JP5808312B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、静電潜像担持体から直接トナー画像を記録媒体に転写する直接転写方式であり、感光体、帯電手段、露光手段、現像手段等から構成されるプロセスユニットを4個並べて、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各画像形成手段として、記録媒体上に順次トナー画像を転写するタンデム方式とする構成のものでは、記録媒体に依らず良好な印刷品質を得るために、記録媒体の抵抗値に基づいて転写条件を制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−242026号公報
しかしながら、従来の技術においては、中間転写ベルト等の中間転写体にトナー画像を転写した後に記録媒体に転写する中間転写方式の画像形成装置は、直接転写方式の画像形成装置と比べ、記録媒体へトナー画像を転写する際の記録媒体の中間転写ベルト搬送方向に対し直交する方向の幅に対する転写電流の依存性が高くなるため、良好な印刷品質を得られないという場合がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、記録媒体の幅に依らずに良好な印刷品質を得ることを目的とする。
そのため、本発明は、像担持体上に形成された現像剤像を中間転写体に転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された前記現像剤像を記録媒体に転写する2次転写手段と、前記2次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段が前記2次転写手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、前記記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手段と、前記中間転写体の搬送方向に対し直交する方向の前記記録媒体の幅を検出する記録媒体幅検出手段と、前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記電圧印加手段によって複数の電圧値の電圧を印加したときに、前記2次転写手段に流れる複数の電流値を測定する電流測定手段とを有し、前記電流測定手段は、前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で、前記2次転写手段に印加した電圧値に対応する前記2次転写手段に流れる電流値の測定を、前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類に応じた異なる回数で行い、前記電圧制御手段は、前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類と、前記記録媒体幅検出手段で検出した前記記録媒体の幅と、前記電流測定手段で測定した電流値とに基づいて、前記2次転写手段に印加する電圧を制御することを特徴とする。
このようにした本発明は、2次転写電圧を制御することで、記録媒体の幅に依らずに良好な印刷品質を得ることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成装置の構成を示す説明図 第1の実施例における画像形成装置の制御回路のブロック図(定電圧制御方式) 第1の実施例における画像形成装置の制御回路のブロック図(定電流制御方式) 第1の実施例における2次転写電圧算出の流れを示すフローチャート 第1の実施例における2次転写電流測定用電圧データテーブル 第1の実施例における2次転写電流データテーブル 第1の実施例における2次転写電流測定時の2次転写ニップ部における説明図 第1の実施例における2次転写基準電流密度に対する印加すべき2次転写基準電圧との関係を示したデータテーブル 第1の実施例における2次転写時の2次転写ニップ部の説明図 第1の実施例における2次転写電流密度の2次転写シャフト間電圧に対する依存性を示す説明図(上質紙) 第1の実施例における2次転写電流密度の2次転写シャフト間電圧に対する依存性を示す説明図(OHPフィルム) 第1の実施例における2次転写電流測定用電圧データテーブル(数値での例) 第1の実施例における2次転写電流測定データテーブル(数値での例) 第1の実施例における2次転写基準電流密度に対する印加すべき2次転写基準電圧との関係を示したデータテーブル(数値での例) 第1の実施例における画像形成装置の2次転写電圧算出結果を示すデータテーブル(数値での例) 第2の実施例における画像形成装置を示す概略構成図 第2の実施例における画像形成装置の制御回路のブロック図 第2の実施例における2次転写電圧算出の流れを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例における画像形成装置の構成を示す説明図である。
図1において、プリンタ1は、ホストコンピュータから送信された印刷データに基づいて、トナー画像を記録媒体としての用紙に印刷することが可能な電子写真方式の画像形成装置である。
プリンタ1は、トナー画像を形成および転写する印刷機構2K、2Y、2M、2Cと、各印刷機構に搭載されるLED(Light Emitting Diode)ヘッド11K、11Y、11M、11Cと、各印刷機構によってトナー画像を転写される中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12を搬送する駆動ローラ13と、中間転写ベルト12に従動する従動ローラ14と、用紙に2次転写を行う2次転写ローラ23、2次転写対向ローラ24と、用紙を給紙する給紙機構16と、2次転写ローラ23への用紙の巻き付き等を監視する2次転写排出センサ28と、中間転写ベルト12上に残留した2次転写残トナーを除去するクリーニングブレード25と、クリーニングブレード25により掻き落とされた2次転写残トナーを集め置く廃トナータンク26と、用紙に転写されたトナー画像を定着させる定着機構29と、定着機構29における紙詰まり等を監視する定着排出センサ34と、用紙を搬送方向に案内するガイド27、36と、印刷された用紙を集め置くスタッカ35と、から構成される。
プリンタ1には、4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)に対応した4つの独立したプロセスユニットである印刷機構2K、2Y、2M、2Cが、中間転写ベルト12の搬送方向に沿って配置される。印刷機構2Kはブラック、印刷機構2Yはイエロー、印刷機構2Mはマゼンタ、印刷機構2Cはシアンの各色に対応したトナー画像を形成する。いずれの印刷機構2K、2Y、2M、2Cも、帯電ローラ3K、3Y、3M、3Cと、帯電ローラ3K、3Y、3M、3Cにより表面が一様に帯電される感光ドラム4K、4Y、4M、4Cと、トナー画像を形成するための現像部を構成する現像ローラ5K、5Y、5M、5Cと、現像ブレード6K、6Y、6M、6Cと、供給ローラ7K、7Y、7M、7Cと、感光ドラム4K、4Y、4M、4C表面の除電を行う除電光源8K、8Y、8M、8Cと、現像剤であるトナーを現像部へ供給するためのトナーカートリッジ9K、9Y、9M、9Cと、等から構成されている。
