JP2017149461A - 蓋付容器 - Google Patents
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Description
前記内容物が加熱されることによって前記収容部で発生した蒸気を前記収容部の外部に排出する蒸気抜け機構と、を備え、前記蓋の外縁のうち前記蒸気抜け機構の外側に位置する部分に切欠部が形成されている、蓋付容器である。
以下、図1乃至図6Cを参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張して示すことがある。
まず図1乃至図2Bを参照して、蓋付容器10の概略を説明する。図1は、蓋付容器10を構成する部材の分解図であり、図2Aは、蓋付容器10の平面図である。また図2Bは、図2Aに示す蓋付容器をIIB−IIB線に沿って見た場合を示す断面図である。
図1乃至図2Bに示すように、容器20は、収容部25を画成する胴部21と、胴部21の上部に一周にわたって連接されたフランジ部22と、を含む。胴部21は、例えば、底面21aと、底面21aの外縁に沿って一周にわたって広がるよう底面21aから立設された側面21bと、を含む。フランジ部22は、胴部21の側面21bの上縁に連設され、外側に向かって水平方向に延びている。なお本明細書において、「側面」、「上部」、「上縁」や後述する「上面」、「下面」、「水平方向」などの用語は、容器20の収容部25が上方に開口するように蓋付容器10が載置されている状態を基準として蓋付容器10、容器20、蓋30やそれらの構成要素の位置や方向を表すものである。また、「外側」とは、平面視における容器20の収容部25の中心点25cから遠ざかる側である。また、後述する「内側」とは、容器20の収容部25の中心点25cに近づく側である。
容器20を構成する材料としては、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックを挙げることができる。
蓋30は、容器20の収容部25を覆うようフランジ部22の上面23に配置され、接合部40によってフランジ部22の上面23に接合されている。本実施形態において、蓋30の輪郭は、後述する切欠部33xを除いてフランジ部22の輪郭と同じであり、略矩形状に形成されている。蓋30の下面32は、フランジ部22の上面23に接合され得るよう構成されている。図3は、蓋30の層構成の一例を示す断面図である。図3に示すように、蓋30は、蓋30の下面32を構成するシーラント層35と、シーラント層35に積層された基材34と、を少なくとも含む。
接合部40は、フランジ部22の上面23と蓋30の下面32とを接合して容器20の収容部25を外部から封止する。図2Aに示すように、接合部40は、フランジ部22の上面23と蓋30の下面32との間に、平面視において収容部25を囲うように一周にわたって連続的に形成されている。接合部40は、容器20又は蓋30の少なくともいずれかを少なくとも部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよい。また、接合部40は、接着剤などの、容器20および蓋30とは別個の構成要素によって形成されたものであってもよい。接合部40を蓋30とフランジ部22との間に形成することにより、容器20の収容部25を外部から封止することができる。なお図2Bにおいては、接合部40が蓋30側に形成されている例が示されているが、これに限られることはない。例えば、接合部40は、蓋30及びフランジ部22の両方に跨っていてもよく、また、接合部40は、フランジ部22側に形成されていてもよい。
突出ライン44がフランジ部22から剥離すると、蓋30とフランジ部22との間に蒸気孔が形成され、蒸気孔を介して収容部25の蒸気が外部へ抜ける。従って、本実施の形態においては、突出ライン44が、収容部25で発生した蒸気を収容部25の外部に排出する蒸気抜け機構18を構成している。
以下、蓋30の切欠部33xについて説明する。図1、図2A及び図4に示すように、蓋30の外縁33は、フランジ部22の内縁22x又は外縁22yに沿って延びる主要ライン33aと、境界点33cを境として主要ライン33aから内側に向かって突出した突出ライン33bと、を有する。上述の切欠部33xは、平面視において、主要ライン33aが延びる方向に沿って境界点33cから主要ライン33aを仮想的に延長することによって得られる延長ラインLaと、突出ライン33bとによって囲まれる部分である。本実施の形態において、切欠部33xは、略三角形の形状を有する。
次に、蓋付容器10の製造方法の一例について説明する。
次に、蓋付容器10の容器20の収容部25に収容された内容物を加熱する方法の一例について、図6A乃至図6Cを参照して説明する。図6A乃至図6Cはいずれも、内容物を加熱している時の蓋付容器10を、図2Aに示す直線Lcに沿って見た場合を示す断面図である。
上述の本実施の形態においては、蓋30の外縁33の主要ライン33aが、容器20のフランジ部22の外縁22yよりも内側に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7に示すように、蓋30の外縁33の主要ライン33aは、容器20のフランジ部22の外縁22yに一致していてもよい。
