JP2010121421A - パネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製のカバー部材と樹脂製の受け部材との組み合わせによって、パネル端部をより強固に挟持、固定できる、カバー部材と受け部材とよりなるパネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造を提供する。
【解決手段】カバー部材20は建築用パネル10の端部11の上面を隠す庇部21a、21aを備える一方、受け部材40はカバー部材20の脚部23と係合する本体部41と、本体部41の下端より、本体部41の幅方向外方に延びた、下地材2に固着される取付基板部44、44とを備えており、カバー部材20の庇部21aと受け部材40の取付基板部44との間に、建築用パネルの端部11を挟持して収納するパネル端部収納空間5aを有した構造とされ、取付基板部44、44には、パネル端部収納空間5a側に突出する山型突起44a、44aが屈曲形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁面や天井などへ取付固定される建築用パネルのパネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造に関するものである。
近年、壁面や天井などへの建築用パネルの取付施工において、隣接する建築用パネル間に、目地部材と目地受け部材よりなる目地形成材を装着して目地を構成する手法が実施されている(例えば、特許文献1を参照)。この種の目地形成材によれば、目地部材を、下地材に固着した目地受け部材に嵌合、固定することで、目地部材のパネル側に突出した庇部と、目地受け部材のパネル側に突出した取付基板部との間には建築用パネルを収納、挟持するパネル端部収納空間が形成される。つまり、目地部材と目地受け部材とは、パネル間の目地を形成するための目地形成材であるとともに、建築用パネルの端部を収納させるパネル端部納め用部材でもある。
同特許文献には、建築物の外壁に取り付ける外装パネルに関するパネル端部納め用部材について記載されている。このパネル端部納め用部材は、目地部材と目地受け部材とよりなり、それらはともに薄板鋼板を板金加工して、相互に係止しやすく、かつ防水性を図った形状に形成されている。
特開2007−262752号公報
ところで、この種の目地部材と目地受け部材とよりなるパネル端部納め用部材は、建築用パネルを四辺の端部で固定するものであり、建築用パネルの裏面を壁等の下地材に接着するものの、パネル端部納め用部材の挟持力でもって、より強固に固定できるほうが好ましい。
上記特許文献のものでは、目地受け部材の取付基板部の端部には折返し片が形成され、中間位置には突起部が形成されているため、パネルを装着したときに、この折返し片や突起部には復帰弾性力が生じることが考えられるが、これらは防水目的のものであり、かつ目地受け部材が板金加工によるものであるため、強い弾性力でパネルを押し上げることは期待できないし、これらはパネルを取り付けた後に塑性変形するおそれもあり、パネルに対する押し上げ力が持続するとは限らない。よって、これらの弾性力が弱まってしまえば、パネルが沈み込んだり、パネル面の高さがパネル間で不均一になったりするおそれがある。
また、突起部が取付基板部の中間位置に形成されているため、目地カバー部材と目地受け部材とを嵌合した状態では、その突起がじゃまになるためパネルの装着がしにくいことが想定される。そもそも同文献のものは、外装パネルを取り付けてから目地カバー部材を装着することが記載されており、目地カバー部材と目地受け部材とを嵌合した状態でのパネル装着は、想定していない。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、金属製のカバー部材と樹脂製の受け部材との組み合わせによって、パネル端部をより強固に挟持、固定できる、カバー部材と受け部材とよりなるパネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造を提供することにある。
