JP2014142509A - 画像形成装置および画像形成装置における画像安定化制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置における画像安定化制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間放置された画像形成装置において、連続印刷ジョブの実行中に画像安定化制御を起動する場合であっても、画像安定化制御の実行前後における画像濃度の差を小さく抑える。
【解決手段】画像安定化情報記憶部は、所定のパターン画像のパターン画像濃度に対応して現像バイアス電位と帯電バイアス電位の差分である現像コントラスト電位の調整値を定義する定義テーブル、連続印刷ジョブを実行中の画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更上限値、および現像コントラスト電位の前回設定値をそれぞれ記憶する。現像コントラスト電位調整部は、連続印刷ジョブの実行中の画像安定化制御において、パターン画像濃度に基づいて取得された調整値と前回設定値との差分が変更上限値を超える場合に、現像コントラスト電位を差分が変更上限値を超えない新たな調整値に調整する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置および画像形成装置における画像安定化制御方法に関する。
近年、画像形成装置に対する高画質化の要求が高くなってきている。また、カラー画像形成装置の普及も進んできている。カラー画像形成装置は、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のトナーを被転写体上に順に重ねることにより、フルカラーの画像を被転写体上に表現する。このため、それぞれのトナーの色の間で階調性が少しずれただけでも、最終画像の画質が変化する。画像形成装置における経時変化や環境変化に対しても、階調性を常に一定に保つことが重要である。そこで、階調性を保つために、様々な画像安定化制御方法が検討されている。
一般的に、この画像安定化制御では、像担持体である転写ベルトまたは用紙上にトナーパッチと呼ばれるテスト用のトナーマーク(パターン画像)を形成し、その画像濃度を光学センサ(トナー付着量センサ)によって検出する。そして、光学センサーによる検出信号に基づいて、現像バイアスや露光装置を構成するLEDへの駆動信号の強度または出力タイミングを調整し、各色のトナー像の濃度が適正となるように画像形成条件を調整する。この画像安定化制御は、画像形成装置の電源の投入時やカバーの開閉時など所望のタイミングで行われる。
特開2013−3342号公報
しかしながら、装置が長期にわたって使用されない状態の後で直ぐに連続印刷ジョブを実行する場合には、長期間の放置で現像装置内のトナーの帯電特性が変化しているため、印刷開始からの画像の変化が通常以上に大きくなる。すなわち、このような状況下で画像安定化制御を起動すると、同一の連続印刷ジョブにもかかわらず画像安定化制御の実行前後で画像濃度の差が大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、長期間放置された画像形成装置において、連続印刷ジョブの実行中に画像安定化制御を起動する場合であっても、画像安定化制御の実行前後における画像濃度の差を小さく抑えることを課題とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置によれば、画像形成処理部は、画像安定化制御の実行によって予め設定された現像バイアス電位および帯電バイアス電位に基づいて感光体に画像形成プロセスを実行する。パターン画像濃度検出部は、画像安定化制御の実行中に、画像形成プロセスの中で形成された所定のパターン画像のパターン画像濃度を検出する。画像安定化情報記憶部は、パターン画像濃度に対応して現像バイアス電位と感光体の露光部電位の差分である現像コントラスト電位の調整値を定義する定義テーブル、連続印刷ジョブを実行中の画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更上限値、および直近の画像安定化制御の実行による現像コントラスト電位の前回設定値をそれぞれ記憶する。現像コントラスト電位調整部は、連続印刷ジョブの実行中の画像安定化制御において、パターン画像濃度に基づいて定義テーブルを参照して取得された調整値と前回設定値との差分が変更上限値を超える場合に、現像コントラスト電位を差分が変更上限値を超えない新たな調整値に調整する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す断面図。 