JP2017159447A - 切断工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータにより上下揺動駆動しなくても、波形シートを最大速度で切断でき、固体シートを正確かつスムーズに切断できる工具を提供する。
【解決手段】切断工具100は、筒部102と、押え足アセンブリ106と、バネ108と、ブレードアセンブリ110とを備える。筒部は小外径部102A及び大外径部102Bを含む。押え足アセンブリは、スライド可能な筒部の小外径部側の端部の外側にスライド可能に嵌められる。筒部から離れた、押え足アセンブリの一端に開口部136が形成されている。バネは筒部の小外径部の外側に嵌められる。バネの一端は筒部の小外径部と大外径部との境界の当接面102Cと当接し、バネの他端は押え足アセンブリに当接する。ブレードアセンブリは、筒部及び押え足アセンブリをスライド可能に貫通する。ブレードアセンブリは、調整棒112、ブレードホルダー114、及びブレード116、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、切断工具であって、特に、モータによる上下に揺動駆動されることなく、波形シート又は固体シートを切断する切断工具であって、特に切断工具に関する。
従来の切断工具は、モータ、ソケット、及びブレードに接続された本体を含む。ブレードは、本体の端部に固定されている。従来の切断工具は、コンピュータ支援製造(computer−aided manufacturing:CAM(キャム))装置上で組み立てられ、波形シート又は固体シートなどのシートを切断するために、垂直方向に上下に揺動しながら水平方向に移動するように、モータによって駆動されている。
モータによって駆動される従来の切断工具の揺動振幅は、シートを製造される短繊維の数に応じて設計されている。多数の製造短繊維と波形シートを切断することが望まれる場合、より良い切断効果を達成するために、従来の切断工具では揺動振幅を大きく設定する。しかし、揺動振幅を大きくすると、従来の切断工具では切断速度が低下する。一方、切断速度を向上するために、揺動振幅を小さく設定すると、切断効果が悪化してしまう。すなわち、従来の切断工具において不十分な揺動振幅又は過度の切断速度に起因する切断不完全によって、波形シートは裂けてしまうことがありうる。例えば、従来の切断工具では、多くの短い繊維で製造される波形シートを切断したい場合、切断効率の向上のために、揺動振幅を大きく設定する必要がある。さもないと、ブレードは効率的に波形シートを切断できず、波形シートは裂けてしまう恐れがある。従って、多くの短い繊維で製造される波形シートを切断したい場合、切断作用の向上を確保するために、従来の切断工具では、揺動振幅を大きくする必要がある。しかし、揺動振幅を大きくすると、切断速度が低下してしまう。
また、固体シートを切断したい場合、XY平面内での作業領域内で従来の切断工具は水平に移動するので、従来の切断工具が切断経路に沿って移動するときはいつも、固体シートを押すのではなく、ソケットは固体シートから離れる。ソケットは、固体シートを切断するために、従来の切断工具が下方向に移動するときのみ、ソケットは少し固体シートを押圧する。つまり、従来の切断工具が切断経路に沿って移動するとき、ソケットを繰り返し上下に移動することによって、ソケットにより、固体シートを効率的かつ安定的にデスクトップ又は作業プラットフォーム上に押圧することができなくなる。そのため、従来の切断工具が切断経路に沿って移動するとき、固体シートはブレードによって引き上げられることによって、固体シートに貫通穴が発生し、固体シートが互いにサポ―トできずに小片に引き裂かれてしまうことを引き起こす。さらに、貫通穴が大気に連通してしまうと、空気圧縮機によって発生する吸引力が弱すぎて、固体シートを効果的に吸引するための真空状態を維持できない。従って切断の不完全に起因して固体シートが引き裂かれ、正確かつ円滑に固定シートを切断することができない。
そこで、波形シートを切断する際の切断速度を速め、固体シートを切断する際の精度が高くなるような、切断工具を設計する必要がある。
上述のような欠点を解決するために、本発明は、モータによって上下に揺動駆動されない切断工具であって、波形シートを切断するとき、CAM装置が切断速度を、設計切断速度の100%まで最大化することができ、固体シートを切断するとき、正確な切断効果とスムーズな切断プロセスを達成する、切断工具を提供する。
