JP2017156637A - 印刷装置及び印刷処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数ページの連続印刷中にキャリブレーション処理を実行する機能を有する印刷装置において、印刷画像の出力時の濃度補正処理と濃度測定用パッチパターンの生成時の濃度補正処理との競合が発生した場合のシリアルな濃度補正処理を不要にする。【解決手段】濃度補正部(A)225は、プリントサーバ10で展開された印刷データに対して、濃度補正処理を実施する。キャリブレーション実行条件が成立したとき、濃度補正部(B)261は、パターン生成部223で生成された濃度測定用パッチパターンデータに対して、濃度補正処理を実施する。濃度補正部を2つ備えるとともに、印刷画像形成時におけるプリントサーバ10からの印刷データの受信制御をページバッファ方式で実施することにより、濃度補正処理の競合が発生した場合でも、それぞれの濃度補正処理を並列実行することが可能になる。【選択図】図3

Description

本発明は印刷装置及び印刷処理方法に関する。
カラープリンタや複合機等の印刷装置では、出力画像の色再現性を向上させるためにガンマ補正処理等の濃度補正処理による出力特性の補正を行うことが一般的である。しかし、温度や湿度等の印刷装置を使用する環境の変化や、経年変化による画像形成装置自体の特性変動が発生しうる。このような特性変動が発生する環境下では、濃度補正処理を行っても期待する出力特性が得られないことになる。
この問題を解決するために、キャリブレーション処理を行うことが一般的である。キャリブレーション処理とは、印刷装置で、現在使用中のガンマ補正テーブルを使用して濃度測定用パッチパターンを生成し、パターン読み取りセンサでパッチパターンの濃度を測定して目標値との差分からガンマ補正テーブルを更新して期待する出力特性を得る処理である。
また、上記の出力特性変動は、印刷装置が連続して印刷処理を行う間にも起こりうるため、連続動作中にキャリブレーション処理を実行する印刷装置及び印刷処理方法が知られている(特許文献1)。この印刷装置によれば、複数ページの連続印刷を行う印刷ジョブ内で、所定のキャリブレーション実行条件が成立したとき(例えば、規定の印刷枚数に達したとき)、濃度測定用パッチパターンを生成・測定し、測定した濃度変動量からガンマ補正テーブルを印刷ジョブ内のページ単位で自動補正し、目標とする出力特性での印刷画像の出力が可能である。
しかし、特許文献1に記載された印刷装置及び印刷処理方法では、濃度補正処理部を一つしか備えていないため、印刷画像の出力時の濃度補正処理と濃度測定用パッチパターンの生成時(キャリブレーション処理実行時)の濃度補正処理との競合が発生した場合、処理に優先順位を付けてシリアルに濃度補正処理を行う必要があり、画像印刷の生産性が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数ページの連続印刷を行う印刷ジョブ内でキャリブレーション処理を実行する機能を有する印刷装置において、印刷画像の出力時の濃度補正処理と濃度測定用パッチパターンの生成時の濃度補正処理との競合が発生した場合のシリアルな濃度補正処理を不要にすることである。
本発明に係る印刷装置は、印刷画像データに対して、第1の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第1の濃度補正手段と、キャリブレーション実行条件が成立したときに生成される濃度測定用パッチパターンデータに対して、第2の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第2の濃度補正手段と、前記第1の濃度補正手段で処理された印刷画像データに基づいて印刷画像を形成し、前記第2の濃度補正手段で処理された濃度測定用パッチパターンデータに基づいて濃度測定用パッチパターンを形成する印刷手段と、を有する印刷装置である。
本発明によれば、複数ページの連続印刷を行う印刷ジョブ内でキャリブレーション処理を実行する機能を有する印刷装置において、印刷画像の出力時の濃度補正処理と濃度測定用パッチパターンの生成時の濃度補正処理との競合が発生した場合のシリアルな濃度補正処理が不要になる。
本発明の実施形態に係る印刷装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の処理系の全体構成を示すブロック図である。 図2における濃度補正処理部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置における1ページの印刷シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置が複数ページを印刷する連続動作を行うときのページメモリの制御動作の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置において印刷画像の出力と濃度測定用パッチパターンの出力とが競合した場合のデータ処理を示すフローチャートである。 図6に示す処理において、キャリブレーション実行条件が成立した場合の処理であるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る印刷装置の処理シーケンスを示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈印刷装置の全体構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置の全体構成を示す図である。
