JP7068968B2 - 引戸 - Google Patents
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Description
引戸1は、建物の開口部10に取り付けられる枠体2と、枠体2内においてスライド可能な吊り障子4と、吊り障子4の振れを抑えると共に吊り障子4の移動を案内するレール9と、を備える片引戸である。なお、図1は、吊り障子4が閉じられた状態を示す。
上枠21は、上枠本体211を備える。上枠本体211の上部には、当該上部を覆うようにして固定される上枠本体上側部213が設けられている。上枠本体上側部213の周縁部のコの字状の係止部2131が、上枠本体211の周縁部に係止することにより、中央部に上方向へ突出部2132を有する上枠本体上側部213が、上枠本体211の上部に固定されている。上枠本体211の下部における見込方向の中央位置には、下側へ開口するガラスパネル支持凹部2111が形成されている。ガラスパネル支持凹部2111においては、ガラスパネル35は、バックアップ材2113によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材2113の下方には、シール材2114が塗工される。上枠21は、吊束26の上端部に接続されており、無目24は、吊束26の下端部に接続されている。これにより、無目24の水平方向且つ見付方向における中央部は、上枠21に吊られた構造をなしている。
縦枠23は、縦枠本体231を有している。縦枠本体231の見付方向外方(図3において左側の縦枠23に関しては図3の左方向であり、右側の縦枠23に関しては図3の右方向)には、当該見付方向外方を覆うようにして固定される縦枠本体外側部233が設けられている。縦枠本体外側部233の周縁部のコの字状の係止部2331が、縦枠本体231の周縁部に係止することにより、中央部に見付方向外方へ突出部2332を有する縦枠本体外側部233が、縦枠本体231に固定されている。見付方向において互いに対向する一対の縦枠本体231の側(以下、「縦枠本体231の対向側」と言う)における見込方向の中央位置には、他方の縦枠本体231へ向かって開口する凹部2311が形成されている。また、図3における左側の縦枠23は、縦枠屋外側本体232を有している。縦枠屋外側本体232の見込方向の中央位置には、図3における右側の縦枠本体231へ向かって開口するガラスパネル支持凹部2321が形成されている。ガラスパネル支持凹部2321においては、ガラスパネル35は、バックアップ材2323によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材2323よりも図3における右側の縦枠本体231寄りには、シール材2324が塗工される。
図3における右側の縦枠23には、戸当り235が設けられている。戸当り235は、図5に示すように、縦断面で見た形状が、一対の側壁2351、2352と、一対の側壁2351、2352を互いに接続する中央壁2353と、を有する略コの字形状に形成されており、一対の側壁2351、2352の先端部が、縦枠本体231の対向側の面に当接している。また、戸当り235の中央部は、縦枠本体231の対向側の面に近づくように突出する被固定凸部2355を有しており、被固定凸部2355は、ビス2356によって縦枠本体231の対向側の面に固定されている。一対の側壁2351、2352の先端部と被固定凸部2355の端面とは、見込方向及び上下方向に平行な同一面上に位置している。
一対の側壁2351、2352の先端部と被固定凸部2355の端面との位置関係は、この位置関係に限定されず、被固定凸部2355の端面が、一対の側壁2351、2352の先端部よりも縦枠本体231の対向側の面に向かって突出していてもよい。これにより、被固定凸部2355の縦枠本体231への固定に際して、被固定凸部2355が縦枠本体231へ当接する前に、一対の側壁2351、2352の先端部が縦枠本体231へ当接しないようにすることが可能となる。
本実施形態においては、吊り障子4の縦框としての戸先框43及び戸尻框44には、押縁436、446が固定されてガラスパネル45が保持され、戸先框43と、枠体2を構成する縦枠23であって吊り障子4の戸先框43と対向する縦枠23に設置された、戸先框43が当接する戸当り235とは、同一の部材により構成されている。
しかし、本実施形態においては、ガラスパネル45を施工現場に取り寄せ、施工現場において、バックアップ材4313、4413を配置させ、シール材4314、4414を塗工し、押縁436、446を戸当り共通部材235に嵌め込んで固定すれば、吊り障子4を組み立てることができる。このため、ガラスパネル45が割れてしまった場合には、ガラスパネル45だけ施工現場に取り寄せればよく、また、工場において従来用いられていた接着材が硬化するまで待つ必要をなくすことが可能である。
2…枠体
43…戸先框(縦框)
44…戸尻框(縦框)
45…ガラスパネル
235…戸当り、戸当り共通部材
436、446…押縁
2359…モヘア固定凹部(モヘア固定部)
2361…モヘア
Claims (4)
- 矩形に枠組みされた枠体内に配置され左右方向に走行可能な障子を備える片引戸により構成される引戸であって、
前記障子の縦框には、押縁が固定されてガラスが保持され、
前記縦框と、前記枠体を構成する縦枠であって前記障子の縦框と対向する縦枠に設置された、前記縦框が当接する戸当りとは、同一の部材により構成されている引戸。 - 前記障子の縦框は、板状に形成された部材により構成される請求項1に記載の引戸。
- 前記障子の縦框の前記同一の部材に固定された前記押縁は、前記ガラスの側面を支持する請求項2に記載の引戸。
- 前記障子の戸先側の縦框の屋内側に位置する前記同一の部材の部分には、モヘアを取付けるためのモヘア固定部が形成されている請求項1~請求項3のいずれかに記載の引戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018159484A JP7068968B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 引戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018159484A JP7068968B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 引戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020033722A JP2020033722A (ja) | 2020-03-05 |
JP7068968B2 true JP7068968B2 (ja) | 2022-05-17 |
Family
ID=69667279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018159484A Active JP7068968B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 引戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7068968B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184835A (ja) | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Shin Nikkei Co Ltd | 門装置 |
JP2010116770A (ja) | 2008-10-15 | 2010-05-27 | Tostem Corp | 引戸式ドア、及び、引戸式ドアの防護体 |
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JP2011157741A (ja) | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Showa Front Kk | 引き戸式ドア装置 |
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-
2018
- 2018-08-28 JP JP2018159484A patent/JP7068968B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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