LEDヘッド11K、11Y、11M、11Cは、後述する画像データ信号に対応してLEDアレイを発光させる。LEDヘッド11Kには、カラーである画像データ信号の中でブラックの画像データ信号が入力され、同様にLEDヘッド11Y、11M、11Cには、それぞれイエローの画像データ信号、マゼンタの画像データ信号、シアンの画像データ信号が入力される。LEDヘッド11K、11Y、11M、11Cは、入力された画像データ信号に基づいてそれぞれの感光ドラム4K、4Y、4M、4Cの表面に光を照射し、静電潜像を形成する。
中間転写ベルト12は、継ぎ目なしのエンドレス状に形成されている高抵抗のプラスチックフィルムからなり、駆動ローラ13、従動ローラ14、2次転写対向ローラ24によって所定の張力を持って張架されている。
駆動ローラ13は、ベルトモータ46により回転し、中間転写ベルト12を図中矢印e方向に搬送する。
従動ローラ14および2次転写対向ローラ24は、中間転写ベルト12に従動している。
中間転写ベルト12は、1次転写ローラ10K、10Y、10M、10Cによって感光ドラム4K、4Y、4M、4Cに押し当てられており、1次転写ローラ10K、10Y、10M、10Cは中間転写ベルト12を間に感光ドラム4K、4Y、4M、4Cと接触して1次転写ニップを形成している。
1次転写ローラ10K、10Y、10M、10Cには、1次転写電圧発生部54により所定の直流電圧が印加され、感光ドラム4K、4Y、4M、4C上のトナー画像を中間転写ベルト12上に転写する。
プリンタ1の下部には、搬送路15(図1中に示す点線部)に用紙を供給するための給紙機構16が設けられている。
給紙機構16は、用紙収容カセット17と、用紙収容カセット17に収容されている記録媒体である用紙を送り出すホッピングローラ18と、用紙がスキュー(用紙がななめ送りされた状態をスキューという)された場合に、用紙のスキューを修正するピンチローラ19と、用紙を2次転写ローラ23に送り出すレジストローラ20と、用紙を2次転写ローラ23へと案内するガイド21と、ピンチローラ19とレジストローラ20との間に用紙が到達したことを検知するための給紙センサ22と、から構成される。
2次転写ローラ23は、金属シャフト23bと体積抵抗率が107Ω・cm〜109Ω・cm程度の導電性を付与された発泡ウレタン23aなどで構成され、2次転写対向ローラ24は、金属シャフト24bと、金属ローラ24aと、から構成される。
2次転写ローラ23は、中間転写ベルト12を間に2次転写対向ローラ24に対向して配置される。
2次転写ローラ23の金属シャフト23bは、2次転写ローラ23の周方向の抵抗値変動による転写不良の発生を抑制するための固定抵抗56を介して2次転写電圧発生部55と接続され、2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bはグランドに接続される。また、2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bと金属ローラ24aは同電位である。
2次転写ローラ23は、2次転写モータ48により回転し、矢印f方向に回転する。
中間転写ベルト12は、2次転写ローラ23によって2次転写対向ローラ24に押し当てられており、2次転写ローラ23は中間転写ベルト12を間に2次転写対向ローラ24と接触して2次転写ニップを形成している。
2次転写ローラ23には、2次転写電圧発生部55により所定の直流電圧が印加され、中間転写ベルト12上のトナー画像を用紙上に転写する。2次転写ローラ23を通過した用紙は、中間転写ベルト12より分離され、用紙を定着機構29へと案内するガイド27へ搬送される。2次転写ローラ23の用紙搬送方向下流側には、2次転写排出センサ28が設けられており、2次転写ローラ23への用紙の巻き付きや中間転写ベルト12からの用紙の分離失敗を監視している。
定着機構29は、ヒートローラ30とヒートローラ30を加圧する加圧ローラ31等で構成される。
ヒートローラ30は、ヒートモータ49によって駆動され、加圧ローラ31はヒートローラ30に従動している。ヒートローラ30は、熱源として機能するハロゲンランプからなるヒータ32を内蔵する。
サーミスタ33は、ヒートローラ30の表面近くに配置され、ヒートローラ30の温度を監視している。
この定着機構29は、用紙上のトナーを加熱、溶融し、用紙上にトナー画像を定着させるためのものである。
定着機構29の下流側には、定着排出センサ34が設けられており、定着機構29における紙詰まりや用紙のヒートローラ30への巻き付きを監視している。
定着排出センサ34の用紙搬送方向下流側には、用紙をプリンタ1の筐体上部のスタッカ35へと搬送するガイド36が設けられ、印刷済みの用紙はスタッカ35に排出される。
中間転写ベルト12の2次転写ローラ23よりも搬送方向下流側には、2次転写において用紙に転写されず、中間転写ベルト12上に残留した2次転写残トナーを除去するクリーニングブレード25が従動ローラ14に対向して配置される。
クリーニングブレード25は、可撓性のゴム材またはプラスチック材からなり、中間転写ベルト12上に残留した2次転写残トナーを廃トナータンク26に掻き落とす。
次に、本実施例の制御回路の構成について説明する。
図2は、第1の実施例における画像形成装置の制御回路のブロック図(定電圧制御方式)である。
図2において、ホストインタフェース部40は、ホストコンピュータとの物理的階層のインタフェースを担う部分である。
コマンド/画像処理部41は、ホストコンピュータ側からのコマンドおよび画像データの解釈あるいはビットマップに展開する部分で、プリンタ1全体を制御する。本実施例において、画像データとは、ホストコンピュータから送信された印刷データに含まれるデータであり、コマンド/画像処理部41によってビットマップに展開して画像データとなるものである。
LEDヘッドインタフェース部42は、コマンド/画像処理部41からのビットマップに展開された画像データを各色のLEDヘッド11K、11Y、11M、11Cのインタフェースに合わせて加工している。本実施例において、画像データ信号とは、コマンド/画像処理部41によってビットマップに展開した画像データをLEDヘッドインタフェース部42によって各色のLEDヘッドに合わせて加工したデータとする。
機構制御部43は、プリンタ1のエンジン部の各部の制御を行う機構部であり、コマンド/画像処理部41からの指示に従い、給紙センサ22、2次転写排出センサ28、定着排出センサ34からの信号に基づいて行うホッピングモータ44、レジストモータ45、ベルトモータ46、ドラムモータ47、2次転写モータ48、ヒータモータ49の駆動制御と、サーミスタ33からの信号に基づいて行うヒータ32の温度制御と、電圧制御部50への電圧出力制御を行う。
