JP6588872B2 - 防煙たれ壁 - Google Patents

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Description

本発明は、防煙区画を形成する防煙たれ壁に関する。
従来、煙の流動を防ぐために建物内部に設置される防煙たれ壁において、地震等の振動を吸収するための部材を備えるものが知られている。この種の防煙たれ壁を開示するものとして例えば特許文献1〜3がある。
特許文献1には、不燃材又はこの不燃材を設けた保持フレームは、取付フレームに吊り下げられて支持され、不燃材又はこの不燃材を設けた保持フレームの面外方向の揺れに対して追随する構成とされた防煙垂壁について記載されている。また、保持フレームの両側部には、建物の壁面に向かって延在する袖片がそれぞれ形成され、これら袖片は、建物の壁部と保持フレームの側端部との間に取付けられた緩衝壁の側端部を覆うとともに、隣接する保持フレーム相互の間に、面内変形を吸収するために形成された隙間を覆う機能を有することが記載されている。
特許文献2には、複数枚のパネル材が天井面の下方に連続して突出するようにして取り付けられて防煙壁が形成されてなる固定式防煙壁において、壁面の側端部側に配されたパネル材は、建築物の壁面に固定せずにパネル材と建築物の壁面との間隙に弾性緩衝材を介在させてパネル材と建築物の壁面とを当接状態となした固定式防煙壁について記載されている。特許文献3には、ガラス吊り金具は、板ガラスの下端部を支える受け金物と、吊り元と、これらを連結する棒状連結部とを有し、板ガラスの下端部と受け金物との間隙にはガラス底部保護ゴムが設けられ、一方、板ガラスの側端面部と棒状連結部との間隙にはガラス側部保護ゴムが設けられてなる防煙垂れ壁について記載されている。
特開2007−82759号公報 特開平10−66737号公報 特開平9−328838号公報
ガラスの破損等を考慮して不燃材で構成される防煙シートを用いる場合がある。防煙シートは、その可撓性により、地震等の振動によって面外方向や面内方向の変位が生じた場合にガラス等に比べて歪みや撓みが生じ易くなる。
特許文献1から3等に開示される技術には、振動を吸収する点が記載されているものの、面内方向に大きく変動した場合に防煙シートに歪みや撓みが生じたり、また、面内方向の一側に大きく変位したときに防煙シートと壁間に隙間が形成されたりするおそれもあった。このように、従来技術には、面内方向の振動をより効果的に吸収するという点で改善の余地があった。
本発明は、面内方向の変位を効果的に吸収することができるとともに、防煙区画が形成される壁間に隙間が生じる事態を防止できる防煙たれ壁の構造を提供することを目的とする。
本発明は、天井(例えば、後述の天井1)に上端部(例えば、後述の上枠12)が固定され、壁(例えば、後述の壁2)と壁(例えば、後述の壁2)の間に防煙区画を形成する防煙面材(例えば、後述の防煙パネル10)と、前記壁と前記壁の間における前記防煙面材が配置されていない隙間を塞ぐ閉塞部材(例えば、後述の閉塞部材70,80)と、を備え、前記閉塞部材は、前記防煙面材又は前記壁に配置され、隙間における横方向の一側から他側に向かって延出する不燃面材(例えば、後述の不燃シート71,81)と、前記防煙面材又は前記壁に配置され、隙間における横方向の他側から一側に向かって延出し、前記不燃面材をその厚み方向で挟む挟持側不燃面材(例えば、後述の挟持側不燃面材72,82,372)と、を有する防煙たれ壁に関する。
前記不燃面材は、可撓性を有する不燃シート(例えば、後述の不燃シート71,81)であり、前記挟持側不燃面材は、可撓性を有する2枚の不燃シート(例えば、後述の不燃シート721,722、不燃シート375,376)により前記不燃面材を挟むように構成されることが好ましい。
前記挟持側不燃面材としての前記2枚の不燃シート及び前記不燃面材としての前記不燃シートは、挟持状態を維持しつつ、それぞれ移動可能に構成されることが好ましい。
前記壁に固定され、前記不燃面材又は前記挟持側不燃面材の何れかを保持する保持部材(例えば、後述の保持部材50)を更に備え、前記保持部材に対応する前記挟持側不燃面材又は前記不燃面材が前記防煙面材に固定され、前記不燃面材を前記挟持側不燃面材が挟んだ状態で前記防煙面材と前記壁の隙間を塞ぐことが好ましい。