図1に示す画像形成装置において画像安定化制御に用いられる機器の関係を示す概略図。 図1に示す画像形成装置が画像安定化制御に関して備える機能を示すブロック図。 図1に示す画像形成装置における画像安定化制御の流れを示すフローチャート。 図1に示す画像形成装置における画像安定化制御の実行例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、4連タンデム方式の多機能周辺装置(MFP:Multifunction Peripheral)である。画像形成装置は、例えばハードコピーまたはプリントアウトと称される出力画像として画像情報を出力する画像形成部1、この画像形成部1に対して画像出力に用いられる任意サイズの用紙(出力媒体)を供給する用紙供給部2、および画像形成部1において画像形成の対象である画像情報を対象物(以下、原稿と称する)から画像データとして取り込むスキャナである画像読取部3を有する。画像読取部3は、原稿を載置する透明なプラテンガラス3aと、原稿を照射する光源3bと原稿から反射した光を反射する反射ミラー3cとで構成されている。
また、画像形成装置の上部側には、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)4が設けられている。原稿がシート状である場合、自動原稿搬送装置4は、画像読取部3での画像情報の読み取り終了後、読み取りが終了した原稿を読み取り位置から排出位置に排出し、次の原稿を読み取り位置に案内する。また、画像形成装置には、画像形成部1における画像形成の開始や、画像読取部3による原稿の画像情報を読み取るための開始を指示するためのコントロールパネル5が設けられている。
次に、画像形成部1の構成について説明する。画像形成部1の上部側には、トナーカートリッジ10Y〜10Kが併設されている。トナーカートリッジ10Y〜10Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを一色ずつ収容しており、後述する現像装置14Y〜14Kに対してトナーを順次補給する。また、トナーカートリッジ10Y〜10Kは、画像形成部1の前面側に設けられたカートリッジ保持機構10に対して着脱可能である。
画像形成部1は、Y、M、C、Kの色ごとに分割された4つの画像形成ユニットからなり、潜像を保持する像担持体としての感光体ドラム11Y〜11K、これらの感光体ドラム11Y〜11Kに対して書込用画像データに応じて変調されたレーザ光を照射して潜像を形成するLED12Y〜12Kで構成された露光装置12、感光体ドラム11Y〜11Kを一様に帯電させる帯電装置13Y〜13K、感光体ドラム11Y〜11K上に形成された潜像を現像する現像装置14Y〜14K、感光体ドラム11Y〜11K上で現像されたトナー(現像剤)の像(以下、「トナー像」と称する)を積層状態で保持する転写ベルト15、感光体ドラム11Y〜11K上の残留トナーなどの付着物をそれぞれ取り除く感光体クリーナ16Y〜16Kを有する。
更に、画像形成部1は、転写ベルト15上で積層されたトナー像を、例えば特別な加工がされていない一般的な普通紙、あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等のシート状の出力媒体に転写する転写装置17、被転写媒体に転写されたトナー像を出力媒体に定着する定着装置18を有する。
転写ベルト15は、転写ベルト15を駆動させるための駆動ローラ15a、二次転写用のバックアップローラ15b、転写ベルト15にかかる張力を一定にするためのテンションローラ15cによって張架されている。また、転写ベルト15を挟んで駆動ローラ15aと対向する位置には、転写ベルトクリーナ15dが転写ベルト15に当接配設されている。
転写ベルト15が感光体ドラム11Y〜11Kと当接する箇所(以下、「一次転写部」と称する)には、一次転写部の裏面側から感光体ドラム11Y〜11Kを圧接するように転写ローラ17Y〜17Kがそれぞれ配設されている。
また、転写装置17(以下、「二次転写部」と称する)は、転写ベルト15の裏面側(内側)に配設されたバックアップローラ15bと対向し、転写ベルト15のトナー担持面側(外側)で転写ベルト15に当接配設されている。
