JP4663419B2 - ラチェット式螺子キャップ - Google Patents
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開封履歴明示バンドには、その上端から下端に至る分割スリットによって、キャップの開栓に際して開栓方向側に移動する開栓旋回部と開栓方向側への移動が抑制される開栓抑止部とに区画された領域が形成されており、該開栓旋回部と開栓抑止部とは、開栓に際して破断可能な連結部により接続されており、且つ該開栓旋回部は、キャップ本体の開栓方向への回転に際して破断しない連結ブリッジにより、前記分割スリット近傍のスカート部下端に連結されており、
前記ラチェットは、前記分割スリットに対して閉栓方向側の近傍に設けられているとともに、
前記分割スリットの閉栓方向側の近傍において、前記スカート部の下端面には、複数個の係合用凹部が周方向に小間隔をおいて配列されており、前記開封履歴明示バンドの上端面には、前記係合用凹部の数よりも少ない数のストッパー片が形成されており、該ストッパー片は、前記係合用凹部に収容されているが、最も閉栓方向側に位置する係合用凹部は、該ストッパー片が収容されておらず空洞となっていることを特徴とする螺子キャップが提供される。
(1)前記ストッパー片は、開栓方向側の側面が実質上直立し且つ閉栓方向側の側面が閉栓方向に向かって上方から下方に傾斜した形状を有しているとともに、前記係合用凹部は、該ストッパー片に対応する形状を有していること、
(2)前記分割スリットは、TEバンド上端から下方に降下し、途中から周方向を開栓方向側に延び、次いで下方に降下してTEバンド下端まで延びており、これにより、前記開栓旋回部と前記開栓抑止部とは、開栓旋回部を上部側として互いに上下に対峙する部分を有していること、
(3) 前記分割スリットは、TEバンドの途中から周方向を開栓方向に向かって上方に延びており、これにより、前記開栓旋回部と前記開栓抑止部とは、傾斜面の部分で上下に対峙していること、
が好ましい。
図1は、本発明の螺子キャップの側面図であり、
図2は、図1の螺子キャップの底面図であり、
図3は、図1の螺子キャップの側断面図であり、
図4は、図1の螺子キャップの側断面を、容器口部とともに示す部分断面図であり、
図5は、初期閉栓状態にある図1の螺子キャップについて、スカート部下端の係合用凹部とTEバンドのストッパー片との係合状態を拡大して示す図であり、
図6は、図1の螺子キャップにおいて、開栓が進行したときの係合用凹部とTEバンドのストッパー片との位置関係を拡大して示す図であり、
図7は、図1の螺子キャップを開栓した後、再び閉栓したときの係合用凹部とTEバンドのストッパー片との係合状態及びTEバンドの開栓旋回片と開栓抑止片との位置関係を拡大して示す図である。
キャップ本体1は、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下しているスカート部6とから成っている。
即ち、キャップ本体1を開栓方向(X)に開栓させると、TEバンド2の開栓旋回部20は、ワイドブリッジ25によってキャップ本体1に連結されているため、キャップ本体1とともに開栓方向に回転する。また、TEバンド2の開栓抑止部21は、ラチェット27と容器口部70外面の突起部72との当接により、開栓方向の回転が抑制される。これにより、分割スリット17を跨ぐように形成されている破断ブリッジ23に応力が集中する。
6:スカート部 17:分割スリット
20:開栓旋回部 20a:上方バンド部
21:開栓抑止部 21a:下方バンド部
23:破断ブリッジ 25:ワイドブリッジ
27:ラチェット 31:ストッパー片
33:係合用凹部 70:容器口部
72:容器口部の突部
Claims (4)
- 螺子係合により容器口部に固定されるキャップ本体と、該キャップ本体のスカート部下端に設けられ且つ内面に、閉栓方向への回転は許容するが容器口部の外面に形成されている突起部との当接によって開栓方向への回転を制限するラチェットが少なくとも1個設けられている開封履歴明示バンドとからなる螺子キャップにおいて、
開封履歴明示バンドには、その上端から下端に至る分割スリットによって、キャップの開栓に際して開栓方向側に移動する開栓旋回部と開栓方向側への移動が抑制される開栓抑止部とに区画された領域が形成されており、該開栓旋回部と開栓抑止部とは、開栓に際して破断可能な連結部により接続されており、且つ該開栓旋回部は、キャップ本体の開栓方向への回転に際して破断しない連結ブリッジにより、前記分割スリット近傍のスカート部下端に連結されており、
前記ラチェットは、前記分割スリットに対して閉栓方向側の近傍に設けられているとともに、
前記分割スリットの閉栓方向側の近傍において、前記スカート部の下端面には、複数個の係合用凹部が周方向に小間隔をおいて配列されており、前記開封履歴明示バンドの上端面には、前記係合用凹部の数よりも少ない数のストッパー片が形成されており、該ストッパー片は、前記係合用凹部に収容されているが、最も閉栓方向側に位置する係合用凹部は、該ストッパー片が収容されておらず空洞となっていることを特徴とする螺子キャップ。 - 前記ストッパー片は、開栓方向側の側面が実質上直立し且つ閉栓方向側の側面が閉栓方向に向かって上方から下方に傾斜した形状を有しているとともに、前記係合用凹部は、該ストッパー片に対応する形状を有している請求項1に記載の螺子キャップ。
- 前記分割スリットは、TEバンド上端から下方に降下し、途中から周方向を開栓方向側に延び、次いで下方に降下してTEバンド下端まで延びており、これにより、前記開栓旋回部と前記開栓抑止部とは、開栓旋回部を上部側として互いに上下に対峙している部分を有している請求項1または2に記載の螺子キャップ。
- 前記分割スリットは、TEバンドの途中から周方向を開栓方向に向かって上方に延びており、これにより、前記開栓旋回部と前記開栓抑止部とは、傾斜面の部分で上下に対峙している請求項3に記載の螺子キャップ。
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Family Applications (1)
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- 2005-06-21 JP JP2005181104A patent/JP4663419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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