前記不燃面材は、一側の前記防煙面材(例えば、後述の防煙パネル10a)に固定され、前記挟持側不燃面材は、前記不燃面材が固定される前記防煙面材に対して隙間をあけて配置される他側の前記防煙面材(例えば、後述の防煙パネル10b)に固定され、前記不燃面材を前記挟持側不燃面材が挟んだ状態で一側の前記防煙面材と他側の前記防煙面材の隙間を塞ぐことが好ましい。
本発明によれば、面内方向の変位を効果的に吸収することができるとともに、防煙区画が形成される壁間に隙間が生じる事態を防止できる防煙たれ壁の構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係る防煙たれ壁を示す正面図である。 本実施形態の防煙たれ壁における壁側の閉塞部材及びその近傍を示す拡大正面図である。 第1実施形態の防煙たれ壁における壁側の閉塞部材及びその近傍を示す横断面図である。 第1実施形態の不燃シートが挟持側不燃面材に挟み込まれた状態を示す拡大横断面図である。 第1実施形態の防煙たれ壁におけるパネル間の閉塞部材及びその近傍を示す拡大正面図である。 第1実施形態の防煙たれ壁におけるパネル間の閉塞部材及びその近傍を示す横断面図である。 第2実施形態の防煙たれ壁における壁側の閉塞部材及びその近傍を示す横断面図である。 第2実施形態の防煙たれ壁におけるパネル間の閉塞部材及びその近傍を示す横断面図である。 変形例の不燃面材が挟持側不燃面材に挟み込まれた状態を示す拡大横断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「面内方向」とは、防煙たれ壁の面内方向であり、上下方向、左右方向、いわゆる見付方向等を含む方向のことを意味する。また、「面外方向」とは、前後方向、厚み方向、いわゆる見込方向等を含む面の外側を向く方向のことを意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防煙たれ壁5を示す正面図である。本実施形態の防煙たれ壁5は、建物内部の天井1と壁2の間に防煙区画を形成するものである。
図1に示すように、防煙たれ壁5は、複数の防煙パネル10と、天井枠21と、パネル用縦枠22と、下部カバー23と、角パイプ60と、左右の壁2側の閉塞部材70と、パネル間の閉塞部材80と、を備える。
図2は、本実施形態の防煙たれ壁5における壁2側の閉塞部材70及びその近傍を示す拡大正面図である。図2に示すように、防煙パネル10は、枠部材としてのパネルフレーム11と、パネルフレーム11に保持される防煙シート15と、を備える。
パネルフレーム11は、上枠12、下枠13及び左右両側の縦枠14が矩形に枠組みされて構成される。本実施形態では、縦枠14と上枠12及び縦枠14と上枠12がネジ(図示省略)によってそれぞれ連結固定される。
防煙シート15は、透明又は半透明な不燃性の材料により構成される不燃材である。防煙シート15としては、例えば、ガラスクロスに塩ビ又は合成樹脂コーティングしたものが主に用いられ、不燃材料であることが必要となる。
防煙パネル10は、設置される壁間距離に応じてサイズや枚数が設定される。本実施形態では、横方向のサイズが同じ2枚の防煙パネル10a,bが配置されている。
天井枠21は、その断面形状が、長手方向で見たときに下部が開放された略C字状に形成されており、ネジ90等により天井1に固定される。
天井枠21の内側には、防煙パネル10の上枠12が差し込まれる。本実施形態では、ネジ91により複数個所で天井枠21に対して上枠12が固定される。
パネル用縦枠22は、その内側に防煙パネル10の縦枠14が差し込まれる。パネル用縦枠22の横方向を向く側面には、角パイプ60がネジ95により連結固定される。
下部カバー23は、防煙パネル10の下枠13に取り付けられる。本実施形態の下部カバー23は、防煙パネル10の下枠13を内側に挿入した状態でネジ91により固定される。
本実施形態では、パネル用縦枠22は、天井枠21及び下部カバー23の内側に差し込まれた状態でネジ(図示省略)によって天井枠21及び下部カバー23のそれぞれに固定される。
次に、防煙パネル10と壁2の間の隙間を塞ぐ壁2側の閉塞部材70について説明する。図3は、第1実施形態の防煙たれ壁5における壁2側の閉塞部材70を示す横断面図である。図4は、第1実施形態の不燃シート71が挟持側不燃面材72に挟み込まれた状態を示す拡大横断面図である。なお、以下の説明では、左右方向の壁2側の閉塞部材70を例として説明するが、左右方向の他側の壁2側の閉塞部材70も同様の構造となっている。
