JP6364234B2 - 螺子キャップ - Google Patents
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Description
このような分断型TEバンドを備えたキャップは、開封したときに、TEバンドが容器側に残らず、キャップに連結した状態で容器口部から取り除かれるため、容器内容物が飲料であるときには、容器側に残ったTEバンドにより飲料の喫飲などが阻害されず、また、キャップの廃棄に際しては、TEバンドが繋がったままの状態でキャップを廃棄することができるので、ゴミの数を増やさず、廃棄が容易であるという利点もある。
前記開封履歴明示バンドの上端は、開栓に際しても破断しない非破断型連結片と、開栓に際して破断する破断型連結片とによって、前記スカート部の下端に連結されていると共に、
前記分断面の一方側は、キャップ軸方向線を基準として凹んだ湾曲部を有しており、
前記分断面の他方側は、前記湾曲部に対応して、キャップ軸方向線を基準として突出した湾曲部を有しており、且つ該突出した湾曲部は、前記凹んだ湾曲部内に侵入するように形成されており、
前記ブリッジは、前記ブリッジは、前記凹んだ湾曲部の中心線に対して、上側となる部分と下側になる部分とのそれぞれにおいて、前記凹んだ湾曲部と突出した湾曲部とを連結し且つキャップの開栓に際して発生する破断残片が該凹んだ湾曲部に残るように設けられていることを特徴とする螺子キャップが提供される。
(1)前記開封履歴明示バンドの内面には、閉栓方向への回転は許容するが、容器口部の外面に形成されている突起部との当接によって開栓方向への回転を制限するラチェットが少なくとも1個設けられていること、
(2)前記非破断型連結片が、折り返し部を有するストリップにより形成されていること、
が好適である。
即ち、キャップを開栓して容器口部から取り外したとき、取り外されたキャップ本体に連なっている分断されたTEバンドに形成されているブリッジの破断残片は、凹んだ湾曲部に位置するため、このキャップ本体を手で持ったとき、この破断残片が手に当るという不都合を有効に回避することができ、従って、容器口部から取り外されたキャップ(キャップ本体)の取り扱いに際して、破断残片が手に当たらないように持つなどの煩わしさがなく、例えばキャップのリシールをスムーズに行うことができる。
かかる容器口部50は、螺子キャップの使用形態に応じて、例えばボトルの口部であってもよいし、また、袋状容器に溶着されているスパウトと呼ばれる筒状形状の注出具であってもよい。
いずれの形態にしろ、この容器口部50は、図5の半断面図からも理解されるように、全体として、細長い中空の筒状体であって、その外面には、雄螺条51が形成されており、この雄螺条51の下方には、TEバンド2の回転を制御するための突起部53が形成されている。
さらに、スカート部6の外面には、滑り止め用のローレット15が形成されており、キャップ本体1の閉栓方向及び開栓方向への旋回をスムーズに行い得るようになっている。
さらに、キャップ本体1を開栓方向に回転させていくと、ストリップ21が伸びきった状態となり、これにより、TEバンド2の開栓側部αは、ストリップ21により開栓方向X側に引っ張られることになる(図6(b))。
引き続き、キャップ本体1を開栓方向に回転させていくと、キャップ本体1はさらに上昇し、TEバンド2の開栓側部αは、ストリップ21により開栓方向X側に引っ張られて上昇するが、TEバンド2の閉栓部側βは、前述したラチェット17との係合により、その旋回が制限されているため、分断面30a,30bを連結しているブリッジ31a,31bに応力が集中し、これらブリッジ31a,31bが破断し、TEバンド2は、分断されることとなる(図6(c))。即ち、分断されたTEバンド2が、垂れ下がったストリップ21により連結された状態となり、消費者が明確に一度開栓されたことを認識することができる。
しかも、上記のストリップ21の長さが非常に長く、開栓後では、非常に長く垂れ下がったストリップ21に、分断されたTEバンド2が垂れ下がった状態にある。従って、これを元の形状に復帰させることが非常に困難であり、リシールに使用したときには、ストリップ21がかなり歪んだ形態となってしまい、従って、一般の需要者は、一旦開封されたキャップであるという事実を容易に認識することができる。特に、キャップが小さいときには、TEバンド2の径がかなり小さくなるため、TEバンド2の分断を看過してしまう傾向が極めて大きいが、ストリップ21の長さを長く設定することにより、リシールに際しては、その歪みが非常に大きく、一般需要者にも容易に認識でき、優れたTE性を確保することができる。