また、カバー部材を受け部材に係合させた状態でも、建築用パネルを容易に装着できるパネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造を提供することも、本発明の目的に含まれる。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のパネル端部納め用部材は、建築用パネルの端部に沿って配設され、下地材に固着される樹脂製の受け部材と、該受け部材に係合する脚部を備えた金属製のカバー部材とを組み合わせてなるパネル端部納め用部材において、カバー部材は建築用パネルの端部の上面を隠す庇部を備える一方、受け部材はカバー部材の脚部と係合する本体部と、該本体部の下端より、該本体部の幅方向外方に延びた、下地材に固着される取付基板部とを備えており、カバー部材の庇部と受け部材の取付基板部との間に、建築用パネルの端部を挟持して収納するパネル端部収納空間を有した構造とされ、取付基板部には、パネル端部収納空間側に突出する山型突起が屈曲形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載のパネル端部納め用部材では、山型突起が取付基板部の開放端部に形成されている。
請求項3に記載のパネル端部納め用部材は、カバー部材と上記受け部材とは、建築用パネル間の目地形成材として配設される構成とされ、カバー部材の庇部および受け部材の取付基板部はそれぞれ、目地形成材の幅方向両側に形成されている。
請求項4に記載のパネル端部納まり構造は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル端部納め用部材を用いたパネル端部納まり構造であって、建築用パネルの端部がパネル端部納め用部材のパネル端部収納空間に収納されて保持されていることを特徴とする。
請求項1に記載のパネル端部納め用部材および請求項4に記載のパネル端部納まり構造によれば、受け部材の取付基板部に山型突起が屈曲形成されているので、カバー部材の庇部と受け部材の取付基板部との間のパネル端部収納空間に建築用パネルを収納したときには、山型突起が弾性変形し、その復帰弾性力が庇部と取付基板部との挟持力にあいまって、建築用パネルを強固に固定することができる。
また、樹脂製による山型突起は、板金加工のものにくらべると弾性を保持しやすいため、建築用パネルの強力な挟持を長期間保持でき、建築用パネルの沈み込みを防止できる。さらに、カバー部材は金属で成形されているため、樹脂製の受け部材と強固に結合でき、その結合力もあいまって、パネル端部をさらに強く固定できる。
また、山型突起による復帰弾性力が作用するため、パネル表面と庇部との間に隙間ができるおそれはなく、特に、山型突起が樹脂製の取付基板部を屈曲状に形成されているため、単なる膨出突部にくらべると弾性変形しやすく、建築用パネルの厚みにパネル間で誤差がある場合でも、山型突起の弾性変形度合いで厚み誤差を吸収でき、外観上、パネル面の高さが不均一となるおそれはほとんどない。
請求項2に記載のパネル端部納め用部材によれば、山型突起が受け部材の取付基板部の開放端部に形成されているため、パネル端部に近い箇所に形成されたものにくらべて、建築用パネルの収納作業のじゃまにはならず、パネル端部収納空間への収納、装着作業を楽に行える。
請求項3に記載のパネル端部納め用部材は、建築用パネル間の目地に対応した目地部材として構成され、幅方向両側で建築用パネルを挟持、固定する構造となっているが、目地受け部材の両側の取付基板部に山型突起が形成されているため、両側の建築用パネルを外観上均一な状態で固定することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図1〜図5は、本発明のパネル端部納め用部材およびパネル端部納まり構造の一実施形態を説明するための図である。図5は、同パネル端部納め用部材を用いて形成された室内パネル(建築用パネルの集合体)の一例を示す概略斜視図であり、図1(a)には図5におけるX−X線のパネル端部納め用部材の概略縦断面図を示し、図1(b)には図5におけるY−Y線のパネル端部納め用部材の概略縦断面図を示している。また、図2(a)〜(c)は、同パネル端部納め用部材を用いた建築用パネルの施工手順の一例を示すパネル端部納まり構造の概略縦断面図であり、図3(a)〜(c)は、同パネル端部納め用部材を用いた建築用パネルの施工手順の他例を示すパネル端部納まり構造の概略縦断面図である。さらに、図4には図5におけるZ−Z線のパネル端部納め用部材の概略縦断面図を示している。
