JP2017134033A - 赤外線センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁性フィルムから効率的に熱を感熱素子に流入させることができ、応答性が良好な赤外線センサを提供すること。
【解決手段】 絶縁性フィルム2と、絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の第1の接着電極3Aと、絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の第1の端子電極4Aと、絶縁性フィルムの一方の面に設けられ一対の第1の接着電極に接続された第1の感熱素子5Aと、一対の第1の接着電極に一端が接続されていると共に一対の第1の端子電極に他端が接続され絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の第1のパターン配線6Aと、第1のパターン配線とは別に第1の接着電極に接続され絶縁性フィルムの一方の面に絶縁性フィルムよりも熱伝導率が高い薄膜で第1の接着電極の近傍にパターン形成された伝熱膜7とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の加熱ローラの温度を測定することに好適で応答性に優れた赤外線センサに関する。
一般に、複写機やプリンタ等の画像形成装置に使用されている定着ローラ等の測定対象物の温度を測定するために、測定対象物に対向配置させ、その輻射熱を受けて温度を測定する赤外線センサが設置されている。
このような赤外線センサとしては、近年、柔軟性に優れると共に全体を薄くすることができる絶縁性フィルム上に薄膜サーミスタを形成したフィルム型赤外線センサが開発されている。
例えば、特許文献1には、絶縁性フィルムと、該絶縁性フィルムの一方の面に互いに離間させて設けられた第1の感熱素子及び第2の感熱素子と、絶縁性フィルムの一方の面に形成され第1の感熱素子に接続された導電性の第1の配線膜及び第2の感熱素子に接続された導電性の第2の配線膜と、第2の感熱素子に対向して絶縁性フィルムの他方の面に設けられた赤外線反射膜とを備えた赤外線センサが記載されている。この赤外線センサでは、赤外線受光側の配線膜の面積を広くして絶縁性フィルムの赤外線を吸収した部分からの熱収集を改善している。
特開2013−160635号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
センサの感度向上や応答速度改善を行うためには、赤外線を受光した絶縁性フィルムから熱を感熱素子に効率的に流入させ感熱素子の温度変化を早める必要がある。しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、赤外線受光側に形成した広い配線膜により熱収集を改善しているものの、配線膜から端子電極にも熱が流入してしまうことから、さらに効率的に感熱素子に熱を移動させる構造が要望されていた。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、絶縁性フィルムから効率的に熱を感熱素子に流入させることができ、応答性が良好な赤外線センサを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る赤外線センサは、絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の接着電極と、前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の端子電極と、前記絶縁性フィルムの一方の面に設けられ一対の前記接着電極に接続された感熱素子と、一対の前記接着電極に一端が接続されていると共に一対の前記端子電極に他端が接続され前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対のパターン配線と、前記パターン配線とは別に前記接着電極に接続され前記絶縁性フィルムの一方の面に前記絶縁性フィルムよりも熱伝導率が高い薄膜で前記接着電極の近傍にパターン形成された伝熱膜とを備えていることを特徴とする。
本発明の赤外線センサでは、パターン配線とは別に接着電極に接続され絶縁性フィルムの一方の面に絶縁性フィルムよりも熱伝導率が高い薄膜で接着電極の近傍にパターン形成された伝熱膜を備えているので、絶縁性フィルムの熱を端子電極側に奪われ難く伝熱膜によって優先的に感熱素子に伝えることができる。すなわち、絶縁性フィルムで受けた赤外線により生じた熱の流れる方向を、伝熱膜により接着電極へとコントロールすることで、受光エネルギーの多くが感熱素子の温度上昇又は温度下降に効率的に利用される。
第2の発明に係る赤外線センサでは、第1の発明において、前記伝熱膜が、前記パターン配線よりも広い面積で形成されていることを特徴とする。
すなわち、この赤外線センサでは、伝熱膜が、パターン配線よりも広い面積で形成されているので、絶縁性フィルムから熱を伝熱膜がパターン配線よりも多く受けることができ、より多くの熱を感熱素子に流入させることが可能になる。