電圧制御部50は、機構制御部43の指示に従い、帯電電圧発生部51、供給電圧発生部52、現像電圧発生部53、1次転写電圧発生部54、2次転写電流測定部57を制御する。
電圧制御部50は、記録媒体種類検出部58、記録媒体幅検出部59の検出結果に基づき、2次転写電圧発生部55を制御する。
帯電電圧発生部51は、電圧制御部50の指示に従い、帯電ローラ3K、3Y、3M、3Cへの帯電電圧の生成と停止を行う。
供給電圧発生部52は、電圧制御部50の指示に従い、供給ローラ7K、7Y、7M、7Cへの供給電圧の生成と停止を行う。
現像電圧発生部53は、電圧制御部50の指示に従い、現像ローラ5K、5Y、5M、5Cへの現像電圧の生成と停止を行う。
1次転写電圧発生部54は、電圧制御部50の指示に従い、1次転写ローラ10K、10Y、10M、10Cへの1次転写電圧の生成と停止を行う。
2次転写電圧発生部55は、電圧制御部50の指示に従い、固定抵抗56を介して2次転写ローラ23への2次転写電圧の生成と停止を行う。
2次転写電流測定部57は、電圧制御部50の指示に従い、2次転写ローラ23に流れる2次転写電流を測定する。
記録媒体種類検出部58は、ホストコンピュータから送られてきた印刷データに含まれる記録媒体の設定情報から印刷される記録媒体の種類を検出する。
記録媒体幅検出部59は、ホストコンピュータから送られてきた印刷データに含まれる記録媒体の設定情報から印刷される記録媒体の幅を検出する。
メモリ60には、帯電電圧発生部51、供給電圧発生部52、現像電圧発生部53、1次転写電圧発生部54、2次転写電圧発生部55の設定値が格納されている。
このように構成されたプリンタ1において、図2に示す制御回路は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段により構成され、メモリ等の記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて装置全体の動作を制御する。
本実施例では、2次転写において定電圧制御方式を用いた構成について説明したが、図3に示す定電流制御方式を用いた構成でもよい。本実施例の構成との相違点は、2次転写電圧発生部55から2次転写電流発生部61への変更、2次転写電流測定部57から2次転写電圧測定部62への変更となる。
上述した構成の作用について説明する。
図2において、ホストインタフェース部40がホストコンピュータから送られてきた印刷データを受信すると、コマンド/画像処理部41は機構制御部43に定着機構29のウォームアップ開始の指示を出すとともに、画像データの展開処理を行い、1ページごとのビットマップデータを各色に対応して生成しておく。
コマンド/画像処理部41よりウォームアップ開始の指示を受け取った機構制御部43は、ヒータモータ49を制御し、ヒートローラ30を駆動し、サーミスタ33の信号を参照しながら、ヒータ32のON/OFFを制御し、定着温度の調整を行う。
定着温度が記録媒体上のトナー画像を定着させ得る設定した温度に達すると、機構制御部43は、印刷動作を開始する。
機構制御部43は、ベルトモータ46、ドラムモータ47、2次転写モータ48を制御し、駆動ローラ13、印刷機構2K,2Y,2M,2Cの各ローラ、2次転写ローラ23を駆動する。
機構制御部43より電圧の出力の指示を受けた電圧制御部50は、メモリ60に格納されている帯電電圧、供給電圧、現像電圧の設定値の読み出し、帯電電圧発生部51、供給電圧発生部52、現像電圧発生部53より印刷機構2K,2Y,2M,2Cの各ローラにバイアス電圧を供給する。
次に、印刷機構2K,2Y,2M,2Cにおけるトナー画像の形成動作について説明する。ここでは、ブラックの印刷機構2Kを代表として説明する。なお、イエロー、マゼンタ、シアンについてはブラックと同様であるので重複した説明は省略する。
図1および図2において、帯電電圧発生部51、供給電圧発生部52、現像電圧発生部53により各バイアス電圧が供給されると、帯電ローラ3Kには−1100Vの帯電電圧が供給され、感光ドラム4K表面は−600Vに帯電する。また、現像ローラ5Kには−200Vの現像電圧が、供給ローラ7Kには−250Vの供給電圧が供給され、現像ローラ5Kと供給ローラ7Kのニップ領域近傍では現像ローラ5Kから供給ローラ7Kに向かう方向の電界が形成される。
印刷機構2Kのトナーカートリッジ9Kにはブラックのトナーが収容されており、トナーカートリッジ9Kから供給されたトナーは、現像ローラ5Kと供給ローラ7Kに強く擦られて摩擦帯電される。
本実施例においては、現像ローラ5K、5Y、5M、5Cおよび供給ローラ7K、7Y、7M、7Cの特性によりトナーはマイナス極性に摩擦帯電されるものとする。
マイナス極性に摩擦帯電されたトナーは、現像ローラ5Kから供給ローラ7Kの方向を向いた電界から受けるクーロン力によって現像ローラ5K上に付着する。
付着したトナーは、現像ローラ5Kの図中反時計回りの回転に伴って現像ローラ5Kと現像ブレード6Kの接触部に運ばれ、現像ブレード6Kによって均一な厚さにならされてトナー層を形成する。
現像ローラ5Kは、更に図中反時計回りの回転を続けて、トナー層を感光ドラム4Kとのニップ部に運ぶ。
一方、コマンド/画像処理部41は、1ページごとのビットマップデータをLEDヘッドインタフェース部42に送信する。
LEDヘッドインタフェース部42は、送信されたビットマップデータに対応したLEDヘッド11KのLEDを点滅させて、−600Vに帯電された感光ドラム4Kを露光して−50Vに除電し、静電潜像を書き込む。
感光ドラム4Kの回転に伴い、感光ドラム4K表面に書き込まれた静電潜像は、現像ローラ5Kとのニップ領域に到達する。
現像ローラ5Kと感光ドラム4Kの間には、−50Vに除電された露光部では感光ドラム4Kから現像ローラ5Kに向かう方向の電界が形成され、−600Vのまま除電されていない非露光部では、逆向きの現像ローラ5Kから感光ドラム4Kに向かう電界が形成されるので、現像ローラ5K上のマイナス極性に帯電したトナー層から露光部にのみ選択的にトナーが付着し、静電潜像がトナー画像として現像される。
それぞれの1次転写ニップ部に順次到達するタイミングに合わせるように、機構制御部43は、電圧制御部50に1次転写電圧の生成の指示を出す。
電圧制御部50は、メモリ60に格納されている1次転写電圧の設定値を読み出し、1次転写電圧発生部54より1次転写ローラ10K、10Y、10M、10Cへ1次転写電圧を供給する。本実施例では、1次転写電圧は+3000Vとする。
このとき、1次転写ニップ部では、転写ローラ10K、10Y、10M、10Cから感光ドラム4K、4Y、4M、4Cに向かう方向の電界が形成され、感光ドラム4K、4Y、4M、4C上に現像されたマイナス極性のトナー画像は中間転写ベルト12上に1次転写される。また、電圧制御部50は、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するまでの間に、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像を記録媒体へ2次転写する際に2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23に供給する2次転写電圧(以降、2次転写電圧Vtrとする)を算出する。