なお、図1〜図3では、パネル端部納め用部材として2種の目地形成材を示している。つまり、これらの図では、パネル端部納め用部材の構成部材であるカバー部材として目地部材を示し、パネル端部納め用部材の他の構成部材である受け部材として目地受け部材を示している。また、図1(a)、(b)では、説明の都合上、目地形成材の幅方向の一方側にのみ建築用パネルを固定した状態を示している。
一方、図4ではパネル端部納め用部材として見切り形成材を示している。つまり、図4では、パネル端部納め用部材の構成部材であるカバー部材として見切り部材を示し、パネル端部納め用部材の他の構成部材である受け部材として見切り受け部材を示している。
まず、複数の建築用パネルによる室内パネルの施工状態について、図5を参照しながら説明する。
図5に示した室内パネル1は、室内の壁(下地材2)に形成した腰壁9の上方に複数の建築用パネル10を格子状に配設し、隣接する建築用パネル10、10間に縦、横の目地部材20、30が装着されている。また、複数の建築用パネル10、10・・・よりなる室内パネル1の最外周には、外周部に配置された建築用パネル10、10・・・の端部を隠すとともに、建築用パネル10を位置決め固定するための4つの見切り部材50が配設されている。なお、見切り部材50が直交する隅部にはコーナーキャップ70が取り付けられている。
建築用パネル10としては、種々のパネルが使用でき、例えば調湿パネル、吸音パネルなどの機能性パネルも使用してもよい。また、室内パネルを天井に施工してもよく、また外装用に施工してもよい。室内パネル1を構成する複数の建築用パネル10として、本例では正方形状の複数の同一寸法のパネルを使用し、図5ではそれらを格子状に並べた室内パネル1を示している。よって、室内パネル1には、4枚の建築用パネルの隅部が隣接し合い、縦横の目地が交差する交差部3が表面に表われている。
本例で使用される、建築用パネル10、10間の目地部材は、水平方向のものとして複数の建築用パネル10に沿って取り付けられる連通目地部材20が使用され、垂直方向のものとして建築用パネル10の一側辺(本例では縦辺)に対応させて、その一側辺と略同一の長さ寸法の側辺目地部材30が使用される。なお、連通目地部材20、側辺目地部材30は縦横を逆に配設してもよい。
この連通目地部材20は、後述する目地受け部材40(図1を参照)とともに連通用の目地形成材5を構成し、側辺目地部材30は目地受け部材40とともに側辺用の目地形成材6を構成する。また、見切り部材50は、後述する見切り受け部材60(図4を参照)とともに見切り形成材7を構成する。
まず、連通用の目地形成材5と側辺用の目地形成材6について、詳細の構造について説明する。なお以下では、建築用パネル10との関係で構造的に差異のない部分の説明については、連通用の目地形成材5と側辺用の目地形成材6とを共通的に「目地形成材」と記述し、連通目地部材20と側辺目地部材30とを共通的に「目地部材」と記述する。
これら連通目地部材20、側辺目地部材30はいずれも、アルミニウム等の金属の押出材よりなり、図1などに示すように、パネル面より突出する凸設部21、31と、その下方に延びた本体部22、32と、さらに下方に延びた脚部23、33とより構成され、いずれの凸設部21、31も、幅方向両側外方に延びる庇部21a、21a、31a、21aを有しており、上面20a、30aがアール状などの湾曲凸面に形成されている。
また、これら連通目地部材20、側辺目地部材30はいずれも、図1に示すように、室内パネル1が施工された状態では、それぞれに対応して下地材2に固着させた目地受け部材40に嵌合、固定されている。なお、目地受け部材40は、連通目地部材20、側辺目地部材30のそれぞれに対応して設けるものであるため、固着する縦、横の方向および長さは異なるが、添付図面では説明の都合上、同一の符号を付している。
この目地受け部材40は、合成樹脂の押出材よりなり、下地材2(本例においては壁)に固着され、連通目地部材20、側辺目地部材30の各脚部23、33が挿嵌される嵌合凹所43を形成した一対の起立嵌合片42、42を有した本体部41と、その本体部41の下端から幅方向外方に延びる一対の取付基板部44、44とを備えている。この目地受け部材40は、下地材2に対して接着されるとともに、取付基板部44を下地材2にタッカー止めすることで固定されている。
