JP2017219753A - 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 Download PDF

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克直 高橋
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裕一 桜田
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幸一 森下
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俊介 有田
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Hideyuki Watanabe
英行 渡辺
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真也 納富
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Abstract

【課題】リアルタイムに濃度補正を行い適切な印刷濃度を維持する。
【解決手段】画像形成システム1は、ベクタ形式の画像データから生成されたラスタ形式の印刷データに対して、色毎に設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正部226と、濃度補正された印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成するプリンタエンジン240と、記録媒体に形成された画像を読み取る画像読取部320と、画像読取部が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の印刷データとに基づいて色毎に濃度補正値を設定する主制御部224と、を備える。また、読取データを用いた濃度補正が所定回数以上実行できない場合は、中間転写ベルト23が担持する濃度測定用のパターン画像をトナー像読取部245により読み取って濃度補正を実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法に関する。
画像形成装置を長期間使用し続けると、感光体に静電潜像を書き込むレーザの出力や、トナー定着時の温度や湿度など、画像形成装置の印刷に関連する特性が経時的に変化し、記録媒体に形成される画像の理想的な印刷濃度特性との間にずれが生じることが知られている。こうした問題に対して、画像形成装置によって形成した画像の濃度変動量を測定し、測定した濃度変動量から印刷濃度を自動補正し、適切な濃度による印刷を可能にする技術が既に知られている。
特許文献1には、印刷濃度を補正する機能を備えた印刷装置が記載されている。この印刷装置は、印刷データを展開処理する印刷データ展開処理手段と、展開処理後の印刷データに対して濃度補正値に従って濃度補正処理を行う濃度補正処理手段とを備えている。印刷装置は、中間転写ベルトに濃度測定用のトナーパターンを形成し、トナーパターンの濃度測定値から経時変化を反映した濃度補正値を算出し、濃度補正値の更新を行う。
しかし、従来は濃度補正値の測定のために印刷動作が一時停止してしまい、生産性が低下するという問題があった。
本発明は、リアルタイムに濃度補正を行い適切な印刷濃度を維持することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像データから生成された印刷データに対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正手段と、濃度補正された前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の前記印刷データとに基づいて前記濃度補正値を設定する濃度補正値設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイムに濃度補正を行い適切な印刷濃度を維持することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムの処理系のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る濃度補正処理部の機能構成の一例を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像比較処理部の機能構成の一例を示したブロック図である。 画像形成システムの印刷動作の一例を示したシーケンス図である。 トナー像の読取りによる濃度測定処理の一例を示したシーケンス図である。 画像比較処理部の処理の一例を示したフローチャートである。 画像比較処理部の処理の一例を示したフローチャートである。
本発明においては、印刷物を作製する画像形成装置に対して、記録媒体の搬送方向の下流側に接続した印刷物読取装置にて読み取った印刷物の読取データから印刷濃度を測定し、読取データと印刷前の印刷データとの濃度差分値を用いて濃度を補正する。本発明によれば、印刷物の読取りと濃度差分値の算出は印刷動作を停止させずに行うことができるので生産性が低下せず、また、濃度補正値の更新を1ページ毎に実施できるので、リアルタイムに濃度補正を行うことができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
〔画像形成装置の全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。