本実施例における2次転写電圧Vtrは、記録媒体種類検出部58、記録媒体幅検出部59の検出結果および2次転写電流測定部57の測定結果に基づいて算出される。
中でも、2次転写ローラ23の電気特性は、プリンタ1が置かれている雰囲気・環境、プリンタ1の内部温度で変動することが知られている。
電圧制御部50は、少なくとも、中間転写ベルト12および2次転写ローラ23が駆動している状態で、かつ2次転写ニップ部に記録媒体が存在しない状態で、2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23に任意の2次転写電圧を印加した際の2次転写ローラ23に流れる2次転写電流を2次転写電流測定部57が測定することにより、2次転写ローラ23の電気特性を求め、2次転写電圧Vtrを算出している。
つまり、2次転写電流の測定は、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像を記録媒体へ2次転写する直前に行えば、現在の2次転写ローラ23の電気特性を求めることができ、2次転写電圧Vtrを精度よく算出することができる。
以上のことから、本実施例においては、機構制御部43がベルトモータ46、ドラムモータ47、2次転写モータ48を制御し、駆動ローラ13、印刷機構2K,2Y,2M,2Cの各ローラ、2次転写ローラ23を駆動してから、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するまでの間に2次転写電圧Vtrを算出することとするが、2次転写電圧Vtrの算出タイミングはこれに限るものではなく、少なくとも、中間転写ベルト12および2次転写ローラ23が駆動している状態で、かつ2次転写ニップ部に記録媒体が存在しない状態で中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像を記録媒体へ2次転写するまでの間であればよい。
この2次転写電圧Vtrの算出手順および算出方法については、後述により詳細を説明する。
次に、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達する前に、機構制御部43は、ホッピングモータ44を駆動し、ホッピングローラ18を回転させ、用紙収容カセット17の用紙を1枚だけピンチローラ19とレジストローラ20との間へ送る。
機構制御部43は、給紙センサ22の出力を監視して、搬送方向における用紙の先端がピンチローラ19とレジストローラ20の間に到達したことを検出するとホッピングモータ44を停止させる。
さらに、機構制御部43は、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて、レジストモータ45を駆動し、ピンチローラ19とレジストローラ20間の用紙をガイド21へと搬送する。用紙は、ガイド21に案内され、2次転写ニップ部に到達する。
同時に、機構制御部43は、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて、電圧制御部50に2次転写電圧の生成の指示を出し、2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23へ2次転写電圧を供給する。
このとき、2次転写ニップ部では、2次転写ローラ23から2次転写対向ローラ24に向かう方向の電界が形成され、中間転写ベルト12上に1次転写されたマイナス極性のトナー画像は記録媒体としての用紙上に2次転写される。
機構制御部43は、2次転写排出センサ28により2次転写ローラ23への用紙の巻き付きや中間転写ベルト12からの用紙の分離失敗を監視しつつ、転写工程が終了した用紙はガイド27に案内され定着機構29へと送られる。
用紙が定着機構29に到達すると、既に定着可能温度に到達しているヒートローラ30と、これに圧接する加圧ローラ31に挟持搬送されて、用紙上のトナーを加圧、溶融し、トナー画像が用紙に定着される。
機構制御部43は、定着排出センサ34により定着機構29における紙詰まり、および用紙のヒートローラ30への巻き付きを監視しつつ、定着工程が終了した用紙は、ガイド36に案内されスタッカ35へと排出される。
定着工程を行うと同時に、中間転写ベルト12上に残留する2次転写残トナーは、クリーニングブレード25により廃トナータンク26に掻き落とされる。
以上、すべての工程を終了すると図2において、機構制御部43は、ベルトモータ46、ドラムモータ47、2次転写モータ48を停止し、同時に電圧制御部50に指示を出し、帯電電圧発生部51、供給電圧発生部52、現像電圧発生部53より各印刷機構2K、2Y、2M、2Cの各ローラへのバイアス電圧の供給を停止し、また機構制御部43は、ヒータモータ49、ヒータ32を停止し、印刷動作を完了させる。
次に、2次転写電圧Vtrの算出手順および算出方法について説明する。
電圧制御部50、2次転写電流測定部57、記録媒体種類検出部58および記録媒体幅検出部59が行う2次転写電圧算出処理を、図4の第1の実施例における2次転写電圧算出の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。
S100:ホストインタフェース部40がホストコンピュータから送られてきた画像データを受信すると、電圧制御部50は、2次転写電圧Vtrの算出を開始する。
S101:記録媒体種類検出部58は、ホストコンピュータから送られてきた印刷データに含まれる記録媒体の設定情報のうち、記録媒体の種類に関する情報を読み出す。
本実施例における記録媒体の種類に関する情報とは、記録媒体の抵抗値によって区分された記録媒体の種類であり、上質紙、普通紙、OHP(OverHead Projector)フィルムとする。
記録媒体の種類に関する情報は、ユーザが印刷したい画像データをホストインタフェース部40に送信する際に設定できるものとする。
本実施例では、設定できる記録媒体の種類を上質紙、普通紙、OHPフィルムとしたが、これに限るものではなく、厚紙、再生紙、特殊紙など必要に応じて変更してもよい。
一般的に、記録媒体の体積抵抗率(記録媒体の抵抗値を表すパラメータの1つ)は、108Ω・cm〜1015Ω・cm程度であり、上質紙は109Ω・cm以下、普通紙は109Ω・cm〜1011Ω・cm、OHPフィルムは1011Ω・cm以上であり、上質紙<普通紙<OHPフィルムの順で高くなる傾向がある。
S102:電圧制御部50は、記録媒体種類検出部58により検出された記録媒体の種類に関する情報に基づき、メモリ60に格納されている2次転写電流測定用電圧Vmを読み出す。