そして、この目地受け部材40の一対の取付基板部44、44のそれぞれの開放端部には、上方に形成されたパネル端部収納空間5a側へ突出した山型突起44a、44aが屈曲形成されている。
この山型突起44a、44aは、目地受け部材40を取り付けた状態では、図1(a)、(b)の右側に示した取付基板部44のように上方に突出した山型形状となっており、押出成形によって屈曲形成されたものであるため、外力が加わらない限りはこの山型形状を保持しているが、上方からの圧力が加わると弾性変形して扁平な状態となり、上方への反発力が発生する。
連通目地部材20は、この目地受け部材40とともに連通用の目地形成材5を構成している。室内パネル1が施工された状態では、連通目地部材20が目地受け部材40と嵌合、固定されて、連通目地部材20の庇部21aと、目地受け部材40の取付基板部44との間に形成されたパネル端部収納空間5aによって建築用パネル10の端部11を挟持、固定している。その状態では、取付基板部44の山型突起44aは、建築用パネル10による押圧力によって弾性変形し、建築用パネル10を収納していない状態にくらべると、平板に近い扁平状態となっている(図1(a)の左右を比較参照)。
一方、側辺目地部材30は、目地受け部材40とともに側辺用の目地形成材6を構成している。連通目地部材20の場合と同様に、室内パネル1が施工された状態では、側辺目地部材30が目地受け部材40に嵌合、固定されて、側辺目地部材30の庇部31aと目地受け部材40の取付基板部44との間に形成されたパネル端部収納空間6aによって建築用パネル10の端部11を挟持、固定している。連通目地部材20の場合と同様に、その状態では、取付基板部44の山型突起44aは、建築用パネル10による押圧力によって弾性変形し、建築用パネル10を収納していない状態にくらべると、扁平状態となっている(図1(b)の左右を比較参照)。
このように、取付基板部44の山型突起44aを弾性変形させて建築用パネル10を収納させるパネル端部納まり構造であるため、その復帰弾性力が、連通目地部材20の庇部21a(または側辺目地部材30の庇部31a)と取付基板部44との挟持力にあいまって、建築用パネル10を強固に固定することができる。また、連通目地部材20と側辺目地部材30とを金属で成形し、目地受け部材40を樹脂で成形しているため、両者は強固に結合でき、その結合力もあいまって、建築用パネル10の端部11をいちだんと強く固定できる。さらに、山型突起44aは、樹脂押出材であるため板金加工の金属板にくらべて弾性を保持しやすく、山型突起44a、44aによる押し上げ力でもって、建築用パネル10の強力な挟持を長期間保持でき、建築用パネル10の沈み込みを防止できる。
また、山型突起44aによる復帰弾性力が作用するため、パネル表面と庇部21a、31aとの間に隙間ができるおそれはなく、特に、山型突起44aが取付基板部44を屈曲して形成されているため、単なる膨出突部にくらべると弾性変形しやすく、建築用パネル10の厚みにパネル間で誤差がある場合でも、山型突起44aの弾性変形度合いで厚み誤差を吸収でき、外観上、パネル面の高さが不均一となるおそれはほとんどない。
このように、建築用パネル10は、すくなくとも一側辺の端部11が、連通用の目地形成材5のパネル端部収納空間5aに収納され、その一側辺に隣接する側辺の端部11が、側辺用の目地形成材6のパネル端部収納空間6aに収納され、固定されている。なお、図5に示した室内パネル1の内側に配設された建築用パネル10については、四辺のうち対向する二辺ずつが、連通用の目地形成材5のパネル端部収納空間5aと、側辺用の目地形成材6のパネル端部収納空間6aとに収納されている。一方、外周の建築用パネル10については、一部の側辺の端部11が見切り形成材7によっても収納、固定されているが、見切り形成材7の詳細な構造については図4で後述する。
つぎに、目地部材20、30および目地受け部材40の詳細な構造と、それらの係合構造について、図1を参照しながら説明する。
