JP2007124522A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データに対してγ補正変換をおこなう際に、形成する画像に応じたγ補正テーブルを選択する作業を簡略化すること。
【解決手段】電子写真技術を用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成装置において、デジタル複写機100は、感光体に形成する画像の種類に応じたγ補正テーブルをそれぞれ個別に記憶する補正値記憶部310,311を有し、補正値記憶部310,311にそれぞれ記憶されたγ補正テーブルの中から、感光体に形成する画像に応じたγ補正テーブルを選択し、選択したγ補正テーブルを用いて、感光体に形成する画像の画像データに対してγ補正変換をおこなう。
【選択図】図3

Description

この発明は、電子写真技術を用いて画像を形成する画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。
従来より、電子写真技術を用いて画像を形成する画像形成装置において、原稿の画像データは、スキャナなどの原稿読み取り部から入力される。そして、この入力された画像データを記録紙に対して出力する場合、入力された画像データの階調性などをより忠実に再現するために、入力された画像データに対してγ補正変換などの処理が施される。
このため、入力された画像データに対してγ補正変換をおこなうためのγ補正変換部を有する画像形成装置が提供されている。このような画像形成装置では、γ補正変換をおこなう際に用いるγ補正値を記憶したγ補正テーブルが用意されている。そして、画像形成装置に入力された画像データは、γ補正変換部において、γ補正テーブルに記憶されているγ補正値を用いてγ補正変換される(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開昭64−84977号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、画像形成装置には、単一のγ補正テーブルしか有しておらず、γ補正をおこなう際に用いるγ補正値を複数を記憶することはできなかった。また、γ補正値は、γ補正変換をおこなう目的に応じてそれぞれ異なる。このため、たとえば、出力される画像データの濃度や明るさを補正するなどの目的に応じてγ補正値の設定を書き換える必要がある。
また、単一のγ補正テーブルしか有していないため、原稿の画像データを形成中に、γ補正テーブルの更新をおこなうことができない。このため、更新をおこなうための制御タイミングが制約されるという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、γ補正テーブルを複数有し、目的に応じたγ補正テーブルを選択して画像データに対するγ補正変換をおこなうことができる画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像形成装置は、電子写真技術を用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成装置において、感光体に形成する画像の種類に応じたγ補正値をそれぞれ個別に記憶する複数個のγ補正値記憶手段と、前記複数個のγ補正値記憶手段にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から、前記感光体に形成する画像に応じたγ補正値を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたγ補正値を用いて、前記感光体に形成する画像の画像データに対してγ補正変換をおこなうγ補正変換手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる画像形成装置は、請求項1に記載の発明において、前記複数個のγ補正値記憶手段によって記憶されている前記複数のγ補正値は、前記原稿の画像に対するγ補正値と、前記原稿の画像以外の所定のパターン画像に対するγ補正値と、であり、前記選択手段は、前記原稿の画像に対するγ補正値を、前記複数個のγ補正値記憶手段にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から選択し、前記パターン画像に対するγ補正値を、前記複数個のγ補正値記憶手段にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から選択することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる画像形成装置は、請求項2に記載の発明において、前記記録紙に対して前記原稿の画像を形成中の任意のタイミングに、前記選択手段によって選択された前記パターン画像に対するγ補正値を更新することができる更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる画像形成装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記パターン画像に対するγ補正値は、前記記録紙に形成する画像の濃度調整をおこなうための濃度調整用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる画像形成装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記パターン画像に対するγ補正値は、前記感光体での複数色の作像位置を一致させるための色合わせ用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる画像形成装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記パターン画像に対するγ補正値は、作像部の前記感光体や転写ベルトなどの表面上に付着した不要なトナーを、掻き取ってクリーニングをおこなう、クリーニングブレードを保護するためのクリーニングブレード保護用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる画像形成装置は、請求項2または3に記載の発明において、作像部内のトナーを一定時期ごとに強制的に消費させるトナー強制消費手段をさらに備え、前記パターン画像に対するγ補正値は、前記トナー強制消費手段によって作像部内のトナーを、強制的に消費するためのトナー強制消費用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる画像形成方法は、電子写真技術を用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成方法において、感光体に形成する画像の種類に応じたγ補正値をそれぞれ個別に記憶する複数個のγ補正値記憶工程と、前記複数個のγ補正値記憶工程にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から、前記感光体に形成する画像に応じたγ補正値を選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたγ補正値を用いて、前記感光体に形成する画像の画像データに対してγ補正変換をおこなうγ補正変換工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる画像形成プログラムは、請求項8に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項9に記載の画像形成プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体よれば、画像データに対してγ補正変換をおこなう際に、形成する画像に応じたγ補正テーブルを選択する作業を簡略化し、安定した原稿の印刷結果を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態にかかる画像形成装置の一例としてデジタル複写機について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機の機能的構成を示す図である。本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機100は、スキャナユニット110と、画像処理ユニット120と、プリンタユニット130と、を含み構成されている。
スキャナユニット110は、ユーザが印刷をおこなう原稿の画像データを読み取る。また、スキャナユニット110内に設けられた図示しないCCD(Charge Coupled Device)により、読み取った画像データを光電変換する。そして、スキャナユニット110は、光電変換された画像データを画像信号として画像処理ユニット120に出力する。
画像処理ユニット120は、スキャナユニット110から出力された画像データに各種処理を施す。各種処理は、たとえば、画像サイズの主走査方向および副走査方向への拡大、縮小をおこなう変倍処理や、画像のエッジ強調や平滑化をおこなうフィルタ処理である。
プリンタユニット130は、2ビーム書込ユニット131と、感光体ドラム132と、帯電ユニット133と、現像ユニット134と、転写ユニット135と、分離ユニット136と、クリーニングユニット137と、熱定着器138と、を含み構成されている。
2ビーム書込ユニット131は、画像処理ユニット120から電送された画像データに対して、γ補正変換処理をおこなう。γ補正変換処理についての詳細な説明は、後述する。2ビーム書込ユニット131には、レーザ光を照射する後述するLDユニット201が設けられている。そして、2ビーム書込ユニット131においてγ補正変換処理された画像データに応じたレーザ光をLDユニット201から出射し、感光体ドラム132の表面上に結像照射する。
このとき、感光体ドラム132の表面上は、帯電ユニット133によって、あらかじめ一様な負電位に帯電している。さらに、2ビーム書込ユニット131によって、レーザ光が感光体ドラム132の表面上に照射されると、光導電現象で感光体ドラム132の表面上の電荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅する。このとき、原稿濃度の淡い部分は、レーザ光を強く照射し、原稿濃度の濃い部分は、レーザ光を弱く照射する。これにより、感光体ドラム132の表面上には、原稿の濃淡に応じた静電潜像が形成される。
