JP3225404U - シート部材、及びシートシャッター - Google Patents
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Abstract
【課題】シート部材及びシートシャッターを提供する。【解決手段】複数のシート部材10が、互いの側縁部12を突き合わせて隣り合わせに垂下されることにより全体として薄板状の隔壁となるように配設され、隣り合うシート部材10同士の間において前記隔壁を開閉可能とするシートシャッター1を構成するシート部材10であって、側縁部12の長さ方向全体に亘って配設された棒状の磁石を備えてなる。【選択図】図1
Description
本考案は倉庫、工場、若しくは店舗等の出入り口で使用されるシートシャッターに関し、特に、複数のシート部材が隣り合わせに垂下されてなる帯状のシートシャッター、並びに該シートシャッターを構成するシート部材に関する。
従来、出入り口を塞いで室内の保温を行う目的や、耐火を目的として、前記出入り口を塞ぐシートシャッターが知られている。また、特許文献1では、ほぼ水平に設置される巻取軸と、この巻取軸に相互に接して隣り合うように一端が巻き付けられて下方に垂れ下がる多数の耐火機能を有する帯状シートと、これら各帯状シートの下端部にそれぞれ個別に取り付けられた各帯状シートの幅とほぼ同じ長さの棒状錘と、前記巻取軸を回転駆動して前記各帯状シートを巻き上げ・巻き降ろしする駆動機構とを備えた耐火スクリーンが開示されている。
しかしながら、従来、複数のシートを水平方向に隣り合わせて、前記出入り口を塞ぐシートシャッターは、隣接するシート同士の間に隙間が生じることから、十分に保温効果等のシートシャッターの効果を奏することができなかった。
そこで、上記課題を解決するための手段として本考案に係るシート部材は、複数のシート部材が、互いの側縁部を突き合わせて隣り合わせに垂下されることにより全体として薄板状の隔壁となるように配設され、隣り合う前記シート部材同士の間において前記隔壁を開閉可能とするシートシャッターを構成するシート部材であって、前記側縁部の長さ方向全体に亘って配設された棒状の磁石を備えてなることを特徴とする。
前記棒状の磁石は、ゴム磁石であることが好ましいが、他の硬質の磁石であってもよい。
ここでいう「棒状」という語は、「側縁部の長さ方向の全体に亘る長さに一体として形成されてなる」という意味に解釈されるべきである。このため、断面形状や厚み(断面円形の場合にあっては直径)等について限定的に解釈してはならない。したがって、断面が正四角形であっても、断面が円形であってもよく、また、シート状に形成されてなる磁石であってもよい。
上述した構成に係る本考案にあっては、前記棒状の磁石が前記側縁部の長さ方向全体に亘って配設されてなることから、磁石同士が長さ方向の全体に亘って互いに引き合い、隣に位置する他のシート部材との間に隙間を生じず、隣接する二つのシート部材の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
また、前記側縁部は前記磁石を内包してなることとしても好ましい。
内包とは、内部に含み持つことをいう。このため、シート自体の前記側縁部で前記磁石を巻回することで内包してもよく、また、前記シートの側縁に、前記磁石を包み込んで取り付ける磁石取付用の部材を設けてもよい。
上述した構成に係る本考案にあっては、使用者に対して、前記磁石が剥き出しの状態で前記側縁部に配設された状態よりも美感上優れた印象を与えることができる。
また、前記磁石は、一部分のみで前記側縁部に対して固定されると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により前記側縁部との境界部分におけるずれ動き可能に内包されてなることとしても好ましい。
一部分とは、シート部材の側縁部における、磁石を固定する一部位をいう。したがって、上述した一部分のみで前記側縁部に対して前記磁石が固定される場合は、前記磁石の他の部分は前記側縁部と互いに長さ方向へのずれ動きが可能な状態となる。
固定する手段としては、各種の手段を用いることができるが、例えば、タッカー、釘、螺子、若しくは接着剤等を採用することができる。
前記磁石と他の部材とは素材が異なることから、それぞれの部材の熱膨張率が異なる場合がある。これにより、前記シート部材の存在する場所の気温のいかんによってそれぞれの部材の長さが変化することとなる。この場合には、前記側縁部と前記磁石との間の相対的な長さの変化の違いにより、前記側縁部と前記磁石との間で撓みが生じ、隣に位置する他のシート部材と上手く接合できないという事態が生ずる。
そこで、前記の構成に係る本考案にあっては、一部分のみで前記磁石を固定すると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により、前記磁石と、前記側縁部との境界部分におけるずれ動き可能に内包することで、熱膨張が生じた場合であっても、前記磁石若しくは前記側縁部の変形が、前記側縁部の形状の変化を促すことを抑制することができ、前記側縁部の撓みが生じない。これにより、隣のシート部材との確実な接合を実現することができる。
