JP2017170739A - 積層体及び該積層体を備える自動車部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材2上に防汚剤保持層3を備える積層体1。防汚剤保持層3が、三次元網目構造を有する高分子材料31と、フィラー32と高分子材料31を膨潤させる防汚剤33とを含み、防汚剤33が防汚剤保持層3の表面に防汚層4を形成する積層体1。好ましくは、防汚剤保持層3がフィラー32を5〜50体積%含有する積層体1。更に好ましくは、フィラー32が50〜200のアスペクト比と1〜10nmの短軸径と、100〜400nmの長軸径を有する針状又は繊維状である積層体1。亦、好ましくは、防汚剤33が含フッ素オイル又はシリコーンオイルであり、高分子材料が、含フッ素エラストマー又はシリコーンエラストマーである積層体1。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1の特表2014−509959号公報には、多孔質構造を有する基質に防汚剤を固定化させ、基質表面に撥水面を形成することで異物を撥ね、異物の付着を低減することが提案されている。そして、上記特許文献1には、基質表面の防汚剤が失われたとしても多孔質構造の毛細管ネットワークにより基質内部から防汚剤が補充され、撥水面が自己修復される旨が開示されている。
本発明の積層体1は、図1に示すように、基材2上に防汚剤保持層3を備えるものであり、上記防汚剤保持層3が、三次元網目構造を有する高分子材料31と、フィラー32と、該高分子材料を膨潤させる防汚剤33とを含む。そして、上記防汚剤保持層3の表面に防汚層4を有するものである。
上記高分子材料は、三次元網目構造を有するものであり、膨潤して防汚剤を保持するものである。
上記フィラーは防汚剤保持層の耐摩耗性を向上させるものであり、上記高分子材料よりも硬度が高いものを使用できる。具体的には、圧縮強度が10MPa以上の材料で成るものを使用できる。例えば、金属酸化物は圧縮強度が高く、少量で耐摩耗性を向上できるため好ましく使用できる。
また、膨潤前の体積は、防汚剤保持層を防汚剤の動粘度を下げ、上記防汚剤保持層よりも防汚剤との親和性が高いエラストマー(例えば、防汚剤保持層を構成する高分子材料の架橋密度を下げたもの)等を防汚剤保持層に密着させ、質量減少が止まるまで防汚剤を除去することで知ることができる。
上記ヘイズ値は、JIS K 7136に準拠し、ヘイズ・透過率計を用いて測定することができる
重量平均長軸径=Σ(Ln・Ln・Dn2)/Σ(Ln・Dn2)
重量平均短軸径=Σ(Dn・Ln・Dn2)/Σ(Ln・Dn2)
上記式中、nは計測した個々の粒子の番号を表し、Lnは第n番目の粒子の長軸径、Dnは第n番目の粒子の短軸径をそれぞれ表す。)
上記表面抵抗率は、JIS K6271(2008)に準じて測定できる。
上記防汚剤は、上記防汚剤保持層の表面に防汚層を形成して、水、油、砂、埃等の異物を撥ね、上記異物の付着を低減するものであり、撥水性及び/又は撥油性を有し、かつ上記高分子材料を膨潤するものを使用することができる。
なお、本発明において、「膨潤する」とは、防汚剤中に浸漬したときの高分子材料の体積が浸漬前よりわずかでも増加すれば、防汚層の自己修復性は発現するが、実用的には、高分子材料を防汚剤中に24時間浸漬したときの高分子材料の体積が、浸漬前の高分子材料の体積の1.1倍以上であることをいう。
直鎖状のシリコーンオイルとしては、いわゆるストレートシリコーンオイルおよび変性シリコーンオイルを挙げることができ、ストレートシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルが挙げられる。
また、変性シリコーンオイルとしては、ストレートシリコーンオイルを、ポリエーテル、高級脂肪酸エステル、フルオロアルキル、アミノ、エポキシ、カルボキシル、アルコールなどにより変性したものが挙げられる。
環状のシリコーンオイルは、例えば環状ジメチルシロキサンオイルなどが挙げられる。
上記動粘度は、JIS K−2283準拠して測定できる。
上記基材としては、鋼板やガラス等の無機材料の他、樹脂自体や塗膜など有機材料を含む基材を使用することができる。
次に、本発明の積層体の製造方法について説明する。
上記積層体は、重合して高分子材料となるモノマーやオリゴマー等の原料とフィラーとの混合液を基材上に塗布して乾燥し、上記モノマーやオリゴマー等を重合させて防汚剤保持層を形成し、該防汚剤保持層に防汚剤を含浸させることで形成できる。
本発明の自動車部品は上記本発明の積層体を備えて成る。自動車部品が上記積層体を備えることで、防汚性能及び耐摺動性に優れたものとすることができ、洗車や清掃の回数を減らすことや、雨天や悪路において良好な視界を確保することができる。
フッ素改質針状アルミナ(川研ファインケミカル製FAS処理済アルミナ粒子分散液(アスペクト比100、長軸径200[nm]、フッ素系溶媒))を、上記針状アルミナの容積割合が20[vol%]となるように、光硬化性パーフルオロポリエーテルオリゴマー(CN4000:Sartomer Company,Inc.,MW)と混合し、分散させた。
フッ素改質針状アルミナの添加量を5[vol%]にする他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
フッ素改質針状アルミナの添加量を50[vol%]にする他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
パーフルオロポリエーテル(PFPE)オイルを、パーフルオロポリエーテル(PFPE)オイル(Fomblin M60;動粘度550[cSt])に代える他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
パーフルオロポリエーテル(PFPE)オイルを、パーフルオロポリエーテル(PFPE)オイル(Krytox 100;動粘度12[cSt])に代える他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
フッ素改質針状アルミナを、テフロン(登録商標)粒子(平均粒径1μm、アスペクト比1)に代える他は実施例1と同様にして膜厚1.5μmの防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