画像形成システム1は、外部プリンタコントローラに相当するプリントサーバ(DFE:Digital Front End)10と画像形成装置20と印刷物測定装置30と排紙装置40とを備えている。
プリントサーバ10は通信ケーブル(有線)により、画像形成装置20と相互に通信可能に接続されている。プリントサーバ10は、ホストPC(Personal Computer)等から送信された画像データから印刷データを生成して、画像形成装置20に送信する。即ち、プリントサーバ10はユーザが指定する画像データ(ベクタデータ)に対して、ユーザが設定する印刷設定に応じた画像処理を行った後に、RIP処理(Raster image processing処理、ラスタイメージを作成する処理)を行って印刷データ(RIPデータ)を生成し、画像形成装置20に送信する。
画像形成装置20は、プリントサーバ10から転送された印刷データをユーザの印刷設定に応じて印刷する印刷処理を実行する。
ここで、画像形成装置20は画像形成部として、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色の画像を形成する画像形成ユニット(電子写真プロセス部)21Y、21C、21M、21Bと、駆動ローラ22−1、従動ローラ22−2、及び二次転写バックアップローラ22−3に巻き掛けられた無端状の中間転写ベルト23と、を備えている。
画像形成装置20はタンデム式の画像形成装置であり、各画像形成ユニット21Y〜21Bは、中間転写ベルト23に対向して、中間転写ベルト23の走行方向に沿って一列に配置されている。各画像形成ユニット21Y〜21Bは、感光体、感光体の表面を一様に帯電する帯電ローラ、及び感光体が担持する静電潜像をトナーにより顕像化する現像装置等を備えている。各感光体には中間転写ベルト23を間に挟んで一次転写ローラ22−4が対向して配置されている(一次転写位置)。また、中間転写ベルト23を間に挟んで二次転写バックアップローラ22−3と対向する位置(二次転写位置)には、印刷用紙等の記録媒体にトナー像を転写する二次転写ローラ22−5が配置されている。
更に画像形成装置20は、感光体に対して画像データに応じた静電潜像を書き込む光書込部24、記録媒体に転写されたトナー像を熱と圧力により定着させる定着装置25、給紙トレイ内に収容された記録媒体を二次転写位置に向けて給送する給紙装置26、中間転写ベルト23(像担持手段)に一次転写されたトナー像の濃度を検知するトナー像読取部27などを有している。
なお、トナー像読取部27は記録媒体に転写される前のトナー像の濃度を検知できればよく、トナー像読取部27は感光体(像担持手段)が担持するトナー像の濃度を検知してもよい。
画像形成動作の概要は以下の通りである。
各画像形成ユニット21Y〜21Bの各感光体の表面は、夫々帯電ローラから電圧が印加されることにより所定の極性に一様に帯電される。一様に帯電された各感光体の表面には、光書込部24から画像データに応じたレーザ光が照射され、各感光体の表面に静電潜像が形成される。各現像装置は各感光体が担持する静電潜像に対してトナーを付着させて各色のトナー像を形成する。
中間転写ベルト23は、駆動ローラ22−1により駆動されて図中矢印方向(時計回り方向)に無端状に走行している。各トナー像は、中間転写ベルト23を間に挟んで感光体と対向配置された一次転写ローラ22−4に所定の電圧が印加されることにより、中間転写ベルト23に順次一次転写される。これにより、中間転写ベルト23には、各色のトナー像が順次重ね合わされたフルカラーのトナー像が形成される。
二次転写バックアップローラ22−3(二次転写位置)よりも中間転写ベルト23の走行方向上流側に配置されたトナー像読取部27は、中間転写ベルト23が担持するトナー像の濃度を読み取って、トナー像の濃度値を取得する。取得されたトナー像の濃度値はトナー像の濃度補正処理に利用される。濃度補正処理の詳細については後述する。
また、上記動作と並行して、給紙装置26は記録媒体を一枚ずつ分離して、給送する。
給送された記録媒体は、中間転写ベルト23上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写位置に送り込まれる。このとき、二次転写ローラ22−5に所定の電圧が印加されることにより、中間転写ベルト23上のトナー像が記録媒体に二次転写される。
トナー像が転写された記録媒体が定着装置25を通過する過程で、記録媒体上のトナー像は熱と圧力により記録媒体に定着される。定着処理後の記録媒体は、印刷物測定装置30を経て排紙装置40へと搬送される。
印刷物測定装置30は、記録媒体に形成された画像を光学的に読み取る画像読取部31(読取手段)を備えている。画像読取部31は、例えばラインセンサから構成され、読み取った印刷物の画像データ(読取データ)をRGB形式の画像データとして出力する。即ち、画像読取部31は、記録媒体に形成された画像のRGB濃度値を取得する手段である。印刷物測定装置30は、印刷データ(RIPデータ)と読取データとの濃度差分値を算出し、算出した濃度差分値を画像形成装置20に出力する。
また、印刷物測定装置30は、読取データを取得した後の記録媒体を下流の排紙装置40に向けて搬送する。排紙装置40は、搬送されてきた記録媒体を排紙トレイ41に排紙する。
本実施形態において、印刷物測定装置30と画像形成装置20とは別個の装置構成となっているが、印刷物測定装置30の各機能部を画像形成装置20に内蔵して両者を一体化してもよい。同様に、プリントサーバ10が実行するRIP処理機能を画像形成装置20に内蔵してもよい。
〔ハードウェア構成〕
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの処理系のハードウェア構成図である。図2において、細い実線はデータ線、点線は制御線を示し、太い実線は記録媒体の搬送路を示す。
