における断熱部品の構造を示す。
図11に示す吊子Haは、図10に示す吊子H2における円形のボルト挿入孔H2fに代えて、長穴のボルト挿入孔Hafを備えたものであり、その他の構成は、図10に示す吊子H2と同一である。
また、吊子が取付器具に固定された状態で、上屋根R2の熱歪が逃げるように吊子が取付器具に対して移動する構造は、吊子H2にボルト挿入長孔Hafを設けることにより実現できるが、図10に示す取付器具10に図11に示すスライド可能な吊子Haを取り付けた場合、吊子HaのスライドによってナットNfが緩む恐れがある。
そこで、スライド吊子Haに対しては、図11(a)に示す構造の取付器具20が望ましい。
この取付器具20は、図10に示す取付器具10の断熱部品100cに代わる断熱部品200cを備え、スライド吊子Haを器具本体200に固定するナットNfに加えて、断熱部品200cを他方の挟持片100bに固定するナットNfaを備えている。すなわち、この取付器具20は、図10に示す取付器具10である断熱金具に吊子Haをスライド可能に保持する機能を持たせたスライド断熱金具である。
また、断熱部品200cは、断熱部品100cの他方側の頭部120cの上面に突起121cをボルト挿入孔Hfを挟んで対向するように形成したものである。突起121cは、ナットNfaの厚みにより若干高い高さを有し、スライド吊子Haの裏面が突起121cの上面に当接した状態では、ナットNfaの上面はスライド吊子Haの裏面には当接しないようになっている。これによりスライド吊子Haが取付器具20に対してスライドしても、断熱部品200cと他方の挟持片100bとを固定するナットNafには影響はなくなり、スライド吊子HaのスライドによってナットNafが緩むのを回避できる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、取付器具の分野において、2重構造の折板屋根の上屋根など、屋根の上に取り付けられた被取付部材にて日射に起因する反転解放の現象が生じても、被取付部材から室内に振動が伝播するのを抑制することができ、これにより室内を静寂に保つことができるものとして有用である。
10、20 取付器具
100、200 器具本体
100a 一方の挟持片
100b 他方の挟持片
100c、200c 断熱部品
101 ハゼ部収容スペース
101a 背面開口
102 下部当接板
103 上部当接板
110a、110b 挟持片本体
110c 一方側の頭部
111a、111b 本体背面壁
120a、120b 挟持片底面部
120c 他方側の頭部
121a、121b 振動吸収部材
130a、130b 挟持片上面部
130c 胴体
Bt 締付ボルト
H1、H2、Ha 吊子
H2f ボルト挿通孔
Ha スライド吊子
Haf ボルト挿入長孔
Hf 固定ボルト孔
Ht 締付ボルト孔
Naf、Nf 固定ナット
Nt 締付ナット

Claims (7)

  1. 被取付部材を屋根上に取り付けるための取付器具であって、
    該屋根に固定され、該被取付部材を支持する器具本体と、
    該器具本体と該屋根との間に介在するように該器具本体に取り付けられた振動吸収部材と
    を備え、
    該振動吸収部材は、該被取付部材で発生した振動を吸収することにより、該器具本体から該屋根に該振動が伝達されることを抑制するように構成されており、
    該振動吸収部材は、該器具本体を構成する材料より軟質な材料からなる第1の材料層と、該第1の材料層より軟質である第2の材料層とを少なくとも含む、取付器具。
  2. 前記第1の材料層は、金属層であり、
    前記第2の材料層は、非金属層である、請求項1に記載の取付器具。
  3. 前記振動吸収部材は、前記第1の材料層および前記第2の材料層の一方がその他方の上に積層された積層構造を含む、請求項1または2に記載の取付器具。
  4. 前記器具本体は、前記屋根に固定される固定部材を保持する保持手段を有し、
    該保持手段は、該屋根を構成する板材の長手方向に該固定部材がスライド可能となるように保持する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取付器具。
  5. 前記金属層は、アルミニウム層または鉛層を含み、
    前記非金属層は、樹脂発泡材または樹脂製不織布を含む、請求項2に記載の取付器具。
  6. 前記取付器具は、断熱金具である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の取付器具。
  7. 建造物に適用される屋根構造であって、
    建造物の屋根と、
    該屋根上に設けられた被取付部材と、
    該屋根に該被取付部材を取り付ける取付器具とを備え、
    該取付器具は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の取付器具である、屋根構造。
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