JP2017178399A - 螺子キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャップ本体のスカート部の下端に非破断連結片により連結されているTEバンド2において、バンドは上下方向に延びている分断面30a,30bにより、周方向に分割されており、この分断面がキャップの開栓に際して破断可能な破断ブリッジによって連結されており、バンドの内面には、キャップ開栓方向への回転は阻止するが閉栓方向への回転は許容するように、容器口部の外面に形成されている係合突起53と係合可能なラチェット17が複数設けられていると共に、分断面に対して開栓方向側に位置する部分に、開栓に際して係合突起を乗り越え可能な凸部(ダミーラチェット)60が設けられており、複数のラチェットは、全て凸部に対して開栓方向側に形成されている。
【選択図】図7
Description
このような分断型TEバンドを備えたキャップは、開封したときに、TEバンドが容器側に残らず、キャップに連結した状態で容器口部から取り除かれるため、容器内容物が飲料であるときには、容器側に残ったTEバンドにより飲料の喫飲などが阻害されず、また、キャップの廃棄に際しては、TEバンドが繋がったままの状態でキャップを廃棄することができるので、ゴミの数を増やさず、廃棄が容易であるという利点もある。
このような構造のTEバンドは、ラチェットが形成されていない部分を強くつかむと変形し、そのまま開栓させていくと、ラチェットと係合突起とが係合せず、分断面の破断ブリッジが分断されずに、キャップ本体ごと容器口部から取り外されてしまうというおそれがあった。
前記分断面を有する開封履歴明示バンドの内面には、キャップ開栓方向への回転は阻止するが閉栓方向への回転は許容するように、容器口部の外面に形成されている係合突起と係合可能なラチェットが複数設けられていると共に、
前記バンドの内面には、前記分断面に対して開栓方向側に位置する部分に、開閉栓に際して前記係合突起を乗り越え可能な少なくとも1個の凸部が設けられており、前記複数のラチェットは、全て該凸部に対して開栓方向側に形成されていることを特徴とする螺子キャップが提供される。
(1)前記凸部が、前記分断面から開栓方向側45度以内の角度範囲に設けられていること、
(2)前記凸部が、前記ラチェットよりも前記バンドの内面からの突出高さが低いこと、
(3)前記分断面が複数形成されており、該分断面によって前記バンドが多分割され、該分断面により分割されている前記バンドの分割部のそれぞれについて、前記凸部及び複数のラチェットが形成されていること、
(4)前記TEバンドの内面には、該バンドの分割部当り、前記凸部と前記ラチェットとが合算で4つ以上設けられていること、
(5)前記非破断連結片が、折り返し部を有するストリップであること、
が好適である。
かかる容器口部50は、螺子キャップの使用形態に応じて、例えばボトルの口部であってもよいし、また、袋状容器に溶着されているスパウトと呼ばれる筒状形状の注出具であってもよい。
いずれの形態にしろ、この容器口部50は、図5の半断面図からも理解されるように、全体として、細長い中空の筒状体であって、その外面には、雄螺条51が形成されており、この雄螺条51の下方には、TEバンド2の回転を制御するための係合突起53が形成されている。
さらに、スカート部6の外面には、滑り止め用のローレット15が形成されており、キャップ本体1の閉栓方向及び開栓方向への旋回をスムーズに行い得るようになっている。
上記のノーマルラチェット17の機能については後述する。
このような分断面30a,30bを有しており且つ内面にノーマルラチェット17を有するTEバンド2において、本発明では、分断面30a,30b(スリット30)に対して、開栓方向X側の近傍に、ダミーラチェット60が設けられている。このダミーラチェット60は、ノーマルラチェット17と同様、TEバンド2の内周面から内方フランジ2aの下面と一体に連なるように軸方向に延びている凸部であるが、その高さはノーマルラチェット17よりも低く且つ山型の平断面形状を有しており、キャップの開閉栓に際して、容器口部の外面に設けられている係合突起53を乗り越え得るような形態に形成されている。図3、図4及び図7でのダミーラチェット60の分割部当りの数は1つとなっており、周方向に延在するダミーラチェット60の形成角度範囲(θ1)は20度、また分断面30a,30bからダミーラチェット17が最も突出する点までの開栓方向X側の角度(θ2)は25度となるような位置に配設されている。
このダミーラチェット60の機能については、後述する。
ノーマルラチェット17の何れかが係合突起53に係合し、この回転を阻止するように働くと、スカート部6とTEバンド2との間隔は次第に上昇し、これに伴って、ストリップ21の折り返し部21aが徐々に伸びていき、前述した小幅のブリッジ23は破断する(図6(a))。