そして、現像ユニット134は、感光体ドラム132の表面上に形成された静電潜像を現像する。さらに、現像ユニット134は、帯電したトナーを感光体ドラム132の表面に付着させ、原稿の濃淡に応じたトナー画像を感光体ドラム132の表面上に形成する。つぎに、転写ユニット135は、普通紙やOHPシートなどの記録紙に感光体ドラム132の表面上に付着したトナーを転写する。
つづいて、分離ユニット136は、記録紙に対してトナー画像の転写時に与えた電荷と逆極性のコロナ放電を与えて、記録紙の感光体ドラム132への静電吸着力を弱める。記録紙の感光体ドラム132への静電吸着力が弱まると、記録紙の腰の強さと重力により、記録紙は、感光体ドラム132から分離する。さらに、熱定着器138によって、記録紙に転写されたトナー画像を熱融着し、トナー画像が記録紙に固着され、印刷結果としてデジタル複写機100の外に排出される。
なお、転写ユニット135によって記録紙に対して感光体ドラム132の表面上に付着したトナーの転写がおこなわれた後も、感光体ドラム132の表面上に残留したトナーは、クリーニングユニット137で除去され、感光体ドラム132は、つぎの動作に備える。
つぎに、本発明の実施の形態にかかる走査光学系の構成について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかる走査光学系の構成を示す図である。
図2に示すように、走査光学系は、レーザ光源としてのLD(Laser Diode)ユニット201と、LDユニット201から照射されたレーザ光を反射する回転多面鏡202と、感光体ドラム132上でのレーザ光の走査を等速にするためのfθ特性を有する光学素子203と、LDユニット201から照射されたレーザ光の光路を形成するための反射ミラー204、205と、回転多面鏡202によって反射れたレーザ光を走査してタイミング信号を生成する光検出器206と、を有して構成されている。
また、回転多面鏡202によって反射されたレーザ光が感光体ドラム132に到達する前に、光検出器206を走査するように、光検出器206と反射ミラー205とを配置した構成とし、光検出器206は、光学的に感光体ドラム132の表面とほぼ同一面に配置された構成とする。
なお、本発明に実施の形態にかかる2ビーム書込ユニット131は、感光体ドラム132の表面上の走査領域を2つのレーザ光によって走査して、書き込みをおこなうように構成されているが、ここでは、1つのレーザ光における走査光学系の構成について説明する。また、以降において、既に説明した部分と重複する箇所には、同一の符号を附して説明を省略する。
LDユニット201は、2ビーム書込ユニット131から送出された画像信号に基づいて変換されたレーザ光を出射する。LDユニット201から出射されたレーザ光は、回転多面鏡202で反射され、光学素子203および反射ミラー204を経て、反時計方向に回転している感光体ドラム132の表面上に結像照射される。
なお、回転多面鏡202は、図示しないポリゴンモータの回転軸に固着されている。ポリゴンモータは、一定速度で回転して回転多面鏡202を回転駆動している。また、光検出器206は、回転多面鏡202によって反射されたレーザ光を走査して回転多面鏡202の回転位置を検出する。
この検出結果に基づいて、光検出器206は、レーザ光が感光体ドラム132の表面上の走査を開始する電気的なタイミング信号を生成する。そして、光検出器206によって生成されたタイミング信号により、レーザ光が感光体ドラム132の表面上において書き込みを開始する書込開始位置が決定される。
また、回転多面鏡202を回転駆動しているポリゴンモータの回転数(RPM)は、デジタル複写機100の印字速度の要求から決定され、感光体線速v(mm/s)、印字画素密度(dpi)と回転多面鏡202に設けられているミラー面数nとして、下記(1)式によって求めることができる。
RPM=(v×dpi×60)/(25.4×n) …(1)
つぎに、本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機100において原稿の画像情報に対しておこなう処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機100は、画像入力部301と、メイン制御部302と、書込部303と、を含み構成されている。画像入力部301は、たとえば、スキャナユニット110(図1参照)によって読み取られた原稿の画像データをメイン制御部302の画像処理部304へ出力する。
メイン制御部302は、中央処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)と、CPUの動作プログラムおよび固定データを記憶したROM(Read Only Memory)と、CPUのワークエリアとして機能するとともに動的なデータを記憶するRAM(Ramdom Access Memory)などによって構成されており、デジタル複写機100の各部および全体を制御する。
また、メイン制御部302は、画像処理部304を有しており、画像入力部301によって入力された画像データに対して変倍処理やフィルタ処理などの各種処理を施し、書込部303に電送する。
書込部303は、書込画像データ処理部305と、LDユニット駆動部306と、を有して構成されている。さらに、書込画像データ処理部305は、パターン形成部307と、補正値記憶部310,311と、を有している。補正値記憶部310には、第1のγ補正テーブル308が記憶されており、補正値記憶部311には、第2のγ補正テーブル309が記憶されている。