画像形成装置20は、プリンタコントローラ210、濃度補正処理部220、印刷画像処理部230、プリンタエンジン240(画像形成手段)、及び給紙部250を備える。給紙部250は、図1の給紙装置26に該当する。
プリンタコントローラ210は、CPU(Central Processing Unit)211、メモリ212、及び印刷制御部214等を備えて構成される。CPU211は、プログラムに従って印刷制御部214を制御する。メモリ212は、CPU211が実行するプログラム、及びプリントサーバ10から受信した制御情報等を格納する。印刷制御部214は、CPU211によって制御され、各装置間や装置内を接続する制御I/Fを介して、印刷全般の制御を行う。
濃度補正処理部220は、CPU(Central Processing Unit)221、メモリ222等を備えて構成される。CPU221は、プログラムに従って濃度補正処理部220の各処理を実行する。メモリ222は、CPU211が実行するプログラム、及び濃度測定値や濃度補正値等を格納する。濃度補正処理部220は、プリントサーバ10からRIP処理後の印刷データを受信し、設定された濃度補正値に基づいて印刷データの濃度補正を行って、濃度補正後の印刷データを印刷画像処理部230に出力する。なお、濃度補正処理部220は、記録媒体に定着される前のトナー像の濃度測定値に基づいて濃度補正値を設定する場合と、印刷物測定装置30から出力される濃度差分値に基づいて濃度補正値を設定する(濃度差分値を濃度補正値として設定する)場合とがある。
例えば、濃度補正処理部220が図1に示すトナー像読取部27により検知されたトナー像の濃度測定値から濃度補正を行う場合、濃度補正処理部220は濃度測定値から現状の画像形成装置20の状態に合わせて適切な濃度補正値を設定する。設定された濃度補正値に基づいて、濃度補正処理部220は印刷データの濃度補正を行う。また、濃度補正処理部220は、すでに保存されている濃度補正値を新たな濃度補正値に更新する。
印刷画像処理部230は、濃度補正処理部220から濃度補正後の印刷データを受け取る。印刷画像処理部230は、受け取った印刷データに対してディザ処理等を行って印刷イメージデータを生成し、生成した印刷イメージデータをプリンタエンジン240に出力する。
プリンタエンジン240は、プロセス制御部241、画像形成部242(パターン画像形成手段)、転写部243、定着部244、及びトナー像読取部245(第二読取手段)を備えており、記録媒体への画像形成処理等を行う。
プロセス制御部241は環境センサから温度や湿度などの情報を収集し、定着の適切な温度やトナー濃度の調節を行う。これをプロセス補正という。本実施形態においては、画像比較処理部330から送信される濃度差分値もプロセス補正に用いる。
画像形成部242は、図1の画像形成ユニット21Y〜21Kや中間転写ベルト23等、記録媒体に転写される前のトナー像の形成に関わる部位に対応する。
転写部243は、図1の二次転写バックアップローラ22−3、及び二次転写ローラ22−5等、記録媒体に対するトナー像の転写に関わる部位に対応する。
定着部244は、図1の定着装置25に対応する。
トナー像読取部245は、図1のトナー像読取部27に相当する。トナー像読取部245は、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行時に、中間転写ベルト23に形成されたトナー像の濃度を読み取って、読み取ったトナー像の濃度値を濃度補正処理部220に出力する。
給紙部250は、記録媒体を用紙搬送路上に供給する装置であり、図1の給紙装置26に相当する。給紙部250の動作は、プリンタエンジン240により制御される。
印刷物測定装置30は、測定装置制御部310、画像読取部320(読取手段)、及び、画像比較処理部330を備える。
測定装置制御部310は、印刷物測定装置30の各部を制御すると共に、印刷物測定装置30の用紙搬送路等のメカ動作を制御する。
画像読取部320は、図1の画像読取部320に対応する。画像読取部320は、印刷物測定装置30の用紙搬送路上に設置され、搬送される記録媒体に形成された画像を光学的に読み取って、読み取った印刷物の画像データ(読取データ)をRGB形式の画像データとして出力する。即ち、画像読取部320は記録媒体に形成された画像のRGB濃度値を取得する手段である。
画像比較処理部330は、CPU(Central Processing Unit)331、メモリ332等を備えて構成される。CPU331は、プログラムに従って画像比較処理部330の各処理を実行する。メモリ332は、CPU331が実行するプログラムや、プリントサーバ10から送信される印刷データ(RIPデータ)及び画像読取部320から出力される読取データ等を格納する。画像比較処理部330は、プリントサーバ10から送信される印刷データの濃度と印刷物の画像を読み取った読取データの濃度とを比較し、濃度差分値を算出する。画像比較処理部330は、算出した濃度差分値を画像形成装置20の濃度補正処理部220及びプリンタエンジン240へ出力する。
また、画像比較処理部330は、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行条件が満たされた場合は、印刷制御部214に対して当該処理の実行要求を送信する。画像比較処理部330は、トナー像の読取りによる濃度補正値の更新が完了するまでの間、濃度差分値の算出を行わない。トナー像の読取りによる濃度補正値の更新が完了すると、更新された濃度補正値が適用されているページから、濃度差分値の算出を再開する。
