JP2017152259A - リチウムイオン二次電池及びその回復方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池及びその回復方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池の低温での出力特性をより向上する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池10は、非水電解液20に、添加剤としてPO22 -アニオンが0.1質量%以上15質量%以下の範囲、添加剤としてPO32-アニオンが0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含まれ、且つPO22 -アニオンをX、PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲でこの添加剤が含まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池及びその回復方法に関する。
従来、リチウムイオン二次電池としては、非水電解液にモノフルオロリン酸リチウム、ジフルオロリン酸リチウムの中の1種を添加するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このリチウムイオン二次電池では、非水系電解液に次電池の自己放電を少なくし、保存特性を向上させることができるとしている。
特開平11−67270号公報
しかしながら、上述の特許文献1のリチウムイオン二次電池では、自己放電を少なくし、保存特性を向上させることについては検討されているが、例えば、−10℃以下などの低温での出力特性については検討されていなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、低温での出力特性をより向上することができるリチウムイオン二次電池及びその回復方法を提供することを主目的とする。また、本発明は、低温での出力特性を回復することができるリチウムイオン二次電池の回復方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、モノフルオロリン酸リチウム及びジフルオロリン酸リチウムを特定の比率で電解液に添加すると、低温での出力特性をより向上することができ、また、過充電時の発熱をより抑制することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のリチウムイオン二次電池は、
正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、
負極活物質として黒鉛を含有する負極と、
PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含まれ、且つ前記PO22 -アニオンをX、前記PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で該添加剤が含まれており、リチウムイオンを伝導する非水電解液と、
を備えたものである。
本発明のリチウムイオン二次電池の回復方法は、
正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、負極活物質として黒鉛を含有する負極と、リチウムイオンを伝導する非水電解液とを備え、電池容量が低下したリチウムイオン二次電池を回復する回復方法であって、
PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、且つ前記PO22 -アニオンをX、前記PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で含む添加剤を、電池容量が低下した前記リチウムイオン二次電池の前記非水電解液に添加するものである。
本発明は、低温での出力特性をより向上することができる。また、本発明は、過充電時の発熱をより抑制することができる。このような効果が得られる理由は、以下のように推測される。例えば、PO22 -アニオンおよびPO32-アニオンが所定量且つ特定のモル比で非水電解液に含まれていると、充放電によって黒鉛負極上に被膜が好適な状態で形成されるものと推察される。この被膜組成が低温出力特性の向上に好ましいものと推察される。また、電池が過充電状態となってしまった場合には、材料発熱およびジュール発熱により電池が高温となる。このとき、黒鉛負極上の被膜と電解液中の支持塩とが発熱反応を引き起こすことがある。この場合においても、上記アニオンが特定のモル比で電解液に含まれることによって、黒鉛負極上に被膜が好適な状態で形成されているため、そのような発熱が抑制されるものと推察される。また、例えば、初期容量の80%以下まで電池容量が低下した劣化電池の非水電解液にPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンを特定量且つ特定のモル比で添加すると、上記と同様の理由により、低温での出力特性や過充電時の発熱をより抑制するよう初期状態に近い状態へ回復するものと推察される。
リチウムイオン二次電池10の一例を示す模式図。
本発明のリチウムイオン二次電池は、リチウムイオンを吸蔵・放出しうる正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出しうる負極活物質として黒鉛を含有する負極と、正極と負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、を備えている。