パターン形成部307は、ユーザがデジタル複写機100を用いて連続して原稿の印刷をおこなうなど、連続して画像形成動作をおこなう場合に、画像形成動作中に、たとえば、トナー濃度調整をおこなうなどの種々の目的が生じることがある。このとき、パターン形成部307は、つぎに記録紙に対して原稿の画像を形成するまでの間に、トナー濃度調整などをおこなうためのパターン画像を形成する。
書込画像データ処理部305は、画像処理部304から電送された画像データ(以下、実画像データという)と、パターン形成部307によって形成されたパターン画像のパターン画像データ(以下、パターン画像データという)に対してγ補正変換をおこなう。
ここで、補正値記憶部310に記憶されている第1のγ補正テーブル308は、実画像データに対してγ補正変換をおこなう場合に用いるγ補正テーブルであり、補正値記憶部311に記憶されている第2のγ補正テーブル309は、パターン画像データに対してγ補正変換をおこなう場合に用いるγ補正テーブルである。
そして、各種画像に対してγ補正変換をおこなう場合、実画像データに対しては、補正値記憶部310に記憶されている第1のγ補正テーブル308を用いてγ補正変換をおこない、パターン画像データに対しては、補正値記憶部311に記憶されている第2のγ補正テーブル309を用いてγ補正変換をおこなうようにメイン制御部302が制御する。
さらに、書込部303は、書込画像データ処理部305によってγ補正変換された実画像データとパターン画像データとを合成、あるいは、どちらかの画像データを選択してLDユニット駆動部306に送出する。実画像データとパターン画像データを合成する際には、光検出器206によって生成されたタイミング信号に同期させて合成する。
LDユニット駆動部306は、書込画像データ処理部305から送出された画像データに応じてLDユニット201を駆動制御する。そして、LDユニット201は、感光体ドラム132の表面上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成する。
つづいて、書込部303の書込画像データ処理部305において、画像処理部304から電送された画像データに対しておこなわれるγ補正について説明する。図4は、デジタル複写機100のγ特性の一例を示す図である。
図4において、横軸は、画像処理部304から電送される画像データ(入力画像)の輝度(階調性)をあらわしており、縦軸は、プリンタユニット130内の感光体ドラム132の表面上に形成された静電潜像(出力画像)の輝度(階調性)をあらわしている。入力画像の階調性を忠実に再現するためには、出力画像の輝度を入力画像の輝度と同じ値にする必要がある。図4における、破線の直線で示すγ特性は、入力画像の階調性を忠実に再現するための理想的なγ特性である。また、実線の曲線で示すγ特性は、入力画像データに対して、γ補正をおこなわない場合のγ特性である。
書込画像データ処理部305は、画像処理部304から電送される画像データの階調性を忠実に再現するために、プリンタユニット130の階調特性に応じて、画像処理部304から電送される画像データに対して、γ補正変換処理を施す。
書込画像データ処理部305において、画像処理部304から電送される画像データに対するγ補正変換処理を施すことにより、図4に示す破線の直線に近いγ特性によって入力画像の画像形成をおこない、入力画像の階調性を再現している。また、γ補正変換処理では、入力画像データをレーザ光に変調したときに、入力画像の階調数と、レーザ光の階調数と、が一致していない場合、その階調数を一致させる変換もおこなわれている。
なお、書込画像データ処理部305への画像データの入力は、プリンタユニット130に接続されたパーソナルコンピュータなどの画像入力装置からおこなってもよい。このときも同様に、入力画像の階調性を忠実に再現させるために、入力画像データに対して、γ補正変換処理を施す。
図5は、γ補正変換テーブルの一例を示した図である。図5に示すγ補正変換テーブルは、16進数で、0h〜Fhの16値の入力画像データに対して、γ補正変換処理によって、00h〜3Fhまでの64値の任意の値に変換可能な構成である。図5は、4hのステップで均等に変換情報を割り当てた場合を示している。均等にすることで、入力データに対してリニアな変換がなされている。
また、上述したように、書込画像データ処理部305は、実画像データに対してγ補正変換処理をおこなう場合に用いる第1のγ補正テーブル308と、トナー濃度調整用パターン画像データに対してγ補正変換処理をおこなう場合に用いる第2のγ補正テーブル309と、を個別に設けている。このため、実画像データに対するγ補正変換処理をおこなっているとき、第2のγ補正テーブル309は、未使用である。
さらに、記録紙に対する実画像形成中に、ユーザによって第2のγ補正テーブル309が更新されたとしても、実画像のγ補正変換処理後の実画像データに対しては、何ら影響を及ぼすことはない。このため、ユーザは、実画像形成中に任意のタイミングで第2のγ補正テーブル309の更新をおこなうことができる。
図6は、γ補正テーブルの更新タイミングの一例を示す図である。図6に示す矩形のグラフにおいて、凸部分がプリンタユニット130(図1参照)において画像形成をおこなっているタイミングである。また、図中矢印X,Yは、γ補正テーブルの更新をおこなうタイミングを示している。