そこで、前記の構成に係る本考案にあっては、一部分のみで前記磁石を固定すると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により、前記磁石と、前記側縁部との境界部分におけるずれ動き可能に内包することで、熱膨張が生じた場合であっても、前記磁石若しくは前記側縁部の変形が、前記側縁部の形状の変化を促すことを抑制することができ、前記側縁部の撓みが生じない。これにより、隣のシート部材との確実な接合を実現することができる。
また、前記磁石は、上端部において前記側縁部に対して固定されてなることとしても好ましい。
この場合、前記磁石が熱膨張により前記側縁部に対して相対的に伸びた場合であっても、下端方向へと前記磁石が伸びる。さらに、前記磁石には下端方向すなわち鉛直下向き方向への重力が加わるから、熱膨張による伸びがまっすぐなものとなる。これにより、上述した撓みを抑制し、さらに確実な接合を実現することができる。
また、本考案に係るシートシャッターは、前述したシート部材によって構成されてなることを特徴とする。
このようなシートシャッターは、前記シート部材同士を確実に接合することができることから、隣接するシート部材の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
なお、前述したシート部材を構成するシートとしては、任意に選択する各種素材を使用することができる。すなわち、断熱性を有する素材を選択した場合にあっては、本考案の構造と相まって従来よりも大きな断熱効果を得ることができ、また、耐火性を有する素材を選択した場合にあっては、本考案の構造と相まって従来よりも大きな耐火効果を得ることができる。
本考案に係るシート部材によれば、前記棒状の磁石が前記側縁部の長さ方向全体に亘って配設されてなることから、隣に位置する他のシート部材との間に隙間を生じず、隣接する二つのシート部材の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
また、本考案に係るシートシャッターによれば、前記シート部材同士を確実に接合することができることから、隣接するシート部材の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
またさらに、前記磁石を、一部分のみで前記側縁部に対して固定されると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により前記側縁部との境界部分におけるずれ動き可能に内包されてなる構成とした場合にあっては、熱膨張が生じた場合であっても、前記磁石若しくは前記側縁部の変形が、前記側縁部の形状の変化を促すことを抑制することができ、前記側縁部の撓みが生じない。これにより、隣のシート部材との確実な接合を実現することができる。
以下、本考案に係る実施の形態の一例を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲の記載によって定められるべきであって、本実施の形態の記載に限定して解釈することはできない。
まず初めに、本実施の形態におけるシートシャッター1の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるシートシャッター1は、複数のシート部材10が、門状の建具枠2に吊下げられてなる。建具枠2は、2本の柱部材と、その上端に横架されてなる架橋部材とを備えてなる。また、複数のシート部材10のそれぞれの上端には、吊下げ金具13が配設されてなる。これにより、複数のシート部材10は、互いの側縁部12を突き合わせて隣り合わせに前記架橋部材から垂下されてなる。
またさらに、複数のシート部材10が隣り合わせに垂下されることにより、シートシャッター1全体として薄板状の隔壁を形成してなる。
またさらに、複数のシート部材10が隣り合わせに垂下されることにより、シートシャッター1全体として薄板状の隔壁を形成してなる。
また図2に示すように、シートシャッター1は、隣り合うシート部材10同士の間において前記隔壁を開閉可能に接合されてなる。
次に、本実施の形態におけるシート部材10の構成について説明する。
図3から図7に示すように、シート部材10は、シート11と、シート11の左右の側縁をそれぞれ被覆してなる被覆部材16と、シート部材10の下端部において一方の被覆部材16から他方の被覆部材16へと跨って配設されてなる補強部材19と、被覆部材16に内包されてなる磁石15と、シート部材10の上端部において磁石15を被覆部材16に固定するタッカー14と、シート11の上端に配設されてなる吊下げ金具13とを備えてなる。
シート11は、長尺の矩形に形成されてなる。さらに、薄手に形成されてなる。またさらに、シート11は透過性を有してなり、可撓性を有する樹脂によって成形されてなる。
被覆部材16は、シート11と同じ長さに形成されてなる。さらに、被覆部材16には、シート11の外縁を挟み込む溝が形成されてなる。この溝は、溝の浅い部分においてシート11の厚みと同じ若しくは僅かに狭い幅に形成されてなる狭幅部17と、溝の深い部分においてシート11の厚みよりも大きい幅に形成されてなる幅広部18とが形成されてなる。また、被覆部材16は可撓性を有する樹脂によって成形されてなる。
また、被覆部材16は、シート11の側縁の長さ方向の全体を狭幅部17で挟み込むことで、シート11に固定されてなる。なお、挟み込むことに替えて、若しくは加えて、接着剤、タッカー 、螺子等でシート11と固定することとしてもよい。さらに、被覆部材16は一方の側縁部12と他方の側縁部12とのそれぞれに配設されてなる。