この印刷装置は、外部プリンタコントローラに相当するプリントサーバ(DFE:Digital Front End)10と画像形成装置20と画像検査装置30と排紙装置40とを備えている。
プリントサーバ(DFE)10は有線で画像形成装置20に接続されている。従来装置では、プリントサーバ(DFE)10にて、印刷ジョブの印刷データについてγ補正、中間調処理等の濃度補正処理を行った後にデータを展開して画像形成装置20に転送していた。本実施形態では、プリントサーバ(DFE)10は、印刷ジョブの印刷データを展開処理(RIP処理)して画像形成装置20に転送する。すなわち、プリントサーバ(DFE)10は、印刷データを展開処理する印刷データ展開手段として機能する。展開処理はページ単位で行われる。
画像形成装置20は、プリントサーバ(DFE)10から転送された展開処理後の印刷データ(以下、展開済み印刷データまたは印刷画像データという)について濃度補正処理を行い、ユーザの印刷設定に応じて印刷処理を実施する。なお、濃度補正処理について後述する。
ここで、画像形成装置20は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色の画像形成部(電子写真プロセス部)21Y,21C,21M,21Kを有している。
各画像形成部21Y〜21Kは、駆動ローラ22−1、従動ローラ22−2、2次転写バックアップローラ22−3に巻き掛けられた中間転写ベルト23と対向して一列状に配置されている。各画像形成部21Y〜21Kは、帯電ローラ、トナーカートリッジ、感光体などを有し、各感光体には中間転写ベルト23を挟んで1次転写ローラ22−4が配置されている。また、2次転写バックアップローラ22−3に巻き掛けられた中間転写ベルト23と対向して2次転写ローラ22−5が配置されている。
さらに、画像形成装置20は、光書込部24、定着装置25、給紙装置26、トナー像読取部(濃度センサ)27などを有している。
各画像形成部21Y〜21Kの帯電ローラにより、各感光体の表面が所定の極性に帯電される。帯電後の各感光体の表面に、光書込部24から射出されるレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。各感光体の表面に形成された静電潜像に対して、トナーカートリッジからトナーを付着させて、それぞれ異なる色のトナー像が形成される。各感光体の表面に形成された各トナー像は、中間転写ベルト23を挟んで配置された反対側の1次転写ローラ22−4に電圧を印電することにより、中間転写ベルト23に1次転写される。
中間転写ベルト23は、駆動ローラ22−1により駆動されて矢印方向(図では時計回り)に移動する。これと並行して、給紙装置26から印刷用紙が搬送される。2次転写バックアップローラ22−3に巻き掛けられた中間転写ベルト23と対向して配置された2次転写ローラ22−5の間に印刷用紙が搬送された時、2次転写ローラ22−5に所定の電圧を印加することにより、中間転写ベルト23上のトナー像が印刷用紙に2次転写される。トナー像が転写された印刷用紙が定着装置25を通ることで、印刷用紙上のトナー像は熱と圧力により定着される。定着処理された印刷用紙は、画像検査装置30、排紙装置40へと搬送される。
一方、中間転写ベルト23に形成されたトナー像は、印刷用紙に2次転写される前に、トナー像読取部27で読み取られ、トナー像の濃度値が取得される。この取得されたトナー像の濃度値は、濃度補正値の算出に利用されるが、これについては後述する。
画像検査装置30は画像読取部(画像センサ)31を有する。画像検査装置30は、画像形成装置20から搬送された印刷用紙(印刷物)の印刷後の画像を画像読取部31で読み取り、印刷物の欠陥印刷有無を検査し、検査結果を排紙装置40へ通知する。また、画像検査装置30は、画像読取部31で読み取られた印刷後の画像の濃度値を取得して画像形成装置20へ送る。この印刷後の画像の濃度値も、濃度補正値の算出に利用されるが、これについては後述する。
排紙装置40は、排紙トレイ41,42を有する。排紙装置40は、画像検査装置30で印刷結果が正常と判定された場合は、例えば排紙トレイ41に印刷物を出力し、異常と判定された場合は、例えば排紙トレイ42に印刷物を出力する。
〈印刷装置の処理系〉
図2は、本発明の実施形態に係る印刷装置の処理系の全体構成を示すブロック図である。この図において、細い実線はデータ線、点線は制御線を示し、太い実線は印刷用紙の搬送路を示す。
画像形成装置20はプリンタコントローラ210、濃度補正処理部220、印刷画像処理部230、プリンタエンジン240、給紙トレイ250を備える。給紙トレイ250は、図1の給紙装置26に該当する。