各感光体ドラム11Y〜11Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色のトナーをそれぞれ収容した現像装置14Y〜14Kにより可視化(現像)すべき色の静電潜像(トナー像)を保持するが、その配列の順は、画像形成プロセスやトナーの特性に応じ、所定の順に規定される。転写ベルト15は、感光体ドラム11Y〜11Kおよび対応する現像装置14Y〜14Kが形成した各色のトナー像を形成順に保持する。
また、一次転写部の最下流に配置された第4ステーションと二次転写部の間には、トナー付着量センサー20が配設されている。トナー付着量センサー20は、転写ベルト15上のトナーに対して発光量PのLED光を照射し、トナー像から反射した光量Pを検出し、PとPの関係からトナー付着量を検出し、各色の画像形成ユニットでの画像濃度の補正を行うためのセンサーである。
用紙供給部2は、転写装置17がトナー像を二次転写する際に、紙などの出力媒体を所定のタイミングで転写装置17に供給する。複数のカセットスロット31にセットされたカセットは、任意のサイズの出力媒体を収容する。画像形成の動作に応じ、ピックアップローラ32が出力媒体を取り出す。出力媒体のサイズは、画像形成部1が形成するトナー像の大きさに対応する。分離機構33は、ピックアップローラ32がカセットから取り出した出力媒体が2枚以上になることを阻止する。複数の搬送ローラ34は、分離機構33で1枚に制限された出力媒体をアライニングローラ35に向けて搬送する。アライニングローラ35は、転写装置17が転写ベルト15からトナー像を二次転写するタイミングに合わせて、出力媒体を転写装置17と転写ベルト15が接する転写位置に送る。尚、カセットスロット31、ピックアップローラ32および分離機構33は、必要に応じて複数用意され、カセットは、任意に異なるスロットに装着可能である。
定着装置18は、定着ローラ18aと加圧ローラ18bを排紙方向の下流側に有している。トナー像(現像剤像)が転写された出力媒体は、例えば180℃まで昇温された定着ローラ18aと加圧ローラ18bによりトナー像が溶融し、画像情報が定着する。
図2は、図1に示す画像形成装置において画像安定化制御に用いる装置の関係を示す概略図である。
制御装置101は、画像形成装置を構成する各部の動作を制御する制御装置である。制御装置101としては、CPU(Central Processing Unit)や、CPUと同等の演算処理を実行可能なMPU(Micro Processing Unit)などを用いることができる。制御装置101は、トナー付着量センサー20で検出されたトナー付着量をI/Oポート108を介して取得し、このセンサー値と記憶装置102の情報に基づいて画像形成プロセスの条件である帯電バイアス電圧値、現像バイアス値および転写バイアス電圧値等を各色で制御する。帯電バイアス電圧は、個々の感光体ドラム11Y〜11Kに所定の電位(表面電位)を与える帯電装置13Y〜13Kに対して帯電電源装置130から供給される電圧である。現像バイアス電圧は、現像装置14Y〜14Kに含まれる現像ローラに対して現像バイアス電源装置140から供給される電圧である。転写バイアス電圧は、転写ベルト15の裏面側から感光体ドラム11Y〜11Kを圧接する転写ローラ17Y〜17Kに対して転写バイアス電源装置170から供給される電圧である。上記電圧の制御は、画像データ(印字データ)に対応して露光装置12が提供するレーザパワーとは独立して行われる。
次に、制御装置101による画像安定化制御について簡潔に説明する。制御装置101は、画像安定化制御の起動条件を満たすと判定した場合、帯電装置13Y〜13K、現像装置14Y〜14K、転写ローラ(1次転写装置)17Y〜17Kへの高圧印加が制御する。次に、露光装置12で感光体ドラム11Y〜11Kを露光することで感光体ドラム11Y〜11K上に静電潜像を形成し、これを現像装置14Y〜14Kで現像することでトナー像を形成する。感光体ドラム11Y〜11K上に形成されたトナー像は1次転写装置である転写ローラ17Y〜17Kにより転写ベルト15上に移行し、トナー付着量センサー20が設置されている場所を通過する。制御装置101は、通過するトナー像をトナー付着量センサー20で検知し、適正なトナー付着量でなかったと判断した場合は、帯電装置13Y〜13Kと現像装置14Y〜14Kに印加する電圧を変更する。そして、適正なトナー付着量が得られるまで同じ動作を繰り返す。