請求項の発明によれば、切断工具は、筒部と、押え足アセンブリと、バネと、ブレードアセンブリとを備える。筒部は小外径部及び大外径部を含む。押え足アセンブリは、スライド可能な筒部の小外径部側の端部の外側にスライド可能に嵌められる。筒部から離れた、押え足アセンブリの一端に開口部が形成されている。バネは、筒部の小外径部の外側に嵌められる。バネの一端は筒部の小外径部と大外径部との境界の当接面と当接し、バネの他端は押え足アセンブリに当接する。ブレードアセンブリは、筒部及び押え足アセンブリをスライド可能に貫通する。ブレードアセンブリは、調整棒、ブレードホルダー、及びブレードを備える。調整棒は、筒部を貫通する。ブレードホルダーの一端が調整棒の一端に結合される。ブレードはブレードホルダーの他端に固定される。切断工具が第1の方向に沿って移動するとき、押え足アセンブリが実質的に第1の方向と直交する第2の方向に対して対象物を押圧し続けるプロセスの間に、ブレードが開口部から突出して対象物を切断するように、筒部は押え足アセンブリが対象物を第2の方向へ押圧し続けるように動作させる。
請求項の発明によれば、押え足アセンブリは、アダプターリング及び押え足を備えている。アダプターリングはバネに当接する。押さ足には開口部が形成されており、押え足はアダプターリングと着脱可能に結合する。
請求項の発明によれば、押え足アセンブリは、第1の磁性部材及び第2の磁性部材を添えている。押え足は結合端及び自由端を含む。第1の組立て穴がアダプターリングに形成される。第1の磁性部材は第1の組立て穴に固定される。第2の組立て穴が第1の組立て穴に対応して、押え足の結合端に形成される。第2の磁性部材は、第2の組立て穴に固定される。第1の磁性部材と第2の磁性部材とは、押え足の結合端がアダプターリングと着脱可能に連結されるように、互いに引き付け合う。
請求項の発明によれば、記押え足アセンブリは、レジスタピンとレジスタ孔を含む。
レジスタ孔がアダプターリングの押え足に形成される。レジスタピンは、アダプターリング及び押え足の他の一方に配置されている、開口部の方向がブレードの方向に平行になるように、レジスタピンがレジスタ孔に係合している。
請求項の発明によれば、突起部が押え足の自由端に形成され、開口部が突起部に形成されている。
請求項の発明によれば、突起部が円弧状突起である。
請求項の発明によれば、平坦部が押え足の自由端に形成され、開口部が平坦部に形成されている。
請求項の発明によれば、スライド溝が筒部の小外径部に形成されている。押え足アセンブリは、スライド溝に対応する位置に配置されたスライドブロックを備えている。第2の方向に沿って筒部が移動するとき、筒部の当接面と押え足アセンブリとによってバネが圧縮されるように、スライド溝がスライドブロックと協力して、押え足アセンブリが筒部に対して相対的に第2の方向に沿ってスライドするようにガイドする。
請求項の発明によれば、スライドブロックはネジ部材である。ネジ穴が押え足アセンブリのスライド溝に対応する位置に形成され、ネジ部材はネジ穴に螺合され、スライド溝に収容される。
請求項の発明によれば、対象物は、固体シート又は波形コア層を含む波形シートである。
請求項の発明によれば、開口部から突出するブレードの長さを調整するように、ブレードホルダーが組み合わされるネジ山構造が、調整棒の端部に形成され、ネジ山構造はブレードホルダーと組み合わされる。
要するに、本発明の切断工具の押え足アセンブリは、切断プロセスの間にバネから発生する弾性力によって対象物を押圧し続ける。波形シートを切断するとき、波形シートの波形状コア層は、押さ足アセンブリによって潰される。潰れた波形シートは、複数の積み重なった固体シートと同様であるので、この切断工具は、最大切断速度で潰された波形シートを切断することができる。つまり、モータにより、切断工具を駆動して上下揺動することがもはや必要とされないので、波形シートを切断するとき、切断工具の揺動振幅、波形シートの特性、及び波形シートに対する切断工具の相対的な水平方向の移動速度を考慮することなく、コンピュータ支援製造(CAM)装置は、切断速度を設計切断速度の100%まで最大化することができる。
さらに、固体シートを切断するとき、固体シートがブレードによって引き上げられないようにして、貫通孔が固体シートに形成されることを防ぐことで、固体シートが安定的に作業台上に固定することを可能にし、精密な切断効果を確保する。
す。
また、本発明は、押え足をアダプターリングから取り外し、及び押え足をアダプターリングへの取付けを便利にするために、互いに引き付け合う第1の磁性部材と第2の磁性部材を利用している。したがって、異なる高さの波形シート又は固体シートを切断したい場合、元の押え足から他の押え足へ容易に取り替えることができる。