本実施例における2次転写電流測定用電圧Vmとは、2次転写ローラ23に流れる2次転写電流を測定する際に2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23に印加する2次転写電圧である。
図5は、第1の実施例における2次転写電流測定用電圧データテーブルである。本実施例における図5に示す2次転写電流測定用電圧Vmデータテーブル63の作成方法については後述する。
S103:電圧制御部50は、記録媒体種類検出部58により検出された記録媒体の種類に関する情報に基づき読み出した2次転写電流測定用電圧Vmを2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23へ順次供給し、2次転写電流測定部57に2次転写ローラ23に流れる2次転写電流Imを順次測定する指示を出す。
図6は、第1の実施例における2次転写電流データテーブルである。
図6において、2次転写電流測定部57により測定した2次転写電流Imは、メモリ60に2次転写電流データテーブル64として記憶する。
S104:電圧制御部50は、S103の測定結果より2次転写ローラ23の電気特性を求める。
図7は、第1の実施例における2次転写電流測定時の2次転写ニップ部における説明図である。
本実施例における2次転写ローラ23の電気特性は、2次転写ローラ23の金属シャフト23bと2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bとの間にかかる2次転写シャフト間電圧Vと単位長さ当たりの2次転写電流密度Jとの関係より求めた線形近似式を用いる。
V=a×J+b
ここで、2次転写電流測定用電圧Vm[V]を印加したときの2次転写ローラ23の金属シャフト23bと2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bとの間にかかる2次転写シャフト間電圧をVs[V]、2次転写ローラ23に2次転写電流Imが流れたときの単位長さ当たりの2次転写電流密度をJm[μA/mm]、固定抵抗56の抵抗値をR[MΩ]、2次転写ローラ23の中間転写ベルト12の搬送方向に対し直交する方向の長さをL[mm]とする。
例として、記録媒体種類検出部58により検出された記録媒体の種類が「上質紙」と「OHPフィルム」における2次転写シャフト間電圧Vと2次転写電流密度Jとの関係より線形近似式の係数a、bを求める。
A.記録媒体の種類が「上質紙」の場合
2次転写シャフト間電圧Vs[V]と2次転写電流密度Jm[μA/mm]は、
Vs1=Vm1−Im1×R
Vs2=Vm2−Im2×R
Jm1=Im1/L
Jm2=Im2/L
となり、求める線形近似式の係数a、bは、
a=(Vs2−Vs1)/(Jm2−Jm1)
b=(Vs1×Jm2−Vs2×Jm1)/(Jm2−Jm1)
となる。
B.記録媒体の種類が「OHPフィルム」の場合
2次転写シャフト間電圧Vs[V]と2次転写電流密度Jm[μA/mm]は、
Vs1=Vm1−Im1×R
Vs4=Vm4−Im4×R
Vs5=Vm5−Im5×R
Jm1=Im1/L
Jm4=Im4/L
Jm5=Im5/L
となり、求める線形近似式の係数a、bは、
V≦Vs4(J≦Jm4)のとき、a1、b1のようになる。
a1=(Vs4−Vs1)/(Jm4−Jm1)
b1=(Vs1×Jm4−Vs4×Jm1)/(Jm4−Jm1)
V>Vs4(J>Jm4)のとき、a2、b2のようになる。
a2=(Vs5−Vs4)/(Jm5−Jm4)
b2=(Vs4×Jm5−Vs5×Jm4)/(Jm5−Jm4)
となる。
S105:記録媒体幅検出部59は、ホストコンピュータから送られてきた印刷データに含まれる記録媒体の設定情報のうち記録媒体の幅に関する情報を読み出す。
本実施例における記録媒体の幅に関する情報とは、中間転写ベルト12の搬送方向に対し直交する方向の記録媒体の幅であり、A3サイズ(297mm)、A4サイズ(210mm)、A5サイズ(148mm)としたが、これに限るものではなく、その他のAサイズ、Bサイズなど必要に応じて変更してもよい。
S106:電圧制御部50は、記録媒体種類検出部58により検出された記録媒体の種類に基づき、メモリ60に格納されている2次転写基準電流密度Jbを読み出す。
図8は、第1の実施例における2次転写基準電流密度に対する印加すべき2次転写基準電圧との関係を示したデータテーブルである。
図8において、2次転写基準電流密度Jbは、それぞれの種類の記録媒体において2次転写が良好となるために必要な媒体領域内に流れる2次転写電流密度であり、2次転写基準電圧Vbはそのときに記録媒体にかかる2次転写電圧である。
なお、本実施例における媒体領域内とは、2次転写ローラ23と2次転写対向ローラ24とが中間転写ベルト12と記録媒体を介して接触している領域をいう。また、媒体領域外とは、2次転写ローラ23と2次転写対向ローラ24とが中間転写ベルト12を介して接触している領域をいう。
図8に示す2次転写基準電流密度Jbに対する印加すべき2次転写基準電圧Vbとの関係を示したデータテーブル65のデータテーブル値は、実験的に求めたものであり、それぞれの種類の記録媒体において2次転写が良好となるために必要な媒体領域内に流れる2次転写電流密度とそのときに記録媒体にかかる2次転写電圧である。
一般的に、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像を記録媒体へ2次転写するために必要な2次転写電流密度は、記録媒体の抵抗値に依らず大きな差は見られない。一方、記録媒体にかかる2次転写電圧は、記録媒体の抵抗値が高くなるにつれて高くなる傾向である。
S107:電圧制御部50は、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性と、S105で検出した記録媒体の幅と、S106で読み出した2次転写基準電流密度Jbと、2次転写基準電圧Vbと、に基づいて2次転写電圧Vtrを算出し、本処理を終了する。
図9は、第1の実施例における2次転写時の2次転写ニップ部の説明図である。
例として、図9を参照しながら記録媒体種類検出部58により検出された記録媒体の種類が「上質紙」と「OHPフィルム」における2次転写電圧Vtrを求める。
A.記録媒体の種類が「上質紙」の場合
まず、記録媒体における電流密度が2次転写基準電流密度Jb1のときに、媒体領域内で記録媒体以外にかかる2次転写電圧Vc[V]を、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求める。
Vc=a×Jb1+b
2次転写ニップ部に記録媒体が存在する状態で2次転写ローラ23の金属シャフト23bと2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bとの間にかかる2次転写シャフト間電圧Vp[V]は、
Vp=Vb1+Vc
となる。このとき媒体領域外に流れる電流の密度として2次転写電流密度Jnp[μA/mm]をS104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求める。