記憶装置102は、画像形成装置による各処理を実行するためのプログラム、定義データ、各種のセンサーの検出値などを記憶する記憶装置であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)、フラッシュメモリ等から構成される。
図3は、図1に示す画像形成装置が画像安定化制御に関して備える機能を示すブロック図である。同図に示されるように、画像形成装置は、画像形成処理部201、カウンタ部202、画像安定化情報記憶部203、画像安定化制御判定部204、パターン画像濃度検出部205、および現像コントラスト電位調整部206を備えている。
画像形成処理部201は、画像安定化制御の実行によって予め設定された現像バイアス電位および帯電バイアス電位に基づいて感光体ドラム11Y〜11Kに画像形成プロセスを実行する。画像形成プロセスの中で転写ベルト15上に形成される画像は、用紙への二次転写が行われる印刷画像と二次転写が行われない画像安定化制御用のパターン画像の二種類がある。カウンタ部202は、画像形成処理部201における累積印字枚数、印字動作時間および印刷ジョブごと印字枚数をそれぞれカウントし、記憶する。
画像安定化情報記憶部203は、パターン画像濃度検出部205が検出するパターン画像濃度に対応して現像バイアス電位と感光体ドラム11Y〜11Kの露光部電位の差分である現像コントラスト電位の調整値Vc1を定義する定義テーブル、連続印刷ジョブを実行中の画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更上限値A、および直近の画像安定化制御の実行による現像コントラスト電位の前回設定値Vc0をそれぞれ記憶する。本実施形態においては、現像コントラスト電位の変更上限値Aは前回設定値Vc0の10%以下で定義されているものとする。
また、画像安定化情報記憶部203は、現像コントラスト電位調整部206がパターン画像濃度に基づいて定義テーブルを参照して現像コントラスト電位を調整値に一度だけ調整するショートモードと、現像コントラスト電位の調整をパターン画像濃度検出部205が検出するパターン画像濃度が所定の濃度に達するまで繰り返し行うフルモードの二つの画像安定化制御に対する起動条件情報をそれぞれ記憶している。起動条件情報は、例えば、画像形成装置への電源が投入された際や連続印刷ジョブ以外で所定の累積印刷枚数に達したことで実行する場合にはフルモード、連続印刷ジョブの実行中には短時間で処理が完了するのでショートモードを実行するように定義すると好適である。
画像安定化制御判定部204は、カウンタ部202がカウントした累積印字枚数や画像形成装置の電源の投入状況などに基づいて画像安定化情報記憶部203に記憶されている各画像安定化制御の起動条件を満たすか否かを判定し、その判定結果に基づいて画像形成処理部201、パターン画像濃度検出部205および現像コントラスト電位調整部206の動作を制御する。
パターン画像濃度検出部205は、画像安定化制御の実行中に、画像形成プロセスの中で転写ベルト15上に形成された所定のパターン画像のパターン画像濃度を検出する。現像コントラスト電位調整部206は、連続印刷ジョブの実行中の画像安定化制御において、パターン画像濃度に基づいて画像安定化情報記憶部203内の定義テーブルを参照して取得された調整値Vc1と前回設定値Vc0との差分ΔVcが変更上限値Aを超える場合に、印刷用の現像コントラスト電位Vcを差分ΔVcが変更上限値Aを超えない新たな調整値に調整する。
図4は、図1に示す画像形成装置における画像安定化制御の流れを示すフローチャートである。
Act101において、画像安定化制御判定部204は、カウンタ部202がカウントした累積印字枚数や画像形成装置の電源の投入状況などに基づいて画像安定化情報記憶部203に記憶されている各画像安定化制御の起動条件を満たすか否かを判定する。ここで、起動条件を満たすと判定された場合(Act101:Yes)は、Act102へ進む。これに対し、起動条件を満たさないと判定された場合(Act101:No)は、Act115へ進む。
Act102において、現像コントラスト電位調整部206は、パターン画像濃度に基づいて画像安定化情報記憶部203の定義テーブルを参照し、現像コントラスト電位の調整値Vc1を決定する。
Act103において、画像安定化制御判定部204は、画像安定化制御が連続印刷ジョブ実行中での起動であったか否かを判定する。ここで、連続印刷ジョブの実行中の起動と判定された場合(Act103:Yes)には、Act104へ進む。これに対し、連続印刷ジョブの実行中の起動ではない、すなわち、電源投入時や連続印刷ジョブ以外の印刷ジョブで所定の累積印刷枚数に達したことによる起動と判定された場合(Act103:No)には、Act114へ進む。