図3及び図4に示すように、壁2側の閉塞部材70は、防煙パネル10側に固定される不燃シート71と、壁2に固定される保持部材50と、保持部材50に保持される挟持側不燃面材72と、を備える。
不燃シート71は、防煙シート15と同じ透明又は半透明な不燃材により構成される。本実施形態の不燃シート71は、角パイプ60における防煙パネル10の厚み方向の一側(図3の紙面上側)を向く面にシート固定具61を介して固定される。なお、本実施形態では、パネルフレーム11に防煙シート15が固定される面を正面側とすると、厚み方向の一側は背面側と表現することもできる。
シート固定具61は、角パイプ60の長手方向に沿って延びる細長の板状に構成される。不燃シート71は、平面視において角パイプ60から見付方向の壁2側に向かって延出する。
保持部材50は、角パイプを2つ横方向に並べて構成されており、隣接する角パイプの間に挟持側不燃面材72が挟持される。
挟持側不燃面材72は、2枚の不燃シート721,722によって構成される。不燃シート721,722は、何れも防煙シート15と同じ材料で構成される。
図4に示すように、不燃シート71は、挟持側不燃面材72を構成する2枚の不燃シート721,722によって不燃シート71の厚み方向(見込方向)で挟まれた状態で保持される。不燃シート71及び不燃シート721,722は、何れも透明又は半透明な材料で構成されているので、重なった部分も光を透過する構成となっている。
防煙パネル10から延出する不燃シート71が挟持側不燃面材72の不燃シート721,722に挟まれることにより、防煙パネル10と壁2の間の隙間が閉塞される。
振動発生時に防煙パネル10が面内方向に変位したとしても、不燃シート71が不燃シート721,722の間でその位置を変えるだけなので、防煙パネル10に影響を与えることなく、振動による変位を吸収できる。
振動発生時に防煙パネル10が面外方向に変位したとしても、不燃シート71及び不燃シート721,722は、何れも可撓性を有するシート状に構成されているので、面外方向への振動を壁2に伝達することなく、閉塞部材70で吸収することができる。振動後は、不燃シート71及び不燃シート721,722の復元力によって元の位置に戻るので防煙パネル10と壁2の間に隙間が生じることもない。
次に、防煙パネル10と防煙パネル10の間の隙間を塞ぐパネル間の閉塞部材80について説明する。
図5は、第1実施形態の防煙たれ壁5におけるパネル間の閉塞部材80及びその近傍を示す拡大正面図である。図5に示すように、閉塞部材80は、左右方向一側(左側)の防煙パネル10の角パイプ60に固定される不燃シート81と、左右方向他側(右側)の防煙パネル10の角パイプ60に固定される挟持側不燃面材82と、を備える。
図6は、第1実施形態の防煙たれ壁5におけるパネル間の閉塞部材80及びその近傍を示す横断面図である。図6に示すように、不燃シート81は、左側の防煙パネル10に固定される角パイプ60にシート固定具61を介して固定される。不燃シート81は、角パイプ60における防煙パネル10の厚み方向の一側(図6の紙面上側)を向く側の面に固定されており、右側に向かって延出している。
挟持側不燃面材82は、右側の防煙パネル10に固定される角パイプ60にシート固定具61を介して固定される。挟持側不燃面材82は、2枚の不燃シート821,822から構成される。挟持側不燃面材82は、角パイプ60における防煙パネル10の厚み方向の一側(図6の紙面上側)を向く面に固定されており、左側に向かって延出している。
不燃シート81は、挟持側不燃面材82を構成する2枚の不燃シート821,822によって挟まれた状態となっている。挟持側不燃面材82は、不燃シート81をその厚み方向で挟み込んでおり、壁側の閉塞部材70で説明した図4と同様の位置関係となっており、左側の防煙パネル10と右側の防煙パネル10の間の隙間は、不燃シート81及び挟持側不燃面材82によって塞がれている。また、不燃シート81及び不燃シート821,822は、何れも透明又は半透明な材料で構成されているので、重なった部分も光を透過する構成となっている。
以上説明した第1実施形態の防煙たれ壁5によれば、以下のような効果を奏する。