排紙装置40は、図1に示す排紙トレイ41を含む排紙部410を備える。排紙部410はプリンタエンジン240より搬送された記録媒体を装置外に排出する。
〔濃度補正処理部の構成〕
図3は、本発明の一実施形態に係る濃度補正処理部の機能構成の一例を示したブロック図である。
濃度補正処理部220は、主制御部224(濃度補正値設定手段)、パターン生成部225(パターン画像生成手段)、濃度補正部226(濃度補正手段)、及び、濃度補正値保存部227を備える。濃度補正処理部220の各部は、プリントサーバ10、印刷制御部214、印刷画像処理部230、及び、プリンタエンジン240と各装置間・装置内を接続する制御I/Fを介して接続されている。
主制御部224は、濃度補正処理部220の各部の動作を制御すると共に、濃度補正値を設定する。即ち、主制御部224は、印刷物測定装置30の画像比較処理部330から取得した濃度差分値を濃度補正値として濃度補正値保存部227に保存させる。また、主制御部224は、印刷制御部214からトナー像の読取りによる濃度測定処理の実行要求を受信した場合に、プリンタエンジン240から取得したトナー像の濃度測定値から、印刷データの濃度を補正する濃度補正値を算出して、濃度補正値保存部227に保存させる。即ち、主制御部224は、中間転写ベルト23に付着したトナーの付着量をプリンタエンジン240から取得し、トナーの付着量が目標値となるような濃度補正値を算出して、濃度補正値保存部227に保存させる。
パターン生成部225は、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行時に濃度測定用のパターンデータを生成する。
濃度補正部226は、プリントサーバ10から取得した印刷データに対して、濃度補正値保存部227に保存されている濃度補正値に基づいて、γ処理や中間調処理等の濃度補正処理を行う。濃度補正部226は、濃度補正後の印刷データを印刷画像処理部230に出力する。
〔画像比較処理部の機能構成〕
図4は、本発明の一実施形態に係る画像比較処理部の機能構成の一例を示したブロック図である。
画像比較処理部330は、主制御部334、画像変換部335、画像判定部336(測定領域判定手段)、色版カウンタ336A(カウンタ)、画像比較部337(濃度差分値算出手段)、印刷データ保存部338、及び読取データ保存部339を備える。画像比較処理部330の各部は、プリントサーバ10、画像形成装置20の印刷制御部214、濃度補正処理部220、プリンタエンジン240、及び印刷物測定装置30内の画像読取部320とは各装置間・装置内を接続する制御I/Fを介して接続されている。
主制御部334は、画像比較処理部330の各部の動作を制御する。また、主制御部334は、プリントサーバ10から取得した印刷データ(RIPデータ)を印刷データ保存部338に保存させる。また、主制御部334は、画像読取部320から取得した印刷物のRGB形式の読取データを読取データ保存部339に保存させる。
画像変換部335は、プリントサーバ10から受信した印刷データがCMYK形式の画像である場合に、印刷データをRGB形式の画像データに変換する。また、画像変換部335は、RGB形式に変換した印刷データを印刷データ保存部338に保存させる。
画像判定部336は、プリントサーバ10から受信した印刷データ(濃度補正処理部220による濃度補正前の印刷データ)から濃度測定を行うための濃度測定領域を判定し、判定した濃度測定領域の位置を示す情報を印刷データ保存部338に保存させる。画像判定部336は、RGB形式の印刷データに基づいて濃度測定領域を判定する。画像判定部336は、例えば単色のトナー(Cトナー、Mトナー、Yトナー、Kトナー)のみで形成される領域であって、濃度測定に十分な面積を持つ領域を濃度測定領域としてCMYKの色毎に判定する。
また、画像判定部336は、濃度測定領域の判定後に色版カウンタ336Aを所定の条件に従って操作する。ここで「色版カウンタ」とは、CMYKの色毎に設けられたカウンタである。
例えば、印刷データにC版の濃度を測定可能な領域(Cトナーのみで画像形成され、且つ濃度測定に十分な面積を持つ領域)が存在する場合には、画像判定部336はC版に関して濃度測定領域有り(濃度測定可能)と判定し、色版カウンタ336AのC版のカウンタ値を0にリセットする。逆に、印刷データにC版の濃度を測定可能な領域がない場合、即ち、C版の領域が存在しないか、存在したとしても面積が小さく濃度測定に不十分である場合は、C版に関して濃度測定領域無し(濃度測定不可能)と判定し、色版カウンタ336AのC版のカウンタ値を+1カウントアップする。画像判定部336は、このような処理をCMYKの各版に対して行う。
色版カウンタ336Aのカウント値が所定の閾値以上となった色が発生した場合、画像判定部336は印刷制御部214を介して濃度補正処理部220に対し、当該色についてトナー像の読取りによる濃度測定処理の実行要求を送信する。即ち、色版カウンタ336Aは、印刷物から濃度補正に必要な情報を得られなかった場合に、その連続回数(連続枚数)を色毎に加算していくカウンタである。濃度補正が行われなかった回数が所定回数(枚数)以上連続した場合には、トナー像の読取りによる濃度測定が実行される。
画像比較部337は、濃度測定領域におけるRGB形式の印刷データ(濃度補正処理部220による濃度補正前の印刷データ)の濃度値と実際に印刷された印刷物のRGB形式の読取データの濃度値とを比較して濃度差分値を算出する。即ち、画像比較部337は、印刷データ保存部338からRGB形式の印刷データと濃度測定領域の情報を読み出す。また、画像比較部337は、読取データ保存部339から印刷物のRGB形式の読取データを読み出す。画像比較部337は、印刷データ中の濃度測定領域と、読取データ中の濃度測定領域とを比較し、両者の濃度差分値を算出する。画像比較部337は、算出した濃度差分値をプリントサーバ10と濃度補正処理部220に出力する。