フッ素改質針状アルミナを、フッ素改質繊維状アルミナ(川研ファインケミカル製FAS処理済アルミナ粒子分散液(アスペクト比3000、長軸径3000[nm]))に代える他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
針状アルミナ(川研ファインケミカル製アルミナ粒子分散液(アスペクト比100、長軸径400[nm]))を、上記針状アルミナの容積割合が20[vol%]となるように、熱硬化性ポリジメチルシロキサンオリゴマー(KE109EA;信越化学工業)と混合し分散させた。
フッ素改質針状アルミナを添加しない他は実施例1と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
針状アルミナを添加しない他は実施例8と同様にして防汚剤保持層表面に防汚剤が形成された積層体を作製した。
<水滴滑落性>
全自動接触角計(協和界面科学社製)を用いて水滴転落角を測定した。
◎:5[μL]の水滴転落角が10°以下
○:5[μL]の水滴転落角が10°を超え20°以下
△:5[μL]の水滴転落角が20°を超え30°以下
×:5[μL]の水滴転落角が30°を超える。
上記積層体をガラス立てに刺して80度に傾けた状態で、90℃のオーブンに4時間放置した後、常温に1時間放置する熱サイクルを、4サイクル行う耐熱耐久試験を実施した後、水滴(5[μL])の転落角を測定した。
◎:5[μL]の水滴転落角が10°以下
○:5[μL]の水滴転落角が10°を超え20°以下
△:5[μL]の水滴転落角が20°を超え30°以下
×:5[μL]の水滴転落角が30°を超える。
ヘイズ・透過率計を用いてJIS K 7136に準拠し、ヘイズ値を測定した。
◎:ヘイズ値が1%以下
○:ヘイズ値が1%を超え3%以下
△:ヘイズ値が3%を超え5%以下
×:5%を超える。
耐摩耗性は、図3に示す摩耗試験装置(HEIDON トライボギア Type14)を用い、綿帆布を面圧100[g/cm2]で、ストローク100[mm]、速度6000[mm/min]で1000往復摺動し、5分経過後の水滴転落角(5[μL])、及び1時間経過後の水滴(5[μL])の転落角を測定した。
た。
◎:5[μL]の水滴転落角が10°以下
○:5[μL]の水滴転落角が10°を超え20°以下
△:5[μL]の水滴転落角が20°を超え30°以下
×:5[μL]の水滴転落角が30°を超える。
また、実施例1は、1時間経過後の水滴転落角が◎であり、表面の防汚剤を拭き取っても、防汚剤保持層から防汚剤液が滲みだし、撥水面である防汚層が自己修復していることから、アスペクト比100、短軸径2[nm]の針状フィラーはエラストマーの膨張・収縮を妨げずに、耐摩耗性を向上できることがわかる。
また、実施例3の5分経過後の水滴転落角が○であり、1時間経過後の水滴転落角は○である。これは、フィラーの添加量が50[vol%]と大きいため、耐摩耗性が高く防汚剤保持層自体は保持されるが、防汚剤保持層中に保持可能な防汚剤の量が少なくなったためである。さらに、防汚剤保持層の膨張・収縮が抑制され、防汚剤の滲み出しが遅くなったことによる。
動粘度が550[cSt]の防汚剤は、3次元網目構造を持つエラストマーの分子レベルの細孔に膨潤した防汚剤が強固に保持されて高温環境下での防汚剤の流出が抑制され、耐熱試験の前後の水滴滑落性が低下しなかった。
これは、フィラーに用いたテフロン(登録商標)粒子の圧縮強度が10[MPa]と小さく、摩耗によって防汚剤保持層が薄くなり、エラストマーから滲み出る防汚剤が少なくなって、防汚層の修復が遅くなったためである。
また、フィラーのアスペクト比が1であり、短径が1000nmであるため、エラストマーの膨張・収縮が阻害され、防汚剤の滲み出しが遅くなって防汚層の修復性が低下しているが、フィラーを添加しない比較例よりは優れている。
2 基材
3 防汚剤保持層
31 高分子材料
32 フィラー
33 防汚剤
4 防汚層
100 摩耗試験装置
101 試料
102 ガラス板
103 綿帆布
104 圧子
105 重り
106 天秤棒
107 試料固定台
Claims (12)
- 基材上に防汚剤保持層を備える積層体であって、
上記防汚剤保持層が、三次元網目構造を有する高分子材料と、フィラーと、上記高分子材料を膨潤させる防汚剤とを含むものであり、
上記防汚剤保持層の表面に防汚層を有することを特徴とする積層体。 - 上記防汚剤保持層が、上記フィラーを5〜50体積%含有するものであることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
- 上記フィラーの形状が針状又は繊維状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体。
- 上記フィラーのアスペクト比が50〜200であり、短軸径が1〜10nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つ項に記載の積層体。
- 上記フィラーの長軸径が100〜400nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ項に記載の積層体。
- 上記フィラーが、圧縮強度が10MPa以上の材料で成るものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の積層体。
- 上記フィラーが金属酸化物を含むものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つの項に記載の積層体
- 上記フィラーが導電性を有するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つの項に記載の積層体。
- 上記防汚剤が、含フッ素オイル又はシリコーンオイルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の積層体。
- 上記高分子材料が、含フッ素エラストマー又はシリコーンエラストマーであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの項に記載の積層体。
- 上記高分子材料がパーフルオロポリエーテルエラストマーであり、
上記防汚剤がパーフルオロポリエーテルオイルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の積層体。 - 請求項1〜11のいずれか1つの項に記載の積層体を備える自動車部品。
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