また、被覆部材16は、シート11の側縁の長さ方向の全体を狭幅部17で挟み込むことで、シート11に固定されてなる。なお、挟み込むことに替えて、若しくは加えて、接着剤、タッカー 、螺子等でシート11と固定することとしてもよい。さらに、被覆部材16は一方の側縁部12と他方の側縁部12とのそれぞれに配設されてなる。
補強部材19は、シート部材10の幅よりも僅かに短い長さに形成されてなる矩形の板状部材である。補強部材19は可撓性を有する樹脂によって形成されてなる。
また、補強部材19は、シート部材10の下端部において一方の被覆部材16から他方の被覆部材16へと跨るように配設されてなり、シート部材10の正面と背面の双方にそれぞれ配設されてなる。さらに、補強部材19は、螺子によって一方の被覆部材16、シート11、及び他方の被覆部材16のそれぞれと螺着されてなる。
また、補強部材19は、シート部材10の下端部において一方の被覆部材16から他方の被覆部材16へと跨るように配設されてなり、シート部材10の正面と背面の双方にそれぞれ配設されてなる。さらに、補強部材19は、螺子によって一方の被覆部材16、シート11、及び他方の被覆部材16のそれぞれと螺着されてなる。
磁石15は、断面四角形であって、棒状に形成されてなる。また、磁石15はシート11と同じ長さに形成されてなる。またさらに、磁石15はゴム磁石であって、可撓性を有する。
また、磁石15は一方の側縁部12と他方の側縁部12とのそれぞれに配設されてなる。さらに、磁石15は被覆部材16の幅広部18によって内包されてなる。なお、磁石15の側周壁と被覆部材16の幅広部18の内壁面との間には隙間が形成されてなり、その境界部分においてずれ動き可能となっている。
また、磁石15は一方の側縁部12と他方の側縁部12とのそれぞれに配設されてなる。さらに、磁石15は被覆部材16の幅広部18によって内包されてなる。なお、磁石15の側周壁と被覆部材16の幅広部18の内壁面との間には隙間が形成されてなり、その境界部分においてずれ動き可能となっている。
タッカー14は、金属の棒状に形成されてなる。
また、タッカー14は、シート部材10の上端部において、被覆部材16に内包されてなる磁石15を被覆部材16の表面から貫通することによって固定している。なお、タッカー14は、釘、螺子、若しくは接着剤等によっても代替することができる。
また、タッカー14は、シート部材10の上端部において、被覆部材16に内包されてなる磁石15を被覆部材16の表面から貫通することによって固定している。なお、タッカー14は、釘、螺子、若しくは接着剤等によっても代替することができる。
吊下げ金具13は、シート部材10の上端に配設されてなる。吊下げ金具13は、建具枠2にシート部材10を取り付けるために使用される。吊下げ金具13の構成としては、建具枠2の架橋部材に配設されてなるフックが挿通可能に穿設されてなる孔を有する構成、又は、建具枠2の上部に配設されてなるガイドレールをレール方向に移動可能なローラーを有する構成等を採用することができる。
次に、本実施の形態におけるシート部材10及びシートシャッター1の作用及び効果を説明する。
本実施形態に係るシート部材10は、側縁部12においてシート11と同じ長さに形成されてなる棒状の磁石15を備えてなる。
この場合、隣接して配置されるシート部材10は、互いの側縁部12に配設されてなる磁石15同士で側縁部12の長さ方向全体に亘って引き合う。
このことから、本実施形態に係るシート部材10は、隣接する他のシート部材10との間に隙間を生じず、隣接する二つのシート部材10の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。さらに、本実施形態に係るシートシャッター1も同様に、このようなシート部材10を用いることから隙間を生じず、隣接するシート部材10の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
この場合、隣接して配置されるシート部材10は、互いの側縁部12に配設されてなる磁石15同士で側縁部12の長さ方向全体に亘って引き合う。
このことから、本実施形態に係るシート部材10は、隣接する他のシート部材10との間に隙間を生じず、隣接する二つのシート部材10の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。さらに、本実施形態に係るシートシャッター1も同様に、このようなシート部材10を用いることから隙間を生じず、隣接するシート部材10の接合部における空気の出入りを遮蔽することができる。
本実施形態に係るシート部材10は、側縁部12において磁石15が被覆部材16によって内包されてなる。
この場合、磁石15が被覆部材16によって覆われて、周囲から磁石15が見えにくくなる。
このことから、本実施形態に係るシート部材10は、磁石15の形状が直接使用者に視認されず、使用者に対して美感上優れた印象を与える。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
この場合、磁石15が被覆部材16によって覆われて、周囲から磁石15が見えにくくなる。
このことから、本実施形態に係るシート部材10は、磁石15の形状が直接使用者に視認されず、使用者に対して美感上優れた印象を与える。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