なお、印刷物の読取データを利用した濃度補正は、像担持体から画像を中間転写体又は記録媒体に転写する転写プロセスのない画像形成システムにおいても実行できる。但し、通常は印刷物の読取データを利用した濃度補正を行い、特定の条件を満たした場合にトナー像の読取りによる濃度補正を行う等、両方式の濃度補正を共存させる場合、画像形成システムは転写プロセスのあるシステムである必要がある。
〔印刷動作〕
図5は、画像形成システムの印刷動作の一例を示したシーケンス図である。
ステップS101において、プリントサーバ10は、画像形成装置20の濃度補正処理部220及び印刷物測定装置30の画像比較処理部330に、印刷データ(RIPデータ)を送信する。ここで、プリントサーバ10は、印刷データを1ページごとに送信する。
ステップS103において、画像比較処理部330の印刷データ保存部338は、印刷データを保存する。
印刷データがCMYK形式の画像データである場合は以下の処理が実行される。画像変換部335は、ステップS105において印刷データ保存部338から印刷データを読み出し、ステップS107において印刷データをRGB形式の画像データに変換する。またステップS109において、画像変換部335はRGB形式に変換した印刷データを印刷データ保存部338に出力する。ステップS111において印刷データ保存部338はRGB形式に変換された印刷データを再度保存する。なお、プリントサーバ10から送信される印刷データが初めからRGB形式である場合、ステップS105〜ステップS119の処理は実行されない。
ステップS113において、画像判定部336は印刷データ保存部338からRGB形式の印刷データを読み出して、ステップS115において濃度測定領域の判定を行う。また、ステップS116において、画像判定部336は濃度測定領域の判定結果に基づいて色版カウンタを操作する。
ステップS117において画像判定部336は、判定した濃度測定領域の情報を印刷データ保存部338に出力する。
ステップS119において印刷データ保存部338は濃度測定領域情報を保存する。
ステップS101の処理により、プリントサーバ10から印刷データを受信した濃度補正処理部220は、ステップS121において印刷データの濃度補正を行い、ステップS123において濃度補正後の印刷データを印刷画像処理部230に出力する。
ステップS125において、印刷画像処理部230は、濃度補正後の印刷データを印刷用のイメージデータに変換し、ステップS127において印刷用のイメージデータをプリンタエンジン240に出力する。
ステップS129において、プリンタエンジン240は、印刷用イメージデータを記録媒体に印刷し、ステップS131において画像が形成された印刷物を画像読取部320に向けて搬送する。
ステップS133において画像読取部320は、記録媒体に形成された画像を光学的に読み取る。ステップS135において画像読取部320は印刷物を読み取った読取データをRGB形式の画像データとして画像比較部337に出力する。
ステップS137において、画像比較部337は印刷データ保存部338からRGB形式の印刷データと、濃度測定領域の情報を読み出す。
ステップS139において、画像比較部337は、濃度測定領域における印刷物の読取データの濃度と、濃度測定領域における印刷データの濃度とを比較して濃度差分値を算出する処理をCMYKの色毎に実行する。ステップS141において画像比較部337は、算出した濃度差分値を濃度補正処理部220とプリンタエンジン240に出力する。
ステップS143において濃度補正処理部220は、濃度差分値に基づいて濃度補正値の更新を実行する。
ステップS145においてプリンタエンジン240は、濃度差分値に基づいてプロセス補正を行う。
〔トナー像の読取りによる濃度測定〕
図6は、トナー像の読取りによる濃度測定処理の一例を示したシーケンス図である。本処理は、CMYKの色版カウンタ336Aの何れかが所定の閾値に到達した場合に実行される。即ち、本処理は任意の色版について、濃度測定に適した領域が形成されないまま所定枚数の印刷物が形成された場合に、当該色版について濃度測定用のトナーパターンを強制的に形成して濃度測定を実行する処理である。なお、本処理が実行されている場合、画像比較部による濃度差分値の算出、及び濃度差分値に基づくプロセス補正は実行されない。
ステップS201において、画像比較処理部330は、CMYKの何れかの色版カウンタが閾値に到達した場合、印刷制御部214に対して閾値に到達したすべての色版について、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行を要求する。
ステップS203a、S203bにおいて、印刷制御部214は、濃度補正処理部220とプリンタエンジン240に対して、指定されたすべての色版について、濃度測定処理の実行命令を送信する。
ステップS205において、濃度補正処理部220のパターン生成部225は、濃度測定用のパターン画像を生成し、ステップS207においてプリンタエンジン240に出力する。
ステップS209において、プリンタエンジン240の画像形成部242は、濃度補正処理部220のパターン生成部225から出力されたパターン画像に基づいて濃度測定用のトナーパターンを中間転写ベルト23上に形成する。
ステップS211において、プリンタエンジン240のトナー像読取部245は、中間転写ベルトに形成されたトナー像を読み取る。ステップS213において、トナー像読取部245は、トナー像を読み取ることにより得られたトナー像読取データ(第二読取データ、トナー像の濃度値のデータ)を濃度補正処理部220に出力する。