本発明の実施形態に係る切断工具の概略図である。 本発明の実施形態に係る切断工具の分解図である。 筒部の部分分解図であって、本発明の実施形態に係る切断工具の押え足アセンブリである。 本発明の実施形態に係る切断工具の押え足アセンブリの部分分解図である。 筒部の部分分解図であって、本発明の他の実施形態に係る切断工具の押え足アセンブリを示す。 本発明の実施形態に係る、ある位置での切断工具の断面図である。 本発明の実施形態に係る、図6とは異なる位置での切断工具の断面図である。
図1及び図2を参照する。図1は、本発明の実施形態に係る切断工具100の概略図である。図2は、本発明の実施形態に係る切断工具100の分解図である。図1及び図2に示すように、切断工具100は、筒部(pipe)102、押え足アセンブリ106、バネ108、及びブレードアセンブリ110を備えている。一例として筒部は小外径部102A及び大外径部102Bを含む。押え足アセンブリ106は、筒部102の(小外径部側の)一端にスライド可能に(小外径部102Aの)外側に嵌められて(外嵌され:seathe)いる。バネ108は筒部102の(小外径部102Aの)外側に嵌められる。バネ108の一端は、筒部102に当接している。詳しくは、バネ108の一端は筒部102の小外径部102Aと大外径部102Bとの境界の当接面102Cと当接する。バネ108の他端は、押え足アセンブリ106に当接している。本実施形態では、バネ108は1つのバネから構成されうる。ブレードアセンブリ110は、筒部102及び押え足アセンブリ106をスライド可能に貫通する。
ブレードアセンブリ110は、調整棒112、ブレードホルダー114、及びブレード116を備える。調整棒112は、筒部102内を貫通する。ブレードホルダー114の一端は調整棒112の一端に固定されている。ブレード116はブレードホルダー114の他端に固定されている。本実施形態において、ネジ山構造(thread structure)113が、調整棒112の一端に形成されている。押え足アセンブリ106に形成された、開口部136から突出するブレード116の長さを調整するために、ネジ山構造113はブレードホルダー114と連結される。
図2及び図3を参照する。図3は、本発明の実施形態に係る切断工具100における筒部102及び押え足アセンブリ106の部分分解図である。図2及び図3に示すように、押え足アセンブリ106は、アダプターリング118と押え足120を含む。アダプターリング118はバネ108に当接している。押え足120がアダプターリング118と着脱可能に組み合わされている。詳しくは、押え足120は結合端122及び自由端124を備えている。
少なくとも1つの第1の組立て穴126がアダプターリング118に形成されている。少なくとも1つの第2の組立て穴128が押え足120の結合端122に形成されており、第2の組立て穴128は第1の組立て穴126と対応している。例えば、本実施形態において、6つの第1の組立て穴126がアダプターリング118に形成されていると、6つの第2の組立て穴128が押え足120の結合端122に形成され、6つの第2の組立て穴128は6つの第1の組立て穴126と夫々対応する。
押え足アセンブリ106は、少なくとも1つの第1の磁性部材130及び少なくとも1つの第2の磁性部材132をさらに備えている。例えば、130は、6つの第1の組立て穴126に固定されている6つの第1の磁性部材130、及び6つの第2の組立て穴128に固定されている第2の磁性部材132を備える。ただし、第1の組立て穴126、第2の組立て穴128、第1の磁性部材130、及び第2の磁性部材132の数は、この実施形態に限定されるものではない。押え足120の結合端122がアダプターリング118と着脱可能に結合するように、第1の磁性部材130と第2の磁性部材132とは、互いに引き付け合っており、これにより押え足120の取り付けが便利になる。ただし、押え足120とアダプターリング118の結合の機構は、本実施の形態に限定されるものではない。例えば、押え足120は、アダプターリング118とねじ込み方式によって結合することができる。
また、押え足アセンブリ106は、レジスタピン133及びレジスタ孔135をさらに備えている。レジスタ孔135は、アダプターリング118及び押え足120のいずれか一方に形成されており、レジスタピン133は、アダプターリング118及び押え足120のいずれか他方に形成されている。本実施形態では、押え足120に近いアダプターリング118の一端にレジスタ孔135が形成されている。アダプターリング118に近い押え足120の一端にレジスタピン133が配置されており、レジスタピン133が結合端122から突出している。開口部136の方向がブレード116の方向と平行になるように、レジスタピン133はレジスタ孔135と係合する。