上述の本実施の形態においては、蓋30の切欠部33xが、接合部40の突出ライン44と同一の形状を有する例、例えば略三角形の形状を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、蓋30の切欠部33xが、接合部40の突出ライン44とは異なる形状を有していてもよい。例えば、接合部40の突出ライン44が略三角形の形状を有する場合に、蓋30の切欠部33xが、半長円形の形状を有していてもよい。
上述の本実施の形態においては、容器20のフランジ部22が、一対の長辺22aと、一対の短辺22bとを含む略矩形状(略長方形状)の輪郭を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、フランジ部22は、長さの等しい4辺を含む略正方形状の輪郭を有していてもよい。この場合、接合部40の突出ライン44は、フランジ部22のうち隅部22cの部分に形成されてもよい。例えば、突出ライン44は、フランジ部22の第1の辺22dに沿って延びる主要ライン42に接続された1つの第1部分45と、フランジ部22の第1の辺22dに接続された第2の辺22eに沿って延びる主要ライン42に接続されたその他の第1部分45と、を含む。1つの第1部分45とその他の第1部分45とが成す角度は、例えば90°である。
次に、図10乃至図12Cを参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、蓋30に熱軟化性樹脂層37を設けることにより、蒸気抜け機構18を構成する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態において得られる作用効果が本実施の形態においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
次に、蓋付容器10の容器20の収容部25に収容された内容物を加熱する方法の一例について、図12A乃至図12Cを参照して説明する。図12A乃至図12Cはいずれも、内容物を加熱している時の蓋付容器10を、図10に示す直線Lcに沿って見た場合を示す断面図である。
次に、図13乃至図15を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。上述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、蓋30の外縁33に切欠部33xを形成する例を示した。本実施の形態においては、更にフランジ部22の外縁22yにも切欠部26xを形成する例について説明する。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態において得られる作用効果が本実施の形態においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
18 蒸気抜け機構
19 蒸気孔
20 容器
21 胴部
22 フランジ部
22a 長辺
22b 短辺
22c 隅部
22x 内縁
22y 外縁
23 上面
24 下面
25 収容部
26a 主要ライン
26b 突出ライン
26x 切欠部
30 蓋
30c 隅部
31 上面
32 下面
33 外縁
33a 主要ライン
33b 突出ライン
33c 境界点
33x 切欠部
34 基材
35 シーラント層
36 接着層
37 熱軟化性樹脂層
37a 空隙
38 膨らみ部
40 接合部
40x 内縁
40y 外縁
42 主要ライン
44 突出ライン
45 第1部分
46 第2部分
Claims (5)
- 内容物を収容する収容部を画成する胴部と、前記胴部の上部に一周にわたって連接されたフランジ部と、を含む容器と、
前記容器の前記収容部を覆うよう前記フランジ部の上面に配置された蓋と、
前記フランジ部の前記上面と前記蓋の下面との間に一周にわたって連続的に形成され、前記フランジ部の前記上面と前記蓋の前記下面とを接合して前記容器の前記収容部を外部から封止する接合部と、
前記内容物が加熱されることによって前記収容部で発生した蒸気を前記収容部の外部に排出する蒸気抜け機構と、を備え、
前記蓋の外縁のうち前記蒸気抜け機構の外側に位置する部分に切欠部が形成されている、蓋付容器。 - 接合部は、前記フランジ部に沿って延びる主要ラインと、前記主要ラインから内側に向かって突出した突出ラインと、を有し、
前記突出ラインが、前記蒸気抜け機構を構成する、請求項1に記載の蓋付容器。 - 前記蓋は、基材と、前記基材に接合され、前記蓋の前記下面を構成するシーラント層と、前記基材と前記シーラント層との間に位置し、少なくとも前記接合部の内縁の一部から前記接合部の外縁の一部に達するよう広がる熱軟化性樹脂層と、を含み、
前記蓋のうち前記熱軟化性樹脂層と重なる部分が、前記蒸気抜け機構を構成する、請求項1に記載の蓋付容器。 - 前記蓋の前記外縁の前記切欠部は、前記外縁のその他の部分よりも前記容器の前記収容部の中心点に近接している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記容器の前記フランジ部の外縁のうち前記蒸気抜け機構の外側に位置する部分に切欠部が形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓋付容器。
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