ステップS215において、トナー像読取データを取得した濃度補正処理部220の主制御部224は、トナー像読取データに基づいて濃度補正値を算出する。また、ステップS217において、主制御部224は、濃度補正値保存部227に保存されている現在の濃度補正値を、算出した濃度補正値に更新する。
ステップS219において、濃度補正処理部220は、濃度補正値の更新を完了した旨の更新完了通知をプリンタコントローラ210の印刷制御部214に送信する。
ステップS221a、ステップS221bにおいて、プリンタコントローラ210の印刷制御部214はプリンタエンジン240および画像比較処理部330に濃度補正値の更新が完了した旨の通知(更新完了通知)を送信する。
ステップS221において、更新完了通知を受信した画像比較処理部330の画像判定部336は、濃度補正値の更新が完了した色の色版カウンタをリセットする。
〔印刷データの処理〕
図7は、画像比較処理部の処理の一例を示したフローチャートである。本処理は、画像比較処理部330がプリントサーバ10から印刷データ(RIPデータ)及び印刷に関わる制御情報を含む印刷ジョブを受信した場合に実行される。
ステップS301において、主制御部334は、プリントサーバ10から送信される印刷データを取得する。主制御部334は、取得した印刷データを印刷データ保存部338に保存させる。なお、印刷データはRGB形式の場合と、プリントサーバ10によってRIP処理されることによってCMYK形式のデータに変換されている場合とがある。
ステップS303において、画像変換部335は、印刷データがRGB形式であるか否かを判定する。印刷データがRGB形式でない場合(ステップS303にてNO)は、ステップS305以下の処理が実行される。印刷データがRGB形式である場合(ステップS303にてYES)は、ステップS307以下の処理が実行される。
ステップS305において、画像変換部335は、印刷データをRGB形式に変換する。また、画像変換部335は、RGB形式に変換した印刷データを印刷データ保存部338に保存させる。
ステップS307において、画像判定部336は、印刷データの濃度測定領域を判定する。即ち、画像判定部336は、単色のトナーによって形成される領域であって、各トナーによる色版の濃度測定に十分な面積を持つ領域を濃度測定領域として判定する。また、画像判定部336は、判定した濃度測定領域の位置を示す情報を印刷データ保存部338に保存させる。
ステップS309において、画像判定部336は、色版カウンタを操作する。即ち、画像判定部336は、濃度測定領域「なし」と判定された色版のカウンタに1を加算し、濃度測定領域「あり」と判定された色版のカウンタを0にリセットする。
ステップS311において、主制御部334は、各色版カウンタの値が閾値に到達したか否かを判定する。閾値に到達した色版カウンタがある場合(ステップS311にてYES)は、ステップS313の処理を実行する。閾値に到達した色版カウンタがない場合(ステップS311にてNO)は、処理を終了する。
ステップS313において、主制御部334は、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行要求を、プリンタコントローラ210の印刷制御部214に送信する。この要求を受けて、図6に示したトナー像の読取りによる濃度測定処理が実行される。
〔画像比較処理部の処理〕
図8は、画像比較処理部の処理の一例を示したフローチャートである。
ステップS401において、主制御部334は、印刷物測定装置の画像読取部320から印刷物の読取データを受信したか否かを確認する。印刷物の読取データを受信した場合(ステップS401にてYES)、ステップS403の処理が実行される。
ステップS403において、主制御部334は、トナー像の読取りによる濃度測定処理が実行されているか否かを確認する。即ち、トナー像の読取りによる濃度測定処理の実行要求を送信した後に、当該処理の完了通知を受信した否かを確認する。受信した場合、即ちトナー像の読取りによる濃度測定処理が終了している場合(ステップS403にてYES)は、ステップS405以下の処理が実行される。受信していない場合(ステップS403にてNO)は、処理を終了する。
ステップS405において、画像比較部337は、濃度測定領域における印刷物の画像データの濃度と、濃度測定領域における印刷データの濃度とを比較して濃度差分値を算出する処理をCMYKの色毎に実行する。
トナー像の読取りによる濃度測定が行われていないとき、印刷物の濃度と印刷データの濃度の比較処理を行う(S102)。
ステップS407において画像比較部337は、算出した濃度差分値を濃度補正処理部220とプリンタエンジン240に出力する。
〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第一の実施態様>
本態様に係る画像形成装置(画像形成システム1)は、画像データ(ベクタデータ)から生成された印刷データ(RIPデータ)に対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正手段(濃度補正部226)と、濃度補正された印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段(プリンタエンジン240)と、記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段(画像読取部320)と、読取手段が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の印刷データとに基づいて濃度補正値を設定する濃度補正値設定手段(主制御部224)と、を備えることを特徴とする。