連通目地部材20は、その幅方向の両側に配設された建築用パネル10側に突出する庇部21a、21aを備えた凸設部20と、建築用パネル10、10間の隙間に装着される本体部22と、その本体部22の下端より下方に延び、上下2段の上部凸条片23a、下部凸条片23bが両側に形成された脚部23とより構成される。目地部材30も同様に凸設部31と本体部32と脚部33とより構成されるが、交差部3で段差が生じないように、凸設部31の高さ寸法が連通目地部材20よりも小さい。また、両目地部材20、30の脚部23、33の寸法、形状、上部凸条片23a、33a、下部凸条片23b、33b形状、突出寸法および上部凸条片23a、33aと下部凸条片23b、33b間の間隔は、両目地部材20、30間で同一とされる。
目地受け部材40の本体部41を構成する一対の起立嵌合片42、42には、嵌合凹所43を挟んで対向するように、それぞれに上下2段の上部挟持凸条片42a、下部挟持凸条片42bが形成されている。上部挟持凸条片42aは目地部材20、30の脚部23、33に形成された上部凸条片23a、33aに係合するとともに、脚部23、33の上部を挟持し、一方、下部挟持凸条片42bは目地部材20、30の脚部23、33の下部凸条片23b、33bよりも下側部分を挟持するようにして、目地部材20、30を固定する機能を有している。
また、本体部41を構成する一対の起立嵌合片42、42のそれぞれの外側には、目地部材20、30の脚部23、33を嵌合凹所43に嵌め入れたときに、一対の起立嵌合片42、42が外側へ弾性的に撓むことを考慮して、逃げ部45、45が形成されている。そのため、建築用パネル10を配設した後に目地部材20、30を目地受け部材40に嵌合する場合でも、建築用パネル10の端部11がじゃまにならない。
建築用パネル10は、その端部11が、目地部材20、30の庇部21a、31aと目地受け部材40の取付基板部44との間のパネル端部収納空間5a、6aに収納されて、その端部11の端部面11aが目地部材20、30の本体部22、32の側面、および目地受け部材40の本体部41(一対の起立嵌合片42、42)の下部の側面(起立嵌合片42、42の外側面)に当接して、建築用パネル10の裏面が下地材2に接着されて配設、固定されている。
このように、目地部材20、30を下地材2に固着した目地受け部材40で嵌合させて目地を構成しているため、目地部材20、30の取付位置が定まり、取付作業が容易に行え、外観納まりもより良好となる。また、脚部23、33を目地受け部材40、40に嵌合させる構造であるため、強固に固定できる。
ついで、図2を参照しながら、建築用パネル10の施工手順を説明する。なお、本図では、建築用パネル10と連通目地部材20との関係を示しており、建築用パネル10と側辺目地部材20との関係については、図示を省略している。
まず、図2(a)に示すように、連通目地部材20の脚部23を、下地材2に固着させた目地受け部材40の嵌合凹所43に挿嵌して、連通目地部材20と目地受け部材40を結合する。
ついで、図2(b)に示すように、建築用パネル10の端部11を、連通目地部材20と目地受け部材40とを嵌合して形成されたパネル端部収納空間5aに圧入してゆく。目地受け部材40の山型突起44aは、取付基板部44の開放端部に形成されているので、建築用パネル10の収納作業にはじゃまにならないが、装着しやすくするために、建築用パネル10を傾斜させて差し入れてもよい(図2(b)の右側部分を参照)。なお、山型突起44aは屈曲形成されているため膨出突部にくらべて弾性変形しやすいから、建築用パネル10で押さえながら収納するようにしてもよい。
こうして、建築用パネル10をパネル端部収納空間5aに圧入して収納すると、図2(c)に示すように、目地受け部材40の取付基板部44の山型突起44aは、連通目地部材20の庇部21aと取付基板部44との挟持によって弾性変形して平板に近い状態となり、山型突起44aの復帰弾性力によって建築用パネル10は強固に保持される。
さらに、図3を参照しながら、建築用パネル10の施工手順の他例を説明する。なお、本図においても、建築用パネル10と連通目地部材20との関係を示している。
まず、下地材2に固着させた目地受け部材40の嵌合凹所43に、連通目地部材20の脚部23の下部凸条片23bまでを挿入させて、上部凸条片23a、下部凸条片23b間に目地受け部材40の起立嵌合片42に形成した上部挟持凸条片42aが配置された状態に仮止めしておく。