Jnp=(Vp−b)/a
ここで、記録媒体の幅をW[mm]とすれば、2次転写が良好となるために必要な2次転写ローラ23に流れる2次転写電流Itr[μA]は、媒体領域内と媒体領域外を流れる2次転写電流の合計であるから、
Itr=Jb1×W+Jnp×(L−W)
となる。2次転写ローラ23に2次転写電流Itr[μA]が流れたときに固定抵抗56にかかる2次転写電圧Vr[V]は、
Vr=Itr×R
となる。2次転写ローラ23に2次転写電流Itrを流すのに必要な2次転写電圧発生部55が供給する2次転写電圧Vtr[V]は、2次転写シャフト間電圧Vpと固定抵抗56にかかる2次転写電圧Vr[V]の合計であるから、
Vtr=Vp+Vr
となる。
図10は、第1の実施例における2次転写電流密度の2次転写シャフト間電圧に対する依存性を示す説明図(上質紙)である。
図10において、2次転写電圧Vtrを算出する際に用いる、記録媒体に流れる電流の密度として2次転写基準電流密度Jbのときに媒体領域内で記録媒体以外にかかる2次転写電圧Vcと、2次転写シャフト間電圧がVpのときに媒体領域外に流れる2次転写電流密度Jnpは、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求めている。
精度良く2次転写電圧Vcと2次転写電流密度Jnpを求めるためには、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性の測定範囲が、少なくとも2次転写電圧Vcと2次転写電流密度Jnpを含んでいなければならない。
以上のことから本実施例では、Vc<Vs1、Jnp<Jm2となるように2次転写電流測定用電圧Vmデータテーブル63を作成する。
B.記録媒体の種類が「OHPフィルム」の場合
まず、記録媒体に流れる2次転写基準電流密度Jb3のときに媒体領域内で記録媒体以外にかかる2次転写電圧Vc[V]をS104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求める。
Vc=a1×Jb3+b1
2次転写ニップ部に記録媒体が存在する状態で2次転写ローラ23の金属シャフト23bと2次転写対向ローラ24の金属シャフト24bとの間にかかる2次転写シャフト間電圧Vp[V]は、
Vp=Vb3+Vc
となる。このとき媒体領域外に流れる2次転写電流の密度として2次転写電流密度Jnp[μA/mm]をS104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求める。
Jnp=(Vp−b2)/a2
ここで、記録媒体の幅をW[mm]とすれば、2次転写が良好となるために必要な2次転写ローラ23に流れる2次転写電流Itr[μA]は、媒体領域内と媒体領域外を流れる2次転写電流の合計であるから、
Itr=Jb3×W+Jnp×(L−W)
となる。2次転写ローラ23に2次転写電流Itr[μA]が流れたときに固定抵抗56にかかる2次転写電圧Vr[V]は、
Vr=Itr×R
となる。2次転写ローラ23に2次転写電流Itrを流すのに必要な2次転写電圧発生部55が供給する2次転写電圧Vtr[V]は、2次転写シャフト間電圧Vpと固定抵抗56にかかる2次転写電圧Vr[V]の合計であるから、
Vtr=Vp+Vr
となる。
図11は、第1の実施例における2次転写電流密度の2次転写シャフト間電圧に対する依存性を示す説明図(OHPフィルム)である。
図11において、記録媒体の種類「上質紙」の場合と同様、2次転写電圧Vtrを算出する際に用いる、記録媒体に流れる2次転写電流の密度として2次転写基準電流密度Jb3のときに媒体領域内で記録媒体以外にかかる2次転写電圧Vcと、2次転写シャフト間電圧がVpのときに媒体領域外に流れる2次転写電流密度Jnpは、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求めている。
記録媒体の種類「OHPフィルム」の場合は、記録媒体の種類「上質紙」の場合と比べ、2次転写基準電圧Vb3が高いため、2次転写シャフト間電圧Vpも高くなる傾向にある。
つまり、2次転写シャフト間電圧および2次転写電流密度において、より幅広い領域の2次転写ローラ23の電気特性が必要となる。
精度良く2次転写電圧Vcと2次転写電流密度Jnpを求めるためには、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性の測定範囲が、少なくとも2次転写電圧Vb2と2次転写電流密度Jnpを含んでいなければならないが、一般的に2次転写ローラ23の電気特性は線形ではなく非線形の場合が多い。
そのため、2次転写電流測定用電圧Vmデータテーブル63を2点で作成した場合、S104で求めた2次転写ローラ23の電気特性より求めた線形近似式と実際の2次転写ローラ23の電気特性との差が大きくなる。
本実施例では、より幅広い領域の2次転写ローラ23の電気特性が必要となる記録媒体の種類「OHPフィルム」の場合は、Vc<Vs1、Jm4<Jnp<Jm5となるように2次転写電流測定用電圧Vmデータテーブル63を3点で作成することにより、2点よりも精度良く2次転写電圧Vcと2次転写電流密度Jnpを求めることができる。
本実施例では、記録媒体の種類によって2次転写電流測定用電圧Vmデータテーブル63を少なくとも2点以上で作成したが、これに限るものではなく、必要に応じて変更してもよい。
ここで、例として、記録媒体の種類「上質紙」、「普通紙」、「OHPフィルム」で、記録媒体の幅がそれぞれA3サイズ(297mm)、A4サイズ(210mm)、A5サイズ(148mm)の場合の2次転写電圧Vtrを実際の数値を用いて算出する。
なお、2次転写ローラ23の中間転写ベルト12の搬送方向に対し直交する方向の長さLを320[mm]、固定抵抗56の抵抗値Rを20[MΩ]とする。
図12は、第1の実施例における2次転写電流測定用電圧データテーブル(数値での例)であり、図13は、第1の実施例における2次転写電流測定データテーブル(数値での例)である。
図12に示す2次転写電流測定用電圧を用いて測定した2次転写電流測定結果を、図13に示したものである。
図14は、第1の実施例における2次転写基準電流密度に対する印加すべき2次転写基準電圧との関係を示したデータテーブル(数値での例)ある。実験により既知となっている記録媒体における最適な2次転写基準電流密度Jbの値は、図14が示すように記録媒体の種類別にメモリ60に格納されている。
図15は、第1の実施例における画像形成装置の2次転写電圧Vtr算出結果を示すデータテーブル(数値での例)であり、記録媒体の幅別に算出した結果を示している。
図15において、記録媒体の種類「上質紙」、「普通紙」、「OHPフィルム」の
うち「普通紙」を基準とすると、記録媒体の抵抗値の低い「上質紙」では2次転写電圧Vtrは低くなり、記録媒体の抵抗値の高い「OHPフィルム」では2次転写電圧Vtrは高くなる傾向である。