正極は、例えば正極活物質と導電材と結着材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成してもよい。正極活物質としては、リチウムと遷移金属とを有する化合物、例えば、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物や、リチウムと遷移金属元素とを含むリン酸化合物などが挙げられる。具体的には、基本組成式をLi(1-x)MnO2(0<x<1など、以下同じ)やLi(1-x)Mn24などとするリチウムマンガン複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoO2などとするリチウムコバルト複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)NiO2などとするリチウムニッケル複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoaNibMnc2(a>0、b>0、c>0、a+b+c=1)などとするリチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、基本組成式をLiV23などとするリチウムバナジウム複合酸化物、基本組成式をV25などとする遷移金属酸化物などを用いることができる。また、基本組成式をLiFePO4とするリン酸鉄リチウム化合物などを正極活物質として用いることができる。これらのうち、リチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、例えば、LiCo1/3Ni1/3Mn1/32やLiNi0.4Co0.3Mn0.32などが好ましい。なお、「基本組成式」とは、他の元素、例えば、AlやMgなどの成分を含んでもよい趣旨である。
導電材は、正極の電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。これらの中で、導電材としては、電子伝導性及び塗工性の観点より、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。結着材は、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、スルホン化EPDMゴム、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。また、水系バインダーであるセルロース系やスチレンブタジエンゴム(SBR)の水分散体等を用いることもできる。集電体としては、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラスなどのほか、接着性、導電性及び耐酸化性向上の目的で、アルミニウムや銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものを用いることができる。集電体の厚さは、例えば1〜500μmのものが用いられる。
負極は、例えば負極活物質としての黒鉛と結着材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極合材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成してもよい。黒鉛は、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などを用いることができ、例えば、非晶質化などその一部を改質したものを用いてもよい。結着材や集電体は、正極と同様のものを用いることができる。
非水電解液は、リチウムを含む支持塩と、非水系の溶媒とを含むものとしてもよい。非水電解液の溶媒としては、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ニトリル類、フラン類、スルホラン類及びジオキソラン類などが挙げられ、これらを単独又は混合して用いることができる。具体的には、カーボネート類としてエチレンカーボネートやプロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネートなどの環状カーボネート類や、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチル−n−ブチルカーボネート、メチル−t−ブチルカーボネート、ジ−i−プロピルカーボネート、t−ブチル−i−プロピルカーボネートなどの鎖状カーボネート類、γ−ブチルラクトン、γ−バレロラクトンなどの環状エステル類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酪酸メチルなどの鎖状エステル類、ジメトキシエタン、エトキシメトキシエタン、ジエトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、などのフラン類、スルホラン、テトラメチルスルホランなどのスルホラン類、1,3−ジオキソラン、メチルジオキソランなどのジオキソラン類などが挙げられる。このうち、環状カーボネート類と鎖状カーボネート類との組み合わせが好ましい。この組み合わせによると、充放電の繰り返しでの電池特性を表すサイクル特性が優れているばかりでなく、電解液の粘度、得られる電池の電気容量、電池出力などをバランスの取れたものとすることができる。