図3及び図4を参照する。図4は、本発明の実施形態に係る切断工具100の押え足アセンブリ106の部分分解図である。図3及び図4に示すように、本実施形態では、突起部134は、押え足120の自由端124に形成され、開口部136は、突起部134に形成されている。突起部134は円弧状突起としうる。
図5を参照する。図5は、本発明の他の実施形態に係る切断工具100における、押え足アセンブリ106及び筒部102の部分分解図である。上記実施形態の切断工具100とは異なり、円弧状突起の代わりに、押え足120の自由端124に平坦部が形成され、開口部136が該平面部に形成されている。すなわち、押え足120の自由端124の形状は上記実施形態に限定されるものではない。これは実用的なデザインの需要に依存する。言い換えると、本発明の押え足120の自由端124は、対象物の波形(蛇腹状の)コア層の高さ又は性質に応じて異なる円弧状の構造として設計することができる。
例えば、波形シート(段ボールシート)などの厚い対象物を切断することが望まれる場合には、厚い対象物を押圧するために、押え足120の自由端124の円弧状突起を利用することができる。
固体シート(固形シート)などの薄い対象物を切断することが望まれる場合には、薄い対象物を押圧するために、平坦部形状の押え足120の自由端124を利用することができる。
互いに引き付け合う第1の磁性部材130と第2の磁性部材132とによって、押え足120がアダプターリング118へ着脱可能に組み合わされているので、押え足120の交換を簡易に完了するように、異なる高さの他の対象物を切断するために、アダプターリング118から元の押え足120を取り外すこと、及び、他に押え足120をアダプターリング118に結合することが容易である。
図2及び図3に示すように、スライド溝(スロットslot)138が、筒部102の小外径部102Aに形成されている。押え足アセンブリ106は、スライド溝138に対応する位置に配置されたスライドブロック(阻止部:block)140をさらに含む。バネ108が筒部102の当接面102Cと押え足アセンブリ106によって圧縮されるように、スライド溝138がスライドブロックと協力して、押え足アセンブリ106が筒部102に対してスライドするようにガイドする。
具体的には、本実施形態では、スライドブロック140は、ネジ部材でありうる。また、ネジ穴142が押え足アセンブリ106のアダプターリング118に形成されており、ネジ穴142はスライド溝138に対応している。ネジ部材は、ネジ穴142に螺合して、スライド溝138に収容されている。ネジ部材は、第1の端部144と第2の端部146とを備える。ネジ部材は、第1の端部144と第2の端部146との間を前後にスライドすることができる。ただし、スライド溝138とスライドブロック140との構成及び数は上記の実施形態に限定されるものではなく、実用的な設計の需要に依存する。
以下、本発明の実施形態に係る切断工具100の動作原理について説明する。図6及び図7を参照する。図6と図7は、本発明の実施形態に係る、異なる位置における切断工具100の断面図を示す。
図6に示すように、スライドブロック140は、スライド溝138の第一の端部144に配置され、ブレード116は、押え足アセンブリ106で支えられている(受け止められる)。
図7に示すように、波形コア層を有する波形シートなどの対象物200を、第1の方向X1に沿って切断することが望まれる場合、スライドブロック140がスライド溝138の第2の端部146へスライドするように、筒部102は押え足アセンブリ106の突起部134を動かし、第1の方向X1に実質的に直交する第2の方向X2に沿って対象物200を押圧し続ける。押え足アセンブリ106の突起部134が第2の方向X2に沿って対象物200を押圧し続けるプロセスの間にブレード116が第1の方向X1に沿って対象物200を切断するように、その間、バネ108は緩衝効果を提供するように圧縮され、ブレード116は開口部136から突出して第1の方向X1に沿って移動する。
なお、対象物200が波形コア層を有する波形シートである場合には、円弧状突起及び、波形シートを押圧するための高い弾力係数(K)を有するバネ108を備える、押え足120の自由端124を使用することができる。押え足アセンブリ106が波形シートを押圧し続けるプロセスの間に、高い弾力係数(K)を有するバネ108が、高い弾力(resilient)回復力を提供するので、円弧状突起を備える押え足120は、波形シートの波形コア層を潰す(圧潰する:collapse)ことによって、波形シートを複数の重ね固体シートとみなすことができる。
したがって、押え足120が波形シートを押圧し、同時に切断経路に沿って波形シートを切断することは、コンピュータ支援製造(CAM)装置が最大切断速度で切断作業を処理することを可能にするとともに、波形シートの切断効果を向上させる。