プリンタコントローラ210は、CPU(A)211、メモリ(A)212、印刷制御部213などから構成される。CPU(A)211はプログラムを実行することで印刷制御部213を制御する。メモリ(A)212は、CPU(A)211で実行するプログラム、プリントサーバ(DFE)10から受信した制御情報等を格納している。印刷制御部213はCPU(A)211によって制御され、各装置間や装置内を接続する制御I/F(インタフェース)を介して、印刷処理全般の制御を行う。
濃度補正処理部220は、プリントサーバ(DFE)10から展開済み印刷データを受信し、濃度補正値をもとに現状の画像形成装置の状態に合わせて適切な濃度補正処理を行い、濃度補正された印刷データを印刷画像処理部230に転送する。また、濃度補正処理部220は、画像検査装置30に対しても、印刷物の画像のマスタ画像(元の印刷データ)として濃度補正処理後の印刷データを転送する。
更に、濃度補正処理部220は、随時(所定のキャリブレーション実行条件が成立した場合等)、濃度測定用パッチパターンデータを印刷画像処理部230に出力する。そして、プリンタエンジン240や画像検査装置30から濃度測定値を受け取り、この濃度測定値をもとに濃度補正値を更新処理する。
印刷画像処理部230は、濃度補正処理部220から濃度補正された印刷データを受け取り、レーザ書込み用のデータを生成する。また、印刷画像処理部230は、随時、濃度補正処理部220から濃度測定用パッチパターンデータを受け取り、同様にレーザ書込み用のデータを生成する。
プリンタエンジン(印刷手段)240は、書込部241、転写部242、定着部243、読取部(A)244等を備えている。ここで、書込部241は図1の光書込部24に、転写部242は画像形成部21Y〜21K及び中間転写ベルト23等に、定着部243は定着装置25に該当し、給紙トレイ250(図1の給紙装置26)から搬送される印刷用紙への画像形成処理を実施する。また、読取部(A)244は、図1のトナー像読取部27に該当し、濃度補正処理部220で濃度補正値を更新する際に、中間転写ベルト23上に形成された濃度測定用パッチパターンデータのトナー像の濃度値(濃度測定値)を取得して濃度補正処理部220に転送する。すなわち、読取部(A)244は、トナー像の濃度を測定する濃度測定手段として機能する。
画像検査装置30は、検査装置制御部310、読取部(B)320、読取画像処理部330、検査判定部340を備える。検査装置制御部310は、画像検査装置30の各部を制御すると共に、この画像検査装置30の用紙搬送路等のメカ機構を制御する。読取部(B)320は、図1の画像読取部31に該当し、画像検査装置30の用紙搬送路上に設置されて、印刷用紙に形成された画像(印刷物の画像)を読み取る。読取画像処理部330は、読取部(B)320が読み取った印刷画像データを比較検査するためのデータ形式に変換処理する。検査判定部340は、濃度補正処理部220から転送される元の印刷データをもとに検査用データを生成し、読取画像処理部330から転送される印刷結果データと検査用データとを比較検査して、欠陥印刷の有無を判定する。判定結果は、排紙装置40へ通知される。また、検査判定部340は、濃度補正処理部220で濃度補正値を更新する際には、読取部(B)320で読み取られた印刷物の画像の印刷結果データから濃度情報(濃度測定値)を取得して濃度補正処理部220に転送する。すなわち、この場合、読取部(B)320は、印刷手段としてのプリンタエンジン240から出力される印刷物の画像の濃度を測定する濃度測定手段として機能する。
排紙装置40は、排紙制御部410、排紙切替部420、正常排紙トレイ430、異常排紙トレイ440を備える。排紙制御部410は、画像検査装置30から通知される印刷の良否判定に応じて、排紙切替部420に排紙トレイ切替えを指示する。排紙切替部420は、排紙制御部410の指示に応じて、用紙搬送路を正常排紙トレイ430あるいは異常排紙トレイ440へ切り替える。
本実施形態では、排紙装置が2種類の排紙トレイを備えるものとし、一方を正常排紙トレイ、もう一方を異常排紙トレイとしている。排紙先のトレイは、本実施形態で示す構成によらず、画像検査装置の後に連結可能な、他の出力装置の排紙トレイを用いても構わない。
〈濃度補正処理部の内部構成〉
図3は、図2における濃度補正処理部の内部構成を示すブロック図である。
濃度補正処理部220は、メモリ(B)221、CPU(B)222、パターン生成部223、濃度補正値格納部(A)224、濃度補正部(A)225、濃度補正値格納部(B)260、濃度補正部(B)261、プリントサーバI/F226、印刷画像処理部I/F227、プリンタエンジンI/F228、画像検査装置I/F229等を備える。
メモリ(B)221は、濃度測定値や濃度補正値、濃度測定値をもとに新しい濃度補正値を算出するためのプログラム等を格納する。また、メモリ(B)221は、必要に応じて印刷画像データを一時保存する。CPU(B)222は、濃度補正処理部220の全般の制御を司り、プリンタコントローラ210やプリンタエンジン240等の外部デバイスからの制御が可能となっている。CPU(B)222と濃度補正処理部内の各ブロックとは、図示しない制御線が接続されており、CPU(B)222はこの制御線を介して、濃度補正処理部内の各ブロックの動作を制御可能となっている。CPU(B)222は、ユーザからの指示や所定の枚数の印刷が実行された場合や濃度値が規定の閾値を超えた場合などに、外部デバイスからキャリブレーション実行条件が成立したことを通知される。CPU(B)222は、キャリブレーション実行条件が成立したことの通知を受けると、メモリ(B)221から濃度測定値を取り込み、該濃度測定値をもとに現時点の印刷濃度特性に合致した新しい濃度補正値を算出してメモリ(B)221に格納する。パターン生成部223は、濃度補正値の更新を行う際に、濃度測定用パッチパターンデータを生成する。