第3の発明に係る赤外線センサでは、第1又は第2の発明において、前記パターン配線が、前記接着電極から前記端子電極側とは反対側に向けて延在し、さらに前記伝熱膜の外周の一部に沿って延在してから前記端子電極に達していることを特徴とする。
すなわち、この赤外線センサでは、パターン配線が、接着電極から端子電極側とは反対側に向けて延在し、さらに伝熱膜の外周の一部に沿って延在してから端子電極に達しているので、延在するパターン配線が長くなって熱抵抗が大きくなると共に、一旦は端子電極側と反対側に向けて延在することで、より端子電極に流れる熱を抑制することが可能になる。
第4の発明に係る赤外線センサでは、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記伝熱膜の前記接着電極に対する接続幅が、前記パターン配線の前記接着電極に対する接続幅よりも広く設定されていることを特徴とする。
すなわち、この赤外線センサでは、伝熱膜の接着電極に対する接続幅が、パターン配線の接着電極に対する接続幅よりも広く設定されているので、伝熱膜から効率的に接着電極に熱を伝えることができると共に、接着電極からはパターン配線に熱が流れ難くなる。
第5の発明に係る赤外線センサでは、第1から第4の発明のいずれかにおいて、前記パターン配線が、複数折り返して蛇行した部分を有していることを特徴とする。
すなわち、この赤外線センサでは、パターン配線が、複数折り返して蛇行した部分を有しているので、端子電極までの熱抵抗を大きくすることが可能になる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る赤外線センサによれば、パターン配線とは別に接着電極に接続され絶縁性フィルムの一方の面に絶縁性フィルムよりも熱伝導率が高い薄膜で接着電極の近傍にパターン形成された伝熱膜を備えているので、絶縁性フィルムの熱を端子電極側に奪われ難く伝熱膜によって優先的に感熱素子に伝えることができる。
したがって、本発明の赤外線センサによれば、赤外線を受光して得た熱を伝熱膜によって積極的に感熱素子へ導くことで、熱抵抗を下げて熱をより多く感熱素子に流すことができ、高い応答性を有して複写機やプリンタ等の加熱ローラの温度測定用として好適である。
本発明に係る赤外線センサの第1実施形態を示す平面図(a)及び裏面図(b)である。 本発明に係る赤外線センサの第2実施形態において、感熱素子を外した状態の平面図である。 本発明に係る赤外線センサの第3実施形態において、感熱素子を外した状態の平面図である。
以下、本発明に係る赤外線センサにおける第1実施形態を、図1を参照しながら説明する。
本実施形態の赤外線センサ1は、図1に示すように、絶縁性フィルム2と、絶縁性フィルム2の一方の面(表面)にパターン形成された一対の第1の接着電極3Aと、絶縁性フィルム2の一方の面にパターン形成された一対の第1の端子電極4Aと、絶縁性フィルム2の一方の面に設けられ一対の第1の接着電極3Aに接続された第1の感熱素子5Aと、一対の第1の接着電極3Aに一端が接続されていると共に一対の第1の端子電極4Aに他端が接続され絶縁性フィルム2の一方の面にパターン形成された一対の第1のパターン配線6Aと、第1のパターン配線6Aとは別に一対の第1の接着電極3Aに接続され絶縁性フィルム2の一方の面に絶縁性フィルム2よりも熱伝導率が高い薄膜で第1の接着電極3Aの近傍にパターン形成された一対の伝熱膜7とを備えている。
上記第1のパターン配線6Aと伝熱膜7とは、互いに直接的には接触しておらず、第1の接着電極3Aを介して間接的に接続している。
また、本実施形態の赤外線センサ1は、絶縁性フィルム2の一方の面にパターン形成された一対の第2の接着電極3Bと、絶縁性フィルム2の一方の面にパターン形成された一対の第2の端子電極4Bと、絶縁性フィルム2の一方の面に設けられ一対の第2の接着電極3Bに接続され第1の感熱素子5Aから離間して配された第2の感熱素子5Bと、一対の第2の接着電極3Bに一端が接続されていると共に一対の第2の端子電極4Bに他端が接続され絶縁性フィルム2の一方の面にパターン形成された一対の第2のパターン配線6Bとを備えている。
上記伝熱膜7は、第1のパターン配線6Aよりも広い面積で形成されている。
一対の上記第1のパターン配線6Aは、一対の第1の接着電極3Aから一対の第1の端子電極4A側とは反対側に向けて延在し、さらに一対の伝熱膜7の外周の一部に沿って延在してからそれぞれ対応する第1の端子電極4Aに達している。すなわち、第1のパターン配線6Aは、まず第1の接着電極3Aから第2の感熱素子5Bに向けて一対の伝熱膜7の間を延在し、そして一対の伝熱膜7の端部近傍で絶縁性フィルム2の短辺に沿った方向であって長辺に向けて延在し、さらに伝熱膜7の外側を絶縁性フィルム2の長辺に沿って第1の端子電極4Aまで延在している。
なお、第2のパターン配線6Bは、第1のパターン配線6Aに比べて短い距離で延在し、第2の端子電極4Bに達している。