防煙たれ壁5は、天井1に上端部である上枠12が固定され、壁2と壁2の間に防煙区画を形成する防煙パネル10と、壁2と壁2の間における防煙パネルが配置されていない隙間を塞ぐ閉塞部材70,80と、を備え、閉塞部材70,80は、防煙パネル10に配置され、隙間における横方向の一側から他側に向かって延出する不燃シート71,81と、防煙パネル10b又は壁2に配置され、隙間における横方向の他側から一側に向かって延出し、不燃シート71,81をその厚み方向で挟む挟持側不燃面材72,82と、を有する。
これにより、面内方向で振動が生じても、不燃シート71,81が挟持側不燃面材72,82の間を移動することで面内方向の変位を吸収することができ、防煙シート15に歪みや撓みが生じ難くできる。また、壁2が傾いていたとしても、その傾きを挟持側不燃面材72,82が不燃シート71,81を挟み込む量で吸収できるので、取付位置の調整も容易である。
本実施形態の不燃シート71,81は、可撓性を有し、挟持側不燃面材72,82は、可撓性を有する2枚の不燃シート721,722により不燃シート71を挟み、不燃シート821,822により不燃シート81を挟むように構成される。
これにより、面外方向の変位が生じて防煙パネル10が一時的に面外方向の一側に傾いたとしても、可撓性を有する不燃シート71,81及び挟持側不燃面材72,82の不燃シート721,722,821,822の柔軟性により、その面外方向の変位を大きく吸収して壁2に変位が伝達されることをより効果的に防止ができる。
本実施形態では、挟持側不燃面材72としての2枚の不燃シート721,722及び不燃シート71は、挟持状態を維持しつつ、それぞれ移動可能に構成される。同様に、挟持側不燃面材82としての2枚の不燃シート821,822及び不燃シート81は、挟持状態を維持しつつ、それぞれ移動可能に構成される。
このように、本実施形態では、不燃シート71(不燃シート81)と2枚の不燃シート721,722(不燃シート821,822)が固定されているわけでなく、移動が可能となっている。即ち、閉塞部材70,80は、不燃シート71,81と該不燃シート71,81を挟持する挟持側不燃面材72,82(2枚の不燃シート721,722、2枚の不燃シート821,822)が、挟持した、もしくは挟持された範囲(部分)においても移動可能に構成されているので、面内方向及び面外方向の変位を効果的に吸収することができるのである。
本実施形態では、壁2に固定され、挟持側不燃面材72を保持する保持部材50を更に備え、保持部材50に対応する不燃シート71が防煙パネル10に固定され、不燃シート71を挟持側不燃面材72が挟んだ状態で防煙パネル10と壁2の隙間を塞ぐ。
これにより、壁2と防煙パネル10の間の隙間に防煙区画を形成しつつ、面内方向の変位を効果的に吸収することができる。壁2側に変位が伝達されないので、防煙シート15の歪みや撓みの発生も効果的に防止できる。本実施形態では、不燃シート71及び挟持側不燃面材72の両方が可撓性を有するので、面外方向の変位も効果的に吸収することができる。
本実施形態では、不燃シート81は、一側の防煙パネル10aに固定され、挟持側不燃面材82は、不燃シート81が固定される防煙パネル10aに対して隙間をあけて配置される他側の防煙パネル10bに固定され、不燃シート81を挟持側不燃面材82が挟んだ状態で一側の防煙パネル10aと他側の防煙パネル10bの隙間を塞ぐ。
これにより、防煙パネル10aと防煙パネル10bの間についても、防煙区画を形成しつつ、面内方向の変位を効果的に吸収することができる。壁2と壁2の間でも変位が吸収されるようになるので、防煙シート15の歪みや撓みの発生もより一層効果的に防止できる。本実施形態では、不燃シート81及び挟持側不燃面材82の両方が可撓性を有するので、面外方向の変位も効果的に吸収することができる。
次に、第1実施形態の構成と異なる別実施形態について説明する。なお、以下の説明において、既に説明した構成と同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態の防煙たれ壁205は、第1実施形態の構成から角パイプ60を省略したものである。図7は、第2実施形態の防煙たれ壁205における壁2側の閉塞部材270及びその近傍を示す横断面図である。図8は、第2実施形態の防煙たれ壁205におけるパネル間の閉塞部材280及びその近傍を示す横断面図である。