濃度補正値格納部(A)224は、メモリ(B)221に記憶されている濃度補正値を読み出して保持する。濃度補正部(A)225は、プリントサーバ(DFE)10からプリントサーバI/F226を介して展開処理後の印刷データを受信し、該受信した印刷データに対して、濃度補正値格納部(A)224の濃度補正値を使用してγ処理や中間調処理等の濃度補正処理を行い、メモリ(B)221に処理後のデータを格納する。格納した処理後の印刷画像データは、印刷画像処理部の要求に応じて、印刷画像処理部I/F227を介して印刷画像処理部230に出力する。更に、濃度補正部(A)225は、濃度補正処理した印刷データを、画像検査装置I/F229を介して画像検査装置30の検査判定部340に転送する。濃度補正値格納部(A)224、濃度補正部(A)225は、それぞれ第1の濃度補正値記憶手段、第1の濃度補正手段として機能する。
濃度補正値格納部(B)260は、メモリ(B)221に記憶されている濃度補正値を読み出して保持する。濃度補正部(B)261は、濃度補正値の更新を行う際、濃度補正値格納部(B)260の濃度補正値を使用して、パターン生成部223で生成した濃度測定用パッチパターンデータの濃度補正を行った後に、印刷画像処理部I/F227を介して印刷画像処理部230に出力する。濃度補正値格納部(B)260、濃度補正部(B)261は、それぞれ第2の濃度補正値記憶手段、第2の濃度補正手段として機能する。
プリンタエンジンI/F228は、プリンタエンジン240の読取部(A)244(図1のトナー像読取部27)から、中間転写ベルトに形成された測定用パッチパターンデータのトナー像の濃度値(濃度測定値)を受信して、メモリ(B)221に格納する。画像検査装置I/F229は、画像検査装置30の検査判定部340から、印刷結果データの濃度情報(濃度測定値)を受信して、メモリ(B)221に格納する。
本実施形態は、メモリ(B)221とは別に濃度補正値格納部(A)224と濃度補正値格納部(B)260を備えることで、CPU(B)222がメモリ(B)221の濃度測定値をもとに新たな濃度補正値を算出する処理と並行して、濃度補正部(A)225と濃度補正部(B)261は、濃度補正値格納部に保持されている濃度補正値を使用して、それぞれプリントサーバ(DFE)10から受信した印刷画像データと濃度補正用のパッチパターンデータについて濃度補正処理を行うことが可能となる。
また、濃度補正値格納部(A)と濃度補正値格納部(B)では、それぞれ異なる濃度補正値を格納することができる。これにより、例えば、一度濃度算出処理を実行して得られた新たな濃度補正値を濃度補正値格納部(A)に格納して印刷画像データの補正に適用するのではなく、先に濃度補正値格納部(B)に格納して濃度測定用パッチパターンデータに適用して再度濃度測定を行い、狙った補正値になっているか確認した後に、濃度補正値格納部(A)にも新たな補正値を格納して印刷画像データの補正に適用することができ、印刷物の画像品質をより確実に保証できるようになる。
また、CPU(B)222は、メモリ(B)221内の中間転写ベルト上に形成されたトナー像の濃度値と印刷結果から得られた濃度情報との2種類の濃度測定値を使用して濃度補正値を算出することで、より正確な濃度補正値を得ることが可能となる。なお、中間転写ベルト上に形成されたトナー像の濃度値、或いは印刷結果から得られた濃度情報のいずれかの濃度測定値を使用して、濃度補正値を算出することでもよい。
〈1ページの印刷シーケンス〉
図4は、本発明の実施形態に係る印刷装置における1ページの印刷シーケンスを示すシーケンス図である。
プリントサーバ10はユーザからの印刷指示を受けると、プリンタコントローラ210に対し、制御線を介して印刷制御情報を含む印刷要求を通知する(シーケンスS1)。印刷要求を受信したプリンタコントローラ210は、濃度補正処理部220及びプリンタエンジン240に対して印刷制御情報を含む印刷要求を通知する(シーケンスS2、S3)。
プリントサーバ10は、印刷要求の通知後、濃度補正処理部220に印刷画像データを送信する(シーケンスS4)。印刷要求を受信した濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から印刷画像データ(展開済み印刷データ)を受信して(シーケンスS5)、濃度補正後の印刷画像データをメモリ(B)に格納する。一方、プリンタエンジン240は印刷要求と同時に受信した用紙サイズ等の印刷条件に従い、用紙搬送を開始する。
印刷用紙が所定の位置まで搬送されると、プリンタエンジン240は濃度補正処理部220に対して、転送準備要求を通知する(シーケンスS6)。転送準備要求を受けた濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から該当ページのデータ受信が完了していると、プリンタエンジン240に対して転送準備完了を通知する(シーケンスS7)。