また、A4サイズ(210mm)を基準とすると、記録媒体の幅が広くなるA3サイズ(297mm)では2次転写電圧Vtrは低くなり、記録媒体の幅が狭くなるA5サイズ(148mm)2次転写電圧Vtrは高くなる傾向である。
この結果からも分かるとおり、記録媒体の抵抗値が高くなるほど、記録媒体の幅に対する2次転写電圧Vtrの変化が大きくなる。上述したように、記録媒体の幅に対する転写電流の依存性が高いためである。
これは、直接転写方式と中間転写方式を比較すると、中間転写方式の2次転写部の抵抗値が直接転写方式の転写部の抵抗値に比べて低いため、本実施例のような対応が必要となる。
中間転写方式の2次転写部には、直接転写方式の転写部と違い、感光体のような絶縁体がなく、2次転写ローラ、中間転写ベルト、2次転写対応ローラ(金属ローラ)の抵抗を持った導電体(2次転写対向ローラは金属であるため除く)で構成されている。
少なくとも、2次転写部を構成する2次転写ローラ、中間転写ベルト、2次転写対向ローラの中間転写ベルト搬送方向に対し直交する方向の幅は、画像形成装置が対応している記録媒体の中間転写ベルト搬送方向に対し直交する方向の最大幅以上である。
このため、2次転写部において、媒体領域内と媒体領域外が存在し、媒体領域外に比べ、媒体領域内は記録媒体の分だけ抵抗値が高くなる。
よって、記録媒体へトナー画像を転写するための転写電圧を印加すると、媒体領域内に比べ抵抗値が低い媒体領域外で転写電流が多く流れる。つまり、記録媒体の幅が狭くなるほど、媒体領域内に比べ抵抗値が低い媒体領域外も広がるため流れる転写電流が大きくなる。
したがって、抵抗値が高い記録媒体へトナー画像を転写する場合、抵抗値が低い記録媒体へトナー画像を転写する場合に比べ、媒体領域内と媒体領域外の抵抗値の差が大きいため媒体領域外に転写電流が流れやすいことと、記録媒体へトナー画像を良好に転写するために高い転写電圧が必要となることから、記録媒体の幅に対する転写電流の依存性がより高くなってしまう問題に対して本実施例により対応したものである。
このように、2次転写ローラ23と2次転写対向ローラ24における各シャフト間を流れる2次転写電流を、2次転写電流測定用電圧を変動させて2回以上測定し、その測定結果に基づき記録媒体の幅を考慮して記録媒体における電流密度を算出するようにしたことにより、既知の記録媒体における最適な電流密度となる2次転写電圧を2次転写電圧発生部により発生させるため、プリンタ1の設置環境および内部温度、記録媒体の種類および幅に依存することなく、良好な印刷品質を得られることができるようになる。
以上説明したように、第1の実施例では、中間転写方式の画像形成装置において、抵抗値が高い記録媒体へトナー画像を転写する場合においても、2次転写電圧を制御することで、記録媒体の幅に依らずに良好な印刷品質を得ることができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、潜像形成手段をLEDヘッドとしたが、レーザ光源等でもよく、本実施例に限定されるものではない。
また、本実施例では、印刷機構の数が4台のものについて説明したが、印刷機構の数や順番を限定するものではなく、印刷機構を複数有する場合や、単色の印刷機構、例えばブラックのみを有する装置についても適用可能である。
図16は、本発明の第2の実施例における画像形成装置を示す概略構成図である。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例との相違点としては、新たにオペレーションパネル72を追加し、プリンタ1をプリンタ80へ変更した点である。
オペレーションパネル72は、ユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた画像データに含まれる記録媒体の種類と実際にプリンタ80の用紙収容カセット17に収容されている記録媒体の種類が一致していないときにエラー表示をする。
図17は、第2の実施例における画像形成装置の制御回路のブロック図である。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施例との相違点としては、電圧制御部50を電圧制御部69へ変更した点と2次転写電流測定部57を2次転写電流測定部70へ変更した点とメモリ60をメモリ71へ変更した点である。
電圧制御部69、2次転写電流測定部70、メモリ71の構成としては、第1の実施例の電圧制御部50、2次転写電流測定部57、メモリ60と同様である。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例におけるプリンタ80の動作について、2次転写電圧Vtr算出の流れおよび2次転写動作以外については第1の実施例と同様であるので省略する。
図18は、第2の実施例における2次転写電圧算出の流れを示すフローチャートである。
図18において、S107までは図4に示す第1の実施例と同様であるので省略する。
S108:電圧制御部69は、2次転写電圧Vtrを算出する過程で求めた2次転写が良好となるために必要な2次転写ローラ23に流れる2次転写電流Itrをメモリ71に記憶し、本処理を終了する。
機構制御部43は、中間転写ベルト12上に1次転写されたトナー画像が2次転写ニップ部に到達するタイミングに合わせて、電圧制御部69に2次転写電圧の生成の指示を出し、2次転写電圧発生部55より2次転写ローラ23へ2次転写電圧を供給する。
同時に、電圧制御部69は、2次転写電流測定部70に2次転写中の2次転写ローラ23に流れる2次転写電流Itr2と2次転写電圧Vtr算出の流れを示すフローチャートのS108でメモリ71に記憶した2次転写電流Itrを比較することにより、ユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた画像データに含まれる記録媒体の種類と、プリンタ80の実際に用紙収容カセット17に収容されている記憶媒体の種類が一致しているが判定する。
本実施例では、2次転写電流Itr2が2次転写電流Itrに対し10%以上の差が存在する場合は、ユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた印刷データに含まれる記録媒体の種類と、実際にプリンタ80の用紙収容カセット17に収容されている記録媒体の種類が一致していないと判定する。
本実施例では、2次転写電流Itr2が2次転写電流Itrに対し10%以内の差であれば、2次転写が良好となるように2次転写基準電流Jbおよび2次転写基準電圧Vbを決定したが、これに限るものではなく、必要に応じて変更してもよい。
電圧制御部69がユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた画像データに含まれる記録媒体の種類と、実際にプリンタ80の用紙収容カセット17に収容されている記録媒体の種類が一致していないと判定した場合でも、機構制御部43は、印刷動作を完了後、オペレーションパネル72にユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた画像データに含まれる記憶媒体の種類と、実際にプリンタ80の用紙収容カセット17に収容されている記録媒体の種類が一致していない旨のエラー表示を行う。