図6に示すように、実画像形成中である凸部分601,602では、トナー濃度調整用パターン画像などのパターン画像に対する画像形成はおこなわれていない。そして、パターン画像に対する画像形成は、実画像に対する画像形成が終了した後の凸部分603でおこなわれている。
このため、たとえば、図中矢印Xで示すタイミングで実画像に対するγ補正変換処理がおこなわれているとき、トナー濃度調整用パターン画像などのパターン画像に対して、γ補正変換をおこなう際に用いる第2のγ補正テーブル309(図3参照)は、未使用である。これにより、図中矢印Xで示すタイミングにおいて、第2のγ補正テーブル309の更新をおこなうことができる。さらに、図中矢印Yで示すタイミングでは、第2のγ補正テーブル309の更新をおこなったとしても、実画像に対する画像形成には何ら影響はない。これにより、第2のγ補正テーブル309を、実画像形成中の任意のタイミングで更新することができる。
なお、実画像以外のパターン画像を作像する要件は、トナー濃度調整用パターン画像以外にも種々のパターン画像が必要とされている。そのため、書込画像データ処理部305内に、複数の補正値記憶部を設け、トナー濃度調整用パターン画像に対してγ補正変換をおこなう場合に用いる第2のγ補正テーブル309の以外にも、γ補正変換テーブルを記憶する構成としてもよい。
たとえば、カラーの画像形成をおこなう場合の各色の作像位置を正確に一致させるために、種々の色合わせ用のパターン画像を形成する必要がある。そのため、この色合わせ用のパターン画像に対して、γ補正変換をおこなう場合に用いるγ補正テーブルを記憶する補正値記憶部を設ける構成としてもよい。
また、プリンタユニット130において、作像動作によって記録紙に転写されず、感光体ドラム132の表面上に残留するトナーや、上記トナー濃度調整をおこなった場合の感光体ドラム132の表面上に形成されたトナー濃度調整用パターンなどは、次回の作像動作までに感光体ドラム132の表面上から除去(クリーニング)する必要がある。感光体ドラム132の表面上のクリーニングは、感光体ドラム132の表面上に残留したトナーをクリーニングユニット137に設けられた図示しないクリーニングブレードを感光体ドラム132の表面に押し当てて掻き取ることによっておこなう。
このとき、クリーニングブレードの破損を防止するために、一定作像間隔ごとにクリーニングブレード保護用のパターン画像を感光体ドラム132の表面上に形成する。そして、転写ユニット135によってクリーニングブレード保護用のパターン画像を記録紙に転写させることなく、クリーニングユニット137において、感光体ドラム132の表面上のトナーを掻き取る。このように、感光体ドラム132の表面上をクリーニングする際に用いる、クリーニングブレード保護用のパターン画像に対して、γ補正変換をおこなう場合に用いるγ補正テーブルを記憶する補正値記憶部を設ける構成としてもよい。
また、現像ユニット134内に長期間同じトナーが残留した場合、トナー自体が摩擦などによって劣化し、現像ユニット134の現像特性が低下することを防止するため、現像ユニット134内のトナーを、一定期間ごとに、たとえば、デジタル複写機100を用いておこなう画像形成の回数が、500回などの一定の回数に達した一定作像間隔ごとに入れ替える必要がある。そこで、一定時期ごとに現像ユニット134内のトナーを強制的に消費するためのトナー強制消費用のパターン画像を感光体ドラム132の表面上に形成し、現像ユニット134内の古いトナーを強制的に消費させる。このとき用いるトナー強制消費用のパターン画像に対して、γ補正変換をおこなう場合に用いるγ補正テーブルを記憶する補正値記憶部を設ける構成としてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる画像形成装置は、γ補正テーブルを記憶する補正値記憶部を複数設ける構成としたため、実画像以外の種々のパターン画像に応じた個別のγ補正テーブルを設けることができる。このため、ユーザが種々のパターン画像に応じて、γ補正テーブルを設定仕直す必要がなくなり、ユーザの作業の簡略化を図ることができる。さらに、画像形成装置内での再設定の際の制御時間の短縮につながり、簡潔、かつ簡便に印刷制御をおこなうことができ、画像形成装置自体の稼働品質を高め、安定した印刷結果の提供を実現できる。
また、実画像の形成動作中において、パターン画像に対するγ補正テーブルの更新をおこなった場合でも、実画像に対する画像形成には、何ら影響がないため、ユーザは、実画像形成中の任意のタイミングでパターン画像に対するγ補正テーブルの更新をおこなうことができる。さらに、画像形成装置内で、パターン画像に対するγ補正テーブルの更新をおこなう際の制御タイミングの制約を少なくすることができ、上記γ補正テーブルの更新に係わる制御時間によるダウンタイムを低減することができる。
なお、本実施の形態で説明した画像形成方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、電子写真技術を用いて画像を形成するファクシミリ、レーザプリンタなどの画像形成装置に有用であり、特に、デジタル複写機に適している。