その後、濃度補正処理部220及びプリンタエンジン240が用紙搬送に合わせて印刷画像データを転送し、印刷を実施する(シーケンスS9)。ここで、印刷画像データは印刷画像処理部を経由するが、図では省略している。
1ページの印刷画像データ転送が完了すると、濃度補正処理部220、プリンタエンジン240それぞれから、プリンタコントローラ210に対して転送完了が通知される(シーケンスS10、S11)。
プリンタエンジン240は排紙動作を完了後、プリンタコントローラ210に排紙完了を通知する(シーケンスS12)。排紙完了を受けたプリンタコントローラ210はプリントサーバ10に対し、印刷完了を通知し(シーケンスS13)、1ページの印刷動作が完了する。
〈連続動作時のページメモリ内の印刷データ〉
図4の説明では1ページの印刷シーケンスについて記載したが、複数ページを印刷する印刷ジョブの実行時のように連続動作させる場合は、上記のシーケンスをページ毎に実施することになる。
このときページの受信は、CPU(B)222がメモリ(B)221への印刷画像データ格納状況を把握して印刷画像データの受信タイミングを制御することによって行う。例えば、メモリ(B)221には、印刷画像データを4ページ分保存可能なだけのメモリ領域、すなわち4ページ分の記憶容量を有する領域を確保する。4ページ分の領域の内訳は、印刷データの表面2ページ分と裏面2ページ分として使用する。
プリンタエンジン240が濃度補正処理部220から印刷画像データを取得してページメモリが空き状態になった場合に、CPU(B)222はプリントサーバI/F226に対してプリントサーバ10からの印刷画像データの受信の起動を指示する。
プリントサーバI/F226は印刷画像データの受信の起動を指示されると、プリントサーバ10から印刷画像データを受信する。受信した印刷画像データは、濃度補正部(A)225で濃度補正を受けた後にメモリ(B)221の空き状態になっているページメモリ領域に格納される。この間にプリンタエンジン240はメモリ(B)221から次ページの印刷画像データを取得する。
上記の制御を表面のページと裏面のページそれぞれで実施する。このようにすることで、プリンタエンジン240がメモリ(B)221から印刷画像データを1ページ取得する間に、次に必要となるページの画像をメモリ(B)に格納しておくことが可能になるため、プリンタエンジン240は連続して印刷を実施することが可能になる。
図5は、本発明の実施形態に係る印刷装置が複数ページを印刷する連続動作を行うときのページメモリの制御動作の一例を示す図である。
図5(1)では、ページメモリ1、2、3、4には、それぞれ表面1ページ目、裏面1ページ目、表面2ページ目、裏面2ページ目の印刷データが保持されている。また、プリンタエンジン240がページメモリ1から表面1ページ目の印刷データを取得している。プリンタエンジン240が1ページ分の印刷データの取得を完了すると、図5(2)に示すように、ページメモリ1が空き状態になる。
図5(3)では、プリンタエンジン240がページメモリ3から表面2ページ目の印刷データを取得するのに並行して、ページメモリ1に表面3ページ目の印刷データを格納する。
図5(4)では、プリンタエンジン240がページメモリ2から裏面1ページ目の印刷データを取得するのに並行して、ページメモリ3に表面4ページ目の印刷データを格納する。
〈印刷画像の出力と濃度測定用パッチパターンの出力とが競合した場合のデータ処理〉
図6は、本発明の実施形態に係る印刷装置において印刷画像の出力と濃度測定用パッチパターンの出力とが競合した場合のデータ処理を示すフローチャートである。また、図7は、図6に示す処理において、キャリブレーション実行条件が成立した場合の処理であるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
ユーザ等がプリントサーバ10に印刷ジョブ(印刷データ)の印刷を指示すると(ステップS100)、プリントサーバ10は、印刷データの展開処理(RIP処理)及び画像形成装置20の濃度補正処理部220への展開済み印刷データ(印刷画像データ)の転送を開始するために印刷要求を発行する(ステップS101)。
濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から印刷要求を受信すると、濃度補正処理部220が備えているメモリ(B)221のページメモリの空き状態を確認する(ステップS102)。ページメモリが空き状態の場合(ステップS102:Yes)、プリントサーバ10からの印刷画像データの受信を開始し(ステップS103)、ページメモリが空き状態でない場合(ステップS102:No)、ページメモリが空くまで待機する。
プリントサーバ10からの印刷画像データの受信を開始すると、濃度補正処理部220ではメモリ(B)221から現在使用中の濃度補正値が濃度補正値格納部(A)224に格納されており、濃度補正部(A)225がその濃度補正値を参照して印刷画像データの濃度補正を行った後にメモリ(B)221のページメモリ領域に格納する(ステップS103)。なお、印刷データの転送に先立ち、プリントサーバ10と画像形成装置20のプリンタコントローラ210との間では、必要な情報の送受が行われるが、ここでは省略する。