Act104において、画像形成処理部201は、連続印刷ジョブを中断する。例えば、画像安定化制御の起動枚数条件が累積印刷枚数100枚の場合、累積印刷枚数が50枚の時に200枚の連続印刷ジョブが起動すると、50枚目、150枚目の印刷完了の後に画像安定化制御が起動し、連続印刷ジョブが中断する。
Act105において、現像コントラスト電位調整部206は、画像安定化情報記憶部202を参照し、前回の画像安定化制御の実行によって確定した現像コントラスト電位Vc0を取得する。
Act106において、現像コントラスト電位調整部206は、現像コントラスト電位Vc1と前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位Vc0との差分ΔVc=|Vc1−Vc0|を算出する。
Act107において、現像コントラスト電位調整部206は、画像安定化情報記憶部202を参照し、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更量上限値Aを取得する。本実施形態においては、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更上限値Aは前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位Vc0の5%(A=Vc0/100×5)の値とする。
Act108において、現像コントラスト電位調整部206は、Act106で算出された差分ΔVcが現像コントラスト電位の変更量上限値A以下であるか否かを判定する。ここで、差分ΔVcが現像コントラスト電位の変更量上限値A以下であると判定された場合(Act108:Yes)には、Act109へ進む。これに対し、差分ΔVcが現像コントラスト電位の変更量上限値Aを超えると判定された場合(Act108:No)には、Act110へ進む。
Act109において、現像コントラスト電位調整部206は、印刷用の現像コントラスト電位VcをAct102において決定された現像コントラスト電位Vc1し、現像コントラスト電位の調整を行う。
Act110において、現像コントラスト電位調整部206は、Act102において決定された現像コントラスト電位Vc1が前回設定値Vc0を超えるか否かを判定する。ここで、現像コントラスト電位Vc1が前回設定値Vc0を超えると判定された場合(Act110:Yes)には、Act111へ進む。これに対し、現像コントラスト電位Vc1が前回設定値Vc0以下であると判定された場合(Act110:No)には、Act112へ進む。
Act111において、現像コントラスト電位調整部206は、印刷用の現像コントラスト電位VcをVc=Vc0+Aと算出し、現像コントラスト電位の調整を行う。
Act112において、現像コントラスト電位調整部206は、印刷用の現像コントラスト電位VcをVc=Vc0−Aと算出し、現像コントラスト電位の調整を行う。
Act113において、画像形成処理部201は、Act109、Act111、またはAct112で調整された印刷用の現像コントラスト電位Vcに基づいて連続印刷ジョブを再開し、Act115へ進む。
Act114において、現像コントラスト電位調整部206は、現像コントラスト電位Vcを前回設定値Vc0のままとして、Act115へ進む。
Act115において、画像安定化制御判定部204は、実行中のジョブが終了したか否かを判定する。ここで、実行中のジョブが終了したと判定された場合(Act115:Yes)には、処理を終了する。これに対し、実行中のジョブが終了していないと判定された場合(Act115:No)には、Act101へ戻る。
図5は、図1に示す画像形成装置における画像安定化制御の実行例を示す図である。図中の上段の状態遷移は印刷開始時点から現像コントラスト電位が小さくなる場合、下段の状態遷移は印刷開始時点から現像コントラスト電位が大きくなる場合を示した図である。
先ず、上段の状態遷移について説明する。図5(A)は、電源投入時の画像安定化制御の実行によって確定した現像コントラスト電位Vc0=400で印刷が開始された際における現像コントラスト電位の調整を示している。