図7に示すように、壁2側の閉塞部材270が備える不燃シート71は、防煙パネル10のパネル用縦枠22にシート固定具261を介して固定される。なお、挟持側不燃面材82の構成は、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、パネル間の閉塞部材280においても、防煙パネル10aの右側の縦枠14が差し込まれるパネル用縦枠22にシート固定具261によって不燃シート81が固定される。同様に、防煙パネル10aの左側の縦枠14が差し込まれるパネル用縦枠22にシート固定具261によって挟持側不燃面材82が固定される。
以上説明した第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
上記実施形態では、左右方向(見付方向)の長さが同じものを2枚用いて挟持側不燃面材を構成しているが、挟持側不燃面材の構成は適宜することができる。次に、挟持側不燃面材の変形例について説明する。
図9は、変形例の不燃シート71が挟持側不燃面材372に挟み込まれた状態を示す拡大横断面図である。図9に示すように、挟持側不燃面材372は、見込方向の一側に位置する不燃シート375に比べ厚み方向(見込方向)の他側に位置する不燃シート376の長さが長くなるように構成される。これにより、不燃シート375における不燃シート376より短くなっている部分から不燃シート71を差し込むことができ、不燃シート375と不燃シート376の間に不燃シート71を差し込む作業をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、挟持側不燃面材を防煙パネル側に配置し、保持部材を介して壁側に不燃面材を配置することもできる。
上記実施形態では、不燃面材及び挟持側不燃面材の両方を不燃シートで構成したが、不燃材であればよく、この構成に限定されない。不燃面材及び挟持側不燃面材に金属を用いてバネ材等によって面外方向の変位を吸収する構成とすることもできる。
上記実施形態では、防煙たれ壁5が、壁2側の閉塞部材70及びパネル間の閉塞部材80の両方を備える構成であるが、何れか一方のみを備える構成とすることもできる。
1 天井
2 壁
5,205 防煙たれ壁
10 防煙パネル(防煙面材)
12 上枠(上端部)
50 保持部材
70,80 閉塞部材
71,81 不燃シート(不燃面材)
72,82,372 挟持側不燃面材
721,722 2枚の不燃シート
375,376 2枚の不燃シート

Claims (5)

  1. 天井に上端部が固定され、壁と壁の間に防煙区画を形成する防煙面材と、
    前記壁と前記壁の間における前記防煙面材が配置されていない隙間を塞ぐ閉塞部材と、を備え、
    前記閉塞部材は、
    前記防煙面材又は前記壁に配置され、隙間における横方向の一側から他側に向かって延出する不燃面材と、
    前記防煙面材又は前記壁に配置され、隙間における横方向の他側から一側に向かって延出し、前記不燃面材をその厚み方向で挟む挟持側不燃面材と、を有する防煙たれ壁。
  2. 前記不燃面材は、可撓性を有する不燃シートであり、
    前記挟持側不燃面材は、可撓性を有する2枚の不燃シートにより前記不燃面材を挟むように構成される請求項1に記載の防煙たれ壁。
  3. 前記挟持側不燃面材としての前記2枚の不燃シート及び前記不燃面材としての前記不燃シートは、挟持状態を維持しつつ、それぞれ移動可能に構成される請求項2に記載の防煙たれ壁。
  4. 前記壁に固定され、前記不燃面材又は前記挟持側不燃面材の何れかを保持する保持部材を更に備え、
    前記保持部材に対応する前記挟持側不燃面材又は前記不燃面材が前記防煙面材に固定され、
    前記不燃面材を前記挟持側不燃面材が挟んだ状態で前記防煙面材と前記壁の隙間を塞ぐ請求項1から3の何れかに記載の防煙たれ壁。
  5. 前記不燃面材は、一側の前記防煙面材に固定され、
    前記挟持側不燃面材は、前記不燃面材が固定される前記防煙面材に対して隙間をあけて配置される他側の前記防煙面材に固定され、
    前記不燃面材を前記挟持側不燃面材が挟んだ状態で一側の前記防煙面材と他側の前記防煙面材の隙間を塞ぐ請求項1から3の何れかに記載の防煙たれ壁。
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