伝熱膜7の第1の接着電極3Aに対する接続幅は、第1のパターン配線6Aの第1の接着電極3Aに対する接続幅よりも広く設定されている。すなわち、正方形状とされた第1の接着電極3Aの4辺のうち、2辺全体に伝熱膜7が接続されているのに対し、第1の接着電極3Aに4つある角部のうち1つに第1のパターン配線6Aが接続されている。このように伝熱膜7の第1の接着電極3Aへの接続部と、第1のパターン配線6Aの第1の接着電極3Aへの接続部とは、別々に設定されている。
上記第1の接着電極3A及び第2の接着電極3Bには、それぞれ対応する第1の感熱素子5A及び第2の感熱素子5Bの端子電極が半田等の導電性接着剤で接着されている。
本実施形態では、絶縁性フィルム2の他方の面(受光側の面、裏面)には、図1の(b)に示すように、第2の感熱素子5Bの直上を覆うように赤外線反射膜8が形成されている。この赤外線反射膜8は、一対の伝熱膜7の直上を避けるようにして形成されている。
すなわち、本実施形態では、赤外線の受光面直下に配された第1の感熱素子5Aが赤外線の検出用素子とされ、赤外線反射膜8直下に配された第2の感熱素子5Bが補償用素子とされている。
なお、図1の(a)(b)において、各端子電極、各パターン配線、伝熱膜7及び赤外線反射膜8をハッチングで図示している。
上記絶縁性フィルム2は、ポリイミド樹脂シートで略長方形状に形成され、赤外線反射膜8、各パターン配線、各端子電極、各接着電極及び伝熱膜7が銅箔で形成されている。すなわち、これらは、絶縁性フィルム2とされるポリイミド基板の両面に、赤外線反射膜8、各パターン配線、各端子電極、各接着電極及び伝熱膜7が銅箔でパターン形成された両面フレキシブル基板によって作製されたものである。
上記一対の第1の端子電極4A及び一対の第2の端子電極4Bは、絶縁性フィルム2の角部近傍に配設されている。
上記赤外線反射膜8は、上述した銅箔と、該銅箔上に積層された金メッキ膜とで構成されている。
この赤外線反射膜8は、絶縁性フィルム2よりも高い赤外線反射率を有する材料で形成され、上述したように、銅箔上に金メッキ膜が施されて形成されている。なお、金メッキ膜の他に、例えば鏡面のアルミニウム蒸着膜やアルミニウム箔等で形成しても構わない。
上記第1の感熱素子5A及び第2の感熱素子5Bは、両端部に端子電極(図示略)が形成されたチップサーミスタである。このサーミスタとしては、NTC型、PTC型、CTR型等のサーミスタがあるが、本実施形態では、第1の感熱素子5A及び第2の感熱素子5Bとして、例えばNTC型サーミスタを採用している。このサーミスタは、Mn−Co−Cu系材料、Mn−Co−Fe系材料等のサーミスタ材料で形成されている。
このように本実施形態の赤外線センサ1では、第1のパターン配線6Aとは別に第1の接着電極3Aに接続され絶縁性フィルム2の一方の面に絶縁性フィルム2よりも熱伝導率が高い薄膜で第1の接着電極3Aの近傍にパターン形成された伝熱膜7を備えているので、絶縁性フィルム2の熱を第1端子電極4A側に奪われ難く伝熱膜7によって優先的に第1の感熱素子5Aに伝えることができる。すなわち、絶縁性フィルム2で受けた赤外線により生じた熱の流れる方向を、伝熱膜7により第1の接着電極3Aへとコントロールすることで、受光エネルギーの多くが第1の感熱素子5Aの温度上昇又は温度下降に効率的に利用される。
また、伝熱膜7が、第1のパターン配線6Aよりも広い面積で形成されているので、絶縁性フィルム2から熱を伝熱膜7が第1のパターン配線6Aよりも多く受けることができ、より多くの熱を第1の感熱素子5Aに流入させることが可能になる。
また、第1のパターン配線6Aが、第1の接着電極3Aから第1の端子電極4A側とは反対側に向けて延在し、さらに伝熱膜7の外周の一部に沿って延在してから第1の端子電極4Aに達しているので、延在する第1のパターン配線6Aが長くなって熱抵抗が大きくなると共に、一旦は第1の端子電極4A側と反対側に向けて延在することで、より第1の端子電極4Aに流れる熱を抑制することが可能になる。
さらに、伝熱膜7の第1の接着電極3Aに対する接続幅が、第1のパターン配線6Aの第1の接着電極3Aに対する接続幅よりも広く設定されているので、伝熱膜7から効率的に第1の接着電極3Aに熱を伝えることができると共に、第1の接着電極3Aからは第1のパターン配線6Aに熱が流れ難くなる。
次に、本発明に係る赤外線センサの第2及び第3実施形態について、図2及び図3を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、図2及び図3では、絶縁性フィルム2の他方の面に形成した赤外線反射膜8を破線で示している。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、正方形状とされた第1の接着電極3Aの4辺のうち、2辺全体に伝熱膜7が隙間無く接続されているのに対し、第2実施形態の赤外線センサ21では、図2に示すように、正方形状とされた第1の接着電極3Aの4辺のうち、2辺にくびれ部27aを介して部分的に伝熱膜27が接続されている点である。
すなわち、第2実施形態では、第1の接着電極3Aの互いに隣接する2辺に接続される伝熱膜27の接続部分に凹部27bを形成することで、接続部分が細くなったくびれ部27aとされている。
