JP5189212B1 - 防煙・防火壁 - Google Patents
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Abstract
【課題】 枠体内に不燃性透明樹脂シートを張設した防煙・防火壁において、該シートに長期間に亘って歪みや弛みが生じないようにすることを課題とする。
【解決手段】不燃性樹脂シート2と、シート2の端部を挿入するケース本体1と、ケース本体1の内部に対向状に収納されるシート端部処理バー4,4と、シート端部処理バー4、4に設けられ、シート端部処理バー4の内側面間に押圧力を加える波状スプリング5,5とからなり、スプリング5,5はその押圧力によりシート端部処理バー4,4内側面でシート2の端部を挟持するようにした防煙垂壁。
【選択図】図4
【解決手段】不燃性樹脂シート2と、シート2の端部を挿入するケース本体1と、ケース本体1の内部に対向状に収納されるシート端部処理バー4,4と、シート端部処理バー4、4に設けられ、シート端部処理バー4の内側面間に押圧力を加える波状スプリング5,5とからなり、スプリング5,5はその押圧力によりシート端部処理バー4,4内側面でシート2の端部を挟持するようにした防煙垂壁。
【選択図】図4
Description
本発明は、不燃性、或いは耐熱性の樹脂シートで構成される防煙・防火壁に関するものである。
従来天井に設けられる防煙垂壁としては、ガラス材が使用されてきたが、このガラス材に替わるものとして、近年不燃性、或いは耐熱性の高い樹脂シートをガラス繊維で強化した構造の透明シートが使用されていることが多く見られる。
これらの樹脂シートからなる防煙垂壁は、軽量であるため、従来のガラス材に用いられた取り付け構造に格別の補強をすることなくそのまま利用して取り付けることができるなどの利点がある。
しかしながら、これらの樹脂シートを剛性のアルミ製枠体フレームに固定して防煙垂壁を構成すると、枠体フレームに固定されたシートに部分的な歪みや弛みが発生し、外観を損なうばかりでなく、強固に固定することが困難であった。
更に、上記樹脂シートは、混在させたガラス繊維の熱膨張率が極めて小さく、また樹脂層も強化ガラス繊維に拘束され、その結果樹脂シートの熱膨張率は極めて小さい。一方、これらのシートを固定するアルミ製の枠体フレームは比較的熱膨張率が大きいため、これらの固定構造が気温の変化に伴って伸縮すると、シートがその伸縮に追従できず、これらの寸法変化は、強度的には問題ない程度の小さいものであっても、上記したようにシートの撓みや弛みとなって表れる。
これらの問題を解決するため、コの字型の開口が狭められた断面形状のグリップフレーム、該グリップフレーム断面に沿って開口に向けて狭められた断面形状の一対のシートグリップ、及びシート状の防煙垂壁材を挟持して該グリップフレームのコの字状断面内に収容された一対のシートグリップに対して、グリップフレーム底辺側にシートグリッププレートをあてがい、締め付けネジによって該プレートを介してシートグリップをクリップフレームの狭められた開口部方向に向けて押圧して固定するシート状防煙垂壁固定部材が提案されている(特開2008-173271)。
しかし、上記固定構造にしても、締め付けネジ等により固定されるため、不燃性樹脂シートを締め付ける押圧力は、グリップフレームからシートグリップに対してグリップフレーム全長に亘って均一一様に作用することなく、したがって長期間の使用においては不燃性樹脂シートに歪みや弛みを生ずる結果となる。
本発明は、上記実情に鑑み、不燃性樹脂シートと、該シートの端部を挿入するケース本体と、該ケース本体の内部に対向状に収納されるシート端部処理バーと、該シート端部処理バーに設けられ、上記シート端部処理バーの内側面間に押圧力を加える弾性材からなり、該弾性材はその押圧力によりシート端部処理バー内側面でシートの端部を挟持するようにしたことを特徴とする防煙・防火壁を提案するものである。
即ち、本発明によれば、上記弾性材の押圧力によりクリップ片内測面でシート状材の端部を挟持されており、上記特開2008-173271のように締め付けネジを使用していないため、長期間に亘ってシートに歪みや弛みが生ずることがない。
不燃性樹脂シートと、該シートの端部を挿入するケース本体と、該ケース本体の内部に対向状に収納されるシート端部処理バーと、該シート端部処理バーに設けられ、上記シート端部処理バーの内側面間に押圧力を加える波状スプリングとからなり、該スプリングはその押圧力によりシート端部処理バー内側面でシートの端部を挟持するようにしたことを特徴とする防煙垂壁。
以下、本発明を天井面に吊設される防煙垂壁の実施例に基づいて説明する。
1は防煙垂壁の四角形状のケース本体、2はケース本体1の内部に張設される不燃性透明樹脂シートであり、ケース本体1の内周面にはシート2の端部の挿入孔3が形成されている。
4,4はケース本体1内に対向状に収納され、その対向面でシート2の端部を挟持するシート端部処理バーである。
5,5はシート端部処理バー4の上端面に沿って設けられた波状スプリングであって、スプリング5,5はシート端部処理バー4の外側面に突出するように設けられ、ケース本体1内にシート端部処理バー4,4が収納される際内側方向に押圧力が発生し、その押圧力によりシート端部処理バー内側面でシートの端部を挟持する。
以上のように構成される防煙垂壁は不燃性樹脂シートを張設しており、軽量であるため、何らの補強を施すことなく、従来ガラス製の防煙垂壁の吊設ために天井面に設けられた取り付け具に固定できる。
そして、本発明はシート2の端部はスプリング5の押圧力によりシート端部処理バー4,4の対向面に挟持されているため、長期間に亘ってケース本体1内に張設された不燃性透明樹脂シート2に歪み、乃至弛みが生ずることがない。
本発明によれば長期間に亘って不燃性、或いは耐熱性樹脂シートに歪みや弛みが生ずることがない防煙・防火壁を提供することができる。
1はケース本体
2は不燃性透明樹脂シート
3はシート端部の挿入孔
4はシート端部処理バー
5は波状スプリング
2は不燃性透明樹脂シート
3はシート端部の挿入孔
4はシート端部処理バー
5は波状スプリング
Claims (2)
- 不燃性樹脂シートと、該シートの端部を挿入するケース本体と、該ケース本体の内部に対向状に収納されるシート端部処理バーと、該シート端部処理バーに設けられ、上記シート端部処理バーの内側面間に押圧力を加える弾性材からなり、該弾性材はその押圧力によりシート端部処理バー内側面でシートの端部を挟持するようにしたことを特徴とする防煙・防火壁。
- 弾性材が波状スプリングで構成される請求項1記載の防煙・防火壁。
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JP2012010564A JP5189212B1 (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | 防煙・防火壁 |
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JP2012010564A JP5189212B1 (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | 防煙・防火壁 |
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