図5(B)は、図5(A)の状態での連続印刷ジョブの実行途中において1回目の画像安定化制御が起動し、かつ、トナー付着量が多い場合における現像コントラスト電位の調整を示している。ここでは、現像コントラスト電位調整部206がトナー付着量を目標値に合わすための現像コントラスト電位の調整値Vc1として350を得ているものとする。前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位の前回設定値Vc0が400のため、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更量上限値Aは20(A=Vc0/100×5=400/100×5)である。また、現像コントラスト電位の前回設定値Vc0と現像コントラスト電位の調整値Vc1との差分ΔVcは50(ΔVc=400−350)である。したがって、差分ΔVcが変更量上限値Aよりも大きいため、印刷用の現像コントラスト電位Vcを380(Vc=Vc0−A=400―20)と算出し、調整を行っている。
図5(C)は、図5(B)の状態で同一の連続印刷ジョブの実行途中に2回目の画像安定化制御が起動した場合における現像コントラスト電位の調整を示している。ここでは、現像コントラスト電位調整部206がトナー付着量を目標値に合わすための現像コントラスト電位Vc1として370を得ているものとする。前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位の前回設定値Vc0が380のため、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更量上限値Aは19(A=Vc0/100×5=380/100×5)である。また、現像コントラスト電位の前回設定値Vc0と現像コントラスト電位の調整値Vc1との差分ΔVcは10(ΔVc=380―370)である。したがって、差分ΔVcがAよりも小さいため、印刷用の現像コントラスト電位VcをVc=Vc1=370として調整している。図5(B)と図5(C)の間で現像コントラスト電位の変動が小さく抑えられるため、図5(B)の状態で最後に印刷した用紙と図5(C)の状態で最初に印刷した用紙との画像濃度の差は小さく抑えられる。
続いて、下段の状態遷移について説明する。図5(D)は、図5(A)の状態での連続印刷ジョブの実行途中において1回目の画像安定化制御が起動し、かつ、トナー付着量が少ない場合における現像コントラスト電位の調整を示している。ここでは、現像コントラスト電位調整部206がトナー付着量を目標値に合わすための現像コントラスト電位の調整値Vc1として460を得ているものとする。前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位の前回設定値Vc0が400のため、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更量上限値Aは20(A=Vc0/100×5=400/100×5)である。また、現像コントラスト電位の前回設定値Vc0と現像コントラスト電位の調整値Vc1との差分ΔVcは60(ΔVc=460―400)である。したがって、差分ΔVcがAよりも大きいため、印刷用の現像コントラスト電位Vcを420(Vc=Vc0+A=400+20)として調整している。
図5(E)は、図5(D)の状態で同一の連続印刷ジョブの実行途中に2回目の画像安定化制御が起動した場合における現像コントラスト電位の調整を示している。ここでは、現像コントラスト電位調整部206がトナー付着量を目標値に合わすための現像コントラスト電位の調整値Vc1として440を得ているものとする。前回の画像安定化制御によって確定した現像コントラスト電位の前回設定値Vc0が420のため、画像安定化制御における現像コントラスト電位の変更量上限値Aは21(A=Vc0/100×5=420/100×5)である。また、現像コントラスト電位の前回設定値Vc0と現像コントラスト電位の調整値Vc1との差分ΔVcは20(ΔVc=440―420)である。したがって、差分ΔVcがAよりも小さいため、印刷用の現像コントラスト電位Vcを440(Vc=Vc1)として調整している。図5(D)と図5(E)の間で現像コントラスト電位の変動が小さく抑えられるため、図5(D)の状態で最後に印刷した用紙と図5(E)の状態で最初に印刷した用紙との画像濃度の差は小さく抑えられる。