支持塩は、例えば、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiSbF6、LiSiF6、LiAlF4、LiSCN、LiClO4、LiCl、LiF、LiBr、LiI、LiAlCl4などが挙げられる。このうち、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4などの無機塩、及びLiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23などの有機塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の塩を組み合わせて用いることが電気特性の点から見て好ましい。この支持塩は、非水電解液中の濃度が0.1mol/L以上5mol/L以下であることが好ましく、0.5mol/L以上2mol/L以下であることがより好ましい。支持塩を溶解する濃度が0.1mol/L以上では、十分な電流密度を得ることができ、5mol/L以下では、電解液をより安定させることができる。
非水電解液には、PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含まれている。第1化合物は、例えば、ジフルオロリン酸リチウムなど、上記アニオンを含むリチウム塩としてもよい。また、第2化合物は、例えば、モノフルオロリン酸リチウムなど、上記アニオンを含むリチウム塩としてもよい。この非水電解液には、第1化合物と第2化合物との合計量で20質量%以下で添加剤が含まれていることが好ましく、15質量%以下で添加剤が含まれていることがより好ましい。添加剤は、より少ない添加量であることが、リチウムイオンの伝導性やコスト面を含めて好ましい。非水電解液には、第1化合物と第2化合物との合計量で0.3質量%以上の添加剤が含まれていることが好ましく、0.5質量%以上の添加剤が含まれていることがより好ましい。0.3質量%以上では、添加剤の効果をより発揮することができる。
非水電解液には、PO22 -アニオンをX、PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で添加剤が含まれている。この範囲では、低温出力特性を向上することができる。また、過充電時の発熱を抑制することができる。このモル比X/Yは、1/3〜1/5の範囲であることが好ましい。この範囲では、更に低温出力特性を向上することができ、過充電時の発熱を更に抑制することができる。
また、この添加剤は、初期容量の80%以下まで電池容量が低下したリチウムイオン二次電池(劣化電池とも称する)の非水電解液に含まれているものとしてもよい。即ち、初期容量の80%以下まで電池容量が低下したリチウムイオン二次電池の非水電解液にこの添加剤が添加されたものとしてもよい。この添加剤は、PO22 -アニオンとPO32-アニオンとが所定量、且つ特定のモル比で含まれており、劣化電池に添加することによっても、低温出力特性を向上し、過充電時の発熱を抑制するなど、電池性能を回復することができる。
本発明のリチウムイオン二次電池は、負極と正極との間にセパレータを備えていてもよい。セパレータとしては、リチウムイオン二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の薄い微多孔膜が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。図1は、本発明のリチウムイオン二次電池10の一例を示す模式図である。このリチウムイオン二次電池10は、集電体11に正極活物質12を形成した正極シート13と、集電体14の表面に負極活物質17を形成した負極シート18と、正極シート13と負極シート18との間に設けられたセパレータ19と、正極シート13と負極シート18の間を満たす非水電解液20と、を備えたものである。このリチウムイオン二次電池10では、正極シート13と負極シート18との間にセパレータ19を挟み、これらを捲回して円筒ケース22に挿入し、正極シート13に接続された正極端子24と負極シートに接続された負極端子26とを配設して形成されている。このリチウムイオン二次電池10は、非水電解液20に、添加剤としてPO22 -アニオン(X)が0.1質量%以上15質量%以下の範囲、添加剤としてPO32-アニオン(Y)が0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含まれ、且つモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で添加剤が含まれている。
本発明のリチウムイオン二次電池の回復方法は、正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、負極活物質として黒鉛を含有する負極と、正極及び負極の間でリチウムイオンを伝導する非水電解液とを備え、電池容量が低下したリチウムイオン二次電池を回復する回復方法である。電池容量が低下したリチウムイオン二次電池としては、例えば、、初期容量の80%以下まで電池容量が低下したリチウムイオン二次電池(劣化電池)としてもよい。この回復方法では、PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、且つPO22 -アニオンをX、PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で含む添加剤を、電池容量が低下したリチウムイオン二次電池の非水電解液に添加する。この回復方法において、上記モル比X/Yが1/3〜1/5の範囲で上記アニオンを含む添加剤を非水電解液へ添加することが好ましい。この回復方法は、上述した添加剤を含まない劣化電池に対して適用するものとしてもよいし、上述した添加剤を初期に含む劣化電池に対して適用するものとしてもよい。添加剤を初期に含むものであっても、劣化後に添加剤を加えれば、低温出力特性などを回復することができる。