ついで、建築用パネル10の端部11を、連通目地部材20と目地受け部材40とを仮止め嵌合して形成されたパネル端部収納空間5aに挿入し、建築用パネル10の端部11の端部面11aを連通目地部材20および目地受け部材40の側面に当接させる。
こうして目地の両側に建築用パネル10、10を収納させた後、連通目地部材20の凸設部21を押し下げると、連通目地部材20の脚部23の上部凸条片23aが目地受け部材40の嵌合凹所43に入り込んで、連通目地部材20は目地受け部材40に係合されるとともに、押し下げた連通目地部材20による建築用パネル10への押圧によって、目地受け部材40の取付基板部44は押圧されて山型突起44aが弾性変形し、連通目地部材20の庇部21aと、目地受け部材40の取付基板部44とで建築用パネル10の端部11が挟持された状態となる。
このような目地形成材6の仮止めによる施工は、山型突起44aが高く、建築用パネル10の装着のじゃまになる場合に好適に使用できる。
つぎに、見切り形成材7の構造について、図4を参照しながら説明する。
見切り形成材7は、見切り部材50と見切り受け部材60とよりなり、両部材50、60は、以下に説明するような嵌合構造によって結合されている。
見切り受け部材60は、合成樹脂の押出材よりなり、見切り部材50と嵌合するための一対の起立嵌合片62、62を有した本体部61と、本体部61の下端より幅方向両側に延びた一対の取付基板部64、64とを備えている。本体部61には、一対の起立嵌合片62、62に挟まれた嵌合凹所63が形成されおり、建築用パネル10側の起立嵌合片62の上端からは、建築用パネル10側に突出する突出片65が形成されている。また、一対の起立嵌合片62、62には、嵌合凹所63を挟んで対向するように、それぞれに挟持凸条片62a、62aが形成されている。
一方、見切り部材50は、アルミニウム等の金属の押出材よりなり、見切り受け部材60の上面を覆う平板状の凸設部51と、下地材2に対して起立した状態に保持される本体部52と、本体部52の下端よりやや上側から建築用パネル側に水平に延びる押圧片53とを備えている。また、凸設部51は、建築用パネル10側に延びる庇部51aを備えるとともに、凸設部51の裏面から下方に延びる嵌合片51bを備えている。この嵌合片51bには、見切り受け部材60と係合するための一対の係合突起51c、51cが形成されている。
見切り受け部材60は下地材2に対して接着剤、タッカー等で固着されており、その状態で、見切り部材50の嵌合片51bを、挟持凸条片62a、62a間を押し広げるように嵌合凹所63に嵌入することで、見切り部材50と見切り受け部材60とが結合する。このとき、見切り部材50の押圧片53が見切り受け部材60の取付基板部64を押圧するため、見切り部材50と見切り受け部材60とはさらに結合力を増す。
建築用パネル10は、見切り受け部材60の突出片65と取付基板部64とに挟まれたパネル端部収納空間7aに収納され、突出片65の押さえ部65aと取付基板部64とによって挟持されるとともに、突出片65の上方からは、見切り部材50の庇部51aによっても押圧され、さらに取付基板部64の開放端部に形成された山型突起64aの復帰弾性力によって下方からも押圧される。
このように、室内パネル1の見切り部分においても、見切り受け部材60に形成した山型突起64aの復帰弾性力が見切り部材50の庇部51a(または見切り受け部材60の突出片65)と、見切り受け部材60の取付基板部64との挟持力にあいまって、建築用パネル10を強固に固定することができる。
なお、見切り部材50は金属製であるため、庇部51aは見切り受け部材60の突出片65よりも硬質で、建築用パネル10を強固に押圧できるため、見切り受け部材60に突出片65を設けずに、上述した連通用、側辺用の目地形成材5、6(図1〜図3を参照)と同様に、庇部51aと見切り受け部材60の取付基板部64との間に直接、建築用パネル10を装着するような構造としてもよい。
以上のように、本実施形態に示した室内パネル1(図5を参照)における全ての建築用パネル10は、その四辺の端部が全て、山型突起44a、64aを有した受け部材(目地受け部材40または見切り受け部材60)と、カバー部材(目地部材20、30または見切り部材50)とからなるパネル端部納め用部材(目地形成材5、6または見切り形成材)によって、確実に、強固に挟持、固定されている。