本態様においては、通常の印刷動作中に記録媒体に形成された印刷画像の読取データと濃度補正前の印刷データとに基づいて濃度補正値を設定する。従って、濃度補正専用のトナーパターンを形成しなくても、濃度補正を実行できる。本態様によれば、リアルタイムに濃度補正を行い適切な印刷濃度を維持することができる。
<第二の実施態様>
本態様に係る画像形成装置(画像形成システム1)は、濃度補正前の印刷データ(RIPデータ)から濃度補正値の設定に用いる濃度測定領域を判定する測定領域判定手段(画像判定部336)と、濃度測定領域における濃度補正前の印刷データの濃度値と読取データの濃度値とから濃度差分値を算出する濃度差分値算出手段(画像比較部337)と、を備え、濃度補正値設定手段(主制御部224)は、濃度差分値に基づいて濃度補正値を設定することを特徴とする。
濃度補正値設定手段は、通常の印刷動作中に記録媒体に形成された画像を読み取った読取データと、濃度補正前の印刷データとから求められる濃度差分値に基づいて濃度補正値を設定する。このため、測定領域判定手段は、印刷データ中(最終的に記録媒体に形成される画像中)、濃度補正値の設定に適した領域を濃度補正領域として判定する。濃度補正値の設定に適した領域とは、記録媒体上で濃度測定に十分な面積を持つ領域である。
本態様においては、通常の印刷動作中に記録媒体に形成された印刷画像の読取データと濃度補正前の印刷データとに基づいて濃度補正値を設定するので、リアルタイムに濃度補正を行い適切な印刷濃度を維持することができる。
<第三の実施態様>
本態様に係る画像形成装置(画像形成システム1)は、記録媒体に形成する前の画像を担持する像担持手段(中間転写ベルト23、感光体)に、濃度測定用のパターン画像を形成するパターン画像形成手段(画像形成部242)と、像担持手段が担持するパターン画像を読み取る第二読取手段(トナー像読取部245)と、を備え、濃度補正値設定手段(主制御部224)は、第二読取手段が読み取った第二読取データに基づいて濃度補正値を設定することを特徴とする。
濃度測定に適した画像が記録媒体に形成されない場合等、記録媒体に形成された画像に基づいて濃度補正を行うことが適切でない場合がある。本態様によれば、濃度測定用のパターン画像に基づく濃度補正を実行できるので、通常の印刷時に記録媒体に形成した画像に基づく濃度補正が実行できない場合であっても、トナーパターンに基づいて印刷濃度を補正するので、適切な濃度による印刷が可能となる。
<第四の実施態様>
本態様に係る画像形成装置(画像形成システム1)において、測定領域判定手段(画像判定部336)は、濃度補正値を設定する色毎に濃度測定領域を判定する手段であり、色毎に濃度測定領域の有無をカウントするカウンタ(画像判定部336)を備え、カウンタが所定の閾値に到達した場合に、濃度補正値設定手段(主制御部224)は第二読取データに基づいて濃度補正値を設定することを特徴とする。
例えばCMYKのトナーを用いてカラートナー像を形成する電子写真式の画像形成装置において、濃度補正値設定手段がCMYKの色毎に濃度補正値を設定する場合、測定領域判定手段は濃度測定領域をCMYKの色毎に判定する。ここで、測定領域判定手段は例えば単色のトナー(Cトナー、Mトナー、Yトナー、Kトナー)のみで形成される領域であって、記録媒体上で濃度測定に十分な面積を持つ領域を各色の濃度測定領域と判定する。
測定領域判定手段は、各色のトナーのみで形成される領域がない場合や、各色のトナー領域の面積が濃度測定に不十分である場合には、当該色についての濃度測定領域は無しと判定する。
測定領域判定手段は、判定した濃度測定領域の有無に基づいて所定の条件に従ってカウンタを操作する。カウンタは、記録媒体に形成された画像に基づく濃度補正が実行されたか否かを濃度測定領域の有無という観点から記録する手段として機能する。濃度補正値設定手段は、カウンタのカウント値が所定の閾値に到達した場合、即ち、所定枚数以上、記録媒体を印刷しても濃度補正が実行されなかった場合に、濃度測定用のパターン画像を像担持手段に形成して、濃度補正を実行する。
本態様によれば、記録媒体に形成した画像に基づく濃度補正が実行できない場合であっても、所定の条件を満たした場合にトナーパターンに基づいて印刷濃度を補正するので、適切な濃度による印刷が可能となる。
<第五の実施態様>
本態様に係る画像形成装置(画像形成システム1)において、測定領域判定手段(画像判定部336)は、濃度測定領域がない場合にカウンタ(画像判定部336)に1を加算し、濃度測定領域がある場合にカウンタをリセットすることを特徴とする。
カウンタは、記録媒体に形成された画像に基づく濃度補正が実行されたか否かを濃度測定領域の有無という観点から記録する手段として機能する。カウンタの数値が「0」である場合は、記録媒体に形成された画像に基づく濃度補正が連続的に実行されていることを示す。逆にカウンタの数値が「1」以上である場合は、上記濃度補正を実行しなかった連続回数(記録媒体の連続枚数)を示す。
本態様によれば、記録媒体に形成した画像に基づく濃度補正が実行できない場合であっても、所定の条件を満たした場合にトナーパターンに基づいて印刷濃度を補正するので、適切な濃度による印刷が可能となる。
<第六の実施態様>