さらに、本発明では、開栓により、上記のブリッジ31a,31bが破断して形成される破断残片43,43が湾曲凹部40側に存在するように(図7(b)参照)、ブリッジ31a、31bの形態が設定される。具体的には、ブリッジ31a、31bは、湾曲凹部40側の厚みが肉厚となり、対面の分断面30b側の厚みを肉薄に設定される。
即ち、図7(b)或いは図6(c)からも理解されるように、開栓により容器口部50から取り除かれたキャップに連なっているTEバンド2は、その分断面30a,30bの何れかに、ブリッジ31a,31bの破断残片43が残るが、ブリッジ31a,31bが破断するように細い形状を有しているため、この破断残片43は棘のような形態となってしまう。このため、容器口部50から取り除かれたキャップを取り扱う場合には、この破断残片43に手が当らないように注意するのが一般的であり、このため、このようなキャップの廃棄作業も煩わしいものとなる。
しかるに、本発明では、上記の破断残片43は、湾曲凹部40内に位置するように設計されているため、上記のようなキャップの取り扱いに際して、破断残片43が手に当るという不都合を有効に回避でき、容器口部から取り除かれたキャップの取り扱いが容易となる。
このようにブリッジ31a,31bを配置した場合、ブリッジ31a,31bの破断後において、破断残片43の棘のような形状の先端が、内(中心線Q)側方向に向くため、破断残片43の先端が手に当るという不都合をより有効に回避することを可能とする。
また、図示されていないが、スカート部6の内面には、容器口部の外面に係合する螺条が形成されており、TEバンド2の内面には、容器口部の外面に形成されている顎部(容器口部外面の螺条の下方に形成されている突部)の下面に係合するフラップ片の如き突片が形成されている。
さらに、TEバンド2には、前述したキャップと同様、分断面30a,30bが形成されており、一方の分断面30aには、湾曲凹部40が形成されており、このような湾曲凹40に破断残片が残るように、分断面30aと30bとは、開栓に際して破断するブリッジ31a,31bによって連結されている。
2:TEバンド
17:ラチェット
21:非破断型連結片(ストリップ)
23:破断型連結片
30:上下方向スリット
30a,30b:分断面
31a,31b:破断ブリッジ
40:凹んだ湾曲部(湾曲凹部)
43:ブリッジ31a,31bの破断残片
45:突出した湾曲部(湾曲凸部)
50:容器口部
53:突部
Claims (3)
- 螺子係合により容器口部に固定されるキャップ本体と、該キャップ本体のスカート部下端に設けられ且つ筒状形状を有する開封履歴明示バンドとからなり、該バンドは上下方向に延びている分断面を有しており、この分断面がキャップの開栓に際して破断するブリッジによって連結されている螺子キャップにおいて、
前記開封履歴明示バンドの上端は、開栓に際しても破断しない非破断型連結片と、開栓に際して破断する破断型連結片とによって、前記スカート部の下端に連結されていると共に、
前記分断面の一方側は、キャップ軸方向線を基準として凹んだ湾曲部を有しており、
前記分断面の他方側は、前記湾曲部に対応して、キャップ軸方向線を基準として突出した湾曲部を有しており、且つ該突出した湾曲部は、前記凹んだ湾曲部内に侵入するように形成されており、
前記ブリッジは、前記ブリッジは、前記凹んだ湾曲部の中心線に対して、上側となる部分と下側になる部分とのそれぞれにおいて、前記凹んだ湾曲部と突出した湾曲部とを連結し且つキャップの開栓に際して発生する破断残片が該凹んだ湾曲部に残るように設けられていることを特徴とする螺子キャップ。 - 前記開封履歴明示バンドの内面には、閉栓方向への回転は許容するが、容器口部の外面に形成されている突起部との当接によって開栓方向への回転を制限するラチェットが少なくとも1個設けられている請求項1に記載の螺子キャップ。
- 前記非破断型連結片が、折り返し部を有するストリップにより形成されている請求項2に記載の螺子キャップ。
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Family Applications (1)
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-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103372A patent/JP6364234B2/ja active Active
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