また、この回復方法において、添加剤を非水電解液と同じ溶媒に溶解した添加液を注入することにより、添加剤を非水電解液へ添加するものとしてもよい。添加剤の添加量は、初期に加える添加量と同様としてもよい。また、この回復方法において、添加剤を非水電解液に添加したのち、1Cレートから2Cレートの範囲で充放電を複数回繰り返すものとしてもよい。こうすれば、添加剤を劣化電池になじませることができる。充放電の繰り返し数は、電池のサイズや電解液の容量に応じて定めるものとすればよく、例えば、2回〜5回の範囲としてもよい。
以上詳述したリチウムイオン二次電池及びその回復方法では、低温での出力特性をより向上することができ、過充電時の発熱をより抑制することができる。このような効果が得られる理由は、例えば、例えば、PO22 -アニオンおよびPO32-アニオンが所定量且つ特定のモル比で非水電解液に含まれていると、充放電によって黒鉛負極上に被膜が好適な状態で形成されるためであると推察される。この被膜組成によって、低温出力特性を向上させることができると推察される。また、電池が過充電状態となった場合には、黒鉛負極上の被膜と電解液中の支持塩(LiPF6)とが120℃付近で発熱反応を引き起こすことがあるが、この被膜組成では、このような過充電時の発熱を抑制することができると推察される。また、劣化電池に対して、PO22 -アニオンおよびPO32-アニオンを所定量且つ特定のモル比で添加すると、上記と同様の理由により、低温での出力特性や過充電時の発熱をより抑制するよう初期状態に近い状態へ回復することができるものと推察される。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
以下には、本発明のリチウムイオン二次電池を具体的に作製した例を実験例として説明する。なお、実験例2〜19、21〜26、28〜47が実施例に相当し、実験例1、20、27が比較例に相当する。
[実験例1]
正極活物質としてLiCo1/3Ni1/3Mn1/32を85質量%、導電材としてカーボンブラックを10質量%、結着材としてポリフッ化ビニリデンを5質量%混合し、分散材としてN−メチル−2−ピロリドンを適量添加、分散してスラリー状合材とした。このスラリー状合材を20μm厚のアルミニウム箔集電体の両面に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、52mm幅×450mm長さの形状に切り出して正極電極とした。負極活物質として黒鉛を95質量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを5質量%混合し、正極と同様にスラリー状合材とした。このスラリー状合材を10μm厚の銅箔集電体の両面に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、54mm幅×500mm長さの形状に切り出して負極電極とした。上記の正極シートと負極シートを56mm幅で25μm厚のポリエチレン製セパレータを挟んで捲回し、ロール状電極体を作製した。この電極体を18650型円筒ケースに挿入し、非水電解液を含侵させた後に密閉して円筒型リチウムイオン二次電池を作製した。非水電解液には、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを体積%で30/40/30の割合で混合した混合溶媒に、LiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。
(電池の−30℃出力評価)
低温出力評価は、−30℃において電池容量の50%(SOC=50%)に調整した後、種々の電流値で電流を流し、2秒後の電池電圧を測定した。流した電流と電圧を直線補間し、2秒後の電圧が3.0Vになる電流値を求め、その電流と電圧の積を低温出力特性とした。電池の低温出力特性は、(各実験例の低温出力特性〔W〕)/(実験例1の低温出力特性〔W〕)に基づいて、実験例1の電池出力特性で規格化した。
(電池の過充電試験)
電池の過充電試験は、室温2Cレートで行った。電池缶側面に取り付けた熱電対により過充電中の電池温度を測定し、過充電試験を行った時の電池到達最高温度を得た。電池到達最高温度は、(各実験例の最高到達温度〔℃〕)―(実験例1の最高到達温度〔℃〕)に基づいて、実験例1の到達最高温度で規格化した。
[実験例2〜19]
電池の電解液にLiPO22とLi2PO3Fとを表1に示した添加量(質量%)で添加した以外は実験例1と同様に作製した電池を実験例2〜19とした。表1には、実験例1〜19における添加剤の添加量と、低温出力特性、過充電時の最高到達温度をまとめて示す。
Figure 2017152259
表1に示すように、電解液に添加剤としてPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンが含まれることにより低温出力特性が向上し、過充電耐性が向上することがわかった。また、PO22 -アニオン(X)及びPO32-アニオン(Y)は、これらの比X/Yが1/2〜1/6のモル比で電解液に含まれることが好ましく、1/3〜1/5のモル比で電解液に含まれることがより好ましいことがわかった。
[実験例20〜26]
電池の正極活物質にLiNi0.4Co0.3Mn0.32を用いた以外は実験例1と同様に作製した電池を実験例20とした。また、電池の電解液に、LiPO22と、Li2PO3Fとを表2に示した添加量(質量%)添加した以外は実験例20と同様に作製した電池を実験例21〜26とした。表2には、実験例20〜26における添加剤の添加量と、低温出力特性、過充電時の最高到達温度をまとめて示す。
Figure 2017152259