また、本発明のブレードアセンブリ110は、振動ナイフツールの代わりに、接線ナイフツールであってもよいので、切断工具100がCAM装置の最大切断速度で効果的な切断動作を実行することができ、全体的な切断性能を向上させることができる。
一方、ブレード116が特定の距離だけ第1の方向X1に沿ってブレード116を移動する切断工程を終了した後に、ブレード116は、上述のように次の切断点へ移動して切断作業を実行する。ブレード116が次の切断点へ移動している間、突起部134が波形シートから分離するように、第2の方向X2と反対方向の第3の方向X3に沿って筒部が移動する。このとき、ブレード116が押え足アセンブリ106に再び支えられることによって、突起部134又はブレード116によって、波形シートの他の部分が押し潰される(くしゃくしゃになる(crush))ことを防止する。さらに、段ボール箱の構造設計は一般的な波形シートの潰れる端の厚みに基づいている。
従来技術では、波形シートが潰されずに切断される。したがって、従来技術において対応する溝へ挿入されるため、手や他のツールによって波形シートの係合部を潰すことが要求される。
本発明では、押え足120によって、波形シートの係合部が既に潰されているので、上記のように従来の付加的な潰し動作を処理する必要がない。
一方、対象物200が固体シートであるとき、固体シートは、波形コア層を有する波形シートのように潰すことができないため、切断工具100は、平坦部を備える押え足の自由端及び低い弾力係数を有するバネ108を利用することができる。固体シートを切断するために、ブレード116がZ軸、即ち第2の方向X2又は第3の方向X3に沿って上下に動き、XY平面において第1の方向X1に沿って動くとき、押え足120が切断の軌跡(trace)を平坦にし、必ず切断された固体シートの平坦性を見切断の固体シートの平坦性と同様にするようことができるように、バネ108から発生する弾力回復力により、押え足120は固体シートから離れない。
しかしながら、従来技術では、従来のブレードの厚みに起因して隙間または貫通穴が固体シートに形成されることで、大気との連通をもたらし、空気圧縮機の吸引能力を低下させる。したがって、固体シートは、従来の切断工程中にデスクトップまたは作業台の上に安定して固定することができなかった。正確なパターンの切断が望まれるとき、隙間または貫通穴は大気との連通をもたらし、固体シートは安定して固定することができないため、従来例において、固体シートがブレードに破れてしまうこと、及び切断工程を完了することができなくなることを引き起こした。
本発明において、仮に固体シートがブレード116によって引き上げられたとしても、固体シートが安定的に固定されるように、押え足120は固体紙を停止し、貫通孔又は管隙が固体シートに形成されることを防ぎ、大気との連通を回避する。言い換えると、切断中、押え足129は固体シートから離れないので、固体シートの完全性を確保し、大気との連通を防止するために、押え足120は切断の軌跡を平坦化して、固体シートを固定することによって、圧縮機が固体紙を吸い上げることを可能にし、固体シートをデスクトップまたは作業台の上に安定的に固定されることを確保する。
従来技術とは対照的に、本発明の切断工具の押え足アセンブリは、切断プロセスの間、にバネから発生する弾性力によって対象物を押圧し続ける。波形シートを切断する際、波形シートの波形コア層は、押え足アセンブリによって潰される。潰れた波形シートは、複数の重ねられた固体シートに類似していることによって、切断工具が潰れた波形シートを、最大切断速度で切断することができる。
言い換えると、もはやモータにより切断工具を上下揺動するように駆動する必要がないため、波形シートを切断するときに、切断工具の揺動振幅、波形シートの特性、及び波形シートに対する切断工具の相対的な水平方向の移動速度などの間の関係性を考慮しないで、CAM装置は設計切断速度の100%まで切断速度を最大化することができる。さらに、固体シートを切断する際、ブレードによって固体シートを引き上げられないようにして、固体シートに貫通孔が形成されることを防止することで、固体シートが安定的に作業台上に固定することを可能になり、精密な切断効果を保証する。
また、さらに、本発明は、押え足をアダプターリングから便利に取り外す又は押え足をアダプターリングに便利に結合するために、互いに引き付け合う第1の磁性部材と第2の磁性部材とを使用する。したがって、他の高さの他の波形シートや固体シートの切断が望まれるとき、元の押え足を別の押え足へ便宜的に取り替えることができる。