なお、以上に示した実施形態では、山型突起44a、64aを、受け部材(目地受け部材40または見切り受け部材60)の取付基板部44、64の開放端部に形成したものを示したが、これには限られず、本体部41、61に近い位置などに形成したものでもよい。
本発明のパネル端部納め用部材の概略縦断面図で、パネル端部納め用部材として、(a)では図4のX−X線に対応した連通用の目地形成材を示し、(b)では図4のY−Y線に対応した側辺用の目地形成材を示している。 (a)、(b)、(c)は、本発明のパネル端部納め用部材を用いた建築用パネルの施工手順の一例を示すパネル端部納まり構造の概略縦断面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明のパネル端部納め用部材を用いた建築用パネルの施工手順の他例を示すパネル端部納まり構造の概略縦断面図である。 本発明のパネル端部納め用部材の概略縦断面図で、パネル端部納め用部材として、図4のZ−Z線に対応した見切り形成材を示している。 本発明の実施形態に係るパネル端部納め用部材を用いた建築用パネルの施工状態の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 室内パネル
2 下地材
5 連通用の目地形成材(パネル端部納め用部材)
5a パネル端部収納空間
6 側辺用の目地形成材(パネル端部納め用部材)
6a パネル端部収納空間
7 見切り形成材(パネル端部納め用部材)
7a パネル端部収納空間
7 見切り形成材
7a パネル端部収納空間
10 建築用パネル
11 端部
20 連通目地部材(カバー部材)
21 凸設部
21a 庇部
22 本体部
23 脚部
23a 上部凸条片
23b 下部凸条片
30 側辺目地部材(カバー部材)
31 凸設部
31a 庇部
32 本体部
33 脚部
33a 上部凸条片
33b 下部凸条片
40 目地受け部材(受け部材)
41 本体部
42 起立嵌合片
42a 上部挟持凸条片
42b 下部挟持凸条片
43 嵌合凹所
44 取付基板部
44a 山型突起
50 見切り部材(カバー部材)
51 凸設部
51a 庇部
52 本体部
53 押圧片
60 見切り受け部材(受け部材)
61 本体部
62 起立嵌合片
62a 挟持凸条片
63 嵌合凹所
64 取付基板部
64a 山型突起
65 突出片

Claims (4)

  1. 建築用パネルの端部に沿って配設され、下地材に固着される樹脂製の受け部材と、該受け部材に係合する脚部を備えた金属製のカバー部材とを組み合わせてなるパネル端部納め用部材において、
    上記カバー部材は上記建築用パネルの端部の上面を隠す庇部を備える一方、上記受け部材は上記カバー部材の脚部と係合する本体部と、該本体部の下端より、該本体部の幅方向外方に延びた、上記下地材に固着される取付基板部とを備えており、上記カバー部材の庇部と上記受け部材の取付基板部との間に、上記建築用パネルの端部を挟持して収納するパネル端部収納空間を有した構造とされ、
    上記取付基板部には、上記パネル端部収納空間側に突出する山型突起が屈曲形成されていることを特徴とするパネル端部納め用部材。
  2. 請求項1において、
    上記山型突起は、上記受け部材の取付基板部の開放端部に形成されているパネル端部納め用部材。
  3. 請求項1または2において、
    上記カバー部材と上記受け部材とは、上記建築用パネル間の目地形成材として配設される構成とされ、
    上記カバー部材の庇部および上記受け部材の取付基板部はそれぞれ、上記目地形成材の幅方向両側に形成されているパネル端部納め用部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル端部納め用部材を用いたパネル端部納まり構造であって、
    上記建築用パネルの端部は、上記パネル端部納め用部材のパネル端部収納空間に収納されて保持されていることを特徴とするパネル端部納まり構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113818609A (zh) * 2021-10-18 2021-12-21 黄文福 一种幕墙装饰条连接结构

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