表2に示すように、正極活物質としてLiNi0.4Co0.3Mn0.32を用いた電池の場合でも、電解液添加剤としてPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンが含まれることにより低温出力特性が向上し、過充電耐性が向上することがわかった。また、これらのアニオンは、アニオンの比X/Yが1/2〜1/6のモル比で電解液に含まれることが好ましく、1/3〜1/5のモル比で電解液に含まれることがより好ましいことがわかった。
[実験例27]
試作した電池の充放電サイクル試験を実施し、劣化電池を作製し、その特性を評価した。実験例1の電池を劣化した劣化電池を実験例27とした。
(充放電サイクル試験)
充放電サイクル試験は、60℃の温度条件下で、2Cレートで充電上限電圧4.1Vまで充電を行い、次いで2Cレートで放電下限電圧3.0Vまで放電を行う充放電を1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行うものとした。サイクルごとに放電容量を測定し、充放電サイクル試験の初回放電容量を初期放電容量として、(サイクルごとの放電容量〔mAh/g〕)/(初期放電容量〔mAh/g〕)×100(%)の値が80%に到達するまでサイクル試験を行った。
(劣化電池の低温出力評価、過充電試験)
実験例1と同様の方法で劣化電池の低温出力評価を行った。この劣化電池の低温出力特性は、(劣化電池の低温出力特性〔W〕)/(実験例1の低温出力特性〔W〕)に基づいて、実験例1の電池出力特性により規格化した。また、実験例1と同様の方法で劣化電池の過充電試験を行った。劣化電池の過充電時到達最高温度は、(各実験例の最高到達温度〔℃〕)―(実験例27の最高到達温度〔℃〕)に基づいて、実験例27の到達最高温度で規格化した。なお、実験例28〜33も同様とした。
[実験例28〜33]
実験例27と同様の方法で充放電サイクル試験を行った放電状態の劣化電池に対し、添加剤を添加してその回復を検討した。添加剤は、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを体積%で30/40/30となるよう混合した混合溶媒に対して、表3に示す添加量でLiPO22およびLi2PO3Fを溶解させた添加溶液として用いた。この添加溶液を電池缶の体積に対して8体積%添加したものをそれぞれ実験例28〜33とした。この劣化後に添加溶液を加えた電池を、室温で充電上限電圧4.1Vまで1Cレートで定電流充電し、4.1Vの定電圧で2時間保持させた。その後、放電下限電圧3.0Vまで1Cレートで放電した後、2Cレートで充放電を3サイクルさせて添加溶液を電池に馴染ませた。この電池に対して、実験例27と同様の方法で低温出力評価、過充電試験を行った。
Figure 2017152259
表3に示すように、劣化電池に対してPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンの添加溶液を加えた電池は、表1に示した初期電池への添加効果に比して、性能向上、回復効果が特に顕著に現れることが分かった。また、劣化電池の回復においても、PO22 -アニオンおよびPO32-アニオンは、アニオンの比X/Yが1/2〜1/6のモル比で添加溶液に含まれることが好ましく、1/3〜1/5のモル比で添加溶液に含まれることがより好ましいことがわかった。
[実験例34]
実験例20で試作した電池の充放電サイクル試験を実験例27と同様の方法で実施し、得られた劣化電池を実験例34とした。この劣化電池の低温出力特性は、(劣化電池の低温出力特性〔W〕)/(実験例1の低温出力特性〔W〕)に基づいて、実験例1の電池出力特性により規格化した。また、実験例1と同様の方法で劣化電池の過充電試験を行った。劣化電池の過充電時到達最高温度は、(各実験例の最高到達温度〔℃〕)―(実験例34の最高到達温度〔℃〕)に基づいて、実験例34の到達最高温度で規格化した。なお、実験例35〜40も同様とした。
[実験例35〜40]
実験例34と同様の方法で充放電サイクル試験を行った放電状態の劣化電池に対し、添加剤を添加してその回復を検討した。添加剤は、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを体積%で30/40/30となるよう混合した混合溶媒に対して、表4に示す添加量でLiPO22およびLi2PO3Fを溶解させた添加溶液として用いた。この添加溶液を電池缶の体積に対して8体積%添加したものをそれぞれ実験例35〜40とした。この劣化後に添加溶液を加えた電池を、室温で充電上限電圧4.1Vまで1Cレートで定電流充電し、4.1Vの定電圧で2時間保持させた。その後、放電下限電圧3.0Vまで1Cレートで放電した後、2Cレートで充放電を3サイクルさせて添加溶液を電池に馴染ませた。この電池に対して、実験例34と同様の方法で低温出力評価、過充電試験を行った。
Figure 2017152259
表4に示すように、正極活物質としてLiNi0.4Co0.3Mn0.32を用いた場合の劣化電池に対してPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンの添加溶液を加えた電池は、表2に示した初期電池への添加効果に比して、性能向上、回復効果が特に顕著に現れることが分かった。また、劣化電池の回復においても、PO22 -アニオンおよびPO32-アニオンは、アニオンの比X/Yが1/2〜1/6のモル比で添加溶液に含まれることが好ましく、1/3〜1/5のモル比で添加溶液に含まれることがより好ましいことがわかった。
[実験例41]