即ち、このタイプのTEバンド2では、ノーマルラチェット17が形成されていない部分では、TEバンド2の内面と容器口部50の外面との間の間隔がノーマルラチェット17の高さ分だけ大きくなってしまうため、この間隙部分が外圧によって変形し易くなっている。この結果、ノーマルラチェット17の数が少なく、隣り合うノーマルラチェット17の間隔が大きいと、ノーマルラチェット17による変形防止機能が十分に発揮されず、TEバンド2を強く握ったとき、TEバンド2が大きく変形してしまい、そのまま、TEバンド2を開栓方向に旋回していくと、TEバンドが分断されず、キャップ本体1とTEバンド2が連結されたままの状態でキャップ本体1を容器口部50から取り外されてしまい(要するにTEバンド2のすっぽ抜けが生じてしまう)、さらには、再び、容器口部50に装着することが可能となってしまい、TEバンド2が本来有する開封履歴証明機能が大きく損なわれてしまうこととなる。
従って、通常このような分断型のTEバンド2では、ノーマルラチェット17の数をできるだけ多く設け、ノーマルラチェット17間の間隔を小さくし、ノーマルラチェット17による変形防止機能を十分に発揮させることが望まれるわけである。
即ち、ダミーラチェット60の機能を示す図7を参照して、このダミーラチェット60は、開栓に際して、容器口部外面の係合突起53と当接した場合、この係合突起53を乗り越えていくものであり、このダミーラチェット60によりTEバンド2の開栓方向Xへの回転が阻止されるものではなく、これが、ノーマルラチェット17との大きな相違である。このことから理解されるように、ダミーラチェット60が、分断面30a,30bに対して開栓方向X側の近い位置に形成されているものの、このダミーラチェット60により、破断ブリッジ31の破断が阻害されることはない。
また、周方向に延在する1つのノーマルラチェット17の形成角度(θ3)の範囲は、そのトータル数やキャップの径によっても異なり、一概に規定することはできないが、1つのノーマルラチェットの機能が十分に発揮し得るように、スパウトのような注出具に適用される小径のキャップにおいて、特に制限されるものではないが、通常、該角度(θ3)は、10〜30度程度が好ましく、同様の観点から、隣り合うノーマルラチェット17同士の間隔(角度範囲θ4)は、15〜35度程度が好ましい。因みに、図3、図4及び図7において、角度θ3は20度、角度θ4は25度となっている。
また、ダミーラチェット60は、開栓に際しては、係合突起53を乗り越えるものであるため、最も分断面30a,30bに近いノーマルラチェット17aと分断面30a,30bとの間に設けられている限りにおいて、他の部分にも設けることができる。例えば、隣り合うノーマルラチェット17の間に設けることもできるし、さらには、分断面30a,30bに対して閉栓方向Y側に位置しているノーマルラチェット17と分断面30a,30bとの間にダミーラチェット60を設けることも可能である。
尚、ダミーラチェット17の機能を十分に発揮させるためには、ダミーラチェット60の形成角度範囲(θ1)は10〜30度程度とするのがよく、このようなダミーラチェット17を、分断面30a,30bからダミーラチェット17が最も突出する点までの開栓方向X側の角度(θ2)が45度以内、特に35度以内とすることが好適である。因みに、図3、図4及び図7の例では、先にも述べたように、角度θ1は20度、角度θ2は25度となっている。
勿論、このような破断ブリッジ31a,31bの数は2つに限定されず、ブリッジ破断が効果的に行われる限り、1つでもよいし、3つ以上の数であってもよい。
2:TEバンド
17:ノーマルラチェット(通常のラチェット)
21:非破断型連結片(ストリップ)
23:破断型連結片
30:上下方向スリット
30a,30b:分断面
31a,31b:破断ブリッジ
50:容器口部
53:突部
60:ダミーラチェット(凸部)
Claims (6)
- 螺子係合により容器口部に固定されるキャップ本体と、筒状形状を有しており且つ該キャップ本体のスカート部下端に非破断連結片により連結されている開封履歴明示バンドとからなり、該バンドは上下方向に延びている少なくとも1個の分断面により、周方向に分割されており、この分断面がキャップの開栓に際して破断可能な破断ブリッジによって連結されている螺子キャップにおいて、
前記分断面を有する開封履歴明示バンドの内面には、キャップ開栓方向への回転は阻止するが閉栓方向への回転は許容するように、容器口部の外面に形成されている係合突起と係合可能なラチェットが複数設けられていると共に、
前記バンドの内面には、前記分断面に対して開栓方向側に位置する部分に、開閉栓に際して前記係合突起を乗り越え可能な少なくとも1個の凸部が設けられており、前記複数のラチェットは、全て該凸部に対して開栓方向側に形成されていることを特徴とする螺子キャップ。 - 前記凸部が、前記分断面から開栓方向側45度以内の角度範囲に設けられている請求項1に記載の螺子キャップ。
- 前記凸部が、前記ラチェットよりも前記バンドの内面からの突出高さが低い請求項1又は2に記載の螺子キャップ。
- 前記分断面が複数形成されており、該分断面によって前記バンドが多分割され、該分断面により分割されている前記バンドの分割部のそれぞれについて、前記凸部及び複数のラチェットが形成されている請求項1から3の何れかに記載の螺子キャップ。
- 前記TEバンドの内面には、該バンドの分割部当り、前記凸部と前記ラチェットとが合算で4つ以上設けられている請求項4に記載の螺子キャップ。
- 前記非破断連結片が、折り返し部を有するストリップである請求項1〜5の何れかに記載の螺子キャップ。
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