本実施形態に係るシート部材10は、タッカー14により磁石15が一部分のみで側縁部12に対して固定されている。さらに、前記一部分以外の部分においては、被覆部材16の幅広部18の内壁面との間に隙間が形成されてなる。
この場合、本実施形態に係るゴムを含有する磁石15が熱膨張によって伸び縮みした場合であっても、前記隙間によって前記一部分以外の部分が固定されることなくフリーとなっている。
これにより、季節が夏の間など、シートシャッター1の周囲の気温が高くなった場合などにも、熱膨張による磁石15の変形が側縁部12の形状の変形を促すことを抑制することができ、側縁部12の撓みが生じない。これにより、本実施形態に係るシート部材10は隣接する他のシート部材10との確実な接合を実現することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
この場合、本実施形態に係るゴムを含有する磁石15が熱膨張によって伸び縮みした場合であっても、前記隙間によって前記一部分以外の部分が固定されることなくフリーとなっている。
これにより、季節が夏の間など、シートシャッター1の周囲の気温が高くなった場合などにも、熱膨張による磁石15の変形が側縁部12の形状の変形を促すことを抑制することができ、側縁部12の撓みが生じない。これにより、本実施形態に係るシート部材10は隣接する他のシート部材10との確実な接合を実現することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
特に、本実施形態に係るシート部材10にあっては、前記磁石15が側縁部12の上端部において固定されてなる。
これにより、前記磁石15が熱膨張により前記側縁部12に対して相対的に伸びた場合、下端方向へと磁石15が伸びることとなる。これから、磁石15の熱膨張による伸びがまっすぐなものとなる。
これらのことから、例えば、季節の移り変わりによってシート部材10の周囲の気温が変化する環境にあっても上述した側縁部12の形状の変形をさらに抑制し、隣接する他のシート部材10とのさらに確実な接合を実現することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
これにより、前記磁石15が熱膨張により前記側縁部12に対して相対的に伸びた場合、下端方向へと磁石15が伸びることとなる。これから、磁石15の熱膨張による伸びがまっすぐなものとなる。
これらのことから、例えば、季節の移り変わりによってシート部材10の周囲の気温が変化する環境にあっても上述した側縁部12の形状の変形をさらに抑制し、隣接する他のシート部材10とのさらに確実な接合を実現することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
本実施形態に係るシート部材10は、隣接する他のシート部材10と磁石15の引き合う力のみによって接合されてなる。
この場合、磁石15の引き合う力に抗してシート部材10同士の接合部付近に力を加えることで、容易にシート部材10同士の接合を引き離すことができる。
これによって、本実施形態に係るシートシャッター1は、一のシート部材10と隣接する他のシート部材10との接合部において容易に開き、出入りすることができる。
この場合、磁石15の引き合う力に抗してシート部材10同士の接合部付近に力を加えることで、容易にシート部材10同士の接合を引き離すことができる。
これによって、本実施形態に係るシートシャッター1は、一のシート部材10と隣接する他のシート部材10との接合部において容易に開き、出入りすることができる。
本実施形態に係るシート部材10は、シート11、被覆部材16、及び磁石15の各部材がそれぞれ可撓性を有してなる。
この場合、これらすべての部材を一体として屈曲させることができる。
これにより、本実施形態に係るシート部材10は、隣接する他のシート部材10との間で、屈曲させながら開くことができる。したがって、図2に示すように、シート部材10同士の接合部において、接合部を裂くように開くことができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
この場合、これらすべての部材を一体として屈曲させることができる。
これにより、本実施形態に係るシート部材10は、隣接する他のシート部材10との間で、屈曲させながら開くことができる。したがって、図2に示すように、シート部材10同士の接合部において、接合部を裂くように開くことができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
本実施形態に係るシート部材10は、その下端部において板状の補強部材19を有してなる。
この場合、台車等と接触する頻度の高い位置に補強部材19を有してなることから、補強部材19が台車等とシート11との直接の衝突を妨げる。
これにより、シート11の耐久性を高めるとともに、シート11が破れることを抑制することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
この場合、台車等と接触する頻度の高い位置に補強部材19を有してなることから、補強部材19が台車等とシート11との直接の衝突を妨げる。