本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機の機能的構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる走査光学系の構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。 デジタル複写機100のγ特性の一例を示す図である。 γ補正変換テーブルの一例を示した図である。 γ補正テーブルの更新タイミングの一例を示す図である。
符号の説明
110 スキャナユニット
120 画像処理ユニット
130 プリンタユニット
131 2ビーム書込ユニット
132 感光体ドラム
133 帯電ユニット
134 現像ユニット
135 転写ユニット
136 分離ユニット
137 クリーニングユニット
138 熱定着器
201 LDユニット
202 回転多面鏡
203 光学素子
204,205 反射ミラー
206 光検出器
301 画像入力部
302 メイン制御部
303 書込部
304 画像処理部
305 書込画像データ処理部
306 LDユニット駆動部
308 第1のγ補正テーブル
309 第2のγ補正テーブル
310,311 補正値記憶部


Claims (10)

  1. 電子写真技術を用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成装置において、
    感光体に形成する画像の種類に応じたγ補正値をそれぞれ個別に記憶する複数個のγ補正値記憶手段と、
    前記複数個のγ補正値記憶手段にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から、前記感光体に形成する画像に応じたγ補正値を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択されたγ補正値を用いて、前記感光体に形成する画像の画像データに対してγ補正変換をおこなうγ補正変換手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数個のγ補正値記憶手段によって記憶されている前記複数のγ補正値は、前記原稿の画像に対するγ補正値と、前記原稿の画像以外の所定のパターン画像に対するγ補正値と、であり、
    前記選択手段は、前記原稿の画像の形成時には、前記複数個のγ補正値記憶手段に記憶された前記原稿の画像に対するγ補正値を選択し、前記パターン画像の形成時には、前記複数個のγ補正値記憶手段に記憶された前記原稿の画像以外の所定のパターン画像に対するγ補正値を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録紙に対して前記原稿の画像を形成中の任意のタイミングに、前記選択手段によって選択された前記パターン画像に対するγ補正値を更新する更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記パターン画像に対するγ補正値は、前記記録紙に形成する画像の濃度調整をおこなうための濃度調整用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記パターン画像に対するγ補正値は、前記感光体での複数色の作像位置を一致させるための色合わせ用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記パターン画像に対するγ補正値は、作像部の前記感光体や転写ベルトなどの表面上に付着した不要なトナーを、掻き取ってクリーニングをおこなう、クリーニングブレードを保護するためのクリーニングブレード保護用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  7. 作像部内のトナーを一定期間ごとに強制的に消費させるトナー強制消費手段をさらに備え、
    前記パターン画像に対するγ補正値は、前記トナー強制消費手段によって作像部内のトナーを、強制的に消費するためのトナー強制消費用パターン画像に対するγ補正値であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  8. 電子写真技術を用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成方法において、
    感光体に形成する画像の種類に応じたγ補正値をそれぞれ個別に記憶する複数個のγ補正値記憶工程と、
    前記複数個のγ補正値記憶工程にそれぞれ記憶された前記複数のγ補正値の中から、前記感光体に形成する画像に応じたγ補正値を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択されたγ補正値を用いて、前記感光体に形成する画像の画像データに対してγ補正変換をおこなうγ補正変換工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  9. 請求項8に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  10. 請求項9に記載の画像形成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。


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