画像形成装置20の濃度補正処理部220は、プリントサーバ10からの印刷データの転送が開始されると、所定のキャリブレーション実行条件が成立するかを判定する(ステップS104)。所定のキャリブレーション実行条件とは、例えば、規定の印刷枚数に達した場合や読み取った濃度値と規定値との差が基準を上回った場合などである。先に述べたように、所定のキャリブレーション実行条件が成立したことは、CPU(B)222がプリンタコントローラ210やプリンタエンジン240等の外部デバイスから通知される。
所定のキャリブレーション実行条件が成立しない場合(ステップS104:No)、濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から転送される印刷画像データに対して、現在使用中の濃度補正値を用いて濃度補正処理を実行する処理(ステップS103)を継続し、キャリブレーション実行条件が成立した場合は(ステップS104:Yes)、図7に示すキャリブレーション処理を実行する。
なお、図6ではキャリブレーション実行条件が成立した場合、キャリブレーション処理に移行しているが、並行して現在行っている印刷画像データの受信処理も継続している。本実施形態では、濃度補正処理部220が印刷画像データ用と濃度測定用パッチパターンデータ用とで2つの濃度補正部(濃度補正部(A)225、濃度補正部(B)261)を持つ構成にしたことで、印刷画像データと濃度測定用パッチパターンデータの濃度補正処理の並列処理が可能となっている。
所定のキャリブレーション実行条件が成立した場合、濃度補正処理部220は、次のようにして濃度補正値の更新処理を実行する。
濃度補正処理部220は、現状の濃度値を取得する。具体的には、まず、パターン生成部223を起動して濃度測定用パッチパターンデータを生成する(ステップS201)。このとき、濃度補正部(B)261は現在使用中の濃度補正情報を参照してパッチパターンデータの濃度補正を行い、印刷画像処理部I/F227を介して印刷画像処理部230へ出力する。
印刷画像処理部230は、入力されたパッチパターンデータをプリンタエンジン240に出力し、プリンタエンジン240は中間転写ベルト23上にトナー像を形成する(ステップS202)。生成するパッチパターンは、例えば、濃度が異なるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のパターンや、濃度が異なるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック各色のグラデーションパターン等である。
次に、中間転写ベルト23上に形成された濃度測定用パッチパターンのトナー像の濃度値を読取部(A)(図1のトナー像読取部27)で読み取り、濃度測定値(トナー像の濃度測定値)をメモリ(B)221に格納する(ステップS203)。また、必要であれば画像検査装置30の読取部(B)(図1の画像読取部31)にて、通常の印刷データの印刷後の画像を読取り、それから得られた濃度測定値(印刷物の濃度測定値)をメモリ(B)221に格納する。
濃度補正処理部220のCPU(B)222は、メモリ(B)221に格納された濃度測定値をもとに新しい濃度補正値を算出し、メモリ(B)221に格納する(ステップS204)。
次に、濃度補正処理部220のCPU(B)222は、濃度補正値格納部(A)224、および濃度補正値格納部(B)260に対して、メモリ(B)221内の新しい濃度補正値を書き込んだメモリ領域を通知し、濃度補正値格納部(A)224、濃度補正値格納部(B)260は、1ページの濃度補正処理が完了したタイミング等、任意のタイミングで、メモリ(B)221から新しい濃度補正値を読み出し、それまで保持していた濃度補正値を更新する(ステップS205)。このとき、濃度補正値格納部(A)224、濃度補正値格納部(B)260は、濃度補正値更新手段として機能する。
濃度補正部(A)225は、以後、この濃度補正値格納部(A)224に保持された新しい濃度補正値(補正情報)を用いて、プリントサーバ10から転送された印刷画像データについて濃度補正処理を実行することになる(ステップS103)
濃度補正処理部220は、1ページ分の印刷画像データの濃度補正処理が完了した際に(ステップS105:Yes)、プリンタエンジン240に転送準備完了通知を行い、印刷画像データの補正処理が完了したことを通知する(ステップS106)。
プリンタエンジン240は濃度補正処理部220から転送準備完了通知を受信すると、印刷画像データを取得し、印刷処理を行う(ステップS107)。1ページの印刷処理が完了すると、印刷ジョブの終了判定を行い(ステップS108)、印刷ジョブが終了しない場合は(ステップS108:No)、ステップS102に戻り、終了した場合には(ステップS108:Yes)、この図に示す処理を終了とする。
〈印刷装置の処理シーケンス〉
図8は、本発明の実施形態に係る印刷装置の処理シーケンスを示すシーケンス図である。