電解液にLiPO22を0.75質量%、Li2PO3Fを2.25質量%添加した実験例10の電池に対し、充放電サイクル試験を実験例27と同様の方法で実施し、得られた劣化電池を実験例41とした。この劣化電池の低温出力特性は、(劣化電池の低温出力特性〔W〕)/(実験例1の低温出力特性〔W〕)に基づいて、実験例1の電池出力特性により規格化した。また、実験例1と同様の方法で劣化電池の過充電試験を行った。劣化電池の過充電時到達最高温度は、(各実験例の最高到達温度〔℃〕)―(実験例41の最高到達温度〔℃〕)に基づいて、実験例41の到達最高温度で規格化した。なお、実験例42〜47も同様とした。
[実験例42〜47]
実験例41と同様の方法で充放電サイクル試験を行った放電状態の劣化電池に対し、添加剤を添加してその回復を検討した。添加剤は、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを体積%で30/40/30となるよう混合した混合溶媒に対して、表4に示す添加量でLiPO22およびLi2PO3Fを溶解させた添加溶液として用いた。この添加溶液を電池缶の体積に対して8体積%添加したものをそれぞれ実験例42〜47とした。この劣化後に添加溶液を加えた電池を、室温で充電上限電圧4.1Vまで1Cレートで定電流充電し、4.1Vの定電圧で2時間保持させた。その後、放電下限電圧3.0Vまで1Cレートで放電した後、2Cレートで充放電を3サイクルさせて添加溶液を電池に馴染ませた。この電池に対して、実験例41と同様の方法で低温出力評価、過充電試験を行った。
Figure 2017152259
正極活物質としてLiCo1/3Ni1/3Mn1/32を用い、電池作製時の初期電解液にLiPO22を0.75質量%、Li2PO3Fを2.25質量%添加した電池を劣化させた後、この劣化電池に更にPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンの添加溶液を加えた試験結果を表5に示す。このように、初期電池の電解液添加剤としてPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンが含まれる場合にも、劣化電池にPO22 -アニオンおよびPO32-アニオンを更に添加することでより高い性能回復効果を示すことが分かった。また、表1〜5において、添加剤は、ジフルオロリン酸リチウムとモノフルオロリン酸リチウムとの合計で、0.3質量%〜20質量%の範囲において電解液に添加すると、上記効果が得られるものと見積もることができた。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
10 リチウムイオン二次電池、11 集電体、12 正極活物質、13 正極シート、14 集電体、17 負極活物質、18 負極シート、19 セパレータ、20 非水電解液、22 円筒ケース、24 正極端子、26 負極端子。

Claims (8)

  1. 正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、
    負極活物質として黒鉛を含有する負極と、
    PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物が0.1質量%以上15質量%以下の範囲で含まれ、且つ前記PO22 -アニオンをX、前記PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で該添加剤が含まれており、リチウムイオンを伝導する非水電解液と、
    を備えたリチウムイオン二次電池。
  2. 前記非水電解液は、前記モル比X/Yが1/3〜1/5の範囲で前記添加剤が含まれている、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記添加剤は、初期容量の80%以下まで電池容量が低下したリチウムイオン二次電池の前記非水電解液に含まれている、請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池。
  4. 前記非水電解液は、前記第1化合物と第2化合物との合計で20質量%以下の範囲の前記添加剤を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池。
  5. 正極活物質としてリチウムと遷移金属とを有する化合物を含有する正極と、負極活物質として黒鉛を含有する負極と、リチウムイオンを伝導する非水電解液とを備え、電池容量が低下したリチウムイオン二次電池を回復する回復方法であって、
    PO22 -アニオンを含む添加剤としての第1化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、PO32-アニオンを含む添加剤としての第2化合物を0.1質量%以上15質量%以下の範囲、且つ前記PO22 -アニオンをX、前記PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/2〜1/6の範囲で含む添加剤を、電池容量が低下した前記リチウムイオン二次電池の前記非水電解液に添加する、回復方法。
  6. 前記PO22 -アニオンをX、前記PO32-アニオンをYとしたときモル比X/Yが1/3〜1/5の範囲で含む前記添加剤を前記非水電解液へ添加する、請求項5に記載の回復方法。
  7. 前記添加剤を前記非水電解液と同じ溶媒に溶解した添加液を注入することにより、前記添加剤を前記非水電解液へ添加する、請求項5又は6に記載の回復方法。
  8. 前記添加剤を前記非水電解液に添加したのち1Cレートから2Cレートの範囲で充放電を複数回繰り返す、請求項5〜7のいずれか1項に記載の回復方法。
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