以上説明したように、第2の実施例では、2次転写における画像不良の原因のうち、ユーザによって設定されたホストコンピュータから送られてきた画像データに含まれる記録媒体の種類とプリンタ80の実際に用紙収容カセット17に収容されている記録媒体の種類が一致していない場合についてユーザに知らせることができ、かつ記録媒体の種類を取り違うことがなくなり、メモリに格納されている記録媒体種類別の2次転写電流測定用電圧および2次転写基準電流密度のデータテーブルの値を取り違うことがなくなるため、印刷品質を向上させることができる。
1、80 プリンタ
23 2次転写ローラ
24 2次転写対向ローラ
43 機構制御部
50、69 電圧制御部
55 2次転写電圧発生部
56 固定抵抗
57、70 2次転写電流測定部
60、71 メモリ
72 オペレーションパネル

Claims (9)

  1. 像担持体上に形成された現像剤像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に転写された前記現像剤像を記録媒体に転写する2次転写手段と、
    前記2次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記電圧印加手段が前記2次転写手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    前記記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手段と、
    前記中間転写体の搬送方向に対し直交する方向の前記記録媒体の幅を検出する記録媒体幅検出手段と
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記電圧印加手段によって複数の電圧値の電圧を印加したときに、前記2次転写手段に流れる複数の電流値を測定する電流測定手段とを有し、
    前記電流測定手段は、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で、前記2次転写手段に印加した電圧値に対応する前記2次転写手段に流れる電流値の測定を、前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類に応じた異なる回数で行い、
    前記電圧制御手段は、前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類と前記記録媒体幅検出手段で検出した前記記録媒体の幅と、前記電流測定手段で測定した電流値とに基づいて、前記2次転写手段に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記電圧制御手段は、
    前記記録媒体の種類が第1の記録媒体である場合は、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記2次転写手段に第1の電圧値を印加したときに前記電流測定手段で測定した電流値と、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記2次転写手段に第2の電圧値を印加したときに前記電流測定手段で測定した電流値とに基づいて、現像剤像を記録媒体に転写するときの前記2次転写手段に印加する電圧を制御し、
    前記記録媒体の種類が前記第1の記録媒体と異なる第2の記録媒体である場合は、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記2次転写手段に第1の電圧値を印加したときに前記電流測定手段で測定した電流値と、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記2次転写手段に第3の電圧値を印加したときに前記電流測定手段で測定した電流値と、
    前記2次転写手段に前記記録媒体が存在しない状態で前記2次転写手段に第4の電圧値を印加したときに前記電流測定手段で測定した電流値とに基づいて、現像剤像を記録媒体に転写するときの前記2次転写手段に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記電圧制御手段は、
    記録媒体の抵抗値が高い程、現像剤像を記録媒体に転写するときの前記2次転写手段に印加する電圧を高くするように制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    記電圧制御手段は、前記記録媒体種類検出手段の検出結果に基づいて、前記電流測定手段が前記2次転写手段に流れる電流を測定する際に前記電圧印加手段により印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記2次転写手段に流れる電流を測定した結果と、前記記録媒体幅検出手段で検出した前記記録媒体の幅から算出した前記記録媒体に流れる電流の密度の値に基づいて、前記電圧制御手段により電圧を制御し、前記記録媒体に流れる電流の密度を、前記記録媒体の種類に適応する値とすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項または請求項に記載の画像形成装置において、
    前記電流測定手段は、前記1次転写手段により前記中間転写体に転写された後から、前記2次転写手段が前記現像剤像を前記記録媒体に転写するまでの間に、前記2次転写手段に流れる電流を測定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記電圧印加手段に替えて、前記2次転写手段に電流を流す電流発生手段を、
    前記電圧制御手段に替えて、前記電流発生手段が前記2次転写手段に流す電流を制御する電流制御手段を備え、
    前記電流制御手段は、前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類と前記記録媒体幅検出手段で検出した前記記録媒体の幅と、前記電流測定手段で測定した電流値とに基づいて、前記2次転写手段に流す電流を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤像を転写される記録媒体を収容する記録媒体収容手段を有し、
    前記電圧制御手段は、前記記録媒体収容手段に収容されている記録媒体の種類と前記記録媒体種類検出手段で検出した前記記録媒体の種類の不一致を検出したとき、前記記録媒体の種類が不一致である旨を表示手段に表示することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体の種類は前記記録媒体の抵抗値によって区分された種類であることを特徴とする画像形成装置。
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