本態様に係る画像形成システム1は、画像データ(ベクタデータ)から印刷データ(RIPデータ)を生成する印刷データ生成手段(プリントサーバ10)と、印刷データに対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正手段(濃度補正部226)と、濃度補正された印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段(プリンタエンジン240)と、記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段(画像読取部320)と、読取手段が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の印刷データとに基づいて濃度補正値を設定する濃度補正値設定手段(主制御部224)と、を備えることを特徴とする。
本態様は、第一の実施態様と同様の作用・効果を奏する。
1…画像形成システム(画像形成装置)、10…プリントサーバ(印刷データ生成手段)、20…画像形成装置、21Y〜21K…画像形成ユニット、22…一次転写ローラ、22…駆動ローラ、22…従動ローラ、22…二次転写バックアップローラ、22…二次転写ローラ、23…中間転写ベルト(像担持手段)、24…光書込部、25…定着装置、26…給紙装置、27…トナー像読取部(第二読取手段)、210…プリンタコントローラ、211…CPU、212…メモリ、214…印刷制御部、220…濃度補正処理部、221…CPU、222…メモリ、224…主制御部(濃度補正値設定手段)、225…パターン生成部(パターン画像生成手段)、226…濃度補正部(濃度補正手段)、227…濃度補正値保存部、230…印刷画像処理部、240…プリンタエンジン(画像形成手段)、241…プロセス制御部、242…画像形成部(パターン画像形成手段)、243…転写部、244…定着部、245…トナー像読取部(第二読取手段)、250…給紙部、30…印刷物測定装置、31…画像読取部、310…測定装置制御部、320…画像読取部(読取手段)、330…画像比較処理部、331…CPU、332…メモリ、334…主制御部、335…画像変換部、336…画像判定部(測定領域判定手段、カウンタ)、337…画像比較部(濃度差分値算出手段)、338…印刷データ保存部、339…読取データ保存部、40…排紙装置、41…排紙トレイ、410…排紙部
特開2015−036709公報

Claims (7)

  1. 画像データから生成された印刷データに対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正手段と、
    濃度補正された前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の前記印刷データとに基づいて前記濃度補正値を設定する濃度補正値設定手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記濃度補正前の印刷データから前記濃度補正値の設定に用いる濃度測定領域を判定する測定領域判定手段と、
    前記濃度測定領域における前記濃度補正前の印刷データの濃度値と前記読取データの濃度値とから濃度差分値を算出する濃度差分値算出手段と、を備え、
    前記濃度補正値設定手段は、前記濃度差分値に基づいて前記濃度補正値を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体に形成する前の画像を担持する像担持手段に、濃度測定用のパターン画像を形成するパターン画像形成手段と、
    前記像担持手段が担持する前記パターン画像を読み取る第二読取手段と、を備え、
    前記濃度補正値設定手段は、前記第二読取手段が読み取った第二読取データに基づいて前記濃度補正値を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記測定領域判定手段は、前記濃度補正値を設定する色毎に前記濃度測定領域を判定する手段であり、
    色毎に前記濃度測定領域の有無をカウントするカウンタを備え、
    前記カウンタが所定の閾値に到達した場合に、前記濃度補正値設定手段は前記第二読取データに基づいて前記濃度補正値を設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記測定領域判定手段は、前記濃度測定領域がない場合に前記カウンタに1を加算し、前記濃度測定領域がある場合に前記カウンタをリセットすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 画像データから印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データに対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正手段と、
    濃度補正された前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の前記印刷データとに基づいて前記濃度補正値を設定する濃度補正値設定手段と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  7. 画像データから生成された印刷データに対して、設定された濃度補正値に基づき濃度補正を行う濃度補正ステップと、
    濃度補正された前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと、
    前記記録媒体に形成された画像を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップにて読み取られた読取データと、該読取データに対応する濃度補正前の前記印刷データとに基づいて前記濃度補正値を設定する濃度補正値設定ステップと、
    を実行することを特徴とする画像形成方法。
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