このように本実施形態に係る画像形成装置によれば、連続印刷途中での画像安定化制御の実行時は、パターン画像のトナー付着量から得られた現像コントラスト電位の目標調整値をそのまま反映せず、直近の画像安定化制御の実行によって確定している作像条件との差を確認し、画像安定化制御の前後で作像条件が一度に大きく変わらないように作像条件の変更量に制限を設けている。このため、連続印刷ジョブの実行中に画像安定化制御を起動する場合であっても、画像安定化制御の実行前後における画像濃度の差を小さく抑えることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成部、
11,11Y,11M,11C,11K…感光体ドラム、
13,13Y,13M,13C,13K…帯電装置、
14,14Y,14M,14C,14K…現像装置、
15…転写ベルト、
15d…転写ベルトクリーナ、
16,16Y,16M,16C,16K…感光体クリーナ、
17…転写装置、
17Y,17M,17C,17K…転写ローラ、
20…トナー付着量センサー、
101…制御装置、
102…記憶装置、
201…画像形成処理部、
202…カウンタ部、
203…画像安定化情報記憶部、
204…画像安定化制御判定部、
205…パターン画像濃度検出部、
206…現像コントラスト電位調整部。

Claims (5)

  1. 画像安定化制御の実行によって予め設定された現像バイアス電位および帯電バイアス電位に基づいて感光体に画像形成プロセスを実行する画像形成処理部と、
    前記画像安定化制御の実行中に、前記画像形成プロセスの中で形成された所定のパターン画像のパターン画像濃度を検出するパターン画像濃度検出部と、
    前記パターン画像濃度に対応して前記現像バイアス電位と前記感光体の露光部電位の差分である現像コントラスト電位の調整値を定義する定義テーブル、連続印刷ジョブを実行中の前記画像安定化制御における前記現像コントラスト電位の変更上限値、および直近の画像安定化制御の実行による前記現像コントラスト電位の前回設定値をそれぞれ記憶する画像安定化情報記憶部と、
    前記連続印刷ジョブの実行中の前記画像安定化制御において、前記パターン画像濃度に基づいて前記定義テーブルを参照して取得された前記調整値と前記前回設定値との差分が前記変更上限値を超える場合に、前記現像コントラスト電位を前記差分が前記変更上限値を超えない新たな調整値に調整する現像コントラスト電位調整部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像安定化情報記憶部において、前記現像コントラスト電位の変更上限値は前記前回設定値の10%以下で定義されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像安定化情報記憶部は、前記現像コントラスト電位調整部が前記パターン画像濃度に基づいて前記定義テーブルを参照して前記現像コントラスト電位を前記調整値に一度だけ調整するショートモードと、前記調整を前記パターン画像濃度検出部が検出する前記パターン画像濃度が所定の濃度に達するまで繰り返し行うフルモードの二つの画像安定化制御に対する起動条件情報をそれぞれ記憶していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 画像安定化制御の実行によって予め設定された現像バイアス電位および帯電バイアス電位に基づいて感光体に画像形成プロセスを実行する画像形成ステップと、
    前記画像安定化制御の実行中に、前記画像形成プロセスの中で形成された所定のパターン画像のパターン画像濃度を検出するパターン画像濃度検出ステップと、
    前記検出されたパターン画像濃度に基づいて所定の定義テーブルを参照し、前記現像バイアス電位と前記感光体の露光部電位との差分である現像コントラスト電位の調整値を取得する調整値取得ステップと、
    連続印刷ジョブの実行中の前記画像安定化制御において、前記調整値と直近の前記画像安定化制御の実行による前記現像コントラスト電位の前回設定値との差分が所定の変更上限値を超える場合に、前記現像コントラスト電位を前記差分が前記変更上限値を超えない新たな調整値に調整する現像コントラスト電位調整ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置における画像安定化制御方法。
  5. 前記現像コントラスト電位の変更上限値は、前記前回設定値の10%以下で予め定義されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置における画像安定化制御方法。
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