当業者は、本発明の教示を維持しながら、多くの修正及び装置及び方法の変更がなされ得ることを遵守する。従って添付の特許請求の範囲の規定・境界によってのみ限定されるものとして、上記の開示は解釈されるべきである。

Claims (11)

  1. 切断工具であって、
    小外径部及び大外径部を含む筒部と、
    スライド可能な前記筒部の小外径部側の端部の外側にスライド可能に嵌められ、前記筒部から離れた一端に開口部が形成された押え足アセンブリと、
    前記筒部の前記小外径部の外側に嵌められるバネであって、前記バネの一端は前記筒部の前記小外径部と前記大外径部との境界の当接面と当接し、前記バネの他端は前記押え足アセンブリに当接する、バネと、
    前記筒部及び前記押え足アセンブリをスライド可能に貫通するブレードアセンブリと、を備え、
    前記ブレードアセンブリは、
    前記筒部を貫通する調整棒、
    一端が前記調整棒の一端に結合されるブレードホルダー、
    前記バネに当接するアダプターリング、
    前記開口部が形成される押え足、及び
    前記ブレードホルダーの他端に固定されるブレード、を備え、
    前記押え足は磁性吸引により前記アダプターリングと着脱可能に結合し、
    切断工具が第1の方向に沿って移動するとき、押え足アセンブリが実質的に第1の方向と直交する第2の方向に対して対象物を押圧し続けるプロセスの間に、前記ブレードが前記開口部から突出して前記対象物を切断するように、前記筒部は前記押え足アセンブリが対象物を前記第2の方向へ押圧し続けるように動作させる、
    切断工具。
  2. 前記押え足アセンブリは、第1の磁性部材を含み、
    前記押え足は結合端及び自由端を備え、
    第1の組立て穴が前記アダプターリングに形成され、
    前記第1の磁性部材は前記第1の組立て穴に固定され、
    前記第1の磁性部材の磁性吸引によって、前記押え足の前記結合端が前記アダプターリングと着脱可能に連結される、
    請求項1に記載の切断工具。
  3. 前記押え足アセンブリは、さらに第2の磁性部材を含み、
    第2の組立て穴が前記第1の組立て穴に対応して、前記押え足の結合端に形成され、
    前記第2の磁性部材は、前記第2の組立て穴に固定され、
    前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材とは、前記押え足の前記結合端が前記アダプターリングと着脱可能に連結されるように、互いに引き付け合う、
    請求項2に記載の切断工具。
  4. 前記押え足アセンブリは、レジスタピンとレジスタ孔を含み、
    前記レジスタ孔が前記アダプターリングの前記押え足に形成され、前記レジスタピンは、前記アダプターリング及び前記押え足の他の一方に配置されている、
    前記開口部の方向が前記ブレードの方向に平行になるように、前記レジスタピンが前記レジスタ孔に係合している、
    請求項1に記載の切断工具。
  5. 突起部が前記押え足の自由端に形成され、前記開口部が前記突起部に形成されている、
    請求項2に記載の切断工具。
  6. 前記突起部が円弧状突起である、
    請求項5に記載の切断工具。
  7. 平坦部が前記押え足の自由端に形成され、前記開口部が前記平坦部に形成されている、
    請求項2に記載の切断工具。
  8. スライド溝が前記筒部の前記小外径部に形成され、
    前記押え足アセンブリは、前記スライド溝に対応する位置に配置されたスライドブロックを備え、
    前記第2の方向に沿って前記筒部が移動すると、前記筒部の前記当接面と前記押え足アセンブリによって前記バネが圧縮されるように、前記スライド溝は前記スライドブロックと協力して、前記押え足アセンブリが前記筒部に対して相対的に前記第2の方向に沿ってスライドするようにガイドする、
    請求項1に記載の切断工具。
  9. 前記スライドブロックはネジ部材であり、
    ネジ穴が、前記押え足アセンブリの前記スライド溝に対応する位置に形成され、
    前記ネジ部材は前記ネジ穴に螺合され、前記スライド溝に収容される、
    請求項8に記載の切断工具。
  10. 前記対象物は、固体シート又は波形コア層を含む波形シートである、
    請求項1に記載の切断工具。
  11. 前記開口部から突出するブレードの長さを調整するように、前記ブレードホルダーが組み合わされるネジ山構造が、前記調整棒の端部に形成され、前記ネジ山構造は前記ブレードホルダーと組み合わされる、
    請求項1に記載の切断工具。
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