このように第2実施形態では、第1の端子電極4Aへの伝熱膜27の接続部分にくびれ部27aを形成しているので、くびれ部27aがサーマルランドとして機能し、ハンダ時に熱が必要以上に周囲に逃げてハンダが溶け難くなってハンダ不良となることを抑制することができる。なお、この場合でも、細い第1のパターン配線6Aが第1の接着電極3Aの1辺だけに接続されており、第1の接着電極3Aから熱が第1のパターン配線6Aへ流れ難くなっている。
また、第2実施形態では、伝熱膜27の第1の端子電極4A側の端部が第1実施形態よりも大きく形成されている。すなわち、一対の第1の端子電極4Aの間まで伝熱膜27の端部が拡がって形成されているので、伝熱膜27による集熱範囲を広げることができる。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、第1のパターン配線6Aが第1の接着電極3Aから第2の感熱素子5B側に向けて延在し、さらに伝熱膜27の外側を介して第1の端子電極4Aに達しているのに対し、第3実施形態の赤外線センサ31では、図3に示すように、一対の第1のパターン配線36Aが一対の第1の接着電極3Aから第1実施形態と逆方向に延在し、そして複数回折り返して蛇行した部分36aを介してそれぞれ対応する第1の端子電極4Aに達している点である。
すなわち、第3実施形態では、第1のパターン配線36Aが蛇行した部分36aを有しているので、第1の端子電極4Aまでの熱抵抗を大きくすることが可能になる。したがって、第2実施形態のように第1のパターン配線6Aを、一旦、第2の感熱素子5B側に向けて延在させると共に伝熱膜37の外側を迂回して配さなくても長く延在させることができ、第1の端子電極4Aへ流れる熱を抑制することが可能になる。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、第1の感熱素子が赤外線を直接吸収した絶縁性フィルムから伝導される熱を検出しているが、第1の感熱素子の直上であって絶縁性フィルムの一方の面上に絶縁性フィルムよりも赤外線吸収性が高い赤外線吸収膜を形成しても構わない。この場合、さらに第1の感熱素子における赤外線吸収効果が向上して、第1の感熱素子と第2の感熱素子とのより良好な温度差分を得ることができる。すなわち、この赤外線吸収膜によって測定対象物からの輻射による赤外線を吸収するようにし、赤外線を吸収し発熱した赤外線吸収膜から絶縁性フィルムを介した熱伝導によって、直下の第1の感熱素子の温度が変化するようにしてもよい。
1,21,31…赤外線センサ、2…絶縁性フィルム、3A…第1の接着電極、3B…第2の接着電極、4A…第1の端子電極、4B…第2の端子電極、5A…第1の感熱素子、5B…第2の感熱素子、6A,36A…第1のパターン配線、6B…第2のパターン配線、7,27,37…伝熱膜、36a…第1のパターン配線の蛇行した部分

Claims (5)

  1. 絶縁性フィルムと、
    前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の接着電極と、
    前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対の端子電極と、
    前記絶縁性フィルムの一方の面に設けられ一対の前記接着電極に接続された感熱素子と、
    一対の前記接着電極に一端が接続されていると共に一対の前記端子電極に他端が接続され前記絶縁性フィルムの一方の面にパターン形成された一対のパターン配線と、
    前記パターン配線とは別に前記接着電極に接続され前記絶縁性フィルムの一方の面に前記絶縁性フィルムよりも熱伝導率が高い薄膜で前記接着電極の近傍にパターン形成された伝熱膜とを備えていることを特徴とする赤外線センサ。
  2. 請求項1に記載の赤外線センサにおいて、
    前記伝熱膜が、前記パターン配線よりも広い面積で形成されていることを特徴とする赤外線センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の赤外線センサにおいて、
    前記パターン配線が、前記接着電極から前記端子電極側とは反対側に向けて延在し、さらに前記伝熱膜の外周の一部に沿って延在してから前記端子電極に達していることを特徴とする赤外線センサ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の赤外線センサにおいて、
    前記伝熱膜の前記接着電極に対する接続幅が、前記パターン配線の前記接着電極に対する接続幅よりも広く設定されていることを特徴とする赤外線センサ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の赤外線センサにおいて、
    前記パターン配線が、複数折り返して蛇行した部分を有していることを特徴とする赤外線センサ。
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