ユーザ等がプリントサーバ10に印刷を指示すると、プリントサーバ10は、画像形成装置のプリンタコントローラ210に対して、印刷要求(ページ情報、その他)を送信すると共に(シーケンスS301)、印刷データをページ単位に展開処理し(シーケンスS302)、展開済み印刷データ(印刷画像データ)の濃度補正処理部への転送を開始する(シーケンスS303)。プリンタコントローラ210は、プリントサーバから受信した印刷要求をプリンタエンジン240と濃度補正処理部220に設定して、印刷実行を指示する(シーケンスS304、S305)。
濃度補正処理部220は、プリンタコントローラ210から印刷要求指示を受け取ると、プリントサーバ10から受信した印刷画像データに対して、現在使用中の濃度補正値を用いてページ単位に濃度補正処理を実行して、メモリ(B)221に格納する。図では4ページ分の印刷画像データを格納している。
プリンタエンジン240は、濃度補正処理部220のCPU(B)222に印刷画像データの転送準備要求を行う(シーケンスS306)。CPU(B)222はプリンタエンジン240から要求された印刷画像データがメモリ(B)221に格納されていれば、プリンタエンジン240に転送準備完了通知を行い(シーケンスS307)、プリンタエンジン240に印刷画像データを転送する(シーケンスS308)。
プリンタエンジン240は受信した印刷画像データから印刷用紙への画像形成を実行する。プリンタエンジン240は、1ページ目の画像形成が完了したら、プリンタコントローラ210に対して、転送完了通知を行う(シーケンスS310)。
ここで、プリンタエンジン240において、2ページ目の印刷用紙への画像形成が完了した時点でキャリブレーション実行条件が成立したとする(シーケンスS311)。プリンタエンジン240は、濃度補正処理部220のCPU(B)222へキャリブレーション実行条件成立を通知する(シーケンスS312)。この時、濃度補正処理部220が、たとえプリントサーバから受信した印刷画像データの濃度補正処理の途中であっても、パターン生成部223に対してパターン生成指示を行う(シーケンスS313)。
指示を受けたパターン生成部223は濃度測定用パッチパターンデータを生成しながら、プリンタエンジン240への濃度測定用パッチパターンデータの送信を行う(シーケンスS314)。このとき、並行してプリンタコントローラ210から受信した印刷画像データの濃度補正処理が実行され、メモリ(B)221のページバッファに補充される。すなわち、パターン生成部223が濃度測定用パッチパターンデータを出力中であっても、印刷画像の形成に先行して印刷画像データがページメモリに格納される。この結果、濃度測定用パッチパターンデータの出力が完了した時点で、濃度補正処理部220のメモリ(B)221にはプリンタエンジン240が必要とする印刷画像データが準備されているため、濃度測定用パッチパターンデータの出力後に次の印刷画像データの出力を行うことが可能となる。
プリンタエンジン240は、受信した濃度測定用パッチパターンデータを基に、中間転写ベルト23上に濃度測定用パッチパターンのトナー像を形成する。プリンタエンジン240の読取部(A)が、このトナー像の濃度値(濃度測定値)を読み取り、濃度補正処理部に転送する(シーケンスS315)。なお、中間転写ベルト23上に形成された濃度測定用パッチパターンのトナー像は、濃度測定値の読取に使用された後、クリーニングされ、印刷物としては出力されない。
また、図では省略したが、キャリブレーション実行条件が成立した場合、必要によっては、濃度測定用パッチパターンを印刷し、画像検査装置30が、読取部(B)で印刷物の画像を読取って得られた濃度測定値を濃度補正処理部220に転送する。
濃度補正処理部220は、取得した濃度測定値を用いて新しい濃度補正値を算出する(シーケンスS316)。また、この間、濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から転送される印刷画像データに対して、現在使用中の濃度補正値を用いて濃度補正処理を続行する。
濃度補正処理部220は、新しい濃度補正値が算出されると、現在使用中の濃度補正値を新しい濃度補正値に更新する(シーケンスS317)。以後、濃度補正処理部220は、プリントサーバ10から転送される展開処理後の印刷データに対して、新しい濃度補正値を用いて濃度補正処理を実行する。
なお、新しい濃度補正値への更新は任意のタイミングで行うことができる。例えば、複数ページの印刷ジョブを実行中にページの切り替わりで補正値を更新することが可能であり、画像形成装置20が連続稼働中の状況下でも新たな補正値を使用可能である。
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態に係る印刷装置は、下記(1)〜(4)の特徴を備えている。
(1)印刷画像データの濃度補正処理と濃度測定用パッチパターン生成時の濃度補正処理を個別に行うために、濃度補正部を2つ備えるとともに、印刷画像形成時におけるプリントサーバ10からの印刷画像データの受信制御をページバッファ方式で実施する。これにより、濃度補正処理の競合が発生した場合でも、それぞれの濃度補正処理を並列実行することが可能になり、連続してデータ出力処理を行うことができる。このため、印刷装置の連続動作中に濃度測定用パッチパターンを生成・測定し、測定した濃度変動量からガンマ補正テーブルを印刷ジョブ内のページ単位で自動補正する構成において、画像印刷の生産性を低下させずにキャリブレーション処理を行うとともに、キャリブレーション処理前後のデータフローを簡易化することができる。