これにより、シート11の耐久性を高めるとともに、シート11が破れることを抑制することができる。本実施形態に係るシートシャッター1も、このようなシート部材10を用いることから同様の効果を奏する。
特に、本実施形態に係るシート部材10は、補強部材19が一方の被覆部材16から他方の被覆部材16へと跨るように配設されてなる。すなわち、シート部材10の長さ方向の一部において、露出しているシート11の幅の全体を補強部材19が覆ってなる。
この場合、補強部材19に覆われている高さにおいては、シート11に対して直接に台車等が衝突することがない。
これにより、当該高さにおけるシート11の耐久性をより高めるとともに、シート11が破れることをさらに抑制することができる。
この場合、補強部材19に覆われている高さにおいては、シート11に対して直接に台車等が衝突することがない。
これにより、当該高さにおけるシート11の耐久性をより高めるとともに、シート11が破れることをさらに抑制することができる。
またさらに、補強部材19は、シート部材10の下端部において錘の作用を奏する。
これにより、垂下されてなる複数のシート部材10の全てが確実に鉛直に垂下されることとなる。
このことによって、シート部材10は、それぞれの地面に対する角度が一致することとなり、さらに確実な接合を実現することができる。
これにより、垂下されてなる複数のシート部材10の全てが確実に鉛直に垂下されることとなる。
このことによって、シート部材10は、それぞれの地面に対する角度が一致することとなり、さらに確実な接合を実現することができる。
なお、本実施形態に係るシート部材10及びシートシャッター1は、磁石15が側縁部12の長さ方向へ伸縮変形することにより生じる側縁部12の撓みを防止するだけでなく、被覆部材16が側縁部12の長さ方向へと磁石15に対して相対的に伸縮変形することに起因する側縁部12の撓みをも防止することができる。
1 シートシャッター
2 建具枠
10 シート部材
11 シート
12 側縁部
13 吊下げ金具
14 タッカー
15 磁石
16 被覆部材
17 狭幅部
18 幅広部
19 補強部材
2 建具枠
10 シート部材
11 シート
12 側縁部
13 吊下げ金具
14 タッカー
15 磁石
16 被覆部材
17 狭幅部
18 幅広部
19 補強部材
また、前記磁石は、一部分のみで前記側縁部に対して固定されると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により前記側縁部との境界部分においてずれ動き可能に内包されてなることとしても好ましい。
Claims (5)
- 複数のシート部材が、互いの側縁部を突き合わせて隣り合わせに垂下されることにより全体として薄板状の隔壁となるように配設され、隣り合う前記シート部材同士の間において前記隔壁を開閉可能とするシートシャッターを構成するシート部材であって、
前記側縁部の長さ方向全体に亘って配設された棒状の磁石を備えてなる
ことを特徴とするシート部材。 - 前記側縁部は前記磁石を内包してなる
ことを特徴とする請求項1に記載のシート部材。 - 前記磁石は、
一部分のみで前記側縁部に対して固定されると共に、他の部分において前記磁石若しくは前記側縁部の長さ方向への伸縮変形により前記側縁部との境界部分におけるずれ動き可能に内包されてなる
ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のシート部材。 - 前記磁石は、上端部において前記側縁部に対して固定されてなる
ことを特徴とする請求項3に記載のシート部材。 - 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のシート部材によって構成されてなる
ことを特徴とするシートシャッター。
Priority Applications (1)
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JP2019004467U JP3225404U (ja) | 2019-11-26 | 2019-11-26 | シート部材、及びシートシャッター |
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ID=69646078
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JP2021139120A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 日本ポリマ−株式会社 | のれん式カーテンドア |
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JP2021139120A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 日本ポリマ−株式会社 | のれん式カーテンドア |
JP2022023272A (ja) * | 2020-07-27 | 2022-02-08 | 日本ポリマ-株式会社 | カーテンドア |
JP7153691B2 (ja) | 2020-07-27 | 2022-10-14 | 日本ポリマ-株式会社 | カーテンドア |
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