(2)メモリ(B)221とは別に濃度補正値格納部(A)224と濃度補正値格納部(B)260を備えることで、CPU(B)222がメモリ(B)221の濃度測定値をもとに新たな濃度補正値を算出する処理と並行して、濃度補正部(A)225と濃度補正部(B)261は、濃度補正値格納部に保持されている濃度補正値を使用して、それぞれプリントサーバ10から受信した印刷画像データと濃度補正用のパッチパターンデータについて濃度補正処理を行うことが可能となる。
(3)濃度補正値格納部(A)224、濃度補正値格納部(B)260では、それぞれ異なる濃度補正値を格納することができる。これにより、例えば、一度濃度算出処理を実行して得られた新たな濃度補正値を濃度補正値格納部(A)224に格納して印刷画像データの補正に適用するのではなく、先に濃度補正値格納部(B)260に格納して濃度測定用パッチパターンデータに適用して再度濃度測定を行い、狙った補正値になっているか確認した後に、濃度補正格納部(A)224にも新たな補正値を格納して印刷画像データの補正に適用することができ、印刷物の画像品質をより確実に保証できるようになる。
(4)濃度補正値の更新は任意のタイミングで行うことができる。例えば、複数ページの印刷ジョブを実行中にページの切り替わりで補正値を更新することが可能であり、画像形成装置20が連続稼働中の状況下でも新たな補正値を使用可能である。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、印刷データ展開手段を画像形成装置20内に設け、プリントサーバ10を設けないシステム構成とすることもできる。
10…プリントサーバ、220…濃度補正処理部、224…濃度補正値格納部(A)、225…濃度補正部(A)、240…プリンタエンジン、260…濃度補正値格納部(B)、261…濃度補正部(B)。
特開2015−36709号公報

Claims (7)

  1. 印刷画像データに対して、第1の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第1の濃度補正手段と、
    キャリブレーション実行条件が成立したときに生成される濃度測定用パッチパターンデータに対して、第2の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第2の濃度補正手段と、
    前記第1の濃度補正手段で処理された印刷画像データに基づいて印刷画像を形成し、前記第2の濃度補正手段で処理された濃度測定用パッチパターンデータに基づいて濃度測定用パッチパターンを形成する印刷手段と、
    を有する印刷装置。
  2. 請求項1に記載された印刷装置において、
    前記印刷画像または濃度測定用パッチパターンの濃度を測定する濃度測定手段と、前記濃度測定手段の濃度測定値に基づいて、前記第1の濃度補正値及び第2の濃度補正値を更新する濃度補正値更新手段と、を有する印刷装置。
  3. 請求項1に記載された印刷装置において、
    前記第1の濃度補正値を記憶する第1の濃度補正値記憶手段及び前記第2の濃度補正値を記憶する第2の濃度補正値記憶手段を有する、印刷装置。
  4. 請求項1に記載された印刷装置において、
    前記第1の濃度補正手段で処理された印刷画像データを記憶する印刷データ記憶手段を有し、前記印刷データ記憶手段に空きがある場合、前記印刷手段が濃度測定用パッチパターンを形成していても、前記印刷手段による印刷画像の形成に先行して、前記印刷画像データを前記印刷データ記憶手段に格納する、印刷装置。
  5. 請求項2に記載された印刷装置において、
    前記濃度補正値更新手段は個別に任意のタイミングで前記第1の濃度補正値及び第2の濃度補正値の更新が可能である、印刷装置。
  6. 請求項5に記載された印刷装置において、
    前記濃度補正値更新手段は、第1の濃度補正値と第2の濃度補正値とを異なるタイミングで実行したキャリブレーション処理の濃度測定値に基づいて更新する、印刷装置。
  7. 印刷画像データに対して、第1の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第1の濃度補正工程と、
    前記第1の濃度補正工程で処理された印刷画像データに基づいて印刷画像を形成する印刷画像形成工程と、
    濃度測定用パッチパターンデータに対して、第2の濃度補正値に基づいて、濃度補正処理を実施する第2の濃度補正工程と、
    前記第2の濃度補正工程で処理された濃度測定用パッチパターンデータに基づいて濃度測定用パッチパターンを形成する濃度測定用パッチパターン形成工程と、
    を有し、
    前記第1の濃度補正工程を実施している時にキャリブレーション実行条件が成立した場合、前記第1の濃度補正工程の実施と並行して、前記第2の濃度補正工程及び前記濃度測定用パッチパターン形成工程を実施する、印刷処理方法。
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